小 学 校
平 成4年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
特別活動
東 京 都 教 育 委 員 会
平成4年 度
教 育 研 究 員 名 簿
地区名 小学校名 氏 名 学 品 川 戸 越 内山智恵子 級 墨 田 両 国 加藤葉子 活 世 田谷 守 山 邦本葉子 動 日 野 日 野 第 八 小島義範
o 世 田谷 桜 丘 篠遠信行
下 中 野 上 高 田 ○棚 田政治
学 北 十 条 台 古 川 原 一 恵
年
◎ 全体世話人
○ 分科会世話人
地区名 小学校名 氏 名 杉 並 杉 並 第 四 石野恵理子 学 大 田 女 塚 ○門脇 三昌 国 立 国 立 第 五 塩野入晴み 校 東村山 久 米 川 東 清水 英夫 練 馬 南 町 田口すみ江 行 足 立 東 渕 江 野原 義浩 新 宿 淀 橋 第 三 福住 哲生 事 江戸川 大 杉 不 破 信 一 板 橋 板 橋 第 九 安武 吉子
担 当主任 指導 主事 担当指導主事
地区名 小学校名 氏 名
葛 飾 細 田 大野和代 学 足 立 栗 島 嘉宮厚子 級 大 田 池 上 第 二 木村夏子 活 目 黒 大 岡 山 久保 栄 動 田 無 西 原 第 二 ○国分希久子
● 府 中 府 中 第 一 小山治男
上 江戸川 西 小 松 川 篠 達司 学 町 田 本 町 田 東 ◎菅原 聡 年 江 東 亀 島 中村和弘 千代田 佐 久 間 星野良明 武蔵野 境 南 横山 彰
地区名 小学校名 氏 名 児 昭 島 拝 島 第 一一 伊藤 均 童 練 馬 上 石 神 井 菅 野 仁 一一
会 立 川 第 二 菊地 初美 活 福 生 福 生 第 二 草 間 陽 一
動 八王子 油 井 第 一 清水 俊幸
八王子 八王子第七 森永ひさぎ i
桑原 利 夫 教育 庁指導 部 有村 久春 多摩教育事務所
平成4年 度 教育研究員(特 別活動)研 究主題 一 一一一「
自己を生か し,互 いに認め合い,高 め合 う集団活動を通 して
児童の自主的,実 践的態度を育てる指導
1 4 冒皿
研究の大要
目 次
友 だ ち の よ さ に 気 付 き,力 を 合 わ せ て 活 動 し よ う とす る意 欲 や 態 度 を 育 て る指 導
の 工 夫(学 級 活 動 下 学 年 分 科 会)… …
1.主 題 設 定 の 理 由2.研 究 仮 説 の 設 定
3.研 究 内容(1版 説 検 証 の 視 点 と手 だ て 及 び 具 体 的 な 取 り組 み(2)実 践 事 例 … … … 4.ま と め と今 後 の 課 題
皿 共に高め合 う学級活動をめざ して,一 人一人が 自信を もって活動する指導の工夫 一 話合 い活動を通 して一(学 級活動上学年分科会)… …
主題設定の理 由2.研 究仮説 と仮説検証の視点
2
‑ ⊥ 0 0 4
研 究 内 容(1×2)実 践 事 例 ま と め と今 後 の 課 題
IV一 人 一 人 の 児 童 が 互 い に 認 め 合 い,自 主 的 に活 動 す る児 童 集 会 の 指 導 の 工 夫
(児 童 会 活 動 分 科 会)… … … 主 題 設 定 の 理 由2,研 究 仮 説 と仮 説 検 証 の 視 点
‑ ⊥ Q J 4 Q J り 0 4 0 0
研 究 内 容(1×2×3)実 践 事 例 ま と め と 今 後 の 課 題
V児 童 一 人 一 人 を 意 欲 的 に 参 加 させ,社 会 性 を は ぐ くむ 勤 労 生 産 ・奉 仕 的 行 事 の 指 導 の 工 夫 一 事 前 ・事 後 の 指 導 を 通 して 一(学 校 行 事 分 科 会)… …
主 題 設 定 の 理 由2.研 究 仮 説 と仮 説 検 証 の 視 点
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雪聖ニー■ユ研 究 内 容{1)② 実 践 事 例 ま とめ と今 後 の 課 題
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研究の大要
「共言廼欝L 一,互 い に 認 め合 い,高 め 合 う集 団 活 動 を 通 して
児 童 の 自主 的,実 践 的 態 度 を 育 て る指 導
児 童 は本 来,豊 か な 感 性 や 可 能 性 に 満 ち,興 味 や 関 心,意 欲 を 最 大 限 に 発 揮 しなが ら,よ り よ く生 きて い こ う とす るた く ま しい 生 命 力 を 内 に 秘 め て い る。
しか し,近 年 の 急 速 な 社 会 の 変 化 は,児 童 の 生 活 形 態 や 意 識 に 大 きな 影 響 を 与 え て い る。 例 え ば,核 家 族 化 や 少 子 化,塾 通 い,遊 び場 の 減 少 等 に 伴 う一 人 遊 び の 傾 向 が 見 られ,児 童 の人 間 関 係 を 希 薄 化 させ,社 会 性 や 地 域 社 会 に お け る連 帯 意 識 の 乏 しさ を もた ら して い る。
従 って,こ れ か らの 学 校 教 育 に お い て は,今 後 ま す ます 変 化 す る で あ ろ う社 会 に児 童 一 人 一 人 が 主 体 的 に 対 応 し,自 己の 生 活 を 向 上 させ る た あ,友 達 と互 い に 協 力 しな が ら積 極 的 に 問 題 解 決 に 取 り組 ん で い こ う とす る 態 度 や 能 力 の 育 成 が 一 層 重 要 な 課 題 とな る。
そ こで,「 望 ま しい集 団 活 動 を 通 して,心 身 の 調 和 の と れ た 人 格 形 成 と個 性 の 伸 長 を 図 り, 児 童 一 人 一 人 に 自主 的,実 践 的 態 度 を 育 て る」 こ と を 目指 す 特 別 活 動 に お い て は,学 校 や 学 級 生 活 の 中 で 児 童 相 互 が 認 め 合 い,高 め 合 う等 の 体 験 的 活 動 を 通 して 問 題 解 決 能 力 を 育 て る こ と が 大 切 で あ る。
以 上 の こ とか ら,本 年 度 は,① 望 ま しい集 団 活 動 を 通 して,児 童 一 人 一 人 の よ さや 可 能 性 を 生 か し自 己実 現 を 果 た して い く意 欲 ・態 度 の 育 成 。 ② 友 達 と協 力 して 活 動 す る体 験 を 通 して, 互 い に 認 め 合 い,高 め 合 う人 間 関 係 を 培 う社 会 性 の 育 成 。 ③ 協 力 して よ り良 い生 活 を 築 くた め に,学 校 や 学 級 生 活 に お け る 問 題 を 発 見 し解 決 に 向 け て 自 ら思 考 し,判 断 し,実 践 す る 力 の 育 成 等 が 大 切 で あ る と考 え,本 研 究 主 題 を 設 定 した 。
な お,共 通 研 究 主 題 にせ ま る た め,下 記 の よ う に分 科 会 の 研 究 主 題 を 設 定 した 。
○学級活動(下 学年)
