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ダンス学習への動機づけに関する因子分析的研究 : 女子高校生を対象として

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(1)

論文

ダンス学習への動機づけに関する

因子分析的研究

女子高校生を対象として

内山須美子・三浦久美子

FactorAnalysis−BasedResearchRegardingMotlvationforDanceStudies −WithFemaleJuniorHighSchoolStudentsusedasResearchTarget−

UCHIYAMASumiko,MIURAKumiko

Thisresearchwasimplementedwhiledancinglessons−inwhich

streetdancesandcheerdanceswereconvertedintoteachingmaterials−

weregivento130femalehighschoolstudents,forthepurposeof

clari取ingconstituentfactorsofthenowexperienceduringtheleaming ofdancingItechniques.Asaresultofstudycarriedoutbyutilizing factorstmctures,extractedunderthesamemethod/standardbasedon Japanese−versionFSS,thefollowingfactswererevealed. (1)Asaresultoffactoranalysis,eightfactors,relatedtotheflow experienceofdancesforleamingtechniquesandrefiningmovements,

wereobtained,andfivefactorsamongtheeightoneswerenamedas

follows:①Concentrationofattentiontoclari丘edtargetsandautomation

−65一

(2)

内山須美子・三浦久美子 ofrelatedactions;②feelingofcompetenceandcontro1;③alterationof timesense;④lossoftheconsciousnessofego;and⑤self−pulpose− basedexperience. (2)Astheresultoffactoranalysis,eightfactorsrelatedtoflow experienceofdancelessons−inwhichstreetdancing,amongthedances

forleamingtechniquesandrefiningmovements,wasconvertedinto

teachingmaterials−wereobtained.Fivefactorsamongthemwere

subsequentlynamedasfollows:①Automationofactsandcleartargets; ②feelingofcompetenceandcontro1;③self−con丘denceintechniques; ④self−puエpose−basedexperience;and⑤10ssoftheconsciousnessof egO・ (3)Astheresultoffactoranalysis,eightfactorsrelatedtoflow experienceindancelessons−inwhichcheerdances,amongthedances forleamingtechniquesandrefiningmovements,wereconvertedinto teachingmaterials−wereobtained,andsixfactorsamongthemwere

namedasfollows:①Feelingofcompetenceandcontro1;②

concentrationofattentiontocleartargets;③alterationoftimesense; ④concentrationofattentionandself−confidenceintechniques;⑤10ss oftheconsciousnessofego;and⑥self−purpose−basedexperience. (4)Asprincipalfactorsofnowexperienceduringleamingoftechniques, “co ncentrationofattentiontocleartargets,”“automationofactions,”and “feelingofcompetenceandcontro1”wereextracted. (5)Nopronounceddifferenceduetodifferentteachingmaterialsused duringtheleamingoftechniqueswasfound. (6)Dancingwaspresumedtobemoreenjoyableinacare−freemood,

withlessertensionneededforthestateofbeingwatched,during

leamingoftechniques,comparedwiththetimefortestingoftechniques orthatforannouncementofcreativeproducts.However,flowmarks

−66一

(3)

tendedtobecomehigherinthestateinwhichthesenseoftension,

effortsforattainment,andself−confidencewereexistentorshown (duringtechnicaltestsoramouncementofcreativeproducts).

(7)Thelowertheleveloftechniquestobeleamed,themorethe

senseofcompetencewascreated,andthehighertheleveloftechniques tobeleamed,thestrongerflowappearedtobefelt.Theparticipants whotookpartvoluntarily,ratherthanthosewithasenseofobligation, hadaclearerconceptoftargets,andfeltstrongersenseofflow. (8)1πespective・fthecontentofresearch,theleve1・ftechniquesto beleamed,differenceinsex,age,andmotivationofdoingdancing,

principalportionsoffactorsextractedduringthefourcasesof

examinationswereconsiderablyanalogous.Threefactors;namely, “feelingofcompetenceandcontro1”‘‘cleartargets”and“automationof relatedactions”wereeventuallytakenupasprincipalandfundamental factorscomposingthepleasantnessofdances,designedforleaming techniquesandrefiningmovements(streetdancesandcheerdances). Keywords: キーワード flow,streetdance,cheerdance,women,shighschoo1 students,theIearningof competenceandcontrol relatedactions. dancingtechniques,feelingof ,cleartargets,automationof フロー、ストリートダンス、チアダンス、FSS、女子高校生、 技能習得、有能さと支配の感覚、明瞭な目標への注意の集中、 行為の自動化

(4)

内山須美子・三浦久美子 言目 緒

1

動機づけを説明する要素としては、r認知」r情緒」r欲求」の3つがあ げられるが、情緒や欲求に比べて認知変数が言語化しやすいことを理由に、 1970年代以降の動機づけ研究においては、物事を合理的に分析し判断する ような認知論的アプローチが主流である。(32),しかし、近年、情動は価値づ けや見通しといった認知を根底から支え方向付けているという知見も散見 されるようになり(1)(2)(3)(19)(20)1青動の役割が再評価されるようになってきて いる。また、西田は体育学習の内発的動機づけをr期待、感情」という認 知と情緒的概念の両面に亘る媒介変数で説明している。(24)(25)(26)(27)(28)(29)認知 論的アプローチとともに情動論的なアプローチも重要な指標を示すことが 期待できるだろう。動機づけ理論の中で、ユニークな視点を提供する情動 論的アプローチのひとつに、チクセントミハイのrフロー理論」があげら れる。我々は夢中でその活動にのめりこむ没頭の深さによって楽しさを得 るということを経験する。チクセントミハイは、このような楽しさこそ内 発的な動機づけの中核であると捉え、この現象学的な問題の構造を、面接 法、質問紙法、観察法を通して明らかにし、内発的興味に基づいて最適な 挑戦を選択し、努力を傾注した結果得られるある種の達成感覚である、と いう点で感覚的な快感情と区別した。そして、楽しさが生起する条件とし て「挑戦と技能のバランス」「行為と認識の融合」「明確な目標」「明確な フィードバック」「目前の課題への集中」rコントロール感」r自我意識の 喪失」r時間感覚の変化」rオートテリックな体験」の9点をあげてい る。(4)(5)(6)(15) 我が国では、彼の理論は、体育における学習活動を自発的、積極的に推 進させ、それらの学習を一定の卓越した水準にまで到達させようとする内 発的動機づけ理論として取りあげられ、体育学習においては、達成課題の 難易度と対象者の技能のバランスをとることが重要であるという点が強調 されてきた。このフロー理論をベースにしてJacksonら(18)が作成した質

