サポイン事業 概要
対象事業
中小ものづくり高度化法に基づく認定を受けた
「研究開発計画」を基本とする事業
対象者
認定を受けた中小企業(法認定事業者)と協力者を
含む共同体
事業期間
2年度又は3年度
補助金額
○初年度
4,500万円以下
うち、大学・公設試等の初年度合計額
1,500万円以下
○2年度目
初年度の補助金交付決定額の 2/3以下
○3年度目
初年度の補助金交付決定額の 1/2以下
※採択件数は、140件程度
補助率
大学、公設試等の補助対象経費 : 定額補助
それ以外の者の補助対象経費 : 2/3以内
公募期間
4月13日(月)~6月11日(木)
平成27年度サポイン事業 概要
注)本事業への応募に際しては、事前に「e‐Rad(府省共通研究開発管理システム)」
へ研究者等を登録する必要がある。登録には2週間程度を要する。
共同体のイメージ
○中小ものづくり高度化法の認定を受けたものづくり
中小企業・小規模事業者、その他ものづくり中小企
業・小規模事業者、大学、公設試験研究機関等、最
終製品を生産する川下製造業者等が共同体を構築
することで、単独では実施困難な研究開発を実施。
○事業管理機関が国との総合的な窓口となって、研究
開発計画の運営管理、共同体内の調整を行う。
○有識者等研究者、川下製造業者等がアドバイザーと
して、川下ニーズ、研究開発の実効性向上、市場適
合性向上に対して助言。
共同体
大学・公設試等
川下製造業者等
認定を受けた
中小企業者
中小企業・
小規模事業者
共同体の類型
【 モデルケース① 】
事業管理機関が
大学・公設試等の場合
【 モデルケース② 】
事業管理機関が
民間企業等(※)の場合
※大学・公設試等以外
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民間企業等
※金額は例示です。
代表申請型
国
補助金2/3 法認定事業者
協力者
大学・公設試
等
補助金(2/3、定額)
事業管理機関
(
補助事業者)
共同体
補助対象経費
6,000 万円
補助金交付額
4,500 万円
補助対象経費
2,250万円
補助金交付額
1,500万円
補助金2/3
補助対象経費
2,250万円
補助金交付額
1,500万円
補助金定額
補助対象経費
1,000万円
補助金交付額
1,000万円
補助対象経費
500万円
補助金交付額
500万円
大学・公設試
等
定額補助
1,500万円 以内
国
補助金2/3 法認定事業者
協力者
大学・公設試
等
補助金(2/3)
補助対象経費
6,750 万円
補助金交付額
4,500 万円
補助対象経費
2,250万円
補助金交付額
1,500万円
補助金2/3
補助対象経費
2,250 万円
補助金交付額
1,500 万円
補助金2/3
補助対象経費
1,500万円
補助金交付額
1,000万円
補助対象経費
750 万円
補助金交付額
500 万円
共同体
事業管理機関
(
補助事業者)
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※金額は例示です。
共同体の類型
連名申請型
【 モデルケース③ 】
事業管理機関が
民間企業等と
大学・公設試等 の場合
民間企業等
国
補助金(2/3)
共同体
補助金(定額)
共同研究契約
大学・公設試
等
補助金2/3 法認定事業者
協力者
大学・公設試
等
補助対象経費
2,250万円
補助金交付額
1,500万円
補助金2/3
補助対象経費
750万円
補助金交付額
500万円
補助金2/3
補助対象経費
750万円
補助金交付額
500万円
大学・公設試
等
補助金定額
補助対象経費
1,000万円
補助金交付額
1,000万円
補助対象経費
4,500 万円
補助金交付額
3,000 万円
補助対象経費
750万円
補助金交付額
500万円
補助対象経費
500万円
補助金交付額
500万円
共同体
補助対象経費
1,500 万円
補助金交付額
1,500 万円
1,500万円 以内定額補助
事業管理機関
(
補助事業者)
デザイン開発技術の事例(全国)
吉田テクノワークス(株)(東京都墨田区)
・BtoB向け製品で培ってきた強い技術を、BtoC向け商品に活用。
・売り方を知りつくしたデザイナーの ディレクションのもと、事業の柱に
なりえる自社ブランドの展開に成功。
<本事業のポイント>
デザイナーから伝授されるBtoCノウハウは真摯に受け止めつつ、デ
ザイン・販売先の最終意思決定は自社で行ったこと。
社会
一般消費者、
小売業
製品と社会との相互作用的な関わり
・消費者向け製品の開発により、専門店セレク
トショップのような新規チャネルを開拓できた
・消費者向け製品を社会に出すことで、企業の
知名度アップにもつながった
製品と人との相互作用的な関わり
・カラーバリエーションの豊富さにより、エンド
ユーザーにとっては、ビジネスシーンにおけ
る選択肢が広がった
・バイヤーにとっては、ショップのターゲット
層に合った製品が見つけられた
製品(名刺入れ)
リーフ(株)(福岡県北九州市)
・リハビリ現場のニーズに、球体駆動の技術を生かして、親しみやすい
外観、身体特性に基づく設計、直感的な操作性を実現。歩行能力が低
下した人に“自分で歩く”という体験を提供する製品の開発に成功。
<本事業のポイント>
リハビリ現場(患者や高齢者および理学療法士)の生声を、外観・身体
特性・操作性という観点から分析し、開発にフィードバック。
社会
患者や高齢者、
医療従事者
製品と社会との相互作用的な関わり
・全国で300万人弱と推測される、脳血管障害
による片麻痺の方、下肢の骨・関節疾患の方、
その他退院直後等で歩行訓練・バランス訓練
が必要な方等、歩行能力が低下した人々に、
