平成27年3月26日
2020年に向けたデジタルサイネージに関する取組
1.社会全体のICT化に向けて
2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会の開催
2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」
(以下「東京大会」という。)は、
日本全体の祭典であるとともに、我が国のICTに関わるサービスやインフラの高度化を図り、世界に
日本のICTを発信する最高のチャンスとして期待されている。また、国際オリンピック委員会(IOC)に
提出された立候補ファイルにおいても、東京大会については、日本の優れたICTを活用した実施して
いく旨を表明しているところである。
以上を踏まえ、本懇談会は、東京大会以降の我が国の持続的成長も見据えた、2020年に向けた
社会全体のICT化の推進の在り方について検討を行うことを目的とする。
目 的
検討内容
(1) 社会全体のICT化の推進に向けたアクションプラン
① 実現を図るべき事項
(無料公衆無線LAN環境の整備促進、ICTを活用した多言語対応、
放送コンテンツの海外
展開、4K8Kやデジタルサイネージの推進、第5世代移動通信システムの実現、オープン
データ等の活用等)
② 目標とすべき時期
(2) 官民の役割分担
スケジュール
本年夏頃を目途に中間とりまとめの予定。
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【有識者】
内永 ゆか子
NP0法人ジャパン・ウイメンズ・イノベイティブ・ネットワーク 理事長
岡 素之
住友商事株式会社 相談役 (座長)
近藤 則子
老テク研究会 事務局長
坂村 健
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授(座長代理)
佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
坂内 正夫
独立行政法人情報通信研究機構 理事長
須藤 修
東京大学大学院 情報学環長・学際情報学府長
知野 恵子
株式会社読売新聞東京本社 編集委員
【オリンピック・パラリンピック組織委員会関係】
秋山 俊行
東京都副知事
武藤 敏郎
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会
組織委員会 事務総長
【関係省庁等】
平田 竹男
内閣官房2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室 室長
向井 治紀
内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室 室長代理(CIO)
芦立 訓
文部科学省 大臣官房審議官(スポーツ・青少年局担当)
大橋 秀行
経済産業省 大臣官房審議官(IT戦略担当)
北本 政行
国土交通省国土政策局 大臣官房審議官
懇談会 構成員
(27名・敬称略・50音順)
【通信事業者】
鵜浦 博夫
日本電信電話株式会社 代表取締役社長
小野寺 正
KDDI株式会社 代表取締役会長
孫 正義
一般社団法人電気通信事業者協会会長
ソフトバンク株式会社 代表取締役社長【放送事業者】
井上 弘
一般社団法人日本民間放送連盟 会長
株式会社TBSテレビ 代表取締役会長
西條 温
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟 理事長
籾井 勝人 日本放送協会 会長
和崎 信哉 一般社団法人衛星放送協会 会長
株式会社WOWOW 代表取締役社長【システム・機器メーカ】
岩本 敏男 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 代表取締役社長
遠藤 信博 日本電気株式会社 代表取締役執行役員社長
髙橋 興三 シャープ株式会社 代表取締役社長
田中 久雄 株式会社東芝 取締役 代表執行役社長
谷川 史郎 株式会社野村総合研究所 理事長
津賀 一宏
パナソニック株式会社 代表取締役社長
平井 一夫 ソニー株式会社 取締役 代表執行役 社長 兼 CEO
山本 正已 富士通株式会社 代表取締役社長
【広告関係者】
石井 直
株式会社電通 代表取締役社長執行役員
戸田 裕一 株式会社博報堂DYホールディングス 代表取締役社長
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(1)社会全体のICT化の推進に向けたアクションプランの検討
①実現を図るべき事項((無料公衆無線LAN環境の整備促進、ICTを活用した多言語対応、放送コンテンツの海外展開、4K・8Kや
デジタルサイ
ネージの推進
、第5世代移動通信システムの実現、オープンデータ等の活用等)
②目標とすべき時期
(2)官民の役割分担の明確化
懇談会 体制図
2
0
2
0
年
に
向
け
た社
会
全
体
の
I
C
T
化
推
進
に
関
する
懇
談
会
幹事会
報告
■WG等の設置
■各WG、協議会等
との情報共有・意見交換
■親会への報告案の検討
無料公衆無線LAN整備促進協議会
