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血 液 疾 患 血 液 の2, 3化 学 的 測 定 に 関 す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)616. 152. 血 液 疾 患 血 液 の2, 3化. 学 的 測 定 に 関 す る研 究. 第2編 血 液 疾 患 の 血 清 並 び に 赤 血 球 コ リ ン エ ス テ ラ ー ぜ 活. 性 値. に つ. い. て. 岡山大学医 学部 平木内科教室(主 任 ・平木 新. 谷. 哲. 男. 〔 昭和34年8月3日 目 第1章. 緒. 第2章. 実 験材 料 並 び に実 験方 法. 第3章. 受稿〕 次. 言. 3). 血 清ChE活. 4). 赤 血球ChE活. 正 常人 に於 け る 血清 並 び に赤 血 球ChE. 性値. び に赤 血 球ChE活. 性値の変動. Ⅳ. 実 験 的貧 血 動 物 の血 清 並 び に 赤 血球ChE. 活 性値 Ⅱ. 血 液疾 患 々者 に於 け る血清 並 び に赤 血球 ChE活. 性値 と血 清 蛋 白 との 関 係. Ⅲ. 血液 疾 患 々者 の治 療 経 過 に於 け る血清 並. 実験 成績. I.. 潔教授). 性値. 1). 血 清ChE活. 性値. 2). 血 清ChE活. 性 値 と肝機 能 との 関係. 活性値 第4章. 総 括 並 び に考 按. 第5章. 結. 論. 義 を追 及 し,現 在 尚全 く不 明 で あ る之等ChEの 第1章. 緒. Cholinesterase(ChE)は. 言 衆 知 の 如 く迷 走 神 経 物. 質 で あ るAcetylcholin. ACh)の. 生. 理 的 意 義 を解 明す る一助 と した.更 に白 血 病 は特 に. 加 水 分解 反応 に 関. 教 室考 案 の骨髄 組 織 培養 法 に よ り分 類 され た 各型 に つ いて 検 討 を加 え た.. 与 す る酵 素 で こ の 存 在 を 最 初 に 見 出 し た の はDale51), Loewi. & Navratil52)等. はStedmann53)等. で あ つ た がChEな. 者 は 肝 臓,血. 者 は 脳,神. 経,筋. 肉,赤. 血 球 等 に,後. 清 其 の他 の臓 器 に 存在 す る ことが判 明. し,又 此 等 のChEの. 分 布 は動 物 の種 類 に よつ て 異. る こ と も知 ら れ て い る56).血 清ChEに. つ い て は肝. 疾 患 に 於 て 多 く の 学 者 が 研 究 し て お り,又 ChEに. つ い て はPritchard57)は. に 富 む こ と を, Sabine58),. あ り,私. 赤血球. 幼 若 赤 血 球 がChE. Scudamore59)は. と の 関 係 を 強 調 し て い る が,之. 造 血機 能. 1). 性 値 を 測 定 し,血. 之 等 が 如 何 な る活 性 を 示 す か,更. 液 疾 患 に於 て. に治 療 経 過 に 従 つ. 実 験 材 料 並 び に 実験 方 法. 実 験 材料. 患者血液. 岡山 大 学 平 木 内科 教 室 に入 院 した 血 液疾 患 々者 に つ いて 早 朝 空腹 時 に採 血 せ しもの を 使 用 した. 2). 家. 兎. 体 重2.0〜2.2kgの. 健 康 雄 白 色 家 兎 よ り採 血 し. た もの を 使 用 した. 3). 犬. 健 康雄 犬 よ り採 血 した もの を 使 用 した. Ⅱ. 実 験 方 法. 等 に は 多 くの 疑 問 も. は 正 常 人 及 び 血 液 疾 患 々者 に つ い て 血 清 並. び に 赤 血 球ChE活. 1.. に よ う も の で あ る. Mendel54)55). 等 の 研 究 に よ り 人 体 内 に は 特 異 的 及 び 非 特 異 的ChE が 存 在 し,前. 第2章. る命 名. 1). 血 清 並 び に 赤 血 球ChE活. Warburg氏. 性値 の測 定法. 検 圧 計 を用 いAmmon氏60)法. に準 じ,. 玉 井61),宿 谷62),後 藤63)の 方 法 を 参 考 と し た.. て 之 等 が 如 何 に 変 化 す るか を 検 査 す る こ と に よ り 血. ACh終. 液 疾 患 に 於 け る 血 清 並 び に 赤 血 球ChEの. 血 球 並 び に家 兎 及 び 犬 の 血 清 及 び 赤 血 球 で は. 変 化の意. 末 濃 度 は人 血 清 に於 て は0.025mol,人. 赤.

(2) 6248新. 谷. 0.0025mo1を 7.8,後. 使 用 し た.RAは. 者 に 於 て は7.3〜7.5と. 有N2を. 避 気 調 整 し た.抗. 1ccの. 前 者 に 於 て は7.6〜. 生 量 は10,20,30分. す こ と を 確 か め た 後CO2μl(30分 2)単. ii). 凝 固剤 に ヘパ リンを用 い. 游 さ し て 全 量 を 正 確 に1ccと. 男 採血. な る 様 に5%CO2含. 血 液 中 の 血 球 を 洗 滌,BicarbRingerに. と し,CO2発. 哲. 隔 日X線300γ. 浮. 毎 日体 重1kgに. 間)を 実 測 値 と し た.. 血清 の30分. 性 値=QR=血. 液0.1cc中. ChE‑Quotient(ChE‑Q)=1mm3の. 第3章. 間/CO2発 生 量(μ1). の 赤 血 球30/分 間 のCO2発 生 量(μ1) 赤血球の示. つ き10cc宛30日. 間 耳 静脈 よ. り採 血. I. 赤 血 球ChE活. と し6時 間. iii) 慢 性瀉 血 貧 血 家 兎. 値 が直 線 グ ラ フを な. 性 値=Qs=0.1ccの. 照 射,総 計1800γ. 後採血. し た も の を浮 游 原液. 位及び計算. 血 清ChE活. x線 照射 貧 血 家 兎. 1). 実 験 成 績. 正常 人 に於 け る血 清 並 び に赤 血 球ChE 活 性値. 赤 血 球 浮 游 液 と溶 血 々液 に於 け るChE活. 性. 値の比較 すChE活. 性 / Ht 値=QR RP ・Rs. 平 均 赤 血 球ChE活. 性 値(M.. 正 常 人 及 び血 液 疾 患 々者10例 に つ い て,そ の 浮游 液 と種 々の 程度 の溶 血 々液 とを比 較 したが 両 者 に差. C./ RS E.)=QR. を 認 め なか つ た. 但 しRP=末 Rs=100倍 液1mm3中 Ht=末. 梢 血1mm3中. の赤 血 球 数. 稀 釈 血 球 浮 游 液 よ り算 出 し た 浮 游 原. 2). 血 清 並 び に赤 血 球ChE活. 性値. 正 常 人15名 につ き11月 〜5月 の 期 間 の測 定 成 績 は. の赤 血 球 数. 表1に. 梢 血 の ヘ マ トク リ ソ ト値. 示す.血 清ChE,赤. 血 球ChE共. に個 体 差. 3). 実 験 的貧 血. が か な り大 き く,正 常 値 は比 較的 大 きい 幅 を もつ て. i). 鉤 虫 性貧 血犬. い る,. 犬 鉤 仔 虫1500隻. 経 口 投 与 し て, 25日,. 表1. 50日 目 に. 正 常 人 に 於 け る血 清 並 びに 赤 血 球ChE活. 性値.