○学級活動(上 学年)
○児童会活動
○学校行事
「友 だ ち の よ さ に 気 付 き,力 を 合 わ せ て 活 動 しよ う と す る意 欲 や 態 度 を 育 て る指 導 の 工 夫 」
「共 に 高 め 合 う学 級 活 動 を め ざ して,一 人 一 人 が 自信 を も って 活 動 す る指 導 の 工 夫 一 話 合 い 活 動 を 通 して・一一 」
「一 人 一 人 の 児 童 が 互 い に認 め 合 い 自主 的 に 活 動 す る児 童 集 会 の 指 導 の 工 夫 」
「児 童 一 人 一 人 を 意 欲 的 に参 加 さ せ ,社 会性 を は ぐくむ勤 労生産 ・ 奉 仕 的 行 事 の 指 導 の 工 夫 一 事 前 ・事 後 の 指 導 を 通 して一 」
11.友 だ ち の よ さ に 気 付 き,力 を合 わ せ て 活 動 し よ う とす る 意 欲 や 態 度 を 育 て る指 導 の工 夫 (学級 活 動 下 学 年 分 科 会)
1.主 題 設 定 の 理 由
この 時 期 の 児 童 は,素 直 に 自分 を 表 現 しよ う とす る意 欲 や 態 度 が 旺 盛 で あ る。 ま た,人 と 人 との か か わ りが 十 分 で な い面 もあ り,限 られ た 児 童 や 教 師 に か か わ りを も と う とす る傾 向 が あ る。 そ の た め,自 己 中 心 的 な 言 動 や 自己 本 位 な 対 人 関 係 が 生 じや す い 。
そ こで,何 で も言 い ・聞 き合 い,互 いが 信 頼 し合 え る学 級 の 雰 囲 気 を つ く る こ とや,共 に 活 動 す る体 験 を 通 して 得 られ る所 属 感 や 連 帯 感 を 培 う こ とが 大 切 で あ る。 温 か な 学 級 づ く り や 児 童 相 互 の 信 頼 関 係 を培 う こ とで,安 心 して,積 極 的 に 自分 を 表 現 しよ う とす る意 欲 や 態 度 が 育 って い く。 そ して,共 通 の 目標 を 理 解 し,互 い に 認 め 合 う活 動 を積 み 重 ね る こ とに よ
り,自 分 の よ さや 友 達 の よ さ に 気 付 き,協 力 し合 う人 間 関 係 が 芽 生 え る もの と考 え る。
下 学 年 分 科 会 で は,温 か い人 間 関 係 を 基 盤 と した 望 ま しい集 団 活 動 を 通 して,① 児 童 相 互 の か か わ り合 い を 大 切 に し,個 々 の 児 童 の 資 質 や 能 力 を 互 い に認 め合 う人 間 関 係 を培 う こ と,
② 協 力 して 活 動 す る 楽 しさ や 喜 び の 体 験 を 積 み 重 ね,役 割 意 識 や 実 践 的 な 態 度 を 育 て る こ と, を 中心 に研 究 を 進 め る こ と に した 。
共 通 研 究 主 題 の 関 連 に お い て は,役 割 体 験 を 通 して 自 分 の 欲 求 が 満 た さ れ,成 就 感 を 味 わ え る こ と が 「自 己を 生 か す 」 こ とに,ま た,友 達 の よ さ に気 付 き,力 を 合 わ せ て 活 動 す る こ
とが 「互 い に認 め 合 い,高 め 合 う活 動 」 に 関 連 す る もの と考 え,本 分 科 会 の 主 題 を 設 定 した 。 2.研 究 仮 説 の 設 定
「楽 しか っ た 」 と い う体 験 は,活 動 へ の 主 体 的 な 意 欲 を 向 上 させ,実 践 的 な 行 動 の 原 動 力 と な る もの で あ る。 さ らに,児 童 相 互 の か か わ り合 い を 大 切 に した指 導 を 工 夫 し,友 達 の よ さ に気 付 くよ う援 助 し,楽 しさ や 喜 び を 味 わ う体 験 を 積 み 重 ね れ ば,力 を 合 わ せ て 活 動 しよ う とす る意 欲 が 湧 く。 こ の よ うな 活 動 体 験 を 通 して,望 ま しい 人 間 関 係 や 学 級 の 所 属 感 や 連 帯 感 も は ぐ くま れ る。 児 童 相 互 の か か わ り合 いが 深 ま り,互 い の よ さ に 気 付 き認 め 合 え ば 信 頼 感 も培 わ れ,自 己 を 表 現 しよ う とす る意 欲 や 態 度 も向 上 す る と考 え,研 究 仮 説 を 設 定 した 。
研究仮説
に児 童 相 互 の か か わ り合 い を 大 切 に した 指 導 を 工 夫 し,楽 し ざや 喜 び の 体 験 を 積 み 重 ね ば,力 を 合 わ せ て 活 動 しよ う とす る意 欲 や 態 度 が 育 つ で あ ろ う。
3.研 究 内容
q}仮 説 検 証 の 視 点 と手 だ て 及 び 具 体 的 な 取 り組 み
視点1友 達関係 を広げ深める指導の工夫 視点2協 力 して活動する楽 しさや喜びを 体験する指導の工夫
育つカ
‑ ⊥
り 6 9 0 4 = ﹂ ρ 0 7 ー
友 達 の 行 動 や 考 え に 関 心 を もっ こ とが で き る
友 達 の よ さ を 見 付 け 合 い,学 び 合 い な が ら活 動 す る こ と が で き る 友 達 と仲 よ く助 け合 い な が ら活 動 す る こ とが で き る
活 動 の め あ て に そ った 発 言 や行 動 を す る こ とが で き る 役 割 を 見 付 け,や りぬ く こ と が で き る
進 ん で 活 動 す る こ とが で き る
認 め,励 ま し合 い な が ら活 動 す る こ とが で き る
○ 多 様 な 小 集 団 活 動 の 工 夫
・生 活 班 ,係,隣 り同 士,な か よ しな ど 身 近 な小 グ ル ー プ で の 活 動
・意 見 や 興 味 ・関 心 が 同 じな ど,志 向が 同 じ者 の 小 グ ル ー プ で の 活 動
○ 変 化 を も た せ た 活 動 内 容 の 工 夫
・楽 し さや 喜 び を体 験 で き る 題 材 を 通 し て の 活 動
・一 単 位 時 間 の 中 に ,全 員で の話合 い, 小 集 団 で の 話 合 い,個 人 や グ ル ー プ で の 発 表 や 作 業 な ど を効 果 的 に 取 り入 れ た 活 動
授業研究を支えるもの
調 査 研 究
・ア ンケ ー トの 調 査
・教 師 の 観 察
評 価 の 工 夫
・自 己 評 価 及 び相 互 評 価
・教 師 の 助 言 ,援 助
教 室 環 境
・学 級 活 動 コー ナ ー
・学 級 会 グ ッズ
{1)実 践 事 例3年 題 材 「力 を 合 わ せ て,ラ ィ デ ァ い っぱ い の 楽 し い展 覧 会 の 共 同 作 品 を作 ろ う」
