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Microsoft Web 開発ガイドライン

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インターネット Web サーバー

構築ガイドライン

【ドラフト版】

~ 第 2 章: IIS の動作を見てみよう

※本ガ゗ドラ゗ンは各章の先行ドラフト版公開を行い、全章の公開後、正式版文書としてまとめを行 い、再度公開します。

第 1 版 2010/04

マ゗クロソフト株式会社

免責事項: このドキュメントの内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマ ゗クロソフトはいかなる責任も負わないものとします。このドキュメントに記載されている情報 (URL 等の゗ンターネット Web サ゗トに関する情報を含む) は、将来予告なしに変更することがあります。お客様がこのドキュメントを運用した結果の 影響については、お客様が負うものとします。別途記載されていない場合、このドキュメントで例として挙げられている企業、 組織、製品、ドメ゗ン名、電子メール ゕドレス、ロゴ、人物、地名、および゗ベントは、架空のものです。それらが、いずれ

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第 2 章 IIS の動作を見てみよう

この章では゗ンストールされた IIS Web サーバーの動作を色々な観点から見てみましょう。

IIS にアクセスする

序章で簡単に説明しましたが、あらためて Web サーバーにゕクセスするということを考えてみる ことにしましょう。利用者の操作は要約するとブラウザーで特定のゕドレスを入力して、実行すると いうことでした。この入力するゕドレスについてブラウザーを使用したインターネットアクセスとロ ーカルネットワークにおけるファイル共有の違いを少し最初に考えておきましょう。ここを掴んでお くと後で色々な観点で混乱しないで済みます。

インターネットアクセスとファイル共有

マ゗クロソフトは 1995 年くらいから゗ンターネットを意識した製品を多く出荷しており、その始 まりは Windows 95 だったと言えるでしょう。さて、 Windows のこれ以降の利用方法をじっくり 考えてみると、普通は゗ンターネットにゕクセスする用途以外にフゔ゗ルのやりとりを操作するパソ コンがある同じフロゕにあるローカルのネットワーク環境で行うことの頻度が多かったと言えますし、 今でも多いのではないでしょうか。 今は USB メモリー、 SD メモリーなどがとても便利に使えますし、ハードデゖスクも量販店に行 くと色々な種類を売っています。ハードデゖスクが接続できるテレビなども登場しているような状況 です。そういう機器を経由してフゔ゗ルのやりとりを行っているかもしれません。しかし、ネットワ ークが利用できる環境では通常フゔ゗ルをネットワーク経由でゕクセスしたり、コピーしたり、文書 を印刷したりします。ブロードバンドが流行してきたので家庭でもネットワーク環境をお持ちの方が 多いですが、同様に Windows 95 以降 企業や組織の中でネットワークを敷設することが次第に普及 をしており、オフゖスや学校ではネットワーク経由で色々なことができるようになっているはずです。 最近は゗ンターネット経由でフゔ゗ルを共有する色々な方法も出てきていますが、それはここでは想 定外としましょう。 さて、こういうネットワーク経由でのフゔ゗ルやりとりに゗ンターネットにゕクセスする時に使う http://www.example.com/ のようなゕドレスを入力しているでしょうか? 入力していないと思 います。これは何でなんでしょうか。実は Web サーバーに関係する様々な知識の中でとても大切な のがこの点なのです。 Windows は表面上の操作をグラフゖカルに表示して直感的に色々なことができるようになってい ますが、実はその裏で行っていることはかなり複雑なことが多いのです。序章で解説したように、゗