(5)

問紙尺度FSS(FlowStateScale)を用いた調査は、ダンス学習への動機 づけについて考察する上でひとつの指標になると思われる。ダンスの領域 でフロー理論を扱ったものとしては小島(22)の調査があげられるが、FSS を用いた調査は見当たらない。また、ダンスの楽しさについての調 査(8)(9)(10)(12)(13)(17)(23)は多くの知見を残してきたが、フロー理論を用いたもの ではなく、それらはダンスという大枠での調査である。その調査対象は、 明確ではないが主に創作ダンスではないかと思われ、ダンス学習の楽しさ を説明する因子としては「取り組み態度」「社会性」が重要であるとされ ている。(8)(9)(10)教材の内容によっても結果が異なるであろうことから、ダ ンスの楽しさついては創作ダンス、リズムダンス、フォークダンス、その 他のダンスにおいて満遍なく調査される必要があるだろう。 これまで筆者はストリートダンス、チアダンスに限定してダンスの楽し さに関する調査(33)(34)を重ねてきた。このようなダンスを教材の素材とし て取り上げるのは、その20世紀半ば以降の日本への定着と発展振りから、 子どもや若い世代がストリートダンスやチアダンスに高い価値付けをして いることが伺えるからである。これらは中・高校生の学習意欲を湧かせる 「模倣威光」(10)を放つ素材であると考えている。また、ダンス指導では何 を教えたら良いかわからないという声がある中、ストリートダンスやチア ダンスは、習得すべき技術体系が確立されており、教えやすく評価がしや すいという利点があるとも考えている。筆者の授業では、両者を教材化し、 技能の習得と動きの洗練化に重点を置いている。これまでに得られた調査 結果として、次の3点があげられる。1.ストリートダンスを教材化した ダンス学習において、対象者にフローを生じさせる条件として、r有能さ と支配の感覚」が主要な因子として抽出された。2.発表会の機会が対象 者を強いフロー状態に導く。3.教材の素材(ストリートダンスとチアダ ンス)の相違によるフロー構造に顕著な差異は認められない。しかしなが ら、これまでの調査は、人前で成果を発表するという内容(技能テスト時、 創作作品発表時、合同発表会時)での調査に限定されていた。教師の提示

(6)

内山須美子・三浦久美子 したモデルを皆で習得する段階では違う結果が出るのではないかとの推測 から、技能習得時のフロー体験について調査をしようと考えた。

2.研究の目的

本研究は、ストリートダンスとチアダンスを教材としたダンスの授業を 行い、次の2点を明らかにし、これまでの調査と比較考察することを目的 とした。1.技能習得時におけるフローの構成要素、2.教材の内容の相 違における技能習得時のフローの構成要素

3.研究の方法

(1)調査対象:H大学附属高校1・2・3年生(女子)130名 (2)授業の実践者:内山須美子・TA10名 (3)授業実施期日及び調査期日:平成18年6月26日 (4)授業実践の内容と教材として用いられたステップ

表1に示す。

表1教材として用いられたステッフ。

ストリrトダンス/ヒップホップ:4−8 チアダンス/4−8 サイドステップ クロスステップ ● ツーステツプ ウエーブ (5)調査項目: ①Jacksonらが作成したFSSを基に、川端ら(21)によって日本語に訳され

一70一

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た36項目を用いて、r非常にあてはまる」からr全くあてはまらない」 までの5件法による質問紙調査を行った。対象者には回答の際に、授業 の中で最も楽しかった時のことを想起させ、その時の感じに基づいて回 答するように求めた。 ②フローの実質的な内容を明らかにするために、授業中に感じたダンスの 楽しさについて、自由記述形式で回答を求めた。 (6)結果の処理:回収率は100%(130名)であった。有効回答率は79.9% (107名)であった。なお、データー処理はSPSS12を用いて行った。 (7)フロー尺度及び信頼性:今回の調査で使用されたFSSによる項目につ いて、Cronbachのα係数は0.908であり、信頼性が得られたことから、 内容の妥当性が確認できたと判断した。

4.結果

(1)技能習得時のフロー得点と標準偏差 結果を表2に示す。 (2)技能習得時のフロー体験の構成要素 ダンスの技能習得時のフロー体験の構成要因を因子分析にて明らかにし た。全体を対象としたデータの主因子解(共通性1.0)の結果、固有値1.0 以上を満足する因子数は8であった。抽出された8因子の全分散に対する 寄与率は59.47%であった。そこで因子数を8と決め、共通性の反復推定 のある主因子解を行い、更にNomalVarimax法による直行回転を施した。

(8)

∩の判

口O①国 三浦久美子 内山須美子 ON寸oooooりNゆo卜σり囚ゆ〇一〇N寸卜国マーoo㎝一φりoゆト寸寸oりoo 咲叩『閃9鰻勲9『噸喚9㊥『壁q㊥Ci『σゆ叩99勲9勲㊥範斡『『9σゆαi oo−〇一〇〇一〇〇〇一〇一〇一〇Hoooo一一〇一〇〇〇〇〇H−ooo 十1十1十1十1十[十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十t十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1 トマoゆoり寸N−oooo卜ooo㊤トQOQO頃ooゆ寸ooゆ一〇〇ひり頃ONOりoo鴫 『唯触般「鰻覗『範晩殉『㊥鴨qq門門斡鯉9罰『箇h噸「『璽門q『鰻『噸「 寸ひりoりφりひりoりoりoりN寸NωりNOりoりoりoりoりoりoり囚ひりひりoりNφりφり㎝寸oりoりNOりN¢qoり 。喫二P⇒総繭V題.灸定楚刃月二喫9亭e余佃楚誕 。喫二Po檜ΩOPムヘぐムニ厘伺茄皿爆麺馴.撫想盤e申,幻避爆e誕 。喫二P二い娠農ゆ二P如P想貼一戸♪面V嘉勾 。喫二P⇒岳課想渕日ゆ二Po傘.楚縫順eP妃赫e襖

