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海外鉱業事情 平成8年9月25日

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金属資源情報

平成 24 年 5 月 9 日 Vol.19 No.17

ニュース・フラッシュ

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 金属企画調査部

ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。

http://mric.jogmec.go.jp/

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[中南米]

 チリ:CODELCO 経営調査委員会メンバーの銅組合連 合幹部、リチウム特別操業契約を批判  チリ:税制改正法案発表される  チリ:最高裁、El Morro プロジェクト一時停止を決定  チリ:Rockwood Litio(前 SCL)、第Ⅰ州~第Ⅲ州の 塩湖でリチウム探鉱  チリ・アルゼンチン:アルゼンチン最高裁、 Pascua Lama 金・銀プロジェクトの環境レポート提出を命じる  ブラジル:Petrobras、Vale、レアアース生産で協力  ブラジル:Vale、2012 年 Q1、天候不順、中国経済減 速で減益  ブラジル:MMX、Serra Azul 鉄鉱石拡張プロジェク トの環境許可取得  ブラジル:Para 州、新鉱業税適用始まる  ブラジル:Gerdau、鉄鉱石生産を増産し、販売も開始  ペルー:大統領、外部評価に基づき Minas Conga 金 プロジェクトの EIA 見直しを要請  ペルー:Southern Copper 社の 2012 年の探鉱計画  ペルー:鉱山労働者連盟、5 月にゼネスト実施を発表

 ペルー:Brescia グループ、Mina Justa 銅プロジェ クト権益を取得

 ペルー:Newmont、Minas Conga 金プロジェクト中止 の可能性を示唆

 ペルー:Candente Copper 社、Cañariaco 銅プロジェ クトが住民問題で難航

 パナマ:加 Inmet 社、Cobre Panamá 銅プロジェクト

の新たなパートナーを募集

 パナマ:Cobre Panamá プロジェクト、韓国企業団の

20%権益取得手続きが終了

 アルゼンチン:Vale、Río Colorado カリウム・プロ ジェクトの可否を見直し

 アルゼンチン:Yamana CEO、アルゼンチン政府施策 を評価

 メキシコ:加 Baja 社、El Boleo 多金属プロジェク トの開発コストが当初比 21.5%増

 メキシコ:加 Dia Bras 社、2011 年 11 月から Bolivar 多金属鉱山の商業生産を開始

 メキシコ:2012 年 2 月主要非鉄金属生産量

 メキシコ:Peñoles、2012 年 Q1 の純益は前年同期比

6%減の 250 百万 US$

 メキシコ:Southern Copper 社が Buenavista 銅鉱山 等の 2012 年投資計画を発表

 ドミニカ共和国:豪 Pan Terra 社、Las Lagnas 金・ 銀プロジェクトの操業を 2012 年 5 月から開始

[北米]

 米:連邦下院議員、議会に許認可遅延の解決を図る 法案を提出  米:Planetary Resources 社、小惑星での金属採掘 計画を発表

 加:Taseko 社、New Prosperity 金・銅鉱山の再環境 調査に先住民の精神的儀式の禁止を要請

 加 : フ ァ ー ス ト ネ ー シ ョ ン 2 部 族 、 Matamec 社 Zeus(Kipawa)プロジェクトに懸念を表明

 加:Imperial Metals 社 Red Chris 銅・金鉱山、鉱 業法に基づく Mines Act permit を取得

 加:Thompson Creek 社、Mt. Milligan 銅・金鉱山の 開発資金 4.3 億 US$を市場調達

[欧州・CIS]

 ロ シ ア : ロ ス ネ ド ラ の レ ド フ ス キ フ 長 官 が 「 2011 年の主たる活動実績と 2012 年の優先課題」につき 報告  ロシア:中国、2012 年にもトゥワ共和国の採鉱選鉱 コンビナートを操業開始予定  ロシア:Norilsk Nickel、ヴォロネジ州の鉱床開発 権落札に期待  ロシア:連邦送電会社統一電力システム、ロシア最 大の銅鉱床開発を支援へ  ロシア:2012 年 Q1 の生産実績  ロシア:東シベリア金属会社と NFC、オジョルヌィ 採鉱選鉱コンビナート建設へ  ロシア:中国資本、ノイオン・トロゴイ多金属鉱床 でプラント及び鉱山建設を開始  ロシア:NORINCO(中国)、Rusal と En+Group のプロ ジェクトに参加の可能性

(2)

 フィンランド:Ruukki 社、ドイツのフェロクロムプ ラントを買収

 グ リ ー ン ラ ン ド : Greenland Minerals and Energy 社、グリーンランドでの重希土類開発プロジェクト のプレ FS 結果を発表  英:Thomson Reuters GFMS 社、白金の需給動向を発表  英:Thomson Reuters GFMS 社、パラジウムの需給動 向を発表  カザフスタン:カザトムプロム、2012 年 Q1 は 4,500 t 以上のウラン採掘により純利益 40 億テンゲを見込む  カザフスタン:2012 年 Q1 の金生産は 13.5%増  カザフスタン:政府、鉱床調査に毎年約 600 億テン ゲを投入予定  カザフスタン:Tau-Ken Samruk、資源量増加へ  ドイツ:資源確保に向け、企業連合が探鉱ファンド を設立  ポルトガル:国際ニッケル研究会(INSG)、2012 年の ニッケル需給予測を発表  ポルトガル:国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)、2012 年 の鉛・亜鉛需給予測を発表  ポルトガル:国際銅研究会(ICSG)、2012 年及び 2013 年の銅需給予測を発表

[アフリカ]

 ザンビア:東方タンタル業有限公司、ザンビアへ進出

 ナミビア:Glencore による Rosh Pinah 亜鉛鉱山の 買収を政府が正式に承認  モザンビーク:Tete 州における石炭の探鉱・採掘権 に関して入札制度を導入予定  コンゴ共和国:鉱山・地質大臣が Mbalam 鉄鉱石プロ ジェクトの開発を承認  DRC コンゴ:Kabwelulu 鉱山大臣が留任

 DRC コンゴ:AngloGold Ashanti 社、Mongbwalu 鉱山 の建設開始、生産は 2013 年  南ア:鉱業と生物多様性に関する国家ガイドライン を 2012 年 Q3 に発表予定

[オセアニア]

 豪:BHP、Olympic Dam の周辺鉱区を確保  豪:OZ Minerals、2012 年 Q1 生産量を発表  豪:中国・東方ジルコニウム業、SA 州でのジルコニ ウム・プロジェクトの環境承認獲得、採掘準備へ

[アジア]

 インドネシア:鉱物資源輸出規制の実施方針と、検 討中の関税案 20%を表明  中国:工業情報化部「希土政策は資源保護と環境対 応に基づく」と会見  中国:雲南省、金属廃棄物に売買情報管理制度  中国:山東方円集団で 10 万 t 電解銅プラント稼働  中 国 : 銅 陵 有 色 金 属 集 団 株 式 有 限 公 司 、 Nautilus Minerals Niugini Ltd 社と海底鉱物資源開発協定を 締結  中国:五鉱集団、SANDVIK 社とタングステン長期供 給協定を締結  中国:内モンゴル自治区、レアアース川上企業の統 廃合現状  中国:雲南省、地質探査実績を公表  中国:西部持株有限公司、江西省瑞昌市と投資協定 締結  中 国:甘 粛 省 、電 解 ア ル ミ 生 産 能 力 3.2 万 t 等 淘 汰 へ  中国:銅陵有色金属集団株式有限公司、2011 年実績 及び 2012 年計画  中国:包鋼希土、希土類発光材料業界に進出  中国:国家税務総局、レアアース専用伝票制度を試 験導入(続報) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― チリ:CODELCO 経営調査委員会メンバーの銅組合連合幹部、リチウム特別操業契約を批判 下院の CODELCO 経営調査委員会に出席した同メンバーの CODELCO 銅組合連合(FTC)幹部は、民間企業 に リ チ ウ ム 生 産 権 を 開 放 す る こ と を 問 題 に し た 。 FTC 幹 部 は リ チ ウ ム 特 別 操 業 契 約 (Contratos Especiales de Operación de Litio)の制度化を推進する政府の決定を批判し、CODELCO がリチウムの生 産を担うことに賛成であると表明した。また、同幹部は、CODELCO 経営調査委員会は政府に対し、リチ ウム特別操業契約の入札手続きを中止することを正式に要請するとともに、リチウム生産政策支援のた めに必要な調査の実施を求めるべきであると述べた。 (2012. 4. 27 サンティアゴ 縫部保徳) チリ:税制改正法案発表される 2012 年 4 月 26 日、チリの Sebastián Piñera 大統領は税制改正法案を発表した。この改正が実現さ れれば年間 7 億~10 億 US$の税収増に繋がるとされる。税収増の大部分は教育改革のための資金として 利用される。同法案は 4 月 30 日に国会に提出された。 税制改正法案の骨子は以下のとおり。

(3)

