• 検索結果がありません。

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "教 育 研 究 員 研 究 報 告 書"

Copied!
29
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

小 学 校

成13年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

(2)

平 成13年 度

簿

第1分 科会

地 区名 学校名

世 田谷 ○ 坂 中野神明 口武 関 町 北

武 蔵野

東 落 合

第3分 科会

地 区名 学校 名 口川 ◎長 眞理子 世取 山 江戸川

第2分 科会

地区名 学校 名

東 調 布 一 寿

○高

7

◎全体 世話人

地 区名 学校名

ロ若 拝島第 三 鶴川第 二 国立八 小 西東京 上 向 台 五十嵐

○分科会世話 人 口分科会副世話 人

担 当 東京都教職員研修セ ンター指導主事 伸一郎

(3)

研究主題 未来を拓 く道徳授業の創造

研 究 主 題 に つ い て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …1

研 究 の 概 要 ・9・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …2

1体 験 を も と に 自 分 自 身 を 振 り 返 り 、 よ り よ く 生 き よ う と す る 心 を 育 て る 指 導 の 工 夫

・ ・ 。 。 ・ ・3 1分 科 会 主 題 設 定 の 理 由

2実 態 調 査 ・考 察 3研 究 の 構 想

4研 究 主 題 に せ ま る 指 導 の 工 夫 5実 践 事 例

ll日 常 活 動 の 中 で の 体 験 を 生 か し て 、 互 い を 認 め 合 え る 心 を 育 て る 指 導 の 工 夫

・ ・ 。 ・ 。 ・ 。 ・10 1分 科 会 主 題 設 定 の 理 由

2実 態 調 査 ・分 析

3研 究 構 想 図 ・指 導 の 工 夫 4実 践 事 例 ・考 察

lll集団 や 社 会 に 進 ん で か か わ ろ う と す る 心 を 育 て る 指 導 の 工 夫 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …17

1分 科 会 主 題 設 定 の 理 由 2実 態 調 査

3研 究 構 想 図 ・指 導 の 工 夫 4実 践 事 例 ・考 察

研 究 の 成 果 と 今 後 の 課 題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …24

(4)

研 究主題設定 の理 由

未来 を拓く道徳授 業の創造

◇ 研 究 主 題 に つ いて

21世 紀 が 始 ま っ た 。 子 ど もた ち に は 、 未 来 に 夢 や 希 望 を も ち 、 主 体 的 に 様 々 な 課 題 に立 ち 向 か い 、 解 決 す る こ と に よ っ て よ り よ い 社 会 を 築 く 人 間 に 成 長 し 、 こ の 新 世 紀 を 担 っ て ほ し い と私 た ち は 願 っ て い る 。 し か し 、 子 ど も た ち を 取 り ま く環 境 に は 、 今 日な お 克 服 す べ き 課 題 が 多 い 。

戦 後 我 が 国 は 、 物 の 豊 か さ を 追 求 しす ぎ 心 の 豊 か さ が な お ざ り に さ れ て き た 。 急 速 な 都 市 化 に 伴 う核 家 族 化 ・少 子 化 に 加 え 、 大 人 の 価 値 観 の 多 様 化 が 拍 車 を か け 、 子 ど もた ち に は 様 々 な 体 験 が 不 足 し 、 人 と の か か わ り も 確 実 に 少 な くな っ て い る 。 そ の た め 、 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 が 低 下 し 自 己 中 心 的 で 他 者 へ の 思 い や り を 欠 い た 、 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く こ と の で き な い 子 ど も が 増 え て い る 。 こ こ数 年 、 少 年 に よ る 痛 ま し い 事 件 が 次 々 と報 道 さ れ る た び に 、 事 態 の 深 刻 さ を 感 じ ず に は い ら れ な い 。

こ の よ う な 現 状 をふ ま え 、 学 校 教 育 に 携 わ る 私 た ち が 取 り組 む べ き こ と は 、 心 の 教 育 の 充 実 で は な い だ ろ う か 。 そ し て 今 回 私 た ち は 、 道 徳 の 時 間 を 中 心 と し て こ の こ と を研 究 す る 機 会 に 恵 ま れ た 。

研 究 主 題 に 掲 げ た 「未 来 を 拓 く」 に は 、 子 ど も た ち 一 人 一 人 が 未 来 に 夢 や 希 望 を も ち 、 常 に 前 向 き な 姿 勢 で 自 主 的 に 考 え 判 断 し実 行 す る こ と に よ り、 自 ら の 人 生 や 新 し い 社 会 を 切 り拓 い て い く と と も に 、 そ の こ と を 次 の 世 代 へ 受 け 継 い で ほ し い と い う 願 い が 込 め られ て い る 。

そ の 実 現 に 向 か っ て 私 た ち は 、 子 ど も た ち が 主 体 的 に 活 動 で き る 様 々 な 体 験 や 人 と の か か わ り合 い を 通 し て 、 他 者 理 解 を 深 め 、 さ ら に は 自己 を 見 つ め な が ら、 道 徳 的 価 値 の 自覚 を 深 め る 手 立 て を 考 え た 。 こ れ ら は 学 校 教 育 全 体 で 行 わ れ る べ き こ とで あ る が 、 そ の 核 とな る 「道 徳 の 時 間 」 を も と に し て 培 わ れ た 道 徳 的 価 値 を 自 分 の も の と し て 発 展 さ せ て い く 必 要 が あ る 。

ま た 、 子 ど も た ち だ け が 自 己 を見 つ め 直 す の で は な く、 私 た ち 教 師 も 自 ら子 ど も た ち と 共 に 考 え 、 悩 み 、 学 ん で い く 姿 勢 で 授 業 に 臨 む こ と に よ り 、 「道 徳 授 業 の 創 造 」 は 成 さ れ る も の と 確 信 し て い る 。

以 上 の 理 由 か ら 、 本 研 究 主 題 未 来 を 拓 く道 徳 授 業 の 創 造 」 を 設 定 し た 。 さ ら に 、 以 下 の よ う に 各 分 科 会 の 主 題 を設 定 し 、 研 究 主 題 に 迫 る こ と と した 。

第1分 科会

第2分 科会

第3分 科会

体 験 をもとに 自分 自身を振 り返 り、よりよく生きようとする心 を育 てる指導 の工夫

日常活動 の中での体験 を生か して、互 いを認め合える心を育てる指 導の 工 夫

集 団や社会 に進 んでかかわろうとする心を育てる指 導 の工夫

(5)

