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SteelEye LifeKeeper for Linux Generic Application スクリプト for サイボウズ ガルーン マニュアル

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SteelEye LifeKeeper for Linux

Generic Application スクリプト

for サイボウズガルーン3.7.0

マニュアル

(2)

はじめに

この文書内における掲載情報の二次利用においては、ご自身の判断と責任の下に行ってください。 サイボウズ株式会社は、それらの情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、その 責を負わないものとします。 サイボウズ、Cybozu、ガルーン 3、およびサイボウズのロゴ、ガルーン 3 のロゴはサイボウズ株式会 社の登録商標です。

SteelEye Technology and LifeKeeper are registered trademarks and SteelEye is a trademark of SteelEye Technology, Inc.

その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

記載内容は予告無く変更する場合があります。あらかじめご了承ください。 Copyright (C) 2012 Cybozu

(3)

目次

目次

1 章 サイボウズ ガルーン 3 の冗長化 ... 4 1.1 単体構成での冗長化 ... 4 1.2 DB サーバー分離構成での冗長化 ... 5 1.3 ドキュメントについて ... 6 2 章 単体構成における構築手順 ... 7 2.1 Web サーバー ... 7 2.2 DB サーバー ... 7 2.3 LifeKeeper ソフトウェア ... 7 2.4 構成図 ... 7 2.5 前提 ... 10 2.6 構築手順 ... 10 3 章 Web 多重化構成における構築手順 ... 17 3.1 冗長対象について ... 17 3.2 DB サーバー ... 17 3.3 LifeKeeper ソフトウェア ... 17 3.4 構成図 ... 18 3.5 前提 ... 18 3.6 構築手順 ... 19 4 章 DB サーバーのバックアップ ... 27 4.1 コールドバックアップ ... 27 4.2 ホットバックアップ ... 28 5 章 バージョンアップ ... 29 5.1 単体構成でバージョンアップする手順 ... 29 5.2 データベースのみをレプリケーション対象にしている場合のバージョンアップ ... 31 6 章 注意事項 ... 33 6.1 cyde_5_0 の起動時間について ... 33

(4)

1 章サイボウズ ガルーン 3 の冗長化

1章

サイボウズ ガルーン 3 の冗長化

サイボウズ ガルーン 3 は、Web サーバーと DB サーバーで構成されます。スケーラビリティーの向上 のために、これらの機能を別々のサーバーに分離させたり、多重化させたりすることが可能です。 本ドキュメントでは、サイボウズ ガルーン 3 の単体構成と DB サーバー分離構成での冗長化につい て説明いたします。 (*) 「DB サーバー分離構成」は「Web サーバー多重構成」を含みます。

1.1

単体構成での冗長化

ガルーン3 システムは Web サーバーと DB サーバーの冗長化がなされた、計 2 台で構成さ れます。

(5)

1 章サイボウズ ガルーン 3 の冗長化

1.2

DB サーバー分離構成での冗長化

ガルーン3 システムは複数台の Web サーバーと冗長化された 2 台の DB サーバーで構成さ

(6)

1.3 ドキュメントについて

1.3

ドキュメントについて

本ドキュメントにおける構築手順では、ガルーン 3 システムを含んだ新規冗長化構成の構築を対象と しております。そのため、既存のガルーン 3 システムの冗長化に関しましては本ドキュメントに記載さ れておりません。既存のガルーン 3 システムの冗長化に関しては、サイボウズ パートナーテクニカ ルセンターまでお問い合わせ下さい。 また、本ドキュメントの内容上、ガルーン 3 システムのセットアップ手順が簡易に示されますが、 詳細なガルーン 3 システムのセットアップ手順や構成手順に関しましては、サイボウズ ガルー ン3 のマニュアルをご参照ください。 本ドキュメントは以下の環境で作成しています。 OS:Red Hat Enterprise Linux 5.6 ガルーンバージョン:3.7.0 LifeKeeper バージョン:7.5 本書で使用している製品名称と略称 本書では、次の名称を使用しています。 略称 製品名 ガルーン 3 サイボウズ ガルーン バージョン 3.7.0

(7)

2 章単体構成における構築手順

2章

単体構成における構築手順

2.1

Web サーバー

ガルーン3 でサポートされる Web サーバーは Apache であり、本構成においても Apache を 使用します。

2.2

DB サーバー

ガルーン3 の DB サーバーは、実行ファイルとデーター保存領域を分離することができないため、 LifeKeeper で冗長化する際は、それらを共に共有データー領域に格納します。

