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札 幌 市 に お け る 情 報 処 理 サ ー ビ ス 業
沼 田 久
1.は じ め に
昭 和50年12月24日 の,電 子 計算 機 本体 等 の輸 入 ・資 本 の完 全 自由化 に 続 い て, 昭和51年4月1日,ソ フ トウ ェア産 業 等 の100%資 本 自由化 が実施 され,こ れ に
よ って 日本 の情 報 産 業 は大 きな外 圧 に さ らされ る こ と とな った。 昭和48年 秋 の いわ ゆ る石 油 シ ョ ックに始 ま る長 期 不況 と最近 の 円 高傾 向は,経 営 基盤 が弱 い とされ る 日本 の ソフ トウ ェア ・情報 処 理 サ ー ビス業 に大 きな 影響 を与 え てい る よ うで あ る。
この よ うな情 勢 の中 で,筆 者 の ゼ ミナ ールで は,昭 和52年8月 か ら11月 に か け て札 幌市 に おけ る情 報処 理 サ ー ビス業 に つ い て不完 全 なが ら実 態 調 査 を行 な った。 この小論 はそ の結果 の一 部 を使 った もので あ る。紙 数 の制 限上 調 査 結 果 は極 く一 部 しか紹 介 で きない が,詳 細 につ い ては文 献 〔1〕 を参 照 され だ い。
2.対 象 企 業 に つ い て
日本 電 子 計 算 機 株 式 会 社(略 称JECC)の 文 献'〔2〕 に よれ ば 昭 和52年1月 1日 現 在,情 報 処 理 サ ー ビス業 と呼 ば れ る計 算 セ ソ タ ー,パ ソチ セ ン タ ー,ソ フ トウ ェ ア開 発 企 業 は 北 海 道 に34セ ソ タ ー あ っ て,そ の うち札 幌 市 に 所 在 す る もの は23社 で あ る◎ 同 じ くJECCの 調 査 「全 国 計 算 セ ソ タ ー お よび ソ フ トウ ェ ア 開 発 企 業 分 布 状 況 」(文 献 〔3〕)に よれ ば,昭 和52年1月1日 現 在 北 海 道 に46の セ ンタ ー が 存 在 す る こ とに な っ て い る 。 ま た 札 幌 通 産 局 の 「情 報 処 理 サ ー ビス企 業 等 台 帳 」 で は 昭 和52年8月 末 札 幌 市 所 在 と して13の セ ン タ ー が 記 載
原稿 受領1978年6月7日
18 商 学 討 究 第29巻 第1号
され てい る。 情報処 理 学会 の調 査(文 献 〔4〕)で は,札 幌市 に存 在す る電 子 計 算 機 を持 った ソフ トウ ヱア開 発 ・計 算 セ ンターは7社 で あ る。
この よ うに,情 報 処 理 サ ー ビス業 の実 態 につ い ては完 全 な調 査は 存 在 しない。
そ こで 筆 者 の ゼ ミナ ール の調 査 に おい ては,調 査 対象 の確 定 に相 当 の労 力 を必 要 とした。 な お,調 査対 象 の分類 はJECC調 査 の分 類(〔3〕PP.12〜13)を
採 用 した。
調 査対 象 の確 定 に当 っ ては上 記 の諸資 料 のほ か,札 幌市 職 業 別 電話 帳,電 子 計 算 機 関係 の専 門学 校 出身 者 の就 職 先 等 の追 跡 調 査,更 に,訪 問 調査 の際 に 得
・た情 報 な どを総 合 した 結果53社 が浮 かび上 ったが,そ れ らの うちハ ー ドウ ェア メ ー カーの販 売 や メ ソテ ナ ソスを専 門 とす る営 業所 等 で あ りな が ら,情 報処 理 サ ー ビス業 と してJECCや 通 産 局 の資 料 に記 載 され て い る もの,転 居 先不 明の もの,す で に営業 を停 止 して い る もの な どを除 く と31社 とな った。 そ してそ の 殆 ん どはJECC分 類 で の(1),す なわ ち独 立 系 セ ソターで あ る。
