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武 田 淳 志 〔昭和37年12月25日 受 稿 〕 目 次

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Academic year: 2022

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(1)616.. 移 植. 動 物 癌. の 抗. 腫 瘍 性 抗 体 産 生. 006.. 6:. 576.. 8. 097. に 関 す る 研 究. 第3編 制 癌 剤 投 与 担 癌 マ ウス お よ びX線 照 射 癌 細 胞 感 作 マ ウス の 抗. 体. 産. 生. 機. 序. に. つ. い. て. (本論文の要旨は第21回日本癌学会総会において発表した) 岡山大学医学部第1(陣 内)外科教室(指導:陣 内傳之助教授) 大学 院 学 生. 武. 田. 淳. 〔昭和37年12月25日. 受稿〕. 目. 第1章. 緒. 第2章. 実験方法. 言. 志. 次 第1節. 担 癌 マ ウスに 制癌 剤 を 投与 せ る群. 第1項. 血 清 蛋 白分屑 と蛋 白濃度. 第1節. 実験動物. 第2節. 実験腫瘍. 第3節. 採血および各種臓器採取法. 第4節. 血清蛋 白分屑測定 法. 第5節. 腫瘍細胞の嫌気性解糖測定方法. 第1項. 予備 実 験1(X線. 照射 細 胞 の 赤染 率). 第6節. 血清あるいは各種臓器 と腫瘍細胞の中. 第2項. 予備 実 験2(X線. 照射 細 胞 の移 植 能). 和実験. 第3項. 10000r. X線 照 射腫 瘍細 胞 感 作 マ ウ. 第7節. 第2項. マ ウス血 清 の腫 瘍 細 胞嫌 気 性 解糖 に 及 ぼ す影 響. 第3項 第2節. マ ウス血 清 に よ る腫 瘍細 胞 中 和実 験 X線 照 射 腫 瘍細 胞 で 感 作せ るマ ウス群. ス. 実験群 第3節. 小. 括. 第1項. 担癌 マウスに制癌剤 を投与せ る群. 第2項. X線 照射腫瘍細胞で感 作せ るマウス. 第4章. 総括および考按. 群. 第5章. 結. 第3章. 論. 実験成績 第1章. 緒. 言. 宿 主 が 自 己 に発生 した腫 瘍 に 対 して 抗 体 を産 盤 す るか 否 か につ い て は,未 だ 問 題 の あ る と ころ であ る が,こ の 問題 を 抗原 の 側 す な わ ち 腫 瘍 細 胞 の側 よ りみ る と き,こ の腫 瘍 細 胞成 分 が十 分 な 抗原 量 に達 しが た い ため,こ れ に対 す る抗 体 が 十 分 に産 生 せ ら れ な いの で は な い か と も考 え られ る.ま た癌 に対 す る抗 体 は血 中抗 体 で はな く,組 織 抗 体 で あ る可 能 性. み た. 同 種 移植 に よ り腫 瘍の 抗 原性 を問 題 にす る際 に は 使 用 す る腫 瘍 と被 移 植 動 物 の 吟味 が 極 めて 重要 な こ とは い うま で もな い,自 然 発生 腫 瘍,あ るい は 発癌 剤 によ り誘 発 され た腫 瘍 を 同種 同 系 統の 動 物 に移 植 す れ ば,腫 瘍 は もち ろんspecific tumorで あ る上, 腫 瘍原 発動 物 と被 移 植 動物 間 にgeneticの. 差 を考 え. る必 要 がな く極 め て好 都 合 で あ るが,時 間 と経 費 の. もあ る.一 方抗 体 自体 に も癌 細胞 自体 お よ び癌 細 胞. 上 施 行上 困 難 が あつ たの で,で き るだ け この条 件 に. 破 壊産 物 に対 す る抗 体 の2種 が産 生 され る可 能 性 が. 近 ず け る ため,後 述 の ご と くMH. あ る,こ れ らの考 えは1種 の 自己免 疫 の存 在 の 想定. ×dd系 のF1マ. の も とに成 立 す るわ け で あ るが,自 己 免疫 を 追 究 す. の 詳細 な研 究 に よ る と, MH. 134はC3Hマ. る前段 階 と して,同 種 免 疫(マ ウ ス腫 瘍 を マ ウス に. 原 発 した肝 癌 で あ り, C3H系. マ ウ スお よ びC3Hの. 移 植)を 用 い て この 間 の 事情 を 明 らか に しよ う と試. F1マ ウ ス にの み可 移 植性 であ り,か な りspecificity. 134腫 瘍 とC3H. ウスを 選択 した.す なわ ち佐 藤14‑15) ウス に.