1. 法人税(第 1 種税)の税率を 20%(現行 17%)へ引き上げ 2. 現行 10%~15%課税されている所得者の個人所得税(第 2 種税)率引き下げ 3. 燃料価格に応じた燃料税率の導入(燃料価格が高い場合は低税率、燃料価格が低い場合は高税率) 4. 印税の税率を 0.2%(現行 0.6%)へ引き下げ 5. 41 度を超えるアルコール類についての酒税税率引き上げ 6. 教育支出の 50%までを税控除の対象とする 7. リサイクル税の導入 8. 経済統合及び輸出促進のための関税の漸次削減 (2012. 4. 30 サンティアゴ 縫部保徳) チリ:最高裁、El Morro プロジェクト一時停止を決定 Goldcorp(本社:加バンクーバー)は 2012 年 4 月 30 日付けニュースリリースで、チリ最高裁が El Morro 金・銅プロジェクト(チリ第Ⅲ州)の環境認可を一時停止する決定を下したと発表した。環境認可の停止 は、アントファガスタ上訴裁判所の許可の中に認め られた不備を環境評価局(Servicio de Evaluación Ambiental)が訂正するまでとされている。El Morro 特約会社(Goldcorp 70%、New Gold 30%)は環境認 可に基づいて実施されていた現地での作業を直ちに停止した。詳細設計業務など現地建設作業に関係し ない活動は継続する。El Morro 社は認可された活動の範囲を確認するため、環境評価局との面談を行う 予定である。今後の手続きの中で、今回環境認可の検証を要求した Los Huasco Altinos 農業組合と El Morro プロジェクトによる影響の有無やその軽減手段についての協議が行われるとみられ、 2013 年 H1 中の作業再開は困難と予想されている。

El Morro プロジェクトの環境認可は 2011 年 3 月に承認されたが、Los Huasco Altinos 農業組合は環 境評価事務局及び Goldcorp による地元先住民への相談がなかったとして訴訟を起こしていた。加えて Los Huasco Altinos は、環境認可プロセスが国際労働機関(ILO)の 1989 年の原住民及び種族民条約(第 169 号)に違反していると主張していた。

計画では El Morro プロジェクトの生産開始は 2017 年が予定されている。最新の FS ではマインライ フ 17 年間で銅を約 12.9 万 t/年、金を約 9.3 t/年、生産する計画となっている。

(2012. 4. 30 サンティアゴ 縫部保徳)

チリ:Rockwood Litio(前 SCL)、第Ⅰ州~第Ⅲ州の塩湖でリチウム探鉱

地元メディア報道によると Rockwood Litio(前 SCL: Sociedad Chilena del Litio)は、炭酸リチウム の年産量を 54 千 t/年とするため、2013 年末までにチリ国内で 1.5 億 US$の投資を予定していると発表 した。また、同社は生産増のためにアルゼンチン、ボリビアでの投資も検討している。

Eduardo Morales 社長によれば、現在、第Ⅰ州~第Ⅲ州の塩湖でリチウム探鉱を実施中である。これ までのデータでは、これら塩湖のかん水中のリチウム濃度は 200 ppm で Atacama 塩湖(1,500 ppm)に比 べかなり低い。

リチウム採掘を許可するリチウム開発特別契約(CEOL: Contratos Especiales de Operación de Litio) について、Morales 社長は「リチウム開発特別契約を介してリチウムの開発・生産を促進する政府の施 策は妥当である。リチウム市場はダイナミックに拡大しており、何もせず座して待つべきではない。」 と述べた。同社長はリチウム開発特別契約の入札に参加するかどうか検討中であると述べた。

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チリ・アルゼンチン:アルゼンチン最高裁、Pascua Lama 金・銀プロジェクトの環境レポート提出を命 じる

メディア報道によると、アルゼンチン最高裁はチリ・アルゼンチン国境にまたがる二国間プロジェク トである Pasucua Lama 金プロジェクトを認可した環境レポートの提出を連邦政府及び San Juan 州政府 に命じた。Pasucua Lama プロジェクトによる環境汚染を告発する地元コミュニティの訴訟をうけてこの 命令は出されたもの。同プロジェクトのオープンピットの大部分はチリ 側に位置するが、鉱石処理施設 はアルゼンチン側に計画されている。Sun Juan 州政府は 10 日以内に環境評価認可手続きに関する全て の書類を提出しなければならない。連邦政府は同じく 10 日以内に環境影響調査が実際に実行されてい るかを報告しなければならない。

Pascua Lama プロジェクトは 2013 年中頃の操業開始を予定しており、資本コストは 47~50 億 US$で ある。生産開始から当初 5 年は、金 80 万~85 万 oz(24.9~26.4 t)/年を生産する計画である。 (2012. 4. 25 サンティアゴ 縫部保徳)

ブラジル:Petrobras、Vale、レアアース生産で協力

Petrobras が石油精製過程で使う酸化ランタンの供給について、Vale が、現在の供給元である中国か ら肩代わりする計画を Petrobras と協議している。現在の Petrobras の酸化ランタン消費量は 900 t/ 年である。現在の Petrobras の買い取り価格は、50,000 US$/t であるが、Vale は 20,000 US$/t で供給 できるという。2010 年まで、中国が供給する酸化ランタンの価格は 5,700 US$/t であったが、その後の 中国の輸出制限で価格が高騰している。現在 Vale は、Araxa(Minas Gerais 州)、Catalão(Goias 州)で レアアース回収を検討している。両社は、資源開発からロジスティックスまでの広い分野での提携を模 索しているという。 (2012. 4. 25 サンティアゴ 神谷夏実) ブラジル:Vale、2012 年 Q1、天候不順、中国経済減速で減益 Vale の 2012 年 Q1 の業績は、中国経済減速による鉄鉱石価格低迷、ブラジルでの降雨の影響を受け大 きく減益となった。同期の売上は 110.5 億 US$で、前期比 23%減、前年同期比 16%減、純利益は、38.3 億 US$で前年同期比 44%減となった。同社の主力商品である鉄鉱石、非鉄金属販売量の減少、鉄鉱石、 ペレット価格低下が影響した。通常 Q1 は、経済活動の落ち込みがみられ、またブラジルでは降雨によ る生産への影響が出るので、減益となることは季節要因とも取れるが、今回は、対前年同期比での落ち 込みも目立つ。鉄鉱石販売量は、54.8 百万 t で、57.7 百万 t から減少した。販売価格も、126 US$/t か ら 109 US$/t まで下落した。またペレット販売量は 10.4 百万 t で、ほぼ同量であったものの、価格は 181 US$/t から 162 US$/t まで下落した。Vale は、Q1 は生産減となってものの、2012 年の生産計画へ の影響はないとしている。また鉄鉱石、その他鉱物資源の市場は依然としてタイトで、鉄鉱石価格は 120 US$/t を下回ることはなく、収益確保のための投資を続けるとしている。 (2012. 4. 26 サンティアゴ 神谷夏実) ブラジル:MMX、Serra Azul 鉄鉱石拡張プロジェクトの環境許可取得 MMX は、Serra Azul 鉄鉱石拡張プロジェクトの環境許可を取得したと発表した。建設作業は間もなく 開始され、24 か月で完成する計画である。投資額は、25.5 億 US$とされる。同鉱山の現在の生産量は 8.7 百万 t/年であるが、これを 29 百万 t/年まで拡張する。拡張計画には、鉄道までの鉱石輸送用ベル トコンベヤ(6.7 km)、積み込み施設、送電線、用水パイプライン等も含む。MMX は、同時に積出港であ

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る Sudeste 港(Rio de Janeiro 州)の整備も進めており、2012 年 Q3 より操業に入る予定である。同港の 現在の積み出し能力は 50 百万 t/年であるが、1 億 t/年まで拡張する計画もある。MMX は、EBX グループ の鉄鉱石開発企業で、韓国 SK Networks が株式 15%を保有する。 (2012. 4. 27 サンティアゴ 神谷夏実) ブラジル:Para 州、新鉱業税適用始まる Para 州は、新鉱業税(TFRM)の適用を、2012 年 5 月より開始する。新鉱業税法案は 2011 年 12 月に州 上院で可決され、3 月に州下院でも可決された。税額は、鉱物資源 1 t 当たり 2.3020 レアル(約 1.21 US$) となる。新鉱業税の導入については、2011 年 12 月、州議会で議決されている。同州では、Vale の鉄鉱 石生産拠点であり、ブラジルの鉄鉱石生産の約 30%が生産されている。また操業中の Sossogo 鉱山ほか、 新規の銅プロジェクトのほとんどが同州にある。Vale は、新鉱業税は憲法違反の可能性もあり、訴訟に よる対応も考えていると伝えられている。2011 年、Para 州からは鉱物資源の生産額は 169 億 US$で、州 全体の 93%を占めている。 (2012. 5. 2 サンティアゴ 神谷夏実) ブラジル:Gerdau、鉄鉱石生産を増産し、販売も開始 鉄鋼大手 Gerdau は、鉄鉱石生産量を 80%増産し、鉄鉱石の販売も開始する。同社の現在の鉄鉱石生 産能力は 6.5 百万 t/年で、主に同社の Acominas 製鉄所に鉄鉱石を供給しているが、2014 年までに、鉄 鉱石生産能力を 11.5 百万 t/年まで引上げる。Acominas 製鉄所の現在の生産能力は 4.5 百万 t/年である が、これを 6.5 百万 t/年まで引き上げる計画もあるが、余剰鉄鉱石は、外部販売する計画である。同社 は、新たな鉱石処理施設の建設、その他の関連施設建設に約 4.4 億 US$を投資する。 (2012. 5. 3 サンティアゴ 神谷夏実)