3.開 設 状 況 に つ い て 表1{*,
開 設 年(
昭和)
〜30
31〜35 36〜40 41〜45 46〜50 51〜
「 計
札幌市におけ る 開設企業数(%)
0(0.0) 1(3.2) 2(6.5)
4(12.9) 19(61.3)
5(16,1) 31(100.0)
その うち ソフ ト 開発企業数
0 0
開設企業 中の支 社営業所の数
0 0
0 0
0 0
3
2
5
8 0 8
全 国 に お け る開 設 企 業 数̀零零}(%)
2(0.2) 15(1.7) 128(14.3) 393(43.8) 291(32.4) 68(7.6) 897(100.0)
S*)札 幌 市 の 分 は 〔1〕,p.78,表2‑1に よ る 。 昭 和52年10月1日 現 在 。 (**,全 国 の 分 は 〔3〕,p.17,第2表 に よ る。
昭 和52年10月1日 現 在 で の 開 設 状 況 は 表1の よ う に な っ て い る 。 こ れ に よ る と 札 幌 で は 全 国 的 傾 向 か ら や や お くれ て 情 報 処 理 サ ー ビ ス 業 が 発 達 し て き て い
札幌 市におけ る情報 処理 サ ー ビス業 19
る よ うで あ る。 また札 幌 市以 外 に 本社 を もつ企 業 で札 幌 市 に支社 ・営 業 所 を開 設 した のは 曜和46〜50年 に集 中 しで い る。 昭和45年 頃 が 日本 の 「情 報化 元 年」
な ど と言 われ た こ と と考 えあわ せ る と面 白い デ ータで あ る。
な お表1に は,す で に 営業 停 止 ・廃業 等 で 消滅 した企 業 は含 まれ て い ない。
また ・ ハ ー ドウ ェ アを 持 た ず ソ フ トウ ェ ア開 発 専 門 の企 業 は5社 が 確 認 さ れ た が,人 材 さえあれ ば小 資 本 で開 業 で きる とい う,こ の種 の企 業 の性 質上 調 査 も れ に な って い る もの もあ る と思 わ れ る。
以 上 の よ うに調 査対 象 の範 囲 をつ かむ こ とがで きた が,こ れ らに対 して昭和 52年10月1日 現 在で ア ソケ ー ト調 査(郵 便 に よる)を 行 な った結 果 を つ ぎに 述 べ よ う。 回答 があ った の は項 目ご とに 異 な るが約20社 で あ った。
4.企 業窺模 につ いて
企 業規 模 を示 す 指標 と して資 本金,従 業 員 数,売 上 高 を調 べ それ ぞ れ表2, 表3,表4を 得 た。 札 幌,全 国 ともに資 本金1,000万 円 未 満 の小企 業 が4割 前
噸
表2札 幌(*)()内 は ソ フ ト開 発 企 業
全 国 〔糊%
・
100万 円100万 円1500万 円1,000万 円
未 満 〜 〜 〜
)60
9臼・(7̀Fつ2
00α
6136 1.022.6
2(1) 11.1
136 22.6
6 33.3
241 40.1
5,000万 円
4 22.2 40 6.7
1億 円 以 上
十二一西
61ε
42」
7.0
18(3) 100.0
601 100.0 {*)〔1〕 ,p.88,表2‑3に よ る 。 昭 和52年10月 現 在 。
(*‡)〔3〕 ,p.19,第5表 に よ る 。 独 立 計 算 受 託 企 業 の み 。
表3、.