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卜〇一110 廷畑 皿 晋 昧爆細回のの﹂e酋嘩瓢避軽N榔

(9)

その結果、回転前の固有値が1.0以上の明確な因子として、最終的には8 因子が取りあげられた。回転後の因子負荷量を表3に示す。表3において 因子負荷量の絶対値4.0以上を示した項目の内容を参考に因子を解釈した。 なお、各項目において1因子以上に亘り4.0以上の因子負荷量を示したも のについては、絶対値の高い因子の因子負荷量を解釈の対象とした。8因 子中5因子に命名した。 第1因子(F1)に高い負荷量を示した項目は、「自分の目標ははっきり していた(.86)」r私は自分のやりたいことは何か強く意識していた(.71)」 rその時やっていたことに完全集中していた(.66)」r何がしたいのかわかっ ていた(.66)」「私の全ての意識はやっていることに集中していた(.60)」 「その時のフィーリングが素晴らしく、また味わってみたいと感じた(.58)」 「考えることなく、無意識的、自動的に動いていた(.57)」「身体を無意識 のうちに自動的に動かしていた(.52)」「出来事は自然に起こっているよ うに感じられた(.49)」Ir自分の成し遂げたいものは何かわかっていた (.42)」の10項目である。これらの項目に共通する内容は、刺激領域の限定 とその限定された明瞭な目標への集中、努力なしで動作が行える行為の自 動化に関するものである。そこでこの因子を「明瞭な目標への注意の集中・ 行為の自動化」の因子と命名することに決めた。 第2因子(F2)に高い負荷量を示した項目は、「私の技能とその時に必 要な技能は高いレベルでつり合っていた(.76)」「自分が上手にできるこ とはわかっていた(.76)」rどれくらい上手にできているか気づいていた (.73)」r行っていることは全て、自分でコントロールしていると感じてい た(.69)」r完全に支配しているような感覚だった(.65)」rどのようにう まくできているかわかっていた(.65)」「自分自身のことは自分でコント ロールできると信じていた(.59)」「私は対戦相手と同じ程度の技能を持っ ていると信じていた(.56)」「その時に必要とされた技能を十分持ってい ると感じた(。43)」r何をしようかと考えなくても自然に正しい動きがで きた(.43)」の10項目である。これらの項目に共通する内容は、技能に対

(10)

三浦久美子 内山須美子 。。蔑.むH麟迷坦較胆 卜寸.O瞬 卜O.O頃 NO,マゆ ゆト.Oゆ ①ゆ,寸寸 OOSoっ ooゆ,Ooっ 寸φっ,頃一 ︵訳︶辮姉瞠揮瞬 O㊨,N 鴎O.oq 卜N,oっ 〇一,O ooO,O oo oっ, ト 寸㎝.雪 寸φっ,鴫酬 ︵訳︶樹姉怖 NO.一 トO,H oo H.一 φつ σっ. 一 ゆO,一 ゆO.N OO,oっ 卜N.oっH 埋檸囮 oo寸. O寸. 。喫バ♪Po乾如翌軽e匁短ゆ飼懐鞍ρP屡弊二⇒報︵N 卜寸. Ooっ. 。喫二P⇒灸颪如葦e余皿想心届心噸e余皿鴬誕︵コ OH. O寸. 。喫o灸麺憩麺想脈心二劃心蝿掌吠V皿如余皿︵ゆ一 oっ O 寸O 。喫如駒岳蘇息刈月ゆ名︶o巾ρPV麺⇒R黙︵肉 卜寸. oっ 寸, 、喫罵VP二卿想筍悼二⇒面聖蘇如誕︵一 NO. O卜. 。喫o檜駒麟輿二⇒蘇ρP紺︵。一 OQo, HoQ, 。喫o灸D蘇想蜘粁楚誕︵爵 NO, oっ 寸, 。喫3Po鞄姻斌恥二畷.灸V二想肝網楚罵h心勾︵ト Ooつ, ト寸, 。喫o灸麺簑謁月ゆ赫麗ぐ如余皿︵鋼 oっ ゆ, 卜⑩, 。喫o灸麺楚紺︼ゆ赫暇ρ麺ゆ二Po曲、“勾如余皿簑<︵寸 oっ ト, Qo 鴫 寸卜, 一寸 。農o灸麺面麺想賑楚勾縫灸心曲心勾如凄展く摯︵。。

。喫二P⇒任蘇想畑駅楚凄︵。っ

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︵嘱糎砿串図e鰹懸回Kへ躯トひ︽︶ 畔据年魚串図e歯喧瓢避擦。o榔

(11)

する自信すなわち有能さの自覚、状況をコントロールしているという感覚 に関するものである。そこでこの因子を「有能さと支配の感覚」の因子と 命名することに決めた。 第3因子(F3)に高い負荷量を示した項目は、「時間の過ぎ方が普段と 違っているように感じた(.61)」rスローモーションで起こっているよう に思えた(.58)」「時間が止まっているように感じられた(.56)」「時間が 遅くなったり速くなったり、変化しているように感じた(,55)」「私は完 全に集中していた(.41)」の5項目である。これらの項目に共通する内容 は、時間感覚の変容に関するものである。そこでこの因子をr時間感覚の 変容」の因子と命名することに決めた。 第4因子(F4)に高い負荷量を示した項目は、「他人が私をどう思うか などは気にならなかった(.74)」「人が自分をどう思っているか心配する ことはなかった(.67)」r自分を心配することがなかった(。47)」rどうす ればうまくいくか、良い考えを持っていた(.43)」の4項目である。これ らの項目に共通する内容は、他者の目に映る自分の意識の喪失に関するも のである。そこでこの因子をr自我意識の喪失」の因子と命名することに 決めた。 第5因子(F5)に高い負荷量を示した項目は、r私は本当に楽しかった (.81)」rとても楽しい経験であった(.76)」r私を素晴らしい喜びに導い てくれた(.43)」の3項目である。これらの項目に共通する内容は、内発 的、自己目的的な動機に関するものである。そこでこの因子を「自己目的 的経験」の因子と命名することに決めた。 以上、8因子が抽出され、そのうちの5因子にそれぞれ「明瞭な目標へ の注意の集中・行為の自動化」「有能さと支配の感覚」「時間感覚の変容」r自 我意識の喪失」「自己目的的経験」と命名された。