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ンターネットに接続する際は http という手順で通信を行っています。フゔ゗ルの共有を行う際には 実は違う通信の手順を行っているわけです。序章で使用した例で比喩すると日本語ではなく、今度は フランス語で話しているようなものです。 Windows を使ったネットワークでは \\サーバー名\共 有名 という形で、ピリオドの入らない短いサーバー名、および共有名を使ってフゔ゗ル共有という作 業を行っています。 Windows のネットワークの考え方はローカルで使うフゔ゗ル共有のような使い方の歴史があり、 Windows OS をセットゕップする時もマシン名(例: server)に゗ンターネットでいうドメ゗ンが 付属するような形(例: server.example.com)では表現してこなかったのです。しかし、 Windows 2000 からこの Windows ネットワークで使われてきた考え方が゗ンターネット側の考え方に合わ せることができるようにしました。 通信を行う際に序章でゕドレスと IP ゕドレスの関係、DNS の説明がありました。今までローカル のネットワークでこの変換はどのように行われてきたかというと、「server」に対して 「192.168.7.7」 が IP ゕドレスであるというような形で変換が行われたわけです。 ここでちょっとドメインという用語について脇道にそれてみましょう。Windows の OS を使って いる時、ドメインとかワークグループという表現を聞くあるいは画面で見たことがあると思います。 図:コンピューター/ドメ゗ン名の変更画面 正直 ここにドメ゗ンという用語が登場するのが混乱すると思います。゗ンターネットのドメ゗ンと どう違うの?という点です。こちらはフゔ゗ル共有あるいはマシンやユーザーを管理する単位として Windows NT のディレクトリ(電話帳のようなもの)およびその発展系である Active Directory と いう Windows の世界での概念で使う用語です。

ワークグループというのは特に集中管理していないコンピューターの設定で、ドメインに参加して

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くまでもローカルネットワーク上でコンピューターを管理するところから発展してきた概念で、゗ン ターネットの流れではないのです。だから混乱する人が結構いらっしゃるのはそういうわけでしょう。

Windows NT までの通信手順ではドメ゗ンとは example.com のような体形ではなく、 EXAMPLE という体系でした。これは今の Windows では NetBIOS 名という風に呼ぶことがあり ます。要は以前の Windows ネットワークでのドメ゗ン名ではという意味だと思ってください。 図:Active Directory の゗ンストール途中の確認画面 Active Directory の世界ではローカルネットワークにおいても DNS を使用したゕドレス変換(名 前解決とよく言います)を行うようになり、ドメ゗ン名の体系も゗ンターネットと同様のものが使え るようになったのです。ですから゗ンターネットに直結しているネットワークにある今の Windows マシンでは server.example.com の体系のマシンとして設定することができますし、社内のドメ゗ ン管理も xxx.example.com の体系で管理することが普通になりました。 マ゗クロソフト社内のコンピューターもこの考えのもと、xxx.yyy.microsoft.com のような体系で ドメ゗ンを作ってそこに所属するコンピューターで今このガ゗ドラ゗ンも書いています。そして゗ン ターネットに接続しているネットワークにあるコンピューターでは www.microsoft.com をホスト しているコンピューター群がありますから゗ンターネットの発展とともに培われた技術を現在の Windows ではより明確に実装できるのです。 フゔ゗ルを共有する時、\\server\share とかにゕクセスしていることと、゗ンターネットのホー ムページにゕクセスする際の http://server.example.com/app などとの違いがこれで整理できま した。

ローカルホスト(localhost)へアクセスしてみよう

通信の手順という意味では特殊な意味を持つコンピューター名があります。それが localhost です。 Localhost というコンピューター名は 127.0.0.1 というゕドレスに解決されるのがルールです。こ れはつまり、擬人的に言えば、「自分」という意味です。

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第一章でも確認のためにやったように http://localhost という風にブラウザーで入力して実行し てみましょう。これは「自分」のコンピューター上の Web サーバーにゕクセスするというのが一番 単純な解釈です。以下の画面が表示されます。同様に http://127.0.0.1 と打って実行してみましょ う。同じ結果になるはずです。 図:IIS の既定の Web ページ この動作をちゃんと考えてみましょう。http://localhost ではどの Web サーバーにゕクセスした いかは指定していますが、序章で説明した原理からすると多くの情報が不足しています。 まず、通信を行う際 Web サーバー名とともに実はポートと呼ばれる番号を伴ってゕドレスは構成 されるのが普通です。実際には http://localhost:80 という書き方もでき、前の例では :80 を省略 していたということになります。 Web サーバーへの通信では 80 番を使用するのが省略する場合の お作法なのでそういうことになります。 次に、 Web サーバーの中にあるどのページにゕクセスするのかという指定もありません。これも 省略されているわけですが、 Web サーバーがホストするページがあるルートに (root:根本、ここ では管理する一番上の階層のフォルダーの意味) ゕクセスしにいっています。そして、さらにページ の名前としてはインデックスファイルと通常呼ばれるページの考え方があります。これはゕドレスで ページが指定されなかった時に Web サーバーが特定の名前のフゔ゗ルを探すように動作するもの で、index.html、default.htm、default.aspx などがこれにあたります。実は IIS 7.5 では iisstart.htm というフゔ゗ルもこの位置づけのフゔ゗ル名に指定されています。 既定の手順で IIS を゗ンストールした後はルートとはどこを指しているかというと、実は c:\inetpub\wwwroot という Windows 上のフォルダーを指しています。ここをエクスプローラー で見てみましょう。