◇研究の概要

研究主題 未来を拓く道 徳授業の創造

第1分 科会 第2分 科会 第3分 科会

自 らの 存 在 や 生 き方 を見 つ め

自分 自身 を大 切 に し、前 向 き にた くま し く生 きよ う とす る子 ど も

互 い の よ さや 違 い を 認 め 合 お うとす る子 ど も

集 団 や 社 会 に 対 して 愛 情 や 愛 着 を もち 、自 ら進 ん でか か わ ろ う とす る子 ど も

体 験 を も と に 自分 自身 を 振 り 返 り,よ りよ く生 き よ う とす る心 を 育て る指 導 の 工 夫

日常 活 動 の 中 で の 体 験 を 生 か して 、互 い を認 め 合 え る心 を育 て る指 導 の 工 夫

集 団や 社 会 に 進 ん で か か わ ろ うとす る心 を育 て る 指導 の工 夫

lI 1

① 意 図的 、計 画 的 な共 通 体験 を生 か し、振 り返 りの 場 を工 夫す る こ とに よ り、児 童 は 道徳 的 価値 を深 め る こ とが で き る。

② 自分 自 身 の こ と と し て と らえ られ る心 に 響 く指 導 の工 夫 をす れ ば、自 らの 存 在や 生 き方 を見 つ め て い くこ とが で き る。

日 常 の活 動 を授 業 に生 か す こ とで 、主体 的 に 自己 を振 り返 るよ うにな り、互 い の よ さや違 い を認 め合 う心 を育 て る ことが で き る。

集 団 や 社 会 に対 して 愛 情 や 愛 着 を もち、自分 がそ こ に どうかか わ って い る か を見 つ め 直 す よ う な 道徳 の 時 間 の工 夫 をすれ ば よ りよ い集 団 づ く りや 社 会 づ く り に積 極 的 に か か わ ろ う とす る心 情 を培 う こ とが で き る。

II 1

◎ 体 験 を生 か す 指 導 の工 夫

・家 庭 や 地 域 の 力 を 生か す 工 夫

多 様 な価 値 観 を 認 め振 り返 りの 場 を重 視 す る

・心 に響 く発 問 の工 夫

◎ 日常 の様 々 な 活 動 の 中 で の 体 験 を生か す 指 導 の工 夫

・自己 の振 り返 りを促す た め の発 問 の工 夫

・日常 活 動 の 中で の体 験 を想 起 さ せ る工 夫

・自作 写 真 、資料の開発

・体 験 活 動 を生 か す 工 夫

・家庭 ・地 域 と連携 した 展開 の 工

・ゲス トテ ィー チ ャー の活 用

価 値 の 自覚 を 深 め る発 問の 工夫

1

i

総 合 的 な 評 価(指 導 計 画 ・指 導 方 法 ・児 童 の 変 容)

2

(6)

1 ・.鞭 題設麟

(第1分 科 会)

現代 の教育 的課題

糠蔽 轡 叫

豊かな体験活動を保障

よ りよ く ,

生 き よ う とす る 力 の 低 下

体験活動を通 して 豊かな人間性や 社会性を育成

教 師 の 願 い

心 の内面 に響 く体験 を保障 したい。

日常的体験

く⇒ 鶉}体

体 験 を 振 り返 り な が ら 、 自分 を 振 り返 り 、 見 つ め さ せ 、 内 面 に 実 感 さ せ た い 。(道 徳 の 時 間)

振 り返 り の 力 を 付 け て い き な が ら 、 自分 自 身 を見 つ め る 力 を 付 け た い 。

児童 の実態

・ 合雰見欝 わり〉

など

体 験 を 通 し て 多 く を 学 ん で い る 。

「ど う あ そ び 」 「虫 と り」 な ど 素 朴 な 体 験 を 避 け る 傾 向 に あ る 。

ノ 、

飾奮

* 意 図 的 計 画 的 な 共 通 体 験 をす る と 、 様 々 な 環 境 に あ る 児 童 が 多 様 な 受 け 止 め 方 を す る は ず で あ る 。そ の 体 験 に お け る 児 童 個 々 の 受 け 止 め 方 を 見 取 る こ とが 大 切 で あ る 。そ の 共 通 体 験 に お け る 児 童 の 受 け 止 め 方 を 道 徳 の 時 間 に 生 か す こ と に よ っ て 、一 人 一 人 が ね ら い とす る価 値 を 自覚 し 、よ り 自 分 自 身 を 振 り返 る き っ か け と な る と 考 え た 。

第1分 科会主題

体 験 をもとに 自分 自 身を振 り返 り、よりよく生 きようとす る心 を育 てる指 導 の 工 夫

(7)

2

調 査 の 目 的

1.様 々な体 験 に対 して 、子 どもの もつ 関 心 の 傾 向 を明 らか にする。

2.親 の願 いに応 じた授 業 づ くりをす る。

3.親 の願 いと教 師 の 思 い との 重 な り具 合 や 開 きを 知 る。

つてみ潔した 、

,

調 査 対 象:

児 童 ・保 護 者 ・教 員

子 どもにどんな道 徳 性 を身 に付 けてほ しいです か 。 下 に挙 げた 中か ら身 に付 けて ほ しい順 に3つ まで選 ん で できれ ば 理 由もお教 えくだ さい 。

(1)基 本 的 生 活 習 慣(2)善 悪 の 判 断(3)自 主性(4)協 (5)自 律 心(6)社 会 の 一 員 としての 自覚(7)勇

(8)思 いや り(9)生 命 尊 重(10)愛 国心(11)節 度 節 制

β彦

19QU

思いや り 善悪の判断 基本的生活習慣

か ら 勇 気 、 協 力 な どの 気 持 ちに 目 覚 め る と思

つ 。

総 合 的 に身 に付 け て ほ しい 。そうでな い と人 間 的 にバ ラ ン ス が とれ な い と 思 う。

すべ ての基 本 。 人 との か か わ り の 最 低 の 基 準 。 (善 悪 の 判 断)

の麹饗

保護者のみなさんは、

学校 の道徳教育に どんなことを望んで いるのだろう?

