慢性疾患のある児童生徒の学校生活を送るための効果的な支援のあり方
2
0
0
全文
(2) ついで保護者と連携していたヨ地域の関係機関とは37.5%. (4)理想的な支援方法について(回答者全員). が連携していた。. ①必要となる情報は,学校生活上の制限・留意点が最も多. (5)理想的な支援方法について(回答者全員). く,体調不良時の対応,症状とつづいた。. ①必要な情報は,回答が多い順に生活上の制限・留意点,. ②校内連携を進める上で必要なものとしては,学校と保護. 体調不良時の対応,病気の経過であった。. 者の相互理解が88.7%と最も多く,ついで担任の理解,他. ②枝肉連携等で特に必要なことは,保護者との相互理解が. 教員の理解であった. 78,1%で,ついで本人に対する理解であった. ③学校内での支援の中心となるのは,担任教員が47.4%で,. ③学校内で子どもの支援の中心となるのは,担任教員が. ついで養護教諭であった。. 39%で最も多く,養護教諭は29.7%であった. ④養護教諭へ期待していることとしては,緊急時の対応が. ④養護教諭として期待されていることは,緊急時の対応と. 86.5%と最も多く,教職員と保護者との相談,保健室の環. 882%が回答しており,以下,子どもの健康管理,関係者. 境づくりであった。. との連絡・調整であった. ⑤慢性疾患児の支援経験の有無と理想的な支援方法につい. ⑤経験の有無及び枝種別と理想的な支援方法に関する質問. てX2検定を行ったところ,校内連携における担任の理解,. では有意差はみられなかった。. 支援の中心者に関して有意差がみられた(P〈O.05)。. 2)一眼教員への貫聞紙調査. 3)考察. (1)回収状況. 児童生徒の健康課題を解決するために,学校内の組織体. 回収数663。有効回答数629。有効回答率94.9%。. 制が充実していることが基本とされており,その中核的な. (2)回答者の勤務校・経験について. 役割を果たすのが養護教諭である。. 回答者の主な勤務校は,小学校40.7%,中学校36.4%,高. 今回の調査では,学校生活の中心となる教室の担任教員. 等学校22.6%であった。72.2%が通常学級,4.6%が特別. と養護教諭が,保護者と連携をとりながら,学校生活支援. 支援学級を担任しており,19.1%は学級担任をしていなか. を行っていると考えられる。しかし,そうした支援を行っ. った。慢性疾患による入院経験がある児童生徒の支援経験. ているものの,養護教諭の583%,一般教員の58%が児. については,32.6%(205人)が「ある」と回答した。. 童生徒の支援にあたって困った点があったと回答していた。. (3)回答対三の児童生徒について. その要因として,体調不良時の対応などの知識・技術的課. ①対象となる児童生徒205人の主な内訳は,神経疾患. 題,他の子どもへの説明困難,友達への対応困難などの人. 16.6%,腎疾患14.1%,糖尿病12.7%であった。. 的対応の課題,支援の時間がない,設備不足などの物理的. ②必要とする健康管理は,運動管理が56.6%で,食事管理,. 課題,他教員・保護者との連携といった協力体制への課題. けがの防止とつづいた。それらの健康管理の主な実施者は. があげられた。各教員の共通理解や役割分担を明確にした. 本人,保護者,担任教員であった。. 上で,児童生徒と身近に接する担任教員が直接の支援者と. ③担任教員が行っていた支援では,保護者との連携が. なり,そのサポートや緊急時の対応,連携に関するコーデ. 85.4%と最も多く,日常の体調確認,本人との相談とつづ. ィネートなどを養護教諭が行い,それらを統括する管理職. いた。養護教諭との連携は61.5%であった。. が連携した組織的な対応が必要である。. ④教員への説明は,74.6%が教員全員に行っていた。. く引用・参考文献>. ⑤生活面への配慮では,休める場所の確保が56.1%と最. 1)武田鉄郎:慢性疾患児の自己管理支援のための教育. も多く,日直・掃除・係活動等の配慮,室内環境の配慮. 的対応に関する研究:8−15,大月書店,東京,2006. とつづいた。. 2)林有香1小学校,中学校における慢性疾患をもつ児. ⑥学習への支援は,個別の支援言栖の作成が16.1%で,. 童生徒の体調管理一養護教諭を対象とした面接調査か. 個別の教材使用,人的支援とっつき,64.4%が特に行っ. ら一,学校撤45:366’367.2003 3)関秀俊ほか:1型糖尿病児患児の学校における療養. ていなかった。. ⑦実技を伴う教科(体育等)への対応については,69.8%. 行動(1)療養行動に伴う困難感,小児保=健研究61:457. (143人)に参加制限があり,可能な範囲で参加61.5%,. 授業の見学心.1%,授業以外の場所で待機14%であっ. −462.2002 4)鈴木遼子ほか:慢性疾患をもつ児童と級友の関係に. た。. おいて学級担俄鞄える困難第36回日本看護学会論. また,教科の評価は,参加した内容に応じて評価48.7%,. 文集一小児看護一:268・270.2005. 5)伊藤龍子ほか 小児慢性特定疾患患者の療養環境の. 通常通り評価23.7%,課題に関して評価12.5%,評価 せず6.6%であった。. 現状と課題一小学校・中学校・高等学校の養護教諭の. ⑧聞いた情報の内容は,疾、患名,症状が84.4%と最も多く,. 面接調査一,第35回目本看護学会論文集一小児看護. ついで学校生活上の制限・留意点だった。不足していた情. 一:176−178. 2004. 報は,68.8%がなかったと回答しており,不足情報として. 主任指導教員 荒木地 指導教員 鬼頭英明. 治療内容,病気の経過があげられた。. 一465一.
(3)
関連したドキュメント
適応指導教室を併設し、様々な要因で学校に登校でき
一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の
● 生徒のキリスト教に関する理解の向上を目的とした活動を今年度も引き続き
具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.
• 教員の専門性や教え方の技術が高いと感じる生徒は 66 %、保護者は 70 %、互いに学び合う環境があると 感じる教員は 65 %とどちらも控えめな評価になった。 Both ratings
具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.
● 生徒のキリスト教に関する理解の向上を目的とした活動を今年度も引き続き
その1つは,本来中等教育で終わるべき教養教育が終わらないで,大学の中