2.3

LifeKeeper ソフトウェア

単体構成での冗長化で使用するLifeKeeper ソフトウェアは以下となります。

・ LifeKeeper for Linux

・ LifeKeeper Apache Web Server Recovery Kit

2.4

構成図

以下の2 種類の方式でガルーン 3 の冗長構成を行うことができます。

・ 共有ディスク構成

(8)

2.4 構成図

共有ディスク構成の場合は以下のような構成にします。 Public LAN

LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-Apache Web Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア - Apache

LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-Apache Web Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア - Apache ストレージ ・ Web ドキュメント (HTML コンテンツ・CGI ファイル) ・ DB サーバー (データー含む) Primary Backup Private LAN

(9)

2.4 構成図 データリプリケーション構成の場合は以下のような構成になります。 【注意】 本構成は、ガルーン 3 へのパフォーマンスに影響があることが判明しています。このため、 同じ構成のサーバー環境の場合、ガルーン 3 を利用可能なユーザー数は、本構成でない場 合(共有ディスク型の場合)と比較して 1 割減となります。ユーザー数に関してはサイボウズ 株式会社までお問い合わせ下さい。 例) Linux 単体構成(メール・ワークフロー無し)で以下のスペックの場合、想定される利用ユー ザー数は1000 名までとなります。 CPU:QuadCore Xeon 5550 2.66GHz ×2 MEM:8GB 以上 本構成を利用し冗長化を実施する場合は 0.9 をかけるため、以下の計算で利用ユーザー 数の目安を求める。 1000 * 0.9 = 900 つまり900 名程度が利用ユーザー数の目安となる。 Public LAN LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-Apache Web Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア - Apache

LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-Apache Web Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア - Apache ローカルハードディスク ・ Web ドキュメント (HTML コンテンツ・CGI ファイル) ・ DB サーバー (データー含む) Primary Backup Private LAN ローカルハードディスク ・ Web ドキュメント (HTML コンテンツ・CGI ファイル) ・ DB サーバー (データー含む) ミラーリング PrivateLan 経由

(10)

2.5 前提

2.5

前提

この構築手順では、以下のことを前提として説明しています。 ・ root で作業を行います。 ・ LifeKeeper の基本的な使用方法 (コミュニケーションパス作成、リソース作成、依存 関係の作成)を理解しています。

・ Apache と LifeKeeper および関連 ARK がすでにインストールされています。 ・ Primary サーバーを”vm1”、Backup サーバーを”vm2”とします。 ・ 共有データー領域のマウントポイントを”/mnt/DIR1”とします。 ・ ガルーン3 のインストール識別子をデフォルトの”cbgrn”とします。

2.6

構築手順

新規に冗長化ガルーンシステムを構築する手順を、以下に示します。

1

Primary サーバーで共有データー領域”/mnt/DIR1”をマウントし、以下のディレクトリを作 成します。 - /mnt/DIR1/www/html - /mnt/DIR1/www/cgi-bin ※ ガルーン3.1.0 以降では Primary サーバー及び、Backup サーバーで次のディレ クトリを作成する必要があります。 -/usr/local/cybozu

(11)

2.6 構築手順

2

仮想IP 用の IP リソースを作成します。

3

両サーバーのApache の設定を以下のようにします。 - DocumentRoot : /mnt/DIR1/www/html - CGI ディレクトリ : /mnt/DIR1/www/cgi-bin - Listen/BindAddress : 仮想 IP アドレス

4

共有ディスクのリソースを作成します。 ※ データリプリケーション構成の場合は共有データー領域(ストレージ)ではなく、ロー カルハードディスク上に Primary、Backup ともに同一の容量を持つ領域を作成 します。本例の場合は /mnt/DIR1 をマウントポイントとするデータリプリケーショ ンリソースを作成します。

(12)

2.6 構築手順

5

Apache リソースを作成します。

6

Primary サーバーにガルーン 3 をインストールします。 - 常駐プログラムとデーターのディレクトリ : /mnt/DIR1/cybozu - CGI プログラムのディレクトリ : /mnt/DIR1/www/cgi-bin - ドキュメントルート : /mnt/DIR1/www/html その後、ガルーン 3 の初期化を行います。

