北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力 : 全道学校アンケート調査による実態分析
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(2) 1993.3. No.47.. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力 一全道学校アンケート調査による実態分析−. 玉井 康之. Yasutuki Tamai. ものではない。. Ⅰ.課題と方法. 一方,学校にとっての地域だけでなく,地域にとっ ても学校は重要な文化的なセンターでもある。学校. 子どもの遊びが個別化・閉鎖化し,子どもの生活 体験の欠如や社会性・創造性の欠如が問題となる中. 施設の開放や,PTAの学習や住民の教育に対する. で,子どもの自然体験・生活体験・社全体験の場の. 意識の転換をはかりうる場所でもあり,学校は社会. 意識的な提供の必要性が強く指摘されている。この. 教育的な意味をもち得る場所である。学校も社会教. ような体験の欠如は,地域・家庭の教育力が全般的. 育の中心になっていることがまた,学区の地域住民. に低下していることの現れであるが,一方学校教育. どうしの交流や住民の教育上の意識転換を図り,子. が地域に開かれず,学校内部での教育に留まってい. どもにもいい意味で影響していくのである。. たことにもよる。子どもに多様な体験を保証する上. すなわち学校と地域の目指すべき関係は,改めて. で,また教師と学校の教育活動を援助する上でも,. 「地域社会の教育化」すなわち地域社会の教育に果. 地域・家庭との連携は不可欠であり,学校運営に関. たす役割と,「イ教育の地域社会化」すなわちここで. わる地域の協力を得ることが重要になっている。そ. は学校教育の地域社会生活に果たす役割との統一一的. のためには,学校が地域に開かれることが重要に. な発展を目指すことが重要な課題になっている(注. なってくる。地域・学校ぐるみの行事に代表される. 2)。学校と地域,学校教育と社会教育の役割分担. 学校運営は,自ずと子どもどうしの連携及び子ども. に固執しない大胆な連携が現段階の課題でもあり,. と地域住民との連携の在り方を学ばせ,多様な地域. このことが失われたr▼地域の教育力¶」を回復し,子. の力量の中から身につけるべき社会的な諸能力を体. どもの認識の歪みや社会性・創造性の欠如や問題行. 験的に模倣学習させるのである。. 動の解決の−〟つの重要な要因ともなるのである。. 平成4年9月から実施された学校5日制では,空. 本稿の課題は,学校と地域の結び付きが強いと言. いた土曜日を単なる放任ではなく,子どもの発達に. われる北海道において,「 ̄地域の教育力」の回復に. とって重要な教科外の体験を創るためにも,「地域. とって重要な学校と地域との連携を再評価しつつ,. の教育力」の向上と,そのための地域・家庭との連. 北海道全体の学校と地域の関係を明らかにすること. 携が重要な課題となっている(注1)。. である。そのため地域性や学校規模などの条件によ. また,平成4年以降新教科として生まれた生活科. る「学校と地域の連携」の現状を統計的に明らかに. 及びその他の教科においても,地域の素材・人材を. する。また学校と地域が連携されている地域を抽出. 活用した体験学習・教材作りが重要になっている. するとともに,その連携の在り方をとらえる。. が,地域の協力があって初めて,豊かな実際の地域. 北海道の学校と地域の連携をとらえる重要な観点. の体験を提供できる。このことは,単に「 ̄体験」な. は,歴史性・PTAの特性・行事・体験学習・社会. るものを,学校内・教室内に持ち込むことに留まる. 教育の五つである。すなわち第一【−一に,開拓という北 Ⅶ111Ⅶ−.
(3) 玉井 康之. 海道独自の歴史的規定性による地域との連携の特性. Ⅱ.北海道の学校形成の特性と地域との連携. 及びその地域性をとらえる。第二に,北海道の特徴. 的なPTA構成員の在り方と地域との関係をとらえ る。PTAは,学校と地域・家庭を結ぶ結節点でも. 1.開拓の特性と学校 北海道はほぼ全域が開拓によって形成された社会. あるが,北海道は開拓の歴史的規定性を受けながら,. であり,特に明治後半から本格的に開拓された新開. 会員構成が特殊な形態で展開しているのである。第. の社会である。明治の後半期の都府県では,明治22. 三に,学校行事と地域行事の関係とあり方をとらえ. 年に町村制度が施行され,学校を建設する財政的な. る。行事は地域の人が最も関わりやすいものであり,. 基盤をもっていた。しかし北海道は,内地植民地で. 地域の一一ノつの楽しみともなっている。行事の連携の. もあり,町村制度が施行されず,若干の拠点的な区. あり方が,学校と地域を結ぶ連携を強めるからであ. ・1級町村以外は確固たる財政的な基盤も確立しな. る。第四に,自然体験学習・社会体験学習と地域と. かった。その相違のために,都府県と対比的に述べ. の連携をとらえる。子どもにとっての現実体験のあ. るならば,都府県では学校設置にあたっては,多額. り方は,学校に留まるものではなく,地域との連携. の税金は取られても設置主体はあくまで市町村で. の中でより豊かに展開するからである。北海道の場. あった(注6)。それに対し北海道では,開拓住民. 合は,とりわけ自然に恵まれ,自然体験学習は多い. が学校を設置した上で学校としての認可を住民が求. 地域であると言われている(注3)。第五に,学校. めるか,学校設置の認可だけを取り付けて住民が実. と社会教育との連携をとらえる。学校が社会教育を. 質的に建築するという場合が多かった。. 担うことは地域の要求でもあるが,本来の学校教育. 学校創立時の地域住民の関わり方の実態を見てみ. は生涯学習の基礎を形成していくものである。学校. よう(表1)。学校創立時に多額の建設費用を地域. ・教師が常に社会との関連で教育を進めることは,. 住民が負担したかどうかでは,北海道全体で22.2%. 戦後のコミュニティスクールに見られるような本来. の学校が建設費用の負担がある。これは戦後創立の. の学校教育の理念に立ち返ったものでもある。. 学校も含めての数値であるが,戦前創立の学校だけ. 以上の5つの観点は,学校運営全体と地域に関わ. だと285校30.0%の学校が多額の住民負担によって. る観点であり,学校運営全体の観点を本稿では重視. 建設されている。「不明・無記入」が北海道全体で. している。何故ならば,基本的な学校と地域の信頼. 49.5%もあるが,これは戟前のことを住民ではなく. 関係が形成されて初めて,次の段階として授業改革. 学校に聞いているために,実際には当時の住民が負. やカリキュラムを含めた教育内容改革まで展開して. 担していても答えられなかった学校が多かったこと. いくからである。この五つの観点から分析を行う。. による。創立年別では,大正期創立の学校で最も多 く,38.3%の学校が「多額の建設費用の負担あり」. この他に「地域素材の教材化」の観点があるが, この教材化はより授業内の問題に近く,また他稿で. となっている。これは都府県では,明治43年には義. 取り上げたために,本稿では割愛した(注4)。. 務教育の就学率がすでに90%を越えている中で,開. ここでの分析方法は,まず巨視的にとらえるため. 拓者の子弟の教育の必要性を強く感じていたことの 現れでもある。. に,北海道全体の小学校を統一的な基準で調査し,. 統計的な手法でとらえる。したがって,抽出された. 多額の費用の負担に加えて,学校建築を業者に委. 典型地域の突っ込んだ事例分析は,次の課題となる。. 託せずに住民が行った場合も多く,北海道全体でも. 今回の統計資料は,北海道内の全小学校1621校に郵. 16.3%あり,また大正期創立の学校では,27.7%の. 送調査で行ったものである(1992年9月実施)。1621. 学校で住民自身が建築している。不明分を除くと,. 校のうち1299校の回答があり,回収率は80.1%の高. 約2校に1校が住民の多額の負担によって学校が創. い回収率が得られた(注5)。回答者は学校長か教. 立され,約3校に1校が住民自身の手によって校舎. 頭等の管理職である。. が建築されているのである。 2.開拓時の学校区と地域 北海道は開拓集団の単位ごとに戸長をおき,それ らの連合体として連合行政区を設置していった。こ ー112m.