'甑D

*授 業 と実 践 を結 び 付 けたい が 、難 しい 。

*道 徳 の 時 間 は 自分 自身 をじっくり見 つめ て 考 える時 間 に した い。

*友 達 同 士 の か か わ りや 感 動 体 験 、動 植 物 の世 話 を授 業 に生 か した い。

4

(8)

次 にあ げた活 動 中で 、一 番 や ってみ たいもの と一番 や りたくない もの を選 ん で、

その 理 由を教 えてください 。

O山 登りOど ろんこ遊びO持 久走O虫 とりO小 さい子の世 話 O動 植物 の世 話O当 番の仕事(給 食やそうじ)Oグ ループ活動

○ あとかたづけOご みひろい

や っ τみ た̀Dβ ε573 /

く \

/

1位 山登 り1位 山登 り1位 山登り

2位 動植物の世話2位 小さい子の世話2位 小さい子の世話

3位 小さい子の世話3位 虫とり3位 動植 物の世 話

幹学傘 瓢学傘

1位 どろん こ遊 び 2位 虫 とり 3位 ごみ ひ ろい

【.「

や 動たぐなρβε573

1位 どろん こ遊 び 2位 持 久 走 ・虫 とり

3位 山 登 り

1位 どろん こ遊 び 2位 虫 とり 3位 ごみ ひ ろい

喰童 の気持も

山登 りや 小 さい 子 の 世 話 を や った ことが な い か らや って み た い1

児童 は どんな体 験 をし ているのだろう?

どん な気 持 ちで取 り組 んでいるのだろうか?

授業にも取 り上 げられる のでは?

どろん こ遊 び は 、汚れ るし叱 られ るか ら嫌 だ1

簿

編 醸

山登 りは気 持 ちい い。

小さい子 が 大 好 き!

ごみ は 捨 てた 人 が 拾 えば い いじゃない!

調 査 の 考 察

体 験 のフィー リング の快 、不 快 によって行 動 を選 択す ると いう情 緒 の未 発 達 が考 えられ る。

日常 の 体 験 の 中 に 多 少 の 困 難(め ん どくさい 、は ず か し い 、汚 い 等)を 感 じることが あ っても、ある が ままの 自分 を 見 つ め 、それ を克 服 しようとした り、よりよい 自分 を創 造 した りしていこうとする動 機 付 けとなるような道 徳 の 時 間 の 指 導 を工 夫 する必 要 が ある。

(9)

9

(毒)○ 業 雑il理話

¥

昌拳

○(傘

勘 ¢網

}.?・去 曾M9$皐 耳i

>つ 畢 〉⊇仁1皐 回1廻 ∩コ匝¥畢 皆 目彰 目

(nc百 孝阜皐5

"葦 葦(ρ臼目

観軸 耐 目

¥工 ¢ 厳 昌孝〜2ユ皇 畢くレ曾享?⊆ 甲皐事 〉甲thp'r1蟄r1響 畢皆 串仔 目=1?9・ 畢騎 判 壁王等椎彰 し影

、1圃(ρ坐目聯 罷i話(o翼 噺

e

(10)

4研 究 主 題 に せ ま る 指 導 の 工 夫

1体験 を 生 か す1

体 験 を生 か す 学 習 過 程

共 通 体 験 を 生 か した 道 徳 の 時 間 に す る た め に 、 ま た 道 徳 の 時 間 に 学 習 した こ と を 生 か す 体 験 の 場 を保 障 す る た め に 、道 徳 の 時 間 を 要 と した 一 連 の 学 習 過 程 を 考 え て い く。

(工 夫 の 例)

・ 特 別 活 動 、生 活 指 導、 日常 活動 等 を 関連 させ た総 合 単元 的 な道徳 学 習

・ 総 合 的 な 学 習 の 時 間 と の 関 連

・ 教 科 、 学校行 事 にお け る体 験活 動 の活 用

② 体 験 の 記 録

子 ど も た ち の 体 験 を よ り有 効 に 生 か して い く た め に は 、 子 ど も た ち が 体 験 か ら何 を 学 び 何 を 感 じ取 っ て い る の か を把 握 す る 必 要 が あ る 。 ま た 子 ど も た ち に 体 験 記 録 を 蓄 積 さ せ て お く こ と も大 切 で あ る。 子 ど も に とっ て道 徳 の 時 間 の 振 り返 りに お け る大 き な ヒ ン

トと な る で あ ろ う。 第 一 分 科 会 で は次 の よ うな 方 法 を用 い た 。 旗 童 … 記 録 カ ー ドに 体 験 の 感 想 を記 録 す る 。

教 師 … 観 察 法 、 聞 き 取 り法 、 記 録 カ ー ドか ら子 ど も た ち の 実 態 を っ か む 。 上 記 の 方 法 で 把 握 した こ とは 授 業 展 開 、 資 料 選 定 、 指 名 を 考 え る 上 で の 資 料 とす る。

③体験 を生か した授業展 開

段 階 とそ の ね らい 体験 を生かす 工夫

導入 ね らい とす る価値や 資料への 方 向付けを図 る段階

事 前 に 体 験 した こ と と の 関 連 付 け を 工 夫 す る。

実 態 調 査 写 真 ・絵 ・実 物 ビ デ オ ・体 験 記 鋳 展 開

前段

ね らい とす る価値 を気付かせ る段階

登 場 人 物 に 同 化 させ 、 そ の 考 え や 心 情 を 自分 の こ と と して 見 つ め させ る

話 し合 い の 工 夫 役 割 演 技 ・動 作 イヒ 発 問 の 工 夫

沈 黙 の 時 間 ワ ー ク シ ー ト

自分 へ の メ ッセ ー

意 図 的 指 名 体 験 記 録 展開

中段

ね らいとす る価値 を把握 させ る段 階

登 場 人 物 と 自分 の 心 情 を重 ね 合 わ せ る。

展開 後段

資 料 か ら離 れ 、 自分 の 生 活 を 振 り返 らせ 、価 値 の 内 面 化 を 図 る段 階

今 ま で の 自分 は ど うで あ っ た か 、 自 分 を 見 つ め させ る。

終末 ね ら い とす る価 値 に つ い て 整 理 し、 ま と め る段 階

効 果 的 な ま と め を し 、 実 践 へ の 意 欲 付 け を す る。

説 話 ・格 言 ・歌 ゲ ス トテ ィ ー チ ヤ

*資 料 や 体 験 の 内 容 や 価 値 に よ り、 体 験 の 生 か し方 、授 業 展 開 は 異 な る 。

(11)

振 り返 り に つ い て

よ り よ く 生 き る 子 どもは・鞭 が意 図的 に設定 した体験 に出会 った

時 、 多 く の こ と に 気 付 く 。 教 師 は 、 子 ど も の 気 付 き を 肯 定 的 な 振 り返 り 瞬 時 に 受 け止 め 、 自 己 肯 定 感 を も た せ る よ う な 言 葉 か