ペルー:大統領、外部評価に基づき Minas Conga 金プロジェクトの EIA 見直しを要請

2012 年 4 月 21 日~24 日付け地元各紙によると、Humala 大統領は、Minas Conga 金プロジェクトの環 境影響評価(EIA)に対する外部評価の結果に関連して、4 月 20 日に国民向けの演説を行った。その中で、 Yanacocha 社に対しては、既に承認済みの EIA に記載されている社会的・環境的責任を履行することに 加え、外部評価の結果に基づく様々な要請を行うと共に、環境基準を尊重しつつ、全 国民にとっての真 の発展に寄与する新たな鉱業の実施を政府として保証すると述べた。 Humala 大統領が同プロジェクトに対して行った新たな要請は、貯水池を現在計画されている大きさの 4 倍とすること、社会プログラムや生産・灌漑プログラムの実施を目的とした基金を創設すること、 1 万人の地域住民を直接雇用すること、更に、Azul 湖及び Chica 湖をズリや廃さい堆積場として利用する 計画を変更すること等である。

これに対して、Newmont の Santa Cruz 南米担当副社長は、Humala 大統領の要請に基づく新たな技術 的・経済的評価を実施すると発表した。

一方、Cajamarca 県の Santos 知事を始めとするプロジェクト反対派は、政府に対して 5 月 31 日まで にプロジェクトの中止を発表するよう要請し、同日までに中止発表が行われない場合は無期限ストを実 施すると発表した。

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ペルー:Southern Copper 社の 2012 年の探鉱計画 2012 年 4 月 24 日付け地元各紙によると、Southern Copper 社は、新たな鉱床の発見を目的とした 2012 年の探鉱プログラムの一環として、ペルー北部及び南部の金や銅プロジェクトにおけるボーリング調査 の実施計画を明らかにした。 同社は、その一例としてペルー北部の El Penon プロジェクトでは 3 万 m のボーリング調査を実施予 定のほか、南部では、既に 2011 年に調査を終えた Hullas プロジェクトや Clara プロジェクトのボーリ ングの調査結果を今後評価する計画である。

一方、Los Chancas 銅プロジェクト(Apurimac 県)では、2012 年に FS を実施する予定のほか、Tia Maria 銅プロジェクトに関しては、新たな EIA の実施に伴い生産開始が 2015 年に延期されたと発表した。 (2012. 4. 30 リマ 山内英生)

ペルー:鉱山労働者連盟、5 月にゼネスト実施を発表

2012 年 4 月 24 日付け地元紙等によると、鉱山冶金鉄鋼労働者連盟の Castillo 総書記長は、5 月 14 日に全国規模のストライキを実施すると発表した。

今回のストライキは、Sider Peru 社や Shougang Hierro Peru 社といった鉄鋼企業のプラントの一部閉 鎖や、停止中の La Oroya 製錬所を所有する Doe Run Peru 社を清算することへの反対が動機となっている。 同書記長は、これら企業のプラント停止や清算によって、6,500 名の雇用が失われると説明している。 (2012. 4. 30 リマ 山内英生)

ペルー:Brescia グループ、Mina Justa 銅プロジェクト権益を取得

2012 年 4 月 24 日付け地元各紙によると、Brescia グループは、CST Resourcse 社(本社:CST Mining Group、 中国)の株式 100%を 5.05 億 US$で買収したと発表した。CST Resources 社は、Mina Justa 銅プロジェ クト(Ica 県)の権益を有する Marcobre 社の株式 70%を所有している。

Brescia グループはペルー国内外で様々な事業を展開しているが、銅を対象とした事業への参入は初 めてとなり、今回の買収は同社にとって重要な成長戦略の一環であるとしている。

CST Resources 社は 2010 年に 2.4 億 US$で同プロジェクトを取得後、2011 年には Glencore に対して 4.75 億 US$で売却する MOU を締結したが、同年末に交渉は物別れに終わり、売却は実現しなかった。 Mina Justa 銅プロジェクトは既に環境影響評価(EIA)が承認されており、必要投資額は 7.45 億 US$、 年間生産量は 11 万 t と見込まれている。

なお、同プロジェクトの残りの権益 30%は LS Nikko Copper 社及び KORES がそれぞれ 15%ずつ所有 している。

(2012. 4. 30 リマ 山内英生)

ペルー:Newmont、Minas Conga 金プロジェクト中止の可能性を示唆

2012 年 4 月 28 日付け地元各紙によると、Newmont の O'Brien 社長は、Minas Conga 金プロジェクトが 環境保全の責任を果たしつつも、株主の納得が得られる利益を生み出す操業が実施不可能ならば、同プ ロジェクト向けに予定されている投資資金を引きあげて、同社が米国やオーストラリア、ガーナ等で実 施中の他のプロジェクトに転用する可能性があることを示唆した。 一方、Merino エネルギー鉱山大臣は、同プロジェクトの環境影響評価(EIA)に対する専門家による外部 評価が完了したことを受けて、ペルー政府は Yanacocha 社との間で対話を行っていることを明らかにした。 (2012. 5. 7 リマ 山内英生)

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ペルー:Candente Copper 社、Cañariaco 銅プロジェクトが住民問題で難航

2012 年 5 月 2 日付け地元紙等によると、Candente Copper 社(カナダ)は、Cañariaco 銅プロジェクト (Lambayeque 県)の環境影響評価や FS を完了しプロジェクトを進行させるためには、プロジェクト地域 の地表権を有する Kañaris 村から 3 年間にわたるアクセス権の承認を得ることが必要であるが、このプ ロセスが難航していることを明らかにした。 同社によると、地表へのアクセス権は村の総会において承認されることが法律によって定められてい るにもかかわらず、村長が総会ではなく住民投票の実施を計画していることが問題となっている。 なお、Cañariaco 銅プロジェクトの投資額は 16 億 US$とされる。 (2012. 5. 7 リマ 山内英生)

パナマ:加 Inmet 社、Cobre Panamá 銅プロジェクトの新たなパートナーを募集

2012 年 4 月 23 日付け業界紙等によると、米国の証券会社 Leucadia National 社は、Inmet Mining Corp(本社:トロント)が Cobre Panamá 銅プロジェクトの開発資金調達のための新たなパートナーを募 集している旨明らかにした。

Inmet 社は、これまで同プロジェクトの開発資金を 43.2 億 US$と見積もっていたが、60 億 US$に増加 する見通しとなっている。同プロジェクトは、現在 Inmet 社 80%、Korea Panamá Mining Corp.(韓国鉱 物資源公社(KORES)と LS-Nikko が JV で設立した現地法人)20%権益保有であるが、開発資金の増加に伴 い新たな JV パートナーが必要となっている。 2012 年 4 月 27 日付け業界紙等によると、同社は、2012 年 5 月中に新たなパートナー及び財務計画を 公表したいとしている。 (2012. 4. 29 メキシコ 高木博康) パナマ:Cobre Panamá プロジェクト、韓国企業団の 20%権益取得手続きが終了

Inmet Mining Corp.(本社:トロント)は、Korea Panamá Mining 社による Cobre Panamá プロジェク トの 20%権益取得手続きが終了し、同プロジェクトは、正式に Inmet 社 80%、Korea Panamá Mining 社(韓国鉱物資源公社(KORES)と LS-Nikko が JV で設立した現地法人)20%の JV プロジェクトとなった旨 2012 年 4 月 25 日付け同社 HP に公表した。 同プロジェクトはマインライフ 30 年超で、操業期間中の年平均生産量は、銅 255 千 t、金 2.8 t、銀 47.0 t 及びモリブデン 3.2 千 t と試算されている。 (2012. 4. 29 メキシコ 高木博康) アルゼンチン:Vale、Río Colorado カリウム・プロジェクトの可否を見直し

地元メディア報道によると、Vale の Mulio Ferreira 社長はアルゼンチンのインフレ、政情不安、YPF 社接収などを理由として、Mendoza 州の Río Colorado カリウムプロジェクトの可否につき目下見直しを 行っていることを認めた。同プロジェクトは投資額 59 億 US$で、2014 年 H2 より 240 万 t/年の塩化カリ ウム生産が計画されている。

(2012. 4. 27 サンティアゴ 縫部保徳)

アルゼンチン:Yamana CEO、アルゼンチン政府施策を評価

メディア報道によると、Yamana Gold 社(本社:加トロント)の CEO、Peter Marrone 氏は 2012 年 Q1 業 績を議論する電話会議の中で、昨年来のアルゼンチン連邦政府による施策は国内経済の安定を狙ったも