(4) No.47.. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 1993.3. 表1学校創立年別の地域住民の学校創立への関わり方 ㈲ 不明・無記入. 校建築の歴史なし 地域住民自身による学. 校建築の歴史あり. 1. ︶. .. ー 9. 4 .. ヽ■.. 0. ︶ 5. 7. 0. .. 4. 1. ︶ 3 0. 行政区の範囲を変えないで,本校に統合される形で. くるのであるが,通常連合行政区と学校区の関係は,. 統合されていった。学校統廃合の回数を合計してみ. 「都心部】jでは,「▲連合行政区の中に複数の学校区. ると(表2),調査した1299校に関しても,延べ107 2何の統廃合が行われ,2351佼の学校が統合前に存. 在していたことになる。 連合行政区と学校区の関係をみると,北海道全体. 構成比. 1)統合0川. 741. 57.0%. で,「連合行政区と学校区の領域は同じ_」地域がもっ. 2)統合1回. 250. 19.2%. とも多く,現在でも51.5%存在している(表3)。. 3)統合2回. 139. 10.7%. 次に多いのは「学校区の中に複数の連合行政区があ. 4)統合3回. 80. 6.2%. る_」地域で24.6%ある。. 支庁管内別・へき地性別に双方の領域の関係を見. 5)統合4回. 41. 3.2%. 6)統合5回以上. 28. 2.2%. ると,いずれの管内も「準へき地以上級_」のへき地. 7)不明・無記入. 20. 1.5%. 地域の方が,rlへき地級なし・特別地」といった市 街地の近くに比して,「連合行政区と学校区の領域 が同じ」地域が多い。農村地域では,学校統廃合は 【113−】岬. ︶. ︵. の学校統廃合が行われるために,複雑に入り組んで. \.. 0. 1. 0. に過ぎないが,分校の場合の多くは,創立時の連合. ー. 3 一. 0. 連合行政区と学校区の関係は,歴史的にはその後. ︶. 2. /−ヽ\. ることになる。分校は1993年時点で北海道内で5校. 注 表1に同じ. 7 0. 0. ︵. 0. 場合には,「学校区の中に複数の連合行政区が」残. する分校(分教場)が設置されていった。. 100.0%. ︶. 1. ︵. に複数の連合行政区があるr」。また学校統廃合した. 1299. .. 0. ︵. nU. 位ともなり,学校区と連合行政区の範囲は非常に関 連してきた。連合行政区が広い場合には,本校に対. Total. 〇. l−. J︺. 玉井が作成。以F▲表は同じ。. があ」り,中都市の「市街地」では,「学校区の中. 学校数. 9. 0. 1. ■一\. (100.0). の連合行政区は,おおむね地域住民が学校を作る単. 学校統合回数. ︶ \....′. し. (1299). 往1上段の数字は学校数、下段の数字は比率。. 表2 学校統合回数の状況. 1 口. 369 28.4%. 注2 北海道教育大学僻地教育研究施設協同研究調査より. 〇. 0. 288. ′.■\. 0.0%. 22.2%. 1. ( 2) (100.0). 0. 0.0%. 5 0. し. 40.8%. 0. 7)不明・無記入. l. ﹂. 87. 1. 0.5%. ハリ. 3. 1.5% 34.3%. 6)昭和41年以降. ′−、\. 4. n. 2. 3. 2. .. 46. 2. 2 0. ︵. %. 00 9 9 . 6 4. %. 3 9 7 . 4 3. %. OU 2 3 . 〇〇 l. 0. %. 6. %. 0. 38. 14.7% 50.7%. 5)昭和21年∼昭和40年. .. 21.5%. 11. 4)昭和元年∼昭和20年. 8. 32. 38.3%. 8. 24.2%. 57. 3)大正元年∼大正15年. 4. 125. 2. 144 27.9%. 地域住民自身による学. 19.6%. %. 41. 34.9%. 2)明治26年∼明治45年. 5 5 9 . 5. 73. 1)明治25年以前創立. 費用の負担なし. 地域住民の多額の建設. 学校創立年(統合前). 2. ㈹ 不明・無記入. 2. 住民の関わり方. 費用の負担あり. 地域住民の多額の建設. 学校創立時の地域.
(5) 玉井 康之. 表3 地域別連合区と学校区の関係 学は 校緒. 区綜 とし 含の ′ ̄′些 区区 中あ にる 複. Total. (5). (4). (3). 連数. 書芸. 不 明 無 言己 入. 豆炭. 区物 141. 26. 23. 73. 19. 0. へき地紋なし・特別地. 18.4. 16.3. 51.8. 13.5. 0.0. 準へき地以上級. 16.7. 0.0. へき地紋なし・特別地. 3/1.0. 準へき地以上二級. 68.4. へき地紋なし・特月り地. 5=.=. 準へき地以上級. 70.8 25. 23. 19. へき地紋なし・牛与力lけ也. 3/l.7. 31.9. 26.4. 9. 10. 3. 0. 準へき地以1二級. 69.ぺ. 12.5. 13.9. 4.2. 0.0. 0. 0. 0. へき地紋なし・特妙j地. 50.∩. 50.0. 0.0. 0.0. 0.0. 準へき地J以l二級. 38 66.7. 19.3. l/l.0. へき地紋なし・年与ケ川地. 50.0. 37.5. 準へき地以1∴級. 16 59.3. 33.3 0. 0. 0. 0. へき地級なし・御用IJ地. 100_0. 0.0. 0.0. 0.0. 0.0. 9. 6. 2. 0. 45. 13.3. 4.4. 0.0. 100.0%. 100.0%. 本L幌■市. 16. 石 弓守. 13 17. 後 志. 3ノ1. 」ヒ 川. 50. 宗 谷. 4. 留 萌. 桧 L山. 28. 0. 50.0. 0.0. 73.4. 1/l.9. 13. 3. 15.8. 5.3. 47. 0. 7. 27.7. 6. 0.0. 100.0% 19. 2. 0. 10.5. 0.0. 100.0% 3/l. 9. 3. 5. 0. 26.5. 8.8. 14.7. 0.0. 100.0% 48. 8. 4. 2. 0. 16.7. 8.3. 4.2. 0.0. 100.0% 72. 5. 0. 6.9. 0.0. 100.0% 72 100.0% 2. 100.0%. 0. 0. 57. 0.0. 0.0. 100.0%. 0.0. 12.5. 0.0. 1. 0. 27. 3.7. 3.7. 0.0. 100.0%. 8. ∩. 3. 100.0%. 9. 0. 8. 100.0%. 100.0%. 準へき地以上二級. 62.2. へき地紋なし・特妙J地. 2′1.1. 準へき地以.l二級. 77.1 25. 29. 8. 8. 0. へき地紋なし・特ガIJ地. 35.7. 11.1. 11.4. 11.4. 0.0. 21. 36. 58∴∋. 13 36.1. 0. 準へき地以[二級. 2.8. 2.8. 0.0. 100.0%. 22 43.1. 17 33∴i. 5. 5. へき地紋なし・特炒り也. 9.8. 9.8. 2.0. 100.0%. 準へき土也以卜級. 5/1.8. 3.2. 0.0. 2. 2. 0. 0. 5. へき地紋なし・年寺柳j地. 40.0. 40.0. 0.0. 20,0. 0.0. 100.0%. 29. 7. 3. 0. 40. 準へき地以上級. 72.5. 17.5. 7.5. 2.5. 0.0. 100.0%. へき地紋なし・特別地. 16 11.1. 25.0. 準へき地1以1二級. 59 61.5. 25.0. へき地紋なし・特抑J地. 3(〕.0. 38. 6. 3. 0. 準へき地以卜級. 79.2. 12.5. 6.3. 13. 渡 島. 37. 空 矢口. 月旦 振. 17. 目 高. r一 勝. 9. 劫Il 路. 20.0 25. 9. 46.3. 16.7. 7. 14.6. 8. 7 13.0. 1. 0. 0. 48. 0.0. 0.0. 100.0%. 16.1. 9. 2/1. 5/l 100.0%. 8.3. 5. 4. 2. 13.9. 11.1. 5.6. 10 1り.1. 70 100.0%. 51. 0. 5. 25.8. 0. 0.0. 3. 0. 3.l. 0.0. 31 100.0%. 36 100.0% 96 100.0% 30. 8. 4. 9. 0. 26.7. 13.3. 30.0. 0.0. 100.0%. 0.0. 2.l. 100.0%. 10().0. 0.0. 48. 0. 0. 0. 0. 0.0. 0.0. 0.0. 29. 7. 1. 3. 0. 準へき地以上級. 67.4. 16.3. 9.3. 7.0. 0.0. 100.0%. へき地紋なし・特ガリ地. 17.4. 56.5. 4.4. 4.4. 100.0%. 77 72.0. 24. 5. 1. 0. 107. 準へき地以上級. 22.4. 4.7. 0.9. 0.0. 100.0%. へき地紋なし・科目測地 根 睾. 寺岡 達. ]ヒ海道. 3. 33.3. 2. 0. 」. 13. 669. 320. 208. 51.5%. 24.6%. 16.0%. 注1 数値の上段は学校数、F段は苦り合(%) ∼主2 「準へき地以上級」は、準低地及びへき地1級∼5級までの学校を含む。 i主3 表1に「司じ. 114一一. 43 23. 4. 17.4. 100.0%. 97 7.5%. 5. 0.4%. 1299校 】00.0%.