(2) 104. 武. の 高 いtumorで のF1マ. 田. あ る.ま た,被 移 植 マ ウ ス がC3H. ウ スで あ るた め,こ のF1マ. 腫 瘍 に含 有 され るMH. ウス がMH. 134. 134原 発 マ ウ ス のhiatoco. 淳. 志. 所,佐 藤 春 男 教 授 よ り分 与 され たMH13414) F1の 腹腔 内移 植 後7日 前 後 のMH た.. mpatibility geneに 対 して 抗 原 抗体 反 応 を 起 す可 能 性 は 極 め て少 な い もの と思 われ る.し たが つ て, F1. 15)で,. 134細 胞 を用 い. 第3節. 採 血 お よ び 各種 臓 器 採 取 法. 採 血 にあ た つて は,実 験 に大 量 の血 清 を 必要 とす. 134腫 瘍 の 腫 瘍 特 異抗 原 に対. るた め,剪 刀 に て断 頭 し,断 端 よ り出 る血 液 を滅 菌. す る抗 原 抗 体反 応 が前 面 に 出 る こと とな り,腫 瘍 の. 試験 管 に集 め,室 温 にて 血 清 を 分離 した.実 験 に よ. 抗 原 分 析 に は極 め て好 都 合 で あ ると思 わ れ る.. つ て は,直 ちに 使用 す る こ と もあ つ た が,一 般 に は. を 用 い る際 に はMH. ま ず,担 癌 マ ウ スに制 癌 剤 を投 与 して,腫 瘍破 壊 を 促 して,そ の流 血 中 に抗 体 が 増 量 して くるか ど う. ‑40℃. に保 存 し早 期 に使 用 し た.. 臓 器 を採 取 す るに は,断 頭 採 血 して虚 血 せ しめ た. か を 検索 し,つ い で レ ン トゲ ン照 射 に よ り移 植能. 後,直 ちに胸 腔 およ び腹 腔 を 開 き,脾. を 失 な つ た 腫 瘍 細 胞6)10‑11)でF1マ. を取 り 出 し,あ らか じめ氷 冷せ る試 験 管 に入 れ た.. ウ スを 強力. 1.. Homogenate調. ・肝 ・腎 ・肺. 整 法:各 臓 器 の重 量 を 測定 し,. に 感 作1‑5)7‑9)し た の ち,無 処理 腫 瘍 細 胞 を 移植 ‑"attack"‑し ,そ の 移植 性‑"take"‑を 観察す る. 重 量 の3倍 量 の氷 冷せ る生理 食 塩 水 を 加 え て,氷 冷. とと もにtakeせ. 下 に ホ モ ジ ナ イザ ー に か け25%. ざ るマ ウス の 血 液,臓 器 を と り,. つ た. homogenateは. そ れ ぞ れ につ き抗 腫 瘍性 の有 無 を調 べ た. 血 液 や臓 器 の 抗 腫 瘍性 を何 を 用 いて 調 べ るか と い う こ とは 重要 な る問 題 で あ る が, にin. 1つ は 生 物学 的. vitroで これ ら検 体 と腫 瘍 細胞 と をincubate. homogenateを. 作. 氷 冷 の ま ま直 ちに実 験 に 供 し. た. 2.臓. 器 浮 游 液 調 整 法:各 臓器 の重 量 を 測定 し,. 重量 の2倍 量 の氷 冷 せ る生 理 食塩 水 を加 え,氷 冷 下. し,そ の 後 感受 性 動 物 に 移植 して,そ の移 植 能 や増. に臓 器 被膜 を破 り,臓 器細 胞 を 浮 游 させ た.こ れ も. 殖 能 にい か な る変 動 が 出 るか をみ る,い わ ゆ る中 和. 保存 す る こ とな く直 ちに実 験 に供 し た. 第4節. 実 験 が もつ と も良 い方 法 で あ ろ う.何 とな れ ば 腫 瘍 細 胞 は感 受 性 動 物 に移 植 され て初 め て 正常 細 胞 とは. 血 清 蛋 白分 屑 測定 法. 濾 紙電 気 泳 動 法 に よ り血 清 蛋 白を 分 劃 した.泳 動. 異 な る悪 性 の 態 度 を示 す もの で あ る か ら で あ る.. 器 は 小 林式 濾 紙電 気 泳 動 装 置 で,整 流 器 はSB型,. 次 に 生 化学 的 な 癌 細胞 の 特 長 はWarburgの. 泳 動 箱 は直 列 式 の もので,泳 動条 件 は5mA.,. 発癌. 250V.. 説31‑32)の基 礎 に もな つ て い る ご と く,嫌 気 性解 糖. で5.5時 間 泳動 した,緩 衝 液 は べ ロナー ル緩 衝 液,. 能 が 異 常 に亢 進 し て い る こ と で あ る.し. 濾 紙 は東 洋 濾 紙No.. たが つ. 51で,試. 料 は 血 清0.04ml.. て, in vitroで 検体 た る血 清 や臓 器 が腫 瘍細 胞 の嫌. を使 用 し泳 動 後直 ち に電 気定 温 乾 燥 器 に て, 110℃,. 気 性 解 糖 能 に い かな る影響 を与 え るか を調 べ る こと. 10分 間乾 燥 し, Amidoschwartz. も意 義 が大 きい と思 われ る.. 染 色, 2%酢. 以 上 の理 由か ら抗 腫 瘍 性 に つ き 中和 実験 お よび嫌. 10B染 色 液 で20分. 酸 液 で脱 色 し た.脱 色 後110℃. 間 乾 燥 し,パ ラフ ィンに て透 明化 した後,ア. 10分 タゴ 自. 気 性 解 糖 能 に及 ぼ す影 響 の2点 につ き検索 す る とと. 記 積 分 計付 濃 度計 にて 記 録 した.蛋 白 分屑 と同 時 に. もに,血 清 につ い て は その 抗腫 瘍 性 抗 体 が含 まれ て. 蛋 白濃度 を 日立製 蛋 白屈 折 計 にて 測 定 した.. い る可 能 性 の 強 い γ‑Globulinに,焦. 点を 合 わ せて. 第5節. 腫 瘍 細 胞 の 嫌 気性 解 糖 測 定 方法. 嫌 気性 解 糖 測定 に は, Warburg検. 蛋 白 分屑 を も検 討 す るこ と と した.. 圧計 を僕用 し. た.主 室 と側 室2個 を有 す る容 器 の主 室 に生 理 食 塩 第2章 第1節. 実 験 方 法. 水 にて 洗 浄せ るEhrlich癌 Ca++ぬ. 実験動物. 実験 動物 はC3H/HeN(〓)×dd(♀):. F1マ. ウス. で生 後4週 の もの を東 京 ・大 沢飼 育所 よ り購 入 し, 体 重20g前. 後 に な る まで飼 育 した もの を使 用 し た,. 飼 料 は オ リエ ンタ ル 酵 母 製 の 実 験 用 固 形 飼 料MF お よ び新鮮 野菜 を与 え た. 第2節. 実験 腫 瘍. 実 験 に使 用 した悪 性 腫 瘍 は,東 北 大学 抗 酸 菌 研 究. (pH. き のKrebs 7.4)0.5ml.,. 細 胞4×106個(0.5ml),. Ringer 1/10Mブ. を 入 れ,側 室2にMH. Bicarbonate緩. 134細 胞 で 吸着 せ る 補 体. (新鮮 モル モ ッ ト血 清)0.5ml.を 側 室1に はマ ウス血 清0.5ml,ま ジ ネー ト0.5ml.ま. 衝液. ドウ糖 溶 液0.5ml.. 入 れ た. た は,臓 器 ホ モ. た は,臓 器 浮 游 液0.5ml.を. 入. れ た. 検 圧 群 は37℃. に保 ち,最 初 に実験 開始 と と もに,.

(3) 移植動物癌の抗腫瘍性抗体産生に関する研究 c) Granuloma. 側 室1を 主 室 に混 じ, 30分 振盪 後側 室2を 加 えて, 180分 間観 察 した. 第6節. Pouch". 血 清あ るい は 各種 臓 器 と 腫 瘍細 胞 の. の 空 気 を 注 入 し(図2),こ. 中 和 実験. 2×106個. 0.5ml.ま. 0.5ml.(新. Pouch群:. の"Granuloma. 実 験 に よ り,マ ウス血 清0.5ml.ま mogenate. た は臓器ho. た は臓 器 浮 游 液0.5ml.と. 鮮 モ ル モ ッ ト血 清 をMH. 植 後25日. 134細 胞2400. 1時 間incubateし,遠. して 細胞 のみ を 取 り出 して, F1 134細 胞 をF1腹. 植 後10日. 100γ/匹. にMH. 134,. を10日. 目 よ り こ のpouch 間 連 続 投 与 し,移. 目 に 採 血 し た 群(10匹).. 図2. 万 個(0.5ml)を37℃. よ り 約4〜5ml.. のpouch内. を 移 植 し,移. 内 にTespamin. 補体. F1背 部 皮 下 にSelye12) 24) technicに. 134細 胞 で あ. らか じめ吸 着 せ る もの)お よ びMH. のMH. 105. 1.背. 沈. Pouch法(Selye). 空 気4〜5ml.注. 1匹 に つ き400万 個. 腔 内ま た は皮 下 に 移 植 し,. Granuloma. 部皮 下へ. 2.腫. 入. 瘍 細胞. そ の移 植能 と半 数 生存 囚数 を み,皮 下 固形 腫 瘍 で は,. (2×106個)注. 人. 腫 瘍の 大 き さを計 測 した. 腫 瘍 の 大 き さは縦 径 ×横 径 の 平 均 をmm.で. あ ら. 3.制. 癌剤 注 入. わ した.. (Tespamin). 第7節. 実 験群. 本実 験 に おけ る各 実 験 群 は大 別 して2種 に ご分 け ら れ る.す なわ ち,制 癌 剤 投 与群 とX線 照 射 腫 瘍細 胞 に よ る感 作群 とで あ る.こ れ ら両 群 につ き,採 血 あ るい は各 種 臓器 を と り,血 清 蛋 白分 屑,血 清 また は 各 種 臓器 の腫 瘍細 胞 嫌 気 性解 糖 に対 す る影響 およ び 中和 実験 を施 行 した. 第1項. 134をa),. e)正 常 マ ウス群:腫 瘍 を移 植 せ ず,直. 図1. 第2項. ち に採血. X線 照 射 腫 瘍細 胞 で 感作 せ るマ ウ ス群. X線 をin MH. 実験方法. の. せ る群(10匹).. ウ. 投 与 した(図1).. ウ ス 背 部 皮 下 に2×106個. b), c)群 と同 時 に 移 植 し,移 植後14. 日目 と21日 目の2回 に分 け て採 血 した群(10匹).. 担 癌 マ ウス に制癌 剤 を投 与せ る群. 制 癌 剤 と して はNitrominとTespaminで,マ ス に1日1回. d)対 照 群: F1マ MH. vitroで,い. か ほ ど の量 を 照射 す れ ば. 134細 胞 が移 植 能 を失 な う か を,ま. ず 検 討す. る ため,以 下 に述 べ る予備 実 験a), b)を 施 行 し,つ い で移 植 能 を失 な つ た腫 瘍 細 胞 で 感 作 し,感. 作マ. ウ スに抗 腫 瘍性 がで き る か 否 か をみ るた め本 実験 c)を. 施 行 し た.. X線. 照 射 条 件:. 電 圧200KV. Filter: 0.5Cu. Distance min.の a)予 a). Nitromin群:. (2×106個)を 5γ/gを8日. F1マ. 移 植 し,移. ウ ス 背 部 皮 下 にMS 植 後8日. 134. 目 よ りNitromin. 間 連 続 腹 腔 内 投 与 し,移. 植 後18日. 目に. 採 血 し た 群(10匹). b). Teapamin群:. 日 目 よ りTespsmin 与 し,移. 植 後20日. a)と. 同 時 に 移 植 し,移. 90γ/匹. を8日. 植 後8. 間 連 続腹 腔 内投. 目 に 採 血 し た 群(10匹).. MH た 後,生. 134細. 胞 を 採 取 し,生. 理 食 塩 水1ml.中. させ た も の2ml.を. を 照 射 し た.照. 2000,. 4000,. 6000,. づ つ 取 り 出 し,直 Bicarbonate緩. +0.5Al.,. 20cm.で468r/ 線 量 で 照 射 し た. 備 実 験1. 理 食塩 水 で 数回 洗 滌 し. に1億. 個 含 む よ うに 浮 游. 合 成 樹 脂 製 容 器 に 入 れ,氷. にX線. 射 量 は2000r.づ 8000,. ち に2.5%. 衝 液(Ca++ぬ. 2次. 25mA.. 10000r.照. つ で 区 切 り, 射 毎 に0.3ml.. Eoain加Kreba き,. pH. 冷下. Ringer. 7.4)でEosin.