け を し た り、 振 り返 りの 視 点 を さ り げ な く与 え た り し

支 援 発 問 ・指導

、 支 援 を し て い く 。

表現 力 展開の工夫

道 徳 の 時 間 の 中 で は

、 展 開 中 段 に お い て 、 子 ど も は 体 験 し た 時 の 心 情 を 振 り返 り、 後 段 にお い て 自己 の 生 き 方 や 考 え 方 を 振 り返 る 。 こ の 二 つ の 振 り返 りが あ る か ら こそ 、 道 徳 的 価 値 の 自 覚 を 深 め る こ と が で き る と 考 え る 。

さらに、子 どもたちは、振 り返ることにょって体験 《道 徳 の 時 間 》 した こ との 意 義 を見 出 し、 振 り返 っ て 良 か っ た と思 え

駕 灘 罐癒 、犠 濃 鎧 纏 欝(一支援、 〉 一一「

よ う に な る と 考 え る 。

振 り返 りを 大 切 に し た 活 動 学 習 を積 み 重 ね る こ と 情緒 的な十分なか かわ り に よ っ て 、 子 ど もた ち は 今 後,困 難 な こ と に 遭 遇 した

時 に も 、 自 ら心 の 課 題 を 乗 り越 え て、克 服 して い こ う 体 験

とす る 『生 き る 力 』 を 身 に 付 け て い く と考 え た 。 家庭 や地域 のカ を生か す

「生 まれた 縛の こ と」

保護 者 をゲ ス トテ ィー チ 亨一 として 「点字 メニ 昌一 に跳 鞍'

夏 いす 俸験 ・ア イマ ス ク体験 σ醸孚 体験 ・5牢 誓〜との交 流

◎ 家庭 のぬ くもりを 基盤 とした支 え合い

◎ 豊 か な体験 の充実

(高齢 者 や 小 さ な子 との触 れ 合 い ・自然 体験 ・ボ ランテ ィア)

幼 稚圃 への お祭 り訪問

あい さっ な ど

基本 的 な 全 活 習 ま 蟹

育む しっ け

礼 礒i・感 謝 ・

思いや りな どの 本的 な道徳教 育

rお母 きんの 翻求 さJ 像 護 考の参 加

様 々 な 人 々 ・集 団 ・文 化 と し か か わ りの 中 か ら

人 格 形 成 す る

鮎ム性 ・協調住 ・モラルな ど道穏 的価 僅 を身 に付 げ る燐

◎ 未 采を拓 く 道徳教育 の推 進

◎ 学校 ・地域 ・家庭の役割 を明 確に した連携

◎ 道徳 教育の意 義につい ての 啓発

◎ 地域 の 人 々 の 専 門性 ・教 育 力の活用

「お俸 よ ワ との 交 魂1 千 躍歌 心 回 を訪 ね て

望 ま し い 子 育 て を 考 え る場 ・機 会 の 提供

「鴎 だ ま りが し、つ ば い 弓 ケ浜 」

移 動 教 室 で の 体 験

「草 取 り 体験 」 GT用 務 主;'Fさん

「中国 斎 の入 れ 功 rタト国 で 主薩 して】

「オ イ ス カ の 人 た も と

#̀こ 」

「アメ リカ ス ク句 ル の 互 運 との 交流 」 外国 の 方 を絹 い てO

ズ化 交減

1商店街 でのM4偽k」

商店 街 の人 々との 交 。

一8.

(12)

5.実 践 事 例(第6学 年)

1.主 題 名 資 料 名 2.ね ら い 3.展

「み ん な の た め に 」 高 学 年4‑(4)勤

「ぼ くの 草 取 り体 験 」(文 部 科 学 省 道 徳 教 育 推 進 指 導 資 料4)

勤 労 の 意 義 を 理 解 し、 集 団 の た め に 進 ん で 働 こ う とす る 心 情 を 育 て る 。

学 習 活 動 発 問 と 児 童 の 反 応 指 導 の 留 意 点

導入 1.事 前 に 行 っ た 草 ○ 草 取 り作 業 を した 時 、 どん な 気 持 ち ・草 取 り作 業 時 の 写 真 提 示 。 取 り作 業 の 想 起 。 を も ち ま し た か 。 ・体 験 記 録 ノ ー トの 活 用

・大 変 だ っ た け ど 頑 張 っ た ・発 表 され た 意 見 を 板 書 。 展 開 2.資 草 取 り 体 ○ 公 園 の 草 取 りに 行 く こ とに な っ た 時 ・資 料 中 の とお る と 自分 を 重 前段 験 」 を 読 み 、 と とお る は ど ん な こ とを 考 え て い た で ね な が ら、 考 え て 読 む よ う

お る の 気 持 ち に し よ う 。 に 声 を か け る 。

つ い て 話 し合 う。 ・恥 ず か しい か ら行 き た く な い 。

○ とお る は どん な こ と を 考 え て さ っ き

よ り も て い ね い に 草 取 りを した で し ・発 表 され た 意 見 を板 書 。

つ 。

・み ん な の た め に や ろ う

○ 次 の 日、 公 園 の横 を 通 りか か っ た と ・自分 の 気 持 ち と とお るの 気 お る は 、 どん な気 持 ち に な っ た で し 持 ち を一 目 で 対 比 で き る よ

,

つ 。 うに板 書 す る 。

・草 取 り'をや っ て よ か っ た

展 開 3.自 分 と と お る の ○ 自分 と とお る の気 持 ち を 比 べ て み よ ・資 料 中 の とお る の作 業 前 、

中段 気 持 ち を 重 ね る。 う 。 作 業 中、 作 業 後 の 心 情 の 変

・終 わ っ た 後 の気 持 ち が 似 て い る。 化 を把 握 させ る。

・最 初 の 気 持 ち だ け 同 じ だ。 ・体 験 記 録 ノ ー トの 活 用

展 開 4.今 ま で の 自 分 を ○ 今 ま で の 自分 を振 り返 り、 自分 へ の ・沈 黙 の 時 間 。

後段 振 り 返 る 。 メ ッ セ ー ジ を 書 こ う。 ・ 自 分 ヘ メ ッ セ ー ジ を 書 く

・あ な た は 当 番 活 動 を か な り適 当 に (ワ ー ク シ ー ト)