“自分で歩く”という新たな体験を提供する
製品と人との相互作用的な関わり
・患者や高齢者が、歩行能力の回復/維持(安
定した歩行動作、歩幅の向上、歩行速度アップ)、
歩行時の姿勢改善といった効果を得られる
・理学療法士や介護者の身体的・精神的負担が
軽減する
・患者本人および家族・理学療法士が、リアル体
験できることでリハビリを楽しみ、モチベーション
向上につながる
製品(歩行リハビリ支援ツール)
製品自体の優位性
・親しみやすい外観
・身体特性に基づく設計
・直感的な操作性
・足圧の同時測定・練習結果の記録と
いったリハビリ効果を高める機能の充実
製品自体の優位性
・化粧品コンパクトで培った技術をもと
に、サイドプッシュ、スローオープンとい
う機能性
・携帯電話ケースで培ってきたダブルイ
ンモールド技術を駆使した審美性
9
「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」における指定分野
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/shishin.html
7.表面処理技術
バルク(単独組織の部素材)では持ち得ない高度な機能性を基材に付加するため
の機能性界面・被覆膜形成技術。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、ロボット、情報通信・エレクトロニクス、自動車等
輸送機械、産業機械、住宅・構造物・橋梁・道路・資材)
8.機械制御技術
力学的な動きを司る機構により動的特性を制御する動的機構技術。動力利用の
効率化や位置決め精度・速度の向上、振動・騒音の抑制等を達成するために利
用される。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、ロボット、半導体・液晶製造装置、工
作機械)
9.複合・新機能材料技術
部素材の生成等に際し、新たな原材料の開発、特性の異なる複数の原材料の組
合せ等により、強度、剛性、耐摩耗性、耐食性、計量等の物理特性や耐熱性、電
気特性、化学特性を向上する又は従来にない新しい機能を顕現する複合・新機
能材料技術。
(川下分野:医療・健康(福祉)、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、エレクトロニクス・情報家電、印
刷・情報記録)
10.材料製造プロセス技術
目的物である化学素材、金属・セラミックス素材、線維素材及びそれらの複合素
材の収量効率化や品質劣化回避による素材の品質向上、環境負荷・エネルギー
消費の低減等のために、反応条件の制御、不要物の分解・除去、断熱等による熱
効率の向上を達成する材料製造プロセス技術。
(川下分野:医療・健康(福祉)、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報家電・エレクトロニクス)
11.バイオ技術
微生物を含む多様な生物の持つ機能を解明・高度化することにより、医薬品、エ
ネルギー、食品、化学品等の製造、それらの評価・解析等の効率化及び高性能
化を実現するバイオ技術。
(川下分野:医療・健康(医薬品・診断薬産業)、環境・エネルギー、化学品製造産業、食品製造)
12.測定計測技術
適切な測定計測や信頼性の高い検査・評価等を実現するため、ニーズに応じた
データを取得する測定計測技術。
(川下分野:医療、環境・エネルギー、インフラ産業、自動車)
1.デザインに係る技術
製品の審美性、ユーザーが求める価値、使用によって得られる新たな経験の実
現・経験の質的な向上を追求することにより、製品自体の優位性のみならず、製
品と人、製品と社会に相互作用的な関わりも含めた価値創造に繋がる総合的な
設計技術。
(川下分野:全分野)
2.情報処理技術
IT(Information Technology)(情報技術)を活用することで製品や製造プロセスの
機能や制御を実現する情報処理技術。製造プロセスにおける生産性、品質やコス
ト等の競争力向上にも資する。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、ロボット、自動車、農業、コンテンツビジネス)
3.精密加工技術
金属等の材料に対して機械加工・塑性加工等を施すことで精密な形状を生成す
る精密加工技術。製品や製品を構成する部品を直接加工するほか、部品を所定
の形状に加工するための精密な工具や金型を製造する際にも利用される。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報通信機器、ロボット、産業機械・
農業機械)
4.製造環境技術
製造・流通等の現場の環境(温度、湿度、圧力、清浄度等)を制御・調整するもの
づくり環境調整技術。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、食品、情報家電、自動車)
5.接合・実装技術
相変化、化学変化、塑性・弾性変形等により多様な素材・部品を接合・実装する
ことで、力学特性、電気特性、工学特性、熱伝達特性、耐環境特性等の機能を
顕現する接合・実装技術。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車等輸送機械、住宅・建築物・構造物、
情報通信機器、ロボット・産業機械)
6.立体造形技術
デザインの自由度が高い等、任意の立体形状を造形する立体造形技術。(ただ
し、(二)精密加工技術に含まれるものを除く。)
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報家電、工作機械・ロボット、電
池、光学機器)
「中⼩ものづくり⾼度化法」12分野