ガルーン3 初期化後、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」を 手動で停止してください。

(停止の順番は「Cybozu Scheduling Service」 → 「Cybozu Database Engine」となり ます。)例) # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop

# /etc/init.d/cyde_5_0 stop

(**) OS 起動時に、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」が自 動起動しないようchkconfig などを使用して設定してください。

(13)

2.6 構築手順

7

Apache リソースを Backup サーバーに切り替えます。

8

Backup サーバーにもガルーン 3 をインストールするため、共有データー領域を初期化し

ます。

# rm –fr /mnt/DIR1/cybozu /mnt/DIR1/www

(14)

2.6 構築手順

9

Primary サーバーと同様に、Backup サーバーにガルーン 3 をインストールします。 - インストール識別子 : Primary サーバーと同一の識別子 - 常駐プログラムとデーターのディレクトリ : /mnt/DIR1/cybozu - CGI プログラムのディレクトリ : /mnt/DIR1/www/cgi-bin - ドキュメントルート : /mnt/DIR1/www/html その後、ガルーン3 の初期化を行います。

(*) ガルーン 3 初期化後 、「Cybozu Database Engine 」と「Cybozu Scheduling Service」を手動で停止してください。

(停止の順番は「Cybozu Scheduling Service」 → 「Cybozu Database Engine」となり ます。)

例) # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop # /etc/init.d/cyde_5_0 stop

(**) OS 起動時に、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」が 自動起動しないようchkconfig などを使用して設定してください。

例) # chkconfig cyde_5_0 off # chkconfig cyss_cbgrn off

(15)

2.6 構築手順

11

ガルーン3 用 Generic Application スクリプトを準備します。 (/root/ga3_script に mk_scripts.sh が置かれているものとして進めます。) # cd /root/ga3_script # ./mk_scripts.sh (*) mk_scripts.sh は、「templates」ディレクトリ内のスクリプトを必要とします。これらのテ ンプレートスクリプトが存在しない場合、mk_scripts.sh はエラーとなります。 (**) mk_scripts.sh を実 行すると 、/root/ga3_script/scripts 直 下に各サ ービス 用の Generic Application スクリプトが作成されます。 例) # ls –1d scripts/*/* scripts/cyde_5_0/quickCheck scripts/cyde_5_0/recover scripts/cyde_5_0/remove scripts/cyde_5_0/restore scripts/cyss_cbgrn/quickCheck scripts/cyss_cbgrn/recover scripts/cyss_cbgrn/remove scripts/cyss_cbgrn/restore

12

「Cybozu Database Engine」サービスのリソースを作成します。

- Restore スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/restore - Remove スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/remove

- QuickCheck スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/quickCheck - Recover スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/recover

(*) ウィザード時に確認される「Bring Resource In Service」は、拡張可能とするために 「YES」として進めてください。

13

「Cybozu Scheduling Service」サービスのリソースを作成します。 - Restore スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/restore - Remove スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/remove

- QuickCheck スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/quickCheck - Recover スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/recover

(16)

2.6 構築手順

(17)

3 章 Web 多重化構成における構築手順

3章

Web 多重化構成における構築手順

3.1

冗長対象について

Web 多重化構成での冗長対象はバックエンドの DB サーバーのみとなります。フロントの Web サーバーに関しては、ロードバランサなどを介した多重構成とすることで、スケーラビリテ ィーと冗長性を高めることが可能です。 また、Web サーバー多重構成では、各 Web サーバーから同一のものとして参照されなけれ ばならない添付ファイル保存領域を設定する必要があります。本構築手順では、この添付ファ イル保存領域も、NFS サーバーのエクスポート領域とすることで LifeKeeper により冗長化 します。

3.2

DB サーバー

ガルーン3 の DB サーバーは、実行ファイルとデーター保存領域を分離することができないた め、LifeKeeper で冗長化する際は、それらを共に共有データー領域に格納します。

3.3

LifeKeeper ソフトウェア

Web 多重化構成での冗長化で使用する LifeKeeper ソフトウェアは以下となります。 ・ LifeKeeper for Linux

・ LifeKeeper NFS Server Recovery Kit

(18)

3.4 構成図

3.4

構成図

最終的に以下のような構成にします。

3.5

前提

この構築手順では、以下のことを前提として説明しています。 ・ root で作業を行います。 ・ LifeKeeper の基本的な使用方法 (コミュニケーションパス作成、リソース作成、依 存関係の作成)を理解しています。