(3) 血 液疾 患血 液 の2,. 3化 学 的 測定 に関 す る研 究. Ⅱ. 血 液疾 患 々者 に於 け る血 清 並 びに赤 血 球 ChE活 1). 低値 を示 す もの が 多 く特 別 な相 関 々係 は な か つ た.. 性値. 血 清ChE活. 3). 性値. 血 清ChE活. 性 値 と血 清 蛋 白 との関 係. 表3に 示 す 如 く血 清ChE活. 全 成 績 は図1に 宗 す105例 中低値74,正 図1. 6249. 常値31,. 疾 患 別 に見 た血 清ChE活. 性 値 は 血 清 総 蛋 白量,. 血 清 ア ル ブ ミン,血 清 グ ロブ リン(a,. 性値. β,γ)の 何. れ と も相 関 々係 を認め な い. 4). 赤 血 球ChE活. i). QRと. QRと. 性値. 且tと の関 係. 末 梢血Htと. の間 には 図2の 如. く概 ね 平 行 関 係 が 認 め られ るがQRの 分 布 は広 い 幅 を持 つ. ii) QRと. 浮游 液 の赤 血 球 数 との 関 係. 両 者 の 間 に略 々平 行 関係 を認 め,赤 血 球 数 が 多 くな れ ばQRも. 増 加 す る.. iii) ChE‑Q 図3に 見 る如 く105例 中 低値 を示 す も の3例 の み で,正 常 値45例,高. 値57例 で. 505以 上 の上 昇 を 認 め た.之 を疾 患 別 に 見 る と各疾 患 群 中,正 常 値 を示 す もの 高 値 を 示 す もの夫 々 あ るが,そ の平 均 値 は 慢 性 淋 巴球 性 白血 病 の1例 の著 しい低 値 及 び 癌 を 除 い て は何 れ も正 常 値 よ り増 加 して お り,特 に急 性骨 髄 性 白血 病,急 性 (正常 値 の低 値21,正 常 値8,正 常値 の高値2)高. 値. は0例 で あ り約70%に 於 て 著 明な 低値 を認 め た.之 を疾 患 別 に見 ると各疾 患 群共 正 常 値 を 示す もの,低 値 を示 す ものが あ るが,其 の 平均 値 は ウエ ルホ フ氏 病 を除 きいづ れ も正 常 人 よ り低 下 し,特 に急 性 骨髄 性 白血 病,急 性淋 巴球 性 白血 病,慢 性淋 巴球 性 白血 病,単 球 性 白血 病,粘 液 水腫,ホ ヂ キ ン氏 病,バ. ン. チ氏 病 及 び 癌等 に著 明 で あつ た. 2). 血 清ChE活. 性値 と肝 機能 検 査 成績 との 関係. 表2に 示 す如 く肝機 能 検 査 成 績 は教 室 に於 て 行 つ た高 田反 応,コ バ ル ト反 応,沢 田反 応,ハ. イマ ン反. 応,モ イ レン グ ラハ ト指 数 の 結 果 よ り総 合 判 定 を行 い.(‑)(+)(+)(+++)と. して 表 し(+)以. 上を. 陽 性 と した. 96例 中, 30例 に於 て 肝機 能 検 査 は陽 性 で 之 を疾 患 別 に 見 れ ばバ ンチ氏 病,再 生 不 良 性 貧 血 は陽性 例 多 く,本 態 性 萎 黄貧 血,鉤 虫性 貧 血 等 は総 て 陰性 で 白血 病 で は35例 中10例 が 陽性,特. に単 球 性. 白血 病 に多 か つ た. 本 総 合判 定 と血 清ChE活. 性 値 との 関 係 は陰 性 群,. 陽 性 群共 に正 常 値 よ り低 値 に至 る種 々 な る値 を 示 す が,陽 性 群 に於 て は 著 明 な低 値 を 示 す ものが 多 か つ たが 白血 病,特 に急 性淋 巴球 性 白血 病,急 性 骨 髄 性 白血 病,単 球 性 白血 病 等 で は陰 性 群 に 於 て も著 明 な. 図2. QRと. 末 梢 血Ht値. との 関 係.

(4) 6250. 新谷哲男表2. 血 液 疾 患 々者 に 於け る 血 清 並び に 赤 血球ChE活. 性値.

(5) 血 液 疾 患 血液 の2,. 3化 学 的 測 定 に関 す る研 究. 6251.

(6) 6252. 新. 谷. 哲. 男.

(7) 血 液 疾 患 血 液 の2,. 3化 学 的 測 定 に関 す る研 究. 6253.