\ 一\ 従業員数 勢\ 4人
5〜9
は業内企
)発
(開%
oリト幌フ札ソ 糊副全
%
1}・
5.610.O 18 3.0
56 9.3
㎜〜㎜
oo〜㎜1
9
0〜95
90〜42
90〜11
4(3) 22.2
84
14.0 21i'li79"1211b41Ti
61511
33312乞715・6 71
300
10 5。610.O
20
3.3 3
ワ創●0δFO 十二=
口
18(3) 100.0
11.81
601 100.0
(*)〔1〕,p .92,表2‑5に よ る 。
{**)〔3〕 ,p.19,第4表 に よ る 。 独 立 計 算 受 託 企 業 の み 。
20 商 学'討 究 第29巻 第1号
陣
表4 )ト業
(フ企%
3ーソ騨は発札内開
全 国 ⊂絆,
%,
500万 円 '未 満
0
0.0
381
500万 円
1
5.6
85・0
1,000 万 円
3(2)
16.7 110 18.3
5,000 万 円
〜 2
11.1 109 18.1
1億 円
8 44.3
263 43,8
5億 円
3 16.7
‑▲55.8
10億 円
〜
1 5.6,
59翻5・9
計 18(2)
100.0 601 100.0 {*〕 〔1〕,P .97,表2‑7に よ る 。 昭 和51年 度 。
̀t*}〔3〕,p .20,第6表 に よ る。 昭 和50年 度 。 独 立 計 算 受 託 企 業 の み 。
後 を 占 め て お り,従 業 員19人 以 下 参%以 上,49人 以 下 ま で と る と6割 前 後 と な
、
って い る。 そ して札 幌 に お いて は従 業 員300人 以 上 の 「大 企 業」 は存 在 せず, 全 国 に くらべ て やや 小 さい方 に 偏 よ って い るb
表4で 見 る と札幌,全 国 と も1億 円以上5億 円未満 の売上 げを示 す企 業 が約 45%を 占 めて い る。 な おJECC調 査 で は,年 々この階 層 に集 中 す る傾 向が あ る と して い る。JECCの 全 国調 査 で もそ うで あ るが,札 幌 に おい ては特 に,従
へ
業 員 数 ∬ と売 上 高 ツ(単 位 百 万 円)と の 間 に 強 い 相 関 が 認 め られ る。 κ,ツ と もに 回 答 の あ っ た13社 に つ い て は 相 関 係 数r=0.921で あ った 。JECCの 全 国 調 査 で はO.725 .と な っ て い る(〔3〕,p.23)。
5.企 業 規模 と受 託 業 務 ・顧 客 に つ い て 表5(*}業 務種 類別 売上比率(昭 和51年 度) 企 業
ラ ン ク A B C D
全 体
受託計算
35.1
69。5
47.1 39.6 50.7
ソ フ ト
開 発
20.8 2.0 5.0 25.6
9.8
受 託パ ン チ
21.4 11.1 27.4 24.2 19.8
オ ー プ ン シ ス テ ム 3.3
1.1 9.8 0.0 4.4
要員派遣
5.0 6.1 3.5 10.6 5.2
コ ソ サ ル テ ィ ン グ 1.2 0.0 O.O 0.0 0.4
その他 13.2 10.2 7.2 0.0 9.7
計
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 {t,〔1〕 ,P.108,表2‑13に よ る。
札 幌 市 の 情 報 処 理 サ ー ビ ス 業 を 売 上 高 に よ っ て
札幌市 におけ る情報処理 サ ー ビス業21 A… …10億 円 以 上
〆
B… …5億 円 以 上10億 円 未 満 C… …1億 円 以 上5億 円 未 満 D… …1億 円 未 満
の4ラ ソ クに 分 け て 受 託 業 務 種 類 別 売 上 げ 比 率 を 見 る と表5の よ うに な って い るoま た 受 託 業 務 種 類 別 の 各 ラ ソ ク ご と の シ ェ アは 表6に ま とめ た 。
表6(*)業 務種 類別 シ ェア(昭 和51年 度)
廓
A' B C D
計
受託計算
21.6 47.1 27.9
3.4 100.0
ソ フ ト
開 発
66.2 7.2 15。4
11.2 100.0
雲摩
33.8 19.2
41.7 5.3
オ ー プ ン シ ス テ ム 23.7
8.5 67.8 0.0
要員派遣
30.3 40.5 20.4 8.8
iOO.olIOO.01(P.O
コ ン サ ル テ ィ ン グ 100.0
0.0 0.Q 0.0 100.0
そ の 他
42.0 35.8 22.0 0.0 100.0
{η 〔1〕 ,p.112,表2‑15に よ る 。
札 幌 市 の情 報処 理 サ ー ビス業 の顧 客 は どの よ うに な ってい るかを つ ぎの分嶺 に よ っ て 調 べ た.
