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平成 23 年の主要年表 年月事項 太字は山形県内の動き 平成 23 年 1 月前年末から降り続く大雪を受け 5 年ぶりに山形県豪雪対策連絡会議を設置 2 月 2010 年の中国の GDP 日本を抜いて世界第 2 位に ニュージーランドのクライストチャーチで地震 日本人も 28 人死亡 酒田港と韓国

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(1)

1

1 産業連関表の構造

産業連関表は、ある地域で1年間に行われた財・サービスの生産状況や、産業

間の経済取引を、タテ・ヨコの行列形式で一覧にしたものである。

財・サービスが各産業部門間でどのような取引過程を経て生産・販売されたも

のであるかを、行列(マトリックス)の形で見ることができる。

2 産業連関表の見方

タテ方向(列)…財・サービスの生産に用いられた原材料及び粗付加価値の構

成を示す

ヨコ方向(行)…生産された財・サービスの販売先の構成を示す

〇産業連関表は、山形県の1年間(対象年:平成 23 年)に行われた財・サービスの産業間に

おける取引状況等を一覧にした統計表であり、経済構造の把握や、経済波及効果分析を

行う際の基礎資料に利用される。

〇山形県では、昭和 30 年(1955 年)表から概ね5年ごとに作成し、今回の平成 23 年表で 11

回目の作成となる。

〇経済センサス等の多数の一次統計を基礎資料としており、公表までに約5年を要する。

中間需要

最終需要

(控除)

D

県内生産額

営 業 余 剰

農 林 水 産 業

A+B

-C

B

C

D+E

E

A

         需要部門

         (買い手)

 供給部門

 (売り手)

雇 用 者 所 得

生産物の販路構成(産出)

<資料についての留意事項>

(1)時系列比較のために計上している前回表以前の計数は、平成 23 年表の部門分類に合わせて簡易に組み替え

た名目値である。平成 23 年表は前回表と概念・定義、推計方法に変更があった部門も数多くあるため、過

去の計数との比較には注意を要する(データの制約上、概念などは完全には一致しない)

(2)表の数値は、四捨五入により内訳と合計が必ずしも一致しない。

平成 23 年山形県産業連関表の概要

平成28年9月9日

(2)

2

平成23年の主要年表

※太字は山形県内の動き

事 項

平成23年 1月 前年末から降り続く大雪を受け、5年ぶりに山形県豪雪対策連絡会議を設置

2月 2010年の中国のGDP、日本を抜いて世界第2位に

ニュージーランドのクライストチャーチで地震、日本人も28人死亡

酒田港と韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ航路が3年ぶりに週2便に増便

3月 グリーン家電エコポイント制度終了(H21.5/15~H23.3/31)

平成22年外国人旅行者県内受入数は前年比139.5%増の83,722人と過去最高

3/11 午後2時46分頃、三陸沖を震源とするM9.0の巨大地震が発生 県内において震度5強を観測

山形空港を東北地方と東京・大阪方面等を結ぶ交通拠点及び防災ヘリや自衛隊機等の救援活動

拠点として利用 24時間の運用開始(3/12~4/7)

県有施設において県外からの避難者受け入れを開始

4月 午後11時32分頃、宮城県沖を震源とするM7.4の地震(余震)が発生 県内において震度5弱を観測

山形新幹線が32日ぶりに全線復旧(暫定ダイヤ)

5月

ゴールデンウィーク期間中に県内の主要観光地やイベントを訪れた観光客数を公表 約51万人で前年に

比べ12万1千人減(前年比80.8%)

節電県民運動「山形方式節電」の社会実験を実施(5/25第1回、5/31第2回)

6月

東日本大震災から4月末までの酒田港の利用状況を公表 入港した貨物船は137隻で前年同期に比べ55

隻、67.1%の増

高速道路の無料化実験、土日祝日上限1,000円の割引制度が終了 これに替わり、被災者の高速料金無料化

がスタート

内閣府が東日本大震災における被害額の推計について公表 建築物やライフラインなど、ストックの被害額の総

計は約16兆9,000億円

酒田港と韓国・釜山港を結んでいる国際定期コンテナ航路について、中国の大連港、天津新港までの延伸

が決定

7月 大口需要企業に15%電力削減を求める政府の電力使用制限令が発動

県民に節電を呼びかけるエアコン対策一斉運動を実施

テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行(岩手、宮城、福島の被災3県を除く)