や っ て い る よ。 も っ とみ ん な の た ・意 図 的 指 名 め に 丁 寧 にや ろ う よ。

終末 5.本 時 の ま と め ゲ ス トテ ィ ー チ ャー の 話(本 校 主 事) ・実 践 に 向 け意 欲 が 高 ま る話 4.考

・意 図 的 共 通 体 験 を した こ とで 、児童 は 自分 と登 場 人物 を等 身 大 に重 ね合 わせや す か った。

・展 開 中 段 を設 け た こ と で 、児 童 は 自分 自身 を振 り返 りやす くな った。

・自分 へ の メ ッセ ー ジ とい う形 は 、児 童 が 自分 を客観 的に捉 え るこ とが少 し難 しか った。

(13)

日常 活 動 の 中 で の 体 験 を 生 か し て 、 互 い を 認 め 合 え る 心 を 育 て る 指 導 の 工 夫

(第2分 科 会) 1分 科 会 主 題 設 定 の 理 由

最 近 の 子 ど も た ち に か か わ る 実 態 と し て 遊 ぶ 場 所 や 時 間 の 減 少 、 一 人 遊 び の 増 大 、 無 気 力 ・ 無 関 心 が あ る 。 こ う い っ た こ と が 人 と 人 と の 触 れ 合 い や 交 流 の 場 や 機 会 を 減 少 さ せ て い る 。 本 来 は そ う した 人 と 人 と の 触 れ 合 い の 中 で こそ 身 に 付 け ら れ る 望 ま し い 自己 の 確 立 や 人 間 関 係 を 築 く 能 力 や 態 度 が 育 ち に く い 環 境 とな っ て い る 。 児 童 の 自己 中 心 的 な 態 度 、 他 者 へ の 無 関 心 ・ 無 責 任 な 態 度 、耐 性 の 乏 し さ 等 が 今 日指 摘 さ れ て い る こ と は 、そ れ らの こ と と 無 関 係 で は な い 。

学 級 にお い て も 、 自 分 の こ と に 精 一 杯 で 人 と か か わ ろ う と し な い 子 、 人 と か か わ ろ う と 思 っ て は い て も ど う し た ら い い か わ か らな い 子 、 自 分 と ち が う考 え の 子 を受 け 入 れ ら れ な い 子 に し ば し ば 出 会 う。 本 分 科 会 の ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果 で も 、 自 分 が 周 囲 に 認 め られ て い る と い う 実 感 が 薄 い と い う 実 態 が う か が え る 。 そ の た め 、 自 分 の 思 い や 考 え を も っ て い て も 、 考 え の 違 う 子 に 自分 の 意 見 が 言 え ず 、 周 囲 の 人 に 対 し て 自 信 を も っ て 接 す る こ と が で き て い な い 様 子 が 見

られ る 。

人 は 他 の 人 と の か か わ り 合 い の 中 で 生 き て い る 。 そ の か か わ り合 い が 自分 に と っ て も 、 他 の 人 に と っ て も よ りよ い も の に な る た め に は 、 自 分 の 言 動 に 自 信 や 責 任 を も つ と と も に 、 相 手 の 立 場 に 立 っ て 相 手 の 感 じ て い る こ とや 考 え て い る こ と を 知 り 、 共 感 し、 尊 重 して い く 態 度 が 大 切 で あ る 。 こ の こ と は 温 か い 人 間 関 係 を 築 き 、 共 に 生 き て い く た め に は 不 可 欠 の こ と で あ り 、 自 他 の 成 長 ば か りで は な く 学 級 集 団 と し て の 成 長 に も つ な が る 。

相 手 の 立 場 に 立 っ て 考 え た り 、 自 分 の 責 任 を 自 覚 し た りす る た め に は 、 自 分 の 行 動 に つ い て 振 り 返 らせ 、 そ の 行 動 を 価 値 付 け す る こ とが 必 要 で あ る 。 子 ど も た ち は 日 々 た く さ ん の 活 動 を し 、 そ の 中 で 様 々 な 体 験 を し て い る 。 本 分 科 会 で は 、 こ れ ら の 活 動 の 中 に 自 分 自 身 を 振 り返 る 機 会 を 見 い 出 し 、 道 徳 の 時 間 に 生 か して い こ う と 考 え た 。

一 つ 一 つ の 活 動 に は 道 徳 的 価 値 が た く さ ん 含 ま れ て い る 。 しか し、 子 どもた ち はそ の こ とを 認 識 し な が ら活 動 し て い る わ け で は な い 。 ま た 教 師 の 受 け 止 め 方 や 見 取 り方 も 様 々 で あ り 、 子 ど も の 感 じて い る と こ ろ と は す れ 違 う こ と も しば し ば で あ る 。 つ ま り、 日 々 の 活 動 は 教 師 に と っ て も児 童 に と っ て も未 整 理 な 状 態 だ と い え る 。 そ こ で 、 そ れ らの 活 動 を 整 理 し 、 道 徳 の 授 業 に 生 か して い く こ と が 、 児 童 自 身 に 振 り返 り を起 こす き っ か け に な る だ ろ う 。 児 童 は 、 授 業 の 中 で 日常 の 活 動 を振 り返 る こ と に よ っ て 、 道 徳 授 業 で 学 ん だ こ と を 自分 の こ と と し て 認 識 で き る よ う に な る 。 こ れ を 積 み 重 ね て い く こ とで 、 児 童 は 自分 の 行 動 に価 値 付 け が で き る よ う に な る 。 自分 の 行 動 に価 値 付 け が で き れ ば 自分 を肯 定 的 に 理 解 し、 他 人 の 行 動 に 対 して も 理 解 で き る よ う に な る と考 え た 。

つ ま り、 授 業 の 中 に 日常 の 活 動 を 生 か す こ と が 、 自己 の 振 り返 りを 促 し、 自己 理 解 ・他 者 理 解 に つ な が り、 そ して 、 互 い を 認 め 合 え る 心 を 育 て る と考 え た 。

以 上 の こ と を 踏 ま え 、 分 科 会 の 主 題 を 「日常 活 動 の 中 で の 体 験 を 生 か して 、 互 い を 認 め 合 え る 心 を 育 て る 指 導 の 工 夫 」 と 設 定 し た 。

な お 、 本 分 科 会 で は 、 特 に 、 児 童 の 日常 の 活 動 を 見 取 り生 か す こ とで 自 己 の 振 り返 り を 促 す と い う こ と に 重 点 を 置 く こ と に し た 。