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図:c:\inetpub\wwwroot フォルダーの中身

つまり、http://localhost はこの場合、http://localhost:80/iisstart.htm にゕクセスをしており、 iisstart.htm 内の <img src="welcome.png" alt="IIS7" width="571" height="411" /> という 記述により、同じフォルダー内にある welcome.png という画像をページ内に表示しているわけです。

管理ツールで設定を見てみよう

今まではブラウザーで Web サーバーにゕクセスしてみることをやってきました。ここではサーバ ー管理者が利用する GUI ツール、IIS マネージャーを使ってみましょう。

どの OS のバージョンでも簡単に起動する方法でやってみます。スタートメニューから inetmgr と入力して Enter キーで実行してみましょう。Windows Vista 以降では [フゔ゗ル名を指定して実 行] は既定では IIS マネージャーが起動するはずです。メニューから実行する場合に、クラ゗ゕント OS の場合は既定で [管理ツール] は表示されていないので [コントロールパネル] から [管理ツー ル] を開き、メニュー内から [゗ンターネット゗ンフォメーションサービス (IIS) マネージャー] を 開きます。

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今までの IIS を触ったことのある方は最初この画面構成に戸惑う方が結構いらっしゃいます。どう しても前の画面構成に近い方がいい方は画面下のコンテンツビューを出してみましょう。以前の IIS マネージャーに近い表示になります。 Windows 7 などクラ゗ゕント OS に付属している IIS マネージャーは同マシンのみを管理でき るものになっており、サーバー OS に含まれているものは他のマシンの管理を行うのにも使用できま す。ただ、Windows Server 2008 R2 をクラ゗ゕント OS から管理したい要件をカバーするリモー トサーバー管理ツール (RSAT) があるように、 Windows 7 / Windows Vista / Windows XP / Windows Server 2003 用の独立した IIS マネージャーが拡張機能としてダウンロード可能です。

IIS Manager for Remote Administration

http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/ee839447.aspx

なぜ IIS マネージャーのデザインを変更したか

IIS はバージョン 6 までの間に多くの゗ンターネット標準を取り入れ、新機能をどんどん追加して いった結果、各ゕ゗テムのプロパテゖ画面内の項目が非常に多くなりました。結果、とても多機能な Web サーバーになった反面、管理する際には管理すべき項目が多いという状況が表面化してきまし た。 IIS 開発チームは根本に返って、ある操作に必要なゕクションの数に注目し、より多くの管理項 目を柔軟に操作でき、今後のさらなる拡大も見据えた上で、多くのゕ゗コンで構成されている IIS 7 用の新しい IIS マネージャーを開発しました。 こうして Apache など他の Web サーバーのコマンド、シェル操作に慣れている人には

Appcmd.exe や Windows PowerShell 用の IIS 管理コマンドレット群など多くのシェルやコマン ドベースの゗ンタフェースを、初めての方や IIS に慣れた人にはこのように新しい GUI を提供する ことになったのです。 IIS 6 までを操作したことのある方は最初戸惑うと思いますが、使っているう ちに各機能の配置の巧妙さが次第に体感できるものになっています。

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IIS を構成するものは何?

IIS を初めて触る人が突き当たる壁が、いわゆるエクスプローラーで見る C ドラ゗ブの階層構造 と IIS で管理する単位が異なることによる戸惑いです。そこをまずはクリゕにしておくと、以降が読 み進みやすくなるので IIS を使う上で押さえておきたい概念をここで整理しておきます。

・サーバー

これはいうまでもなく IIS が動作しているサーバー全体を指しますのでこれは゗メージしやすく、 簡単ですから説明は不要でしょう。

・Web サイト

一般的には「Web サ゗ト」という言葉は Web ページそのものの゗メージを持つ人もいるでしょ う。IIS でいうサ゗トという概念は http://www.example.com:80/app1/index.html というゕド レス内の www.example.com:80 というサーバーの指定とポート番号までを司る単位を指します。 したがって、ポートを変更することはサ゗トの設定で行うことになります。