(8) 6254. 新. 表3. 谷. 血 清ChE活. 哲. 男. 性値 と血 清 蛋 白 との 関 係. 淋 巴球 性 白血 病,単 球 性 白血 病,好 塩 基 球 性 白血 病. 本 態 性 萎 黄 貧 血,ウ エ ル ホ フ氏 病,癌 は 略 々正 常 値. 及 び 鉤 虫性 貧 血,失 血 性 貧 血等 に於 て増 加す る もの. を 示 し,急 性 淋 巴球 性 白血 病,急 惟 屑髄 性 白 血病,. が 多 い.又 溶血 性 貧 血1例 及 び顆 粒 球 減 少症1例. 単 球 性 白血 病,失 血 性 貧 血,再 生 不 良性 貧 血 で は著. は. 明 な高 値 を示 す もの が あ る.. 略 々正 常 値 を示 した. 要 す るに血 液 疾 患 々者 に於 て はChE‑Qは. Ⅲ. 血 液 疾 患 々者 の治 療経 過 に於 け る血 清 並. 正 常値. び に赤 血球ChE活. か 又 は増 加 す る傾 向 が あ る. iv) M. C. E.. 1). 図4に 示 す 如 く105例 中 低値5例 正 常 の 低値8例,. 慢 性骨 髄 性 白 血病5例,急. 正 常 値15例,正. 常 の高 値21例,高. 値56例 で あ る.之. 性値 の 変 動. 白 血 病. 慢 性淋 巴球 性 白血 病1例,急. を疾 患別 に見 る と各疾 患群 に於 いて 様 々な 値 を と る. 単 球 性 白血 病6例,好. が平 均値 を と る と,慢 性 骨髄 性 白 血 病,粘 液 水 腫,. つ い て 経 過 を追 及 して み た.. 性 骨髄 性 白血 病2例, 性 淋 巴 球 性 白血 病4例,. 塩 基 球 性 白血 病1例 の19例 に.

(9) 血 液疾 患血 液 の2, 図3. 3化 学的 測定 に関 す る研 究. 疾 患 別 に 見 たChE‑Quotient. 6255. た. 然 しChE‑Q,. M. C. E.に. は特 に 変. 化 は 見 ら れ な か つ た.第3例. は未だ. 病 状 好 転 せ ず 白 血 球 数 も非 常 に 高 値 を 示 して い てQs,. ChE‑Q,. M. C. E.も. 病 状 と 平 行 し て 変 化 は 示 さ な か つ た. 第4例,第5例. も同 様 に病 状 及 び幼. 若 血 球 数 の 好 転 と 貧 血 の 恢 復 と平 行 し てQs,. ChE‑Q,. 図5. 図4. 疾 患 別 に 見 たM.. i) 慢 性 骨 髄 性 白 血病(図5) 第1例. .. M . C. E.. は正 常 値 の低 値 に 下降 した が, 2ケ 月 目に は病 状 と 正 常 値 に上 昇 し, ChE‑Q,. も正 常値 とな り退 院 した.第2例. M. C. E.. は輸 血 の みで 治 療. され た 期 間 に測 定 を 行 い,貧 血 は次 第 に恢 復 した が む しろ幼 若 血 球 数 は増 加 しQsは. 治 療経 過 に 於け る血 清 並 び に 赤 血 球ChE活. 性値の変. 動(白 血 病)(そ. の1). 認 め られ た.以 上 の如 くQSは. して臨 床 病状 及 び幼 若 血球 数 は 次 第 に好 転 を思 わ せ. 平 行 してQsは. 正 常化 が. C. E.. はマ イ レ ラン及 び 輸血 を使 用 し1ケ 月 目に. る時 に測 定 を 行 い, Qsは 変 化 な くChE‑Q,. M. C. E.の. 次 第 に下 降 を 示 し. 病 状 及 び 幼 若血 球 数. と平 行 して 変 動 を 来 しChE‑Q及. びM.. C. E.は. ゆ. るや か な 変動 を示 して い た. ii) 急 性 骨髄 性 白 血 病(図5) 第6例. .. は約1ケ 月 の治 療 に よ り非 常 に 病 状 好 転 し. Qs, ChE‑Q,. M. C. E.は. 正 常 値 にな り,其 の 後 病. 状 悪 化 と共 に 約3ケ 月後 に 再 び 治 療 前 と同 様 にQs は下 降 しChE‑Q,. M. C. E.と. 上 昇 した .第7例 は 治 療1ケ 月 目に測 定 し白血 球 数 は 増 加 ,赤 血球 数 は.

(10) 6256. 新. 図5. 哲. 男 図5. (そ の2). 減 少 して悪 化 傾 向 を 示 し た 時 期 で, Qsは ChE‑Q,. 谷. (そ の3). 下降 し. M. C. E.は 正 常 値 以 下 に 下降 した.. 以 上2例 共 に,比 較的 病 状 及 び幼 若 血 球 数 と平 行 して夫 々変 動 を示 した. iii) 慢 性 淋 巴 球性 白 血病(図5). プ レ ドニ ゾ ロ ン及 び輸 血 を主 と して 使 用 し貧 血 は な かつ たが 白血 球数 は一 時 減 少 を思 わせ,其 の後 再 び増 加 した 例 でQsは M. C. E.も. 次 第 に 増 加 しChE‑Q及. び. 低 値 よ り 正常 値 え と正 常 化 が 見 られ,. 白血 球 数 との 関係 は全 く認 め られ な かつ た.然. し幼. ChE‑Q,. 若 血 球 数 は 減 少 し平 行 して い た. iv). 第9例 は 輸 血 を主 と して 治 療 し,第10例 〜 第12例 はプ レ ドニ ゾ ロ ン及 び輸 血 を主 と して使 用 した症 例 で 病 状 の 好 転 と 貧 血 の 恢 復 に よ りQs上. v). びM.. 昇 し,. C. E.も 正 常 化 傾 向 が 見 られ た.. 単 球 性 白 白病(図5).. たがChE‑Q,. 目に はQsは. 引続 き正 常 値 を示 しQsも. 僅か. 若 血 球数 の増 加 に関係 な く,む しろ赤 血 球 数 やH. b. と平 行 す る様 で あ る.第14例. 〜 第18例 の5例 は同 様. に副 腎 皮 質 ホ ル モ ン及 び輸 血 を 主 と して 使 用 し,第 14例,第15例. は 比 較 的 に急 性 に経 過 して 死 亡 した患. 者 で あつ て 貧 血 の 恢復 もな く幼 若 血 球 数 は高 値 を示. 第13例 は ブ レ ドニ ゾ ロ ン及 び ロ イケ リン,輸 血 を 主 と して使 用,75日. M. C. E.は. に低値 で は あ るが 変 化 な く経 過 して 白血 球 数 及 び 幼. 急性 淋 巴球 性 白血 病(図5).. ChE‑Q及. 其 の 後 の 経 過 は 比 較 的長 く貧 血 も次 第 に恢 復 して. 変 化 を 示 さな か つ. M. C. E.は 高 値 よ り 正 常値 に なつ て,. しQSの. 上 昇 は 見 な か つ た.然. しChE‑Q,. M. C. E,. は高 値 よ り正 常 値 へ 下 降 した もの と,正 常 値 以 下 に 下 降 した もの とあつ た.第16例,第17例,第18例. の.