(12)

内山須美子・三浦久美子 (3)ストリートダンスとチアダンスのフロー得点と標準偏差及び有意差 教材の相違によるフロー体験の差異を明らかにするために、t検定を行っ た。有意差の検定には5%水準と1%水準を有意とした。表4はストリー トダンスとチアダンスにおけるFSSの平均値と標準偏差、有意差を示し たものである。有意な差がみられた項目は、5%水準では、「私は完全に 集中していた(ストリートダンス3.94±0.86チアダンス4.23±0.88)」、 1%水準では、r時間が止まっているように感じられた(ストリートダン ス2.84±1.09チアダンス3.30±1.20)」の2項目であった。「私を素晴ら しい喜びに導いてくれた(ストリートダンス4.09±0.84チアダンス4.38 ±0.78)」「とても楽しい経験であった(ストリートダンス4.46±0.76チ アダンス4.52±0.83)」「私は本当に楽しかった(ストリートダンス4.32±0. 87チアダンス4.75±0.60)」の3項目は、いずれも高い平均値を示して いるが、有意な差はみられなかった。 (4)教材の相違によるフロー経験の構成要素の比較 ①ストリートダンス ストリートダンスを体験した対象者のフロー体験の構成要因を因子分析 にて明らかにした。全体を対象としたデータの主因子解(共通性LO)の 結果、固有値1.0以上を満足する因子数は8であった。抽出された8因子 の全分散に対する寄与率は69.97%であった。そこで因子数を8と決め、 共通性の反復推定のある主因子解を行い、更にNo㎜alVarimax法による 直行回転を施した。その結果、回転前の固有値が1.0以上の明確な因子と して、最終的には8因子が取りあげられた。回転後の因子負荷量を表5に 示す。表5において因子負荷量の絶対値4.0以上を示した項目の内容を参 考に因子を解釈した。なお、各項目において1因子以上に亘り4.0以上の 因子負荷量を示したものについては、絶対値の高い因子の因子負荷量を解 釈の対象とした。8因子中5因子に命名した。 第1因子(F1)に高い負荷量を示した項目は、r身体を無意識のうちに

(13)

︵[の刑自ooΣ oっO.O OO,O ゆO,一 〇っO.一 ゆO,O O一,一 QoO.O OO.N 頃O.O oっO,O N一.H O一,H Qo戚,一 ゆoo,O 寸㎝.一 〇っO.O 頃一.一

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q,H 一〇.O 卜Qo.O 幹蕃O㎝.H oっ㎝,一 菅oooo.O ゆO,O oo卜.O 十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十1十t十1十1十1十t十1十1 oooooりoりo寸ひ“マHNN寸㎝一ゆoりしΩ寸o卜・一〇〇㊤0り一一マゆQooooりQooφり 叩『『範艘qh『斜鴨鰻¢i艘唆咲q『『q斡門『「触q「噸罰咲罰鴨斡「「σiq 寸oり寸oりoり寸oりoりoり寸oりoりoりoり㎝oりαり寸寸oりひりoり寸oりoり寸oりφり寸oりoり㎝寸oりN寸 寸cqOHO寸㎝㎝卜OOりOマLΩ寸寸HO頃ゆOトゆO¢qoO卜OOトト㎝寸HOOOO 斡璽堕9¢i斡斡9勲壁『『q『斡「gqgdΦ「『9『『『Φ斡9『斡σ籾唆斡

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(14)

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(15)

自動的に動かしていた(.84)」r私の全ての意識はやっていることに集中 していた(.75)」「私は自分のやりたいことは何か強く意識していた(.75)」 r自分の成し遂げたいものは何かわかっていた(.60)」rどうすれば上手に いくか、良い考えを持っていた(.56)」「何がしたいのかわかっていた (.53)」r考えることなく、無意識的、自動的に動いていた(.51)」r自分 の目標ははっきりしていた(,50)」「出来事は自然に起こっているように 感じられた(.42)」である。これらの項目に共通する内容は、努力なしで 動作が行える行為の自動化と刺激領域の限定すなわち明瞭な目標に関する ものである。そこでこの因子を「行為の自動化・明瞭な目標」の因子と命 名することに決めた。 第2因子(F2)に高い負荷量を示した項目は、「自分が上手にできるこ とはわかっていた(.86)」r私は対戦相手と同じ程度の技能を持っtいる と信じていた(.72)」rどれくらい上手にできているか気づいていた(.65)」 r私の技能とその時に必要な技能は高いレベルでつり合っていた(.64)」 r行っていることは全て、自分でコントロールしていると感じていた(.64)」 r完全に支配しているような感覚だった(.55)」r自分自身のことは自分で コントロールできると信じていた(.53)」「どのようにうまくできている かわかっていた(.48)」である。これらの項目に共通する内容は、技能に 対する自信すなわち有能さの自覚、状況をコントロールしているという感 覚に関するものである。そこでこの因子を「有能さと支配の感覚」の因子 と命名することに決めた。 第3因子(F3)に高い負荷量を示した項目は、「難しい状況でも対応す るだけの技能を持っていた(.74)」「その時に必要とされた技能を十分に 持っていると感じた(.56)」「時間が遅くなったり速くなったり、変化し ているように感じた(.53)」「その時のフィーリングが素晴らしく、また 味わってみたいと感じた(.46)」「努力しなくても行っていることに集中で きた(.45)」である。いくつかの因子が混在しているが、自分の技能に対す る自信に関する項目が高い負荷量を示しているので、この因子を「技能へ

(16)