・ Web サーバーには Apache が、DB サーバーには Apache と LifeKeeper およ

び関連ARK がすでにインストールされています。 ・ Primary サーバーを”vm1”、Backup サーバーを”vm2”とします。 ・ 共有データー領域のマウントポイントを”/mnt/DIR1”とします。 ・ ガルーン3 のインストール識別子をデフォルトの”cbgrn”とします。 Public LAN LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-NFS Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア

-NFS Server

LifeKeeper ソフトウェア: -LifeKeeper

-NFS Server Recovery Kit 冗長化ソフトウェア -NFS Server ストレージ ・DB サーバー (データー含む) ・添付ファイル保存領域 (NFS Server エクスポート領域) Primary Backup Private LAN

(19)

3.6 構築手順

3.6

構築手順

新規に冗長化ガルーンシステムを構築する手順を、以下に示します。 [ Web サーバー ]

1

全Web サーバーにガルーン 3 をインストールし、初期化を行います。(*)

2

Web サーバーで以下のサービスを停止します。 - Web サービス (Apache) - Cybozu Database Engine - Cybozu Scheduling Service

(*) 「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」の停止の順番は 「Cybozu Scheduling Service」 → 「Cybozu Database Engine」となります。

例) # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop # /etc/init.d/cyde_5_0 stop

(**) OS 起動時に、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」が自 動起動しないようchkconfig などを使用して設定してください。

例) # chkconfig cyde_5_0 off # chkconfig cyss_cbgrn off

(20)

3.6 構築手順 [DB サーバー]

3

仮想IP 用の IP リソースと共有データー領域のファイルシステムリソースを作成します。

4

Primary サーバーにガルーン 3 をインストールします。 - インストール識別子 : Web サーバーと同一の識別子 - 常駐プログラムとデーターのディレクトリ : /mnt/DIR1/cybozu その後、ガルーン3 の初期化を行い、Web サービス (Apache) を停止します。

(*) ガルーン 3 初期化、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」を 手動で停止してください。

(停止の順番は「Cybozu Scheduling Service」 → 「Cybozu Database Engine」とな ります。)

例) # /etc/init.d/httpd stop # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop

# /etc/init.d/cyde_5_0 stop

(**) OS 起動時に、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」が自 動起動しないようchkconfig などを使用して設定してください。

(21)

3.6 構築手順

5

ファイルシステムリソースをBackup サーバーに切り替えます。

6

Backup サーバーにもガルーン 3 をインストールするため、共有データー領域を初期化し

ます。

(22)

3.6 構築手順

7

Primary サーバーと同様に、Backup サーバーにガルーン 3 をインストールします。 - インストール識別子 : Web サーバーと同一の識別子

- 常駐プログラムとデーターのディレクトリ : /mnt/DIR1/cybozu

その後、ガルーン 3 の初期化を行い、Web サービス (Apache) を停止します。

(*) ガルーン 3 初期化後、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」 を手動で停止してください。

(停止の順番は「Cybozu Scheduling Service」 → 「Cybozu Database Engine」とな ります。)

例) # /etc/init.d/httpd stop # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop # /etc/init.d/cyde_5_0 stop

(**) OS 起動時に、「Cybozu Database Engine」と「Cybozu Scheduling Service」が自 動起動しないようchkconfig などを使用して設定してください。

例) # chkconfig cyde_5_0 off # chkconfig cyss_cbgrn off # chkconfig httpd off

8

ファイルシステムリソースをPrimary サーバーに切り替えます。 [ Web サーバー ]

9

全Web サーバーの lwc.ini を以下のように変更します。 [dbconn] prop:_host = val:localhost:ポート [dbconn]

(23)

3.6 構築手順 [ DB サーバー ]

10

Primary サーバーの/etc/exports に添付ファイル保存領域を追加し、NFS

Server を起動します。

/mnt/DIR1/cybozu/mysql-5.0/files Web サーバホスト名(rw)

(*) /etc/exports ファイルの詳細は exports の man ページなどをご参照ください.