(6) Nq47.. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 1993.3. へき地地域の文化的な中心を失い,地域の死活問題. るという意識は,学校の文化・スポーツ大会等の行. にも関わるため,地域からも抵抗が多いことの反映. 事での連携や,学校運営への地域住民の係わりなど,. でもあり,逆にそのことはへき地において学校と地. 学校と地域の連携の内実によって形成されるのであ. 域が関わりやすい可能性を示すものでもある。. るが,その基礎的条件としての学校規則や地域の基. 学校から見れば,関係する地域の範囲は学校区に. 本的な特性による「自分たちの学校」意識への影響. なるのであるが,学校とは相対的に独自の運営を行. をここでは押さえておきたい。住民の「−自分たちの. う地域から見れば,学校区と地域の範囲が一致して. 学校▼」意識の程度を学校関係者が判断したものでは. いる方が,学校に関わりやすい。そのため,学校区. あるが,全体として把捉することで学校・地域の特. と地域の範囲が一致している方が,「 ̄自分たちの学. 性による傾向が現れている。. 校」であるという意識ももちやすい。. まず人間関係を大きく規定する学校規模を見ると. 「準へき地級以上級_jの中で管内別に見ると,「連. (表4),†13学級以下」の小規模学校では,自分た. 合行政区と学校区の領域が同じ」地域が多い管内は,. ちの学校意識を†非常に強く持っている」地域が60.6. 釧路が79.2%で最も多く渡島77.1%・目高72.5%・. %存在し,†【h4∼5学級「でも56.4%存在する。学. 網走72.0%と続く。全体として道東に多いが,これ. 級数が多くなればなるほどその割合は下がり,r】19. はへき地性の高さとともに,開拓の新開性が強いこ. 学級以上」の大規模学校では,自分たちの学校意識. とを示している。開拓が新開であればあるはど,学. を「非常に強く持っている」地域は13.9%に過ぎな. 校の必要性の認識も強く,学校と地域が結び付きや. い。学校規模の小さい地域は,よりへき地惟が強い. すいことを反映している。. 地域でもあるが,そのような地域で学校と地域の結 び付きも強い。. 3.学校・地域の特性と「自分たちの学校」意織. 以下「非常に強く持っている」という意識だけを. 客観的な地域の特性による,「【自分たちの学校」. 取り出して比較してみよう。地域の産業による地帯. 意識の動向を見てみよう。r¶自分たちの学校」であ. 特性を見ると(表5),自分たちの学校意識を「一非. 表4 学校規模別「自分たちの学校」意識 ㈲. ㈲. 棚. 不明・無記入. ほとんど持っていない. あまり持っていない. %. 0. %. 0. 3. 2 5. i. 3. %. .. 3一Jr. 1. 0. 1. 3. %. 0. 0. %. nU. 6. %. 7. 1. 4. 0. 2. %. 0. 0. 0. %. 8 . 8. 0. 0. %. 0. %. 5 4. %. .. %. 9. 6 2. 4 5. 3. 7−. 3 . 7 1. 13. 0. ∧‖>. 3. %. 0. RU 3 1. %. %. %. %. 3 1 3 . 1 9 4. 9. %. 6 8 2 . 7 5. 9 1. 2 1 1 . 1 2 5. 7 4. 8. 4.8%. 29 13.9%. 89. 66. 42.6%. 31.6%. ー 502. 567. 138.6%. 43.6% 13.9%. 180. 柱 衷1に同じ -- 115 --. 19 9.1%. 36. 2.8%. 2. 6)19学級以上. %. 5 4 7 . 1. %. 9. 5)12∼18学級. %. 9 . d. 3. %. 日耶. つJ. OU 2. %. .. 3. 8. ワ︼ 1. 4)9∼11学級. 少し持っている. 2 3 1. 5. .. 4. 6. %. 1. 2. 〇. 3)6∼8学級. %. 9 6 2 . 2 0 6. 2)4∼5学級. ㈲. 学 級 数. 強く持っている. 非常に強く持っている. 意識の状況. 1)3学級以ド. 脚. 州. 「自分たちの学校.」. 11 0.8%.
(7) 玉井 康之. 表6 学校創立年と「自分たちの学校」意識. 表5 地帯特性と「自分たちの学校」意識. − − − −. 5)昭和21年∼昭和40年. 9. 6)昭和41年以降. 50.0% 2. 7)不明・無記入. 20.0%. ●. 15 28.3%. 81 54.4%. 22 29.3%. 36 26.9%. 13 6.1% 0. 0.0%. 7. 87.5%. ラt 表1に同じ 往 表1に同じ 表7 学校建築の有無と「自分たちの学校」意識. 常に強く持っている」地域が多いのは,「農山村」 の55.5%で,その次に,「漁村」51.3%が続く。そ れに比して「炭鉱他_」「市街地」「都心部」はいずれ. も少ない。「農山村」「‘漁灯.Jで地域が学校との関 係を強く意識していることが分かる。. 学校創立時期で見ると(表6),大正期と明治後 期の創立地域で「自分たちの学校」意識が強い0そ れは義務教育無償となった明治33年以降に都府県の. 就学率が急速に高まったが,ちょうどそれ以降に創. 立された北海道の学校では,行政の財政援助が整わ ない中で,自分たちで学校を開設・建築したことに. ょる。地域住民自身の校舎建築状況で見てみると(表 7),「地域住民自身による学校建築の歴史あり_」の. 地域は,「自分たちの学校」意識を「非常に強くもっ ている」地域が50.9%あるのに対し,「学校建築の 歴史なし」の地域では,31.0%と低くなっている0. 連合行政区と学校区との関係では(表8),「連合 行政区と学校区の領域は同じ」地域では,「自分た. 50.2%で最も多い。次に「学校区の中に複数の連合 行政区がある」地域で31.9%,その次に「連合行政. ちの学校一億識を「非常に強く持っている」地域は,. 区の中に複数の学校区がある」地域で20.2%で,「学 ー116−. %. 4)昭和元年∼昭和20年. %. 4 2 9 4 4. 68 14.7%. 3 5 7 7. 3)大正元年∼大正15年. 9 . 5. 1. 8)不明・無記入. − 1 − −1− −L. 2)明治26年∼明治45年. 7.1%. 7)半農漁業半市街地. ﹁自分たちの学校﹂意識を 非常に強く持っている地域. − −1−■ − −. ■. 81. 4)市街地. 6)半農業半漁業地. 1)明治25年以前創立. 51.3%. 3)炭鉱地. 5)都心部. 学校創立年(統合前). %. 3 5 5. 2)漁村. 9 5. 1. 1)農Ll」村. 、1− 1−. ﹁自分たちの学校二軍識を 非常に強く持っている地域. ′’羊校区の主な地帯特性.
(8) No.47.. 1993.3. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 表8 学校区の範域と「自分たちの学校」意識. 校区と連合行政区はと錯綜しており別物」となって. 学校区の範域の関係. 自分たちの学校.意識を. 非常に強く持っている地域. 連合行政区と. いる地域は,19.6%と最も低くなっている。. 以上北海道の歴史的特性とそこでの学校形成の特 性から「【学校と地域一旦の基礎的関係をとらえてきた。. すでに見たように,北海道の学校は開拓の特殊な歴 史があり,その中で住民自らが多大な出費を伴いな がら学校創立・建築を担ってきた学校も多かった。 このような地域では,住民のf自分たちの学校」で あるという意識も強い。また学校・地域の特性では,. 2)学校区の中に複数の連合行政区が. 農山村地域にある学校で,小規模学校が,!学校と %. 6 2 3 . 3 0 5. 1)連合行政区と学校区の領域は同じ. 地域」の結び付きが強かった。また学校区と連合行. lfl2. ある. 政区が同じである地域は≠■学校と地域」が結び付く. 31.9%. 3)連合行政区の中に複数の学校区が. 可能性が強く,l一自分たちの学校更意識も強かった。. 42. ある. 20.2%. これらを支庁管内別にみると,釧路管内のへき地を. 19. 4)学校区と連合行政区は錯綜してお. 筆頭に道東でその傾向が強いことが明らかになっ. 19.6%. り別物. た。このような学校形成の歴史的な特性を踏まえな. 3. 5)不明・無記入. 60.0%. がら,次に「■学校と地域【を結びf)TA組織の特件 をとらえていきたい。. 注 表1に同じ. 表9 学校区の地帯特性とPTAの会員構成 ㈲. (2). 不明・無記入. 学校区内の地域住民も. 8)不明・無記入. 0. %. 7)半農業半市街地. .. 6)半農業半漁業地. 6 3. 5)都心部. 0. 4)市街地. 全いが正PTA会員. 2. 3)炭鉱地. 7. 2)漁村. (4). 〇. 1)農山村. 学校区内の地域住民も. 学校区の主な地帯特性. (3). 全戸が準PTA会員. 学童のいる家庭の父母. のみがPTA会員. PTAの会員構成. 0.0%. 87. 0. 55.1%. 0.0%. 13. 0. 92.9%. 0.0%. 455. 3. 98.3%. 0.6%. 52. 0. 98.1% 7. 38.9% 9. 90.0% 4. 10 55.6% 1. 10.0% 4. 50.0%. 50.0%. 834. 333. 64.2%. 25.6%. 注 表1に同じ −・117h・−. 1. 0.0%. 1.9%. ユ 5.6%. 0.0%. 0. 0. 0.0%. 0. 0.0%. 0. 0.0%. (100.0) (463) (100.0). (18). 0. 0.0%. 0. 0. 0.0%. 1.1%. (14). 0. 0.0%. 0.0%. 9.1%. (158) (100.0). ( 53) (100.0). 0. 0. 14. (ユ00.0). 0.0%. 0.0%. 118. ( 575). (100.0) ( 10) (100.0) ( 8) 」. 0. 0.0%. (100.0).