内山須美子・三浦久美子 の自信」の因子と命名することに決めた。 第4因子(F4)に高い負荷量を示した項目は、r私は本当に楽しかった (。83)」「とても楽しい経験であった(.83)」「私を素晴らしい喜びに導い てくれた(。48)」である。これらの項目に共通する内容は、内発的、自己 目的的な動機に関するものである。そこでこの因子をr自己目的的経験」 の因子と命名することに決めた。 第5因子(F5)に高い負荷量を示した項目は、r人が自分をどう思って いるか心配することはなかった(.77)」r自分を心配することがなかった (.58)」「他人が私をどう思うかなどは気にならなかった(.57)」「何をし ようかと考えなくても自然に正しい動きができた(.43)」である。これら の項目に共通する内容は、他者の目に映る自分の意識の喪失に関するもの である。そこでこの因子をr自我意識の喪失」の因子と命名することに決 めた。 以上、8因子が抽出され、そのうちの5因子にそれぞれ「行為の自動化・ 明瞭な目標」「有能さと支配の感覚」「技能への自信」「自己目的的経験」「自 我意識の喪失」と命名された。

②チアダンス

チアダンスを体験した対象者のダンスのフロー体験の構成要因を因子分 析にて明らかにした。全体を対象としたデータの主因子解(共通性1.0) の結果、固有値LO以上を満足する因子数は8であった。抽出された8因 子の全分散に対する寄与率は62.15%であった。そこで因子数を8と決め、 共通性の反復推定のある主因子解を行い、更にNomalVarimax法による 直行回転を施した。その結果、回転前の固有値が1.0以上の明確な因子と して、最終的には8因子が取りあげられた。回転後の因子負荷量を表6に 示す。表6において因子負荷量の絶対値4.0以上を示した項目の内容を参 考に因子を解釈した。なお、各項目において1因子以上に亘り4.0以上の因 子負荷量を示したものについては、絶対値の高い因子の因子負荷量を解釈

(17)

。。 。①.δ“無葦攣懸鯉 ゆ一.㎝O ゆ綿.Oゆ ゆoっ,ゆゆ 一〇.Oゆ Oo一.寸寸 ゆゆ.卜oっ 寸oっ.Oφっ oo oっ, ト一 ︵訳︶静姉俺鰹畷 OO,㎝ O㎝.寸 寸卜,寸 oっ 寸.O qっ O,㊤ 一㎝.卜 OO,㎝一 oo oっ. ト一 ︵訳︶醤姉縮 卜O,一 〇一.一 卜寸,H OO.一 卜O.凶 ㊤寸.N O㎝.寸 凶oっ.= 埋神国 一㎝ ㎝⇔o 。喫o灸麺面麺想娠心二割心蝿塑眠V姻姻余皿︵頃一 ⑩ト. ooO, 。喫二︶﹂農颪如葦e余血想心蝿心庄、e余皿楚誕︵コ O卜. N㊤, 。喫o灸⇒蘇想湘粁楚襖︵ON oっ O. 一ト. 。喫∩檜P麟輿二⇒難ρP凋︵〇一 卜頃. N鴫. 。喫o灸誕些幻月ゆ赫田乙、麺ゆ戸♪︶o唾、心勾如余皿築︽︵寸 O頃. 卜⑩. 。喫如P任蝋想刈月ゆ二PoにρPV麺⇒R獣︵。 q。q 寸Qo. ㎝卜. 。喫o灸麺面麺想脈楚勾麺灸心曲、心勾姻凄簑く呈︵。。 O卜. 頃寸. 。喫二Po乾掴ぺ榊二噴,灸V二想旺円楚嘉赫ゆ勾︵卜 Oゆ. oo寸. 。喫嘉VP二排想る悼二⊃憩盤懸如酵︵一 oo ゆ. oつ O. 。喫二Po鞍如継蝋e公製ゆ赫誓鞍ρ即黙萎3⇒報︵㎝ 一〇. Nト. 。喫二P⇒牙蘇想畑択竺屡︵。っ OO. oつ 頃. 。喫醒腫、想心超ゆ二Po月興P八mあー序!口K︵嶋N 寸ゆ. oっ 頃. 喫D鐘幻ゆ二P∩乾余十如継鰹喫罵切幻騰魯想如刃e申︵鵠 ㎝ゆ. ooO. 喫D響想9蝿ゆ二P⇒翠縦,9喫o麺V研9喫o麺V哩展巨盤︵。N 寸卜, O卜. 。喫D罎起心届ゆ二Po蝦幻謎即簑糠知噸e狸酋︵蔑 ⑩ゆ, oつ 寸. 。喫罵憩D簿想い蝿ゆ二Po日製想漿皿樋心蹄廉記︵卜N 寸鴫. O寸. 。喫二Po灸鳥灸犀楚eρ3喫婚掴﹂蟹e余皿︵。 寸ト. 囚ゆ. 喫二P⇒仔蘇想幻月ゆ二Po亭鴬縫髄ePぐ赫e誕︵。。。っ 一〇. 頃O, 喫二P二颪想呂颪皿,呂繕顛諜.V麺謁月即醒榊︵ト一 O寸. 卜頃. 喫D響幻二喫兎Po農意喫拐,V⇒Φ鰹懸簑無八⇒ーヤトe盤e申︵。一 O卜. Oゆ. 。喫二Po灸鳥灸e二喫⇒裂犀︵。っN 卜卜, 一ト, 。喫二P⇒任蝋畑駅u萄月喫二Po傘如刃e申︵震 O卜, O卜. 喫二P⇒繕麺V纒灸這竺酎月二喫9傘e魚佃楚誕︵O。o OQo. 一〇. 。喫二P⇒O如∩楚蛭腿皿e余皿︵。。H 一ゆ. N寸. 。喫罵憩D響想心兆ゆ二Po粥矧裂駆盤︵ゆ oo寸. oっ寸. 。喫い農縫簑刈︼ゆ赫躍.心凶余皿︵黛 ¢q O. 卜寸. 喫二PD鯉刃ゆ二Po鞍如遷軽e遡暉D匝劃貼睾鰹蒙楚誕︵O ooO, 卜寸. 。喫二︶⇒灸颪起溜颪皿想魯ゆe総髄囁脚茸︵一。。 O卜. 一頃, 喫初P簑舶颪二⇒田思薫皿ρPV麺斌榊幻灸い蝿﹂如皐︵〇一 ゆト. ㎝⑩. 喫二PD匹刃ゆ舶Pミーロ凶ハロP諌血惣幻月e愈皿余皿︵8 ㊤ゆ. QoO, 。喫p鰻掴憧麺心粥ゆ二P⇒暇似製畑沢︵= 寸卜, ひっ ト、 喫二Po灸余農ゆ二P如PV粥心想ゆ蝿e勾︵。。㎝ のO. oっ ト. 。喫二Po灸ρ楚幻月ゆ如P想恥判簑余皿︵認 OQo. 寸卜, 喫二P◎響紺ゆ二P⇒ミーロム八口P余皿,ドぐ赫楚幻日ゆ名Poに︵。っH Noo, 一Qo. 喫二P二い娠灸ゆニレ荊P想旺引二憩V罵勾︵葛 一〇〇、 寸oo, 喫二Po抱90駒ミぐき二憧楚継韻麺騰魯如刃e申刃濯韻e襖︵頃。。 翠熈報 oo 』 ト﹄ O山 ゆ仏 寸山 oり 山 N隔 H匡