(4) 106. 武. 赤 染 率 を 調 べ た.こ れ に よ り8000r.以 完 全 にEosia赤. 染 率 が100%に. 田. 上の 照射で. な る こ とを確 か め,. 志 日 目に屠 殺 して採 血 お よ び各 種 臓器 を採 取 した 群. さ らに次 の 予 備 実験 を施 行 した.. 採 血 した血 液 は,血 清 蛋 白分 屑 と蛋 白濃 度 測定,. b)予 備 実 験2. 腫 瘍 細 胞 の嫌 気 性 解糖 測 定,中 和 実験 に供 した.. 予備 実 験1で2000r.毎. に採 取 したX線. 134細 胞 を それ ぞ れ0.1ml.中 に 調 整 してF1マ. 照射MH. 各 種 臓 器 につ いて は 先 に述 べ た 方 法 に よ り臓 器. に500万 個 含 む よ う. ウス各6匹 の 背 部皮 下 に移 植 して. そ の 移植 能 を み た.そ の結 果MH. 134で. は6000r.. homogenateと. 臓 器 浮 游 液(suepeneion)を. 作 り,. 嫌 気 性 解糖 測 定 と中和 実 験 とを 施行 した. 採 血 ・臓 器 採 取 に用 い た マ ウス は6匹 で これ を集. 以 下 で は移 植 能 が 残 るの で, 8000r.以 上 を 以 後 の実 験 に 用 い る こ と に した.. めて 実 験 に供 した. 血 液 に つ いて は,別 に1回 感 作後7日. c) 10000r. X線 照 射腫 瘍細 胞 によ る感 作 マ ウス群 (30匹).. 目, 2回 感. 作後7日 目, 3回 感作 後14日 目に も3匹 ず つ採 血 し, 血 清 を 集 め て,血 清 蛋 白濃 度 と血 清 蛋 白分屑 を測 定. 感 作方 法 は, a), b)か. ら8000r.以 上 照 射 す ると. 移 植 能 を失 な うこ とが わ かつ た の で, 10000r.照 射 したMH. 淳. 134細 胞 をF1. 1匹 あ た り5×107個. つ. つ を1週 お きに3回 背 部 皮下 に移 植 した.感 作 終 了 7日 目に これ らマ ウ スを7群 に分 ち,感 作 マ ウス に. f)正 常 マ ウ スよ り採 血 およ び 各種 臓 器 を 採 取 せ る群,す な わ ちe)に. 対 す る対 照 群. 正 常 マ ウス5匹 よ り採 血 お よび各 種 臓 器 を 採取 し, それ ぞ れ を集 め て 血 清,臓 器homogenateお. 抗 腫 瘍 性 が で き た か否 か を知 る 目的 で,非 照射MH 134細 胞 を1×143個. した.. よび. 臓器 浮 游 液 を作 り,実 験 に供 した.. か ら64×104個 まで 最 階 的 に,. す なわ ち, 1×103, 1×104, 8×104, 10×104, 16×. 第3章. 実 験 成 績. 104, 32×104, 64×104個 と各群5匹 つ つ そ れぞ れ の皮 下 に"attack"し,そ 図3. の移 植 能(take)を 実. 験. 方. 第1節. み た(図3).. 担 癌 マ ウス に 制 癌 剤 を投 与 せ る群. 第1項 法. 血 清 蛋 白分屑 と蛋 白濃 度. a), b), c), d), e)の 各 群 マ ウス の 血 清 蛋 白 分屑 を 一 括 す れ ば 表1に. 示 す ご と く で あ る.す. な わ ち 正 常 マ ウ ス で は10匹 1.レ. ン ト. ゲ ン照 射. Albumin. 51.6%,. Globulin. 21.841,. つ た.. d)の. β‑ あ. 著 明 な 減 少 と,. の 著 明 な 上 昇 が み られ る が, 対 量 で み る とAlbumin値 γ‑Globulinは. 作. 16.4%, 10.2%で. γ‑Globulin. 対 照 群 で は 腫 瘍 移 植 後14日. に はAlbumiaの. 2.感. の 平 均 値 で. α‑Globulin. 日. γ‑Globulin. 21日 目 に は 絶. は 不 変 で あ るが,. 著 し く低 下 して 正 常 マ ウ ス に. 近 い 値 を 示 し て い る. こ れ に 対 し, a)のNitromia投 3.. Attack. は, あ る が,. d). ウ ス に 無 処 置MH. し て そ の 移 植 能 を 調 べ た.移 ×104,. 4×104,. 段 階 で 各 群5匹 も"attack"後5週. 8×104, のF1マ. 134細. 32×104個. ウ ス を 使 用 し た.. 2 の6. c), d)と. 間 そ の 腫 瘍増 殖 の 状 態 を観 測 し. た. e) c)と. り,対. b)のTespamin群 d)と 同 程 度 だ が,. で は,. な わ ち,. 照 の2g/dl程. 度 ほ. Albuminの. γ‑Globulinは. 減 少 は対 照. 対 照d)の21日. 目よ. り多 い. c)のGranuloma. Pouch群. 内 の 腫 瘍 に 直 接Tespaminを 同 様 に 感 作 し た マ ウ ス よ り 感 作 終 了 後7. ほぼ 同 程度 で. ど は 減 つ て い な い.. 胞 を"attack". 植 細 胞 数 は1×104,. 16×104,. 対 照d)と. 減 少 は 著 し くな い.す. Albuminは2.60g/dlあ. c)の 抗 腫 瘍 性 獲 得 群 に対 す る対 照 群. 非 感 作F1マ. γ‑Globulinは. Albuminの. 与群 で. Albuminは44.6%(2.14g/dl)あ. で は, Granuloma. Pouch. 作 用 させ た の で あ る が, り,対. 照d)の21.