第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)
連携・協力
連携・協力
連携・協力
報告
連
絡
会
連携・協力
4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合
(一社)次世代放送推進フォーラム
連携・協力
デジタルサイネージワーキンググループ
デジタルサイネージコンソーシアム
(オリンピック委員会)
連携・協力
(会長:小林 忠男 無線LANビジネス推進連絡会 会長) (座長:伊東 晋 東京理科大学理工学部 教授) (会長:吉田 進 京都大学 特任教授・名誉教授) (理事長:須藤 修 東京大学大学院情報学環長・学際情報学府長) (理事長:中村 伊知哉 慶應義塾大学 教授)連携・協力
(一社) 放送コンテンツ海外展開促進機構(BEAJ)
(会長:岡 素之 住友商事(株) 相談役)グローバルコミュニケーション開発推進協議会
(会長:須藤 修 東京大学大学院情報学環長・学際情報学府長)情報セキュリティ アドバイザリーボード
(座長:徳田 英幸 慶應義塾大学 環境情報学部 教授)連携・協力
(主査::中村 伊知哉 慶應義塾大学 教授)(協力組織)
等
公共交通オープンデータ研究会
(一社)オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)
(会長: 坂村 健 東京大学大学院情報学環・教授YPPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)
(理事長: 坂村 健 東京大学大学院情報学環・教授YPPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)
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2020年をターゲットイヤーとし 「世界最高水準の我が国のICTインフラ」及び「その高度な利活用」を世界に
提示。そのための目標及び推進体制の具体化
(1) 無料公衆Wi-Fi、第5世代移動通信システム、4K・8Kなど、ICTインフラの高度化
(2) 多言語翻訳、ビックデータ・オープンデータ、
デジタルサイネージ
、コンテンツ発信等高度な利活用により、
実現する社会像、感動、体感するサービスを含めた具体化
(3) 以上を支える、サイバーセキュリティの確保による「安心・安全なICT社会」を世界に発信。
(参考) 2020年に向けた社会全体のICT化推進プロジェクト概要(案)
スマートな
入国手続き
スマートな
移動
競技中
滞在中
全国各地に波及/世界各国に展開
オープンデータの
リアルタイムな提供
Wi-Fi全国整備、4G普及/世界に先駆けた5G実用化
サイバーセキュリティの確保による最高水準の安心・安全なICT社会実現
デジタルサイネージによる
観光情報等個人に最適な
情報発信
4K・8Kパブリックビューイングで
会場以外の全国、全世界での
超臨場感・感動共有
5
5
誰もが簡単 にアクセス 可能な環境 整備
リ
オ
大
会
平
昌
冬
季
大
会
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グ
ビ
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ワ
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ル
ド
カ
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プ
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
(参考) 実現に向けたスケジュール(現段階)
地方自治体におけるWi-Fi整備等の促進
Wi-Fi手続簡素化の実現
世界に先駆け 5G実用化 5G向け周波数の国際 分配、関係制度整備 5G研究開発の加速、国際標準化4G商用化
言葉の壁のない社会
大規模社会実証
多言語音声翻訳技術研究開発、技術実証
放送コンテンツ海外展開促進の継続的取組(関係省庁連携コンテンツ製作、現地化、現地放送プロモーション活動一体的総合的支援) ASEAN6カ国への放 送コンテンツ展開 ワンストップサービス提供 公共交通情報等オープンデータ サービス提供 公共交通情報等オープンデータ プラットフォーム構築東
京
大
会
世
界
最
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水
準
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る
社
会
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・感
動
・体
感
社会全体の
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C
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化
レ
ガ
シ