(11) 血 液疾 患 血 液 の2, 図5. 3化 学 的 測 定 に関 す る研 究. (そ の4). 図5. 6257. (そ の5). 3例 は大 体 に於 て 貧 血 及 び 幼 若 血球 数 と平 行 して Qs. ChE‑Q, vi). M. C. E.は 変 動 して い た.. 好 塩基 球 性 白血 病(図5). .. プ レ ドニ ン,輸 血 を使 用 した が 臨 床 症 状 は好 転 せ ず 幼 若 血 球 数 も増 加 を示 しQsの ChE‑Q及. びM.. C. E.共. 上 昇 は認 めず. に上 昇 した.. 以上 白血 病 に於 て は副 腎皮 質 ホ ル モ ン或 はマ イ レ ラ ン等 種 々薬剤 が 使 用せ られ,臨 床 症 状 の好 転 と平 行 してQ3の. 上 昇, ChE‑Q及. びM.. C. E.は. 高値. の もの,低 値 の もの,共 に正 常 化 が 認 め られ,症 状 悪 化 と共 にQs下. 降, ChE‑Q,. M. C. E.は 正常 値. よ り高 値 か低値 に離 れ て 行 く傾 向の あ るの を認 め た . 尚 白血 球 数 の変 動 は特 にChE活 な かつ た.然 2). 性 値 に変 化 は認 め. し幼 若 血 血球 数 は 大体 平行 して い た.. 本 態 性 萎 黄 貧 血(図6,第1例. 〜 第3例) . 3例 共 鉄 剤 を主 と して 治 療 し2〜3週 目に 測定 し. た. Qsは 第1,第3例. 初 め よ り正 常値 で あ つ た第2例 を除 き, は正常 値 とな りChE‑Q,. M. C. E.は. 初. め僅 か に高 値 を示 した 第3例 に於 い て 下 降が 見 られ た. 3). 輸 血,副. M. C. E.は QSの. 〜 第7例) .. 正 常 化 が 見 ら れ,貧. 下 降 及 びGhE‑Q及. 昇 しChE‑Q及. び. 血 の 増 悪 と平 行 して. びM.. C. E.の. 上 昇 を 認. め た. 4). 顆 粒 球 減 少 症(図8,第1例).. 輸 血. Qsは. A. C. T. H.を. 5). 主 と し て 使 用 貧 血 は恢 復 し. 上 昇 し正 常 と な り, ChE‑Qは. に あ り, M. C. E.の. 変 化 な く正 常 値. み 僅 か に 上 昇 し た.. 鉤 虫 性 貧 血(図8,第2例). 貧 血 恢 復 と 共 にQs,. ChE‑Q及. . びM.. C. E.共. に. 正 常 化 が 見 ら れ た.. 6) 再 生不 良 性 貧 血(図7,第1例. 腎 皮 質 ホ ル モ ン を 主 と し て 治 療 し た が,. 貧 血 症 状 の 始 転 と 共 にQs上. ホ ヂ キ ン氏 病(図8,第3例). .. ア クチ ノ マ イ シ ンCを 使 用 し貧 血 の恢 復 と平 行 し.

(12) 6258. 新. 図5. (そ の6). 表4. 谷. 哲. 男. 図5. 鉤 虫 性 貧 血 犬 に 於け る血 清 並び に 赤 血 球ChE活. (そ の7). 性値.

(13) 血 液疾 患 血液 の2, 図5. (そ の8). 3化 学 的 測定 に関 す る研 究 図6. 6259. 治 療 経過 に 於 け る 血 清 並び に 赤 血 球ChE 活性 値 の変 動(本 態性 萎黄 貧 血). 表5. X線 照 射 貧血 家 兎 に 於け る血 清 並び に赤 血 球ChE活. 性値.

(14) 6260 図7. 新 治 療 経 過 に 於 け る血 清 並 び に 赤 血 球ChE. 谷. 哲. 男. 図7. (そ の2). 活 性 値 の 変動(そ の1). 表6. 慢 性 瀉 血 貧血 家 兎 に 於 け る血 清並 び に 赤 血 球ChE活. 性値.

(15) 血 液 疾 患 血 液 の2, 図8. 3化 学 的 測定 に関 す る研 究. 治療 経 過 に 於 け る血 清 並 び に赤 血 球ChE. 図9. 実験 的 貧 血 動 物 に 於 け る血 清 並 び に 赤 血. 活 性 値 の 変 動(其 の 他). てQs,. ChE‑Q及. 7). びM.. C . E.は. バ ン チ氏 病(図8,第4例). 球ChE活. 正 常 となつ た. 鉄 剤 の 使 用 に よ り 貧 血 は 恢 復 しQs, 常 と な つ た が, 8). M. C. E.の. 癌(図8,第5例). .. 3). . ChE‑Qは. み 僅 か に 上 昇 した. 正. 低 値 よ り上 昇 し て 正. びM.. 共 に 貧 血 と平 行 してQsは. C. E.は. 下. 上 昇 を 示 し ,貧 血 の 増. X線 照 射 貧 血 家 兎(図9). 貧 血 と平 行 してQ3は は 上 昇 を 示 し,貧 く な つ た.. 赤 血球 浮 游 液 と溶 血 液 のChE活. りChEの. 悪 と共 に 更 に そ の 傾 向 が 強 くな つ て い た . 2). 総 括 並 び に 考按 性 値 に差 異 が な. い こ とは私 の成 績 に よ り明 らか で あ り,玉 井61),浜. 作 用 を 受 け るか,又 はPaleus65)の. 如 く, ChEが. 示 す 如 く3例. 降ChE‑Q及. ‑Q ,. 上 昇 を示 した.. 自 由 に 且 つ 速 に健 全 な血 球 膜 を透 過 して 内部 に入. 鉤 虫 性 貧 血犬. 図9に. 下 降ChE. 島64)も 同 様 の 成 績 を得 て い る.こ の事 はAChが. 実 験 的 貧 血 動 物 の 血 清 並 び 血 に 赤 球ChE 活 性 値 の 変動. 1). M. C. E.は. 第4章. 常 値 を 示 した. Ⅳ.. 慢性 瀉 血 貧 血 家 兎(図9). .. 輸 血 に よ り貧 血 は 正 常 値 え と 恢 復 す る に 従 いQs M. C . E.は. 性値の変動. 5例 共 前 者 同様 の 変 化 を 示 しQsは. .. は 上 昇 し, ChE‑Q,. 6261. 下 降ChE‑Q及. びM . C. E.. 血 の増 悪 と共 に更 に そ の傾 向 が 強. 云う. 大 部 分 血 球 膜 表 層 部 に存 在 してい る. 為 で あ ろ う.又 一 方赤 血球ChE活. 性値 は溶 血 に よ. り変 化 を 受 けな い か ら,之 の測 定 に は溶 血 液 を 用 い る必 要 は な く,血 球 浮 游 液 を 用 い て よ い .そ こで私 は赤 血球 浮游 液 のChE活 性値 並 び に そ の赤 血球 数 を 実 測 してM. 赤 血 球ChE活. C. E.を. 直接 求 め る事 が 出来 た. . 性 値 は 同一 個 体 では 時 期 的 変 化 を. 認 め ず,略 々一 定 の値 を 示 す こ とはSawitsky等66).

