• 検索結果がありません。

平成 28 年度 アスファルト再生骨材の凍上抑制層材料としての検討 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 上野千草 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 安倍隆二 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 木村孝司 道北地域では アスファ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平成 28 年度 アスファルト再生骨材の凍上抑制層材料としての検討 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 上野千草 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 安倍隆二 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 木村孝司 道北地域では アスファ"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成28年度

アスファルト再生骨材の

凍上抑制層材料としての検討

国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路保全チーム ○上野 千草 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路保全チーム 安倍 隆二 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地道路保全チーム 木村 孝司 道北地域では、アスファルト塊のストック量が著しく増大し、ストックヤードの確保が困難 な状況にあり、再生加熱アスファルト混合物用骨材としての使用量が減少傾向にある中、アス ファルト混合物以外の用途による利用促進が期待されている。 そこで、アスファルト再生骨材を国道本線上の凍上抑制層に用いるため、登坂車線の凍上抑 制層材料として、アスファルト再生骨材40mm級を用いて試験施工を行い、DCP試験および FWD試験を実施し、支持力等を確認した結果を報告する。 キーワード:アスファルト再生骨材、凍上抑制層、支持力、DCP試験、FWD試験 1. はじめに 留萌開発建設部管内におけるアスファルト中間処理施 設では、受入量に比べ再生利用量が少ないため、各施設 のストック量が増大し、ストックヤードの確保が困難な 状況にある。このため、アスファルト発生材の利用促進 に向けた取り組みとして、凍上抑制層材料にアスファル ト再生骨材を用い試験施工を行った。 試験施工は、図-1に示す初山別村金駒内における登坂 車線の設置工事(写真-1)において実施した。 本文では、アスファルト再生骨材を凍上抑制層に使用 するための適用性を判断するために、凍上抑制層転圧後 にDCP試験を、表層施工後にFWD試験を行い支持力を 評価した結果等について報告する。 なお、同様の試験施工として、平成11年度の寒地土木 研究所による「寒冷地におけるアスファルト再生骨材の 路盤材への適用に関する検討」1) 、平成25、26年度の稚 内開発建設部浜頓別道路事務所と寒地土木研究所による 「アスファルト再生骨材の有効利用について」2)、「ア スファルト再生骨材の凍上抑制層への適用に関する検討 について」3) 、及び平成23年度の留萌開発建設部による 「アスファルト再生骨材の有効利用について」4)の報告 があり、本試験施工の参考としている。 2. 管内の中間処理施設の現状 留萌開発建設部管内におけるアスファルト中間処理施 設の各施設の受入可能容量を図-2に示す。 地区全体としては3万t程度の受入可能な容量があるが、 施設毎に見ると受入可能容量が3千tを切っておりこれ以 上の受入がほぼ困難な施設が、全5施設中3施設を占める。 図-1 試験施工箇所図 写真-1 試験施工箇所(登坂車線設置工事) 図-2 留萌開発建設部管内の中間処理施設のストック量 0 5 10 15 20 25 30 35 40 H21 H22 H23 H24 H25 H26 受 入 可能 容量 ( 千 t) A社① A社② B社 C社 D社 留萌管内全体 試験施工箇所 初山別村 金駒内

(2)