・仮想ディレクトリ

IIS の階層概念とその背後にあるフゔ゗ルシステムは別に管理されます。仮想デゖレクトリがそれ を実現する機能・概念で、IIS の既定のルートデゖレクトリは c:\inetpub\wwwroot というフォル ダーになるので同じだとすると全コンテンツがこのフォルダー配下に置かれると想像すると思います。 仮想デゖレクトリを使用すると例えば d:\app に実体があるものを IIS のルートの下に配置するこ とができます。http 通信で接続する際には http://localhost/app/index.htm というような設定に することができ、このゕクセスの場合には d:\app\index.htm が表示されることになります。 以上が URL (あるいはゕドレス)、ポート、 IIS のフォルダーとの関係 の階層概念を表すところで す。これで終わりではなくもう少しあります。

・アプリケーション プール

実際に Web サーバー上でゕプリケーションが実行される時、たとえば Excel のフゔ゗ルをダブ ルクリックするのとは違って、実体の場所がわかるだけでは不十分でどこで実行されるかも大事な要 素です。 Xxx.xls をダブルクリックすると Excel.exe という Excel のプログラムがプロセスとして Windows 上では動くのです。何か動作がおかしくなった時、タスクマネージャーを開いてみたこと があると思いますが、そこのプロセスというところを見ると実行されているプロセス一覧が得られま す。

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図:タスクマネージャーでプロセス一覧を見る IIS ではゕプリケーションの実行がこのようにゕプリケーション毎に xxx.exe というプロセスが 実行される仕組みではなく、多くのユーザーがゕクセスすることを意識して、まとめて IIS が管理す る複数の同じ名前のプロセス上でゕプリケーションが実行されるのです。現在の IIS では w3wp.exe という名前のプロセスは IIS で管理されているゕプリケーションが実行されるプロセスです。 ※ IIS 5 では dllhost.exe というプロセス名を使っていました。 まとめて実行するのですからどのゕプリケーションがどの w3wp.exe で動作して欲しいか、どの ゕプリケーションとどのゕプリケーションは一緒にグルーピングするかなどの概念がここで発生しま す。ここを制御できるようにするためにアプリケーションプールという概念ができました。最も簡単 な設定ではゕプリケーションプールと w3wp.exe は 1 対 1 になります。ですから例えばゕプリ ケーションプールが 6 つ設定されている Web サーバーでは最大 6 つの w3wp.exe がタスク マネージャーに出てくる可能性があるということになります。実際には 1 対 n にできる柔軟性もも っているのでもう少し複雑ですが、ここではそういうものだと思えばいいです。 ゕプリケーションプールの概念は単に Web サーバーを立ててページの編集作業をする人やゕプ リケーションを動作させる人にとっては難しく感じるところでしょう。しかし、一台の中で実際に多 くのゕプリケーションを動作させる上で、他のゕプリケーションの干渉を防いだり、問題が起きる確 率の高いゕプリケーションを隔離したりできるので実際に運用して常時稼働させる Web サーバー では必要な概念となっています。

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同様に実際の配置場所を指定しますので少し特殊な仮想デゖレクトリという説明がいいと思います。 ただし、ゕプリケーションの設定ではどのゕプリケーションプールで実行するかを指定する項目があ るので実際にどの w3wp.exe で実行させたいかはこのゕプリケーションという単位で指定すること になります。 図: IIS を構成するいくつかの概念 以降で登場する IIS 固有の概念をここで押さえましたが、適宜 以降の章でも同様の補足を入れて いきますので必要に応じてこの項をまた見ていただくようにしてください。

インストール後 あるいは サイト作成後に何も作らなかったのに?

実は多くの人が不思議に思われるところが一つあります。IIS の゗ンストールが終わるといきなり http://localhost と打って実行を確かめました。今まで書いたことが本当ならゕプリケーションを実 行するには、ゕプリケーションプールを作って、ゕプリケーションを指定する必要があるはずですが、 何もしてないのに動きます。これはいくつかの設定が既定で行われるからです。 a. IIS は自動起動で設定されて゗ンストールされる そもそも Web サーバーの゗ンストール直後、IIS を起動するという操作をしていません。こ れは IIS が Windows のサービスとして゗ンストールされ、自動起動するからです。IIS に関 連するサービスはいくつかあります。少なくとも IIS Admin Service (自動)、Windows Process Activation Service (手動)、World Wide Web Publishing Service (自動) が起動し ていないと HTML のページを表示できませんがこれらは起動されます。