視 点2《 協 力 して 活 動 す る 楽 し さや 喜 び を 体 験 す る指 導 の工 夫 》 「多 様 な 小 集 団 活 動 を工 夫 す る 」 手 だ て 展 覧 会 の 共 同 作 品 制 作 に 向 け て,一 人 一 人 の ア イ デ ァ を募 集 し,ア イ デ ア ご と に グ ル ー プ を 作 った 。 制 作 の 前 段 階 に グ ル ー プ毎 の 活 動(設 計 図 作 り)を 取 り入 れ,そ れ を 学 級 活 動 の 場 で 紹 介 し合 い 学 級 全 体 の もの と した 。 さ ら に,作 品 制 作 に 向 け て 困 って い る こ と を 出 し合 い,問 題 解 決 の た め の 話 合 い を 設 け た。
題 材 の 指 導 過 程 や,話 合 い の 中 の 小 集 団 活 動 を 通 して,児 童 一 人 一 人 が も って い る 力 を 生 か し,学 級 全 体 の 人 間 関 係 を 深 め る と と も に,問 題 解 決 の た め の 話 合 い や 様 々 な 役 割 活 動 を 通 して,一 人 一 人 が 成 就 感 を 味 わ い,一 層 学 級 内 の 連 帯 感 も高 ま るで あ ろ うと 考 え た 。 授 業 の 概 要 本 時 は,① 各 グ ル ー プ の 活 動 計 画 を 発 表 ② 困 って い る こ と を 相 談 す るの 二 つ を 話 合 い の 柱 と した 。 ① で は,み ん な にわ か りや す い よ う,実 際 に設 計 図 を もた せ て の 発 表 に し,発 表 の 際 は役 割 分 担 を 明 確 に した 。 ② で は 事 前 に 一 人 一 人 の 児 童 が 問 題 解 決 の 方 法 を 考 え て お き,本 時 の 話 合 い が 実 践 に結 び つ くよ う に した 。
話 合 い の 後 の 司 会 グ ル ー プ に よ る 「よ か っ た こ との 発 表 」 や,学 級 会 ノー トに お け る 自 己 評 価 等,評 価 の 工 夫 も試 み た。
考 察 制 作 準 備 や途 中 の グ ル ー プ 活 動 で は役 割 分 担 を 明 確 に した の で,一 人 一 人 の 児 童 が 生 き生 き と活 動 す る姿 が 見 られ た 。 ま た指 導 過 程 に グ ル ー プ 内 の 問 題 解 決 の た め の 話 合 いや 活 動 の 報 告 会 を 盛 り込 む こ と に よ り,力 を 合 わ せ て 展 覧 会 に 向 か お う と す る意 欲 が 出 て き た 。
これ ま で,学 級 で 自然 に 発 生 す る小 グル ー プ は,得 意 な こ とや 考 え 方 が 同 じと い っ た心 情 的 な 共 感 心 理 的 結 合 が 大 き な 要 因 に な って
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い た が,共 通 の 目標 に 共 同 して 向 か う経 験 を 通 して 互 い に協 力 し,進 ん で 活 動 しよ う とす る意 欲 や 態 度 が 育 った 。 学 校 行 事 に 向 け て 全 校 的 に 盛 り上 が る雰 囲 気 の 中 で 学 級 と して, 一 人 一 人 の 具 体 的 な 活 動 の 場 を 設 け ,役 割分 担 しな が ら協 力 す る こ と で,一 人 一 人 の 成 就 感 も増 し,次 の 活 動 に結 び 付 く集 団 の 高 ま り が み られ た 。
(2)実 践 事 例2年 題 材 「友 だ ち た ん け ん 」
・視 点1《 友 達 関 係 を 広 げ 深 め る 指 導 の工 夫 》 「変 化 を もた せ た 活 動 内 容 の工 夫(題 材 1単 位 時 間 の 展 開)
手 だ て 学 級 の 人 間 関 係 に お け る 問 題 を解 決 す る た め に・ 教 師 が 意 図 的 に 行 った 指 導 で あ る が,そ の 手 だ て と して 児 童 の 自主 的 な活 動 を採 り入 れ た。 「友 達 の 宝(よ さ)を み つ け よ う」
と い う個 の レベ ル で の 認 め 合 い の 活 動 を 経 て,そ れ を 学 級 全 体 の 認 め 合 い へ と発 展 す る よ う 援 助 した の が この 授 業 で 行 った 「友 だ ち クイ ズ 」 で あ る。 友 達 の よ さ を クイ ズ の 形 で 皆 に知
らせ,メ ダ ル を あ げ る こ と で 心 か ら賞 賛 し,認 め られ た 喜 び を実 感 で き るよ うに した 。 ま た ・ さ ら に意 欲 的 に 認 め 合 いの 活 動 に 取 り組 め る よ う 「宝 箱 」 に メ ダ ル を 貼 り,今 後 の 意 欲 を も て る よ う に工 夫 を した 。 これ らの 工 夫 に よ り,友 達 へ の 関 心 が 高 ま り,よ さ を 認 め 合 う温 か い 人 間 関 係 が 育 つ の で は な い か と考 え た 。
授 業 の 概 要 集 会 が 始 ま り,順 に ク イ ズ 問 題 が 読 み 上 げ られ る と,3名 の 解 答 者 が 次 々 と カ ー ドを上 げ て 答 え た 。 と ま ど う解 答 者 に は グ ル ー プ の 仲 間 が 助 け に 集 ま り,誰 もが 楽 し そ うな 表 情 で 活 動 した。 メ ダ ル を手 に した 児 童 は そ れ を宝 箱 に貼 り,満 足 気 で あ った 。 教 師 は 終 末 の 助 言 で 楽 しい会 を 作 り上 げ た 学 級 児 童 全 体
と,変 容 を ね ら うA児 ・B児 の 活 動 を 評 価 した 。
ヒ? '騨 蓑
プ ロ グ ラ ム 児 童 の 活 動 教 節 の 脂 導 ・罎 助 活 1.は じめ の こ とは 学 椴 情 動 の 捌 鮒 を 蓬巳rげる.
動
の 2.先 生 の 話 ・繁 会 の ね ら い を は っ き りわ か
間 るよ う助 言 す る.
始 3.元 気の出 る歌 学鞭 の応 擾訟を歌 う。
』
n.r友 だ ち ク イ 会の側始 を告げ る 括 ズjを は じめ る ケ イズ の ル ー ル を 塊 解 す る.
ことば
動 5.友 だ ち ク イ ズ 順 准に クイズ を出題 する. ・予め クイズの内 容には 目を適 して お く.
の 佃譲 し合いなが らケ イ苅 こ答 ・は っ 自 り話 が で き る よ う助 甘
える す る.
展 6.メ ダル は り もらったメ ダル花宝籍に砧 る
聞 7.r友 竃 ち ク イ 会 を纏 わる甘葉を甘 う. ・自分の噂 えを一書吋サ加 えら
ズ 」 を お わ る れ る よ う 助 暫 す る.
ことば
活 8.先 生 の 話 ・会 の 辞 価 を す る.
動 ・この会で友 漣のよさに気づ い
の た 児 童 を 評 舗 り'る.
ま ・進 行 役 をね 響 ら う.
と 9.お わ りの こ とほ 学畿活 動の錦 了を告げ る.