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のでイデオロギーによるものではないとの見方を示した。Marrone CEO は、「輸出外貨の国内市場での 換金義務化及び輸入制限に関連するアルゼンチン政府の施策はイデオロギーによるも のではなく、経済 情勢によるものと考えている。それら施策はインフレを抑制し、通貨と経済の安定維持を狙ったもので ある。アルゼンチンへの投資者の一人として、支持できる目標である。」と述べた。同 CEO は、YPF 社 の過半株式の接収についてもイデオロギーを背景にしたものではないとコメントし、政府の対応は特別 な環境によってもたらされたものとの見方を示した。

加えて、Marrone CEO は鉱業州連邦機構(OFEMI)の設立など、州政府及び連邦政府が鉱業発展の後押し をしていることを評価した。

Yamana Gold 社は、アルゼンチンにおいて Gualcamayo 金鉱山(San Juan 州)を操業している。同金山 の 2011 年産金量は 4.9 t である。

(2012. 5. 2 サンティアゴ 縫部保徳)

メキシコ:加 Baja 社、El Boleo 多金属プロジェクトの開発コストが当初比 21.5%増

Baja Mining Corp.(本社:バンクーバー)は、メキシコ・バハ・カリフォルニア・スル州に保有する El Boleo 多金属プロジェクトの開発コストが 246 百万 US$増加し、当初比 21.5%増の総額 1,143 百万 US$になる旨 2012 年 4 月 23 日付け同社 HP に公表した。コスト増加要因は、選鉱プラントの設計変更及 び鋼材、燃料等の値上げによる。同社は、今後、債権者及び JV 相手と増資の交渉を行うとしている。 同プロジェクトは、Baja 社 70%及び KORES(韓国鉱物資源公社)を筆頭とする韓国企業団 30%権益保 有の JV プロジェクトである。2011 年 6 月からは露天採掘、9 月からは坑内採掘を開始しており、2012 年中のプラントの完成を待って、2013 年 Q1 から鉱石の生産を開始する予定となっている。最新の技術 レポートによるとマインライフは 23 年で、年平均生産量として銅 38,100 t、コバルト 1,600 t、亜鉛 29,500 t が見込まれている。 (2012. 4. 29 メキシコ 高木博康)

メキシコ:加 Dia Bras 社、2011 年 11 月から Bolivar 多金属鉱山の商業生産を開始

Dia Bras Exploration(本社:トロント)は、メキシコ・チワワ州に保有する Bolivar 多金属鉱山の商 業生産を 2011 年 11 月から開始した旨 2012 年 4 月 28 日付け同社 HP に公表した。 同鉱山においては、2005 年 2 月から粗鉱処理量 500~600 t/日で試験操業が実施されていたが、2011 年 11 月から粗鉱処理量を 1,000 t/日に引き上げ、2013 年からは 2,000 t/日とする計画である。 同鉱山の 2012 年 Q1 の生産実績は、銀 1.37 t、銅 564 t、亜鉛 1,423 t であった。 (2012. 5. 4 メキシコ 高木博康) メキシコ:2012 年 2 月主要非鉄金属生産量 INEGI(メキシコ国立統計地理情報院)は、2012 年 4 月 30 日付け HP にて、2012 年 2 月のメキシコ主要 非鉄金属生産量(速報値)を、下表のとおり発表した。 2011 年 2 月 2012 年 1 月 2012 年 2 月 前年 同月比 (%) 前月比 (%) 2011 年 1~2 月期 2012 年 1~2 月期 前年 同期比 (%) 金(kg) 6,436 7,510 7,318 +14 -3 12,802 14,828 +16 銀(kg) 360,387 397,481 417,452 +16 +5 715,778 814,933 +14 鉛(t) 14,741 19,411 18,974 +29 -2 29,295 38,385 +31 銅(t) 30,729 39,162 38,522 +25 -2 62,238 77,684 +25 亜鉛(t) 45,141 51,146 50,957 +13 -0 83,508 102,103 +22 (2012. 5. 4 メキシコ 高木博康)

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メキシコ:Peñoles、2012 年 Q1 の純益は前年同期比 6%減の 250 百万 US$ Peñoles は、2012 年 Q1 の業績及び金属生産量を下表のとおり、2012 年 5 月 2 日付け同社 HP に発表し た。今期の損益は、金属市況の下落と操業コストの増加により前年同期比 6%減の 32.3 億 Peso(250 百 万 US$)の純益に留まった。 (1 億 Peso) 2012 年 Q1 2011 年 Q1 前年同期比(%) 売上高 264.4 208.0 +27 EBITDA 72.4 71.5 +1 操業利益 60.4 63.0 -4 当期利益 32.3 34.4 -6 2012 年 Q1 2011 年 Q1 前年同期比(%) 金(kg) 5,743 4,687 +23 銀(kg) 372,116 376,205 -1 鉛(t) 17,711 15,977 +11 亜鉛(t) 49,948 45,000 +11 銅(t) 3,898 3,414 +14 銅カソード(t) 5,659 6,322 -10 (2012. 5. 4 メキシコ 高木博康)

メキシコ:Southern Copper 社が Buenavista 銅鉱山等の 2012 年投資計画を発表

2012 年 5 月 2 日 付 け 業 界 紙 等 に よ る と 、 Grupo Mexico の 子 会 社 (同 社 権 益 80% )の Southern Copper 社 (本 社 : 米 ・ フ ェ ニ ッ ク ス )は 、 投 資 家 向 け テ レ ビ 会 議 に お い て メ キ シ コ ・ ソ ノ ラ 州 に 保 有 す る Buenavista 銅 鉱 山 に 10 億 US$を 投 資 す る こ と 等 を 内 容 と す る 2012 年 投 資 計 画 を 発 表 し た 。

同社は、2012 年投資総額 15 億 US$のうち 10 億 US$を Buenavista 鉱山に投資し、以下のような計画で 同鉱山の拡張を進める。 ・2012 年 Q2 には、7,000 万 US$を投資した新たな破砕機を稼働させ、銅の回収率を向上させる。 ・モリブデン選鉱プラントの建設に 3,800 万 US$を投資し、2013 年 Q1 からは新たに 2,000 t/年のモリ ブデンの生産を開始する。 ・3 基目の SX-EW プラントの建設に 4.4 億 US$を投資し、2014 年上半期から銅カソードの年間生産能力 を 88 千 t から 120 千 t へと引き上げる。 ・2015 年上期からは銅 188 千 t/年、モリブデン 2,600 t/年の生産能力を持つ新規選鉱プラントを稼働 させる。 この他、同社は、メキシコ・ミチョアカン州に保有する Angangueo 多金属プロジェクトの操業開始を 2014 年下半期に目指す。同プロジェクトの年間生産量は、銀 140 t、銅 11 千 t、亜鉛 22 千 t、鉛 3.5 千 t が見込まれている。 (2012. 5. 4 メキシコ 高木博康)

ドミニカ共和国:豪 Pan Terra 社、Las Lagnas 金・銀プロジェクトの操業を 2012 年 5 月から開始 2012 年 4 月 23 日付け業界紙等によると、Pan Terra Gold Inc.(本社:豪州ボーラル)は、ドミニカ共 和国に保有する Las Lagnas 金・銀プロジェクトの金銀抽出プラントの建設が終了し、2012 年 5 月から 操業を開始する旨明らかにした。

同社は、4~6 か月後に金 180 kg/月、銀 1.6 t/月のフル操業に到達する見込みとしている。 同プロジェクトは、1992 年~1999 年に操業された旧 Pueblo Viejo 金・銀鉱山の廃さい堆積場から高 品位の金銀を回収するもので、概測及び精測資源量 5.14 百万 t、平均品位 金 3.8 g/t、銀 38.6 g/t と

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評価されている。FS によるとマインライフ 6.5 年間の平均年間生産量は、金 2.0 t、銀 18.7 t と見積 もられている。 (2012. 4. 29 メキシコ 高木博康) 米:連邦下院議員、議会に許認可遅延の解決を図る法案を提出 ネブラスカ州選出で共和党所属の Mark Amodei 下院議員は、2012 年 4 月 19 日、米国における鉱物資 源の探鉱・採掘に係る許認可を効率化するための法案 H.R.4402 を下院議会に上程した。本法案は、 「National Strategic and Critical Minerals Production Act of 2012 」と称するもので、国防上必 要となる鉱物資源、パイプラインや送電線といったエネルギーインフラに必要となる鉱物資源、国内製 造業等に必要な鉱物資源、経済安全保障や貿易均衡に必要となる鉱物資 源を「strategic and critical minerals」と定義し、これらの鉱物資源の探鉱・開発にあたり必要となる許認可の発行権限を持つ機関 が、他機関との調整を行うことや、重複プロセス等を回避することによる政府連携の強化を図ることを 義務付けるとともに、プロジェクト申請者と許認可プロセスに要する期間等を定める協定を締結するこ とを義務付けるものである。なお、許認可プロセスに要する期間としては 30 か月を超えないものとし ている。 本法案は、下院天然資源委員会のエネルギー・鉱物資源下部委員会及び下院司法 委員会の裁判法・商 法・行政法下部委員会に審議が付託された。 (2012. 5. 7 バンクーバー 片山弘行) 米:Planetary Resources 社、小惑星での金属採掘計画を発表