天童市山口地内の留山川に建設を進めてきた「留山川ダム」が竣工

8月

S&P、史上初の米国債の格下げを実施(米連邦債務上限と財政再建を巡る与野党の議論の混迷、2011年予

算管理法の成立)

東日本大震災に伴う避難者数が11日現在で10,890人となり1万人を超える 多くは福島県からの避難者

(宮城794人、福島10,043人、その他53人)

9月 野田佳彦内閣が発足

タイで大規模な洪水が発生 日系企業約450社にも直接的な被害

10月 中国黒竜江省ハルビン市に開所した「山形県ハルビン事務所」の開設セレモニーを開催

1ドル=75円32銭となり戦後最高値を更新

11月 欧州の財政危機が深刻化、イタリアでベルルスコーニ首相が辞任

農林水産省が2011年産米の一等米比率を発表 県産「つや姫」は91.4%で、前年同時期の98.3%より低下

12月 「省エネ冬の県民運動」開始(12月~3月)

欧州債務危機問題で、EU首脳は財政協定の創設や最大2,000億ユーロを拠出するなどについて合意

「2011やまがた県政の動き」(県秘書広報課)、「山形県勢要覧(平成24年刊)」などから作成

(3)

3

平成 23 年山形県産業連関表(取引基本表 -13 部門- )

<生産者価格評価表>

(注)生産者価格評価表

財・サービスの金額を生産者の出荷価格で表示した表

3

(単位:百万円)