め
考 察 「友 だ ち た ん けん 」 か ら ク イ ズ と い う流 れ に興 味 を も っ た 児 童 が,今 まで か か わ りを も た な か っ た 友 達 の 行 動 に 注 目 し,そ の よ さを 見
い 出 して い く過 程 に は 大 きな 意 義 が あ った 。1 単 位 時 間 に 児 童 は,ク イ ズ の 出 題 ・解 答,メ ダ
ル を 受 け る ・渡 す,宝 箱 に 貼 る,会 を 進 行 す る 話 を 聞 く,と 多 様 な 活 動 を 行 った 。 題 材 とそ の 展 開 を 工 夫 す る こ とで,児 童 は生 き生 き と活 動
ー て て も も 包 7 て
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掬 鴻 〜f 覧つ の じ か ん . → ︿ ん ク イ ス さ 霊 す ・人 友 ぢ ク 美 ︹ Y , A
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し,そ の 活 動 を 通 して 友 達 との か か わ りを 広 げ 深 め る こ とが で き る と確 信 した。
{3)実 践 事 例2年 議 題 「係 へ お ね が い を しよ う」
・視 点1・2の 併 設 《友 達 関 係 を 広 げ 深 め る 指 導 の 工 夫 ・協 力 して 活 動 す る楽 しさ や 喜 び を 体 験 す る指 導 の 工 夫 》 「変 化 を もた せ た 活 動 内 容 の 工 夫(題 材 ・一 単 位 時 間 の 展 開)・
多 様 な小 集 団 活 動 の 工 夫 」
手 だ て 変 化 を もた せ た 活 動 内 容 の 工 夫 と して は,係 の 仕 事 の 発 表 → 班 ご との 話 合 い → お 願 い の 発 表 →係 ご と の 相 談,と い う流 れ で 児 童 の 多 様 な活 動 を 取 り入 れ,一 単 位 時 間 の 展 開 を 行 った 。 多 様 な 小 集 団 活 動 の 工 夫 と して は,① 係 の 仕 事 の 発 表 の 準 備 ② 係 の 仕 事 の 発 表
③ 班 ご と の話 合 い ④ 係 ご と の相 談 の 活 動 を 取 り入 れ た。
授 業 の 概 要 まず,係 の 仕 事 の 発 表 を 各 係 か ら行 っ た 。 「配 る もの を で き るだ け 早 く 配 りま す 。 」(ゆ うび ん 係)「 ハ ム ス タ ー
や 十 姉 妹 の 世 話 を して,毎 日 え さ や 水 を や り ま す 。 」(し い く係)「 朝 ・帰 りの 会 で 歌 の 伴 奏 を した り,新 し い歌 を み ん な に紹 介 し ます 。 」(ミ ュー ジ ッ ク係)等 発 表 さ れ た 。 次 に 班 ご と に 話 し合 い,係 へ の お 願 い を 発 表 した。 「フ ラ ワ ー係 は,
「お た の しみ 係 は,
な に お も しろ い 本 を 紹 介 して くだ さ い。 」 等 い ろ い ろ な お 願 い が 出 た 。 そ して,
(発 表 は,翌 日の 朝 の 会 で 行 った 。) 考 察 変 化 を もた せ た 活 動 内 容 の 工 夫 で は, 的 に 意 見 を 言 え な い 児 童 も話 合 い に参 加 し,
花 の 名 前 を カ ー ドに書 い て プ ラ ン タ ー に つ け て くだ さ い 。 」 給 食 の と き ス ポ ー ツ の ク イズ も出 して くだ さ い 。 」 「ブ ッ ク係 は,み ん
「ニ ュ ー ス係 は,楽 しい 新 聞 を 作 って くだ さ い 。 」 係 ご と に 集 ま って お 願 い に 対 す る返 事 を 相 談 した 。
班 や 係 で 話 し合 う こ と に よ って 皆 の 前 で は 積 極 楽 しそ うに 友 達 とか か わ る姿 が 見 られ た 。 ま た 係 と班 と い った 構 成 の 違 った メ ンバ ー で 話 し合 った の で,児 童 の 集 中 力 が 持 続 し,活 発 に活 動 す る こ と が で きた 。 これ らの 活 動 を通 し友 達 関 係 を 広 げ深 め る こ とが で きた と 考 え る。 多 様 な 小 集 団 活 動 の 工 夫 で は,係 ご と に仕 事 の 発 表 を す る た め 協 力 して ポ ス タ ー を 作 り,役 割 分 担 して 発 表 す るな ど意 欲 的 な 態 度 が 感 じ られ た 。 ま た,班 で の 話 合 いの 後 発 言 す る 友 達 が 途 中 で わ か らな くな って し ま った と き,友 達 の 発 言 を 助 け る態 度 が 見 られ た 。 小 集 団 で の 活 動 を 多 く取 り入 れ る こ と に よ って,協 力 して 活 動 す る楽 しさや 喜 び を 味 わ う こ と が で き た と 考 え る 。
4.ま と め と今 後 の 課 題 q)ま と め
ア.友 達 関 係 を 広 げ 深 め る指 導 の 工 夫
O目 的 に応 じた 多 様 な小 集 団 を 組 織 し,相 談 や 作 業 を す る活 動 を 通 して,児 童 は具 体 的 に 友 達 の よ さ に気 付 き,共 に 活 動 しよ う とす る 意 欲 や 態 度 が 育 って きた 。
o友 達 の よ さ に気 付 くこ とで,友 達 の 考 え に関 心 を も ち,共 通 の 目的 に 沿 った 話 合 い が, で き るよ うに な った 。
o友 達 関 係 が 深 ま る こ と に よ り,児 童 が 安 心 して 意 見 が 言 え る よ う に な り,一 人 一 人 の 考 え が 生 か さ れ る機 会 が 増 え た 。
イ.協 力 して 活 動 す る楽 し さや 喜 び を 体 験 す る
m単 位 時 間 の 授 業 展 開 に お い て,話 合 い の 活 動 と実 践 活 動 を 組 み 合 わ せ た り,作 業 を 取 り入 れ た りす る こ と に よ り,児 童 が 興 味 ・関 心 を も って 活 動 す る よ う に な っ た。 こ の 活 動 が 楽 しさ や 喜 び 体 験 とな り,協 力 して 活 動 し よ う とす る意 欲 が 高 ま った 。
O「 学 級 会 ノー ト」 等 に 自分 の 考 え を 書 か せ る こ と に よ り,発 言 へ の 意 欲 を 促 す こ と が で き,話 合 い に 参 加 で き た と い う満 足 感 を 味 う こ とが で き た 。
○一 人 一 人 が 役 割 や 活 動 の 場 を もっ こ とで,活 動 へ の 意 欲 が 高 ま り,成 就 感 を 味 わ う こ と が で きた 。
o板 書 の 工 夫 を した こ とで 一 単 位 時 間 の 活 動 の 流 れ を児 童 が 理 解 し,主 体 的 に活 動 で き た。
ウ.評 価
O一 単 位 時 間 の 評 価 の 観 点 を 明 確 にす る こ と で,児 童 一 人 一 人 の 課 題 が 具 体 的 に な り,そ の 変 容 を と らえ る こ とが で きた 。
o教 師 か らの 個 に応 じた賞 賛 や 励 ま しや,児 童 の 自 己 ・相 互 の 評 価 は,児 童 が 活 動 の 満 足 感 や 成 就 感 を 味 わ い,向 上 心 を もつ こ と に 大 き く関 わ っ て い る こ とが わ か っ た。
(2)今 後 の課 題
O友 達 の よ さ に 気 付 き,力 を 合 わ せ て 活 動 しよ う とす る意 欲 や 態 度 を 育 て る た め の 指 導 の 工 夫 を して き た が,児 童 の 発 達 段 階 を踏 まえ た 題 材 や 一 単 位 時 間 の 展 開 の 工 夫 につ い て は, 児 童 の 興 味 ・関 心 を 高 あ る た あ の 様 々な 活 動 内 容 を 検 討 す る必 要 が あ る。
