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進行性前立腺癌に対してGnRHアンタゴニストDegarelixを投与した一例

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Academic year: 2021

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4.前立腺全摘後の多発リンパ節転移再発に対し集学的 治療が著効した一例 坂本亮一郎,伊藤 一人,大木 亮 宮澤 慶行,加藤 春雄,周東 孝治 新井 誠二,村 和道,古谷 洋介 新田 貴士,野村 昌 ,関根 芳岳 小池 秀和, 井 博,柴田 康博 羽鳥 基明,鈴木 和浩 (群馬大院・医・泌尿器科学) 症例 59 歳男性. 50歳時に人間ドックで PSA 高値指摘 され, 生検施行し, Gleason score 4+5=9 が検出され, 前 立腺癌 cT2aN0M0と診断. 前立腺全摘施行し, 病理所見 は Gleason score 4+5=9, pT3bN0, cap (+) ew (+) sv (+) であった. MAB療法と局所照射を併用後も PSA 漸 増傾向あり, 2 opinion目的で 55歳時に当科紹介. CT では左 腸骨リンパ節と傍大動脈リンパ節に転移を認め た. ドセタキセルとエストラムスチン併用するも, リンパ 節転移は変わらず. 腹部リンパ節に対する治療として IMRT を選択し, 画像上リンパ節転移は CR, PSA も検 出感度以下に低下, ホルモン療法を中止し現在も CR を 継続している. 術後のリンパ節転移に対し, IMRT を中 心とした集学的治療で CR を得られた症例を経験したの で報告する.

ビ デ オ

5.腎盂腫瘍に対して鏡視下腎摘除術に尿管引き抜き法 を併用した経験 柏木 文蔵,上井 崇智,内田 達也 登丸 行雄 (桐生厚生 合病院) 上部尿路上皮がんに対する標準術式は腎尿管全摘除 術+膀胱部 切除術である. 我々は, 2012年 5月より腎 摘除術, 腎尿管全摘除術に対して鏡視下手術を導入し, 低侵襲手術を試みてきた. なる低侵襲手術を目指して, 腎盂腫瘍に対して, 鏡視下腎摘除術に経尿道的尿管引き 抜き法を併用して腎尿管全摘除術を経験したので報告す る. これまでに 3症例に施行し, 手術時間は, 症例 1; 228 症例 2; 215 症例 3; 240 . 出血量はいず れも少量であった. 手術に伴う合併症は認められなかっ た. 腎盂腫瘍では, 鏡視下腎摘除術に経尿道的尿管引き 抜き法を併用する手術は, 手技が容易で, しかも低侵襲 であるために有用な術式であると思われる. 6.当院における腹腔鏡下尿膜管摘出術の経験 大山 裕亮,牧野 武朗,悦永 徹 斉藤 佳隆,竹澤 豊,小林 幹男 (伊勢崎市民病院) 近年, 腹腔鏡手術の普及に伴い, 尿膜管遺残に対して 腹腔鏡下尿膜管摘出術が報告されている. 当院で経験し た 3例について報告する. 今回当院でも 3例の尿膜管遺 残に対し腹腔鏡手術を施行したので報告する. 症例 1は 32歳男性,症例 2は 44歳女性,症例 3は 40歳男性.手術 時間は 2時間 10 ∼2時間 58 . いずれも尿膜管膿瘍 にて当科紹介受診し, 手術希望あり腹腔鏡下尿膜管摘出 術施行. カメラポートは McBurney点の外側で開腹法に て 12mmポートを挿入. 次に右鎖骨中線上で, 臍の頭側 に 5 mmと下腹部に 12mm ポートを挿入し手術を行っ た. 腹膜欠損部は縫合にて修復した. いずれも出血は少 量で, 術後 6∼7日目に退院. 大きな合併症なく, 開放手 術と同様に比較的安全に行えると えられた.

セッション >

座長:柏木 文蔵(桐生厚生 合病院)

臨床症例

7.進行性 前 立 腺 癌 に 対 し て GnRHア ン タ ゴ ニ ス ト Degarelixを投与した一例 宮前 貴一 (群馬大学医学部学生) 古谷 洋介,坂本亮一郎,加藤 春雄 宮澤 慶行,小池 秀和, 井 博 柴田 康博,羽鳥 基明,伊藤 一人 鈴木 和浩 (群馬大院・医・泌尿器科学) 症例は 76歳, 男性. 腰背部痛の精査目的で近医にて MRI 撮影したところ, 胸椎の転移性骨腫瘍を認めた. 原 発巣の検索にて PSA 86ng/mlと高値,直腸診で前立腺は 石様 , TRUSで前立腺はモザイク状のエコー像, さら に CT, 骨シンチの所見より前立腺癌 T4N1M1bと診断 された. 初期治療として LH-RH アンタゴニスト : デガ レリクス投与によるホルモン療法を即日開始. もともと 心房細動に対 し て ワーファリ ン 内 服 中 で あった た め, ワーファリン休薬・ヘパリン化を行った上で前立腺生検 施行. 病理診断は中∼低 化腺癌, GS: 4+5であった. 本症例ではデガレリクス投与 48時間後にはテストステ ロンは去勢レベルに達し, それに応じて PSA も低下し た. デガレリクスは LH-RH アゴニストと比較し, フレ アアップがなく早期にテストステロンの低下作用をもた らすため進行性前立腺癌に対する初期治療に適すると えられる. また, 本症例のように合併症などのために早 第 63回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録 290