米国のベンチャー企業である Planetary Resources Inc.(以下、Planetary 社)は、2012 年 4 月 24 日、 地球近くの小惑星から水や貴金属などを採掘する計画を発表した。その中で同社は、費用対効果の高い 探鉱技術を通じて、資源が豊富でアクセスの容易な小惑星を調査するミッションを開始するとしている。 小惑星からの資源採取は、人類にいくつもの利益をもたらし、年間何百億 US$もの価値に成長すると している。プロジェクトは、小惑星で発見される貴金属に集中して実施され、地球上でますます増加す る人口に対して持続的に供給できることになるとしている。白金族金属に富む 500 m サイズの小惑星に は、歴史上採掘された白金族金属と同量規模が含有されており、「地球上で乏しい金属の多くは、宇宙 にはほぼ無限に存在している。これらの資源が入手できるようになるにつれて、マイクロエレクトロニ クスからエネルギー貯蔵分野などすべてにおいてコストが削減できるだけでなく、これら豊富になる金 属 の 新 た な 利 用 法 が 重 要 と な る で あ ろ う 」 と 同 社 の 共 同 設 立 者 で あ り 共 同 会 長 も 勤 め る Peter H. Diamond 氏は述べている。 約 9,000 の地球近くの小惑星のうち、1,500 以上が月よりもエネルギー的に到達しやすいところに位 置しており、これら小惑星を調査するために、まず深宇宙調査船 Arkyd-100 シリーズを開発したとして いる。本宇宙船は、地球の低軌道で小惑星を調査し、次号機である Arkyd-300 シリーズ宇宙船での遠征 調査の対象を探すとしている、

Planetary 社は、Google 社 CEO の Larry Page 氏や Eric Schmidt 会長らの資金援助を受け、Peter Diamond 氏と Eric Anderson 氏により設立されたベンチャー企業であり、同社アドバイザーには著名な映画監督 であり冒険家でもある James Cameron 氏も名を連ねている。

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加:Taseko 社、New Prosperity 金・銅鉱山の再環境調査に先住民の精神的儀式の禁止を要請

2012 年 5 月 1 日付け現地報道によると、2011 年 11 月に Taseko Mines Ltd.(本社:BC 州バンクーバ ー)の Russell Hallbauer 社長が Peter Kent 連邦環境大臣に送った手紙が公表され、BC 州中部 Williams Lake 市の南西 125 km に位置する同社所有の New Prosperity 金・銅鉱山(概測埋蔵量 Cu 53 億 lb(2,404,040 t)、Au 1,300 万 oz)の環境調査の再実施を巡り、同社と地元の先住民族との間で対立が起きていると報 じている。 手紙の内容は、環境調査委員会において先住民の祈祷など精神的儀式や催しを禁止するよう要請した もので、同社はこの環境調査プロセスは環境問題を客観的事実に基づいて審査されるもので、審査に精 神的な要素を取り入れることは公平ではないとしている。 2010 年、地域の経済活性化を図るとして BC 州政府からは承認を得たプロジェクトだったが、その後、 連邦政府による環境調査委員会で、同鉱山の環境問題が酷評され、同鉱山開発の連邦政府承認が得られ なかった。その際、同社が尾鉱ダムにしようとしている Fish Lake を含む鉱山周辺の土地の精神的重要 性が繰り返し強調された経緯がある。そのため、再調査で開催される環境調査委員会では、先住民によ る祈祷、幼稚園児による魚の死を象徴する寸劇、プロジェクトに対するセンセーショナルなフィルムの 放映を許可しないよう訴えたもの。また、環境調査委員会の 3 人の委員の内 1 人がプロジェクトに反対 する地域の先住民組織の一員で治金家 Nalaine Morin 氏であることにも苦情を申し立てている。 これに対し地域の先住民 Tsilhqot’in National Government(TNG)、Joe Alphonse チーフは、この土 地に関わる精神的な部分を切り離すことはできず、祈祷などの儀式は大変重要な意味のあることで、こ の手紙は先住民の精神を侮辱するものであると抗議している。 現在この動きに対し、BC 州 Terry Lake 環境大臣は先住民の行動を制限する同社の対応には同意しか ねるとコメントしている。 (2012. 5. 7 バンクーバー 大北博紀) 加:ファーストネーション 2 部族、Matamec 社 Zeus(Kipawa)プロジェクトに懸念を表明 2012 年 5 月 1 日付けの現地報道によると、ケベック州東部のファーストネーションである Wolf Lake ファーストネーションと Eagle Village ファーストネーションが、Matamec Exploration Inc.(以下、 Matamec 社)が部族の伝統的土地で開発を提案している Zeus (Kipawa)レアアースプロジェクトに関して 懸念を表明する声明を発表している。

ファーストネーション 2 部族は、ウランやトリウムと共に産出するレアアースの採掘、処理に関して 環境懸念があるとし、具体的問題として低レベル放射性尾鉱の適切な管理を挙げている。その一例とし て、米国マウンテンパス鉱山やその他の国での多数の環境問題を引き合いに出している。

上記 2 部族は、2012 年 4 月 17 日に Matamec 社と MOU について協議し、この中で Matamec 社に、探鉱 期間中、直接上記 2 部族と協議することを確約させるとともに、ファーストネーションの社会学的・文 化的影響の調査費用及び Matamec 社による経済性調査・環境調査の結果をファーストネーション側が評 価するための独立専門家の費用を負担させることとしている。 MOU は、未だ交渉中であるものの、締結 は近いとのことである。

(2012. 5. 7 バンクーバー 片山弘行)

加:Imperial Metals 社 Red Chris 銅・金鉱山、鉱業法に基づく Mines Act permit を取得

BC 州政府は 2012 年 5 月 4 日、Imperial Metals Corp.(本社:BC 州バンクーバー)が 100%所有する Red Chris 銅・金鉱山に鉱業法に基づく Mines Act permit を与えたと公表した。

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あわせて、Red Chris プロジェクト監視委員会を設立し、先住民、政府及び企業が環境への懸念に対 処し、鉱山操業中の潜在的な環境影響を再調査するため、協議の場を提供することを公表した。 政府の公表を受け、Imperial Metals 社は 2012 年 5 月 7 日、Red Chris 銅・金鉱山が鉱業法に基づく Mines Act permit を取得したことを公表した。BC 州北西部 Dease Lake の南 80 km に位置する同鉱山開 発は、30,000 t/日の磨鉱設備の操業、埋蔵量約 3 億 t(Cu:0.359%、Au:0.274 g/t)の露天掘鉱山とな っている。BC 州北西部は、BC 州北西部送電網敷設計画(Northwest Transmission Line project、以下、 NTL)による電力供給の開始が 2014 年春に予定されており、同社は NTL が完成次第、NTL と同鉱山をつな ぐ計画を有している。 2012 年 5 月 5 日付け現地報道では、政府と Imperial Metals 社は地域社会に 250 名のフルタイム雇用 を提供するとしているが、現地の先住民グループは、地域社会の生き方を脅かし、我々の懸念 (長期的 な水質汚染、景観破壊)に適切に対処していないため容認していないと報じられている。 (2012. 5. 7 バンクーバー 大北博紀)

加:Thompson Creek 社、Mt. Milligan 銅・金鉱山の開発資金 4.3 億 US$を市場調達

Thompson Creek Metals Company Inc.(本社:米国デンバー)は 2012 年 5 月 7 日、Mt. Milligan 銅・ 金鉱山の開発資金 4.3 億 US$を市場から調達すると公表した。

BC 州 Prince George の北西約 145 Km に位置する Mt. Milligan 銅・金鉱山の FS 結果は、埋蔵量 Au: 600 万 oz、Cu:21 億 lb(952,544 t)、マインライフ 22 年となっており、生産開始は 2013 年 Q4 が予定 されている。 同日付現地報道では、資金調達の公表により同社株価は 11.6%下落し、2012 年に入って 33%下落し ていると報じられている。 (2012. 5. 7 バンクーバー 大北博紀) ロシア:ロスネドラのレドフスキフ長官が「 2011 年の主たる活動実績と 2012 年の優先課題」につき 報告 2012 年 4 月 12 日付け現地報道によると、連邦地下資源利用庁(ロスネドラ)の参事会において、アナ トリー・レドフスキフ同庁長官が「ロスネドラの 2011 年の主たる活動実績と 2012 年の優先課題」につ き報告した。 2011 年の鉱物資源の地質調査で最も重要な成果は以下である。 ・チュクチ半島で調査中の有望なオリホフスコエ含金銅鉱床は、近隣にある追加探査中のペスチャンカ 鉱床と併せ、ロシア北東部の大規模な銅資源基盤形成の基礎となる可能性がある。 ・マガダン州で発見された豊富な鉄鉱石含有地帯は、新たに大規模な鉄鉱石資源基盤を築く礎となる。 埋 蔵 量 の 国 家 鑑 定 の 結 果 、 2011 年 は 69 鉱 床 の 発 見 が 認 定 さ れ 、 2005~ 2011 年 で は 314 鉱 床 と な っ た 。 2011 年のロスネドラの予算は全活動期間を通して最低の 200 億ルーブルであったが、2012 年は、地 下資源の地質調査等に対する連邦予算は 30%増の 260 億ルーブルを予定している。2014 年には、410 億 ルーブルにする予定である。また、近年の予算不足等により、大半の戦略的鉱物の探査済み埋蔵量が減 少していることを考慮すると、先進的な予測・探査の強化は特に必要である。 2012 年、鉱物資源地質調査に対する連邦予算支出は 70 億ルーブル、前年比 23%増となるが、それで も 2007 年の予算資金水準の 82%に過ぎない。戦略的鉱物資源の探査済み埋蔵量の拡大を目指す必要が ある。連邦予算支出の配分は、鉱物向け資金総額の 44%が貴金属及びダイヤモンド向け、28%が鉄・非

