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沖縄県内の河川等を利用する野外活動事業者のレプトスピラ症に関する認識と実態: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

沖縄県内の河川等を利用する野外活動事業者のレプトス

ピラ症に関する認識と実態

Author(s)

張本, 文昭

Citation

日本野外教育学会大会プログラム・研究発表抄録集, 12:

90-91

Issue Date

2009-07

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/18967

Rights

日本野外教育学会

(2)

C

-

4

沖縄県内の河川等を利用する野外活動事業者の

レプトスピラ症に関する認識と実態

0

張 本 文 昭 ( 沖 縄 キ リ ス ト 教 短 期 大 学 ) キーワード:レプトスピラ症、沖縄県、河川、野外活動事業者 1. 緒言 レプトスピラ症は、主にげっ歯類等を保菌動物 とする人畜共通の感染症である。ヒトへの感染経 路としては、保菌動物の尿で汚染された環境との 接触や、動物との直接接触によって、経皮的また は経口的にヒトに感染する。感染すると 3-14日 間の潜伏期の後、頭痛、高男性、筋肉痛、目の充血 等の症状が出現し、重症になると黄症、腎障害、 出血等、致死的な経過をとることがある。 圏内においては患者数の減少が認められてい るものの、沖縄県においては 1999年に八重山地 岐において、また 2003年に沖縄本島北部地域に おいて多発事例が認められ、また散発的な発生が 現在でも続いている。感染者の多くは、カヌーや 沢歩き、川遊び等を実施しており、河川等を利用 した野外活動においては、感染の可能性が高くな ると推察できる。 本調査は、沖縄県内の河川等を利用する野外活 動事業者のレプトスピラ症に関する認織と実態 を明らかにすることを目的とする。 2. 方法

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調査対象 2009年 l月中旬、附W上 googleサイトにおい て、地名を示す[沖縄、ゃんばる、八箪山、西表]、 活動を示す[カヌー、カヤック、リパーツーリン グ、リパートレッキング、沢歩き、マングロープ 観察]を検索語句として組み合わせ、事業者を検 索した。各サイトを閲覧し、沖縄県内の河川を利 用して野外活動を実施している事業者を 60カ所 抽出した。この 60事業者を対象に同年 2月上旬、 郵送により調査を依頼し、そのうち回答のあった 38事業者を対象とした(回収率 63.3%)。 2.2. 調査内容 事業者名称、組織形態、活動内容、活動場所、 参加対象者等のプロフィール調査と、レプトスピ ラ症に関する認識や理解、レプトスピラ症を知っ た時期ときっかけ、対応策、感染経験を項目化し、 自由記述を加えた調査票を構成した。 3. 結果

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事業者の特性 組織形態は、個人経営 14(36.8粉、株式会社 6 (15.8%)、有限会社 6(15.8%)、任意団体 5(13.2%) 等であった。主な活動内容として、河川における 沢歩きやリパートレッキングを実施している事 業者は 25(75.8%)、河川やダム湖におけるカヤッ ク体験等を実施している事業者は 25(75.8%)で あ っ た 。 い ず れ か を 実 施 し て い る 事 業 者 は 37(97.4%)であった。 主な活動地域は、沖縄本島北部地域 21(5

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2%)、 沖 縄 本 島 中 南 部 地 域 4(9.8%)、 八 重 山 地 域 16(39.0%)等であった。また主な利用河川は、本 島北部地域では東村慶佐次川 7(9.7則、名護市源 河川 5(6.9粉、東村福地川 4(5.6%)、国頭村比地 )11 3(4.2%)等の 10河川であった。本島中南部地 域では億首川 2(2.8%)、天願川 1(

1

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4%)、国場川 1 (1.4%)、久茂地川 1(1.4%)の 4河川であった。 八重山地域では竹富町仲良川 7(9.7%)、竹富町比 内川 7(9. 7%)、竹富町マーレ )114 (5.6則、浦内川