(16) 6262. 新. が 報 告 して い るが,血 清ChE活. 谷. 性値 に 於 い て は長. 哲. 男. に よ り血 漿ChEと. 肝ChEと. 尾67)が 生 物 学 的 方 法 によ り正 常 者 同一 個 体 に つ き 一 年 間 に亘 り測 定 し, 11月 〜5月 の期 間 て は一 定 し. 臨 床 的 に もWescoe等78),. 7月 〜9月 の 夏 季 に は減 弱 す る と報 告 して い る.私. 加 え られ,我. も同 様 の傾 向 を認 め た 為,主 と して 夏 季三 を さ けて 測. 橋84),小. 定 を 行 つ た.. ChE活. 正 常 人 血 清並 び に赤 血 球ChE活. 性 値 の 測定 値 は. 等79), Mendel等80),. の 関 係 が 究 明 せ られ. Antopol等76),. Vorhaus等81)に. 国 に 於 て も,吉. 山85)の. Alcalde よ り検討が. 川 等82),相. 沢83),高. 報 告 が あ り,肝. 疾 患 々者 の血 清. 性 値 の 低 下 が 認 め られ,肝. 機 能 試 験 と して. 応 用 され つ つ あ る.肝. 炎 患 者 のChE活. 外 国 の成 績 と測定 法 が 異 る為比 較 出来 な か つ た が,. て はAlcalde等79)は. そ の 極 期 に 低 下 を 示 し,患 者. 玉 井61),後 藤63),浜 島64)の 成 績 と大 差 が な かつ た.. の 状 態 と よ く 平 行 す る と 述 べ, Antopol等76),. 血 清 並 び に赤 血 球ChE活. Vorhaus等81),. 性値 は性 及 び年 令 とは無. Mendel等80)相. 性 値 につ い. 沢 等83)は そ の 初 期. 関係 で個 体 差 が か な り強 く認 め られ た.そ の 点 は. に 活性 度 の 低 下 を 認 め 恢 復 と共 に 正 常 値 に も ど る と. Sawitsky66), Mann68),. 述 べ て い る.従. Scudamore59)の. 報 告 に一 致. ChE活. す る. 赤 血球ChE活. 性値 測定 に 際 し白血 球 の混 在 を ま. つ て 私 は血 液 疾 患 々 者 に 於 け る血 清. 性 値 の 低 下 が 肝 機 能 の 障碍 に よ る もの か ど. う か 調 べ て み た.先. づ 血 液 疾 患 々者 に 於 て ど の 程 度. そ の不 活. に 肝 機 能 障 碍 を 認 め る か を 検 す れ ば,其. の 約3145に. 性 を 報 じ,又 栓球 につ いて も最 近 同様 の こ とが云 わ. 於 い て 肝 機 能 検 査 成 績 は 陽 性 で あ り,之. を疾 患 別 に. れ て い る71).我 国 で は浜 島64)が 白 血 球,栓 球 の混. 見 れ ば,バ. 在 を顧 慮 す る必 要 の な い事 を 報 じて い る.. 例 を 認 め た.長. ぬ が れ な い がRossiter69),. 血 清ChE活. Ginsberg70)は. 性 値 に つい て は特 に肝 疾 患 に於 い て. 多 くの報 告 を 見 るが,血 液 疾 患 につ い て は外 国 に多 少 の報 告 を 見 る他,我. 国 て は 春 日72)が 二 次 貧 血 に. ン チ氏 病,再. 生 不 良 性 貧 血 に 多 くの 陽 性. 谷 川86)も 再 生 不 良 性 貧 血 に 於 い て. 転 度 の 肝 障 碍 を 認 め て い る.肝. 機 能 の 総 合 検査 成 績. 陰 性 群 及 び 陽 性 群 共 に 血 清ChE活. 性 値 は正 常値 よ. り 低 値 に 至 る種 々 な る値 を 示 し,唯. 陽 性 群 に於 い て. 於 い て僅 か に低 下 す る 事 を 報告 し,更 に浜 島64)が. は 著 明 な 低 下 を 示 す も の が 多 か つ た. Scudamore. 私 と一部 似 た報 告 を 行 つ てい る. Milhorat73)は 白. 等59)81)87)も 血 清ChE活. 