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鉄金属・レアメタル向け、12%がウラン向けとなる。2012 年の活動により、石炭 3 億 2,000 万 t、ウラ ン 10 万 t、鉄鉱石 2 億 3,000 万 t、銅 400 万 t、金 1,000 t の増加を見込んでいる。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) ロシア:中国、2012 年にもトゥワ共和国の採鉱選鉱コンビナートを操業開始予定 2012 年 4 月 19 日付け現地報道によると、Lunsin(中国・紫金鉱業の子会社、本社:トゥワ共和国トオ ラ・メム市)は、2012~14 年シベリア・トゥワ共和国最大の採鉱選鉱コンビナート建設とクィズィル・ タシティグスコエ多金属鉱床(同共和国首都クィズィルから北東 200 ㎞)の開発に 30 億ルーブルを投資 する予定である。 2009 年、トゥワ共和国政府と Lunsin は官民パートナーシップ条件整備に関する協定に調印した。 Lunsin は共和国住民に雇用の 50%を提供し、インフラ及び社会的施設の資金調達に参加する義務を負 っている。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) ロシア:Norilsk Nickel、ヴォロネジ州の鉱床開発権落札に期待 2012 年 4 月 20 日付け現地報道によると、4 月 20 日、エラン及びヨルカ銅ニッケル鉱床(ヴォロネジ 州)開発権の入札参加書類の受付が締め切りとなった。開発権獲得に向けて書類を提出したのは Norilsk Nickel(本社:モスクワ市)、ウラル採鉱冶金会社(本社:スヴェルドロフスク州ヴェルフニャヤ・ピジ マ市)、ロシア銅会社(本社:スヴェルドロフスク州エカテリンブルグ市)である。 Norilsk Nickel のユーリー・フィリポフ生産担当副社長によれば、これら鉱床の開発を同社が行うの が最も効果的であり、国家にとっても有効であるとしている。 同氏は「当社は、ムルマンスク州のコラ採鉱冶金会社の冶金処理の稼働率を上げるという観点でヴォ ロネジの鉱床に関心がある。コラ採鉱冶金会社は採掘に伴って高品位鉱の量が減少し、鉱石中の金属品 位が低下しつつあり、採掘量を増やしてもこの低下を補うことができない。その結果、最終金属の生産 縮小、生産施設の稼働停止、雇用削減に至り、極北地方の生活の特殊性から従業員や地域内の社会的緊 張が高まる」としている。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) ロシア:連邦送電会社統一電力システム、ロシア最大の銅鉱床開発を支援へ 2012 年 4 月 25 日付け現地報道によると、連邦送電会社統一電力システム(略称:FGC UES、本社:モ スクワ市)、バイカル鉱山会社(略称:BGK、本社:モスクワ市)及びザバイカリエ地方政府は、国内最大 の銅埋蔵量を有するウドカン鉱床開発施設への電力供給確保に向けた相互協力協定に調印した。 ウドカン鉱床では年間 3,600 万 t の鉱石採掘とその総合的処理による銅カソード年産 47 万 4,000 t が見込まれている。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) ロシア:2012 年 Q1 の生産実績 2012 年 4 月 26 日付け現地報道によると、2012 年 Q1 のロシアの精錬銅生産は前年同期比 5.4%減、ニ ッケル生産は同 0.6%増であった。 2012 年 Q1 の精錬銅生産は、Norilsk Nickel の国内工場が前年同期比 5.6%減、ウラル採鉱冶金会社(略 称:UMMC、本社:スヴェルドロフスク州ヴェルフニャヤ・プィシマ市)の工場は同 2.4%増、ロシア銅会

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社(略称:RMK、本社:スヴェルドロフスク州エカテリンブルグ市)のノヴゴロド工場は同 7.4%減、RMK のキシティム銅電解工場は同 14%減であった。 2012 年 Q1 のニッケル生産は Norilsk Nickel のニッケル国内生産は 3.2%増加し、ユジウラルニッケ ルコンビナート(本社:オレンブルグ州オルスク市)のニッケル生産は前年同期比 7.3%減、ウファレイ ニッケル(本社:チェリャビンスク州ベルフニィ・ウファレイ市)は同 23.3%減となった。 一方、2012 年 Q1 の精錬銅輸出は 64.5%増の 4 万 800 t で、銅線の輸出は逆に前年同期実績を下回り、 2011 年 Q1 の 5 万 3,800 t に対し 4 万 8,200 t となった。 2012 年 Q1 のニッケル輸出は 2 倍以上増加し、6 万 6,400 t となった。 (2012. 5. 8 モスクワ 大木雅文) ロシア:東シベリア金属会社と NFC、オジョルヌィ採鉱選鉱コンビナート建設へ 2012 年 4 月 28 日付け現地報道によると、東シベリア金属会社(本社:モスクワ市)と中国有色金属建 設(略称:NFC、本社:北京市)は包括協定を締結した。 この協定では、ブリヤート共和国のオジョルヌィ多金属鉱床(亜鉛、鉛が主)の商業開発及びオジョル ヌィ採鉱選鉱コンビナート建設への中国側の参加を定めている。本協定により、 NFC はオジョルヌィ・ プロジェクトの権益 50%を取得する。東シベリア金属会社と NFC は、同コンビナートの設計・調達・建 設管理一括契約などを締結する。また、NFC は借入による建設資金調達を行う。 東シベリア金属会社の主要資産には、ロシアの全可採埋蔵量のうち亜鉛の 47%、鉛の 24%、ベリリウ ムの 80%が集積しており、その量は亜鉛 1,800 万 t 以上、鉛 300 万 t 以上、ベリリウム 5,700 t である。 オジョルヌィ鉱床の鉱石中の金属品位は亜鉛 5.2%、鉛 1%である。また、同鉱床の鉱石は 4,500 t の銀を含有している。 (2012. 5. 8 モスクワ 大木雅文) ロシア:中国資本、ノイオン・トロゴイ多金属鉱床でプラント及び鉱山建設を開始 2012 年 4 月 28 日付け現地報道によると、中露国境にある中国アルグン市の宝金鉱業グループが資本 100%を所有するロシア企業 Baikalrud 社(ザバイカリエ地方チタ市)は、2012 年 1~3 月、中国からの投 資 210 万元(1,050 万ルーブル以上)を得て、ザバイカリエ地方アレクサンドロフスキー・ザヴォード地 区のノイオン・トロゴイ鉱床開発プロジェクト実施の一環として、選鉱プラントと鉱山建設にあてると している。 Baikalrud 社は、2005 年 5 月 31 日にノイオン・トロゴイ多金属鉱床の開発権を取得しており、鉱石 は中国アルグン市にある誠誠公司の東珺選鉱工場に送り品位 56%の鉛精鉱と品位 45%の亜鉛精鉱とす る予定である。Baikalrud 社は 2009 年 11 月から現在まで約 11 万 t の鉱石を中国に供給している。 ノイオン・トロゴイ鉱床の多金属鉱石の確認埋蔵量は 8,000 万 t で、主に鉛と亜鉛である。開発プロ ジェクトに対する現在までの中国の累積投資総額は 2 億 5,000 万元(約 12 億 5,000 万ルーブル)に達し ているとしている。 (2012. 5. 8 モスクワ 大木雅文)

ロシア:NORINCO(中国)、Rusal と En+ Group のプロジェクトに参加の可能性

2012 年 4 月 28 日付け現地報道によると、Basic Element、Rusal の CEO で、En+Group の社長のオレグ・ デリパスカ氏と、中国北方工業公司(China North Industries Corp.、略称 NORINCO、本社:北京市)総 裁の張国清氏が、戦略的協力協定に調印した。

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協定の一環として、双方は共同プロジェクトの実施により 2012 年 1 月 1 日からの 3 年間で貿易経済 協力の規模を 10 億 US$以上へと引き上げる意向である。 En+Group と NORINCO は、クラスノヤルスク冶金工場をベースとするロシア最大のアルミ圧延施設の設 立プロジェクトへの NORINCO の参加可能性を検討することで合意した。また双方は、ロシア及びその他 諸国におけるニッケル、銅その他資源を含む鉱物の共同開発に向けた長期的な協力メカニズムを構築す ることで合意した。 なお、2012 年 4 月 26 日付け現地報道では、Rusal と NORINCO は、両社の合弁企業で、中国市場でア ルミその他非鉄金属の販売を行う North United Aluminium(Shenzhen) Co.,Ltd(略称:NUA)が営業開始 したと発表している。