ー創出
クラウド技術を活用したデジタルサイネージによる相互接続の確保、ICTショーケース、緊急災害情報提供等 最適な情報提供基盤の構築無料公衆
Wi-Fi
第
5世代移動
通信システム
多言語対応
放送コンテンツ 海外展開オープンデータ
デジタル
サイネージ
サ
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の
確保に
よ
る
安
心
・安
全
な
社会の
実
現
「新・サイバーセキュリティ戦略」(15年6月策定予定)等に基づき、内閣サイバーセキュリティセンター等と連携して対策を推進サイバー
セキュリティ
BS等による4K・8K実用放送 BSによる4K・8K試験放送 4K実用放送(CS、CATV、IPTV)4K・8K
6
ICT技術の動向
● 「4K(対応)テレビ」の普及台数は、
2013年から2018年の5年間で
約
7倍に拡大する見込み(約98万台→約6,733万台)。
スマートテレビ
ウェアラブル端末
デジタルサイネージ
4K8K
●ウエアラブル端末の販売台数は、
2013年から2018年の5年間で、
約
20倍に拡大する見込み(23万台→475万台)
(腕時計型でスマートフォンの情報を表示する端末や、活動量計などの機能を持つヘ ルスケアデバイス等)2018年には475万台)●日本のスマートテレビ普及台数は、
2012年から2018年の6年間で、
約
2倍に拡大する見込み(1828万世帯→3873万世帯)
●双方向のコミュニケーション端末としてのサイネージ活用が進み、市場規模は、
2012年から2018年の6年間で約2倍に拡大見込み(914億円→1609億円)
。
出典:電子情報技術産業協会(JEITA) 「AV&IT機器世界需要動向 ~2018年までの世界需要展望~」より作成)7
出典:NRI(2013年11月メディアフォーラム) 日本におけるウェアラブル端末の販売台数予測 出典:NRI(2013年11月メディアフォーラム) 出典:NRI(2013年11月メディアフォーラム)大手町ビル 1F 中央エントランス
丸ビル 1F マルキューブ
丸ビル B1F商業ゾーン 65インチ前
新丸ビル B1F EVホール
A
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月
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22:00
頃 撮影
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11
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16:00
頃 撮影
3
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11
日
22:00
頃 撮影
3
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11
日
22:00
頃 撮影
各モニター周辺の様子災害時におけるデジタルサイネージの活用
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出典:2020年に向けた社会全体のICT 化推進に関する懇談会幹事会 デジタルサイネージWG(第2回) 三菱地所 説明資料
駅構内や電車車内、大規模小売店等の大型ディスプレイのほか、最近では小規模店舗への導入も加速。
東日本大震災時には、デジタルサイネージのディスプレイ前に多くの人が集まり震災情報、避難所情報等の情報
源としての視聴に役立った。
◆ タッチパネル等の多言語表記
・フロアマップは4カ国語対応(日本語/英語/中国語(簡・繁)/韓国語)
・店舗情報詳細およびイベント情報カレンダーは日英表記
・UNION PAY 銀聯カード使用可能店舗一覧を中国語(簡・繁)のページに表記
・映像配信の日英表記実施コンテンツ
○自主イベント告知 ○ニュース ○天気 ○為替情報 ○ペットエリア案内
○防災ファースト・アクション(オフィス等限定)
フロアマップにおける日本語/英語/中国語(簡・繁)/韓国語対応
東京ミッドタウンにおける多言語に対応するデジタルサイネージ
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出典:2020年に向けた社会全体のICT 化推進に関する懇談会幹事会 デジタルサイネージWG(第2回) 三井不動産 説明資料2.東京2020大会に向けた組織委員会、東京都の動向