(5) 移植動物癌 の抗腫瘍性抗体産生に関する研究 表1. 註. 制 癌 剤 投 与 担 癌 マ ウ ス の 血 清 蛋 白 分 屑. 腫 瘍 は背 部 皮 下 へ2×106個. 日 目 よ り か な り多 く, Teepamin群. 移植. に比 し て 正 常 マ. ウ ス に 対 す る 減 少 度 は 少 な く,ま. は 少 な く, β‑Globulinの. 絶 対 量 はa),. よ り 多 く正 常 マ ウ ス 群e)と. 図4か. 日数 は17日 で あ つ た.次 に,担 癌 マ ウ ス群,す な わ ち担 癌 マ ウ ス血 清 と 中和 させ た 場 合d)と,正. 常マ. に及 ぼ す影 響. e)の いず れ も, 18日 で 無処 置の 腫 瘍対 照 の場 合 と変. 瘍対 照 で は ほぼ 直 線 的. 値170μl.で,. ら107μl.で. あ ま り 差 が な い.す. b)で 対 照d). 処 置せ ず その まま腹 腔 内へ移 植 した 場合,半 数生 存三. マ ウ ス血 清 の腫 瘍 細 胞嫌 気 性解 糖. e)の. 正 常血 清 は ほ. 照d)が180分. れ ら に 対 し,実. 値93μl.か. 験. ウ ス群,す な わ ち正 常 マ ウス血 清 と作用 させ た場 合. ぼ こ れ と 同 値 を と り,対 あ つ た.こ. 変動. は 変 らな い.. らわ か る よ う に,腫. に上 昇 し, 180分. マ ウ ス血 清 に よ る腫 瘍細 胞 中和 実. 表2の よ うに腫 瘍対 照,す なわ ち腫 瘍細 胞 を全 く. ず れ に つ い て も, α‑Globulinの. 第2項. 第3項. た γ‑Globulinも. や や 多 くな つ て い る. a), b), c)い. 107. 値115μl.で. 験 群 のa), 対 照d)よ. な わ ち,目. b), c)は180分 り低 い け れ ど も. 的 と した制癌 剤 投 与. 群 と 非 投 与 群 と の 間 に そ れ ほ ど 有 意 の 差 は み られ な. りが な い.次 い でa)のNitromia投. 与 マ ウス血 清. と 中和 させ た 場 合 は18日 でd), e)と. 同 じ で あ り,. b)のTespaminの. 場 合 が21日 で実 験 群 中最 も長 か. つ た. c)のGranuloma. Ponch群. も19日 に と ど ま. つ た.こ の よ うにb)で 半 数 生 葎 日数 が対 照群d)よ り3日 長 か つ た もの の,実 験 群a), b), c)の い ず れ も中 和実 験 に お いて は 対照 に比 して 有 意 の差 は見 出 され な かつ た.. か つ た. 図4. 表2. 各 血 清 の嫌 気性 解 糖抑 制 作 用. 第2節. 中. 和. 実. 験. X線 照 射 腫瘍 細 胞 で感 作 せ るマ ウス 群. 第1項. 予備 実 験1(X線. 照射 細 胞 の赤 染. 率) (註). a:. Nitromia群. b:. Tespamin群. c:. Granuloma. d:対. 照(担. 癌 マ ウ ス 群). e:正 Pouch群. 常 マ ウス群. T. C.:腫. 瘍対照. 表3aに が17.0%で. み る よ う に, 2000r.で はEosin赤. 染率. あつ た もの が, 4000r.に な る と92.1%と. 急激 に増加 し, 6000r.に な る と98.3%と. な り,.

(6) 148. 武. 表3. MH. 134細. 胞 に 対 す るX線. 田. +:腫. 瘍 可觸 匹 数/被 移 植 匹 数. *:腫. 瘍 死 に よ り減少. 志. 表4. の影 響. X線 照 射腫 瘍細 胞 感 作 マ ウスの 腫 瘍 移 植 に 対す る抵 抗 性. (in vitro). 註. 淳. 8000r.で は非 赤 染 腫 瘍細 胞 は全 くみ られ な く な る. 第2項. 予備 実 験2(X線. 照 射細 胞 の 移植. 能) 表3bに. 示 す よ うに, 2000r.照 射 で は7日. 目に. す で に6匹 全 部 に固 形腫 瘍 を触 れ 始 め る. 4000r.で は7日 目で は6匹 中1匹 しか 触 れ なか つ た が, 30日 に は100%触. 中2例 に こ腫 瘍 がみ られ, 32万 個 に な ると5週 目に は 100%腫 瘍 が み られ るに 至 る.す. れ る よ うに な る. 6000r.に な る と, 30. なわ ち, 8万 個 以. 下 で は移 植 を 完全 に抑 制 し, 16万 個 で もか な り抑制 力 が み られ る. 一方 ,対 照 群 で は5週 後 に は1万 個 の腫 瘍 細 胞 で も50%移 植 可 能 で, 2万 個以 上 に な る と100%腫. 瘍. 日経過 して も6匹 中4匹 に しか 腫 瘍 がみ られ ず, 2. が 出来 て くる.同 程 度 の移 植 率 を み るの は感 作 群 で. 匹 で は全 く腫 瘍 が 発 生 しなか つ た. 8000r.以 上 照 射. 16万 個,対 照 群 で1万 個 で あ つ た.. し た腫 瘍 細胞 で は1例 も腫 瘍 が 発 生せ ず,移 植能 を. 感 作 後2週(1回. 完 全 に 失 な つて い る こ とが わ かつ た. 第3項. 10000r. X線 照 射 腫 瘍細 胞 感 作 マ ウ ス群. 感 作)の 血 清 で も表5の よ うに,. γ‑Globulinが 僅か に増加 し は じ め て い る.第3週 (2回 感 作)に な ると, γ‑Globulinは 急 激 に増 加 し,. a)感 作 マ ウス群 の段 階 劉腫 瘍 移 植 に対 す る抵 抗. 蛋 白濃 度 も増 加 して い る. Albumin絶. 対 値 は2週,. 3週 と も正常 マ ウス血 清 に お け るよ りや や 多 くなつ. 性 1000個 の腫 瘍細 胞 をattackす をattackす. る群 か ら, 64万 個. る群 まで い ろい ろ な段 階 にわ け て 検 討. した成 績 を 表 示 す る と表4の よ うに な る.す な わ ち, 1000個,. b)血 清 蛋 白分屑 と蛋 白濃度. 1万 個, 8万 個 移 植 した もの で は, 5週 間. の観 察 期 間 中1例 のattackで. も腫 瘍 が 発 生 しな か つ た. 16万 個. は2週 目 に5例. 中1例, 表5. 5週 日に5例. て い る. 3回 感 作後17日 目 の 第4週. で はAlbumin. の 減少 が 著 し く, γ‑Globulinは さ らに上 昇 した.第 5週 で は第4週 と 同 じ傾 向 で あつ た.感 作 回 数 が多 くな るほ ど, γ‑Globulinの 増 加 とAlbuminの. 減少. が 強 くな つて く る. この よ うな 傾 向 は,無 処 置腫 瘍 細 胞 を移 植 した担. X線 照 射腫 瘍細 胞 感 作 マ ウ ス血 清 蛋 白分屑.

(7) 移植動物癌の抗腫瘍性抗体産生に関する研究 癌 マ ウス の 初期 に似 て い る.. 図6. c)血 清 お よ び臓 器 の 腫 瘍細 胞 嫌 気 性解 糖 に 及 ぼ. 109. 感 作 マウ ス臓 器浮 游 液 の嫌 気性 解 糖 に 及 ぼす 影 響. す 影響 まず,血 清 の場 合 は,正 常血 清 を加 え た時 に は, 腫 瘍対 照 の180分 値185μl.に 近 い175μl.を 示 し, 感 作 マ ウス血 清 は147μl.で,感. 作血清 が低 い 値を. 示 した(図5). 図5. 感 作 マ ウス血 清 ・臓 器 ホ モ ジ ネ ー トの 嫌 気 性 解 糖 に及 ぼす 影 響. 表6. 中和 実 験(腹. 腔内 移 植). 臓 器 ホ モ ジ ネー トの場 合. 第2に 臓 器homogenateに の 脾homogenateで. つ い て み る と,対 照. は180分 値150μl.で,感. 作脾. は106μl.と大 きな 差 を生 じた.肝 で は対 照 が170μl. に対 し感 作 肝 が141μl.で,脾. と同 様 に 感 作 し た 方. に強 い抑 制 作 用 が あ らわ れ た.こ れ らに対 して,腎 で は対 照 が161μl.,感. 作腎 が158μl.と 差 が な く,. * 半 数 生存 日数.マ ウス は6匹 づつ 使 用 表7. 中和 実 験(背 部 皮下 移 植). 臓 器 ホ モ ジ ネー トの 場 合. 肺 で も同 様 で あ つ た. homogenateで. は,対 照 も感 作臓 器 も 腫 瘍対 照 よ. りは抑 制 効 果 が み られ た. 第3に,臓. 器 浮 游 液 の 場 合 で も, homogenateと. 同 じよ うな 傾 向 が み られ た(図6).す. な わ ち,脾. は対 照 で も低 い値 を 示 し,感 作 脾 で は,さ. らに これ. よ り22μl.低 い値 とな つ た. d)血 清 お よ び各 種 臓 器 に よ る腫 瘍 細胞 中和実 験 無 処 置 腫 瘍細 胞 を腹 腔 内 に移 植 した 際 の半 数生 存 日数(10匹 21日,対. で観 察)は16日. で あつ た.感 作血 清 で は. 照血 清 で 中和 した場 合 には17日 であ る(表. 6).. 註: マ ウスは6匹 づつ 使 用 日数 が 認 め られ たが,定 量 的 に実 験 を 行 なつ て い な い た め,有 意 の差 が あ るとは 直 ち にい い難 い. 臓 器homogenateと. 表6に 示 す よ う に 臓 器homogenateの. 中,感 作. 血 清 とで 中和 し た 後,マ. ウ. ス背 部 皮下 に移 植 した 際の 腫 瘍 の発 育 を その 大 き さ. マ ウスの 臓 器 で は脾 が24日 と最 も半 数生 存 日数 が長. で み る と,表7に. く,後 は肝,腎 の17日,肺. 置腫 瘍 細 胞 を移 植 した 際 と同 じよ うに腫 瘍 は発 育 す. の16日 で,こ れ らは無 処. み られ るよ うに,他 臓 器 で は無 処. 置腫 瘍 細 胞 を移 植 した 場合 と ほぼ 変 りない.対 照 群. るの に対 し,脾 の場 合5日 目で は腫 瘍を触 れ ず,そ. homogenateと. の後 で も発育 が 極 め て遅 い,し か し,脾 の場 合 で も. 中 和 した際 も脾 に や や長 い 半 数 生 存.