O評 価 方 法 につ い て は,児 童 の よ さ を と らえ られ る項 目を 検 討 して き た が,さ らに 題 材 の ね ら い に 沿 った 評 価 の 観 点 を 個 々 の 児 童 に応 じて 設 定 し,具 体 的 に 生 か す 評 価 方 法 を 工 夫 す る 必 要 が あ る 。
lll共 に高 め あ う学 級 活 動 を め ざ して,一 入 一 人 が 自信 を も っ て 活 動 す る指 導 の工 夫
話合 い活動 を通 して (学級活動上学年分科会)
1.主 題 設 定 の理 由
上 学 年 の 児 童 一 人 一 人 を 見 る と,学 級 の 諸 問 題 に 気 付 き,自 ら主 体 的 に 考 え よ う と して い る児 童 も多 くみ られ る。 しか し,こ の よ うな 課 題 意 識 を ど の よ う に表 現 した らよ い の か わ か らな か っ た り,友 達 か らど う思 わ れ るか を気 に した りす る た め,十 分 に 自 己 を 発 揮 で き な い こ とが あ る。 ま た,自 信 を も って 友 達 や 学 級 集 団 に か か わ る こ とが で きな い た め に,共 に 向 上 しよ う とす る意 欲 や 態 度 が 高 ま らな い面 もみ られ る。
一 方 ,学 級 活動 の指 導上 の問題 点 と して,特 に次 の二 点が あ げ られ る。一 っ は,話 合 い活 動 に お い て,学 級 の す べ て の 成 員 が 題 材 に対 す る共 通 の 問 題 意 識 を もっ こ と が 少 な く,一 部 の 児 童 の 活 動 に終 始 しが ち に な る こ とで あ る。 二 っ に は,話 合 い活 動 の 評 価 の 観 点が 明 確 で な い た め に,発 言 回 数 の 多 さや 司 会 の 手 際 の よ さ だ け が 評 価 され る傾 向 に あ り,児 童 一 人 一 人 を 伸 ば す 工 夫 に 欠 け が ち な こ と で あ る。 そ こで,本 研 究 で は,こ の 二 つ の 点 を 補 うた め に, 特 に 話 合 い活 動 を 通 して 指 導 上 の 工 夫 を追 究 す る こ と と した。
学 級 活 動 の 基 盤 と な る学 級 集 団 は,教 師 と児 童,児 童 相 互 の 信 頼 感 に満 ち た 人 間 関 係 に 支 え られ,一 人 一 人 の よ さを 存 分 に発 揮 す る こ との で き る集 団 で あ る こ とが 大 切 で あ る。 信 頼 感 に 満 ち た 温 か い 人 間 関 係 の 中 で こそ,児 童 は意 欲 的 に創 意 に溢 れ た 活 動 を 展 開 で き る もの で あ る。
ま た,一 人 一 人 の 児 童 は,教 師 や 友 達 か らよ さや 可 能 性 を 認 め られ,自 ら も気 付 くこ とに よ り,自 信 を も って 活 動 す る よ うに な り,集 団 活 動 に も主 体 的 に か か わ る よ うに な る もの と 考 え る。 主 体 的 に か か わ る こ と に よ り,友 達 の よ さ を 取 り入 れ な が ら共 に 高 め 合 う こ と もで
き る 。
以 上 の こ とを 主 題 設 定 の 理 由 と した 。
「自信 」 に つ い て は,「 活 動 意 欲 に 結 び っ く気 持 ち の 高 ま り」 と考 え 研 究 を 進 め た 。 児 童 は,友 達 や 教 師 に よ って 認 め られ る こ と に よ り 「自信 」 を もち,次 の 活 動 へ の 関 心 と意 欲 を 喚 起 す る と と も に,新 な 「自信 」 の 発 見 を す る こ とが で き る もの と考 え た。
2.研 究 仮 説 と 仮 説 検 証 の視 点
一 人 一 人 の 児 童 が ,意 欲的 に話合 い活動 に参加 す るた めに は,話 し合 お うとす る ことにつ
いて,学 級 全 体 の 問 題 で あ る と い う意 識 を,事 前 に も って い る こ と が 大 切 で あ る。 児 童 が 共 通 の 問題 意 識 を もつ よ うに な る と,そ の 問 題 を 自 ら解 決 して い こ う とす る 気 持 ち を もち,自
分 な ら こ うす る と い う考 え を も って 話 合 い活 動 に の ぞ む こ とが で き る だ ろ う。
さ らに,話 合 い活 動 に お いて は,互 い の よ さ を 認 め 合 う場 を 工 夫 す る こ とが 大 切 で あ る。
児 童 が,自 分 の よ さを 認 め られ 自信 を もつ よ うに な る と,失 敗 を お そ れ ず 安 心 して 自分 の 考 え を 発 表 す る こ とが 可 能 とな り,そ の こ と が,や が て 共 に高 め 合 う学 級 活 動 の 展 開 に っ な が る と考 え た。
以 上 の こ とか ら,研 究 仮 説 を 次 の よ う に設 定 した 。 研究仮説
児 童 が 共 通 の 問 題 意 識 を も ち,互 い の よ さ を 認 め 合 う こ と が で きれ ば, 一 人 一 人 の 児 童 が 自信 を も って 話 合 い活 動 に参 加 す るで あ ろ う
。
〈 仮 説 検 証 の 視 点 〉 視 点1 共通の問題意識をもたせる工夫
ア.問 題 に 気 付 くた め に
・学 級 全 体 で 話 し合 い た い こ と を 考 え る。
・小 グ ル ー プ(係 ・生 活 班 な ど)で 問 題 を 話 し合 っ た り,書 い た りす る。
・他 学 級 の 例 を 参 考 に す る。
・朝 ・帰 りの 会 の 発 言 の 中 か ら話 し合 い た い こ と を探 す 。
・学 級 日記 ,班 ノー トを見直す 。
・日常 生 活 を ふ りか え り,教 師 と共 に考え
る。 な ど
イ.問 題 を 共 有 化 す るた め に
・話 し合 い た い こ とを 提 示 す る。
・学 級 全 体 で ,議 題 を決 め るための 話合 いを して,提 案 理 由 を ふ く らま せ る。
・話 合 い 活 動 まで の 計 画 を立 て ,全 員 に知 ら せ る。
・そ の 時 間 の 活 動 計 画 を 活 用 し,一 人一人 が 考 え を ま と め て,話 合 い に の ぞ む 。
・話 合 い 活 動 の 資 料 を 共 に準 備 す る。 な ど 視点2 互いのよさを認め合 う場の工夫
ア.相 互 評 価 ・自 己評 価 の 場 の 工 夫
・互 いの よか った こ と を 発 表 し合 う。
・友 達 の よか った こ と,自 分の がん ば った こ と,が ん ば り た い こ とを 記 入 す る。
・記 入 した もの を 互 い に見 合 う。 な ど
イ.教 師 の 働 きか け
・教 師 の 評 価 の 観 点 を 明 確 に し,活 動 を具 体 的 に認 め 励 ま す 。
・児 童 や学 級 の 実 態 に即 して 伸 ば して い きた い 点 を考 慮 し,評 価 の 観 点 を しぼ る 。 な ど
3.研 究 内 容
前 記 の 研 究 主 題 に せ ま る た め,本 研 究 で は,1学 期 の 話 合 い活 動 と,2学 期 の 話 合 い活 動 を 比 較 し そ の 変 容 を み て き た 。(1)の事 例 は仮 説 検 証 の 視点1に つ い て 記 述 し,(2)の 事例 は 仮 説 検 証 の 視 点2に つ い て 記 述 した もの で あ る。