◆単に2020年に東京で行われるスポーツの大会としてだけでなく、2020年以降も含め、日本・世界全体に対し、様々な分野でポジティブなレガシーを残す大会とする。 ◆「スポーツ・健康」、「街づくり・持続可能性」、「文化・教育」、「経済・テクノロジー」、「復興・オールジャパン・世界への発信」の5本の柱ごとに、 組織委員会、政府、東京都、JOC、JPC、経済団体などのステークホルダーが一丸となって、計画当初の段階から包括的な取組(アクション)を推進 ◆2016年から2020年までの具体的なアクションや2020年以降のレガシーを「アクション&レガシープラン」として2016年にとりまとめ、リオ大会以降、アクションを本格化 ○ 大会開催準備の枠組を提供する基本的な計画 ○ 2月27日にIOC、IPCに提出 ○ 本大会開催基本計画を出発点として、具体的実施内容について今後検討を進めていく。 記載内容 ◆大会ビジョン (オリンピック・パラリンピック共通) スポーツには世界と未来を変える力がある。 1964年の東京大会は日本を大きく変えた。 2020年の東京大会は、 「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」、「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」、「そして、未来につなげよう(未来への継承)」 を 3つの基本コンセプトとし、史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会とする。 ◆パラリンピックへの取組姿勢:同一都市として初めて2回目のパラリンピック大会の開催であり、パラリンピックムーブメントの発展に貢献し、活力のある共生社会を実現 ◆クライアントを8つのカテゴリーに分類
①選手・NOC/NPC ②IF ③マーケティングパートナー ④オリンピック・パラリンピックファミリー/要人 ⑤OBS/ライツホルダー(放送権者) ⑥プレス ⑦観客 ⑧スタッフ ◆それぞれのニーズ・要望を十分に把握し、日本人のおもてなしの心を大切にして、各クライアントに焦点をあてた計画と運営を確実に実施 2章 大会のクライアント ◆東京2020大会として最高の舞台を用意するため、アスリートのベストパフォーマンス、アクセシビリティ等に配慮し、将来の有効活用を見据えて整備 ◆競技会場の具体的な配置等については、現在、アジェンダ2020等を踏まえ、レガシー、都民・国民生活への影響、コスト増への対応等の観点からレビューを実施中 3章 会場・インフラ ◆競技、放送サービス、エネルギー、セキュリティ、ドーピングコントロールといった大会運営に必要な52のファンクショナルエリア(FA)について、それぞれの機能を明確化 ◆大会ビジョン等を踏まえながら、安全・安心で確実な大会運営と、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できる環境づくりを目指すとともに、日本や東京ならではのサー ビス提供の観点も重視し、各FAのミッション、主要目標、主要業務・役割を記載 4章 大会を支える機能(ファンクショナルエリア) ◆大会開催までのロードマップ(基礎フェーズ、計画立案フェーズ、実践準備フェーズ、大会運営フェーズ、解散・レガシーフェーズ)に基づき着実な準備を推進 ◆東京2020組織委員会の組織構造、関係者との連携・役割分担など、推進体制を早期に明確化し、組織内外の一体的な取組を推進 ◆限られた予算と、限りないアイディアで、最高の大会を実現 5章 推進体制 6章 アクション&レガシー ◆国内外の人々に対し、多種多様な参加型プログラムを通じて、大会に共感し大会を共に作り上げていく応援者の最大化を図る(東京2020独自のエンゲージメント戦略) 7章 エンゲージメント 1章 大会ビジョン
「大会開催基本計画
(Games Foundation Plan)
」の概要
11
6.1 アクション&レガシープラン 6.2 プランに盛り込まれるレガシーとアクション 6.2.1 スポーツ・健康 (1) 国内外へのオリンピック・パラリンピックの精神の浸透/(2) 健康志向の高まりや地域スポーツの活性化が及ぼす好影響/(3) トップアスリートの国際競争力の 向上/(4) アスリートの社会的・国際的地位やスポーツ界全体の透明性・公平性の向上/(5) パラリンピックを契機とする人々の意識改革・共生社会の実現 6.2.2 街づくり・持続可能性 (1) 大会関連施設の有効活用/(2) 誰もが安全で快適に生活できる街づくりの推進/(3) 大会を契機とした取組を通じた持続可能性の重要性の発信 6.2.3 文化・教育 (1) 文化プログラム等を通じた日本や世界の文化の発信と継承/(2) 教育プログラム等を通じたオリンピック・パラリンピックの精神の普及と継承/(3) 国際社会や 地域の活動に積極的に参加する人材の育成/(4) 多様性を尊重する心の醸成 6.2.4 経済・テクノロジー (1) 大会開催を通じた日本経済の再生と本格的成長軌道への回復への寄与 (アクションの例) ① 日本の技術力や市場の魅力のPR による、海外からの投資の積極的な誘致 ② 東京国際金融センターの実現 ③ 経済・テクノロジー関連イベントの開催 (2) 大会をショーケースとすることによる日本発の科学技術イノベーションの発信 (アクションの例) ① ロボット、燃料電池車、自動翻訳技術、超高精細映像技術(4K/8K)など、世界最高水準のテクノロジーの研究開発の推進と大会への活用 ② 障がいのある観客や視聴者も大会を楽しめる技術の導入 ③ 無料公衆無線LAN 環境やデジタル・サイネージ(電子機器による情報表示)など、官民一体となったICT インフラ・環境の整備 ④ 外国人旅行者の増加を見据えた海外発行クレジットカードや電子決済の利用拡大などキャッシュレス決済の普及促進 6.2.5 復興・オールジャパン・世界への発信 (1) 東日本大震災の被災地への支援や復興状況の世界への発信/(2) 「オールジャパン」体制によるオリンピック・パラリンピックムーブメントの推進/(3) 大会を契 機とする日本各地の地域活性化や観光振興/(4) オリンピック・パラリンピックの価値や日本的価値観の発信