3. 試験施工箇所の概要 初山別村金駒内における登坂車線設置工事の切土部の うち、120mの区間において凍上抑制層材料としてアス ファルト再生骨材 40mm級を使用した (図-2)。また、 一般的に凍上抑制層材料に用いられている切込砕石 80mm級を採用した比較区間もあわせて設けた。 なお、凍上抑制層の厚さはどちらの工区とも図-3 に 示すとおり 15cmとなっており、置換厚は初山別地域の 20 年確率置換厚に相当する 80cm5)としている。 4. 使用材料 今回凍上抑制層に使用したアスファルト再生骨材 40mm級、および切込砕石 80mm級の品質を表-2 に示す。 また、参考として下層路盤に用いた切込砕石 40mm級の 値も併せて示す。なお、表-1 に示した規格値は、「北 海道開発局道路・河川工事仕様書【平成 27 年度版】北 海道開発局独自」6)に記されている凍上抑制層材料およ び下層路盤材料の品質規格である。 アスファルト再生骨材は、凍上抑制層材料の規格値で ある洗い試験における4.75mm以下に対する0.075mm通過 率15%以下を満足する5.15%となっている。また、凍上 抑制層に用いる切込砕石80mm級の14.6%、および下層路 盤に用いる切込砕石40mm級の14.7%と比較して、少ない 表-1 使用材料の品質 As再生骨材 切込砕石 切込砕石 40mm級 80mm級 40mm級 90mm % 100 100 100※1 100 -75mm % 100 100 - 100 -63mm % 100 90 - 100 -53mm % 100 84 70~100 ※1 100※2 100 100 37.5mm % 100 74 70~100※2 100 70~100 31.5mm % 95 69 - 96 -26.5mm % 91 64 - 90 -19mm % 83 58 - 82 -16mm % 78 53 - 75 -13.2mm % 72 48 - 66 -9.5mm % 63 41 - 56 -4.75mm % 45 32 20~65 42 20~65 2.36mm % 33 26 - 32 -1.18mm % 24 20 - 23 -0.6mm % 17 15 - 17 -0.3mm % 10 10 - 11 -0.15mm % 4 6 - 7 -0.075mm % 1 3 - 3 -kg/m3 1551 1567 - 1572 -絶乾密度 g/cm3 - 2.452 - 2.469 -表乾燥密度 g/cm3 - 2.538 - 2.548 -見掛密度 g/cm3 - 2.681 - 2.683 -吸水率 % - 3.46 - 3.23 -% 2.33 4.71 - 6.22 -% 5.16 14.61 15%以下 14.71 15%以下 - NP - NP 6以下 % - 13.5 - 13.2 20%以下 % - 30.0 - 29.5 45.0以下 % 12.5 83.5 - 90.0 30.0以上 % 6.2 8.3 - 8.1 -g/cm3 1.983 2.076 - 92.0 -※1は80mm級の粗粒材料の規格値、※2は40mm級の粗粒材料の規格値 最適含水比 最大乾燥密度 すりへり減量 修正CBR試験 通 過 重 量 百 分 率 単位容積質量 全量に対する 0.075mm通過率 4.75mm以下に対する 0.075mm通過率 規格値 PI 凍上抑制層 下層路盤 安定性試験損失量 規格値 図-4 試験施工箇所定規図 P=54400~54520 アスファルト再生骨材 40mm 級 P=54280~54400 切込砕石 80mm 級 アスファルト再生骨材工区 比較工区 L=120m L=120m 図-3 試験施工工区割 切込砕石40m級

(3)

値となっている。 図-5 に骨材の粒度分布を示す。アスファルト再生骨 材の粒度は、概ね切込砕石 40mm級と同様の粒度分布と なっている。なお、アスファルト再生骨材は表-2 に示 した切込砕石 40mm級の粒度の規格値範囲を満足してい る。 5. 施工状況 凍上抑制層の転圧条件を表-2 に示す。アスファルト 再生骨材を用いた工区と、通常の切込砕石 80mm級を用 いた比較工区の機械の構成および転圧回数は同一条件で 行われ、アスファルト再生骨材を用いた工区の締固め度 は 97.6%と規格値の 90%以上 7)を満足し、比較工区の 92.6%よりも高い締固め度が得られた。 凍上抑制層施工後に、作業性についてアンケートを実 施したところ、アスファルト再生骨材を用いることによ る施工性の低下はなく、通常の材料と同一の機械編成お よび転圧回数で、良好な施工が行えたとの回答を得た。 また、夏期施工において心配された、運搬時および施 工時の再生アスファルト骨材同士の固結は見られず、外 気温 17.0~21.7℃の条件においてはさらさらとした状態 で、良好な施工性であった。 6. 凍上抑制層施工後の 支持力確認 支持力を確認する一般的な方法として「現場CBR試験」 や「平板載荷試験」など強固な反力と試験に一定の時間 を有する試験方法があるが、今回は登坂車線の施工であ り比較的狭いスペースでも簡易かつ迅速に支持力を確認 できる方法として、DCP試験を用いて行った。試験は、 凍上抑制層施工直後に凍上抑制層表面にて実施した。

