第2学年4組
国語科学習指導案
1 題材 テキストの読解力「情報を吟味しながら読む」 2 指導観 ○ 本学級の生徒たちは、明るく素直であり、授業にも真面目に取り組むことができる。しかし、 自分の考えを進んで発表することが苦手である。10月に行った「国語力」に関するクラスのア ンケートによると、国語の授業を「とても楽しい」「まあまあ楽しい」と考えている生徒が28 名(39名中、以下同じ)であった。また国語の授業を「よくわかる」「まあまあわかる」と考 えている生徒が35名であった。このことから国語への生徒たちの関心は、比較的高いと考える。 また、国語の授業が他の教科の役に立っていると感じている生徒も30名いる。国語の授業で思 考力や読解力が身につき始めていると考えている生徒が多い。しかしながら、定期テストの結果 などを見ると、「読解力」が身についているとは言い難い状況である。ここで言う「読解力」と は、文章だけではなく図・地図・グラフなども含んだものであり、読むだけにとどまらず、テキ ストを解釈したり、活用したりすることを含んでいるものである。そういう点でまだまだ課題が 残っている。 ○ 本題材は各教科に通底するレベルで国語力をとらえる指標の中の、テキストの読解力「情報を 吟味しながら読む」である。テキストの読解力については、これまでに「言葉からイメージをふ くらませる」を学習している。そこでは、テキストを読んで理解し、言葉に対する自分の考えを もつ学習を行った。それを受けて本題材は、テキストの内容を理解するだけではなく、テキスト の内容を評価しながら読むことで、送り手の意図を理解していく学習である。文章だけではなく、 写真や図などが入った広告を分析しながら読んでいくことは、その他のテキストを評価しながら 読むことやテキストに基づいて自分の考えを持つことにもつながると考える。 ○ 本題材の指導にあたっては、生徒がテキストを評価しながら読んでいき、自分の考えを持つこ とができるようにしたい。そのために本時では、広告をテキストとして使い、広告に込められた 情報の送り手の意図を考える学習を行いたい。まず最初に、広告が情報の受け手を意識して様々 な工夫を凝らして作られていることに気づかせるために、広告を見て、商品名を考えさせる場を 設けたい。次に観点を示しながら広告の分析をさせ、広告にはさまざまな情報が込められている ことに気づかせたい。また、広告の分析が単なる感想だけに終わらないように、情報の送り手の 意図を意識して考えさせることで、客観的な分析ができるようにしたい。そして、この活動を通 して、テキストを評価しながら読み自分の考えを持とうとする態度を育てていきたい。 3 本時 平成20年11月 日( ) 第 校時 4 主眼 (1)テキストを読み、自分の考えを持つようにする。 (2)テキストを評価しながら読むことができるようにする。5 展開 学習活動・内容 教師の支援 評価の観点(方法) 形態 時 1 広告を見て、何の商品の ・活動に意欲を持たせるため ・根拠を明らかにした自 一斉 10 広告か考える。 にユニークで、情報の発信 分の考えを持てている ・雑誌の広告 者の意図が考えやすい広告 か。 ・新聞の広告 を2,3点準備する。 (学習プリント) 広告を分析してみよう。 2 広告の目的について考え ・広告の目的がわかるように、・送り手の立場に立った 一斉 5 る。 情報の送り手の立場に立っ 考えが持てているか。 ・商品の良さのアピール。 て考えるようにアドバイス (学習プリント) ・商品を購入してもらう。 をする。 3 題材となる広告を分析す ・さまざまな視点から分析で ・観点ごとに自分の考え 個人 10 る。 きるように、文字や写真と が書けているか。 ①広告からどんなイメージ いった多くの情報が盛り込 (学習プリント) を受けるか。 まれている広告を準備する。 ・自然 ・健康的 ・分析がしやすいように、二 ・品質がいい つの観点を示す。 ②購入対象として想定され ている人はどんな人か。 ・女性 ・主婦 ・健康志向の人たち 4 広告に込められたメッセ ・単なる感想に終わらないよ ・分析した結果をもとに 個人 20 ージについて考える。 うに、送り手の意図という 送り手の意図を考えて ①どんなことを伝えようと 面から考えさせる。 いるか。 しているのか。 ・多角的な面から分析できる (学習プリント) ・自然のものを使っている ように、使われている言葉 ・情報の伝え方の工夫を ので体にいい。 だけでなく、写真にも注目 見つけることができた ・天然の素材をふんだんに させる。 か。 使っている。 ・キャッチコピーを当てるこ (学習プリント) ②キャッチコピーを考える。 とではなく、自分の考えを ・自分の考えでキャッチ ・購入対象者を惹きつける 生み出すことが大切である コピーを作ることがで ものやインパクトのある ことを強調する。 きたか。 ものを考える。 (学習プリント) 5 情報を分析するポイント ・他のテキストでも活用でき ・情報分析のポイントを 一斉 5 をまとめる。 るように、送り手の意図を 活用しようという考え ・送り手の意図を意識する。 意識して読むことの大切さ が持てたか。 を強調する。 (学習プリント)