H25.11.5 第11回うらやす景観通信 1/2
第 11 回
うらやす景観通信
平成 25 年 11 月５日発行
浦安市役所都市整備部都市計画課 TEL 047-351-1111（内線 1954・1957） FAX 047-353-4378
メール toshikei@city.urayasu.lg.jp
11 月です。秋です。紅葉の季節ですね。浦安
市の天然記念物である豊受神社の大銀杏も、段々
と色づき始めるころでしょうか。
そんな豊受神社がある猫実をはじめ、当代島・
堀江・北栄・富士見は景観計画では「元町地域」
と呼ばれています。今回から６回にわたってお送
りする景観まちづくりシリーズの第一弾として、
今回は「景観計画⑥
景観まちづくり、元
町 ver．
」というテーマで元町地域をご紹介いたします。
浦安市内で元町地域と呼ばれる当代島・猫実・
堀江・富士見・北栄は埋立て前から陸地だった地
域で、景観計画中でも「元町地域」というゾーン
に位置付けられています。この地域の景観特性と
しては、
・歴史的建造物が漁師町の名残を伝えている。
・境川沿いに低層の家並みが連続している。
・まとまった公園などは少ないが、社寺の境内・
民家の窓先などに緑が点在し、うるおいと季節感
を演出している。
・祭礼や伝統行事が生活風景に彩りを添えている。
などがあげられます。
こういったことを考慮し、景観計画では「にぎ
わいとうるおいのある景観を目指しましょう」と
いう目標を掲げました。元町の持つ活力と緑を大
切にした景観を作っていきましょうということ
です。そのために「建築物の調和に配慮する」・「歴
史的資源を大切にする」・「既存の緑を守る」・「公
共施設は地区の特性に合わせたものとする」とい
う方針を定めました。
また元町地域の「拠点」としては、
・やなぎ通りとその沿道
・大三角線とその沿道
・境川とその沿岸
などが設定されています。…と色々述べてきまし
たが、みなさんは元町地域をどんなまちにしたい
ですか？しおかぜ緑道や船圦緑道を生かした景
観づくりもよいですね。ちなみに景観計画の方針
では「沿道の宅地においても、緑道の緑に調和し
た建築物の色彩の採用や敷地内の緑化を図る」と
うたっています。緑道沿いにお住いのみなさん、
ご協力を！
今回から始まった景観まちづくりシリーズ、い
かがでしたか。次回は「景観計画⑦ 景観まちづ
くり、中町 ver．」というテーマでお送りします。
お楽しみに！ 元町地域の代表的な風景(旧宇田川家)
先月に引き続き、市民活動団体「うらやす景観まちづくりフォーラム」に、景観通信の記事の執筆をお
願いしています。今回は平成 22 年度の活動と街並みの変化についてのご紹介です。
H25.11.5 第11回うらやす景観通信 2/2
平成 22 年度・景観資源リストづくり活動
今回、平成 22 年度の活動について紹介します。
平成 22 年は、前年度収集した景観資源リス
トの整理を半年余りに亘り 17 名の参加者を 得て実施しました
まず、参加者はそれぞれの景観資源リストづく
りを通じた目標イメージから、元町のよさに着 目する「歴史」班、街路樹や生け垣、水辺に着 目する「緑」班、まちを巡る体験に着目する「ネ ットワーク」班に分かれました。
3 つの班それぞれの視点で景観資源を整理し、
「浦安らしい」景観、風景をみる「視点場」、 「古い浦安の雰囲気」が伝わるものといった選 定基準を定めて、景観資源リストの評価・仕分 けを行いました。その結果、約 130 の景観資 源にまとめることができました（現在、市の HP で紹介されています）。
シンポジウムでの発表に向けた準備中の3月
11 日の東日本大震災発災によりシンポジウ ムは中止になってしまいました。しかし、これ がわたしたち「うらやす景観まちづくりフォー ラム」発足の契機になっています。
次回からは景観資源リストの内容の紹介です。
★イベント情報★ 先進事例見学会
11 月 24 日（日）つくばエクスプレス柏の葉キ ャンパス駅改札 10 時集合、10 時～1５時 柏の葉アーバンセンター、柏北部中央地区、柏ビ レッジ等を歩いて見学します。
申込み：うらやす景観まちづくりフォーラム迄
編 集 うらやす景観まちづくりフォーラム TEL 090-4412-2455（代表・小林）
写真：景観資源リストの整理風景
★ うらやす街並み いま・むかし★ 旧町役場横の大松付近（堀江）の街並みを撮影し た２枚の写真です。２つの時代から街並みの変化 がよくわかります。
◆大正時代
浦安市自治振興課『うらやす 浦安誕生百周年記念写真集』
◆2013 年
