中学校特別支援学級の「交流及び共同学習」における校内の連携・支援体制に関する研究
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(2) 皿.缶黒と考察 (1)参与棍豪によるデ タの分析缶呆. (4)今研究の成果.課題,今後の研究の方向性. 交流及び共同学習の内容を充実させるために は,交流学級担任と生徒の理解が重要であること が示唆された。それを促進するための手だてとし て影絵の取り組みのように,多くの教師が長期間 に関わって行くことが有効であることが分かっ た。また,校内の連携・支援体制においては,共 通理解のための時間確保,校内委員会,個別指導 計画の共同作成など実質的な動きを通して学校 全体としての理解が深まると考えられた。. (2)交流及ぴ共同学冒に関する分析着棄. ①連携の素地となる日常的なインフォーマルな 交流があることが,「交流及ぴ共同学習」の中身 を考えていくことに繋がった。②「交流及ぴ共同. 通常学級の生徒及び教師が障害に対する理解 をいかにして深めていくのかに関して,特別支援 学級生徒,通常学級生徒,教師,ボランティアの感. 想や実際の取り組みを記述したことで示すこと が出来た。特別支援学級における交流及び共同学 習の1つの例としてr影絵の創作活動」のように 長期間のスパンで多くの教師が関わっていくこ とが有効で,発表を通して通常学級生徒が特別支 援学級生徒の努力や成長を認め,そのことが特別 支援学級生徒の自信へと繋がっていることが分 かった。ただ,影絵の創作活動のような取り組み は,特別支援学級の担任だけの指導で行うには,. 学習」の取り組みを学校全体の活動として位置づ. 負担が大きく,多くの教師の理解と協力を必要と する。しかしながら,そのことが,特別支援学級生. けることで,教師や生徒の意識が向上した。③教. 徒を多くの教師が理解することに繋がっている. 科指導に多くの教師が参加し,活動を通してr交. ことも示された。. 流及び共同学習」の取り組みを知ることで教師の. その他の交流及び共同学習の実践の記述につ いては,筆者が参与観察を行った184時間の記録 では,十分とはいえない。特に交流授業での実践 についてまで参与観察の時間を多くとることが 出来なかった。特別支援教育において,通常学級 に在籍する気になる生徒に対しても適切な支援 が必要であることを考えると,今後,各教科の授 業において,誰もが安心して楽しく取り組めるユ. 理解が向上した。. (3)校内の連構・支援に関する分析着棄. 特別支援教育が2007年度より本格的実施とな って2年日となる現在,現場では,通常学級にいる. 気になる子への支援について,手探りで1歩ずつ. 進展を求めている状況が示された。しかしなが ら,A中学校の場合は,以前から障害児学級があり,. いる。そういった連携の素地があることが,通常. ニバーサルデザインの授業を実践することが求 められる。そのためには,「交流で参加する特別 支援学級生徒」や「通常学級に在籍する気になる 生徒」を含めた授業での実践研究を行うことが学. 学級にいる気になる生徒への対応においても,個. 校教育の現場における今後の課題である。. 別指導計画の作成や行事における配慮や工夫な. 「交流及ぴ共同学習」を促進していくための土. どに活かされていた。. 台となる校内の連携・支援体制の現状について,. 「交流及ぴ共同学習」と「校内の連携・支援体. 今研究では,参与観察の記録は,筆者の観察によ. 制」の関係としての観点から見てみると,影絵の創. るものでA中学校の現状のほんの1部分に過ぎな. 作活動を特別支援学級の授業の中に取り入れて,. いが,長年に渡って障害児教育(特別支援教育). 教師がそれぞれの専門性を発揮しながら,長期的. に携わってこられたH先生へのインタビューによ. なスパンで関わることで生徒の理解を深めてい. って補足することが出来た。今後,様々な角度,多. る。また,そのための方策として時間割作成上の工. くの人の意見を聞き入れ,話し合いを深めること. 夫がなされていた。さらに,教師間の連携を密にす. によって,校内の連携・支援体制を構築していく. るために,職員会議後の特別支援教育交流会,打ち. ことが大切であると考える。. 合わせの時間を時間割上で確保することなどが. 主任指導教員 鳥越 隆士. 有効であることが示唆された。. 指導教員 鳥越 隆士. その生徒達の力を発揮していくために,教師同士 が話し合い,授業や行事において様々な工夫をし ながら,校内の連携・支援体制を進展させてきて. 一205一.
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