(9) 玉井 康之. に加入している。それは単に小規模の問題だけでな. Jl.北海道のPTAの特性と地域との連携. く,開拓の過程で学校を中心に地域が発展してきた. 学校と地域の連携にとって,PTAが地域に開か. 歴史を持つからである。. れているかどうかが大きく影響する。PTA自体は,. 学校を中心に地域が発展してきたという意味で. 戦後占領下でアメリカの指導の下に結成されたもの であるが,その加入に際しては,北海道の歴史的な. は,戟後のPTAも地域の問題を解決する機関でも あり,それは役員選出の仕方にも現れる。PTAの. 規定性を受けている。PTAの会員構成と役員構成. 機構は通常,運営委員会の下に各種委員会と学年・. 及び活動の特性をとらえていきたい。. 学級別の委員がいることが多い。その他には,地域. PTA会員構成の特性をみると(表9),まず北. ごとの活動や校外生活指導のために,地域別に選出. 海道全体では、「学童のいる家庭の父母のみが. する役員をおくところがある。この地域別に選出す. PTA会員」である学校は64.2%あるが,他方で「学. る制度は,実際には地域との結び付きが強い学校ほ. 校区内の地域住民も全戸が準PTA会員_jである学. ど必要であるし,また実際に設置されている。小地. 校が25.6%あり,また「学校区内の地域住民も全戸. 区ごとにPTA役員を選出する制度の有無を地帯特. が正PTA会員Njである学校も9.1%もある。すな. 性ごとにみると(表11),「農山村」と「漁村」で. わち現在でも34.7%もの学校で,児童のいない地域. は,40%以上も/ト地区ごとに役員を選出する制度が. 住民もPTA会員に入っているのである。. あるが,一方「市街地」では16.8%,「都心部」で. 地帯別にみると,「 ̄農山村」では,地域住民の全. は11.3%と少ない。役員の地域選出制度からみても,. 戸が準会員かil二会員である学校は,合計62.6%あり. 「農山村」・「漁村」で地域とPTAの結び付きが. 最も多い。次に「半農業半漁業地」の61.2%が多く,. 強いことを示している。. PTA総会の出席率は地域との結び付きの程度を. その次に「漁村」の43.6%が多い。「農山村」で PTAと地域の結び付きが強いことが分かる。. とらえるひとつのバロメーターである。地帯特性別. その内訳をとらえるために,「農山村」「漁村」「市. に出席率をみると(表12),「▲農山村」では,全体と. 街地」を抽出しっっ,その中で学校規模ごとに比較. して出席率が高い学校が多い。児童のいる家庭数を. してみよう。(哀10)。r農山村」の場合は,「3学. 10割にしているので,児童のいない地域住民が参加. 級以hF」」の学校では,地域の全戸が正会員もしくは. すると,10割を越えることになるが,「農山村」で. 準会員である学校は,合計85.0%であり,「4∼5 学級」でも64.8%ある。さらにr6∼8学級∼jの規. の学校を合計すると34.3%にもなる。このことは,. 模が小さくはない学校でも,21.4%の学校で,地域. PTAが単に児童のいる家庭の組織に留まるだけで. の全戸が正・準PTA会員である。「漁村ゝノでも,「9. はなく,学校と地域の結び付きを強める媒介になっ. ∼11学級」の大きな学校でも、33.3%の学校で,地. ていることを示すものである。「農山村」の次に「半. 域の全戸が準PTA会員である。さらに「市街地_】. 農業半漁業地」の出席率が高く,その次に「漁村」. でも,†9∼11学級ゝjの大きな学校でも、5,3%の学. の出席率が高い。. はPTA総会に「9∼12割未満」「12割以上」参加. 校で,地域の全戸が準PTA会員となっているので. 単位PTAで学習会を持っている所の学習内容を. ある。. 見ても(表13),地帯特性によって遠いが見られる。. 1954年の文部省PTA参考規約においては,父母. r▼pTAの役割・機能などについて」の学習会・研. ・教員の構成員の他には,「この会の趣旨に賛同す. 修会及び「学校を取り巻く地域の教育環境づくりに. る者」という参考規定があるのみで,もともと地域. ついて」の学習会・研修会は,「都心部」・「市街. 全戸が入ることを薦めていた訳ではなかったが,北. 地」の方が,「農山村」に比して若干多いが、基本. 海道では現在でも3校に1校は,地域の住民の全戸. 的には3∼4%の差でほとんど差がない。「子育て. がPTAに加入しているのである。. ・家庭教育について」の学習会・研修会のように. 都府県のLIJ村では,過疎化が進み学校が運営でき. 個々人の家庭に関係するものは,「都心部」で90.6. なくなる中で,児童のいない地域住民もPTAに加. %,「市街地」で87.7%もあり,「農山村」の77.2. 入する場合があるが,北海道の学校は市街地も含め. %よりも多い。. て,規模が比較的大きい学校でも地域住民がPTA. 一方教育内容や学校運営に関する学習会・研修会 −118.
(10) No.47. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 1993.3. 菱川 学校規模とPTA会Å構成の特徴 学校区内の地域住民も. 56.2%. (4). 全戸が正PTA会員. 学校区内の地域住民も. 14.4%. 全戸が準PTA会員. 1)3学級以ド. 学童のいる家庭の父母. のみがPTA会員. 学校区の主な特性. 学 級 数. (3). ㈲ 不明・無㍊入. (2). PTAの会員構成. 28.8%. 0.7%. 0.0%. 2)4∼5学級. 32.0%. 52.5%. 12.3%. 3.3%. 0.0%. 3)6∼8学級. 76.5%. 20.4%. 1.0%. 2.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 4)9∼11学級. L lOO.0%. 5)12∼18学級. こ 100.0%. 6)19学級以上. ;100.0%. 0.0%. (306). (100.0) (122). (100.0) ( 98). (100.0). (16) (100.0) ( 27). 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 207. 256. 104. 8. 0. (575). 36.0%. 44.5%. 18.1%. 1.4%. 0.0%. (100.0). Fl)3学級以卜. 20.0%. 58.0%. 20.0%. 2.0%. 0.0%. ‡2)4∼5学級. 47.5%. 45.0%. 5.0%. 2.5%. 0.0%. 84.3%. 13.7%. 2.0%. 0.0%. 0.0%. 1. 0.0%. l. l. 」_ ▼_ __ ,..._ _、▲ ▼ _ _. 農ll,J村合計. 漁:3)6∼8学級. 村. 4)9∼11学級. 66.7%. 33.3%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 5)12∼18学級. 100.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.000. 6)19学級以1二. 100.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 56 35.4%. 13 8.2%. 2. 0. 1.3%. 0.0%. 87. 】 : 漁村合計 l. 1 55.1%. ( 6) (100.0). ( 50). (100.0) ( 40). (100.0) ( 51). (100.0). ( 6) (100.0) ( 8). (100.0). ( 3) (100.0) (158). (100.0) ( 8). 0.0%. 0.0%. 0.0%. 2)4∼5学級. 100.0%. 0.0%. 0.0%. 0.090. 0.0%. 3)6−8学級. 95.7%. 2.2%. 0.0%. 2.2%. 0.0%. 4)9∼11学級. 94.7%. 5.3%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 5)12∼18学級. 98.6%. 0.5%. 0.0%. 1.0%. 0.0%. 100.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 0.0%. 5. 0. 3. 0. (463). 1.1%. 0.0%. 0.6%. 0.0%. (100.0). l. 25.0%. l. 75.0%. l. 1)3学級以卜. l. ;6)19学級以上 _、_▼. _._. F. l. (100.0). ;市街地合計. ▼. _. ▼l_▼▼ ▼. 455 98.3%. 往 表1に同じ. −119−】匹. (100.0). ( 9) (100.0) ( 46). (100.0) ( 19). (100.0) (210). (100.0) (171). (100.0).
(11) 玉井 康之. 表11学校区の地帯特性とPTA役員選出制度 小地域(町内会等). Total. (2). (1). ごとにPTA役員を あ. 選出する制度. な い. る. 学校区の主な 地帯特性. 331. 244. 1)農山村. 42.4%. 2)漁村. 43.0%. 3)炭鉱地. 21.4%. 4)市街地. 16.8%. (575). 57.6% (100.0). 68. 90. 3. (158). 57.0% (100.0). 11 (14) 78.6% (100.0). 1 78. 385. (463). (100.0). 1. 83.2%. 47. 6. 5)都心部. 11.3%. ;13. 6)半農業半漁業地. 6. ミ 60.0%. L. 8)不明・無記入. (100.0) (18) (100.0). 5. 72.2%. 7)半農漁業半市街地. ( 53). 88.7%. 5. ;62.5%. 27.8%. 4 (10) 40.0% (100.0) 3 ( 8) 37.5% (100.0). 3% 3% ). T。tal. 柱 表1に同じ 表12 学校の地帯特性とPTA総会出席率 ㈲. ㈲. %. 1 1. 0 %. 0. 0. 0 0. 30.2% 2. 3. %. 1. 7. 6 1. 5. 27.8%. 7. 38.9%. 3. 37.5%. 2. 0. %. 1. 0. 7. 70.0% 10.0%. 0 0. T。tal. 1. 12.5%. %. 0. %. 1. 7. 1. 12.5%. %. 0. %. 8. 1. 10.0% 10.0%. 2 4. 0. %. 0. 0. 8)不明・無記入. 1. 1. 5.6%. 0 0. ﹁. %. 0. %. 1. %. 7)半農漁業半市街地. 0.0%. 9 7. 6. 0 1. 日H︼■■. %. 0. 6)半農業半漁業地. %. l. 〇. 8 1 5 .. %. 9 2 3 . 14 2. %. 16. 12割以上. 9割∼12割未満. %. 30 56.6%. つ. 5. %. 9.4%. 8. 5)都心都. 2. 158 34.1%. 2 9 3 . 6. 230. 7.1% 49.7%. 4. 4)市街地. 33. 3. 14.3% 21.4%. 1 ∩′﹂. 3)炭鉱地. %. 、ソ︼. 9. 3. 9 3 5 7 ‖甘血■■■ 5 . 7 2 5 3 3. 4. 6. 2. %. 3. . 4. 19. 0.6% 12.0%. 2. 1. 2)漁村. %. %. . 7. 1. 1.09−). 4 6 9 2 2 . 1 1 り・︼. l 4. 6. 1)農山村. 6割∼9割未満. 3割∼6割未満. 1割∼3割未満. 1割未満出席. 学校区の主な 地帯特性. (4). (3). (2). (1). PTA総会出席率. 0.0% 1. 25.0% 12.5%. 0. 0.0%. 3% 2% 2% 2%1% 5%. 注1 児童のいる家庭数を分母にする。 表2 表1に同じ -- 120 ----.