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(18)

内山須美子・三浦久美子 の対象とした。8因子中5因子に命名した。 第1因子(F1)に高い負荷量を示した項目は、「私の技能とその時に必 要な技能は高いレベルでつり合っていた(.84)」「どれくらい上手にでき ているか気づいていた(.81)」「行っていることは全て、自分でコントロー ルしていると感じていた(.74)」r自分が上手にできることはわかってい た(。73)」「どのようにうまくできているかわかっていた(.73)」「完全に 支配しているような感覚だった(.68)」「自分自身のことは自分でコント ロールできると信じていた(.62)」「何をしようかと考えなくても自然に 正しい動きができた(.51)」r体を無意識のうちに自動的に動かしていた (.47)」「私は対戦相手と同じ程度の技能を持っていると信じていた(.47)」 「自分を心配することがなかった(.43)」「時間が止まっているように感じ られた(.42)」の2項目である。これらの項目に共通する内容は、技能に 対する自信すなわち有能さの自覚、状況をコントロールしているという感 覚に関するものである。そこでこの因子を「有能さと支配の感覚」の因子 と命名することに決めた。 第2因子(F2)に高い負荷量を示した項目は、「自分の目標ははっきり していた(,91)」「私は自分のやりたいことは何か強く意識していた(.76)」 rその時やっていたことに完全集中していた(.71)」r何がしたいのかわかっ ていた(.59)」「その時のフィーリングが素晴らしく、また味わってみた いと感じた(.57)」「考えることなく、無意識的、自動的に動いていた (.55)」r私の全ての意識はやっていることに集中していた(.52)」r自分 の成し遂げたいものは何かわかっていた(.46)」r出来事は自然に起こっ ているように感じられた(.43)」の9項目である。これらの項目に共通す る内容は、明瞭な目標、課題への集中に関するものである。そこでこの因 子を「明瞭な目標への注意の集中」の因子と命名することに決めた。 第3因子(F3)に高い負荷量を示した項目は、「時間の過ぎ方が普段と 違っているように感じた(.76)」「時間が遅くなったり速くなったり、変 化しているように感じた(.68)」rその時に必要とされた技能を十分に持っ

(19)

ていると感じた(.53)」rスローモーションで起こっているように感じら れた(.53)」の4項目である。これらの項目に共通する内容は、時間に関 するものである。そこでこの因子を「時間感覚の変容」の因子と命名する ことに決めた。 第4因子(F4)に高い負荷量を示した項目は、「私は完全に集中してい た(.72)」「難しい状況でも対応するだけの技能を持っていた(.63)」「私 を素晴らしい喜びに導いてくれた(.48)」rどうすれば上手にいくか、良 い考えを持っていた(.45)」の4項目である。いくつかの因子が混在して おり、注意への集中と技能に対する自信に関する項目が高い負荷量を示し ているので、この因子を「注意の集中と技能への自信」の因子と命名する ことに決めた。 第5因子(F5)に高い負荷量を示した項目は、「他人が私をどう思うか などは気にならなかった(.72)」r努力しなくても行っていることに集中 できた(.67)」「人が自分をどう思っているかなど心配することがなかっ た(.52)」の3項目である。これらの項目に共通する内容は、他者の目に 映る自分の意識の喪失に関するものである。そこでこの因子を「自我意識 の喪失」の因子と命名することに決めた。 第6因子(FO)に高い負荷量を示した項目は、rとても楽しい経験であっ た(.71)」「私は本当に楽しかった(.62)」の2項目である。これらの項 目に共通する内容は、内発的、自己目的的な動機に関するものである。そ こでこの因子をr自己目的的経験」の因子と命名することに決めた。 以上、8因子が抽出され、そのうちの6因子にそれぞれ「有能さと支配 の感覚」「明瞭な目標への注意の集中」「時問感覚の変容」「注意の集中と 技能への自信」「自我意識の喪失」「自己目的的経験」と命名された。

(20)

内山須美子・三浦久美子 (4)ダンスの楽しさに関する認知 自由記述欄に記入されたものをr情緒」r教員の働きかけ」r有能感」 「親和(仲間)」に関るものとして分類した。表7に示す。

表7楽しさの認知n・107(ストリート47・チア60)

情 緒 ストリートダンス チアダンス 29人 30人 ・楽しかった。 どんどん楽しくなった。 ・汗をかいてスッキリした。 ・全部楽しかった。 またやりたい。 またやりたい。 ・かっこよかった。 ・振りがかっこよかった。 ・おもしろかった。 ・曲が楽しくてよかった。 ・最後まで踊れなくて残念だった。 ・汗をかいてスッキリした。 など など 教員の働きかけ ストリートダンス チアダンス 13人 22人 ・優しい。 ・優しい。 ・ダンスが上手い。 ・説明や教え方が丁寧だった。 ・わかりやすかった。 ・熱心。 ・説明や教え方が丁寧だった。 ・ペースを合わせてくれた。 ・説明が難しかった。 ・誉めてくれた。 ・早すぎてわからなかった。 ・話し掛けてくれた。 ・何回も繰り返してくれた。 など など 有

能感

ストリートダンス チアダンス 8人 10人 ・短時問で踊れた。 ・少しずつできるようになった。 ・まあまあできた。 ・できないところができた。 ・やってみると結構上手にできた。 ・早い動きで踊れた。 ・曲に乗ることができた。 ・完壁にできた。 ・揃ってできた。 ・揃ってできた。 ・曲にのって踊れた。 など など 親和(仲間) ストリートダンス