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 農 林 水産業 鉱業 製造業 建設 電力・ ガス・ 水道k 商業 金融・保険 不動産 運輸・郵便 情報通信 公務 サービス 分類不明 01 農 林 水 産 業 27,556 0 85,174 610 0 87 0 2 1 0 16 8,981 0 122,427 465 27,720 0 2,994 4,021 11 148,993 184,204 306,631 -45,222 261,409 02 鉱 業 7 6 15,083 7,864 46,018 0 0 0 0 0 7 12 3 69,000 -39 -45 0 -108 -345 2 480 -55 68,945 -57,340 11,605 03 製 造 業 46,824 1,091 1,233,890 109,907 15,999 21,476 6,990 1,173 63,212 6,907 25,666 202,693 3,193 1,739,021 12,085 436,168 2,730 360,412 9,016 7,072 2,179,834 3,007,317 4,746,338 -2,178,547 2,567,791 04 建 設 1,104 65 7,530 382 5,936 3,007 887 21,223 2,500 1,186 5,685 6,658 0 56,163 0 0 0 363,203 0 0 0 363,203 419,366 0 419,366 05 電 力 ・ ガ ス ・ 水 道 2,629 310 39,077 2,514 25,456 18,552 1,673 1,483 4,001 2,841 13,150 40,396 553 152,635 57 60,855 3,646 0 0 0 16,748 81,306 233,941 -25,295 208,646 06 商 業 14,164 332 184,086 28,647 3,380 10,624 1,544 683 14,916 2,107 5,179 68,543 535 334,740 11,450 355,470 90 56,846 1,355 0 193,710 618,921 953,661 -405,001 548,660 07 金 融 ・ 保 険 1,370 459 18,902 6,317 3,542 9,790 13,287 48,815 7,166 1,136 16,655 13,715 1,123 142,277 1 117,656 0 0 0 0 5,438 123,095 265,372 -54,889 210,483 08 不 動 産 146 40 3,500 809 637 9,842 2,405 3,665 2,671 1,516 307 12,524 1,148 39,210 0 582,947 1,506 0 0 0 0 584,453 623,663 0 623,663 09 運 輸 ・ 郵 便 17,449 4,768 86,145 24,532 9,875 39,688 8,844 1,351 16,656 5,226 16,105 46,282 3,142 280,063 2,943 70,408 465 8,992 333 0 78,892 162,033 442,096 -130,028 312,068 10 情 報 通 信 485 49 31,111 3,072 1,451 16,383 6,155 844 1,972 31,480 7,026 28,614 1,397 130,039 1,191 90,546 327 11,231 -98 0 5,723 108,920 238,959 -72,162 166,797 11 公 務 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6,348 6,348 0 7,315 379,166 0 0 0 0 386,481 392,829 0 392,829 12 サ ー ビ ス 3,690 399 182,750 44,326 13,298 38,211 18,477 7,502 45,496 21,461 24,731 102,970 2,561 505,872 72,405 484,037 641,403 1,521 0 0 72,507 1,271,873 1,777,745 -221,816 1,555,929 13 分 類 不 明 4,911 69 10,496 6,457 986 4,784 975 1,392 1,725 1,436 395 9,821 0 43,447 0 147 0 0 0 0 0 147 43,594 -9,583 34,011 120,335 7,588 1,897,744 235,437 126,578 172,444 61,237 88,133 160,316 75,296 114,922 541,209 20,003 3,621,242 100,558 2,233,224 1,029,333 805,091 14,282 7,085 2,702,325 6,891,898 10,513,140 -3,199,883 7,313,257 672 641 32,435 7,725 3,216 11,126 6,801 1,015 4,411 2,741 3,977 25,683 115 100,558 19,040 1,818 439,809 117,180 37,447 212,169 91,937 11,099 73,138 39,253 147,672 642,979 1,253 1,834,794 76,376 4 33,958 29,763 -13,545 88,885 28,106 305,825 40,831 27,377 0 153,619 10,385 781,584 46,715 913 129,515 14,777 46,419 44,268 24,518 185,131 20,141 18,944 125,147 166,900 1,929 825,317 13,665 644 34,654 15,848 12,044 19,960 3,748 32,632 14,151 3,191 1,111 35,843 326 187,817 -15,394 -3 -324 -1,364 -3,513 -192 -5,864 -172 -920 -5 0 -10,304 0 -38,055 141,074 4,017 670,047 183,929 82,068 376,216 149,246 535,530 151,752 91,501 277,907 1,014,720 14,008 3,692,015 261,409 11,605 2,567,791 419,366 208,646 548,660 210,483 623,663 312,068 166,797 392,829 1,555,929 34,011 7,313,257 家計外 消費支出 (列) 民間 消費 支出 一般 政府 消費 支出 県内 総固定 資本 形成 在庫 純増 県 内 生 産 額 内 生 部 門 計 家 計 外 消 費 支 出 ( 行 ) 雇 用 者 所 得 営 業 余 剰 資 本 減 耗 引 当 間 接 税 ( 関 税 ・ 輸 入 品 商 品 税 を 除 く 。 ) ( 控 除 ) 経 常 補 助 金 粗 付 加 価 値 部 門 計 中     間     投     入 粗     付     加     価     値 調整項 移輸出 最終需要 計 需要合計 (控除) 移輸入 県内生産額 中   間   需   要 最   終   需   要 内 生 部門計

(4)

4

平成 23 年山形県産業連関表からみた財・サービスの流れ

<供給側>

<需要側>

中間投入

(a)

粗付加価値

(b)

3兆6,212億円

3兆6,920億円

1兆9,866億円

1兆6,346億円

1兆8,348億円

7,816億円

8,253億円

2,503億円

(54.9%)

(45.1%)

(49.7%)

(21.2%)

(22.4%)

(6.8%)

中間投入率 (49.5%)

粗付加価値率 (50.5%)

(a/c)

  (b/c)

財の生産

サービスの生産

3兆2,602億円

4兆0,531億円

3兆1,999億円

(44.6%)

(55.4%)

県内生産額 (69.6%)

移輸入 (30.4%)

(d/e)

(等しい)

最終需要 (65.6%)

県内最終需要 (60.8%)

県内最終需要 4兆1,896億円

消費

投資

3兆3,631億円

8,194億円

2兆7,023億円

(80.3%)

(19.6%)