(12) No.47.. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 1993.3. 表13 学校区の地帯特性とPTA主催学習会の内容. と将来について. 3 %. 4. %. −・3. %. 14 77.8% 8. 80.0% 7. 87.5%. 1063 81.8%. 50.0%. 16.7%. 2. 20.0%. 3. 30.0%. 6. 75.0%. 4. 50.0%. 547. 275. 42.1%. 21.2%. 注 表1に同じ. については,反対の傾向が見られる。「学校の教育. 街地」は11.9%,「一都心部」で13.2%と少なくなっ. 内容や教育指導のありかたについて」の学習会・研. ている。以上,PTA構成員及び役員の特性や活動. 修会は「都心部」の32.1%に対して,「農山村」は. の特性から学校と地域の連携を見たが,「一都心部」「市. 44.9%と多い。また「現在の学校のおかれた位置と. 街地」と「農山村」とは,構成員の範囲や地域の学. 将来について」の学習会・研修会では,「都心部【」. 校に関わる内容において,大きな相違が見られる。. の11.3%に対して,「農山村」が24.2%と多くなっ ている。. このように学習会・研修会の内容を見ても,「農 山村」の方が,学校の教育内容や運営の方向性まで 含めたものが多い。それは「農山村▲」の方が,学校 の教育内容・運営に関わりやすいということと,関 わることによって学校運営も成り立っということを 意味している。 これらの学校とPTA・地域との関係の結果とし ての双方の密接度を学校管理職のとらえた意識で比. 較してみると(表14),自分の学校でPTA・地域 との関係が「極めて密接な方である」ととらえてい る人は,「農山村」の学校で40.0%と多く,一方「市 ー121Ⅳ. 現在の学校の置かれた位置. 6. %. 573 44.1%. 1 . 、ソ︼ 3. 645 49.7%. ■1. 7 1. 3. 37.5%. 9 . 11− 4. %. 6 . 0 9. 4. 50.0%. %. 1. 00 .4. 3. 30.0%. 2. %. ︻・−. .. 7 00. 6. 60.0%. 1. 已U. 4. 〇. 7. 38.9%. . 8 3. %. 9. ●. 9. 学校の教育内容や教育指導. 6. 3. 2 9. J−−−1. %. 49.1% 50.0%. 00 9 5 . 2 4 4. %. 8. 7 7. %. 5 2 2 . 7 4. 4. 7 9 1 . 2 6 4. 8)不明・無記入. 3. 7)半農漁業半市街地. 1 2. 6)半農業半漁業地. 26. 3. 1. %. 5)都心都. 247 53.3%. 2 一. %. 4. 〇. 4 5 6 .. 4)市街地. 4. 28.6%. %. 4 2 4 . 4 7 7. %. 7 . 3 4. %. . 6 4. 2. 3)炭鉱地. のあり方について. 櫛 子育て・家庭教育について. 1 5 2. 3 7. 2)漁村. 学校をとりまく地域の教育. %. 6 0 7 . 2 8 4. 1)農山村. ︵ 環境づくりについて. 学校区の主な地帯特性. 別. 学習会・研修会 の内容. PTAの役割・機能などに. 単位PTA主催の. ついての学習会・研修会. 数年の問に開催した.
(13) 玉井 康之. 表= 学校区の地帯特性と学校・PTAの関係. ︶ 5 0. ︶. ︻− .. ︶ 0. .. ︶. 1. ︵. 4 0. 6 .. 3 0. ︶. 0. 1. ー. l. 〇 〇. 0. .. ー. 1. 10.0%. 0. 0.0% 0. 0.0%. (18) (100.0). (10) (100.0). 0. 0. 0. ( 8). 0.0%. 0.0%. 0.0%. (100.0). 0. (1299). 88. 6、8%. 7. 0.5%. ノ. 3. 5. ︵、︵. 1. ヽ、■ノ. 0. ノ■ヽ、+J∫l. 4. 0. 0.0%. ︶. .. l. 〇 〇. ︵. 1. ︶. 00. 5. 1. 0. 855 65.8%. 0. 349. 】26.9%. 3. 37.5%. 0. 0.0%. 5.6% 10.0%. 1. 5. ︵︵. 5. 50.0%. 62.5%. 53 11.4% 9.4%. 5. 30.0%. 2. 14.3%. 41. 72.2%. 3. 12 7.6%. 77.4%. 13. 4. 22.2%. 1. 7. 13.2%. 0. Total. 351 75.8%. 0. 8)不明・無記入. 55 11.9%. 5. 7)半農漁業半市街地. 78.6%. ︵︵. 6)半農業半漁業地. 11. 1. 7.1%. ㈲ 不明・無記入. 5)都心都. 100 63.3%. 棚 はとんど密接ではない. 4)市街地. 44 27.8%. %. 3)炭鉱地. 331 57.6%. 2. 2)漁村. 230 40.0%. 4 4 1 .. 1)農山村. ㈲ あまり密接ではない. 学校区の主な 地帯特性. 脚 密接な方である. との関係の密接度. 川 極めて密接な方である. 学校とPTA・地域. 0.0%. (1DO.0). 注1密接度は学校長等学校関係者のとらえた意識 注2 表1に同じ. に行うものはしばしば見られるが,北海道では学校. Ⅳ.北海道における学校行事と地域の行事の連. 区単位で,地域が学校と一体化して行うことが多い。. 携. 運動会は,地域住民の一つの楽しみでもある。地 域の運動会と学校の運動会を共催で行っているとこ. 学校と地域が連携する上でも,学校行事は地域住 民が最も関わりやすい分野であり,また地域住民に. ろは,「農山村」の学校が65.7%で圧倒的に多く,. とってはひとつの楽しみになる分野である。学校行. 他方「周ミ心部」は3.8%,「市街地」は5.2%と少な. 事に地域がどのように関わっているか,また地域の. い(表15)。学校の運動会と地域の運動会との関係. 行事に学校がどのように関わっているかが,開かれ. をみると,「全く別々に行い関係がない」学校は北. た学校の重要な条件となる。. 海道全体で約半分あるが,地帯別にみると「都心部」 ・「市街地」では,別々に行う学校は,それぞれ90.. 6%,87.9%と多い。一方「農山村」では,学校と. 1.運動会と学校・地域の連携 学校の主要な行事のひとっに運動会がある。日本. 地域が「全く別々に行い関係がない」という学校は, 22.3%で少ない。. で運動会が地域・父母の見学を含めて行われるよう になったのは大正期からである。この時期に開拓の. さらにPTAの会員構成から地域と学校の運動会. 進んだ北海道では,当初から小規模であったという. の関係を見ると(表16),「学校区内の地域住民も全. こともあって,学校の運動会は住民に見せるという. 戸が正PTA会員」のところでは,「地域と学校の. よりも住民も参加するという形態で作られてきた。. 共催で行う」学校が89.8%あり,運動会が学校と地. 農村地域では,農民運動会など,農協主催で全町的. 域で統一化されている。「学童のいる家庭の父母の ー122−.
(14) 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. No.47.. 1993.3. 表15 学校区の地帯特性と運動会の特性 伸 その他. 引 地域と学校の共催で行. ・つ. .. 3. 〇. %. .. 1.I. 1. 7. 1. 3)炭鉱地 7 00. .. 7. 4. 〇. %. 9. 4)市街地. .︵. 50% 6. 1. 2)漁村. Total. %. 8 3 2 . 1 ︿リ﹂ 2. 1)農山村. 同じ日の午前午後など. 学校区の主な 地帯特性. に分けて行う. 運動会の関係. 2. ‖ 全く別々に行い関係が. ︵ ない. 地域の運動会と学校の. 8 4 %. 6 . O g. 5)都心都. 2. 2. 4. %. 1 1. 1. 6. 0. 4. .. 3. 0. 7)半農漁業半市街地. 1. %. 仁U. 7 6. %. 2. 2. 2. 6)半農業半漁業地. 0.0%. 40.0%. 1. 4. %. 5. 2 1. 8)不明・無記入. 0. 50.0%. 0.0%. 38. 509. 96. 2.9%. 39.2%. 7.4%. 注1 表1に同じ 表16 PTA会見構成の特賞と運動会の特質 (3). その他. ▼︹ノ. 地域と学校の比ハ催で行. Jし. 0. 1. 2 4. (14) 7.1%. 50.0%. 0.0%. (100.0). 0. 0. 0. ( 0). 0.0%. 0.0%. 0.0%. (100.0) (1299) (100.0). 38. 509. 96. 2.9%. 39.2%. 7.4%. 往1 表1に同じ ー123一−】. \. .. 3 0. 3. 0. (100.0). ー・. 3. 1. %. 5. 1. (118). ︶. 4 0. 3 .. ︶. 0. 6. 5)不明・無記入. 1. %. 8 . 7. 3)学校区内の地域住民も全iiが 正PTA会員 4)その他. 0. 6 2. 2)学校区内の地域住民も全戸が 準PTA会員. 8. ︵ ︵. %. 8 1 1 . 6 4 7. 1)学童のいる家庭の父母のみが PTA会員. に分けて行う. PTA会員の構成範囲. 同じ‖の午前牛後など. 全く別々に行い関係が. 運動会の関係. 棚. (21. 地域の運動会と学校の.
