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損傷制御型RC系有壁架構における連層耐震壁の開発 [ PDF

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61-1 1  序  当研究室では,柱降伏が先行する外周骨組1 )と内部 コア連層耐震壁から成る鉄筋コンクリート(以下,R C と記す)系有壁架構の開発に取り組んでいる.図 1 に 開発中の有壁架構の立面と平面の略図を示す.有壁架 構の設計に際して,留意する点は耐震壁と架構の水平 力の負担割合の設定にある.通常の耐震壁では高剛性 であるため,地震時に水平力を過大に負担し,損傷が 集中してしまう場合がある.  提案する外周骨組は,鋼管横補強短柱とスパンドレ ルビームから成る RC 造骨組を想定しており,通常の RC 造骨組に比して,高耐力・高剛性・高靭性に設計可能 となる.ただし,柱降伏が先行するため層崩壊が危惧 される.併設する連層耐震壁は,建物の層間変形を一 様に保ちつつ,落階を防止することが求められる.  図 2 に提案する内部コア連層耐震壁の概略図 を示 す.提案耐震壁は,壁脚部の両端にスリットを有して おり,柱形を持たないことが特徴である.この特徴に より従来の耐震壁よりも壁の曲げ耐力と剛性を下げて, 入力せん断力を低減させる効果がある.図にはアンボ ンド鉄筋と露出鉄筋を示している.これらの詳細は文 献 2)を参照されたい.表 1 に 2012 年度から 2014 年度に かけて実験を行った 6 体の提案耐震壁のスリットの有 無による曲げ耐力 Q と初期剛性 K の比較を示す.Q1,K1 はスリット有り(断面:140 × 410mm)の場合であり,Q2K2はスリット無し(断面:140 × 810mm)の場合である. 試験体名は,左から順にアンボンド鉄筋の使用方法, 露出鉄筋の降伏強度の違い,アンボンド鉄筋の降伏強 度,軸力比である.スリットを入れることで曲げ耐力 は最大で 57%,初期剛性は最大で 83% 低減できることが 分かる.提案耐震壁は耐力を減らしつつ,靭性能を向 上させることができる.外周架構は剛性と靭性が高い ので,耐震壁とともにせん断力を効率よく負担するこ とになる.  本論では提案 RC 系有壁架構の建物応答解析の予備研 究として,(1 )せん断余裕度についての考察,(2 )提 案耐震壁の解析的考察を行う.(1 )のせん断余裕度は, 部材の破壊形式を限定するためだけではなく,ひび割 れ発生状況にも影響する重要な設計事項である.( 2 ) の解析的考察では,提案耐震壁の解析モデルの提案を 行い,実験との模擬精度について検討する. 2  せん断 余裕度 の考察  図 3 にせん断余裕度グラフを示す.グラフの縦軸は, 実験時の最大耐力 Hexpを曲げ耐力時のせん断力 Qfで除 した値である.横軸は,せん断余裕度であり,せん断 耐力 Qsを Qfで除した値である.このグラフに各試験体 の値をプロットしており,Qs/Qfが 1 になる点を境にし て,試験体がせん断破壊するか曲げ破壊するかを判定 することができる.また,表 2 に各試験体の H exp,Qf ,Qs 甲野 裕貴 図 1 損傷制御型 RC 系有壁架構の立面と平面 コア 外周架構 連層耐震壁 間柱 スパンドレルビーム 鋼管横補強短柱

損傷制御型 RC 系有壁架構における連層耐震壁の開発

図 2  内 部コ ア連 層耐 震壁 の概 略図 l R 付 着 除 去 区 間 Nt 露出鉄筋 アンボンド鉄筋 面内剛性を確保しつつ 残留変形を小さくする 早期に降伏し エネルギーを吸収 Nc 表 1  曲げ耐 力と初 期剛性の 比較 試験体 Q1 Q2 K1 K2 Q1/Q2 K1/K2 B-N-295-0.25 141 330 26 158 0.43 0.17 B-N-490-0.25 173 362 29 160 0.48 0.18 B-H-295-0.25 169 320 23 132 0.53 0.17 B-H-490-0.25 238 373 29 138 0.64 0.21 S-N-685-0.10 165 230 36 151 0.72 0.24 S-N-685-0.25 179 290 36 151 0.62 0.24