(8) 110. 武. 田. 表8 中和実験(背 部皮下移植) 臓 器浮遊液の場合. 淳. 志. る癌 細 胞 に よつ て 生 ず る の では な く,死 んだ 細 胞 に よつ て生 ず ると信 じて い た. 最 近 日淵29)は,移 とい う吉 田 肉腫,弘. 植 率 が ほ とん ど100%に. 達する. 前 肉腫,肝 癌130等 の腹 水腫 瘍. を 移植 した雑 系 ラ ッ トに大 量 の 制癌 剤 を 間 歇 投 与 し て 治癒 した後 に は,間 一 腫 瘍 を移 植 して も移植 に成 功 せ ず,さ らに 他 の腫 瘍 に も交 叉 免 疫 が あ る と いつ て い る.ま た,弘 前 肉腫 を雑 系 ラ ッ ト腹 腔 内 に移 植 して, 2日 か ら5日 後 に マ イ トマ イ シ ン1〜2mg/kg 註: マ ウス は6匹 づ つ 使 用. の割 合 に腹 腔 内に 大 量投 与 す る と,間 もな く腫 瘍細. い ず れ は腫 瘍死 す る.. 胞 の 分 裂 は停 止 し, 48時 間 後 に は 著 しい変 性 と崩 壊. 臓 器浮 游液 の場 合 は 表8に. 示 す よ う に, homo. を示 した.そ の 後再 び 日数 の た つ に つれ て,比 較的. genateの 場 合 と著 しい相違 は な く,同 じ 傾 向 を 示. 健 康 な 細胞 が現 わ れ て きて 変 性 細胞 と混 在 し,こ れ. した.. が 分 裂 増加 して く るに も拘 らず さ らに数 日経過 後, 第3節. 小. 括. この再 生 した腫 瘍 細胞 も何 らの処 置 を加 え るこ とな. 担 癌 マ ウ スに 制癌 剤 を投 与 せ る群 で は,血 清 蛋 白. く,再 び急 激 に崩 壊 して 治 つ て しま う こ とが しば し. 分 屑 に γ‑Globulinが 対 照 よ り多 い もの も あ る が,. ば み られ る とい つ て い る.こ れ を彼 は動 物体 内に免. ほ ぼ同 程 度 で あ り,腫 瘍 細 胞 の嫌 気 性 解糖 抑 制 作 用. 疫 が 生 じた こ とで説 明 しよ うと した,さ らに彼 は マ. は対 照 と比 べ て 著 しい 相 違 は な く,中 和実 験 で も と. イ トマ イ シ ン投 与 に よつ て 弱 化 した腫 瘍細 胞 を,あ. くに著 明 の効 果 は み られ な か つ た.. らか じめ マ イ トマ イ シ ン投 与 を行 な つ た他 の正 常 ラ. これ に対 し, X線 照 射 腫 瘍 細胞 で 感 作 した マ ウス. ッ トに移 植 す ると,前 の ラ ッ トは治 癒 す る のに拘 ら. で は,対 照 群 が1万 個 の腫 瘍 細 胞 で50%固 形腫 瘍 を. ず,後 の ラ ッ トは斃 死 す ると い う成 績 を得,前 の ラ. 作 るの に対 し, 16万 個 で 初 めて40%腫 瘍 が で きて く. ッ トは免 疫 が生 ず る と解 釈 した.. る.す な わ ち,感 作 に よ つて 少 数 の腫 瘍 細 胞 に対 し. 以 上 の よ うな考 え に 基 き,制 癌 剤 に よつ て腫 瘍 組. て は抗 移 植 性 が 生 ず る こ とが わ か つ た.こ の抗 移 植. 織 を破 壊 し,そ の 破 壊 産物 に対 す る抗 体 を 自己体 内. 性 が血 中 に あ るか,臓 器 にあ るか をみ るた め,血 清. に産 生 させ る こ とに よ つて,癌 に対 す る抵 抗性 を強. 蛋 白分 屑 をみ る と γ‑Globulinが 増加 して お り,嫌. め よ う とい う意 図 で 実験 を 試 み た の であ るが,こ の. 気性解 糖 で は感 作 血清 は正 常血 清 よ り抑 制 作用 が 強. 試 み は 投与 した制癌 剤 の量 が腫 瘍組 織 を 壊 死 化せ し. い.し か し,脾homogenateで. め る に十 分 で な かつ た た め か,あ. は正 常脾 で も か な. る い はMH. 134. りの抑 制 を み せ,感 作 脾 で は さ らに 強 い こ とが わ か. が制 癌剤 に対 し抵抗 性 の強 い腫 瘍 株 で あ つ た ため か,. つ た.肝 で も感 作 した 方 に 強 い抑 制 効果 が あ るが,. 成 功 しな かつ た.す なわ ち, γ‑Globulinの 増 量 は み. 肺 ・腎 で は差 が な く,ど ち ら も抑 制効 果 は ほ とん ど. られ た が,対 照 と比 べ て と くに著 しい と は いえ ず,. み られ な か つ た.臓 器 浮 游液 で も同様 で あつ た. さ らに,中 和 実 験 で も,血 清 よ り も脾 に強 い効 果 を み た.こ れ らの 事実 か ら,X線. 照射 腫 瘍細 胞 で感. 嫌気 性 解 糖 で もその 血 清 は著 明に 抑 制 しえず 中和実 験 で も大 きい差 を うる こと は で きな か つ た. 前 述 の ごと く, MH. 134は 一 般 に制 癌 剤 は無効 と. 作 した マ ウ スの 抗腫 瘍性 因子 は血 清 に も認 め られ る. され て お り,僅 か に教 室 の榊原 鋤 はNitrominの. が,脾 に と くに 強 い と考 え られ る.. が,移 植 後初 期 にお い ての み, MH. 第4章 1937年Hirszfetd. 作 用 を 有 す る こ とを 明 らかに し,腫 瘍細 胞 が一 定 数 総 括 お よび 考 按 and Halber16)が,悪. み. 134に 対 し制 癌. 以 上 に達 す る とNitrominも 無 効 に な るこ とを示 した. 性腫瘍は. そ こで か か る点 を除 き,さ. ら に 制 癌剤 に よ る腫 瘍. 結 核 乾 酪 化組 織,膿 お よ び梗 塞 組 織 の抗 原 と似 た抗. 破 壊 を 促進 す る た め に, Selye12)24)のQranuloma. 原 を 含 有 す る と述 べ,彼. Pouch法 を利 用 して,皮 下 の 空 気 嚢 内 に腫 瘍 を 作 り,. らは これ をnecrotic antigen. と呼 ん だ.壊 死物 質 が抗 原 とな る とい う考 え は,後. この嚢 内に制 癌 剤 を 投 与 して 直 接制 癌 剤 を 作 用 させ,. に異 種 移 植 に 対 す る免 疫 に 導入 され た17).. 腫 瘍破 壊 を促 進 す る とと もに 副 作用 を低 下 させ よ う. 1942年Spencer30)は. 癌 に対 す る抵 抗 性 は生 きて い. と した と ころ,こ の実 験 では,マ ウ スの 生存 日数 は.