DCP(Dual-mass Dynamic Cone Penetrometer)とは、和訳す ると「動的円錐貫入試験機」であり、円錐の貫入量から 地盤の支持力 CBR(California Bearing Ratio)を簡易的に推 定 するもので、対象は路床・路盤・凍上抑制層等 (CBR=0~100%程度)となっている。 本試験は、図-6に示すように8kgのハンマーを57.5cm 落下させることにより、コーンの付いた試験機を対象と なる地盤に貫入させて、その貫入量を計測するものであ る。 DCP貫入量からCBRを式(1)に示す相関式により推定す ることができる。 CBR 貫入量 . ……(1) DCP試験による貫入量が小さいほど支持力が高く、 CBR値が大きくなる関係にある。試験は、凍上抑制層を 貫通するまで行い、層全体の支持力を評価した。 図-5 使用骨材の粒度範囲 表-2 転圧条件 図-6 DCP試験の概要 図-7 DCP試験結果 7. 試験結果 凍上抑制層敷設終了後に凍上抑制層上面および路床面 でDCP試験を実施し、式(1)よりCBRを推定した。 試験実施時は、外気温 20.4℃であり、凍上抑制層の表 面で 39.9℃、h=-5cmで 36.8℃、層の中間の深さとなるh=-7.5cmで 35.7℃、h=-10cmで 34.1℃、凍上抑制層下面とな る深さh=-15cmで 32.5℃であった。 試験結果を図-7 に示す。スファルト再生骨材を凍上 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 通過 重量 百 分 率 (%) ふるい寸法 (μm・mm) 砕石40mm級 砕石80mm級 As再生骨材40mm級 75 150 300 600 1.18 2.36 4.75 9.5 13.2 19 26.5 31.537.5 536375 106 16 75 150 300 600 1.18 2.36 4.75 9.5 13.2 19 26.5 31.537.5 536375 106 16 75 150 300 600 1.18 2.36 4.75 9.5 13.2 19 26.5 31.537.5 536375 106 16 75 150 300 600 1.18 2.36 4.75 9.5 13.2 19 26.5 31.537.5 536375 106 16 切込砕石40mm級の粒度規格 切込砕石80mm級の粒度規格 使用機械 転圧回数 振動コンバインドローラー4t 5回 振動タイヤローラ9t 7回 27.5 41.8 31.4 14.6 0 10 20 30 40 50 60 砕石80m級 As再生骨材 前日施工 As再生骨材 当日施工 路床土 推定 CB R (% ) 平均値 最大値 最小値

(4)

抑制層に使用した工区の推定CBRの平均値は、調査の前 日に施工した箇所で 41.8%を、調査当日に施工した箇所 で 31.4%を示し、切込砕石 80mm級の工区の 27.5%と比較 すると高い値を示した。 なお、切込砕石の推定CBRの値にばらつきが大きいの は、骨材の最大粒径が 80mmと層厚に対して大きいため、 CDR試験の先端のコーンと骨材の当たり方により、貫入 量が大きく変動したものと考える。層厚が比較的厚い場 合、骨材による影響は平均化されるが、本施工箇所の凍 上抑制層厚が 15cmと薄いため、このような数値のばら つきが見られたと推測される。 アスファルト再生骨材については最大粒径が 40mmで あったため、骨材の粒径の影響は小さく、切込砕石と比 較して推定CBRのばらつきは小さかったものと考えられ る。 図-8~9 にDCP試験により得られた深さ方向の推定 CBRを示す。 図-8 は、調査日に施工された再生アスファルト工区 の試験結果である。深さ方向に均等に支持力が得られて おり、1層当たり 15cmの巻出し厚において良好な品質で 施工が行われていることが確認できた。 図-9 に、調査日前日に施工された再生アスファルト 工区の試験結果を示す。図-8 と比較して、比較的浅い 位置の推定CBRが高くなっていることが分かる。これは、 凍上抑制層施工後に、アスファルト再生骨材の温度が比 較的高い条件で、転圧機械等の重機が往来したため、表 面付近の再生アスファルト骨材同士が付着し、一体化し たためと考えられる。 図-9 の調査箇所の凍上抑制層表面の写真を写真-2 に、 図-8 の調査箇所付近の表面写真を写真-3 に示す。写真-3 においては、アスファルトが骨材と骨材を付着してい るように見られる。一方、写真-2 においては、そのよ うな状況は見られない。 調査前日に施工された区間で行ったDCP試験より得ら れた推定CBRの平均値は 41.8%であるのに対し、調査日 に施工された区間の推定CBRは 31.4%であり 10%以上の 差が見られたことから、気温や日射の影響で材料が温め られ、材料温度が比較的高い条件下で転圧作用が加われ ば、支持力が向上する可能性が示唆された。 8. アスファルト再生混合物の温度と支持力の関係 稚内開発建設部浜頓別道路事務所が実施した凍上抑制 層にアスファルト再生骨材を用いた試験施工箇所におけ る凍上抑制層の中間温度と支持力の関係を図-10 に示す。 これによると材料温度が上昇すると推定CBRが低下し、 支持力が小さくなる傾向が確認できる。また、再生骨材 の温度が概ね 30℃を超えると推定CBRが 30%を切る値 となることが分かる。なお、この測定を行った箇所は工 事用道路として 1 層の巻出し厚を 30cmとして施工され 図-8 調査当日施工箇所の深さ方向の推定CBR 図-9 調査前日施工箇所の深さ方向の推定CBR 写真-2 調査日施工箇所の凍上抑制層上面の状態 写真-3 調査前日施工箇所の凍上抑制層上面の状態 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 1.0 10.0 100.0 地表 面からの 深 さ( m m ) 推定CBR(%) 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 1.0 10.0 100.0 地表 面からの 深 さ( m m ) 推定CBR(%)