一10一

(14)

2実 態 調 査 ・分 析 (1)調 査 方 法

都 内10校 の1〜6学 年 児 童 は 、 全 学 年 共 通 と した。

(2)結 果 と考 察

合計1010名 に選択肢法による質問紙調査を行った。・内容

12345

ぜ んぜ ん 思わ ない ← → とて もそ う思 う クラス の 人 に 臼分 の ことをよくわ か って

もらっていると思 います か 。 ぜんぜ ん思わない

あまり思わない どちらともいえない わ りとそう思う とてもそう悪う

ロ低学年 屋申学年 ロ高学年

自分のなおしたいところはどんなと二うか わか りますか 。

ぜんぜんわからない あ塞りわからない どちらともいえ琢い だいたいわかる よくわかる

o低 学 年

■中学 年 0高 学 年

自分にいいところがあると思 いますか、

ゼんぜん忌わない あまり思わない どちらともいえない わ9とそう忍う kも そうSう

ロ低学年

■中学年 ロ 高掌年

クラスの 人に好かれ ていると思いますか。

ぜんぜん悪わない あまり息わない どちらともいえない わりとそう思う とてもそう思う

ロ 低学 年

■中学 年 ロ高学 年

自分 の 短所 は 自覚 して い るが 、長 所 に気 付 け ず に い る子 が 多 い 。 この 傾 向 は 、 高 学 年 に な る に した が って 強 くな る。 さ らに 、 周 囲 か ら認 め て も らって い る とい う実感 が 薄 く 、 そ の た め 、 好 か れ て い る と 自信 を もっ て い る子 は少 な い。

ぜんぜん曾えない あ玄り貫えない どちらともいえない わりと貫える いつでも君える

自分 とちがう考 えの 友達 に、

自分 の考 えが露 えますか.

ら̀

‑1

0 20 40

ロ低学 年 璽 中学年 ロ高 学年

60%

クうス の 人 の 籍 を聞 いて 、「なる ほ ど」

と思 うことが あ ります か 。 ぜんぜんない

あまりない どちらともいえむい わりとある よくある

'ク

ラス の い ろい ろな 人 の よい ところを知 ってい ます か.

ぜ ん ぜん 知 らない あま り知 らない どち らともいえ ない わ りと知 ・コて いる よく知 って いる

0低 学 年 融中 学年 o高 学 年

o低 学 年 璽中学 年 o高 学 年

ぜんぜん思わない あまり慮わない どちらともいえない わりとそう思う

とてもそう息う

人 と考 えが ち が ってい ても、

よい と思 い ます か 。

ロ低 掌年 腫中 学年 o高 学 年

ク ラ ス の 人 の長 所 を認 め た り、違 う考 えが あ る こ とを肯 定 的 に受 け 止 め た り して い る。

ク ラ ス の 人 に対 し、 共 感 的 に理 解 を した経 験 を もっ て い る子 も多 い。 しか し、 自分 の 思 い を 考 え の違 う相 手 に伝 え る こ とにお い て は 、 消極 的 な傾 向 に あ る。

(15)

この よ うな 実 態 は 、 自分 自身が 周 りに 認 め られ て い る とい う 自信 の な さに よ る もの と思わ れ る。 そ こ で 、 まず 子 ど も に い ろ い ろ な 活 動 の 中で の 体 験 を 振 り返 らせ 、 そ の 価 値 に 気 付か せ 、 自分 を 肯 定 的 に 理 解 で き る よ うに す る こ とが 大 切 で あ る。 さ らに 、 子 ど も は 人 との か か わ りを 通 して 自分 に 自信 を も っ た り、 人 と の 遡 ・や よ さ を 知 っ た りす る。 この こ とか ら、 日常 の か か

わ り合い の 場 を 重 視 して い こ うと 考 え た。

3研 究 構 想 図 ・指 導 の 工 夫

児 童 の 日常 活 動

学 校 に お け る す べ て の 教 育 活 動

・各 教 科 ・特 別 活 動 ・総 合 的 な 学 習 の 時 間

・日常 的 な 生 活 場 面 ・無 意 図 的 な 体 験 な ど

児童の実態

人 とかかわろ うとしない子 人 とのかかわ り方が分からない子 友達を受け入れ られない子

目指す児童像

互いの よさや遡 、を認め合お うとす る子 ども

研究主題

日常活動の 中での体験を生か して、互いを認め合える心を育てる指導の工夫

研 究 仮 説

日常の 活 動 を 授 業 に 生 か す こ とで 、 主 体 的 に 自己を 振 り返 る よ うに な り、

互 い の よ さや 違 い を 認 め 合 う心 を 育 て る こ とが で き る。

活 動 を 見 取 る 手 だ て

・日常 観 察 ・会 話 ・朝 の 会 、 帰 りの 会 ・ア ン ケ ー ト ・日記 ・作 文 ・学 習 カード

・学 級 新 聞 ・エ ン カ ウ ン タ ー ・家 庭 との 連 携 ・教 職 員 間 の 情 報 交 換 な ど

実感で きる

日常の様々な活動の 中での体験を生かす

自 己理 解

他 人 の よ さや 画 ・を 知 る

自分 を 見つ め る

一12

(16)

指 導 の 工 夫

(1)重 点 内 容 に か か わ る 日常 活 動

合的な学習の時間での活動 査教科o 体 育 で のゲ ー ム

農 園 作 業 (共同作業的な内容) サ ッカ ーで の ゲー ム 中、A君 は シ ュー トを うった が得 点 で きな

外 国 の 方 との出 会 い か っ た。そ して、 そ の ままゲ ー ム終 了の笛 が な りA君 の チー

障 害 が あ る 方 との 交 流 ム は負 け て し まった 。B君 は、 敗 因 をA君 の ミス に よ る もの 今 ま で の 、 「か わ い そ う」 と い う 一 だ とA君 にい いが か りを つ け、A君 はB君 の ミ スが敗 因で あ 面 的 な と らえ方 で はな く、力強 く生 る と して譲 らな か った。 そ の後 、 チー ム の話 し合 い に よって 、

きる姿 や明る く前向きな姿勢 を知 A君 とB君 は和 解 した 。 った 。助 け合 お う とい う気持 ち を も ・ 他 己 紹 介 作 文 ・ 音 楽 遊 び

つ ことが で き た。

劇遊び'綿

重点内容

2・(2)2・(3)4・(3)