(9) 移植動物癌 の抗腫瘍性抗体産生に関す る研究 や や 延 長 す る こ と が で き,腫. 瘍の 発育 も遅 くあ る. 程 度 効 果 を 認 め る こ と が で き た,し Globulinは. か し 血 清 γ‑. 期 待 し た ほ ど 上 昇 せ ず,嫌. 気性 解 糖 実験. 111. の後, 100%腫 瘤 を 触 れ るに 至 る が, C57 BL.マ. ウ. ス に免 疫 した血 清 で は15.3日 の 潜伏 期 の 後70%に 腫 瘤 を触 れ, C3H/JAXマ. ウス に感 作 して 作 つ た 血 清. で も 中 和 案 験 で も対 照 に 比 し て と く に 有 意 義 の 差 は. で は 全 く腫 瘤 を触 れ て い な い,こ の実 験 で彼 は同 種. み ら れ な か つ た.. 免 疫 はn系 のC3H系. MH X線. 134に. 対 し制 癌 剤 が 無 効 で あ つ て も,大. 量の. で あ れ ば 腫 瘍 細 胞 の 移 植 性 を 失 な わ す こ とが で. き る と い う考 え か ら, in vitroでX線 植 能 を 失 な わ せ たMH. 134細. を 照 射 して 移. 胞 で 純 系 動 物 を 感作. 自 己 免 疫 乃 至 同 種 免 疫 に つ い て は, Chambers Scott19)が1924年Jensen. rat sarcomaが. のratは. X線,. and 一 旦 自. 一 生 そ の腫 瘍 に 対 し免. 疫 性 を 有 す る こ と を 知 つ て 以 来, 年,熱,. Gorer13)は マ ウス の移 植 白血 病 を用 いて 同種 抗 体 につ い て 研究 し,こ の場 合 に はcirculating antibody が重 要 な 役割 を 果 す と いつ て い る.こ の よ うに,癌 に対 す るisoantihodyの. させ る 次 の 実 験 に 移 つ た.. 然 消 失 した 際,そ. マ ウス に しか成 立 し難 い とい. つ て い る.. Radium,紫. Sugiura37)が1926. 外 線 や 化学 物質 で 前処. 考 え は 古 くか ら存 在 したが,. 現 在 で は 同種 同 系 の実 験 が行 な われ て い るわ け であ る. Prehn27)はdibenz〔a,. h〕anthraceneで 発 生 した. 腫 瘍を 正 常 同系 動物 に移 植 す る と81%移 植 可 能だ が, 一旦 治 癒 した動 物 に移 植 した 場合 は43%し か つ かな. 置 し た 同 種 腫 瘍 を 移 植 し,移. 植 動 物 に 免疫 性 が 発生. かつ た とい つ た. Revesz8)は. す る か 否 か を 検 討 し た が,免. 疫 的 効果 を うる こ とは. cholanthreneで 腫 瘍 を 作 り,そ の腫 瘍 をX線 で照 射. で き な か つ た.さ. らにSugiura38)は. こ の 腫 瘍 移植. 後 短 期 間 に 同 種 の 他 の 腫 瘍 を 移 植 し て,第2回. 目の. 純 系 動 物 にMethyl. した もの を 用 いて2回 感作 した 同系 動 物 に非 照射 腫 瘍を 移 植 してみ る と,非 感 作動 物 よ り も移 植率 は は. 移 植 が 対 照 に 比 しや や 抑 制 す る 傾 向 の あ る こ と を 述. るか に低 い こ とを認 め た.こ れ らは い ずれ も同 種腫. べ て い る.ま. 瘍 に腫 瘍 特 異抗 原 の 存在 す る ことを 示 唆 した もので. sarcomaを. たSugiura18)はFleaner‑Jobling. rat. 移 植 し て あ る程 度 増 殖 し て 後,. Radium. 治 療 して 腫 瘍 が 消 失 し た 際 に は 次 回 移 植 を 抑 制 す る こ と は で きな い が,腫 制 力 が あ る と 述 べ た.. 瘍 が 縮 少 しつ つ あ る 時 に は 抑. rat sarcomaが. Russ. and. Scott20)はJensen. 一 旦 消 失 し たratは. は 移 植 可 能 な こ と も あ る が,. 同 種 の他 の腫 瘍. Jensen. は 再 移 植 で き な い と い つ て い る.し rat sarcomaは. rat sarcoma か し,. こ れ ら の 実 験 は そ の 根 拠 を 薄 く し た.こ Contamin21), 瘍 をX線. Jensen. 自然治 癒 の 多 い腫 瘍 で あ る ことか ら. Mottram. and. ま た はRadiumの. れ 以 前 に,. Russ22)に. よ つ て,腫. 照射 に よ つ て 消 失 せ し. あ る. 本 実 験 の 後半 の実験 で は,こ れ らの 事実 を 基 礎 と して始 め た もので,ま ず,い か な るX線 量 を 照 射す れ ばMH. 134細 胞が 移 植能 を失 な うかを み た が,. 8000r.以 上 照 射 すれ ばMH こと を知 りえ た. MH. 134は 移 植 能 を 失 な う. 134に 関 す る こ の 種 の 文献. は み られ な い が, Revesz8‑9)はEhrlich癌 は4000r.で. 細胞 で. 腫 瘍細 胞 が 移植 性 を失 な う こ と を 示 し. て い る.し か し,こ の よ うにX線 を照 射 した腫 瘍細 胞 が 無処 置腫 瘍細 胞 と抗原 性 を 異 にす る とす れ ば 問 題 で あ る,こ の点 に関 して はKaliss28)は 大 量X線. め た 後 に は,こ. の よ うな 免 疫 状 態 が え られ る こ と を. 照 射 腫 瘍細 胞 は腫 瘍 を 作 る能 力 は失 な うが,免 疫原. 確 認 し て い る.. 1931年Sugiura25)はFlexner‑Jobling. 性 は 保有 して い る といつ て い る.さ. rat sarcomaを. 熱 で 不 活 化 し て 移 植 し た 後 同 じ腫 瘍. の 無 処 置 腫 瘍 を 移 植 し た が 移 植 は 全 く抑 制 さ れ な か つ た.. Sugiura. 認 め た.こ. rat sarcomaで. は僅 か に 抑制 効 果 を. の よ うに 同 種 免 疫 を 証 明 し よ う と い う試. み は 多 く な され て 来 た が,そ. の 成 績 も一 様 で な く,. ら に, Hsu7),. Revesz8)の 文 献か らも免 疫 原 性 を有 す る こ と は 明 らか で あ る. McKee. et al4)は,. 2000〜4000r.. X線 照 射 し た. Ehrlich腹 水 癌細 胞 を5〜10回 腹 腔 内 に注射 し, 0.05 ml.のEhrlich癌. 細胞 を腹腔 内 に 何 回 もattackし. その 当 時 は腫 瘍 や 実験 動 物 に対 す る 吟味 が 足 らず今. たが, 1回 のattackで70匹. 日 で は こ れ ら の 成 績 の 意 義 は 少 な い と され て い る.. 攻 撃 後 も35匹 が 生存 した こ とを報 告 した.X線. こ れ に 対 し, 1955年Mitchison26)は6C3HED lymphomaを. て マ ウ ス に 移 植 す る と,. 正 常 マ ウ ス 血 清 と 作 用 させ た も の は9.4日. 照射. 細 胞 で あ らか じめ 感 作 して お く と,無 処 置Ehrlich. 同系 正 常 マ ウス血 清 お よ び同 種 免疫. マ ウ ス 血 清 でincubateし. 中60匹 が 生 存 し, 8回. の 潜伏期. 癌細 胞 に抵 抗 性 を有 す るよ うにな るわ けで あ る.ま た, Donaldson. and Mitchell1)はSwissマ. 2500r. X線 照射 し たEhrlich癌. ウスに. 細胞 を腹腔 内 に注.