(5)

た箇所である。 今回、初山別においては、15cmの巻出し厚で施工さ れており、浜頓別よりも巻出し厚が薄いことから、より 転圧の効果が得られたことが、凍上抑制層の中間部の温 度が 35.7℃の条件でも平均で 31.4~41.8%と高い推定CBR となった要因と考えられる。 9. 凍上抑制層内の温度 一般国道 231号留萌市浜中(交通区分N5)、一般国道 238 号稚内市声問(交通区分N5)、一般国道 238 号稚内 市頓別(交通区分N5)に埋設されている温度計より整 理した凍上抑制層の中間部の温度の年間変動を図-11 ~ 13 に示す。 道北地域の3箇所において温度計測を行っているが、 凍上抑制層の中間温度が30℃を超える年は現在のところ 確認されていない状況にある。 アスファルト再生骨材の支持力は図-10に示したとお り、材料温度の影響を大きく受け変動する。このため、 本試験施工箇所においても、凍上抑制層の温度を確認す るため図-14のように熱電対を用いた温度計を埋設した。 今後、経年的に温度データを採取していく予定である。 10. 供用性状の支持力等の確認 供用後の支持力の推移や、路面の変形の推移を長期的 に計測するため、表層施工後に横断凹凸量、および FWD試験によるたわみ量の初期値の測定を行った。横 断凹凸量については、今回の計測値を初期値として今後 の検討に用いる。FWD試験によるたわみ量は、初期値 および施工後の支持力の確認に用いる。

ここで、FWD(Falling Weight Deflectmeter )とは、和訳 すると「重錘落下式たわみ測定装置」であり、重錘を落 下した際の舗装のたわみを測定することにより、非破壊 で舗装の支持力を測定することができる装置 である(写 真-4、5)。 調査においては、寒地土木研究所所有の試験車両を用 いたが、全国で約30台が稼働中である。 FWD試験の概念を図-15に示す。路面に落下ウェイト を落としたときに舗装表面に生じるたわみ量を、複数点 で同時に測定する装置である。 複数点で同時にたわみ量を測定するため、路面のたわ み形状が得られ、測定は、非破壊で舗装を傷つけること がなく、一箇所毎に5分程度と短時間で調査が可能な試 験である。測定したたわみ形状や大きさは、舗装の各層 の構造的な強弱により変わるため、測定結果を解析する ことにより、舗装各層の強度や路床の支持力などを推定 することができ、舗装の支持力が判定できる。 たわみ量の初期値を表層施工後の平成28年11月14日に 計測した。結果を図-16に示す。1工区当たり10測線で測 図-10 アスファルト再生骨材層の中間部の温度と支持力の関係 図-11 凍上抑制層温度(留萌市浜中) 図-12 凍上抑制層温度(稚内市声問) 図-13 凍上抑制層温度(浜頓別町頓別) 図-14 温度計設置位置 50.0 24.7 32.7 56.0 53.3 45.6 39.5 y = ‐0.0289x2+ 0.1902x + 54.595 R² = 0.9716 0 10 20 30 40 50 60 70 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 推定 CBR (%) As再生骨材層 中間部の温度(℃) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 5月1日 6月1日 7月2日 8月2日 9月2日 10月3日 凍上抑 制層中 間部温 度( ℃ ) 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 0 5 10 15 20 25 30 5月1日 6月1日 7月2日 8月2日 9月2日 10月3日 凍上抑 制層中 間部温 度( ℃ ) 2006年 2007年 2008年 2009年 2013年 2014年 2015年 0 5 10 15 20 25 30 5月1日 6月1日 7月2日 8月2日 9月2日 10月3日 凍上抑 制層中 間部温 度( ℃ ) 2014年 2015年 2016年 層厚(cm) 熱電対設置位置 (舗装表面からの 深さ(cm) アスファルト舗装 t=15cm 20.0 下層路盤 t=50cm 40.0 60.0 67.5 凍上抑制層 t=15cm 72.5 77.5 90.0 100.0 凡例 路床上面 熱電対 アスファルト舗装 t=15cm 下層路盤t=50cm (切込み砕石40mm級) 凍上抑制層t=15cm (再生As骨材40mm級) 路床土