2人

・みんなでの練習が楽しかった。 ・みんなで頑張った。 ・みんなで上手に踊れた。 など チアダンス

8人

・仲間と教えあっての練習が楽しかった。 ・仲間と一緒に踊るのが楽しかった。

など

一84一

(21)

5.考察

(1)技能習得時におけるフローの構成要素 技能習得時のフロー得点の因子分析の結果からは、抽出された第8因子 までの累積寄与率59.47%のうち、第1因子(15.34%)と第2因子 (15.24%)で30.58%を占め、寄与率に差がないことから、技能の習得と 動きの洗練化を目的としたダンス学習において、技能習得時の楽しさが生 じる条件は、主に「明瞭な目標への注意の集中・行為の自動化(第1因子)、 有能さと支配の感覚(第2因子)」であると考えられる。紙面の都合上関 係する部分のみを掲載するが、ピアソンの績率相関係数を算出して関連性 を調べた結果、第1因子において高い因子負荷量を示す「自分の目標ははっ きりしていた(.86)」という項目と1%水準で強い相関が見られた項目は、 r何がしたいのかわかっていた(.62)」rその時のフィーリングが素晴らし く、また味わってみたいと感じた(.571)」「その時やっていたことに完全 集中していた(.63)」r私は自分のやりたいことは何か強く意識していた (.66)」の4項目であった。同様に高い因子負荷量を示す「私は自分のや りたいことは何か強く意識していた(.71)」という項目と1%水準で強い 相関が見られた項目は、r私の全ての意識はやっていることに集中してい た(.70)」「何がしたいのかわかっていた(.60)」「体を無意識のうちに自 動的に動かしていた(.57)」「その時やっていたことに完全集中していた (.56)」の4項目であった。どちらも、注意の集中や内発的動機に関する 項目と相関があることが特徴的である。従って、目標が明瞭であることと 技能習得時の集中力や楽しさには相関があるのではないかと推察される。 また、第2因子において高い因子負荷量を示すr私の技能とその時必要な 技能は高いレベルでつりあっていた(。76)」という項目と1%水準で強い 相関が見られた項目は、rどれくらい上手にできているか気づいていた (.69)」r行っていることは、自分で全てコントロールしていると感じてい た(.66)」「自分が上手にできることはわかっていた(.62)」「自分自身の

(22)

内山須美子・三浦久美子 ことは自分でコントロールできると感じていた(.60)」r完全に支配して いるような感覚だった(.57)」「何かをしようと考えなくても自然に正し い動きができた(.56)」の6項目であり、全て有能感と支配感を示す項目 である。「自分が上手にできることはわかっていた(.76)」という項目と 1%水準で強い相関が見られた項目は、rどれくらい上手にできるか気づ いていた(.69)」「私の技能とその時に必要とされている技能は高いレベ ルでつりあっていた(.62)」rどのようにうまくできているかわかってい た(.60)」の3項目であった。技能と有能感に関する項目と相関があるこ とが特徴的である。従って、有能感と支配感は相互に関連することが推察 される。 (2)教材の内容の相違におけるフローの構成要素 「私は完全に集中していた」「時間が止まっているように感じられた」 の2項目においてチアダンスのフロー得点が有意に高かったことから、チ アダンスを体験した対象者の方が、没入感が深かったと推測される。しか し、内発的、自己目的的な項目でのフロー得点では、顕著な差異が認めら れなかったことから、ストリートダンスを選んだ対象者もチアダンスを選 んだ対象者も同程度で同じような内容のフローを感じていたと思われる。 また、ストリートダンスとチアダンスの因子構造を比較すると、抽出され た因子の主要な部分に限定して言うならば顕著な差異はないと思われる。 (3)比較考察 咋年度の調査(体育専攻生、67%が男子学生、ストリートダンスの技能 テスト時と創作作品発表時のフロー)(33)とは、対象者の年齢や性差、及び 習得する技能のレベルが異なるので、単純に比較はできないことを前提に、 高校生のストリートダンス(n=47)の技能習得時のフロー得点と、昨年 度調査すなわち技能テスト時、創作作品発表時の各フロー得点について、 それぞれどのような差異があるかを明らかにするために、一元配置の分散

(23)

分析を行った。その結果、条件の効果は有意であった。結果を表8に示す。 TukeyのHSD法による多重比較では、創作作品発表時のフロー得点が、 技能テストと技能習得時のそれに比べて概ね有意に高いことが示された。 技能習得時と比較して創作作品発表時のフロー得点が有意に高い値を示し ている項目は、r私を素晴らしい喜びに導いてくれた」r私は完全に集中し ていた」r時間が止まっているように感じられた」r自分の成し遂げたいも のは何かわかっていた」「どうすれば上手にいくか、良い考えを持ってい た」r私は対戦相手と同じ程度の技術を持っていると信じていた」r自分の 目標ははっきりしていた」r何がしたいのかわかっていた」rその時やって いたことに完全に集中していた」「どのようにうまくできているかわかっ ていた」r自分自身のことは自分でコントロールできると感じていた」r自 分が上手にできることはわかっていた」r私の全ての意識はやっているこ とに集中していた」「どれくらい上手にできているか気づいていた」「私の 技能とその時に必要な技能は高いレベルでつり合っていた」「私は自分の やりたいことは何か強く意識していた」の16項目であった。技能習得時と 比較して技能テスト時のフロー得点が有意に高い値を示している項目は、 r自分の目標ははっきりしていた」r私の全ての意識はやっていることに集 中していた」r私は自分のやりたいことは何か強く意識していた」の3項 目であった。創作作品発表時と比較して、技能習得時のフロー得点が有意 に高い値を示した項目はなかった。技能テスト時と比較して技能習得時の フロー得点が有意に高い値を示した項目は、「難しい状況でも対応するだ けの技能を持っていた」r自分を心配することはなかった」r自分を良く見 せようという気持ちにならなかった」「努力しなくても行っていることに 集中できた」の4項目であった。 技能習得時の対象者は、技能テスト時と比較して、課題に対してうまく 対応しているという迅速なフィードバックを感じており、自我意識を感じ ることなくダンス学習に深く没頭することができたと推察される。技能テ ストは、初めての成果披露の場であり、人に見られるという恥ずかしさや