(10) 112. 武. 入 後1〜3週. 後 に 無 処 置Ehrlich癌. 田. 細胞 をattack. 淳. 志. かを 速 断 す る こ とは 困難 で あ るが,本 実 験 で は,感. す る とマ ウ スの死 亡率 が 対 照 に比 べて 低 く,比 較 的. 作脾 の抑 制 作用 が 最 も強 く,次 い で血 清,肝 の 順で. 長 く生存 す るの を 確 認 して い るが, 500r., 1000r.照. あ り,こ の ことか ら同種 免疫 で は組織 抗 体 が 主 な役. 射 腫 瘍細 胞 で は延 命 効果 は少 な か つ た とい う.こ れ. 割 を果 し,血 中抗 体 もあ る程 度 干 与 して い る もの と. らの実験 はnonspecific tumorを. 思 わ れ る.. 用 い た点 で 同種 免. 疫 と して の 意 義 は少 な い.た だ, X線 照 射 腫 瘍細 胞. 臓 器 と腫 瘍 増殖 に関 して は,古 来 種 々の文 献 が あ. に よ り癌 に対 す る抵 抗 性 を 昂 め る点 に興 味が もた れ. るが,正 常脾 のBrown‑Pearce腫. た が,こ れ らは 抵 抗 因子 が 生体 の ど こに存 す るか は. つ いて は,辻 村39)に よつ て 検 討 された と こ ろ に よ. 明 らか に して はい な い,そ こで本 実 験 に お いて は,. ると,家 兎 の脾 ホモ ジ ネー トを 担癌 家 兎 に投 与す る. 瘍 に対 す る効 果 に. 純 系 動物 にspecificな 腫 瘍 を用 い て腫 瘍 抗体 が 血 中. と腫 瘍 抑 制 効果 と転 移 抑制 効 果 が認 め られ,マ ウ ス. 抗 体 で あ るか組 織 抗 体 で あ るか を 知 らん と して 実 験. 脾抽 出物 質 の 作用 は 脾 よ り も弱 い と した,正 常脾 が. を行 な つ た.. 悪 性腫 瘍 の 発育 に抑 制 作用 を示 す こ とは, Osler and. まず,大 量X線 F1マ. 照 射MH. 134細 胞 で 感 作 し た. ウス の血 清蛋 白分屑 植 を調 べ た と こ ろ,感 作. マ ウス で は腫 瘍細 胞を 移 植 した担 癌 マ ウス とほ ぼ同 じよ うに,正 常 マ ウス に比 しAlbuminの. 減 少 と γ‑. Pribram40), Sugiura36)ら が確 認 して い る.と. くに. Sugiuraは. 180,. 移 植 前 に あ ら か じ め, Sarcoma. Flexner‑Jobling sarcoma細 腎,脾,大. 胞浮 游 液 を マ ウス の 心,. 腿 筋,睾 丸,胎 児,胎 盤 等 の水 溶 性抽 出. Globulinの 増 加 が み られ た が,感 作 マ ウ スで は 担癌. 液 と加 えてincubateし. マ ウス に比 べ, Albuminの. 状 態 を観 察 し,脾 抽 出液 が著 明に 腫 瘍 発育 を抑制 し. 減 少 は少 な く,一 方 γ‑. て移 植 し,そ の 腫 瘍 の 発育. Globulinは 感 作 回 数 の増 加 と と もに増 量 して くる.. た とい い,脾 抽 出 液 のみ に つ いて 正 常 脾 と担 癌 動物. 感 作 マ ウ スで は担 癌 マ ウスの よ うに一 定 時期 まで 増. 脾 と癌 の 免疫 後 の脾 の3者 を 比較 したが,差 を認 め. 量 した後 急激 に γ‑Globulinが 減 少 して くる よ う な. な かつ た といつ て い る.同 じ くPotter33)は 異 種 感. 現 象 は認 め られ なか つ た.こ. 作動 物 の 脾 と肝 を 移 植 す る こ とに よつ て 免 疫状 態 を. 胞 がF1マ. れ はMH. 134腫 瘍細. ウ スに対 して 抗原 性 を 有 して い た た め に,. γ‑Globulinが 増 加 した もの と考 え られ る.. の実 験 はい ず れ も免 疫 法が 異 種免 疫 とい う点 で本 実. 多 くの 同様 の 実験 が 示 した よ うに,感 作 マ ウス に 無 処 置MH. 134細 胞 を攻 撃 して み た と こ ろ,対 照. の 無 処 置 マ ウ スで はす でに2×104個 で100%固. 受 動 的 に移 す ことが で き る とい つ て い る.こ の2つ. 形腫. 験 とは異 な るの で同 一 に は取 扱 え な い. Ellis35)は Brown‑Pearce腫. 瘍で 免 疫 し た 家兎 の 脾,リ. 浮 游 液 をB‑P腫. 瘍 細 胞 と37℃. ンパ 節. 2時 間incubate. 瘍 を 作 り, 1×104個 で も50%発 生 したの に対 して,. して 感 受性 家 兎 に移 植 して(中 和 実 験)腫 瘍 発育 掬. 他方 感 作 マ ウス では, 5週 間 の 観察 期 間 中, 8×104. 制 効 果 が あ る と し て い る.か か る 実験 は,腫 瘍が. 個 まで 移 植 が成 立 せ ず, 16×104個 に な つ て初 めて. non‑specificで あ る こ とや実 験 条 件 な どか ら批 判 的. 40%の 移 植 を み た.こ の こと か ら,感 作 マ ウスが 少. な立 場 に 立 つ人 もお り34),本実験 に お け る 成 績 と 同 一 に は取 扱 い難 い .. 数腫 瘍 細 胞 に 対 し,抵 抗性 を有 す る こと は明 らかで あ る.. いず れ に せ よ,本 実 験 が 示 す よ うに,移 植 能 を失. 次 に,こ の 抵 抗性 因子‑抗 体 一 が 感 作 マ ウ ス内 の. なつ た同 系 癌細 胞 で 強力 に ほぼ 同系 とみ な され る動. どの組 織 に最 も強 い か,す な わ ち,血 中抗 体 か 組織. 物 を感 作 す るこ とは,少 な くと も癌 の転 移 抑制 に有. 抗体 か を見 るた め に,血 液,脾,肝,腎,肺. 意 義 な こ と と思 わ れ,癌 治療 に一 つ の打 開 策 を提供. の各臓. 器 を取 り出 して 腫 瘍細 胞 に対 す るcytotoxic effectを み た.そ の結 果,臓 器 ホ モ ジ ネー トで は,感 作脾 に もつ と も強 い抑 制効 果 をみ たが,つ いで 感 作肝,血. す る もの と考 え られ る. 第5章. 結. 論. ・血 清 の抑 制力 は正 常. 純 系動 物 を 用 い て 同種 免 疫 の成 立 を 証 明 す る 目的. の脾 とあ ま り差 が な か つ た.但 し,い ず れ に して も. で 担 癌 マ ウスに 制 癌剤 を投 与 した もの とX線 照射 腫. 血 清,脾,肝. 瘍 細 胞 で 感作 した もの との2種 の実 験 を施 行 して,. 清 の順 で あつ た.し か し,肝. では 感 作 群 は非 感 作 群 に比 し強 い抑 制. 作用 をみ た.臓 器 浮 游 液 で も同様 の成 績 で あつ た. こ の こ とか ら直 ち にMH. 134腫 瘍 に 対 す る 腫 瘍特. 異抗 体 の存 在,ひ いて は そ れ が血 中抗 体 か組 織 抗体. 次 の成 績 を え た. 1)担 癌 マ ウスに 制癌 剤 を 投 与 し て 腫 瘍破 壊 を 促 す と,そ の 流血 中に γ‑Globulinが 多 少増 量 す る が,.