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急に外科的去勢を行えない場合にも有効な治療であると 言える. 8.後腹膜より発生した骨外性骨肉腫の一例 中山 紘 ,田中 俊之,小林大志朗 塩野 昭彦,町田 昌巳,牧野 武雄 柴山勝太郎( 立富岡 合病院 泌尿器科) 本間 学 (同 病理) 症例は 74歳女性. 2012年 8月 6日他院より左上腹部 腫瘤の精査目的で当院紹介受診. CT で左腎に石灰化を 伴う 17cmの腫瘍を認めたが, 周囲浸潤や遠隔転移は認 めなかった.画像診断より左腎癌 cT2bN0M0と診断し,8 月 14日に左根治的腎摘術施行した. 周囲との癒着は強 く, 脾臓も摘出した. 腫瘍割面は く, 正常腎が腫瘍によ り圧排されていた. 病理組織では左腎の構造は保たれ実 質への浸潤は認めず, 腫瘍細胞が島状の軟骨, 類骨組織 を産生しており, 後腹膜原発の骨外性軟骨芽細胞型骨肉 腫の診断であった. 術後 3か月の CT で左腸腰筋前面に 局所再発を認め, 現在化学療法検討中である. 骨外性骨 肉腫は予後不良な疾患であり, 化学療法の奏功率も低い ため, 治療としては局所切除が重要である. 9.ゾレドロン酸投与後腎障害が生じ, さらにバラシク ロビル内服後精神症状を認めた前立腺癌症例 真下 透,西井 昌弘,岡村 桂吾 上原 尚夫,篠崎 忠利 (善衆会病院) 78歳前立腺癌・多発性骨転移症例. 脊椎転移部へ放射 線照射施行後, リハビリテーション目的に入院. 多発性 骨転移に対してゾレドロン酸 4 mg 点滴投与. 4日後クレ アチニン 2.0と上昇. ゾレドロン酸による腎障害と判断, 経過観察. 投薬後 7日, 右背部に帯状疱疹を疑う皮疹が 出現. 皮膚科医によりバラシクロビル処方. 8日目 Cr. 3.89. 回診時, 本人の行動が落ち着きがなくなる. この時 バラシクビルの過剰投与 (1回 1,000mg 計 3回内服) に 気づく. 精神症状 (酩酊様) が 7日間続きその後治癒. 腎 機能は改善傾向 (8週後 Cr.2.0). 情報を非常勤医へ適切 に伝えられなかったこと, 専門医の判断を無批判には受 け入れないことも重要と反省した.

臨床的研究

10.当院における TomoTherapy を用いた所属リンパ 節転移陽性前立腺癌に対する SIB 法の現状について 冨田 介,福間 裕二,大竹 伸明 関原 哲夫 (日高病院 泌尿器科) 小此木 範之,岡崎 篤 (同 腫瘍センター) 村田 和俊(群馬大院・医・腫瘍放射線学) 所属リンパ節転移を伴う前立腺癌の標準治療は内 泌 療法とされ, 放射線治療の有効性は明らかでない. 当院 では本病態に対し TomoTherapy(TOMO) を用いた SIB 法を行っており, その現状について報告する. 11.群馬県内泌尿器科病院における泌尿器科手術での抗 生剤予防投与の現状 宮澤 慶行,大木 亮,坂本亮一郎 加藤 春雄,周東 孝浩,新井 誠二 村 和道,新田 貴士,古谷 洋介 関根 芳岳,野村 昌 ,小池 秀和 井 博,柴田 康博,羽鳥 基明 伊藤 一人,鈴木 和浩 (群馬大院・医・泌尿器科学) 泌尿器科領域手術における抗菌薬予防投与は, 術後の 部感染や尿路感染症の発生頻度を低下させるために重 要と えられている. 日本泌尿器科学会では 2006年に 「泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン」 を発表した. 6年経過した今, 群馬県内の泌尿器科におい て抗菌薬の周術期予防投与の現状を検討するため, 群馬 大学関連病院 11施設を対象にアンケート調査を行った. 調査する手術, 検査項目は前立腺生検, 経尿道的膀胱腫 瘍切除術 (TURBT), 根治的腎摘除術, 腹腔鏡下根治的腎 摘除術, 前立腺全摘, 膀胱全摘とした. 調査結果として, 用抗菌薬の種類に関してはガイドライン合致率も高 く, 施設間の差異を認めなかったが, 投与期間に関して は平 ガイドライン合致率は 27.7%と低く, 施設間の投 与期間差を認めた. 海外のガイドラインや, 国内の文献 報告を え 察し, 報告する. 291

参照

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