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61-2 図 3  せん 断余裕 度グ ラフ -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 -300 -200 -100 0 100 200 300 R (×10-2rad.) S-N-685-0.10 R =2.0/100rad.×1 H ( kN ) -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 -300 -200 -100 0 100 200 300 R (×10-2rad.) S-N-685-0.25 R =2.0/100rad.×1 H ( kN ) の比較をせん断余裕度の小さい順に示す.Qf は,壁脚 部の RC 断面(140 × 410mm)の全塑性モーメントに,ア ンボンド鉄筋と露出鉄筋の負担曲げモーメントを足し 合わせ,載荷点高さ(1600mm)で除した値とした.Qsは, 文献 3)のせん断終局強度式により算定した.  図 3 と表 2 に示すように,B-H-490-0.25 以外の 5 体の 試験体はせん断余裕度が 1 以上となっており,曲げ破 壊型となっている.耐力評価については,Hexp/Qfで 5 体 の平均が 1.04 と安全側に精度良く評価できていること が分かる.一方,B-H-490-0.25 はせん断余裕度が 0.92 と なっており,曲げ・せん断破壊型となっている.耐力 評価については,Hexp/Qsで 1.02 と安全側に精度良く評価 できていることが分かる.曲げ破壊型と曲げ・せん断 破壊型の両方で終局強度式により安全側に精度良く評 価できることを示した.  荷重-変形関係と最終的な損傷状況について考察す る.図 4 に B-H,S-N シリーズの荷重-変形関係をせん 断余裕度の小さい順に示す.図の縦軸は載荷点高さの 水平力 H(kN)で,横軸は壁の部材角 R(× 10-2rad.)で ある.図 5 に B-H,S-N シリーズの最終的な損傷状況の スケッチをせん断余裕度の小さい順に示す.この 4 体 を選択した理由は,せん断余裕度が接近している試験 体で考察するためである.B-H,S-N シリーズでは載荷 サイクルに違いがあり,R=1.50/100rad. までは全試験体 で同じであるが,R=2.00/100rad. の載荷は S-N シリーズ では 1 サイクル,B-H シリーズでは 3 サイクル行った.  まず,荷重-変形関係について考察する.全試験体 で,R= 2.00/1 00rad. の 1 サイクル目まで安定した履歴 ループを描いている.S-N シリーズでは,R=1.50/100rad. の 2 サイクル目の載荷において露出鉄筋の破断による 若干の耐力低下が確認されたが,耐力低下率は 1 割程 度であった.B-H シリーズでは,R=2.00/100rad. の 2 サ イクル目以降の載荷で大幅な耐力低下が確認された. 最終的な耐力低下率は B-H-295-0.25 の方が小さかった.  続いて,最終的な損傷状況について考察する.S-N シ リーズは,数本の曲げひび割れと壁脚部でのわずかな コンクリートの剥落が確認されたのみであり,特に目 立った損傷は見られなかった.S-N シリーズは軸力比が それぞれ異なる試験体であるが,その違いによる破壊 性状の差異は確認されなかった.B-H-490-0.25 では,壁 表 2  実験 値と計 算値の 比較 B-H-490-0.25 0.94 1.02 0.92 S-N-685-0.25 0.99 0.85 1.17 S-N-685-0.10 1.02 0.80 1.27 B-H-295-0.25 0.98 0.76 1.29 B-N-490-0.25 1.07 0.78 1.38 B-N-295-0.25 1.13 0.67 1.69 試験体 Hexp / Qf Hexp / Qs Qs / Qf 図 4  荷重 -変形 関係 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 -300 -200 -100 0 100 200 300 B-H-295-0.25 R =2.0/100rad.×3 R (×10-2rad.) H ( kN ) -300 -200 -100 0 100 200 300 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 B-H-490-0.25 R =2.0/100rad.×3 R (×10-2rad.) H ( kN ) 図 5  実験 後の 損傷 状況 B-H-295-0.25 B-H-490-0.25 S-N-685-0.25 S-N-685-0.10 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 B-N-295-0.25 B-N-490-0.25 B-H-295-0.25 B-H-490-0.25 S-N-685-0.10 S-N-685-0.25 H ex p /Q f Q s/Qf せん断破壊領域 曲げ破壊領域