血 病 に 於 い て血 清ChEの. に 密 接 な 関 係 は な い と 述 べ て い る.従. 低 下 を報 じ,Sawitsky74)75). 等 は慢 性 白血 病, Hodgkin氏. 病 で 梢 々低 下,急 性. 白 血 病,二 次貧 血,悪 性 貧 血 で低 下 骨. 髄 癆性 貧 血. で は著 明 に低 下,赤 血 球 血 病 で は正 常 で あ る と述 べ, Antopol等76)は. 二 次 貧 血,急 性 溶 血 性 貧 血 に於 て. 低 下 を, Scudamore等59)は. 非 熱 体 性 スプ リュー,. 々 者 の 血 清ChE活. 性 値 と肝 機 能 検 査 との 間 つ て血 液 疾 患. 性 値 の 低 下 は 肝 障 碍 に 起 因 して. い る 場 合 の あ る こ と は 充 分 考 え ら れ るが,肝 み が 血 清ChE活. 障碍の. 性 値 低 下 の 原 因 で は な い.. 一 方 血 清ChEが. α‑2‑Globulinに. で あ る こ と がCohn等88),. 属 す る蛋 白質. Surgener等89)に. よ り明. クー リー氏 貧血 で著 明 な低 下 を す ると報 じて い る.. ら か に さ れ て 以 来,肝. 私 は 各種 血 液疾 患 々者 につ き血 清ChE活. 活 性 値 と 血 清 ア ル ブ ミ ン と の 平 行 関 係 が 多 くの. 定 した が そ の約70%に. 性 値 を測. 著 明 な低 下を 認 め,各 疾 患 群. 疾 患 々 者 に 於 け る血 清ChE. 人59)76)87)90)に よ り報 告 され,肝. に 於 け る両 者 の 密. の平 均値 は ウエ ル ホ フ氏 病 を 除 き何 れ も正 常 人 よ り. 接 な 関 係 が 注 目 さ れ た91)92).以 上 の 根 拠 か らWil. 低 下 して い た.特 に教 室考 案 の骨 髄 組 織 培養 法 に よ. son等93)は. 血 清ChE活. 性値 が 肝 の 蛋 白合 成 能 の敏. り分類 され た 白血 病 に於 て は 急性 淋 巴球 性 白血 病 が. 感 な 指 標 で あ る と 述 べ て い る.又. 最 も強 く低 下 し,次 い で 急 性骨 髄 性 白血 病 と単 球性. 低 下 が 考 え られ る 栄 養 失 調94)95),悪 性 腫 瘍63)73)96)97),. 白 血病 で慢 性 骨 髄 性 白血 病 は正 常 の低 値 を 示 し,又. 重 症 結 核91),妊. 唯1例. 清ChE活. の慢 性 淋 巴球 性 白 血 病 は著 明 な低 下 を 示 した. 血 清 アル ブ ミンの. 娠91)98)99),衰 弱73)100)に 際 し て も血. 性 値 が 低 下 す る 事 が 報 告 さ れ て い る.そ. が,入 院 後20日 目 に は正 常 の 低値 迄 上昇 を 認め た.. こ で 私 は 血 液 疾 患 々 者 に 於 い て 血 清ChE活. 好 塩 基 球 性 白血 病 も1例 であ つ た が慢 性 白血 病 よ り. 血 清 総 蛋 白 量,ア.ル. 低 下 を み た.其 の他 癌,ホ ヂ キ ン氏 病,粘 液 水 腫,. 関 係 を 調 べ た が そ れ らの い つ れ 共 無 関 係 で あ つ た.. バ ンチ氏 病 が著 明 な 低 下 を 認 め,ウ エ ル ホ フ氏 病 の. こ の 点 は 浜 島 も認 め て い る.従. み正 常 人 よ り高 値 を 示 した.肝 疾 患 々者 につ いて は. 於 け る 血 清ChE活. 我 国 で も多 くの人 々 に よ り報 告 され て い る.即 ち肝. ン と は 関 係 が な い と 考 え られ る .一. 疾 患 に 対 す るChEの. 等81)87)を 始 め 多 くの 人59)68)74)75)は 血 清ChE活. 態 度 はBrauer及. びRoot77). 性値 と. ブ ミ ン, αβγ グ ロ ブ リ ン と の. つ て 血 液 疾 患 々者 に. 性 値 の 低 下 は特 に血 清 アル ブ ミ 方Vorhaus 性.