6章 アクション&レガシー
公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「6章 アクション&レガシー」の中のテクノロジーに関する記載
(抜粋)
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出典:2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会(第2回)組織委員会説明資料「東京都長期ビジョン」
~「世界一の都市・東京」の実現を目指して~(平成
26年12月25日発表)
第2章 東京の将来像
オリンピック・パラリンピックによってもたらされるレガシー
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第3章 将来像を実現するための8つの都市戦略と25の政策指針
都市戦略1 成熟都市・東京の強みを生かした大会の成功
政策指針3 多言語対応の推進により、全ての外国人が快適かつ安心して滞在できる都市の実現
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都市戦略3 日本人のこころと東京の魅力の発信
政策指針7 「おもてなしの心」で世界中から訪れる人々を歓迎する都市の実現
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1 ひとりでまち歩きを楽しめる観光案内機能の充実
(1)観光案内所の拡充
・羽田空港国際線ターミナル内の観光情報センター利用時間を24時間化 ・都内全域での窓口数の拡充・機能強化(2)多言語による案内サインの充実
・「案内サイン標準化指針」の改定 ・観光案内標識の設置・更新(3)観光ボランティアの育成と
街なかでの観光案内の展開
・区市町村等と連携した観光ボランティアの裾野の拡大 ・「おもてなし親善大使」の育成(4)情報通信技術の積極的な活用
・都立施設等におけるWi-Fi整備の推進・「TOKYO CITY Wi-Fi(仮称)」のサービス提供 ・通訳アプリやデジタルサイネージの導入促進
「外国人旅行者の受入環境整備方針」
~世界一のおもてなし都市・東京の実現に向けて~の概要
基本的な考え方
2 旅行者を迎え入れる快適な滞在環境の整備
(1)宿泊・飲食・観光施設における利便性の向上
・外国語メニュー作成支援ウェブサイトの拡充 ・ムスリムなど多様な文化・習慣を持つ旅行者への対応 ・宿泊施設における24時間対応コールセンター導入支援(2)公共交通機関利用における利便性の向上
・交通機関・施設等の多言語対応の促進 ・相互利用可能なICカードの開発・普及等の促進(3)決済環境における利便性の向上
・クレジットカード決済の促進 ・海外発行クレジットカード対応のATM設置の促進(4)旅行者に配慮した緊急時・災害時の対応の充実
・「災害時初動対応マニュアル」の周知・活用 ・Wi-Fiやデジタルサイネージを活用した災害時における 通信手段の確保・情報発信 ※ 重点整備エリア:外国人旅行者が多く訪れる10地域及び2020年大会会場周辺 ① 多言語対応の改善・強化 ② 情報通信技術の活用 ③ 国際観光都市としての 標準的なサービスの導入 ④ 多様な文化や習慣に配慮した対応 ⑤ 安全・安心の確保 区市町村や 民間事業者 の取組に対 する財政面 からの支援東京を訪れる外国人旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう、
2020年大会までに
旅行者の移
動・滞在を支える基盤を、ソフト・ハード両面から
都内全域で計画的かつ集中的に整備
していくため、東
京が一体となって
取り組むべき方向性
を示す。
主な取組例
・新宿駅南口での新たな観光情報センターの開設 ・タブレット端末等を活用した観光ボランティアによる街なかでの観光案内 ・歩行空間における無料Wi-Fiの整備 ・高機能型案内標識としてのデジタルサイネージの整備都内全域で、
都、区市町村、民間事業者が連携・協働
して、受入環境整備を展開
【5つの視点】重点整備エリア
※内では、
徒歩2~3分圏内で観光情報を得られる環境
を実現
(画像提供:国土交通省関東地方整備局 東京国道事務所) 【新たな観光情報センター】 3Fフロアに設置予定17
出典:2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会(第2回)東京都 説明資料出典:2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会(第2回)東京都 説明資料
出典:2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会(第2回)東京都 説明資料