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61-3 脚部全体でコンクリートの剥落が発生し,鉄筋が露出 しているのが確認された.B-H-295-0.25 では壁脚部全体 に多数の曲げひび割れが入り,コンクリートの剥離が 確認された.B-H-295-0.25 の損傷状況はB-H-490-0.25 よ りも若干軽微なものであったが,S-N シリーズと比較す ると激しい損傷であり,地震後の継続使用は困難な状 況であった.B-H-490-0.25 の方が損傷が激しく,耐力低 下率が大きかったのは,せん断余裕度の影響があった ものと考えられる.  ここまでの考察から分かるように,最終的な破壊性 状は,せん断余裕度の減少とともに激しくなっている わけではない.しかしながら,この 4 体の試験体は R=2.00/100rad. の繰返し回数や配筋,コンクリートの圧 縮強度等が異なるため,一概にせん断余裕度が関係な いとは判断できない.今後は,上述した条件を揃えた 試験体を作製し,せん断余裕度を実験変数として実験 を行う必要がある.提案耐震壁は,曲げ破壊先行型で 損傷制御性能を有することが特徴であるので,損傷制 御に及ぼすせん断余裕度の影響を調べることが重要と 考えられる.  本試験体では,B- H シリーズのみが最終的に激しい 損傷となった.これは,大変形である R=2.00/100rad. の 繰返し回数が多いことが原因と考えられる.S-N シリー ズにおいても,R=2.00/100rad. の繰返し回数が多くなる と,激しい損傷となっていた可能性がある.提案耐震 壁は大変形が繰返し生じてしまうと,最終的に激しい 破壊性状となることが実験的に示されたため,最大変 形を制御することで損傷を軽微なものにする必要があ る.今後行う予定である建物応答解析では,実験で安 定した履歴性状を示していた R= 1.00/100rad. を本研究 の変形のクライテリアとして,応答をその変形内に収 め る こ と を 目 標 と す る . 次 節 の 解 析 的 考 察 で は , R=1.00/100rad. 以内での実験と解析の比較により検討を 行う. 3  解析的考察 3 . 1  解析概要  解析では,実験時に特に損傷が見られず,曲げ破壊 型となった S-N シリーズに着目し,解析的検討を行う. 解析では実験試験体を線材モデル化した解析モデルを 作製し,実験との模擬精度について検討する.  解析にはファイバーモデルで断面の応力状態を表現 する 2 次元有限要素プログラム4 )を用いており,材料 および幾何学的非線形を考慮している.解析は実験時 の載荷状況に倣い,鉛直荷重を一定値に保持し,正負 交番漸増振幅の水平変位制御により実行した.  図 6 に解析モデルを示す.また,表 3 に解析変数の一 覧を示す.解析モデルは,RC 壁板曲げばね,スリット 部分の露出鉄筋,アンボンド鉄筋,剛棒で構成されて いる.RC 断面の寸法は壁脚部断面の140 × 410mm とした. 壁脚部に設けた RC 壁板曲げばねの長さについては,壁 脚部の断面せい(410mm)の半分の 205mm とした.脚部 縦筋は実験試験体と同様の配筋とした.RC 壁板曲げば ねの上部は,剛棒としている.その理由は,実験時の 損傷は壁脚部付近でしか見られず,それより上部では 損傷は全く確認されなかったことと,上部断面は 140 × 810mm となっており,壁脚部断面よりも十分大きな曲げ 剛性を有すると考えたためである.解析のアンボンド 鉄筋の付着除去長さは,全試験体において,実験試験 体よりも 200mm 長くした.この理由は,実験時のアン ボンド鉄筋の降伏部材角が想定よりも遅れており,解 析では実際よりも付着除去長さを長くすることで実験 を模擬できると考えたためである.配筋位置は実験試 験体と同じである.アンボンド鉄筋上部から加力点高 さまでは,剛棒としている.露出鉄筋の露出長さは,ア ンボンド鉄筋と同じ理由により,200mm 長くした.また, 露出鉄筋の上部は剛棒とした.コンクリート圧縮強度 B,鉄筋の降伏強度 y,軸力比については実験試験体と 同じとした.  図 7 に材料構成則を示す.コンクリートは完全弾塑 性型とし,除荷及び再負荷則は初期剛性を維持するモ 表 3  解析変数一覧 図 7  材料構成則 コンクリート 鋼 材 図 6  解析モデル σ ε σB εc Ec Ec σ ε σy εy Es Es -εy 2 2 0 加 力 点 高 さ (1 6 0 0 m m ) RC壁板曲げばね 剛棒 剛棒 露出鉄筋 2 0 5 ア ン ボ ン ド 鉄 筋 試験体 S-N-685-0.10 S-N-685-0.25 B×D (脚部) 脚部縦筋 (付着除去長さ850mm) (付着除去長さ1200mm) 露出 鉄筋 σB(N/mm2) 軸力比 0.10程度 0.25程度 D10-SD295( 露出長さ220mm) 33.0 140×410mm D10@40ダブル (SD295) ア ンボンド鉄 筋 D19-USD685