思 いや り ・親 切 友 情 ・信 頼 愛 校 心

2‑(2)2・(3)4・(3)

思 いや り ・親 切 友 情 ・信 頼 愛 校 心 1‑(6)2‑(2)2・(3)2・(4)

個 性 伸 長 思 い や り ・親 切 友 情 ・信 頼 寛 容

4・(1)4・(3)4・(6)

役 割 の 自覚 ・責 任 公 正 ・公 平 愛 校 心

疇 別活動 日常的な生活

行事の取 り組みの中での話 し合い ・ 友達 レター(い い と こみ つ け) 林 間 学 園 の ク ラス の 出 し物 を決 朝 の会 自己 紹 介 カー ド

め る時 に 意見 が対 立 した 。話 し合 放 課 後 遊 び

い で は お 互 い に主 張 す る の み で 帰 りの 会 で の よか った こ との発 表

相手の考 えを受 け入れ られなか 転 入 生

っ た。練 習 を通 して 相手 の ことが 転 入 して き てす ぐ体 調 を崩 して 一 週 間休 んで 受 け入 れ られ るよ う にな っ た 。 しま った 。久 しぶ りに 登校 した が 友達 にな か

・ 係 活 動 ・ 全 校 遠 足 な か声 をか け られ なか った 。

・ 異 学 年 の 交 流 清掃 の時 間

席 が え グ ル ー プ 決 め 今 日もA君 とB君 はぞ うき ん を投 げて キ ャ ッ

自己 紹 介 カ ー ド チ ボー ル を して い た。Cさ ん は そ う じが進 ま

・ 構 成 的 グル ー プ エ ンカ ウ ン ター な い ので 困 っ て い たが 注 意 す る のが 怖 くてだ まって い た。そ こに通 りがか ったDさ ん は 「

叉 ノ め で し ょ」と二人 には っ き り注意 して くれ た。

・ 休 み 時 間

互 いの よさや 違 い を 認め合おうとす る子 ども

一 輪 者 に乗 れ な か ったEさ ん が 練 習 して い た らFさ ん が 毎 日励 ま して くれ たe

(17)

(2)日 常 活 動 の 中 で の 体 験 の 授 業 へ の 生 か し方

日常 活 動 の 中 で の 体 験 を 授 業 へ 生 か す 場 面 と し て

○ 導 入 に 生 か す 。

O体 験 が 生 き る よ うな 資 料 を 選 ぶ 。

○ 展 開 後 段 に 生 か す 。

○ 体 験 を 生 か し た 自作 資 料 を 作 る 。

○ 展 開 前 段 の 発 問 に 生 か す 。

○ 終 末 の 説 話 な ど に 生 か す 。

焦点化

展 開 の 後 段 に 日常 活 動 で の 体 験 を 生 か し、

こ と に 重 点 を 置 き 研 究 を進 め た 。

自己の振 り返 りを促す

授業 を組 み立 て るため に

本時 にかかわる 日常活動

本 時 に生かす 日常 活動で の 体験

展 開後段 にお ける 生か し方

○ ね ら い に か か わ る 日常 活 動 を考 え る 。 例)友 情 ・信 頼 で は

・音 楽 遊 び ・劇 遊 び ・勉 強 の 教 え 合 い

・友 達 の 長 所 さ が し ・休 み 時 間 の 出 来 事

・転 入 生 と の か か わ り

○ 学 習 の ね ら い と 子 ど も の 実 態 を 考 え て 、 本 時 に か か わ る 日 常 活 動 の 中 か ら、 授 業 に 生 か す 体 験 を 絞 り込 む 。

例)友 情 ・信 頼 の 授 業 で 「友 達 と 仲 良 く し よ う とす る 心 情 を 育 て る 」 と い う ね ら い を 考 え い く つ か の 日常 活 動 か ら、

本 時 と して は 音 楽 遊 び を取 り上 げ る こ と に した 。

○ 日 常 活 動 の 中 で の 体 験 を 想 起 さ せ る 。

・学 習 カ ー ド を 読 み 返 し た り、 見 せ 合 った りさせ る。

・学 習 カ ー ドや 学 級 日 誌 を 教 師 が 読 み 聞 か せ る 。

・教 師 が 見 取 っ た 様 子 を 話 して 聞 か せ る 。

・日常 活 動 の 写 真 を見 せ る 。

・ね ら い に か か わ る 教 室 掲 示 に 注 目 さ せ る 。

・ア ン ケ ー トの 結 果 を 発 表 す る 。

◎ 発 問 の 工 夫

ね ら い と す る 価 値 と 児 童 の 日常 活 動 が 結 び つ く よ う な 発 問 を 工 夫 す る 。

14一

(18)

4実 践 事 例 ・考 察

(1)主 題 名 と もだ ち っ て い い な2‑(3)信 頼 ・友 情 資 料名 ひ ろ っ た ビス ケ ッ ト」

(2)ね らい 友 達 と仲 良 く しよ う とす る心情 を 育 て る。 ね らい に か か わ る 日常 活 動

(3)指 導 の 工 夫 を考 え る

本 時 にか か わ る 日常 活 動

勉 強 の 教 え合 い お お き な か ぶ 」 の劇 遊 び 音 楽 遊 び

今 日の よ か っ た こ と、 あ りが と う(帰 りの会)

仲 間 は ず れ に した こ と(休 み 時 間)○ 体 育 の 時 間 「お も しろ リ レー 」

本時に生かす 日常活動での体験

学 習 の ね らい と児 童 の実 態 を 考 え て 、 本 時 に か か わ る 日 常 活 動 の 中 か ら授 業 に生 か す 体 験 を絞 り込 む 。

帰 りの会 で 常 時 行 って い る 「今 日 の よ か っ た こ と、 あ りが と う」活 動 。

休 み 時 間 、な か な か 友 だ ち と遊(ミな い子 の た め に 、音 楽 の 時 間 に 「ハ ン カ チ 落 と し」の 音 楽 ゲ ー ム を行 っ た こ と。