(17) 血液 疾 患 血 液 の2,. 3化 学 的 測定 に関 す る研 究. 値 の低 下 が 患者 の臨 床 状態 の重 さ と密接 な関係 が あ る こ とに注 目 し,私 の例 に於 い て も,藤 原.長 谷 川, 宇 都 宮等 多 くの例 が これ と 一致 し,血 清ChE活. 性. 6263. て い る為浜 島 の説 と同 意 見 で あ る. 血 液 疾 患 々者 の 治 療 経 過 とChE活. 性値 の変 動 で. あ るが血 液 疾 患 々者 の 治 療 と して は 輸血, V. B12,. 値 が 著 る し く低 下 して い る もの は早 晩 死 の 転帰 を と. 葉 酸,鉄 剤 の他 に最 近 で は多 くの 血液 疾 患 に副 腎 皮. るの で,之 が 低 下 は そ の疾 患 の重 篤 な 状態 を現 わ し. 質 ホル モ ン及 びA. C. T. H.の. てい る様 に思 わ れ た.. 而 し てHawkins101),. 従 来 赤血 球ChEを. 論 ず るに際 してQRを. そ の指. 使 用 が 行 わ れ て い る.. Scudamore102),. Sabine58)は. 葉 酸 がChE活. 性値 に 関 係 な い事 を 報 じV.. 標 とす る ものが 多い が,私 の成績 にみ る如 くQRは. 同 様 にChE活. 性 値 に 影 響 し な い と報 じ られ て い. Ht及. る103).又 輸 血 に関 してKarcamar104)105)は. び赤 血 球 数 に 強 く左 右 さ れ るか らその 指 標 に. B12も 犬 及び. は不 適 当 と考 え られ る.そ こで貧 血疾 患 の 場合 は 当. 猫 に特 異 的ChEを. 然Ht又. に 変化 を与 え な い こ とを報 告 して い る,従 つて 輸 血. は 赤血 球 数 を加 味 したM. C. E.及 びChE‑Q. 注 射 し て も赤 血 球ChE活. 性値. の両 者 に 就 い て考察 す べ きで あ る. Scudamore74)は. に 基 くChE注. 0.1ccの. 治療 に よ り患 者 の貧 血 状 態 の 恢 復 及 び臨 床 病 状 の好. 赤 血球ChE活. 性値 を測 定 し,急 性 出 血性. 入 の 影 響 は無 い もの と 思 う.唯 上 記. 貧血 熱 帯 性 ス プ リュー で高 く,再 生 不 良性 貧 血 で低. 転 を生 じ 初 め てQSの. い と報 じて い るが,然. 正 常 化 を来 す もの と思 わ れ る.副 腎 皮 質 ホル モ ンを. しChE‑Qよ. り見 た私の 成績. に よれ ば,失 血性 貧血,再 生 不 良 性 貧 血 を問 わ ず 105例 の血 液 疾 窓 々者 中97.2%に 於 い てChE‑Qの 正 常値 及 び増加 を 認 め て い る.又 低 下 した3例. と云 の. 慢 性 淋 巴球 性 白血 病 に於 い て低 下 を認 めて い るが 例 数 少 な く説 明 出来 な い.浜 島 も47例 の患 者 で略 々同 様 な成 績 を 得 て い る.. M. C. E.の. 使 用 した22例 につ い て 観察 す ると, (a). え ど も中2例 は殆 ん ど正 常 の低値 に近 く,唯1例. 上 昇, ChE‑Q,. Qs上. 昇, ChE‑Q,. Qs下. 降ChE‑Q,. M. C. E.正. 常 化=経. 過. 良好型 (b). M. C. E.高. 値 又 は低 値 の. もの=経 過 不 良型 の2型 に分 れ て い た. そ して 前 者 が経 過 と共 に後者 に 移 行 す る例 もあ る. 即 ち副 腎皮 質 ホ ルモ ンを 使 用 した患 者 の22例 は病 状. M. C. E.に つ いて 浜 島 は悪 性貧 血,再 生 不 良 性 貧. 及 び 血 液所 見特 に 白血 病 で は 幼若 血 球 数 と平 行 して. 血 の 如 く大 赤血 球 性 の場 合 は著 明 な高値 を,バ ンチ. 増 減 し副 腎 皮 質 ホル モ ンのChE活. 氏 症 候 群,本 態 性萎 黄 貧 血 の 如 く小 赤血 球 性 の場 合. 接 作 用は 殆 ん ど認 め 得 な か つ た.尚 其 の他 の 薬剤 に. は著 明 な低値 を示 した と報 じSawitsky74)75)は 早期. よ り治 療 され た 例 に於 て も一 般 に患 者 の 貧血 の恢 復. 性 値 に対 す る直. に 軽快 せ る悪 性 貧血,二 次 貧 血 で 増加,悪 性 貧血,. と共 にQsの. 急 性 白 血病,骨 髄 癆 性貧 血 で 低 下,慢 性 白血 病,ホ. 向が 見 られ た.同 様 に実 験 的 貧 血 動物 に於 い て も患. ヂ キ ン氏 病,赤 血球 血病 て は正 常 で あつ た と報 じて. 者 と同 じ く貧 血 と平 行 してQs,. い る.私 の 成績 て は単 球 性 白血 病,急 性淋 巴球 性 白. の 変 動 を 認 め 以上 の事 実 を 立証 した.. 上 昇 とChE‑Q,. M. C.E.の. ChE‑Q,. 正 常化傾. M. C. E.. 血 病,好 塩 基 球 性 白血 病,失 血 性 貧 血 に於 い て著 明 第5章. に高値 を示 し,再 生 不 良性 貧 血,ホ ヂ キ ン氏 病,バ ン チ氏 症候 群,赤 血 球 過 多症 に於 い て は 高値 を 示 し,. 1). 結. 論. 血 液 疾 患 々者 に 於 け る血 清ChE活. 性 値 は一. 慢 性 骨髄 性 白血 病,粘 液 水 腫,溶 血 性 貧 血,顆 粒球. 般 に低 下 す る傾 向が あ り,白 血病 で は急 性 症 に低 下. 減 少症,ウ エ ル ホ フ氏 病 に於 い て は正 常 の 範 囲 に あ. が 強 い.而. して血 清ChE活. 性 値 は肝 機 能 及 び 血 清. り唯 慢 性淋 巴球 性 白血 病 の み著 明 な低 値 を 示 した.. 蛋 白分 屑 との 間 に特 別 な相 関 々係 は 認 め られ な い.. 以 上 は 前 記報 告 者 と一 部 似 た所 もあ るが 全 く逆 の成. 血 液 疾 患 々者 に於 け ろ血 清ChE活. 績 を 示 す もの もあつ た.尚M.. を 反映 す る.. C. E.と. 色 素指数 と. の間 には特 に相 関 々係 は見 られ な かつ た.. 2). Sawitsky75)58)59)は造 血 機 能 の元 進 あ る貧 血 で は 赤血 球ChE活. 性値 が 増 加 し,機 能 低 下の あ る貧 血. で は減 少 す る と報 じ造 血 機 能 と赤 血 球ChE瀞. 性 値 は 臨床 病状. 血 液 疾 患 々者 に於 け る 赤 血 球ChE活. 一 定 量の 血 液 中 の赤 血 球ChE活. 性値は. 性 値 を 論 ず るの は. 妥 当 で な く,私 は赤 血 球 単 位 容 積 のChE活. 性値 を. 生値. 求 め て検 討 した が,血 液 疾 患 々者 に於 い て は一 般 に. と関 係が あ りと主 張 す るが,浜 島 は全 く関係 が 無 い. 増 加 す る傾 向 が あ り,白 血 病 で は急性 症 に 増加 が著. と主 張 して い る.私 の 成績 も再 生 不 良 性貧 血 の 如 く. しい.. 機 能 低 下 の 場 合 にChE‑Q,. M. C. E.は. 増 加を認め. 3). 血 液 疾 患 々者 の 治 療経 過 と血 清 並 び に赤 血 球.