(15) 玉井 康之. みがPTA会員」である学校では,「全く別々に行. 他方「学校区内の地域住民も全戸が正PTA会員」. い関係がない」学校が74.1%ある。主要な学校行事. である学校は,「学校としては全く関与していない】」. である運動会は,∃農山村〉j の学校及び全戸が. という学校は2.5%と少なく,「準備・運営まで教. PTA会員である学校において,地域との結び付き. 師と児童が関与」している学校は,23.7%と多く,. が強いと言える。. また「学校教育として児童を参加させる」学校も31.4. %と多い。このようにPTA自体が父母にとどまら 2.地域の祭りと学校. ず地域と密接な関係がある学校は,地域の祭りにも. 地域の祭りは,児童間相互の密接な関係を作る上. 極めて関わりやすい。地域の行事への関わりは,祭. でも,大人社会の共同関係を模倣学習する上でも,. りに代表されるが,祭りだけでなく様々な地域の行. 近年その重要性が指摘され,学校教育に祭りを組み. 事に対しても同じことが言えるのである。. 込むことが求められている。地域の祭りに学校とし て関わる際に,基礎的な条件として学校区と連合行. 3.文化・スポーツの行事と地域との連携. 政区が 一致している所ほど,地域ぐるみで祭りを行. 運動会や祭りなど,学校・地域の大きな行事だけ. いやすく,また学校規模が小さいほど,学校全体と. でなく,地域住民の主催している文化・スポーツに. して関わりやすいのであるが,さらにPTAが地域. 関する行事にも学校と地域との連携が見られる。北. と如何に関係しているかによって,祭りへの関わり. 海道は開拓の過程においては,学校は地域の文化セ. やすさも変わってくる。. ンター的な役割を強く果たしてきた。開拓の過程で. PTAの組織構成の特性別にお祭りへの関わり方. は,地域住民が主催した行事に対しても学校・教員. を見ると(表17),【学童のいる家庭の父母のみが. が強く支えてきたのである。ここでいう地域の文化. PTA会員である学校では,地域の祭りに「学校. ・スポーツ大会の行事とは,例えば,百人一首,カ. として全く関与していない」学校が17.6%あり,一. ルタ,合唱・コーラス,映写会,意見発表・スピー. 方「準備・運営まで教師と児童が関与」している学. チ,餅つき,ソフトボール,サッカー,バレーボー. 校は,4.1%と少なく,また「学校数育として児童. ル,スキー,スケート,マラソン,キャンプ,登山,. を参加させるという学校も,9.6%と少ない。. サイクリング,釣り,などである。. 表17 PTA会員構成の特質と学校の地域祭への関わり方 7. 6. (2). (1). ︶ ︶ ︶ − ィ. ︶ ︶. ︵. 1. ︶. 4 0 .. ︶. l. 〇 〇. %. 0. 0. %. 0. 0. ︵︵. 0. 0. ︶ 0. ︵. 0. 0. 0. ︶. 0 0 1. ︵. %. 0. 0. %. 0. 0. 124 【. 8 0 1 . 1 0 0 1. ︵. %. 0. 0. %. つ仇. 4. 往1 表1に同じ. 8.0%. 3 0 3 . 3 0 0 1. 0. 4. 219 104. 12,4% 49.8% 11.4% 16.9%. ︵ ︵︵. %. 0. 3. %. 1. 2. %. 161 647 148. 0. 0.0%. 0. 0. 0.0%. 0. 0. 0.0%. 〇. 1. 4. 0. 0. l. %. 0. 1. %. ■ソ︼ . 1. 7.1% 35.7% 21.4%. 0.0%. 4 0 3 . 〇〇 〇. ︵. l. 0 1. %. 4 1. 3. 5)不明・無記入. 鼓笛隊等+学校数育と して児童参加. がない. 2. %. 1 2. 4. 3. %. nXU 7 2 . 3 2. 3. 5. %. 0 . 2 1. %. 4 . 1 3. 1. その他の関わり方・祭. 0 4. 7 3. 4)その他. %. 1 . 4. %. ∩コ 7− 9 . 9 2. 4. 3.4%. 準備・運営まで教師と. 4 3. %. 6 . 9. 3 42 2.5% 35.6%. 児童が関与. 学校数育として児童を. 0 8. %. 00 . 4. 163. 3.0% 48.9%. 参加させる. %. 6 1. 10. 鼓笛隊等の特定の児童. PTA会員. 5 0 2 . 1 5 1. 3)学校区内の地域住民も全†Jが止. 437. 17.6% 52.4%. (5). (4). が参加. 2)学校区内の地域住民も全戸が準 PTA会員. 147. るよう配慮. 1)学竜のいる家庭の父母のみが PTA会員. (3). 学校は児童が参加でき. していない. PTA会員の構成範囲. 学校としては全く閲㌧. 地域の祭への 学校の関わり方.
(16) 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. No.47.. 1993.3. はない」学校は,「農山村」の5.2%と少ないのに. 地域住民主催の文化・スポーツ大会への学校の協 力の有無を見ると,学校規模差では協力の有無に差. 対して,「都心部」は37.7%,「市街地」は24.2%. がないが,「農山村_」と「都心部_」「市街地」では差. と多くなっている。すなわち学校規模による,地域. がある。学校規模を「3学級以下」から,「19学級. 住民主催の文化・スポーツ大会への学校協力には,. 以上_」まで6つに分けて,「学校が協力している地. それほど規定されていないが,地帯別の特性には大. 域の文化・スポーツ大会がある」学校の比率をみる. きく規定されているということである。 学校が協力した地域の文化・スポーツ大会への参. と,最も小規模な学校も最も大規模な学校もそれほ ど大差はない(表略)。学校規模による文化・スポー. 加形態をみよう(表19)。「【学童の親と子の両方」の. ツ大会の有無をみると,北海道全体で67.3%に対し,. みが参加している文化・スポーツ大会の比率は,「農. 「3学級以下」71.7%,「4∼5学級」76.8%,「6 ∼8学級」72.6%,「9∼11学級」66.7%,「12∼18. 山村」も「都心部」もはとんど格差がない。学校が 協力している行事であるから,「学童の親と子の両. 学級」56.8%,「19学級以上」59.3%,となっている。. 方」が参加するのは,ある意味では当然である。一. しかしこの文化・スポーツ大会への学校の協力の. 方学校が協力するもので「学童のいない地域住民も. 有無を地帯特性別にみると(表18),「学校が協力し. 参加」する形態の文化・スポーツ大会の比率をみる. ている地域の文化・スポーツ大会がある_」学校は,. と,「農山村」では,文化大会42.1%,スポーツ大. 「農山村」で76.2%の学校がある一方,「都心部」. 会46.8%であるのにたいして,「都心部」では,文. 43.4%,「 ̄市街地」57.9%とその格差が大きい。ま. 化大会13.2%,スポーツ大会11.3%と少なく,「市. た「学校が協力している地域の文化・スポーツ大会. 街地」も文化大会16.8%,スポーツ大会17.3%と少. 表18 学校区の地帯特性と学校協力の文化・スポーツ大会の有無 (1). ︶ ︶. 5 0. ︶ ︶. .. 8 0. 5. .. 7. ー. 1. l. 〇 〇. 4 0. .. ︶. l. 〇 〇. l. 1. 0. .. 3 0. 6. 4 0. 一l. l一 ︶. ■し ,し. ︶ .. (1299) (100.0). 175. 250. 13.5%. 19.2%. −. (100.0). ー 一. 〇 〇. l. 8 0. ■一一. 、し し. ( 8). ︶. /11. .. 3 0. 5. ・し. %. 1 1. (100.0). 12.5%. 874. ー−▼1251−l一. 1. 2. 20.0%. 67.3%. 注1 表1に同じ. 0. %. 0. 1 0. %. ( 10). 0. 0.0%. ︵ ︵. %. 5.6% 0.0%. 1. 5 7. 7. 87.5%. 1. l. 8. 80.0%. 9 . OU l. 15 83.3%. 0 1. %. 3 4 2 . 3 4. 20. 0. %. %. 9 .. 2 ︻−−. 5. 8 6. 24.2% 37.7%. ︵. %. 3 9 8 . 7 1. 1リ﹂. 3 . 5. %. 5. 8)不明・無記入. 7. 7)半農漁業半市街地. 1. 6)半農業半漁業地. 6. 0 4. 8. 5)都心都. 112. 5 0. .. 一. %. 7. 7. 4)市街地. ︵. 8 1. 6. 1. 7. 〇. 3)炭鉱地. 7. 1. 〇. %. 7. 2)漁村. 00▼ ハ∠. 3 . 4 6. 1)農L山村. 地域住民主催の文化・スポ. 学校区の主な地帯特性. ーツ大会はない. 大会の有無. 学校が協力している地域の 文化・スポーツ大会がない. 文化・スポーツ. Total. (3). (2). 学校が協力している地域の 文化・スポーツ大会がある. 学校が協力する地域の.
