• 検索結果がありません。

近畿大学原子炉の今後の役割

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "近畿大学原子炉の今後の役割"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Vo l .4 3( 2 0 0 6 ). │巻頭言│. 近畿大学原子力研究所年報. 近畿大学原子炉の今後の役割. 所長. 日本で最も古参となった近畿大学原子炉は、昭和 3 6年 ( 1 9 6 1年) 1 1月 1 1日に我が国の大学・民間第 1. 伊藤哲夫. たしていきたいと考えています。 今、世界は、エネルギー需要や環境保全の課題の. 号原子炉として、布施市(現在東大阪市)の本学. 解決策として原子力を選択し、原子力新時代を向か. キャンパス内で、初めて臨界に到達し、以降教育・研. えようとしている。アメリカ、フランスの新しい息. 究用原子炉として少なからず日本の原子力の発展の. 吹、そしてインド、中園、韓国における経済発展に. ため貢献を果たしてきました。. 連動した原子力開発の意気込みから実感できます。. 昨年、 1 1月 1 1日には、大過なく原子炉運転開始4 5. エネルギー資源の乏しい我が国も同様であり、エネ. 周年を迎え、この極めて意義深い日を記念して講演. ルギーの安定供給と温暖化防止の両面からこれから. 会を開催しました。. も国策として原子力を推進していかなければならな. 講演会では、前田肇・原子力委員会委員からは. いのは今や周知の事となってきました。. 「今、世界は、原子力ルネッサンスを迎えようとし. しかし、原子力の長い低迷期などから、原子力人. ている O 大学と産業界が連携して原子力の人材を育. 材の減少や育成の表え、さらには団塊世代の定年に. 成し、確保しなければならない。近畿大学のこれま. 伴い、これからの原子力人材不足が懸念されていま. での実学思想を生かし、これからの人材育成に大き. す 。. く期待する。」との激励があり、高市早苗・科学技. 原子力を我が国の基盤エネルギー源として継続維. 術政策担当大臣からは「資源の乏しい我が固にとっ. 持するならば、安全・安心の持続的確保が最優先で. て、原子力は大変重要なエネルギー源であり、また. あり、そのための基盤技術を身につけた人材育成と. 放射線は生活に密着した様々な産業や医療の分野で. 技術継承が最重要となってきました。. 利用されている。原子炉や放射線をこれからの産業. 我が国の大学原子炉は京都大学、東京大学そして. を担う若い人たちが活用し、豊かな国づくりをめざ. 近畿大学の 3基となった今日、原子力の幅広い研. してほしい。」と、日本の未来を拓く原子力技術に. 究、技術者の長期・継続的な人材育成のため、原子. ついての講演を戴き、また、世耕弘成・内閣総理大. 炉を所有する近畿大学の果たす役割と使命は極めて. 臣補佐官からは「近畿大学原子炉の誕生には、原子. 大きいと自負しています。. 力技術者の育成という高い志とともに、世耕家に流. 原子力研究所は今後以下の目標を掲げ、原子力界. れる『新し物好き』の血が祖父・弘ーの中で騒ぎ、. に貢献したいと考えています。. きっと原子炉を衝動買いしたのではないか」と原子. 1.研究・教育用原子炉として今後も長期に渡り活. 炉導入に尽力した近畿大学初代総長・世耕弘一氏に. 用できるよう安全・安心を確保し、維持・管理. ついてジヨークを交え語られた。. を行う O. このようにして迎えた原子炉運転開始4 5周年、研 究所は、この節目をさらなる飛躍へのスタート地点 として、原子力の発展のため、その役割と使命を果. 2 . 原子力教育を活性化し、横断的に研究者・技術 者の人材育成に努力する. D. 3 . 研究所が原子力の研究・教育・社会貢献の面で.

(2) 伊藤:近畿大学原子炉の今後の役割. 拠点となるよう努力する。. 4 . 産官学と相互連携し、原子力のポテンシャル・ アップに協力する。. 5 . 原子炉研修会やイベント等を通じての原子力理 解活動を積極的に行い、原子力の推進に努力す る 。. 6 . 初等・中等教育におけるエネルギー・環境学習 に積極的に参加・協力する。. 以上を達成するため、少なくても近畿大学原子炉 クラスの人材育成のため活用できる教育・研究原子 炉が日本に建設されるまでは、たとえ 20年 、 30年か かろうとも近畿大学原子炉を維持・管理し、皆様に 大いに活用していただきたいと考えています。 今後とも地元皆様方のご理解とご協力及び産官学 の皆様方のご協力とご援助をお願い申し上げます. D. - 2-.

(3)

参照

関連したドキュメント

原子炉等の重要機器を 覆っている原子炉格納容 器内に蒸気が漏れ、圧力 が上昇した際に蒸気を 外部に放出し圧力を 下げる設備の設置

11 2007/11/19 原子炉圧力容器漏えい検査の準備作業において、原子炉格納容

原子炉建屋 高圧炉心注水系ポンプ 原子炉区域・タービン区域送排風機 原子炉建屋 残留熱除去系ポンプ 原子炉区域・タービン区域送排風機

当該発電用原子炉施設において常時使用さ れる発電機及び非常用電源設備から発電用

本変更以前の柏崎刈羽原子力発電所 6 号及び 7 号炉の「設置許可基準規則第 五条 津波による損傷の防止」に適合するための具体的設計については「発電

原子炉本体 原子炉圧力容器周囲のコンクリート壁, 原子炉格納容器外周の壁 放射線遮蔽機能 放射線障害の防止に影響する有意な損

原子炉建屋 タービン

原子炉建屋の 3 次元 FEM モデルを構築する。モデル化の範囲は,原子炉建屋,鉄筋コンク リート製原子炉格納容器(以下, 「RCCV」という。 )及び基礎とする。建屋 3