「落とす」「落とさない」「組み立てる」を意識させた中学校バレーボール授業の実践 : 課題ゲームとの組み合わせを通して
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(2) (2)集団技能について. その中で今回、「落とす」「落とさない」「組み立. VTRからゲーム分析を行うとともに単元後. てる」の表現を用いることと課題ゲームを組み. に質問調査を行った。その結果、1,3年生とも. 合わせることで、ゲーム中のプレーの意識を高. 集団技能の総合的な指標であるゲーム発展指数. めさせることにつながり、その結果、各課題ゲ. の向上、さらに3年生では単元のねらいである. ームのねらいを強調させることや単元全体のつ. 三段攻撃出現率についても向上が見られた。. ながりを持たせることができた。また、「落とす」. (3)課題ゲームについて. 開発した5種類の課題ゲームについて、その 有効性と配列についてゲームにおける生徒の意 識をもとに分析を行った。その結果、各課題ゲ ームのねらいにそった活動を通して「落とす・ 落とさない・組み立てる」意識を高めたゲーム を行うことができ、集団技能の向上に役立った. 「落とさない」「組み立てる」と言ったように目. 標とする内容をひとまとまりのプレーとして捉 えることで、技能や運動の理解が実際のゲーム. に直結して考えさせることができた。さらに単 元後の生徒の感想には「目標がはっきりしてや りやすかった」r3つの内容でそれぞれの楽しさ. ものと考えられる。ただし、今回の実践では課. をわかることができた」r技能の低いチームでも. 題ゲーム時間設定を一律のものとしていたため、. 一つの内容を重点的にやることで楽しむことが. 生徒の技能レベルが十分に向上しないまま次の ゲームに移行するということがあった。その結. できた」と述べており、技能の向上や攻防を楽. 果、本来ねらいとしていたプレーを行わずにゲ. しむことにも影響を与えていたことが示唆され た。. ームを進める状況も見受けられた。また課題ゲ ームの配列については、両学年ともねらいに沿 ってスムーズに意識が推移し、最後の課題ゲー. 4 今後の課題 今後の課題として、r攻防の楽しさ」とr技能. ムの時点では「落とす・落とさない・組み立て る」の3つの意識がバランスよく保たれた状態. の向上」にっいてさらに高いレベルでの両立が 求められる。そのために本実践においても以下. へと持っていくことができた。 (4)r落とす」r落とさない」r組み立てる」の表. の2点について改善し、今後その有効性を検証. 現の使用について 本実践で用いた表現の使用についての質問調. ①学習初期段階におけるより効果的な技能の向. 査とともに、毎時間のワークシートの記述から 分析を行った。その結果、これらの表現は、主 にゲームにおける情意的な側面での使用が多く 見受けられた。それは一方で技能や作戦などで は、学習が深まっていく中で「落とす・落とさ ない・組み立てる」だけでは十分に表現できな いものであった。こうしたことから授業の全て. していきたい。. 上について. 十分な自信のないままゲームを行うことで必 要以上に緊張や萎縮をしてしまう姿が見られた。. そのため、効率的に技能を習得するためにバレ ーボールの競技特性を踏まえたドリルゲームを 取り入れる。. ②課題ゲームからフルサイズケームヘの接続に. の場面で有効であるとは言い難い。しかし、比 較的学習の初期段階においては、バレーボール. 今回、人数とコートの広さが変わることで意. の種目理解を初め、戦術学習等においても活用. 識やプレーの質が退行してしまう結果となった。. できるものと考えられる。. フルサイズケームヘの移行の前に変更点への対. っし、て. 応を踏まえた内容の課題ゲームが必要であると. 3 結論と考察 開発した授業過程においてr攻防を楽しむこ. 考えられる。. と」「集団技能の向上を図ること」に関して上記. 修学指導教員 伊藤 博之 佐藤 真. のようにある程度の成果を上げることができた。. 指導教員 増澤康男.
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