(24)

3.6 構築手順

[ Web サーバー ]

12

全Web サーバーの添付ファイル領域のパーミッションを「000」に変更します。

13

全Web サーバーで DB サーバー上の添付ファイル保存領域をマウントします。

# mount -o intr 仮想 IP:/mnt/DIR1/cybozu/mysql-5.0/files

/usr/local/cybozu/mysql-5.0/files (*)上記は 1 行で記述します。

(*) /etc/fstab にマウント情報を登録しておくと、Web サーバー起動時に自動でマウント されるようになります。必要に応じて対応してください。

(25)

3.6 構築手順 [ DB サーバー ]

15

ガルーン3 用 Generic Application スクリプトを準備します。 (/root/ga3_script に mk_scripts.sh が置かれているものとして進めます。) # cd /root/ga3_script # ./mk_scripts.sh (*) mk_scripts.sh は、「templates」ディレクトリ内のスクリプトを必要とします。これら のテンプレート スクリプトが存在しない場合、mk_scripts.sh はエラーとなりま す。 (**) mk_scripts.sh を実行すると、/root/ga2_script/scripts 直下に各サービス用の Generic Application スクリプトが作成されます。 例) # ls –1d scripts/*/* scripts/cyde_5_0/quickCheck scripts/cyde_5_0/recover scripts/cyde_5_0/remove scripts/cyde_5_0/restore scripts/cyss_cbgrn/quickCheck scripts/cyss_cbgrn/recover scripts/cyss_cbgrn/remove scripts/cyss_cbgrn/restore

16

「Cybozu Database Engine」サービスのリソースを作成します。 - Restore スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/restore - Remove スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/remove

- QuickCheck スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/quickCheck - Recover スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyde_5_0/recover

(*) ウィザード時に確認される「Bring Resource In Service」は、拡張可能とするために 「YES」として進めてください。

17

「Cybozu Scheduling Service」サービスのリソースを作成します。 - Restore スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/restore - Remove スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/remove

- QuickCheck スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/quickCheck - Recover スクリプト : /root/ga3_script/scripts/cyss_cbgrn/recover

(26)

3.6 構築手順

(27)

4 章 DB サーバーのバックアップ

4章

DB サーバーのバックアップ

ガルーン3 では以下のバックアップ方法が提供されています。 ・ コールドバックアップ ・ ホットバックアップ LifeKeeper で冗長構成を取っているシステムにおいて、DB サーバーのバックアップを取る際に注 意すべき点を説明いたします。

4.1

コールドバックアップ

コールドバックアップを行うには、DB サーバーを停止する必要があります。しかし、DB サーバ ーのプロセスは LifeKeeper で常時監視されているため、DB サーバーを停止させてしまうとロ ーカルリカバリやフェイルオーバーが発生してしまうことになります。そのため、DB サーバーの 停止処理の前にLifeKeeper を停止する必要があります。 コールドバックアップを行う際は、以下の手順で行ってください。 (*) 以下の手順はコールドバックアップを行うサーバーに対してのみ行います。

1

LifeKeeper を停止します。 # lkstop –f (*) コールドバックアップを行うサーバーの LifeKeeper のみ停止します。Backup サー バーのLifeKeeper は停止する必要はありません。

2

「Cybozu Scheduling Service」サービスを停止します。(**) # /etc/init.d/cyss_cbgrn stop

3

「Cybozu Database Engine」サービスを停止します。(**) # /etc/init.d/cyde_5_0 stop

4

バックアップを行います。

(28)

4.2 ホットバックアップ

4.2

ホットバックアップ

ホットバックアップはDB サーバーの停止を伴いませんので、特に LifeKeeper に関連する操

作は必要ありません。サイボウズ ガルーン 3 のマニュアルにありますバックアップ手順をその

(29)

5 章バージョンアップ

5章

バージョンアップ

5.1

単体構成でバージョンアップする手順

バージョンアップ(単体構成)する手順を、以下に示します。 ※ バージョンアップを行う前に、必ずバックアップを行ってください。

1

LifeKeeper の監視を停止します。

2

Web サービスを停止します。

3

「Cybozu Scheduling Service」を停止します。

※ ガルーン3.1.0 以降では Primary サーバー及び、Backup サーバーで次のディ レクトリを作成する必要があります。

-/usr/local/cybozu

4

Primary サーバーのバージョンアップを行います。

5

Primary サーバーで、Web サービス、「Cybozu Scheduling Service」 「Cybozu Database Engine」を停止します。

6

Primary サーバーから、Backup サーバーに対象のファイル、フォルダをコピーしま す。 <対象ファイル、フォルダ> - 起動スクリプト - icu、openldap、openssl フォルダとファイル 例: - 起動スクリプト