(2012. 5. 8 モスクワ 大木雅文)

フィンランド:Ruukki 社、ドイツのフェロクロムプラントを買収

2012 年 4 月 19 日付けメディア報道によれば、クロアチア人実業家 Danko Konchar 氏が所有する投資 会社 Kermas 社は、ドイツで生産を行っているフェロクロム生産プラント Elektrowerk-Weisweiler(EWW) をフィンランドの鉄鋼会社 Ruukki Group へ 1,730 万€ で売却することとなった。EWW は低炭素フェロク ロムを生産することから、今後、Ruukki における特殊合金生産の中核プロジェクトとして位置づけられ ることとなる。

Kermas は Ruukki の 28.5%の株式を所有する最大株主であり、本売却は関係企業間の取引に該当する ことから、2012 年 5 月 10 日に開催される Ruukki の年次株主総会に諮られることとなる。

Ruukki はもともと木材やパルプを扱う会社であったが、2009 年にトルコと南アでフェロクロム製錬 会社 Mogale Alloys を Kermas から買収し、また 2010 年には南アでフェロクロムの生産を行う Chromex を買収するなど合金鉄事業を拡大している。

(2012. 4. 30 ロンドン 小嶋吉広)

グリーンランド:Greenland Minerals and Energy 社、グリーンランドでの重希土類開発プロジェクト のプレ FS 結果を発表

2012 年 5 月 4 日、グリーンランドでレアアース探査を行う Greenland Minerals and Energy 社(本社: WA 州 Perth)は、Kvanefjeld ウラン・レアアース・プロジェクトに関し、プレ FS 結果を発表した。今回 発表された最初の計画では、年間 720 万 t の鉱石を処理し、2.6 Mlbs のウラン酸化物、4,200 t の重希 土類水酸化物、10,400 t の混合希土類炭酸塩、26,200 t の軽希土類炭酸塩を生産することになった。 生産コストは、ウラン酸化物については 31 US$/lb、TREO(上記希土類 3 種の混合)については 8 US$/kg となる。露天採掘、選鉱施設、製錬施設の資本コストは 15.3 US$億で、年間 720 万 t の鉱石を処理する。 マインライフは 33 年で、2014 年に建設を開始し、2016 年に生産開始の予定。 現在計上されている資源量は 8 億 6,100 万 t で、ウラン酸化物 5 億 1,200 万 lb、TREO 922 万 t、亜鉛 198 万 t(U3O8カットオフ品位 150 ppm)だが、2012 年 Q2 には新しいターゲットエリアの結果が加えられ るため、増加する予定となっている。 (2012. 5. 8 シドニー 栗原政臣) 英:Thomson Reuters GFMS 社、白金の需給動向を発表

英国の貴金属調査会社 Thomson Reuters GFMS 社は 2012 年 5 月 3 日、『PLATINUM & PALLADIUM SURVEY 2012』を開催し、白金及びパラジウム市場の需給動向を調査した『白金・パラジウム統計 2012』を発表

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した。 白金の 2011 年の需給動向及び 2012 年の見通しは以下のとおりである。 2011 年の白金の需給バランス(在庫放出及び投資活動を含まない)は、73.5 万 oz の供給余剰となった。 白金需要の内訳をみると、自動車用触媒については、欧州の自動車市場の回復の遅れ、日本での自然 災害及びパラジウムの代替利用が要因となり、対前年比 4%増にとどまった。これは、金融危機前の 2007 年の数値を 25%下回っている。一方、宝飾用白金の需要は対前年比 14%増の 216.7 万 oz となっており、 これは 2011 年 Q4 に中国における宝飾用白金の需要が急増したことが主な要因である。 2011 年の白金鉱山生産量は、カナダ及びジンバブエでの増産が主因となり、対前年比 3%増の 640.1 万 oz となった。一方、二次生産に関しては、自動車触媒回収は対前年比 9%増、宝飾品回収は同 11% 増となり、全体の白金供給量は同 5%増の 796.8 万 oz となった。 2012 年の白金供給については、南アでの減産が二次生産量の増加によって相殺される形となる。需要 面では、日本における需要の回復が見込まれるものの、欧州自動車市場の落ち込みによって、自動車触 媒需要の伸びが制限されることが予想され、2012 年も供給余剰が継続する見通しである。 2012 年の白金価格に関しては、1,475~1,775 US$/oz の価格帯で取引されると予想した。 表 1.白金の需給(2010、2011 年)(単位:千 oz) 2010 年 2011 年 対前年比(%) 白金供給 7,613 7,968 5 白金需要 6,773 7,232 7 需給バランス 840 735 -12 (2012. 5. 4 ロンドン 北野由佳) 英:Thomson Reuters GFMS 社、パラジウムの需給動向を発表

英国の貴金属調査会社 Thomson Reuters GFMS 社は 2012 年 5 月 3 日、『PLATINUM & PALLADIUM SURVEY 2012』 を開催し、白金及びパラジウム市場の需給動向を調査した『白金・パラジウム統計 2012』を発表した。 パラジウムの 2011 年需給動向及び 2012 年の予測は以下のとおりである。 2011 年のパラジウムの需給バランス(在庫放出及び投資活動を含まない)は、31.3 万 oz の供給不足と なった。 需要に関しては、自動車触媒用のパラジウムの需要が対前年比 5%増の過去 11 年間で最大の 552.9 万 oz となった。要因はガソリン車における需要が増加したことと、ディーゼル車において白 金からの代替 利用が増加したことが挙げられる。一方、宝飾用パラジウムの需要は、中国の需要が大幅に減少したこ とから、対前年比 15%減となった。 供給面では、鉱山生産量が、カナダでの大幅な増産に加えて、南ア、ジンバブエ及び米国でも増産と なったことから、対前年比 3%増の 683.7 万 oz となった。二次生産に関しては、自動車触媒回収量は対 前年比 12%増、宝飾用パラジウムの回収量は同 22%増となり、パラジウムの全体の供給量は同 5%増の 850.4 万 oz となった。 2012 年には、供給量には大幅な変化は予想されないが、自動車触媒用のパラジウムの需要がさらに伸 びる見込みであることから、2012 年には供給不足の幅が広がる見通しである。2012 年のパラジウム価 格に関しては、575~775 US$/oz の価格帯での取引となると予想した。 表 1.パラジウムの需給(2010、2011 年)(単位:千 oz) 2010 年 2011 年 対前年比(%) パラジウム供給 8,082 8,504 5 パラジウム需要 8,669 8,817 2 需給バランス -587 -313 -47 (2012. 5. 4 ロンドン 北野由佳)

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カザフスタン:カザトムプロム、2012 年 Q1 は 4,500 t 以上のウラン採掘により純利益 40 億テンゲを見 込む 2011 年 4 月 6 日付け現地報道によると、国民福祉基金(Samruk Kazyna)のウミルザク・シュケエフ総 裁は、5 日の記者会見で「カザトムプロムは、2012 年 Q1 の収入を 510 億テンゲ(日本円換算 276 億円)、 純利益を 40 億テンゲ(同 22 億円)と見込んでいる。ウラン採掘の伸びは急速で質的にも高い。Q1 の採掘 量は 4,566 t となり、計画を 100 t 上回った」と述べた。 同総裁によると、2012 年 Q2 のウラン採掘はさらに増加し、5,000 t に達する見込みである。 カザフスタンの 2011 年のウラン採掘量は 1 万 9,000 t 以上(うち、カザトムプロムによる採掘量は 1 万 1,079 t)で、2012 年~2015 年に 2 万 5,000 t へと拡大予定である。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) カザフスタン:2012 年 Q1 の金生産は 13.5%増 2012 年 4 月 15 日付け現地報道によると、カザフスタンの 2012 年 Q1 の未加工・半加工の金生産高は 前年同期比 13.5%増の 9,021 kg であった。また、同期の未加工・半加工の銀生産高は前年同期比 1.8 倍の 220.245 t となった。 粗鋼生産は 20.6%減の 97 万 9,052 t、圧延製品 84 万 2,593 t(6%増)、亜鉛めっき圧延材 16 万 4,854 t(6.9%増)、錫めっき鋼板 3 万 8,701 t(33.1%減)、フェロアロイ 42 万 2,206 t(0.7%増)、未加工亜 鉛は 7 万 9,289 t(0.9%増)、未加工精銅は 8 万 2,935 t(1.3%増)であった。 統計によると、カザフスタンの 2012 年 Q1 の採掘量は、鉄鉱石が前年同期比 0.7%増の 1,219 万 100 t、銅鉱 石が 850 万 8,800 t(8%増)、銅亜鉛鉱石が 125 万 5,300 t(18.1%増)、鉛亜鉛鉱石が 199 万 3,100 t(10.4%増) であった。また、銅精鉱生産は 8 万 2,100 t(3.9%増)、亜鉛精鉱は 8 万 5,400 t(2.4%減)となった。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) カザフスタン:政府、鉱床調査に毎年約 600 億テンゲを投入予定 2012 年 4 月 19 日付け現地報道によると、カザフスタン産業新技術省のヌルラン・サウランバエフ次 官は、同国政府は地質調査に対する毎年の資金割当を 600 億テンゲ(日本円換算 325 億円)に拡大する予 定であり、地質調査の重点は大深度探査と非鉄金属発見のための新技術利用に置くとしている。 (2012. 5. 5 モスクワ 大木雅文) カザフスタン:Tau-Ken Samruk、資源量増加へ