1.一 般 企 業 等 皿.官 公 庁
皿,親 会 社 等 の 関 連 企 業
IV.そ の 他(ハ ー ドウ ェ ア メ ー カ ー な ど)
そ の 結 果 が 表7で あ るが,こ れ に よ る と官 公 庁 か らの 仕 事 はA,Bラ ソ クの 企 業 に よ って ほ ぼ 独 占 され て い る とい っ て よい で あ ろ う。
22 商 学 討 究 第29巻 第1号 表7(*)顧 客種別 売上比率(昭 和51年 度)
謹
A B
一般 企業
68.0 45.5
C 59.6
D
全 体
69.5 57.5
官 公 庁 閥 連企業
28.0
13馬8
6.9 0.0
4.0 34.7 10.2
そ の 他 十
二一面
15.9
α・i・ 塑 一
6・OlIOO・O
29.7
・7.3「9.3
23。3
1.3
100.0 100.0 100.0 {t}〔1〕 ,p.IM,表2‑22に よる。
6.設 置 電 子 計 算 機 の メ ー カ ー 別 に つ い て
この 件 に つ い て ア ン ケ ー トに 答 え た 企 業19社 の うち,電 子 計 算 機 を 設 置 して い る の は14社 で あ っ た 。 そ の メ ー カ ー別 と使 用 台 数 を 表8に 示 す 。
表8(*}設 置電子 計算機 メーカー別
\富 士 通 日 本 電 気
東 芝
IBM
三 菱 電 機
L室 旦 洋 行
NC̲R
十昌=ロ
企 業 数 5社 1 3 2 1 1 1 14
台 数
7台
5 3 2 2 1 1 21
台数比率 33.3%
23.8 14。3
9.5 9.5 4.8 4.8 100.0
⊂*}〔1〕 ,p.197,表2‑28に よ る。
北 海 道 で は 富 士 通 の シ ェ ア が 圧 倒 的(日 刊 工 業 新 聞,昭 和52年6月3日)と さ れ て い る が,こ の 表8に も そ の 一 端 が 現 わ れ て い る よ う で あ る 。
7.労 務 ・労 働 問 題 につ い て
この問題 につ い て は立 ち入 った 調 査 は して い ない。 従 業 員 全体 の中 で 女性 の
札幌市 におけ る情報 処理サ ー ビス業 23
占 め る割 合 が41.6%(〔1〕,p.117,表2‑18)と い う高 率 で,そ の 半 数 以 上 が キ ー パ ソ チ ャー の よ うで あ る。 この よ うに 女 性 従 業 員 が 多 い とい う こ とで,労 務 管 理 上 難 か しい 問 題 もあ る よ うで あ る。
中 江 剛 毅 氏 の 研 究 に よれ ば,こ の業 界 の 経 営 者 の,労 働 組 合 が 出 来 る こ とに 対 す る恐 怖 心 は 非 常 に 強 い 。 同 氏 の著 書 に は そ の 辺 の 経 営 者 心 理 を よ く描 写 した 数 ペ ー ジ が あ る(文 献 〔5〕,pp.122〜125)。 労 働 組 合 数 が 少 な い 割 合 に は,労 使 紛 争 に よ っ て 経 営 難 に 陥 った(ま た は,そ の よ うに 思 わ れ て い る)企 業 が 目.
立 つ こ とは 事 実 で あ る。
情 報 産 業 新 聞 社 の 調 査 に よれ ば,'昭 和50年11月1日 現 在,情 報 処 理 サ ー ビ ス 業 で 労 働 組 合 の あ る の は 全 国 で29社,そ れ も この 業 界 と して は 大 企 業 に 多 く, 親 会 社 を 持 つ も の が圧 倒 的 に 多 い とい う。 こ の29社 の うち電 算 機 産 業 労 働 組 合 協 議 会(電 算 労)加 盟 は6社 とな って い る。 北 海 道 の 企 業 で 労 働 組 合 の あ る の は2社 で あ る が,い ず れ も札 幌 市 以 外 の企 業 で あ る。(情 報 産 業 新 聞,昭 和51 年2月16日)
8.問 題 と 方 向
札 幌 市 の あ る企 業 で は,同 社 の ソ フ トウ ェ アを ア メ リ カの カ ル コ ソ プ社 を 通 じて 日本 を 除 く全 世 界 に 独 占 販 売 す る契 約 を 結 ん だ こ とが 情 報 産 業 新 聞(昭 和 50年9月15日)に 報 じ られ て い る。 これ に よ って 売 上 高 の25%を ロ イ ヤ リテ ィ
