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手術室における外回り看護師の手指消毒実施状況

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Academic year: 2021

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手術室における外回り看護師の手指消毒実施状況

      手術部        ○高岡 寿明  林 秀行  小松 亜津佐  加藤 昭尚       安岡 理香 【はじめに】  CDCでは、手指消毒の指針で、臨床の場において手指消毒を行うタイミングを表示している。手術室業 務はこの指針内容にほとんど当てはまっており、易感染状態にある手術患者に接する外回り看護師には頻回 の手指消毒が求められる。先行文献に「手指消毒の遵守率は 30%~ 90%と大きく幅がある」とあるように、 当手術部においても手指消毒実施状況に個人差があるのではないかと考えた。そこで、外回り看護師の手指 消毒実施状況を明らかにし、促進因子・阻害因子を検討することで問題の明確化を図った。 【研究方法】  I.期  間     平成 20 年2月1日~4月2日  Ⅱ.対  象    A病院手術室看護師 17 名  Ⅲ.方  法    自作のチェックリストを用いて手指消毒の観察を行う。その後、対象者と面接を行い、手指消毒が出 来た場面・出来なかった場面の理由を確認する。観察した 18 場面を、分析の際、相似している4場面 に分類した。  Ⅳ.倫理的配慮    研究の目的・方法について、書面と口頭により説明を加え同意を得られた者のみを対象とする。また、 参加を同意した後でもいつでもこれを撤回できること、得られたデータはこの研究以外には使用しない ことを説明した。 【結  果】  全体の遵守率は 27.0% 各個人の遵守率最小値は 1.9%、最大値は 79.3%であった。4分類の場面別では、 汚染作業後 40.0%、患者接触後 28.4%、清潔操作前 28.0%、患者接触前 18.3%であった。手指消毒が出来 ない主な理由として、「ケアを優先させるため、時間に余裕がない」76.5%・「手指消毒を行う場面を知らな かった」58.8%・「手指消毒剤の置かれている位置が遠い」23.5%が挙げられた。 【考  察】  場面別では、目に見える汚染がある時や、自分が汚染されたと思われる時の手指消毒に対しては関心が高 いが、目に見える汚染がない時の手指消毒には関心が低いと考えられる。また、面接の結果と、各個人の遵 守率にばらつきがあることから、手指消毒に対する知識不足と手指消毒を遵守出来にくい環境であると考え られる。 【ま と め】  手指消毒の促進因子として、「目に見える汚れがある時」、「汚染されたと思われる時」阻害因子としては「知 識不足」「時間に余裕がない」「手指消毒剤の設置場所が遠い」「目に見える汚れがない時」が推察された。 平成 20 年 10 月 10・11 日 第 22 回日本手術看護学会年次大会(徳島)にて発表

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