(18) 6264. 新. ChE活. 谷. 哲. 男. 性値 の変 動 に 於 い て種 々の薬 剤 及 び 輸血 に. 擱 筆す るに 当 り御 指 導 御校 閲 を 賜 り し恩師 平 木 教. よ り治 療 が 奏 効 した際 に は病状 及 び血 液 所 見特 に 白. 授 に 深 甚 な る謝 意 を 捧 げ る と共 に,直 接 御指 導 と御. 血 病 で は 幼若 血 球 数 の 減 少 に伴 つ て 正 常 化 が み られ. 援 助 を 賜 つ た武 田講 師 に深 謝 す る.. た.. 本 論 文 の要 旨は 第21回 日本 血 液 学会 総 会 及 び 第4. 4)諸. 種 実 験 的貧 血 動 物 に於 いて も血 清並 び に赤. 血 球ChE活. 回 臨 床病 理学 会 中 ・四 国地 方 会 に 於 て発 表 した.. 性値 の 変動 は人 間 の場 合 と同 じ く貧 血. の程 度 に平 行 す る.. 文 1)Brdicka:. Collection.. 5. a) 112,. 献. b) 148, c) 238. (1933) 2) Brdicka:. Bioch.. 3) Miiiler,. Davis:. 4) Weisman 5). et al... 宗:京. 7). 大 谷:日. 8). Hardin. et. 75•`82. IIIus. 10). 11). J. B. C., 187,. al.:. Am.. J.. in 11,. 153 (1950). Sci.. 228. 進 歩,. &. Subj.. 191,. 871. 51,. 324. (1938) 13). 和 田.日. 本 血 液 学 会(昭30). 14) Whipple. et al.:. Am.. J. Med.. Sci, 211,. 149. 15) Langdon:. J.. 16) Schoenbach. Biol.. Chem,. et al... J.. 226,. Clin.. 615 (1957). Invest.. 宗 正.生. 体 の 化 学,. 塩 川:綜. 合 臨 床,. 73,. 18) Myer:. Proc.. Soc.. exp.. et.. J.. 22) Myer: 23) Miiller:. Chem, Clin.. Method. Interscience. 2,. 249 (1945). Invest.,. 27,. 609. 43) Boyland,. 26) Greenspan. Chem.. (1937) 261,. 734 (1949). 5,. 194 (1952). J. Exp. Med. 98, 493 (1953). J.. Clin.. Hogness:. 169, 508 (1952). Inv.. 26,. 90 (1947). Canc. 1, 100, 109 (1948). Cancer.. Butler,. 44) Shetlar. 45). et al.:. 和 田 ・大 原:日. 46) Weimer,. 88,. 2 (1939). 667 (1945). of Biochem. Publishers. J. Clin.. et al... 6,. 3,. 56 (1950). Conway:. Brit.. J.. Canc.. (1951) Am.. J.. Analysis. NY,. pp.. London.. J.. Invest, Lab.. 27, 617 (1948). Clin.. Med.. 39,. 本 臨 床,. Moshin:. Obstet.. Gynec,. 59,. 15,. Proc.. 520(昭32). Soc. Exp.. Biol.. Med.. 38 (1953) ibid,. et al.:. 81,. 417 (1952). Proc.. Soc. Exp.. Biol.. Med.. 622 (1955). 49). 和 田. 50). 田 中:臨. 内 科,. 1,. 5,. 776(昭33). 51) Dale:. 床 内 科 小 児 科,. J. Pharm.. 52) Loewi, et al.:. Path.. et al.:. 139, 330. (1955) 25) Winzle. Clin.. Med.. et al: Am. J. Physiol.. 48) Shetlar. J. B. C., 159,. 24) Winzler:. J.. 29, 1500 (1950). 19, 123(昭30). 39) Shetlar. 47) Knobloch:. Z. Physiol.. 1958(昭33). 40) Seibert. 1, 367(昭29). Natur. Am.. Beeson:. 84,. 21) Brdicka:. 279,. et al... 38) Bennett,. (1948) 笹 井 ・内 科 宝 函,. Med. 75,. 1140 (1950). in Prot.. et al... 4,. 234(昭27). 102,. 日循 環 学 誌,. 42) Mider et al... 30 (7),. biol.. Med.. Invest.. Biol.. J. C1iTi. Invest.. J.. 44 (1950). Adv.. 19) Winzler. 20). 村上. 5, 235 et al.. Biol.. Cancer. Exp.. 3,. 7,. 37) Keyser:. 762 (1951) 17) Schoenbach. Nat.. Soc.. 33). 41) Petermann,. (1946). med.,. Proc.. 32). 35) Simkin. (1930). Chem.. Exp.. 221 (1950). 36). Angew.. Soc.. J.. 34) Kelley et al.:. (1951). P. 28(昭29). 12) Waldschmidt-Leitz:. Proc.. Med. 93, 863 (1954). 417 (1944). (1),. related. 4, 972 (1952). Intern.. Burk:. 31) Catchpol:. Med.. rend.,. et al.:. Cancer.. 107 (1955). 30) Winzler,. 1501(昭6). Enyym.. 201. Compt.. SHの. Arch.. 88,. (1954). Biochem,. Rapkin:. 28) Greenspan:. 都 府 立 医 大 誌, 11巻, 655(昭9). Advances. 平 出:. 15巻,. et al.:. 29) Shetlar. (1945). 本 血 液 学 会 総 会(昭26). Barron: of.. 104 (1934). J. B. C., 159, 667. 相 原 ・満 洲 医 学 会 誌,. 6) 館 石,森. 9). Z., 272,. 44 (1952) 27) Greenspan. Navratil:. 13,. 1,. exp Therap. Pflugers. 41(昭33). 6, 147 (1914) Arch .. 214,. 687. (1926) 53) Stedman,. Easson:. Biochem.. J .26,. 2056(1932).

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(20) 6266. 新. Studies Part. on a Few 2.. Serum. 谷. 哲. Chemical ChE. Activity. 男. Substances. in Blood. Activity. and. Erythrocyte. in blood. diseases. Diseases ChE. By Tetsuo. Niiya. Department of Internal Medicine Okayama University Medical School (Director: Prof. Kiyoshi Hiraki) 1. The serum cholinesterase (ChE) activity in various blood disease generally shows a decreasing tendency, and it is marked in the acute form of leukemia. However, there can be recognized no special correlation between the serum ChE activity and the liver funktion and serum protein fractions. The serum ChE activity in blood diseases reflects well the clinical symptoms. 2. For the determination of the erythrocyte ChE activity in various blood diseases the author studied it by calculating the ChE activity value in a given unit of erythrocyte. As the result it has been found that in general the erythrocyte ChE activity in blood diseases shows an increasing tendency, and such a tendency is most marked in the acute form of leukemia. 3. When the administration of various the fluctuations of the serum ChE activity. drugs and blood transfusion prove effective on and erythrocyte ChE activity in the course of. treatment, these activities regain the normal level along with the same trend can be recognized even in the experimental anemia.. recovery. of anemia.. The.

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