PASCALなどのソフトウェアの開発も可能です。
さら1(.最近のパーソナJレコンビュータの普及には目をみはるものがありますが,当研究所にお いても.ATAC450の処理機能を補うものとして. PC‑8001 (日本電気製)を利用して います。主に2次処理として,多変量解析などを行っていますが,システムでも 100万円を切る 乙れらの機器が,手計算では数年を要する処理を時間ほどで行ってしまうのですから,まさに 驚きです。
また.パーソナルコンビュータは,大型コンビュータのインテリジェン卜ターミナルとしての利 用が可能ですが,パーソナノレコンビュータの能力では手におえない処理の必要が出て来た時のこと などを考えると,センターと,各研究現場とのオンライン化の実現が望まれます。
現在では,大型コンビュータを直接利用する機会は,なかなかないのですが,今後,オンライン 化などにより,我々のコンピュータと大型コンピュータとのコミュニケーションが可能になれば,
より高度な分析が行えるものと期待されます。
(以上)
俳 句 と 電 算 機
商 業 短 期 大 学 部 平 尾 勇 1. i電算機数字に冷えも打ち込めり
J
(木語20号より)俳句の題材となりにくい電算機を詠んだ珍しい句を偶々見付けました。最近は俳句ブームとかで,
俳句人口500万とも云われ,全国の俳誌が50
O .
夫々沢山の誌、友をか=え,各人5句投句の中 から選んで載せています。仮りに1誌平均300人l人3句としても,月に約50万,年間60 0 万句が活字になって出ている乙とになります。俳句は5.7.5..僅か17字の世界で最も短かく,そ の中に必ず季語を入れる有季定型詩です。歳時記といって季語別に古今の有名な匂を選んで例示し た書物も相当あり,個人の句集も続々刊行されています。それだけでも目を通すのは大変な乙とで す。まして全国500の俳誌に及ぶなどは論外です。当然に同じような句が出来ても不思議はない。盗作だ剰窃だ類句だとさわぎ立てられでも止むを得ない場合が多い。
上掲の句も.木語という俳誌を偶々めくっていて自に触れたものであり,このほかに「電算機」
という語を折り込んだ句が一体ど乙かにあるのかないのか皆目わからない。そ乙で,電算機の力を 借りて,すべての歳時記,句集,俳誌に載っている匂を,電算機に打ち込んでおけば,立ちどとろ に検索できるのではなかろうか。殆んどの俳句を網羅した電算機のディスクができれば,大変に有 難いが,年々 600万もの新しい句を打ち込むのにどの位の費用と労力がかhるものか電算機の専 門家におき hしたいと患っている。
2. 山梨県立北富士工業高校の校歌は,東大工学部渡辺研究室が主となり,電子計算機で作曲され
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たそうです。当の渡辺教授は,サンケイ新聞のインタビューに答え「芸術家にしかられはしないか とびくびく」と云うものの. 15 0年後には芸術家の仕事の95%は機械でやれるようになります。
機械に教え込む情報がすぐれていれば,機械がつくった音楽でも作曲コンクールに入賞できるよう になります」と自信たっぷりに云っている。(南沢宣郎著,電子計算書)
イロハ50音の組み合わせで. 1 7文字の俳句は一体幾通りできるのだろうか。 5.7.5.の中に 季語がはいり,また意味をなさない文字の組み合わせを除くという条件を入れると,おのづからその 総数が算出できるのではなかろうか。その総数からすでに作られている何千万かを差引けば,あと 何千何百万位残るのだろうか。そして,一定の約束を入れてプログラムをつくれば,電算機が俳句 をどんどん打ち出して呉れるのではないか。俳人のなすべき乙とは,その中から俳句的価値あるも のを選び出すととになるだろう。 18世紀の産業革命は,肉体労働を機械に置き替えたが,エレク トロニクス革命は知的革命であり,データーさえ与えれば人閣の精神判断,芸術的価値判断さえも的 確に代行できる乙ととなるそうだから,どんどん打ち出される句を,与えられた俳句的価値基準に よってランクを付けて配列するととになるのではなかろうか。かくて,俳句を作る人も,それを選 ぶ人も不要となる時代俳句終兎の時がくるのだろうか。
3. 「妻寝ねしあと黙読の夜長かな 圭太」
「末の娘を手離す日あり初暦 みさお」
朝日俳壇の昨年度年間秀句10句のうちに,選者中村草田男から選ばれた私共夫妻の句です。朝 日俳壇は,中村草国男,加藤械部,山白書子,大野林火の回選者が,毎週約7干の投句の中から夫 々10句づ』選んで,朝日新聞の日曜版に載せるものです。年50周として35万の投句の中から,
紙面に出るのが2千句,その中から 1年聞を通じて年間秀句10句を選びます。 2千分の 1.いや,
3 5万分のlの確率の宝くじを夫妻が揃って抽き当てたようなものと,一銭にもならないζとに情 熱を燃やしている次第です。
実は 10年前突然盲目となり,何もできなくなった家内の唯一の生き甲斐にもと 5年程前から 二人三脚で俳句の勉強をはじめました。世の常の趣味とか余技ではなく, 乙の道一筋に生命をかけ ている家内の俳句は進境めざましし僅か三年にしてホトトギス同人に推され,私より逼か先ζl進 みました。暇をみては出来るだけ沢山の俳書俳誌を読んでやりますが,読んだ私はすぐ忘れてしま うのに,盲目の家内は,一度きいた句は,頭の中ζl畳み込んで,その記憶力は驚く程です。見えな いながら生きたコンビューター,無料で使える電算機が身近かにいるので,私もまた助かっていま す。
コンビューターによる俳句の終馬などと悲観的なととは考えずに,此の後も二人で花鳥山水ζi心 を遊ばせて明るく生きて行乙うと思っています。