と して 同社 は カル コ ソ プ社 か ら受 け と る こ とに な って い る とい う◎ 日本 の ソ フ トウ ェ ア が 海 外 に 輸 出 され る の は 珍 ら しい ケ ー ス で あ り 注 目さ れ た 。
資 源 小 国 日本 は,こ の よ うな 道 に も っ と進 まね ば な らな い 筈 で あ るが,こ の 会 社 以 外 の 札 幌 市 内 の企 業 で は まだ そ の よ うな意 欲 は 薄 い よ うで あ る。 不 況 乗 り 切 り,顧 客 獲 得,労 務 ・人 事 管 理,コ ス ト削 減,価 格 競 争 等 の 日常 的 問 題 の 処 理 に 追 わ れ て い る の が 現 状 ㊧ よ うで あ る。 特 に,最 近 の オ フ ィス コソ ピ ュ ー タ
の 普 及 は 脅 威 の よ うで あ るが,そ の 脅 威 を 逆 手 に と っ て ハ ー ドウ ェ ア の デ ィー ラ ー とな っ て オ フ ィス コ ソ ピ ュ ー タを 販 売 し,オ フ ィス コ ソ ピ ュ ー タの 機 能 で は 処 理 し切 れ な い 業 務 を 販 売 先 か ら受 注 す る とい う経 営 戦 略 を 採 用 して い る企
24 商 学 討 究 第29巻 第1号
業 もあ る。
デ ィ ラ ーで は な い が 特 定 コ ン ピ ュ ー タ メ ー カ ー と関 係 の あ る企 業 で は,そ の メ ー カ ー が コ ソ ピ ュ ー タ を 牽 り込 め ば 客 が 減 る こ とに な る の で,メ ー カ ー とは な ん とな ぐ仲 が悪 くな る とい う話 も業 界で は 語 られ てい る よ うで あ る。
、
9.政 府 の振 興 策等 に つ いて
昭 和53年3月31日 で 期 限切 れ とな った 「特 定電 子工 業 お よび特 定 機 械工 業 振 興臨 時措 置 法」(略 称 機 電法)に 代 って情報 産 業 の 振興 を は か ろ うとす る 「特 定機 械 情 報 産業 振興 臨時 措 置 法 案」(略 称 機 情 法)が この稿 執 筆中(昭 和53年
5月 末)に は 国会 審議 中で あ るが,こ の法 案 の対 象 か らは情 報 処 理 サ ー ビス業 が除 外 され てい る。 通 産 省 と,情 報処 理 サ ー ビス部 門 を持 つ 電 々公社 を か か え る郵 政 省 との対 立 が 原因 とされ てい るが,こ の法 律 に 対す る期 待 が強 か っただ け に これ に対 して業 界 の不満 は強 い もの と思 われ る。
ソフ トウ ェア産 業 振 興協 会,情 報 処 理 振興 事 業 協 会等 の諸事 業,各 種 の融 資 制 度,税 の軽 減措 置,各 種 の社 会 シ ステ ム(医 療 情報,生 活 映 像情 報,農 村 多 元 情報,貿 易情 報 等)の 開 発 な ど数 多 くの施 策 が あ るが,役 所 の縄 張 り意 識 は 政 策 の一 貫 性,タ イ ミソ グな どに 多 くの問題 を残 しそ うで あ る。 今 回 の調 査で も電 々公 社 の役割 につ い て,そ の公 共 性 を もっ と考 え るべ きで あ る とい う声 が 聞 かれ た 。
〔1〕
〔2〕
︺︺34rI㍉rL
〔5〕
参 考 文 献
小林敏 英 ・小 林靖 弘 ・山科 良明 ・貞原正夫 「札幌市 内におけ る情報処理 サ ー ビス業 の実態 」小樽商科大 学卒 業論文,昭 和53年3月 。
r52‑1・1現 在 全国計算 セ ンターお よび ソフ トウ ェア開発企業 便覧』,H本 電 子計算機 株式会社,昭 和52年 。
『調 査季報』 第15巻 第1号,日 本電 子計算機株 式会社,昭 和52年6月 。 情報 処理学会r電 子計算機 ユーザ ー調査年 報1977年 版』 日本経営 科学研究所, 昭和52年3月 。
中江 剛毅r情 報 処理 産業 の経 営戦略 』中央経済社,昭 和48年12月 。