(1)実 践 事 例(視 点1)5年10月 議 題 「お ば け や し き大 会 を しよ う 」 共 通 の 問 題 意 識 を も た せ る 工 夫
児 童 は,問 題 に気 付 くた め に 小 グル ー プ で の 話 合 い を 行 った。 話 し合 い た い こ とを 見 っ け た 児 童 は,み ん な が 見 る こ と が で き る よ う に,提 案 カ ー ドに記 入 し議 題 掲 示 板 に掲 示 した 。 さ らに,問 題 を 共 有 化 す るた め に,提 案 カ ー ドに は 賛 同 者 氏 名 記 入 欄 を 設 け た 。
ま た,計 画 委 員 が 見 通 しを も って 活 動 で き るよ うに,議 題 掲 示 板 に 話 合 い活 動 ま で の 手 順 を明 記 した 。 そ して,計 画 委 員 が 掲 示 して あ る議 題 案 の 中 か ら適 切 な もの を 選 び,学 級 全 体 で 提 案 理 由 を ふ く らま せ る話 合 い を 行 い,学 級 全 体 の 問 題 で あ る と い う意 識 を 高 め た。
授 業 の 概 要
●休 み 時 間 に 計 画 委 員 が,議 題 掲 示 板 か ら 議 題 を選 択 した。
「こわ い話 大 会 を や りた い と い う人 が , 一 番 多 い よ
。 」
「提 案 理 由が,暑 い 日に 涼 し くな る か ら だ って 。 も う10月 だ よ。 」
「次 に多 い の は,お ば け や し き大 会 だ よ 。」
ど ち ら に す る か,帰 りの 会 で,学 級 全 体 に 問 い か け て 決 め る こ と に な った 。
●帰 りの 会 で 「お ば け や し き大 会 」 に 決 定 。 さ らに,提 案 理 由 を ふ く ら ませ た 。
の い た り ﹂ や ︒ を い ﹂ ば け ﹂ 案 ︒ お ば ら 提 ら 脳 ﹂ お ﹂ か に か が ︒ ー い 画 い る ら が ら な 計 た あ か だ か ら 勤 ﹂ き さ ﹂ 見 が い け う ま 活 ︒ し だ ︒ が と な だ 思 つ ︑ す や く ら 顔 二 が う と ︑ て ま け て か た た と 思 る は め い ば つ い し つ こ と 残 で と 思 お い い り や た い に け ま と て を て く に つ わ 出 だ を い し 由 つ つ 前 や こ い る 見 た う 理 あ び は は は 思 い 意 き ど ︒ が の 話 き 話 は て の 書
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●話 合 い 活 動 の 様 子(数 字 は,評 価 の 観 点 に 基 づ い て 分 類 した もの)
掲 示用 パ ネル で コ ース を作 り、 おど か す 人 ・鋭 明 す る人 に 分 か れ る こ とが 決定 し、入 場 の 順 番 を待 うて い る人 に は 、 こわ い話 をす る こ とに な っ た 。 N君 「入 場 す る 人 は 、1人 でい い です か 。」 ③④ 司 会 「では 、何 人 で入 場 す るか を決 め ます 。 」 Aさ ん 「大 詳 で行 くと遭 が つ ま るの で 、 ユ人 か2人 Hさ ん 「Aさ ん に 賛 成 で 、 た く さん で い く と こ わ く
Yさ ん 「こ わ い と思 うた め に も、1人 の 方 が い い と
N G
君 「45分 あ るの で 、1人 で入 場 した 方 が いい 君 「も し事 故 が あ る と こ ま るか ら2人 が いい で Rさ んrG君 と 同 じで 、2人 の 方が 安 全 だ と思 い ま 0君rだ った ら、好 きな 人 数 で入 塙 した らい い と
が い い で す 。 」
な い か ら 、1人 が い い で す 。 」
思 い ま す 。 」
と 思 い ま す 。 」
す 。J
す 。 」
思 い ま す 。 」
⑧ ① ⑦ ⑧ ⑧ ① ⑤ ②
Tさ ん 「わ た しは 心 細 い の で 、O君 に 賛 成 です 。」① Sさ ん 「Tさ ん の 気 持 ち もわ か るけ ど、 全員 で入 場 しよ う とか な る と こ ま るの で 、1人 が い い
と思 い ま す 。 」 ②⑧
Hさ ん 「は じめ は1人 が い い と思 った け ど、最 高2 人 とか に 決 め れば 、0君 の意 見 で問 題 な い
と思 い ま す0」 ② ⑥
この よ うに活 発 な意 見 の 交 換 が な され 、1人 か2人 で 人 場 す るこ と にな った 。
考 察
本 分 科 会 で は,自 信 を も って 話 合 い 活 動 に 参 加 す る 児 童 像 と して,下 記 の ① 〜 ⑧ の 意 見 を 言 う こ とが で き る児 童 と考 え た 。 話 合 い 活 動 中 の 意 見 を 下 記 の 観 点 で 分 類 して い くと,1学 期 は,① ・② の意 見 が 多 く,意 見 発 表 に留 ま って い た 。2学 期 に は,③ 〜 ⑧ の 意 見 も増 え て
きた こ とか ら,問 題 を 解 決 す る方 向 に 向 か って,話 合 い が 充 実,深 化 して き た と考 え られ る 。 こ の こ と は,事 前 に 共 通 の 問 題 意 識 を 高 め た こ とで,一 人 一 人 が 自分 の 考 え を ま と め て, 話 合 い 活 動 に の ぞ ん だ か らだ と考 え ら
れ る 。 ま た,学 級 全 体 の 問 題 を 自分 た ちの 力 で 解 決 して い こ う と い う意 欲 が 高 ま った か らだ と も考 え られ る。
した が って,話 合 い 活 動 の 事 前 に, 共 通 の 問 題 意 識 を もた せ る こ とは,一 人 一 人 の 児 童 が,自 信 を も って 話 合 い 活 動 に 参 加 す るた め に有 効 で あ る こ と が 分 か った 。
{2)実 践 事 例(視 点2)5年 互 い の よ さ を認 め 合 う場 の 工 夫
活 動 計 画 に 「光 って い た 友 達 」
評 価 の 観.点
① 友 達 ・ 自 分 の 考 え を 補 足 し た 意 見
(賛 同 ・つ け た し ・言 い か え)
② 友 達 の 考 え を 聞 き 、 新 し い 考 え 方 ・見 方 を し た 意 見 (反 対 ・ ゆ ず る ・違 う 見 方)
③ 話 し 合 っ て い る こ と の 内 容 を 確 認 し た 意 見 (質 問 な ど を し て)
④ 司 会 を 助 け よ う と し た 意 見
(話 合 い の 進 め 方 な ど に 関 し て)
⑤ 蝋 前 の 経 験 を 生 か し た 意 見
⑥ 話 合 い を ま と め よ う と し た 意 見
(考 え の 違 い を 合 わ せ る な ど し て)
⑦ め あ て(提 案 理 由)を 考 え た 意 見
⑧ 実 践 活 動 に 向 け て 、 見 通 し を も っ た 意 見
⑨ そ の 他 の 意 見
(自 分 の 意 見 を 主 張 す る だ け の 場 合 な ど)
10月 議 題 「雨 の 日の 遊 び 道 具 を作 ろ う 」
(相 互 評 価)「 が ん ば っ た こ と ・が ん ば りた い こ と」(自 己評 価)の 欄 を 設 け た 。 相 互 評 価 に つ いて は,「 光 って い た友 達 の 発 表 」 とい う,互 い の よ か った と こ ろ を 発 表 す る場 を設 け た。 自 己 評 価 にっ い て は,相 互 評 価 の 後 に 行 う こ と で,他 か ら認 あ られ,自 分 の よ さ に気 付 い た り,具 体 的 な課 題 を もっ こ とが で き る よ うに した 。