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図:管理ツール - サービス を起動した画面

b. 既定のゕプリケーションプール

IIS 7 では DefaultAppPool というゕプリケーションプールが少なくとも゗ンストール時に作 成されます。゗ンストールした構成物によっては Classic .NET AppPool というものもできて います。

c. 既定のサ゗ト

IIS 7 では Default Web Site というサ゗トがポート 80 番指定で゗ンストール時に作成され ます。 d. 既定のゕプリケーション サ゗トを作成すると、サ゗ト名と同じ名前のゕプリケーションが作成されます。IIS マネージ ャーの階層上はわかりにくくなるために敢えて表示していないのです。さらにこのゕプリケー ションは DefaultAppPool に紐づいた形で作成されています。 上記の a, b, c, d が行われているので IIS の゗ンストール直後にどんな構成で゗ンストールしよ うと最も単純な HTML フゔ゗ルや画像でできたページは少なくとも表示できるのです。ASP.NET, ASP, PHP などのプログラムで動作するページは IIS の既定゗ンストールだけでなく、それらの実行 環境の゗ンストールが必要になります。ここの詳細は 第 6 章 で取り上げることになります。

設定ファイルを見てみよう(applicationHost.config)

Web サーバーは動作する上で色々な環境設定が存在します。IIS で言えば、どんなゕプリケーショ

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今までの IIS ではメタベースと呼ばれるサーバー全体で一つのファイルが設定情報を保存する実 体になっており、そのフゔ゗ル内の構成物もかなり複雑になっていました。具体的に言えば、 c:\windows\system32\inetsrv\metabase.xml というのが IIS 6 でのフゔ゗ル名です。さらにメ タベースにはそのマシン固有の情報が入っており、 2 台以上のサーバーを展開するようなケースで構 成をコピーするのは単純なフゔ゗ルコピーでは難しい仕組みでした。 IIS 7 ではここが変更になっており、 IIS の環境設定を複数の xml 形式ファイルの組合せで実現 しています。サーバー全体の設定を持つものが applicationHost.config で c:\windows\system32\inetsrv\config にあり、サ゗ト単位やゕプリケーション単位の設定を保持 するものが web.config です。Web.config は各サ゗トやゕプリケーションのフォルダーに置かれ ますから複数存在します。

Apache を知っておられる方であれば httpd.conf, .htaccess といった同じような構成の設定フゔ ゗ルが存在すると思いますのでそれと似ていると思えばいいでしょう。ただ、同じではないので設定 内容の理解が必要です。 詳細を勉強したいと思っている方にはいくつかの Web ページで解説がありますのでそちらを参 照ください。設定の詳細は辞書のようなリフゔレンスがありますので覚えておくといいでしょう。 XML 構成システムを理解する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd647606.aspx IIS 7.0 コンフゖギュレーション リフゔレンス http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee431610.aspx .htaccess フゔ゗ルを web.config に変換する際の注意事項 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd647603.aspx

IIS を開始・停止・再起動するには

IIS の゗ンストール直後は前述のように IIS は自動で起動してきたので意識していませんでした が、実際に起動や停止をしたい場合の操作方法をここで解説しましょう。原理的には IIS は Windows のサービスとして動作していますので方法は何通りもありますので自分にとって便利な方 法を覚えておくといいでしょう。また IIS の階層上、サーバー、ゕプリケーションプール、サ゗トの それぞれのレベルで開始・停止・再起動ができますのでそれも覚えておくといいでしょう。初めての 方は a の方法だけ覚えておけば十分です。

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a. IIS マネージャーを使用する 一番上のサーバー名をクリックして選択します。 右の操作ウゖンドウの「サーバーの管理」のところで操作できます。 図:IIS マネージャーでの操作 図ではサーバー全体の操作ですが、左でゕプリケーションプールやサ゗トを選択すると同様に 操作ウゖンドウにて開始・停止・再起動が可能です。 b. サーバーマネージャーを使用する 図:サーバーマネージャー IIS の役割での操作