2012 年 4 月 26 日付け現地報道によると、国民福祉基金 Samruk-Kazyna の子会社 Tau-Ken Samruk は、 同社が保有する鉱床の銅資源量が近いうちに 400 万 t に増加すると見込んでいる。同社専務取締役で主 任地質学者のアイベク・イジャノフ氏が伝えた。 同氏は、「Tau-Ken Samruk の鉱物資源基盤が形成する現在の資源ポテンシャルは、現有埋蔵量及び予 測資源量を合わせると銅 400 万 t 以上、金 50 t 以上、鉛約 150 万 t、銀 90 万 t 以上、タングステン 100 万 t 以上となる」としている。 (2012. 5. 8 モスクワ 大木雅文) ドイツ:資源確保に向け、企業連合が探鉱ファンドを設立 2012 年 1 月、独の大企業 12 社は資源確保に向けた企業連合を結成し、2012 年 4 月 25 日付けメディ ア報道によれば、同企業連合は探鉱プロジェクトへ出資するため 13 億 US$のファンドを設立する模様で

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ある。同企業連合の Director である Dierk Paskert 氏が語ったところによると、開発段階では市中銀 行からの資金調達が容易であるが、探鉱段階では資金調達が難しいため、ファンドの設立によって優良 なプロジェクトを探鉱段階から支援したいとしている。なお、出資するプロジェクトは非上場のプロジ ェクトを想定している。 ターゲット国としては、独政府が資源開発分野で協力をしているカザフスタンとモンゴルが有力であ るが、長期的にはカナダ、豪、南米にも展開する予定である。また同企業連合は現在、独の中規模の企 業に対しても参加を呼びかけているが、将来的には、独以外の企業にも門戸を開く予定である。 2012 年 1 月に設立された時点での加盟企業は以下の 12 社である。 化学業界:BASF、Bayer、Evonik、Wacker Chemie、Chemetall 自動車業界:Daimler、BMW 鉄鋼業界:ThyssenKrupp、Georgsmarienhutte Holding、Stahl-Holding-Saar 非鉄業界:Aurubis 電気電子業界:Bosch (2012. 5. 4 ロンドン 小嶋吉広) ポルトガル:国際ニッケル研究会(INSG)、2012 年のニッケル需給予測を発表 2012 年 4 月 23 日及び 24 日、リスボンにおいて国際ニッケル研究会春季会合が開催され、ニッケルの 需給動向について事務局より発表がなされた。2011 年のニッケル地金生産量は 2009 年から続く生産の 拡大傾向を引き継ぐ形で、対前年度比 10.5%増の 1,596.9 千 t となった。2012 年は中国の経済成長に 翳りが見え始め、消費量も頭打ちになるとの観測から、同 6.1%増の 1,693.9 千 t が予測されている。 ニッケル地金需要量については、2010 年は対前年比 19%と高成長を記録したものの、2011 年は欧州 での金融不安の影響により同 6.5%増の 1,572.5 千 t となった。2012 年は、中国での景気減速懸念によ りステンレス鋼生産がやや鈍るとの観測から、同 4.3%増の 1,640.0 千 t が予想されている。 2011 年の鉱石生産量は、インドネシアやフィリピンにおいて中国向けニッケル銑鉄用鉱石の 輸出が増 加したことを受け、対前年比 15.8%の 1,827.9 千 t となった。2012 年は、マダガスカルでの Ambatovy プロジェクトの出荷開始、ブラジルの Barro Alto プロジェクト、Onca Puma プロジェクトでの拡張が予 定されており、これらが予定どおりに進捗するという前提の下、鉱石生産量は同 7.9%増の 1,971.7 千 t になると予想されている。 各年のバランスで見ると 2010 年は 31.7 千 t の供給不足であったが、2011 年は 24.4 千 t、2012 年は 53.9 千 t のいずれも供給超過に転じる見込みである。なお上記予測は、今後の世界経済の動向如何によ っては修正もありうると INSG 事務局はコメントしている。 (2012. 5. 4 ロンドン 小嶋吉広) ポルトガル:国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)、2012 年の鉛・亜鉛需給予測を発表 2012 年 4 月 25 日、ポルトガルのリスボンにて国際鉛・亜鉛研究会(ILZSG)が開催され、各国代表、産 業団体、企業、コンサルタント等約 50 名が参加し、鉛・亜鉛に関するプレゼンテーション及び議論が 行われた。同研究会は 2012 年の需給予測を以下のとおり発表した: <鉛> 2012 年の鉛地金消費量は、対前年比 4.8%増の 1,078 万 t と予想した。中国では、2011 年には環境規 制の強化に伴い、鉛蓄電池の生産工場の多くが閉鎖されたが、2012 年には鉛蓄電池の生産が回復する見 込みであることから、中国の消費量を対前年比 7.3%増と予測した。またインド、日本、韓国、タイ、

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ベトナムといった他のアジア諸国でも消費量の増加が見込まれる。 一方、製錬での地金生産量は、欧州、北米、アジア各国での製錬能力増強により、2012 年は対前年比 4.4%増の 1,090 万 t となる見通しである。この結果、2012 年の需給バランスは、11.4 万 t の供給過剰 となると予測した。 なお、2012 年の鉱山生産量は、中国での増産が主因となり、対前年比 4.9%増の 488 万 t と予想した。 2012 年の中国の生産量は、世界生産量の 52%にあたる 254 万 t に達する見込みである。 <亜鉛> 2012 年の亜鉛地金消費量は、対前年比 4.4%増の 1,341 万 t と予想した。主な内訳は、中国が対前年 比 7%増、震災の復興需要がある日本が同 7.2%増、米国が同 5.1%増であり、欧州は 2011 年と同程度 となると見込まれる。一方、亜鉛地金生産量は、中国、ウズベキスタン、韓国、インド、での製錬能力 増強が主因となり、2012 年は対前年比 4.4%増の 1,366 万 t となると予想した。その結果、2012 年の需 給バランスは、24.9 万 t の供給過剰となる見通しである。 なお、2012 年の鉱山生産量は、豪州、中国、フィンランド、インド、カザフスタン、ペルー、ポルト ガル、ロシア、ウズベキスタン、ブルキナファソ等での増産により、対前年比 3.9%増の 1,345 万 t と なると予想した。 (2012. 4. 30 ロンドン 北野由佳) ポルトガル:国際銅研究会(ICSG)、2012 年及び 2013 年の銅需給予測を発表 2012 年 4 月 26~27 日、ポルトガル・リスボンにて国際銅研究会(ICSG)が開催され、世界経済の不透 明感が続く中、世界の銅の需給、最近のトピック等について各国代表、業界団体、コンサルタント等 50 余名が参加し、議論が行われた。 ICSG 統計委員会では、2012 年の銅地金生産量は対前年比 2.5%増の 2,014 万 9,000 t、銅地金需要は 同比 2.5%増の 2,038 万 6,000 t、需給バランスは 23 万 7,000 t の供給不足と一昨年、前年から引き続 き 3 年連続の供給不足と予想した。なお、鉱山生産は対前年比 5.1%増の 1,684 万 8,000 t と予測した。 また、2013 年の銅地金生産は対前年比 6.9%増の 2,154 万 9,000 t、銅地金需要は同比 3.9%増の 2,118 万 8,000 t、需給バランスは 36 万 1,000 t の供給過剰と 4 年ぶりに供給不足から供給過剰に転ずると予 想した。なお、鉱山生産は対前年比 7.6%増の 1,812 万 7,000 t と予想した。 この理由としては、需要面では、世界的な景気の減速、欧州の公的債務問題、中東等の情勢の不安定 化等から需要が大きくは伸びないと予想されること、これらを受けて中国等新興国の需要拡大が減速し ていることなどが挙げられた。供給面では、鉱石の低品位化、労働問題の顕在化、投資の低迷などの操 業面の制約はあるものの、銅価格が比較的高値で推移していること、チリ等の既存鉱山の生産回復、モ ンゴル新規鉱山の 2013 年生産開始などにより銅精鉱不足が改善されるとの見解を述べていた。 (2012. 5. 1 ロンドン 萩原崇弘) ザンビア:東方タンタル業有限公司、ザンビアへ進出 安泰科によれば、東方タンタル業有限公司は、2012 年 4 月、寧夏有色金属輸出入有限公司と共同で、 ザンビアにある中国経済貿易協力区に中色東方アフリカ有限公司を設立する予定と発表した。東方タン タルが 80%の権益を保有し、当初は非鉄金属取引及び鉱山技術サービスを行うが、銅・コバルト・タン タル・ニオブなどの資源開発を目指している。 東方タンタルは、1999 年に寧夏回族自治区に設立され、旧経済貿易委員会に属していた。 (2012. 5. 8 北京 土居正典)

参照

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