終 末 の 助 言 に お い て は,そ の 活 動 を 個 人 名 を挙 げ て 具 体 的 に認 め 励 ま した。 「誰 が 」 「ど の よ う に」 よ か った か を,具 体 的 に評 価 す る こ と に よ り,児 童 が 「光 って い た 友 達 の 発 表 」 を す る時 の 視 点 に な る と考 え た 。 ま た,学 級 の 実 態 ・一 人 一 人 の 児 童 の 実 態 か ら,伸 ば した い こ とを 常 に考 察 し,評 価 の 観 点 を しぼ った 。 この 時 一 人 一 人 を 伸 ば す た め に,実 態 に 応
じて は,前 事 例 に挙 げ た評 価 の 観 点 以 外 の こ と で 認 あ励 ます こ と もあ った 。 授 業 の 概 要
計 画 委 員 会 で は,議 題 決 定 まで の 話 合 い を も と に,提 案 理 由 を ふ く ら ませ,活 動 計 画 を 作 成,配 布 した 。 児 童 は,事 前 に 自分 の 考 え を 活 動 計 画 に 記 入 し本時 に臨 ん だ。 本 時 で は,ま ず,何 を 作 る か に つ い て 話 し合 い,雨 の 日に み ん な で 遊 ぶ の に ふ さわ しい 遊 び 道 具 を 決 め た 。
そ して,個 人 の 特 性 や,意 欲 を 考 慮 して 分 担 を 決 め た。
授 業 の 終 末 で は,「 光 って い た 友 達 」 を記 入 し,発 表 した 。 この 時,教 師 は,発 言 量 は 少 な くて も話 を 聞 い て い た 児 童 ・発 言 に 進 歩 が み られ た児 童 ・互 い の よ さを 認 め 合 う こ とが で き た児 童 に も 目 を 向 け,具 体 的 に 発 言 す る よ うに 助 言 した 。 終 末 の 助 言 で は,個 人 名 を 挙 げ て,評 価 の 観 点 に そ って,活 動 を 具 体 的 に認 め 励 ま した 。
次 に 示 す の は,児 童A・Bに つ い て,「 発 言 内 容 」 と 「光 って い た 友 達(相 互 評 価)の 発 言 」 を、5月 の 授 業(議 題 「ク ラ スの 歌 を作 ろ う」)と 比 較 した もの で あ る。
5月 議 題 「クラ ス の 歌 を 作 ろ う」10月 議 題 「雨 の 日 の 遊 び道 具 を 作 ろ う」
児 童Arも と に す る歌 は,『 大 き な 歌 』 が 「ク ラ ス は24人 い るの で,小 さ な トラ ン プ と大 き 絶 対 に い い と思 い ま す 。 な トラ ンプ の 両 方 を 作 れ ば い い と思 い ま す 。 」
児 童B「 ク ラ ス の 歌 を 作 るた め に い い 意 見rKさ ん は,r竹 とん ぼ 』 と い う意 見 が で た 時, が た く さん 言 え ま した 。 」 提 案 理 由 のr雨 の 日 に … 』 に 戻 って 意 見 が い え ま
した 。 」 考 察
発 言 内 容 を 見 る と,5月 の 時 は,児 童Aの 様 に 自分 の 意 見 を 言 う こ とが で きて も言 い っ ぱ な しに な って い た り,自 分 の 考 え に 固 執 した り して い た 。10月 に な る と,付 け足 しを して 新 しい 考 え を 出 した り,違 う意 見 の よ い と こ ろ を 見 っ け,折 衷 す る意 見 を言 っ た りす る こ と が で き る よ う に な った 。 これ は,「 光 って い た 友 達 の 発 表 」 や 終 末 の 助 言 で,活 動 を 個 人 名 を 挙 げ て,'評 価 の 観 点 に そ って 具 体 的 に認 め 励 ます こ と に よ り,そ の 活 動 が 定 着 して き た た め で あ る と考 え られ る。
「光 っ て い た 友 達 の 発 表 」 に お い て,5月 の 時 は,児 童Bの 様 に 「い い 意 見 」 「み ん な 」
「頑 張 っ て い ま した 」 と い う抽 象 的 な 相 互 評 価 の 発 言 を して い た 。10月 に な る と,rKさ ん は 」 「提 案 理 由の 」 と い っ た,「 誰 が 」 「どの よ う に 」 よ か っ た か を 認 め 励 ま す 相 互 評 価 の 発 表 に 変 わ って きた 。 これ は,教 師 が,終 末 の 助 言 で 「光 って い た 友 達 の 発 表 」 の 時 の 視 点 とな る よ う に 留 意 し,個 人 名 を 挙 げ て,評 価 の 観 点 に そ っ て,活 動 を 具 体 的 に 認 め 励 ま す こ とを 繰 り返 して きた た め で あ る と 考 え られ る。
ま た,10月 に な る と,「 光 って い た 友 達 の 発 表 」 に取 り上 げ られ る意 見 の 数 が 増 え て き た。 そ の 中 に は,教 師 が 終 末 の 助 言 の 中 で 取 り上 げ よ う と思 って い た 意 見 も多 く含 ま れ る よ
う に な った 。 この こ とか ら,児 童 相 互 に 互 い の 活 動 を 見 る 目が 養 わ れ て きた と考 え られ る。
互 いの よ さ を 認 め 合 う場 を 工 夫 す る こ と は,児 童 が 互 い の よ さ を知 り,自 信 を も って 意 欲 的 に 話 合 い 活 動 に 参 加 す る た め に,有 効 で あ る こ と が 分 か った 。
4.ま と め と今 後 の 課 題
本 分 科 会 で は,自 主 的 で 意 欲 的 な 児 童 を 育 て て い くた め に は,自 信 を も って 集 団 活 動 に か か わ って い く こ とが で き る よ うに す る こ とが 大 切 で あ る と考 え た。 共 通 の 問 題 意 識 を もち, 互 い の よ さ を認 め 合 う こ と が で きれ ば 自信 を も っ て 活 動 して い くで あ ろ う と い う研 究 仮 説 を
も と に,話 合 い 活 動 を 通 して 以 下 の こ とが わ か り,ま た 課 題 と して 残 った 。 (1)研 究 の成 果
視 点1共 通 の 問題 意 識 を もた せ る工 夫
● 議 題 の 提 案 用 紙 の 掲 示 な ど を 工 夫 す る こ とで,一 人 一 人 が 気 が 付 い た こ とを 学 級 の 共 通 の 問 題 と して い く こ とが で き た。 さ らに,学 級 の 諸 問題 に気 付 くよ うに な った 。
● 提 案 理 由 を学 級 全 体 で ふ く ら ませ て い くこ と で,議 題 に 対 し必 要 感 を 深 め,自 分 の 意 見 を 考 え る も と とな って い っ た。 ま た,話 合 い を 進 め て い く うえ で,提 案 理 由 に も
ど って 考 え る指 針 とな っ た。
視 点2互 い の よ さ を 認 め る場 の 工 夫
● 相 互 評 価 ・自 己 評 価 の 場 を 重 視 し,カ ー ドな ど に 記 述 す る こ と や発 表 す る こ とで 互 い の よ さ に 気 付 くよ う に な って きた 。
● 評 価 の観 点 を 明 確 に す る こ と で,終 末 の 助 言 の 中 で 一 人 一 人 に 対 し具 体 的 に認 め, 励 ま す こ とが で き る よ う に な っ た 。
● 評 価 の 観 点 を継 続 的 に 記 録 して い く こ とで,個 々 の 変 容 と学 級 全 体 の 高 ま りを 把 握 して い く こ とが で き た 。
{2)今 後 の 課 題
● 学 級 活 動 の 計 画 カ レ ン ダ ー な ど,見 通 しを も って 活 動 して い くこ と は 大 切 な こ とで あ るが,計 画 委 員 会 の 活 動 を 含 め て 時 間 の 確 保 を工 夫 す る必 要 が あ る。