(注) 1 統合大分類(39部門)による。

    2 四捨五入の関係で、内訳は必ずしも合計と一致しない。( )は、構成比を表す。

    3 「消費」は、家計外消費支出、民間消費支出及び一般政府消費支出とし、「投資」は、県内総固定資本形成及び在庫純増をいう。

なお、「県内最終需要」には、消費及び投資のほか「調整項」の額も含む。

    4 この図において「財」は、統合大分類(39部門)での「農業~建設」及び「事務用品」とし、「サービス」は、「電力・ガス・熱供給」~

「対個人サービス」 及び「分類不明」とした。

  (j/h)

(-)

総供給 10兆5,131億円 (100%)

県内生産額 7兆3,133億円

総需要 10兆5,131億円 (100%)

最終需要 6兆8,919億円

(-)

中間需要 (34.4%)

(h/f)

営業余剰

移輸入

(d)

移輸出

(i)

資本減耗

引当

その他

移輸出 (39.2%)

財の投入

(+)

(c/e)

(+)

サービスの

投入

雇用者所得

(c=a+b)

(e=c+d)

(f)

(h=f-g)

(j=h-i)

(i/h)

(g)

(g/f)

(5)

5

1 県内生産額 ― 7兆 3,133 億円(平成 17 年比△6.7%) ―

平成 23 年の県内生産額は、7兆 3,133 億円(平成 17 年比△5,264 億円、△6.7%)

となった。

県内生産額の産業別構成を平成 17 年と比較すると、サービス業などからなる第3

次産業の比率が上昇(+2.9 ポイント)する一方、製造業などからなる第2次産業の

比率が低下した(△2.9 ポイント)

80,238

78,396

73,133

-3.0

0.0

3.0

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

平成12年

17年

23年

%)

(

)

山形県

全国

県内生産額の推移

(単位:億円、%)

平成12年 平成17年 平成23年

80,238

78,396

73,133

4.7

△ 2.3

△ 6.7

0.9

△ 0.5

△ 1.1

平成12年 平成17年 平成23年

9,588,865

9,720,146

9,396,749

2.3

1.4

△ 3.3

0.5

0.3

△ 0.6

県内生産額

国内生産額

増加率

年平均増加率

(参考:国内生産額)

増加率

年平均増加率

※県内生産額=中間投入(原材料・燃料等)+粗付加価値(≒県内総生産)

県民経済計算の県内総生産(県 GDP)は付加価値のみを指すが、産業連関表の県内生産額は中間投入を含む。

(単位:億円、%)

平成12年

平成17年

平成23年

平成12年

平成17年

平成23年

01

農林水産業

3,155

2,790

2,614

3.9

3.6

3.6

02

鉱業

214

151

116

0.3

0.2

0.2

03

製造業

28,368

28,879

25,678

35.4

36.8

35.1

04

建設

8,432

5,384

4,194

10.5

6.9

5.7

05

電力・ガス・水道

1,836

1,833

2,086

2.3

2.3

2.9

06

商業

5,783

5,934

5,487

7.2

7.6

7.5

07

金融・保険

2,894

2,950

2,105

3.6

3.8

2.9

08

不動産

5,489

5,943

6,237

6.8

7.6

8.5

09

運輸・郵便

3,482

3,288

3,121

4.3

4.2

4.3

10

情報通信

1,764

1,580

1,668

2.2

2.0

2.3

11

公務

3,880

3,883

3,928

4.8

5.0

5.4

12

サービス

14,542

15,432

15,559

18.1

19.7

21.3

13

分類不明

399

351

340

0.5

0.4

0.5

80,238

78,396

73,133

100.0

100.0

100.0

第1次産業

3,155

2,790

2,614

3.9

3.6

3.6

第2次産業

37,013

34,413

29,988

46.1

43.9

41.0

第3次産業

40,069

41,193

40,531

49.9

52.5

55.4

県内生産額

構成比

県内生産額の産業別構成比

(注1)13 部門分類による。

(注2)第1次産業、第2次産業、第3次産業の分類は、次のとおりとした。

第1次産業:農林水産業 第2次産業:鉱業、製造業、建設 第3次産業:左記4分類以外の分類

(注3)平成 23 年表は前回表と概念・定義、推計方法に変更があった部門も数多くあるため、過去の計数

との比較には注意を要する(データの制約上、概念などは完全には一致しない)。

(6)

