JAIST Repository: 脂肪族アルコールを用いて合成したMORの吸着特性とSeの導入
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(2) C19a4 脂 肪 族 ア ル コ ー ル を 用 い て 合 成 し た MOR の 吸 着 特 性 と Se の 導 入 垣永 嘉貴 (佐野研究室). 【 緒 言 】 近年、機能性有機分子やナノクラスターのホスト物質として均一なミクロ細孔を有するゼオライ トが注目されている。しかし、通常の水熱合成で得られるゼオライト結晶は数μm と小さく、大きな単結 晶合成技術の開発が望まれている。当研究室では、1-ブタノールを用いることにより、短時間で 40μm程 度の比較的大きな一次元細孔を有するモルデナイト(MOR)単結晶の合成に成功した。本研究では、各種脂 肪族アルコール(ROH)存在下で水熱合成条件を詳細に検討するとともに得られた MOR 単結晶のキャラクタ リゼーションを行い、ホスト物質としての可能性を評価した。 MeOH. EtOH. 【 実 験 】コロイダルシリカ、硝酸アルミニウム、 水酸化ナトリウム、脂肪族アルコール(ROH) 及び蒸留水より以下のモル組成を有する水性ゲ ル 混合 物 (SiO2:0.005 ∼ 0.014Al2O3:0.35Na2O:0. 30μm. 20μm 1-BuOH. 1-PrOH. ∼3.0ROH: 40H2O) を調製した後、160 ℃で所 定時間、無撹拌下で水熱合成を行った。生成物 は、蒸留水で十分に洗浄した後、120℃で一晩 乾燥した。生成物のキャラクタリゼーションは 27. 20μm. 30μm. 1-HexOH. Natural MOR. 29. XRD、XRF、SEM、 Al MAS NMR、 Si MAS NMR、窒素吸着及び水吸着により行い、Se の 導入は 250℃にて Se 蒸気と MOR を接触させる ことで行った。. 30μm. 30μm. Fig.1 SEM images of MOR prepared using various. 【 結 果 及 び 考 察 】 得られたいずれの生成物の. 150. N2 adsorbed [ml(s.t.p)/g]. XRD パターンにおいても MOR の特徴的な回折 ピー クの みが観 察さ れた 。なお 、EtOH 及び 1-PrOH を用いた場合、合成時間 360 h 以上で は石英が副生した。Fig. 1 に各種脂肪族アルコ ールを用いて合成(72h)した MOR の SEM 像を 示す。EtOH、1-PrOH 及び 1-BuOH を用いた 場合 50μm 近い大きな単結晶が得られた。 EtOH 及び 1-PrOH を用いて得られた MOR の結晶形. 100. 50. 0 0. 態は天然 MOR と類似していた。なお、いずれ. 0.5. 1. P/P0. の MOR の Si/Al 比も 5∼6 であった。Fig. 2 に. Fig. 2 N2 adsorption isotherms on as-synthesized. これら合成直後の MOR の窒素吸着等温線を示. MOR prepared using various aliphatic alcohol. △ : commericial MOR, ◇ : MeOH, □ : EtOH,. す。図から明らかなように窒素吸着量は用いた ROH の種類に大きく依存した。すなわち、1-BuOH. ○. ×. +. を用いた場合にはほとんど窒素吸着は起こらなかったが、EtOH を用いた場合には市販品(東ソー製)に近い 値を示した。このことは、EtOH を用いることにより細孔閉塞のない大きな MOR 単結晶が容易に合成でき ることを示している。また、MOR 単結晶への Se の導入を行った結果、MOR の一次元細孔に Se が均一に 導入されていることが確認され、一次元のホスト物質として利用できることがわかった。.
(3) 【Keywords】MOR、脂肪族アルコール、単結晶合成、Se 導入.
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