(24)

∩の刑

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(25)

緊張感を伴う。技能テスト時や創作作品発表時と比べて、技能習得時は、 見られることを気にせず気楽に楽しめたのではないかと推察されるが、緊 張感や達成への努力や自信を伴う状況(技能テストや創作作品発表)の方 がフロー得点が高くなる傾向があった。 更に、昨年度本学で行ったストリートダンスの公開講座での調査(未発 表論文)との比較を行った。性差や年齢構成は本調査とほぼ同様である。 公開講座の受講者は49名であった。習得する技能のレベルは公開講座のほ うがはるかに高かった。公開講座のタイムテーブルは本調査のそれと殆ど 同様であるが、本調査の対象者は全員出席が義務付けられていたのに対し、 公開講座の対象者は自ら受講を希望した者であったので、もともとのモチ ベーションに差があることは否めない。技能習得時のフロー得点について、 それぞれどのような差異があるかを明らかにするためにt検定を行った。 結果を表9に示す。本調査の対象者のフロー得点が有意に高い値を示して いる項目は、1%水準では、r私は思うように自分の体を動かしていた」 r自分を良く見せようという気持ちにならなかった」rその時に必要とされ た技能を十分持っていると感じた」r私の技能とその時に必要な技能は高 いレベルでつり合っていた」の4項目であり、5%水準ではr難しい状況 でも対応するだけの技能を持っていた」r私は対戦相手と同じ程度の技術 を持っていると信じていた」r何をしようかと考えなくても自然に正しい 動きができた」の3項目であった。逆に公開講座の対象者においては、1 %水準では、r私を素晴らしい喜びに導いてくれた」r自分の目標ははっき りしていた」r時間が遅くなったり速くなったり、変化しているように感 じた」r私の全ての意識はやっていることに集中していた」r自分の成し遂 げたいものは何か分かっていた」「私は完全に集中していた」の6項目、5 %水準では、rその時のフィーリングが素晴らしく、また味わってみたい」 r時間が止まっているように感じた」r私は自分のやりたいことは何か強く 意識していた」「何がしたいのかわかっていた」の4項目が有意に高かっ た。本調査の対象者は、「有能さの感覚」「行為の自動化」に関する項目に

(26)

内山須美子・三浦久美子

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(27)

おいて有意に高く、公開講座の対象者は「自己目的的経験」「明瞭な目標」 に関する項目において有意に高いことがわかる。習得する内容のレベルは 公開講座のほうがより高かったので、単純に考えれば、指導内容が簡単な 方がすぐにできて有能感をもたらすが、習得する技能のレベルが高い方が より強いフローを感じ、義務ではなく自発的に参加した対象者の方が目標 を明確に持ち、より強いフローを感じていたということになる。しかし、 この結果が、習得レベルによるのか、対象者のダンスに対する価値づけや パーソナリティに起因するのかは調査を重ねなければわからない。 公開講座でストリートダンスを体験した対象者のフロー体験の構成要因 を因子分析にて明らかにした。NomalVarimax法による直行回転後の8 因子までの累積寄与率は67.61%であった。抽出された8因子のうち6因 子に以下の通り命名された。括弧内はそれぞれの寄与率である。1.有能 さと支配の感覚(24.79%)、2.明瞭な目標とフィードバック(13.25%)、 3.注意の集中(7.34%)、4.時間感覚の変容(6,01%)、5.自我意識の 喪失(5.15%)、6.行為の自動化(3.30%)。これまでの3回の調査(う ちひとつは未発表)(33)(34)で抽出された因子と比較した。本調査において、 抽出因子を新たに検討したので、掲載論文での命名と若干異なるものもあ る。結果を表10に示す。総じて解釈するならば、調査内容、習得する技能 のレベル、性差、年齢、ダンスヘの価値づけに関わりなく、4回の調査に おいて抽出された因子の主要部分はかなり類似している。調査の条件など に吟味が必要であり今後も調査を重ねなければならないが、現時点におい て、技能の習得と動作の洗練化を目的としたダンス(ストリートダンス・ チアダンス)の楽しさ(フロー)を構成する主要且つ基本的な因子として、 「有能さと支配の感覚」「明瞭な目標への注意の集中」「行為の自動化」の3 つの因子が取りあげられると思われる。

(28)

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(29)

6,結論

本研究は、女子高校生130名を対象に、ストリートダンスとチアダンス を教材化したダンスの授業を行い、技能習得時のフロー体験の構成要素を 明らかにすることを目的に行われた。日本語版FSSを用いて、同一の手 法、基準によって抽出された因子構造を手掛かりに検討した結果、以下の ことが明らかとなった。 (1)因子分析の結果、技能の習得と動きの洗練化を目的としたダンスの フロー経験に関する8因子が得られ、うち5因子に次のように命名し た。①明瞭な目標への注意の集中・行為の自動化、②有能さと支配の 感覚、③時間感覚の変容、④自我意識の喪失、⑤自己目的的経験 (2)因子分析の結果、技能の習得と動きの洗練化を目的としたダンスの うちストリートダンスを教材化したダンス学習のフロー経験に関する 8因子が得られ、うち5因子に次のように命名した。①行為の自動化・ 明瞭な目標、②有能さと支配の感覚、③技能への自信、④自己目的的

経験、⑤自我意識の喪失

(3)因子分析の結果、技能の習得と動きの洗練化を目的としたダンスの うちチアダンスを教材化したダンス学習のフロー経験に関する8因子 が得られ、うち5因子に次のように命名した。①有能さと支配の感覚、 ②明瞭な目標への注意の集中、③時間感覚の変容、④注意の集中と技 能への自信、⑤自我意識の喪失、⑥自己目的的経験 (4)技能習得時のフロー体験の主要因子として、「明瞭な目標への注意 の集中・行為の自動化」「有能さと支配の感覚」が抽出された。 (5)技能習得時の教材の違いによる顕著な差は認められなかった。 (6)技能テスト時や創作作品発表時と比べて、技能習得時は、見られる ことを気にせず気楽に楽しめたのではないかと推察されるが、緊張感 や達成への努力や自信を伴う状況(技能テストや創作作品発表)の方 がフロー得点が高くなる傾向があった。

参照

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