(6)

写真-4 自走式FWD試験車両全景 写真-5 FWD試験装置設置状況 定を実施し、D0たわみ量の平均値と最大値および最小 値を示している。アスファルト再生骨材工区の平均値は 228μmであり、比較工区の208μmとほぼ同等の値とな り十分な支持力を有していることを確認した。また、最 大値と最小値の差は、アスファルト再生骨材工区で29μ m、比較工区で38μmと同程度のばらつきであった。 11.まとめ 今回の試験施工においてアスファルト再生骨材を凍上 抑制層に使用した工区において、以下のことを確認した。 ・通常の凍上抑制材料である切込砕石 80mm級と同一の 施工条件で、良好な転圧作業を行うことができ、所定 の締固め度が得られることを確認した。また。通常の 凍上抑制材料である切込砕石 80mm級を用いた比較工 区よりも高い締固め度を得られたことを確認した。 ・DCP試験による推定CBRは、材料温度 32.5~39.9℃の 条件においても、概ね 30%以上の値が得られること を確認した。 ・FWD試験による施工後のD0たわみ量は、比較工区と 同等の値を示し、十分な支持力を保持していることを 確認した。 図-15 FWD試験の概念 図-16 FWD試験結果 12. 今後の課題 今後は、現在未確認である供用による車輌の影響や、 融解期の支持力低下、夏期の高温期におけるアスファル ト再生骨材の軟化に伴う支持力低下の影響を把握し、当 該地域における凍上抑制層材料としての適用性を評価し ていく予定である。 参考文献 1) 安倍隆二、高橋守人、早坂保則;寒冷地におけるアスファルト 再生骨材の路盤材への適用に関する検討、土木工学会舗装工 学論文集第 4巻、1999年 12月、PP.127~134 2) 杉田和之、高見和弘、佐藤義臣;アスファルト再生骨材の有 効利用について-凍上抑制層への利用手法の考察-、第 57 回北 海道開発局技術研究発表会、2014年 2月 3)高見和弘、村田俊一、上野千草;アスファルト再生骨材の凍 上抑制層への適用に関する検討について、第 58 回北海道開 発局技術研究発表会、2015年 2月 4) 十河陽一、古城学、荒木恒也;アスファルト再生骨材の有効利 用について、-基礎材・路盤材への利用手法の考察-、第 55 回北 海道開発局技術研究発表会、2012年 2月 5) 北海道開発局:道路設計要領第2集、2015年4月、p.参27 6) 北海道開発局:北海道開発局道路・河川工事仕様書 【平成27年度版】、2015年4月、pp.3-29~30 7) 北海道開発局:北海道開発局道路・河川工事仕様書 【平成27年度版】、2015年4月、p.2-205 240  229  211  191  228  208  0 50 100 150 200 250 300 350 400 As再生骨材工区 比較工区 D0 たわみ 量 (μ m ) 最大値 最小値 平均値

参照

関連したドキュメント

所・ウィスコンシン大学マディソン校の河岡義裕らの研究チームが Nature に、エラスムス

「心理学基礎研究の地域貢献を考える」が開かれた。フォー

郷土学検定 地域情報カード データーベース概要 NPO

INA新建築研究所( ●● ) : 御紹介にあずかりましたINA新建築研究所、 ●●

 国立極地研究所 広報室職員。日本 科学未来館職員な どを経て平成26年 から現職。担当は 研究成果の発信や イベントの 運 営な

寒地土木研究所 ○正 員 今野久志 (Hisashi Konno) 寒地土木研究所 正 員 西 弘明 (Hiroaki Nishi) 寒地土木研究所 正 員 山口

表2 試験の種類と条件 試験の 種類 標準 温冷 試験 乾湿 試験... 基盤の表面を水湿しした後に,断面修復材を厚 さ 1cm で塗布した。

(独)土木研究所寒地土木研究所 ○正 員 角間 恒 (Ko Kakuma) (独)土木研究所寒地土木研究所 正 員 岡田慎哉 (Shinya Okada) 宮地エンジニアリング(株) 正 員