6

2 中間投入と粗付加価値 ― 中間投入率が低下し、粗付加価値率が上昇 ―

県内生産額7兆 3,133 億円のうち、生産のために必要となった中間投入(原材料・

燃料等)は、3兆 6,212 億円となり、中間投入率は 49.5%(平成 17 年比△0.2 ポイ

ント)となった。また、生産活動により新たに付加された粗付加価値(雇用者所得、

営業余剰、資本減耗引当等)は、3兆 6,920 億円となり、粗付加価値率は 50.5%(平

成 17 年比+0.2 ポイント)となった。

平成 23 年の産業別構成比をみると、製造業などからなる第2次産業で中間投入率

が高く、サービス業などからなる第3次産業では粗付加価値率が高い。

46.0

65.4

73.9

56.1

60.7

31.4

29.1

14.1

51.4

45.1

29.3

34.8

58.8

46.0

71.4

33.6

54.0

34.6

26.1

43.9

39.3

68.6

70.9

85.9

48.6

54.9

70.7

65.2

41.2

54.0

28.6

66.4

0

50

100

農林水産業

鉱業

製造業

建設

電力・ガス・水道

商業

金融・保険

不動産

運輸・郵便

情報通信

公務

サービス

分類不明

第1次産業

第2次産業

第3次産業

(%)

中間投入率

粗付加価値率

中間投入と粗付加価値の産業別構成比

46.7

49.7

49.5

49.2

53.3

50.3

50.5

50.8

0

50

100

平成12年

平成17年

平成23年

平成23年

(%)

中間投入率

粗付加価値率

(7)

7

3 県際収支 ― 移輸入超過額は縮小、自給率は低下 ―

平成 23 年の移輸出額は2兆 7,023 億円、移輸入額は3兆 1,999 億円で、県際収支

は、4,976 億円の移輸入超過となった。移輸入超過額は、平成 17 年と比較して、207

億円縮小した。

一方、県内需要に対し、県内で生産された財・サービスで賄う割合を示す自給率は、

59.0%となった。

県内需要額の減少率が移輸入額の減少率よりも大きかったことなどから、平成 17

年の 59.4%と比較して、0.4 ポイント低下した。

平成 23 年の産業別県際収支をみると、移輸出超過は情報・通信機器(4,368 億円)

農業(1,042 億円)などで大きい。一方、移輸入超過は商業(△2,113 億円)

、石油・

石炭製品(△1,732 億円)などで大きい。

ᇞ 4,976

4,368

1,042

561

376 206 138 114 85

49 45 19 4

ᇞ 24

ᇞ 44

ᇞ 76

ᇞ 96

ᇞ 111

ᇞ 139

ᇞ 199

ᇞ 205

ᇞ 217

ᇞ 264

ᇞ 413

ᇞ 495

ᇞ 511

ᇞ 569

ᇞ 581

ᇞ 620

ᇞ 664

ᇞ 1,311

ᇞ 1,600

ᇞ 1,732

ᇞ 2,113

‐5,000 

‐4,000 

‐3,000 

‐2,000 

‐1,000 

1,000 

2,000 

3,000 

4,000 

5,000 

産業

情報・

信機器

農業

生産用機械

飲食料品

電気

機械

化学

製品

廃棄物

繊維製品

窯業・

土石製品

その

林業

医療・

漁業

業務用機械

対個

人サ

分類

不明

教育・

はん

電力

・熱供

輸送機械

金属製

非鉄

金属

金融

運輸・

便

鉱業

鉄鋼

プラス

情報通信

対事業所サ

ービス

電子部

石油・

炭製品

商業

(億円)

産業別県際収支

移輸出超過額(7,008 億円)

移輸入超過額(1兆 1,984 億円)

※自給率=1-移輸入率

(単位:億円、%)

平成17年

平成17年

27,023

31,999

△ 4,976

△5,183

37.0

41.0

59.0

59.4

自給率

県際収支

(A-B)

移輸出率

移輸入率

自給率

移輸出

(A)

移輸入

(B)