(30)

5.1 単体構成でバージョンアップする手順 - icu、openldap、openssl フォルダとファイル /usr/local/cybozu/icu /usr/local/cybozu/openldap /usr/local/cybozu/openssl ※ ガルーン 3.1.0 以降では Backup サーバーで次のディレクトリを 作成する必要があります。 /usr/local/cybozu

6-1

Backup サーバー上にある対象ファイル、フォルダを削除します。

6-2

対象ファイル、フォルダを Primary サーバーから Backup サーバーにコピーします。 ※ 対象フォルダのフォルダ、ファイル全てをコピーする必要があります。

7

コピーしたファイル、フォルダに対してアクセス権を設定します。 所有者:root グループ:root

8

スタティックコンテンツと、Gr プログラムファイルに、Web サーバー実行ユーザーのユー ザー権限を追加します。

9

Primary サーバーで、Web サービス、「Cybozu Scheduling Service」 「Cybozu Database Engine」を開始します。

(31)

5 章バージョンアップ

5.2

データベースのみをレプリケーション対象にし

ている場合のバージョンアップ

MySQL だけを冗長化している環境のバージョンアップ手順(単体構成)を、以下に示します。 ※ バージョンアップを行う前に、必ずバックアップを行ってください。

1

LifeKeeper の監視を停止します。

2

Web サービス(Apache)を停止します。

3

「Cybozu Scheduling Service」を停止します。

※ ガルーン3.1.0 以降では Primary サーバー及び、Backup サーバーで次のディ レクトリを作成する必要があります。

-/usr/local/cybozu

4

Primary サーバーのバージョンアップを行います。

5

Primary サ ー バ ー で 、 Web サ ー ビ ス 、 「 Cybozu Scheduling Service 」 「 Cybozu Database Engine」を停止します。

6

Primary サーバーから、Backup サーバーに対象ファイル、フォルダをコピーします。 <対象ファイル、フォルダ> - アプリケーションコード - 静的リソースファイル - 起動スクリプト、 - icu、openldap、openssl フォルダとファイル 例:

(32)

5.2 データベースのみをレプリケーション対象にしている場合のバージョンアップ - 静的リソースファイル [インストールディレクトリ]/[インストール識別子] /var/www/html/cbgrn/ - 起動スクリプト /etc/init.d/cyde_5_0 /etc/init.d/cyss_cbgrn ※ cbgrn の部分は、インストール識別子となります。 インストール識別子を変更している場合は、変更した文字列に 読み替えてください。 - icu、openldap、openssl フォルダとファイル /usr/local/cybozu/icu /usr/local/cybozu/openldap /usr/local/cybozu/openssl ※ ガルーン 3.1.0 以降では Backup サーバーで次のディレクトリを 作成する必要があります。 /usr/local/cybozu

6-1

Backup サーバー上にある対象ファイル、フォルダを削除します。

6-2

対象ファイル、フォルダをPrimary サーバーから Backup サーバーに コピーします。 ※ 対象フォルダのフォルダ、ファイル全てをコピーする必要があります。

7

コピーしたファイル、フォルダに対してアクセス権を設定します。 所有者:root グループ:root

8

スタティックコンテンツと、Gr プログラムファイルに、Web サーバー実行 ユーザーのユーザー権限を追加します。

(33)

6 章注意事項

6章

注意事項

6.1

cyde_5_0 の起動時間について

フェイルオーバーの時など、ガルーン 3 の cyde_5_0 リソースの restore スクリプトが実 行される際に、LifeKeeperが正常に起動出来なかったと判定しエラーが出力されることが あります。 これは、MySQL の起動確認処理の間隔が短く、起動処理が終了される前に確認処理が実 行されてしまうことが原因で発生します。 (起動が完全に終了する前に、起動確認を行うためLifeKeeperは起動していないと判断し エラーとしますが、その後、起動が終了するため、DB 自体は起動した状態となります) そのため、必要に応じてLifeKeeperの設定ファイルに設定値を追記し、フェイルオーバー が正常に行われるか確認してください。 例) CYBOZUWAIT=100 (cyde_5_0 が立ち上がるのに必要な秒数を設定してください) ※設定値は秒数です。 ※cyde_5_0 が起動するまでの秒数は、innodb_buffer_pool_size のサイズに依存して変化します。

(34)

お問い合わせ先 http://products.cybozu.co.jp/garoon/support/

参照

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