(17) 玉井 康之. 蓑19 学校区の地帯特性と文化−スポーツ大会での参加形態 ㈲ 不明・無記入. 5. ′. . 8. 5. ︶. .. 0. 1. ′−\. 3 0. .. 0.0% 0.0%. ( 8). (100.0) (100.0) (1299). (100.0). 9.9%. 33.7%. 0.2%. 往1 上段の%は、文化大会の比率 注2 下段の%は、スポーツ大会の比率. 往3 トータルの上段は学校数. ない。「都心部」・「市街地」で「学童のいない地. 協力することであるが,「農山村」は「父母等が準. 域住民も参加」する形態の学校が少ないことは,文. 備の段階で協力する,」という学校が19.3%あり,「市. 化・スポーツ大会が地域に開かれにくい要因がある. 街地〟jの6.5%,「都心部」の9.4%よりも多い。「市. ことの現れである。逆に言えば,学童のいない地域. 街地」「】都心部」の学校は,「父母等が多数見学に. 住民が多く参加するような文化・スポーツ大会に. くる」という形態で参加する学校が多い。. は,学校はあまり協力していないことの現れでもあ. このように,北海道とりわけ「農山村」において. る。「農山村」では,【学童のいない地域住民も参. は,学校の行事と地域の行事を連携させて運営する. 加.」する行事にも学校・教員が多く協力しており,. 所も多く,また学校の行事に地域が協力している所. 地域行事が学校に支えられまた−−・一体化しているので. も多い。. ある。 これら文化・スポーツ大会のように地域の行事に. 以上,代表的な学校と地域の行事の連携や学校行 事への地域の協力の態様をみてきたが,総体として. 学校が協力しているだけでなく,学校の行事にも地. 学校の行事・運営への協力性を学校側からの地域へ. 域が協力し,学校を支えていくことが当然重要であ. の評価(4段階)でみると,「極めて協力的である. る。運動会の他に主な学校行事として,学校文化祭. と思う」と評価する学校が最も多い地帯は,「農山. があるが,父母や地域住民の関わり方をみてみよう. 村」の51.7%である。次に多いのがl ̄漁村」42.4%. (表20)。学校と地域との関係の上で重要なのは, これら学校行事の準備の段階等で父母・地域住民が. と,「半農漁業半市街地」の40.0%であり,以下「都 心部几j28.3%,「】半農業半漁業地」27.8%,「市街地」 Ⅳ】126−−. −. l. 〇 〇. ︵. 0. 0. 0. (10). \.一′. %%. ︵. 2. 00. 6. ︶ ︶ ︶ ︶ 4 0 3 0 1 . 6 .5. 0. ︵. 0. 〇 4 0. 0. 1. ︵. 0. 0. 0. 6 5. %%. 6 6. 0.0% 0.0%. 18.8%. 32.3%. ︶. 1 0. ︵. 0. 1. 4. (18) (100.0). 13・5% 3・1% 29・7% 6・4% 47・3% 0・0% 5.0%. ・、−. 5 0. 7−. ー. 5 0. 0. 1. ・し. 0. %%. 5. %%. 4. 0.0% 25.0% 0.0% 12.5%. ︵. %%. %%. 7. 0. 1. %%. 0. 亡U. 70.0% 40.0%. 0.0%. 0. 1. 6. 6. 5 3. %%. 0.0% 10.0%. 0.0%. 22.2%. ︵. 0. 5. %%. 7 5. 1. 55.6%. ︵. 0. %%. 0. 2. 0 0. 3. 01 4 3. 7. 5. 0. 2. 4 2. 1. 9. %%. 2. %%. 1. %%. 6. 50.0% 50.0%. %%. 6 3. %%. 5. 8)不明・無記入. 12.5% 12.5%. 学校が協力しているス. ポーツ大会はない. 学童の親は応援のみの. 1 2. 0.0% 10.0% 20.0% 20.0% 10.0% 20.0%. Total. 5.6%. 55.6% 11.1%. 7)半農漁業半市街地. 12.5% 25.0%. 4. 38.9%. 4 1. 0.0%. 0.0% 11.1%. 3. 0.0%. 6)半農業半漁業地. 7. 13.2% 11.3%. 8. 9.4% 11.3%. 0 2 1 1. 9.4% 13.2%. 2. 16.8% 17.3%. 8. 3.9%. 6. %%. 23.3%. 3. 6. %%. 1.9%. %%. 5)都心部. 15.1%. 8 2. 4)市街地. 0. 7.1% 7.1%. 0. 21.4% 7.1%. 5. 3)炭鉱地. 1. 3.8% 7.6%. 9 00 2 2. 15.8% 19.0%. 8. 2)漁村. 4. 3.0% 4.0%. 1. 4. 12.5% 16.5%. 2︵れ. 1)農山村. 参加. 地帯特性. 学童のいない地域住民. 学校区の主な. も参加. 参加形態. 3. 文化・スポーツ 大会での. ㈲ 学童の親のみ. 川 学童の親と子の両方. 学校も協力している.
(18) 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. No.47.. 1993.3. 表20 学校区の地帯特性と学校文化秦への地域の参加形態 (1). (5). ︶. 7. ︶ ︶. 1 4. ︵. ヽ,. 6. ヽ■′. 3 0. .. ー. .. 3 0. 5 1. ︵. ︶. \′イ. l. 0. 8. ︶. 1. ︵. 0. 0. ︶. 0. . 〇. 1. 0. ︵. %. ︶ 8. ︵. 0. 1 0. 0. ︵. の学校は,56.3%ある。体験の内容は地域の特性に. は,かなりの開きがみられる。. 応じて取り上げられるべきものであるが,体験内容 の種類で最も多いのは,農村が多いということも加 わって農業の播種・移植・収穫の体験が多い。北海 道全体でこの播種・移植・収穫の3種類を合計する. 体験学習は特別活動だけでなく,教科・教材にお いても利用されるために,その概念は広いのである が,ここでは地域素材の教材化など直接教科・教材. が多い地帯は,F都心部¶1の77.4%と「市街地_」の. に関するものを除いて取り上げたい。. 75.2%である。反対にl ̄現在体験活動等なし」の学. 体験学習は,大きく二つに分けると,主に気づき ・発見を重視する自然体験学習と,主に社会性・共 同性を重視する勤労体験学習があるが,この二つは, 取り上げる内容によっては密接に関係する。体験学 習で多く使われるものは,自然・生物に関するもの である。自然・生物に関するものは,対象が生き物 であり、変化に富むという特殊性と,誰もが体験に 関わりやすいという性格をもつことによる。. 校が少ない地帯は,「半農業半漁業他」の22.2%,. と,23.6%となる。. 地帯別にみると,「\現在体験活動等なし」の学校. 「漁村」の38.0%,「農山村」の45.0%である。全 体として「 ̄農山村」や「漁村_」の方で体験活動が多. いのであるが,その内容をみると,「 ̄農山村」では, やはり農業の播種・移植・収穫を行う学校が多く, この3つで,37.7%を占めている。「漁村」では, 漁業の捕獲・僻化を行う学校が多く,この2つで, 34.8%を占めている。それぞれの地帯の特性に合わ. ︶. 0%. (1299). おいても,「農山村」と「市街地】_j・「 ̄都心部」と. せて体験の種類を選んでいることが分かる。. ︶. 0. ● 0. 1. 0. ︵. %. 9. 0. 12. 0.9%(100.0). (表21),北海道全体では,「現在体験活動等なし」. ¶127一. ︶. 0. .. l. 〇 〇. 、し. 1. 1%. 0. ︵. 0. 4 0. 0. ︵. O. 〇. n. 〇. 0. ′し. 口. %. 1. 9. 9 0%. %. 201. 58.9% 13.9% 15.5%. 25.1%と続く。学校からみた地域の協力度の評価に. 地帯特性別に勤労等の体験活動の種類をみると. ︶. 0. .. 1. 0. ︵. 0. 00. 5. 1. ︵. 0. O. nU. 5. 2. 25.0%. テlミ1 表1に川じ. Ⅴ.体験学習と地域との連携. ︶. 0. ︵. 1. %. .. 5 0. 5 0. ︵. 2. 0. %. 181. 0. 3. 37.5%. 1%. 765. 0%. 7 8. 49 3.8%. %. 7 ■リ︼. 91. 37.5%. 0. 1. 3 1. ▲リ︼. 3. 7.0%. 1. 80.0% 10.0%. 0. 0.0%. 64% 00. 3 1. 4. 9. 5. 5%. 8. l. けL. 30%. ︵hU. 0. 0.0%. 2. 61.1% 11.1%. 0. 0.0%. 3. 5. 26%. 6 1. %. 1. 33%. 0.0%. 0. 0.0%. 11. 0. 0. 95% 5. 4. 3. 5. ウ︼. 26%. 6 1. 6 1. 11%. 1 3. ■t. q. 99%. 2 6. 3. 5.7%. 0.0%. その他・文化祭がない ・不明. 父母や地域住民が手芸 ・絵画等を出品する. 父母等が準備の段階で. を含む︶. も協力する︵多数見学. 6%. ハhU. 4. 蔦U. 3. 2. 4. 9. 2. 4. 9.9%. 7.5%. 93%. ∩入U. 5. 2. 46. 15%. 8)不明・無記入. 1%. 7)半農漁業半市街地. 3. 21.4% 3. 6)半農業半漁業地. 9. 1. 5)都心都. %. 7. 4)市街地. 12%. 9 7. 9. 5. 5. %. 3)炭鉱地. 4 5. 7. 3. 4. り. 2)漁村. 3 3. 21%. 34%. ﹁. 1)農山村. (4). 父母等が多数見学に る. 地帯特性. る. 学校区の主な. 父母等が若干見学にく. 参加形態. 参加はない. 父母地域住民の. (3). (2). 学校文化祭にはとんど. 学校文化祭への.