(11) 移植動物癌の抗腫瘍性抗体産生に関する研究. 113. 腫 瘍 増大 と と もに 減少 し,同 種腫 瘍細 胞 の嫌 気 姓 解. ると,そ の動 物 は少 数MH. 糖 の 抑制 作 用 はあ ま り増 強 せ ず,中 和 実 験 で も延 命. 抗性 を もつ に い た る.. 効 果 は少 な くて,明. 2) in vitroに お け るMH. 134腫 瘍細 胞 に 対 す る. X線 照射 の影 響 を み た と ころ, 8000r.以 上照 射 す れ ば腫 瘍 細 胞 のEosin赤. 染 率 は100%陽. 134細 胞 にin. 稿 を終 るに のぞ み御 指 導,御 校 閲 を 賜わ つ た陣 内 教 授,お よ び 国中助 教 授 に深 甚 の 謝 意 を表 す ると と. vitroで 大 量X線 照 射 して. 移 植能 を失 な つ た 腫 瘍細 胞 で 感 受性 マ ウス を 感作 す. 参 Donaldson,. D.. Soc.. Biol.. Exp.. M.. and. Mitchell,. and. Med.,. た とこ ろ,脾 の抗 腫 瘍 性 が最 も強 く,つ い で血 清 ・ 肝 の順 で あつ た.. 性 とな り,感. 受 性 動 物 に対 す る移 植 能 も失 な わ れ る.. 1). J.. 考. R.:. 101,. Proc.. 204•`207,. もに,本 実験 につ い て種 々御 指導,御 援 助 を 賜わ つ た折 田博 士 に感 謝 す る.. 文. 2). Contamin,. A.:. 150,. 1910.. 3). Goldfeder,. 4). McKee,. 128,. 5). Sugiura,. 19). Chambers,. R.. L.:. 7). Hsu,. 9). Revesz,. 10). 20). Sc.,. al.:. 705,. R.. Proc.. Soc.. Exp.. Biol.. 21). Nat.. 1959.. et. Cancer. al.:. Inst.,. Proc.. 250•`253,. C.:. J.. 20,. 1157•`. Soc.. Exp.. Biol.. 1957.. Nat.. Cancer. Inst.,. 25,. Cancer. Res.,. Nature,. Freymann,. J.. 20,. 443•`451,. 178,. G.:. Cancer. Res.,. 16,. M.. R.:. Radiology,. 46,. H.:. 13). Gorer, 16,. 338•`343,. 14). Sato,. H.. Sato,. 930•`936,. 395•`416,. and. Amos,. D.. B.:. Cancer. J.. Cancer. Inst.,. 29). Res.,. al.:. Fukushima. J.. Med.. Sci.,. 1958. L. 16,. Milgrom,. F. Bact.,. anb. Halber,. 878•`882,. W.:. Klin.. Ztachr.. Allg.. 5,. al.:. Schweiz.. 18,. 240•`253,. 90,. Bact., 18,. 173•`. and. L'Assoc. 3,. Francais. 160,. Russ,. 1910.. S.:. Proc.. Roy.. 1917.. 山 医 学 会 誌, H.:. Sugiura,. Z.. K.. 73,. 470〜495,. Krebsforsch.,. and. Cancer,. 60,. 1961. 316•`333,. 2,. 1955.. 93•`94, R.. A.:. T.:. S. R.:. 2727•`2744,. N.. Prehn,. Benedict,. 15,. Mitchison,. Kaliss,. N.:. American. 1931.. Transplantation. Cancer. Cancer. 臼 淵:第2回. Res.,. Res.,. 及 び 第3回. 1961.第9回. Spencer,. R.. Bulletin,. 20,. 1614•`1617,. 21,. 1203•`1208,. マ イ トマ イ シ ン 協 議 会 日本 化 学 療 法 学 会 発 表,. R.:. J.. Nat.. Cancer. 31). Warburg, O.:. Science,. 123,. 32). Warburg, O.:. Warburg. Theorie. 858, 33). Potter,. Inst.,. 2,. 1942.. tstehung,. 1955.. de. Cancer.,. J. C. 1,. 317•`332,. 1937.. et. Path.. 1961.. 17, 30). et. J.. Radiology.,. Bull.. du. Mottram,. 発 表, Nat.. J.. 1961.. 1955.. 1956. al.:. Hirschfeld,. Path.. 26•`30,. 1926.. Brit.. 1960.. 1956. H.. Wchnshr., 17). 15,. et. 155•`173, 16). Res.,. P. A.. 1•`21, 15). Cancer. 481,. 1955.. 28). Selye,. G. M.: J.. M.:. 榊 原:岡. 26). 1946. 12). Scott,. L'Etude. Selye,. 27). Schreck,. 10, G. M.:. 1924.. British. Contamin,. J.. 1956.. and. Res.,. Scott,. 1945.. 24). 1960.. 1391•`1392,. Cancer and. 1,. 1927.. 23). 927•`. 1956. 11). 22). 25). L.:. S.. pour. 1960. L.:. Russ,. 175,. 1941.. J. H.. Path.,. Soc.,. 94,. T.. 935, Revesz,. 37,. 591•`593. J.. M. Med.,. 8). d.. 1958.. Schrek, and. et. 102,. Revesz,. Acad.. Radiology,. W.. Med.,. rend.. K.:. Exp.. 30,. A.:. 1186, 6). Compt.. 献. 18). 1959.. and. 134細 胞 に抵 抗 性 を有 す る感 作 マ ウ. スの臓 器 と血液 とに つ いて,抗 腫 瘍性 の 有 無 を検 し. えな か つ た.. 3) MH. 4)少 数MH. らか な腫 瘍 抗 体 の 出現 を 証 明 し. 134細 胞 に対 して,抵. Dtsch.. Med.. 309•`314, der. Wchschr.,. 1955. Krebsen 81,. 857•`. 1956. J. S.. et. al.:. Proc.. Soc.. Exp.. Biol..

(12) 114. 武. and 34). 35). 37,. 655•`656,. Molnal. Med., et. al.:. Archiy. chung,. B.. 5.. Ellis,. J. T.. 259, 36). Heft and. 田. 淳. 37) Sugiura, K. and Benedict, S. R.: J. Cancer Res., 10, 194, 1926.. 1938. fur. Geschwulstfors. 38) Sugiura, K.: J. Cancer Res., 10, 481, 1926.. 1.. Kidd,. J. G.:. Cancer. Res.,. 12,. 1952.. Sugiura,. K.:. Am.. 志. J.. Cancer,. 32,. 39). 辻 村:名. 40). Osler,. E. G.. Exper.. Path.. 126,. 1938.. 古 屋 医 学, and. 80,. 504〜516,. Pribram, u.. 1959.. E. E.: Ztschr.. Therap.,. 12,. f.. 295•`302,. 1912-1913.. Immunogenic. Study against. Part. III.. Immunogenic. in Antitumor. Antibody. Transplantable. Tumors. Study. Anticancer. in Tumor-bearing. Drugs. and. Heavily. Production. in Mice. Irradiated. Mice. Treated. Immunized. Tumor. with. with. Cells. By Kiyoshi. Takeda. 1st Department of Surgery, Okayama University Medical School (Director: Tumor mice. of. isoimmunity isogenic. Experiments with. 1.. By. the. glycolysis. the. mice. tumor. tumor-bearing followed. with. thus,. tumor-bearing. irradiated. serum,. and. questionable;. D. M. D.) two. experiments. were. carried. out. using. F1).. with. heavily. treating. subject. been. (C3H•~dd:. were. immunized. in. has. lines. Prof. Jinnai,. mice by. a. neutralization. (MH. with. marked. test. treated. cells. with. anticancer. drugs,. decrease. of. tumor. on. MH. anticancer. drugs,. and. with. mice. 134).. as. cells,. the. the. the ƒÁ-Globulin. tumor. titre. increased.. inhibitory. With. action. of. sera. increased anaerobic were. in. effective. 2. using cells. The Eosin. lost 3.. result. of. when. irradiated. their F1. mice,. transplantabilty,. x-ray. irradiation with. transplantability. in. immunized became. more. with resistant. sensitive heavily. to. than. the. 134. tumor. 8000r. F1. cells. With. the. in. vitro,. same. dose. produced of. total. irradiation,. stain tumor. mice.. irradiated. MH. transplantion. of. 134. tumor. relatively. cells few,. which. fresh. MH. lost 134. their tumor. cells. 4.. F1. mice. organs. excised.. cancer. activity,. liver.. immunized These revealed. with sera,. organ greatest. heavily homogenates antitumor. irradiated. MH and. activity. 134. organ. tumor. suspensions in. the. spleen. cells, on. were being. followed. bled tested by. and for serum. their anti and.

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参照

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