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61-4 -1.0 0.0 1.0 R (×10-2rad.) S-N-685-0.25 -200 -100 0 100 200 -1.0 0.0 1.0 H (k N ) R (×10-2rad.) S-N-685-0.10 -1.0 0.0 1.0 R (×10-2rad.) S-N-685-0.25 -200 -100 0 100 200 -1.0 0.0 1.0 H ( kN ) R (×10-2rad.) S-N-685-0.10 デルとした.鋼材はバイリニア型でひずみ硬化を考慮 したモデルとした.ひずみ硬化時の傾きは,鋼材のヤ ング係数の 1/1000 とした.繰返し則は,バウシンガー効 果等の剛性低下を考慮しないモデルとした. 3 . 2  荷重-変形関係  図 8 に実験と解析により得られた荷重-変形関係を 示す.図の縦軸は載荷点高さの水平力 H(kN)で,横 軸は壁の部材角 R(× 10- 2r a d . )である.また,表 4 に R=1.00/100rad. までの最大耐力 H,初期剛性 K,R=1.00/ 1 0 0 r a d . の 3 サイクル目の載荷が終了した時点のエネル ギー吸収量 W について実験と解析の比を示す.最大耐 力の算定は,正側と負側の最大耐力の平均値とした. 初期剛性の算定は,処女載荷時における最大水平力到 達点と原点を結んだ割線剛性とした.  実験と解析の最大耐力の比については S- N-68 5-0. 10 では誤差が 5%,S-N-685-0.25 では誤差が 1% となってお り,解析により非常に高い精度で評価できている.初 期剛性については S-N-685-0.10 では誤差が6%,S-N-685-0 . 2 5 では誤差が 12% となっており,最大耐力と同様に 解析が危険側の評価となっているが,これも高い精度 で評価できている.解析の履歴ループは,実験よりも 若干膨らんでいるものの,精度良く模擬できているこ とが分かる.エネルギー吸収量については S-N-685-0.10 では 34%,S-N-685-0.25 では 32% と解析が過大評価して いるものの,誤差は 3 割程度で概ね評価できているこ とが分かる.履歴ループとエネルギー吸収量を解析が 過大評価する理由は,材料構成則の繰返し則において, コンクリートの軟化現象と,鋼材のバウシンガー効果 を考慮していないために,実験よりもエネルギー吸収 量を過大に見積もるからである.以上のことから,単 純なバイリニア型モデルの材料構成則を用いた本解析 は,部材角 R=1.00/100rad. 以内で実験を精度良く評価で きることが分かった.  今後は,本論の提案連層耐震壁に提案外周骨組を加 えた建物の応答解析を行い,その性能について検討し ていく予定である. 4  まとめ  本研究より得られた知見を以下に列挙する. 1) スリットを設けることで,スリット無しの場合より も曲げ耐力は最大で 57%,初期剛性は最大で 83% 低 減することができた. 2) 耐力評価については,曲げ破壊型と曲げ・せん断破 壊型の両方で終局強度式により精度良く評価するこ とができた. 3) 提案耐震壁は,大変形の繰返し載荷によって激しい 損傷を示すことが分かった.従って,今後行う建物 応答解析では,実験で安定した履歴性状を示した R=1.00/100rad. 以内に最大応答変形を収めることを 目標とする. 4) 本研究の変形のクライテリアである R=1 .0 0/1 00 ra d. 以内での実験と解析の比較では,最大耐力,初期剛 性は精度良く評価でき,エネルギー吸収量は誤差が 3 割程度で評価することができた.履歴曲線を比較 すると解析の方が若干膨らむものの,精度良く模擬 することができた.                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        図 8  荷重-変形関係 (b) 解析 (a) 実験 表 4  最大 耐力,初期剛 性,エネル ギー吸 収量

試験体 Hexp/Hana1 Kexp/Kana1 Wexp/Wana1

S -N-685-0.10 0.95 0.94 0.66 S -N-685-0.25 0.99 0.88 0.68 < 謝 辞 >  本 研 究 で使 用 し た 高強 度 鉄 筋 U S D 6 8 5 は,蜷川 研 究 室か ら 提 供 を 受 け ま し た . こ こ に 記 し て 謝 意 を 表 し ま す . < 参 考 文 献 > 1 ) 中原浩之,高橋恵介,Nasruddin JUNUS:TRC 柱とスパン ド レ ル ビ ー ム か ら な る 柱 降 伏 型 骨 組 の 構 造 性 能 に 関 す る実 験 的 研究 ,コン ク リ ート 工 学 年次 論 文 集,V o l . 3 3 , No.2,pp.1 153 -1 15 8,20 11.7. 2 ) 中 原 浩 之 , 甲 野 裕 貴 : ひ び 割 れ 制 御 型 R C 造 連 層 耐 震 壁 の開 発 に 関 す る 実 験 的 研 究 , コン ク リ ー ト 工 学年 次 論 文 集,Vol.36,No.2,pp.295-300,2014.7. 3 ) 日 本 建 築 学 会 : 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 造 建 物 の 終 局 強 度 型 耐震設計指針・同解説,pp. 1 0 6 ,1 9 9 0. 1 1 .

4 ) Kawano, A., Griffith, M.C., Joshi, H.R. and Warner, R.F.:Analysis of the Behavior and Collapse of Concrete Frames Subjected to Severe Ground Motion, Research Report No.R 163, Department of Civil a nd Envir omenta l Engineer ing, T he Univer sity of Adelaide, Australia, 1998.11.

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