(19) 玉井 康之. 学校区の地帯特性と体験学習の種類. 表21. l. a. O. t. T. し. その他の体験活動. 等. α 現在体験活動等な. u. ㈲ その他複数活動. 00. 仰植林等. ㈲ 業墓.ふ化十. ′し. \1.ノ. ︵. ︶. ︻〇 〇 7 . 5 0 0 1. ︶. ︵. 1. .. 0. ′一l\. ︶. 8 0 5 1 0. 60%. O. 59%. 5. り︼ ハリ. QU 3. 9%. ‖%. 1. ︶ 4. ︵. 1. 2. 0. 9. 0. .. ︶. O. ︵. nU. ︶ ︶. ︵. 3 0 6 . 4 0. ︵. 48%. 0 ︶. nくU. 0. 1. \︼ノ. 5. l. 1 8. ︵. 4%. 3%. 1%. 1%. ︶. O. ′一lヽ. 0. %. 41%. 4. %. 5. クー. 7 7. 3. 2%. 0. 7. 3. 6%. 31%. 8. 3. 4 6. %. %. 1. l. 0. ︵. ︶. .. l. り︼. 1. 〇 〇. 0 0. 二. ︵. l. O. ハU. %. 6. 0. 0. 1. ︶. 日‖H. ︶. 6. 0%. 1%. 0%. ︵. 0. 0. 4. 6. 7. 15%. 5. n. 7. O. 0. 1. 6. 0. 3. 5. 6. 1. 00. 5. 7. 3. %. 7. 7. 0. 0. 6. 0. ■リ︼. 3. %. 6. 4. 43%. 7. 7. 0. 0. 5. 1. 0%. 0%. 5. %. 5. 6. 0. 0. %. 0. 0. 1%. 7. %. 6. 1. 0. 0. 0. 0%. 3. 9. 2%. 2%. 9. 0. %. %. 1. %. 1. 1 1. ↓. 0. 0. 1. 0 %. 9. 1%. 0. 3%. 1. 0. %. 7. 3%. 0. 0. ■h. 0. 0. 、リ︼. 0. 0. 4. 2. 9. %. 1. %. 7. 5. %. 1 1. 5. 7. %. 2%. 6. 0. 0. 26%. 0. ︵−U. 1. 5. 1. 12% 8. 0. 3. 0. 30%. 0%. 4% 7. 0. 0. 0. 0. 1% 亡U. 2. 3% 0. 25%. 00. %. 7. 26%. 0. 11. 7)半農漁業半市街地710.0% 0.0%. ㈲鋼業のふ化.放流. 7%. 8. 1. 5. 0%. 5. 5. 7. lリ︼. 6. %. 6)半農業半漁業地‡。.。㌶. 1. 5. 1. 1. 9. 5)都心部. 漁業の捕獲作業等. 0. 18%. ∩八U. 9. 4)市街地. 65%. 0. 0%. 0. 0. 3)炭鉱地. 3. 7. 9%. r. 3%. 1. 9. 2)漁村. 94%. ∧. 3. 58%. 1)農山村. 棚. 農業の収穫作業等. 学校区の主な 地帯特性. ㈱業播種.収穫+. 脚. 等. 農業の播種・移植. 勤労等の休験 学習の種類. l. ︼. 8)不明・無記入 ∴…。91nrn三、。rnチ …∩9 …∩9 …∩9 川…才 一…∩チ(<n9「…ハブ(.<〈警? 0.0%12.5%12.5% 0.0% 0.0% 0.0%12.5%12.5% 0.0% 81 133. 94. 39. 44. 5. 43. 90. 50.0% (100.0). 39 731(1299). 6.2%10.2% 7.2% 3,0% 3.4% 0.4% 3.3% 6.9% 3.0% 56.3% (100.0) 往 表1に同じ. また地域とともに収穫を祝う行事は,自らの勤労. Ⅵ.北海道の社会教育活動と学校との連携. の喜びを表現できるという点で、教育効果に果たす. これまでにとらえてきた,PTAの学習活動や行. 役割は大きいのであるが,そのような行事の有無を 地帯別にみると,「地域とともに収穫を祝う行事が. 事,及び学校と地域の行事,学校外教育活動として. ある」学校は,「農山村」が39.7%,「∵漁村」が26.6. の体験学習などはすでに,いずれも社会教育活動の. %で多く,「農山村」と「漁村jで地域と結び付い. 範噂である。またこれまでも指摘したように,北海. た行事を体験している。逆に,「都心部」・「市街地」. 道の学校は歴史的にも学校を中心として地域の生活. ではそれぞれ3.8%・8.6%で少ない。自然に接する. ・文化活動が発展してきた歴史も持つために,学校. ことの多い体験学習では,環境として自然があるか. 教育活動と社会教育活動を明確に分けられない側面. どうかも休験学習を行う上で重要であり,またそれ. も多い。学校・地域ぐるみの行事など,同じ教育活. に協力して体験の機会を提供してくれる地域住民の. 動も学校数育と社会教育の両面からその教育効果が. 学校への協力度によって,展開も異なってくる。「農. 位置付けられるからである。本来は学校教育と社会. 山村」の場合は,すでにあらゆるところでみたよう. 教育を連携させることが重要な課題になるし,また. に,学校と地域との結び付きが強く,それらは体験. ここでの分析も統一的にとらえているが,ここでは,. 学習を行う重要な条件となるのである。. 社会教育施設及びその講師の側面から,学校との連. またここでは触れないが,近年社全体験の重要な. 携の状態をとらえたい。. 課題となっている地域の高齢者との交流では(注. 社会教育の学習の主要な場所は,公民館及び公民. 7),「高齢者との交流はない」学校は,「農山村」. 館分館である。この公民館の館長は通常は行政職員. で22.8%と少ないのであるが,「都心部」では58.5. が行うのであるが,農村部では,必ずしも行政職員. %,「市街地」では56.6%となっている。. であるとは限らない。公民館館長の兼任職等の特性 ー128一一.
(20) No.47.. 北海道における「学校と地域」の連携と地域の教育力. 1993.3. 表22 学校区の地帯特性と公民館長の特性. 公民館なし・不明・無 .. 0. 5. 5. .. 0. ー ィ. 7. 1. 0. 1. 0. ︵. 5. ︵. ー︶ 8. ︵. 0 4. \・. 1. −. l. 〇 〇. 0. .. %. 3. 一■\ ノt\. 2. ︶. 1. 0. ︵. 4 1. %. 5 8 2 . 5 1. %. l. 〇. 4 5 1. %. 7 . 1. %. 00 2 3 . 8 4. ( 53). 8. %. 7. 5. %. つ. 759. 58.4%. 1. 22.2%. 0. 3. 0.0%. 4. 8. 4. 1. 50.0%. (463) (100.0). 15.1% (100.0). 5.6%. 7. 70.0%. 2 8 6 .. 4 1. 3. 7. %. 1. 2. 6. 33.3%. %. 2. l. %. . 2. 6. 0. 0.0%. %. ハhU . 4 1. %. 1. 3. 2 1. 38 71.7%. %. 3 2. 2. %. 7. 1. %. 74.5%. 4 4 5 . 9. .. %. 0 4. ■l. l. %. 1. Total. 345. 7. 8)不明・無記入. 57.1% 8. 7)半農漁業半市街地. 0. 6)半農業半漁業地. 0. 5)都心都. 8. 1 7. 戌U. 58.9% 0. 4)市街地. %. 3. %. 3. 2. 3)炭鉱地. 〇. 0 1. 5. 93. %. 2 8 6 t O l. %. 9 8 3 . 6. %. 2)漁村. 8 9 5 . 2 4 4. 1)農山村. 記入. 地帯特性. ㈲ その他. 学校区の主な. 棚 学校長兼任. ㈲ 合 会長以外の地域住. 脚 連合会長兼任. 川 行政職員指定. 地域の公民館長の 兼任職等の特性. 0. 30.0%. 0. 1. 0.0% 1. 0.0% 12.5% 12.5%. 53. 4.1%. 95. 7.3%. 3. 3. 5.6% 16.7% 16.7%. 112. 8.6%. 0. 0.0%. 0. 0.0%. 0. 0.0%. 124. (18) (100.0) (10) (100.0). 2 ( 8) 25.0% (100.0). 156. 9.5% 12.0%. (1299). (100.0). 注 表1に同じ. を見てみよう(表22)。まず「行政職員指定」を見. 校がますます求められるようになっている。講座の. ると,「市街地」は74.5%で最も高く,「都心部」は. 内容は,子育てや家庭学級に関わるもの,郷土史等. 71.7%,「半農漁業半市街地」は70.0%であり,「市. 地域に関わるもの,絵画・工芸やコーラスなど文化. 街地_」・「都心部」では,「一行政職員指定」の館長. 活動に関わるもの,スポーツに関わるものなどがあ. が多い。逆に「 ̄行政職員指定」の館長が少ない地帯. る。北海道全体で12.2%の学校が,学校主催の講座. は,「半農業半漁業地」の33.3%と,「農山」村」の44.9. を開設しているが,その開設の有無を地帯特性別に. %である。. 見ると,学校主催で開設している学校でもっとも多. 一方「農山村」に多い館長としては,「学校長兼. い地帯は,「農山村...」で15.1%ある。以下多い順に,. 任」の地域が17.4%で最も多く,次に「連合会長以. 「炭鉱地」14.3%,r】 ̄漁村_」13.3,「半農業半漁業地」. 外の地域住民」が館長である地域が10.8%で多く. 11.1%,「 ̄市街地_」9.1%,「都心部」5.7%と続く。. なっている。「農山村」の「学校長兼任」の17.4%. 学校主催の講座は「農山村▼jで多く,r都心部川」・「市. は,他の地帯に比して突出して多い。これは確かに. 街地。】」で,最も講座が少なくなっている。. 施設規模が小さく,専任の行政職員を置きにくいと. 他方学校が地域の社会教育に貢献するだけでな. いうこともあるが,それ以上に「農山村」では,学. く,学校が地域の社会教育施設・活動を積極的に利. 校や教員が実質的にも社会教育に果たす役割が大き. 用することも重要である。例えば,公民館などでの. く,その実態に合わせると,学校長が兼任すること. 社会教育の体験講座に学校として活用していくなど. がむしろ重要になってくるのである。. である。. 学校主催で地域住民対象の講座を開いている所も. 公民館の講座などに,体験学習の−h一環などで学校. 増えつつあるが,近年このような地域に開かれた学. として参加している学校が最も多い地帯は,「農山 鵬129仙.
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