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[サービス] をダブルクリックして実行します。 図:Windows サービスの実行一覧 該当サービスを選択し、右クリックで 開始、停止、再起動を実行します。 d. iisreset コマンドを使用する iisreset /start (サーバー全体の開始) iisreset /stop (サーバー全体の停止) iisreset /restart (サーバー全体の再起動。指定しなかった場合の既定) e. Net コマンドを利用する

net stop was (was は Windows Process Activation Service の省略形) 表示された確認で Y を入力する

net stop w3svc (w3svc は World Wide Web Publishing Service の省略形) net start w3svc (依存する was も起動する)

f. Appcmd.exe コマンドを利用する

このコマンドは c:\windows\system32\inetsrv にあり、サーバー全体ではなく、ゕプリケ ーションプールとサ゗トに対して使用できます。

cd c:¥windows¥system32¥inetsrv (inetsrv フォルダーをカレントに) appcmd start apppool “DefaultAppPool” (DefaultAppPool の開始) appcmd stop apppool “DefualtAppPool” (DefaultAppPool の停止) appcmd start site “Default Web Site” (Default Web Site の開始) appcmd stop site “Default Web Site” (Default Web Site の停止)

g. Windows PowerShell サービス操作コマンドレットを使用する

[スタート]メニュー – [ゕクセサリー] – [Windows PowerShell] を開きます。 [Windows PowerShell] を右クリックして管理者として実行します。

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Stop-Service w3svc Start-Service w3svc Restart-Service w3svc

h. Windows PowerShell IIS コマンドレットを使用する

[スタート]メニュー – [ゕクセサリー] – [Windows PowerShell] を開きます。 [Windows PowerShell] を右クリックして管理者として実行します。

Import-Module WebAdministration

Get-Command *web* (IIS 関連コマンドの一覧を見ます。)

Start-WebSite, Start-WebAppPool, Stop-WebSite, Stop-WebAppPool などを使用します が、詳細の使用方法は Get-Help Start-WebSite のように Get-Help をご活用ください。

表で整理しておきましょう。

方法 サーバー サイト アプリケーションプール

IIS マネージャー ○( GUI で操作) ○( GUI で操作) ○( GUI で操作)

サーバーマネージャー ○( GUI で操作) ※サービスを個別指定 左の構成の下にサービス があるので下行と同じ 左の構成の下にサービス があるので下行と同じ サービス ○( GUI で操作) ※サービスを個別指定 × ×

iisreset コマンド iisreset /start iisreset /stop iisreset /restart

× ×

net コマンド net start w3svc net stop w3svc ※再起動は上記組合せ

× ×

appcmd コマンド

×

appcmd start site appcmd stop site

appcmd start apppool appcmd stop apppool

PowerShell サービス コマンド Start-Service Stop-Service Restart-Service × × PowerShell IIS コマンド (要 Import-Module ) × Start-WebSite Stop-WebSite Start-WebAppPool Stop-WebAppPool 表: IIS の開始・停止・再起動を行う様々な方法 このように数多くの管理方法があるのが混乱しやすいわけですが、逆に言うと利用しやすいものを 選択いただければいいので色々とお試しください。今後の発展を考えると Windows PowerShell に 慣れておくと色々な局面で役に立ちますのでオススメです。表でわかるように、サービス用のコマン

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アクセスされた足跡の確認

IIS が処理した要求に関してはログに記録が残るようにできます。詳細は 第 9 章 で整理すること になりますが、ここでは実際に要求をするとどこにどう残るのかだけ見ておきましょう。 ログ記録は既定で有効になっています。設定場所は下記の手順で確認できます。 1. IIS マネージャーを起動します 2. [ログ記録] をダブルクリックして実行します。 図:IIS マネージャーからログ記録の実行 3. 各種設定を確認できます。

IIS 7 では c:\inetpub\logs\logfiles というフォルダーが既定の IIS ログの保存場所です。ログ の種類や記録場所は上記の画面で設定できます。既定ではサ゗ト毎にフォルダーが作成され、その中 に記録される仕組みです。

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図: IIS のゕクセスログをメモ帳で開く http://localhost をゕクセスした後、フォルダーをエクスプローラーで開くと、サ゗ト毎になって いるので w3svc1 というフォルダーができており、その中に図のようなメモ帳で開くことのできる ログのフゔ゗ルが出力されています。正しく動作をしていればこのフゔ゗ルに記録が残りますので問 題が発生した時にはこのログをまず見ることになります。 ログ記録を構成する http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732079(WS.10).aspx

The HTTP status codes in IIS 7.0

参照

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