● 評 価 の 観 点 を9項 目(12ペ ー ジ参 照)に 分 け た が,さ ら に授 業 を 通 して よ り よ い もの に して い く必 要 が あ る で あ ろ う。
● 互 い の よ さを 認 め 合 う こ と は,話 合 い活 動 だ け で 培 わ れ る もの だ け で な く,学 級 活 動 全 体 で み て い く こ とが 大 切 で あ る 。 さ らに,教 育 活 動 全 体 を 通 して 互 い の よ さ を認 め合
う指 導 を 積 み 重 ね て い く必 要 が あ る と考 え て い る。
1V一 人一人の児童が互 いに認 め合い自主的た活動する児童集会の指導の工夫
(児童会活動分科会) 1.主 題 設 定 の 理 由
児 童 会 活 動 は,学 校 の 全 児 童 の 組 織 す る児 童 会 に お い て,学 校 生 活 の 充 実 向 上 の た あ に 諸 問 題 を 話 し合 い,協 力 して 解 決 を 図 る活 動 を 行 う こ と,ま た そ れ らの 活 動 を 自 発 的 に 行 う こ と に
よ って,自 主 性 と 社 会 性 を 養 い 個 性 の 伸 長 を図 る こ とが そ の 特 質 で あ る 。
特 別 活 動 は,実 践 的 な 集 団 活 動 を 通 して,そ の 目的 を達 成 す る もの で あ る が,児 童 の 人 間 関 係 が 希 薄 化 して い る今 日,学 校 生 活 に お い て,友 達 と協 力 した り,相 手 の 立 場 に立 って 考 え た
りす る態 度 が 十 分 と は 思 え な い。
児 童 会 活 動 の 実 態 調 査 に よ る と,児 童 会 の 司 会 や 記 録 な どの 役 割 を 進 ん で や って み た い と 答 え る 児 童 は 少 な く,ま た,児 童 会 の 集 会 が 楽 しい と思 って い る児 童 も多 い と は い え な い 。
自 己 中 心 的 な言 動 や 実 践 的 態 度 が 乏 しい こ と に よ り,集 団 活 動 に 対 して 興 味 や 関 心 が 薄 れ, 自発 的 態 度 や 公 共 に 奉 仕 す る豊 か な心 の 育 成 が 問 題 と な って い る 。
児 童 会 集 会 活 動 に お い て は,代 表 委 員 会,運 営 委 員 会 は学 校 の 全 児 童 の 代 表 で あ る と言 う 自 覚 の 上 に 立 って こ そ,児 童 た ち は学 校 生 活 の 向 上 発 展 を 目 指 して 建 設 的 な 意 見 を 伸 び 伸 び と述 べ る こ と が で き る。 しか しそ の 選 出 は ご く一 部 の 児 童 に よ る もの で あ った り して い る場 合 が 多 い。 ま た,代 表 と して の 役 割 を 強 調 す れ ば す る ほ ど,児 童 に と って は特 別 な 能 力 や 学 力 が 必 要 と 感 じ,ま す ま す 代 表 委 員 会,運 営 委 員 会 は 全 児 童 の 代 表 と して の 役 割 りを 果 た しに く くな っ て い る。
異 年 齢 集 団 に よ る活 動 で あ る児 童 会 集 会 活 動 で は,特 に そ の 特 質 に 留 意 し,子 ど も同 士 が お 互 い に 目的 を も って 楽 しむ 活 動 や,自 分 た ちの 生 活 を 見 直 し,よ りよ くす る た あ の 話 合 い 活 動 等,積 極 的 に 行 う必 要 が あ る 。 そ の た め に は,児 童 一 人 一 人 の 興 味,関 心 を 高 め 意 欲 的 な 集 団 活 動 を 行 わ せ る た め に,全 校 児 童 の 参 加 に よ る,望 ま しい 運 営 の 方 法 や 考 え 方 等,児 童 が 互 い に 認 め 合 い高 め 合 う 中 で,集 団 の 一 員 と して の 自覚 を も ち,意 欲 的 に 活 動 す る児 童 集 会 の 在 り 方 を 研 究 す るた め に本 分 科 会 の 研 究 主 題 を 設 定 した 。
ll.研 究 仮 説 と仮 説 検 証 の 視 点
児 童 一 人 一 人 が 力 を 発 揮 し,待 ち 望 む よ うな 楽 しい集 会 に した い 。 そ の た め に は,児 童 が 自 分 で ア イ デ ィア を もち,や って み た い と思 った 役 割 に 自 由 に 取 り組 め る よ うな 工 夫 を 考 え た い 。 ま た,ア ンケ ー トや 話 合 い 活 動 を 通 して 児 童 一 人 一 人 が 意 欲 を も って,集 会 活 動 に 参 加 で き る
工 夫 を した い 。 さ ら に児 童 会 集 会 活 動 の 特 質 を と らえ,他 学 年 と の か か わ りを 深 め て い くよ う な 手 立 て が 必 要 と考 え,以 下 の仮 説 を 設 定 した 。
児 童 の 考 え を 生 か し,一 人 一 人 が 自分 な りの 役 割 を 見 付 け,進 ん で 活 動 に 取 り組 あ る よ う な 援 助,工 夫 を す れ ば,互 い に 認 め 合 い意 欲 的 な 集 会 活 動 に な るで あ ろ う。
〈仮説検証の視点 〉 視 点1
児 童 が 自 らの 考 え を生 か し,進 ん で.
活 動 に取 り組 め る よ う にす る工 夫
視点2
児童一人一人が自分な りの役割を見付 け る工夫
実 行 委 員 会 … …A代 表 委 員 会 … …B 低学年 中学年 高学年
計 画 準 備 事 前
ア児童ヘアンケー ト調査を行 うA イ過去の資料等を活用す るAB
ウ広報活動を工夫 し,全 校児童の興味 関心を高めるB
工役割や仕事内容を知 らせるAB オ実行委員会の参加を呼び掛けるB
・集 会 の 目 当 を きめ る
放 送,ボ ス タ ー で し らせ る
・役 割 分 担 の 計 画 を 作 る 目当 て を もつ
i
集会の内容を知 る
・集 会 の イ メー ジ を持 つ
・で き る仕 事 を 引 き受 け る
・役 割 分 担 を 受 け る
実
践
ア 異 学 年 同士 が 互 い に協 力 で き る 内 容 に す る。
イ児 童 が 何 らか の 役 割 を 持 ち,一 ・人 一・
人 が 所 属 感 を 味 わ え る活 動 にす る ウ児 童 が 活 動 しや す い 環 境 に す る
・協 力 して 仕 事 を す る
リー ダ ーの 自 覚 を もつ 集会を楽 しむ
目当てを理解 し行動す る 1
全校児童が協力 し活動 をす る
評
価
ア互 い の 良 い点 や 努 力 した 事 を 認 め 合 い,作 文 や 手 紙 等 で 表 現 す る イ 目当 に よ っ て 活 動 で き た か,自 己評
価 カ ー ドに記 入 す る
ウ 係 り児 童 の 良 さ や頑 張 った 点 を 認 め 全 児 童 に 紹 介 す る
工 代 表 委 員 会,実 行 委 員 会,各 学 級 で 反 省 会 を す る
ア ン ケ ー トに 良 か っ た 事,改 善 し た い 点 を 書 くi
自 己評 価 カ ー ド に 記 入 す る
次回の集会での自分 の役割 りを考える
i 実 行 委 員 に つ い て
児 童 の 自主 的 参 加 に よ る組 織 で あ る。 各 校 ご との 実 態 に違 い はあ るが,行 事 ご と に募 集 し 企 画,準 備 等 司会,進 行,係 り活 動 も含 め 全 校 児 童 集 会 の 中 心 的 役 割 を任 う もの で あ る。
な お 活 動 時 間 は二 十 分 休 み や 放 課 後 と な り,児 童 の 自主 的 な 活 動 が 主 体 と な る。