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-90-3(4.2%)等の 17河川であった。また東村福地ダム 3 (8.6%)や新川ダム 1(2.9覧)、国頭村安波ダム 1(2.9%)等の 4ダ、ムが利用されていた。 3.2. レプトスピラ症に関する認機と実態 『“レプトスピラ症" という言葉を知っていま すか?.sという聞いに対して、「言葉も意味も知 っているJと回答したのは 34件 (89.5%)、f言葉 だけ知っているj と回答したのは l件 (2.6%)、 「言葉も意味も知らなしリと回答したのは 3件 (7.9弘)であった。 『感染する環境』の問いに対して、「わからな b、J と回答したのは 5件 (13.2則、「失日っているj と回答したのは 32件 (84.2引で、あった。「知って いる」と回答した者のうち、自由回答において正 確な記述が認められたのは 11件 (28.9%)で・あっ た。 『保菌動物』の聞いに対して、「わからなし、j と回答したのは8件(21.1%)、f知っている」と回 答したのは 29件 (76.3別であった。 I知ってい る」と回答した者のうち、正確な記述が認められ たのは 3件 (7.9%)であった。 『感染経路』の問いに対して、 fわからないj と回答したのは 7件(18.4%)、『知っている Iと回 答したのは 30 件 (78.9別であった。 f知ってい る」と回答した者のうち、正確な記述が認められ たのは 19件 (50.0'弘)であった。 『潜伏期間』の聞いに対して、 fわからないj と回答したのは 17件 (44.7%)、「知っているj と 回答したのは 20件 (52.6%)であった。 f知ってい るJと回答した者のうち、自由回答において正確 な記述が認められたのは 6件 (15.部)であった。 『発症時の症状』の聞いに対して、「わからな し 、J と回答したのは 7件 (18.4則、 f知っているj と回答したのは 30件 (78.9%)で、あった。「知って し、る Jと回答した者のうち、正確な記述が認めら れたのは 7件 (18.4%)であった。 『初めて知ったのはいつ頃ですか』の聞いに対 しては、「今年jと回答した者は l件 (2.6%)、「昨 年Jは 6件(15.8%)、「数年前Jは 14件 (36.8%)、 「それ以前Jは 13件 (34.2%)であった。 『知ったきっかけ』は、 f開業者から直接聞い た」が 8件(21.1%)、「知人から聞いた J

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インタ ーネットで知ったJはそれぞれ6件(15.8%)、 f新 聞で知ったJ

r

スタッフが感染して知った」はそ れぞれ 4件 (10.5粉、「テレビやラジオで知ったj 「行政の広報やポスター・リーフレットで知っ たJのはそれぞれ 1件 (2.6%)であった。 『対応策』については、特別な対応をとってい ないのは 13件 (34.2%)、何らかの対応をとってい るのは 20件 (52.6%)であった。具体的には『参加 者への説明Jが 5件 (13.2%)、「澱みを避けるjが 4件 (10.5%)等であった。 『発症者』については、これまで発症者は九、 ないJのは 23 件 (60.5則、

r

l-、るJのは 11件 (28.9%)、「把握できていなし、Jのは 2件 (5.3%) であった。把握できている発症者は指導者やスタ ッフ22名であった。 『レプトスピラ症に対してどのように感じてい るか』については「脅威に感じている Jのは 13 件 (34.2則、「少し気にしているJが 17件 (44.7則、 Iあまり気にしていなbリが 6件(15.8%)、「全く 気にしていなし、jが 0件であった。

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まとめ 沖縄県では 1988-2007年の 20年間に 116名の 感染が確認されているが、今回の調査対象から 22名の感染が報告された。 事業者の多くは脅威に感じていたり、また気に しているものの、正確な認識に欠ける面があった。 今後より一層の啓袈と対応策の検討が必要で、あ ると考えられる。

参照

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