展 開 に お け る生 か し方 く 展 開 後 段 〉

・ね らい とす る価 値 と児 童 の 日常 活 動 が 結 び 付 く よ うな発 問 を 工 夫 す る。

☆1帰 りの 会 で行 っ て い る 「今 日の よか っ た こ と、 あ りが と う」 を想 起 で き る よ うに

「あ りが と う」 とい う言 葉 を使 っ た 。

・教 師 が 日常活 動 を想 起 させ る よ うな話 をす る 。

☆2休 み 時 間 、 な か な か 友 だ ち と遊 べ な い 子 の た め に、 音 楽 の 時 間 に 「ハ ンカ チ 落 と し」 の 音 楽 ゲ ー ム を行 っ た。 とて も楽 しそ うに 遊 ん で い た。 そ の子 の 話 を紹 介 す る こ とで 友 達 との か か わ りあい の よ さに つい て 考 え られ る よ うに す る。

・フ ラ ッ シ ュカ ー ドを使 って い ろ い ろ な 場 面 に つ い て 考 え させ る。

☆3「 休 み 時 間 」 「学校 を休 ん だ と き」 「給 食 の 時 間 」 「そ う じの 時 間 」 な どの カ ー ドを 用 意 して お き、 子 どもた ち の意 見 で 出 な か っ た 場 面 にっ い て想 起 させ 考 え る場 面 を 広 げ る。

〈終 末 〉

・日常 活 動 の写 真 を見 せ る。

☆4み ん な が 仲 良 く遊 ん で い る写真 を提 示 し、仲 良 く した い とい う気 持 ち を もた せ る。

友 達 の よ さ に気 付 き 、発 表 し合 うこ とで 自分 の して き た こ とに価 値 付 け が で き る で あ ろ う。

(19)

(4)展

学習活動 1歌 を 聞 い

て、資料 へ の 興味 を もつ。

2資 料 「ひ ろ っ た ビ ス ケ ッ ト」を視 聴 し、登場 人物 の 気 持 ち に つ い て 話 し 合 う。

3今 ま で の 自 分 を 振 り 返 る。

4教 師 の 話 を 聞 く。

主な発問 と予想され る児童 の反応

○み んな の 好 きなお や つ は何 です か。

・ガ ム ・グ ミ

○教 師 が 「ふ しぎ なポ ケ ッ トSを 歌 うの を 聞 き 、楽 しむ 。

① 「こ っそ り二 人 で食 べ よ うよejと た ろ う くん に言 われ た と き 、は な ちゃ んは どん な こ とを 思 った で しょ う。

・そ うだ 括 二人 で 食 べ ち ゃお う。

・み ん な に も分 けて あ げた い な。

② 泣 い て い るは な ちゃ ん は どん な こ と を思 って い るで しょ う。

・ご め ん ね、みんな。わた したちは二入 で食べ ちゃお うとお も った の に …

・み ん な や さ しい ね。 あ りが とう。

③ 友達 に 「あ りが と う」 とい う気持 ちに な っ たの は どんな と きで した か。

・勉 強 を教 え て くれ た。

・教 科 書 を 見せ て くれ た。

Oこ ん な時 は ど うで した か。

(フラ ッシ ュカ ー ドを使 う。)

・牛 乳 を こ ぼ した と きふ い て くれ た。

・お休 み した とき心配 して くれ た

○ 先生 が 見 て い て とて も うれ しか っ た こ との 話 を聞 く。(ハ ンカ チ落 と しの話 を聞 く。)

○友 達 や み ん な と一緒 にで き て よか っ た 、楽 しか った と思 っ たの は どん な とき です か。

・休 み 時 間 、みんなで遊んだ とき

・お も しろ リ レー をや った とき

○ クラ ス の友 達 と仲 良 く してい る写真 を見 る。

(ド ッヂ ボー ル を してい る写 真 な ど〉

指導上の留意点

・歌 いな が らビス ケ ッ トを提 示 して 、楽 し い雰 囲気 を作 り出す 。

・資料 へ の 導入 をは か る。

・資料 は場 面絵 で提 示 す る。

・はな ち ゃん の気 持 ちに な って 、迷 う気持 ち を考 え させ る。

・揚 面絵 を提 示 し、は な ちゃ ん の気 持 ち を 考 えや す くず る。

・ほ かの あ りた ちが 、自分 た ちの こ とを心 配 して くれ た こ とに気 付 かせ る。

☆1発 問 の 工夫

☆3フ ラ ッ シ ュ カ ー ドは意 見 が偏 っ て しま っ た場 合 、広が りを もたせ る とき に使 う。 フ ラ ッシ ュカ ー ドを活用 し、

今 ま で 出 なか っ た場 面 を想 起 させ る。

(意 見 が 偏 らず 広 くか ら出 て き た 場 合 は この 発 問 は しな い。)

☆2日 常 活動 を想起 させ る話 (意見 を よ り深 め るた め)

☆4日 常 活動 の 写真

・仲 良 く してい る写真 を見せ る ことで 、友 達 と仲 良 く した い とい う気 持 ち を も た せ る。

(5)考

・日常 活 動 で あ る 「今 日の よか っ た こ と あ りが と う」 を生 か した 発 問 は 、 自己 の振 り返 りを促 す の に 効 果 的 で あ っ た 。

・フ ラ ッシ ュ カ ー ドを提 示 した こ とは 、児童 に様 々 な場 面 を想起 させ るのに有効 であった。

・様 々 な 手 だ て を 通 し 日常 活 動 を 見 取 る こ とで 、児 童 の発 言に対 し効果 的 な働 きか けがで きた。

・展 開 後 段 に意 見 を よ り深 め る た め の発 問 を設 定 した 。 その場合 、 よ り本時 のね らいに迫 る もの とな る よ う発 問 を 吟 味 す る必 要 が あ る。

16一

参照

関連したドキュメント

活用のエキスパート教員による学力向上を意 図した授業設計・学習環境設計,日本教育工

特に、その応用として、 Donaldson不変量とSeiberg-Witten不変量が等しいというWittenの予想を代数

Analysis of the results suggested the following: (1) In boys, there was no clear trend with regard to their like and dislike of science, whereas in girls, it was significantly

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

海洋技術環境学専攻 教 授 委 員 林  昌奎 生産技術研究所 機械・生体系部門 教 授 委 員 歌田 久司 地震研究所 海半球観測研究センター

【 大学共 同研究 】 【個人特 別研究 】 【受託 研究】 【学 外共同 研究】 【寄 付研究 】.

LUNA 上に図、表、数式などを含んだ問題と回答を LUNA の画面上に同一で表示する機能の必要性 などについての意見があった。そのため、 LUNA

山階鳥類研究所 研究員 山崎 剛史 立教大学 教授 上田 恵介 東京大学総合研究博物館 助教 松原 始 動物研究部脊椎動物研究グループ 研究主幹 篠原