平成23年

県際収支

平成23年

(注1)統合大分類(39 部門)による。

(注2)県際収支が生じていない部門は非掲載。

(8)

8

4 生産波及の大きさ ― 全産業平均で 1.2848 倍となり、わずかに低下 ―

ある産業に新たな需要(新規需要)が発生した場合に、産業全体の生産がどれだけ

になるかという生産波及の大きさは、平成 23 年の全産業平均で 1.2848 倍となった。

自給率の低下などを背景に、平成 17 年の 1.3321 倍と比較して、0.0473 ポイント低下

した。

(注)統合大分類(39 部門)逆行列計数表(開放経済型)の列和

生産波及上位3部門

生産波及の大きさ(倍)

1.4918

1.4881

1.4694

( 参 考 ) 全 産 業 平 均

1.2848

(9)

9

○用語解説

総供給

県内生産額に移輸入を加えたものをいい、総需要に等しい。

総供給=県内生産額+移輸入=総需要

県内生産額

本県に所在する各産業の生産活動によって生み出された財・サービスの生産

額をいう。生産活動に必要とされた原材料・燃料等の中間投入と粗付加価値を

合わせたものとなる。

移輸入

(率)

県外から購入した財・サービスのこと。移輸入額を、その産業部門の県内需

要合計から調整項を控除した額で除したものが移輸入率である。

中間投入

(率)

各産業部門の生産活動に必要とされた原材料・燃料等の財・サービスの購入

費用をいう。中間投入額をその産業部門の県内生産額で除したものが中間投入

率である。なお、生産設備などの購入費用は資本形成とされ、中間投入には含

まれない。

粗付加価値

(率)

生産活動によって新たに付加された価値をいい、中間投入に粗付加価値を加

えたものが県内生産額となる。粗付加価値は、家計外消費支出、雇用者所得、

営業余剰、資本減耗引当、間接税及び(控除)経常補助金から構成される。

雇用者所得

県内の民間及び政府等において雇用されている者に対して、労働の報酬とし

て支払われる現金、現物のいっさいの所得である。

営業余剰

各産業部門の営業利潤、支払利子等からなる。

資本減耗引当

固定資本の価値は生産過程において消耗されていくが、この価値の消耗分を

補填するために引き当てられた費用で、概ね減価償却費に相当する。

総需要

総供給に対応するもので、中間需要と最終需要からなる。

なお、最終需要は県内最終需要(消費、投資、調整項)と移輸出からなる。

総需要=中間需要+最終需要=総供給

中間需要

各産業部門の生産活動に必要な原材料・燃料等として販売した財・サービス

の費用をいう。

最終需要

最終需要は、家計外消費支出、民間消費支出、一般政府消費支出、県内総固

定資本形成、在庫純増、調整項及び移輸出からなる。また、次の関係が成立し

ている。

最終需要の合計-移輸入の合計=粗付加価値の合計

移輸出

(率)

県外へ販売した財・サービスのこと。移輸出額を、その産業部門の県内生産

額で除したものが移輸出率である。

生産波及

の大きさ

ある産業に対して1単位の最終需要が発生した場合、産業全体の生産が直

接・間接に究極的にどれくらいになるかを示しており、逆行列係数表の列和に

よって表される。

なお、逆行列係数のうち、県内需要をすべて県内の生産で賄うと仮定したモ

デルが「封鎖経済型」、県内需要の一部が移輸入によって賄われると仮定した

モデルが「開放経済型」である。

(10)

10

利 用 に あ た っ て

○ この概要版は、

「平成 23 年山形県産業連関表」より、主要な部分を要約、抜粋

したものです。詳細につきましては、後日刊行の“報告書”をご覧ください。な

お、報告書の全文は山形県ホームページの「統計情報」に掲載します。

山形県ホームページ http://www.pref.yamagata.jp/

(ホーム>目的でさがす「統計情報」

○ 山形県産業連関表についての質問・照会等は、下記までご連絡ください。

山形県企画振興部統計企画課 政策統計担当

住 所

〒990-8570 山形市松波二丁目8-1

電 話 023-630-2179、2180

FAX 023-630-2185

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