第4章
技 術 相 談
4-1 技術相談
件数総計: 8,408 件、延数総計: 11,037 件
●技術分野別相談一覧
全所合計
区 分 件数 延数 分析・評価 3,034 3,749
環境関連 35 47
繊維材料 150 208
製織 30 38
染色・加工 40 80
ゴム・プラスチック 420 570
セラミック 117 126
窯業 39 45
バイオ関連 371 766
微生物利用 140 297
食品化学 103 123
食品加工 589 648
発酵 569 642
製紙 10 10
紙加工 26 43
デザイン 14 17
建材 65 79
木材化学 10 15
木材加工 93 155
鋳造 57 77
熱処理 39 51
金属系材料 182 241
接合 39 48
表面処理 63 73
金型 32 34
粉末冶金 5 5
精密加工・測定 411 453 材料・構造強度 287 381 熱エネルギー 291 341
非破壊検査 116 136
制御技術 5 5
電子回路 42 49
電磁ノイズ 172 175
コンピュータ(ソフト) 13 17
その他 799 1,293
合 計 8,408 11,037
企画管理部
区 分 件数 延数
分析・評価 44 77
ゴム・プラスチック 2 2
セラミック 3 3
食品化学 1 1
木材加工 1 1
金属系材料 2 2
金型 1 1
精密加工・測定 5 5
材料・構造強度 4 4
非破壊検査 1 1
電子回路 1 1
電磁ノイズ 5 5
その他 10 45
合 計 80 148 化学繊維研究所
課名 区 分 件数 延数
繊 維 技 術 課
分析・評価 92 146
環境関連 3 5
繊維材料 141 196
製織 30 38
染色・加工 38 77
ゴム・プラスチック 17 20
デザイン 1 1
建材 1 1
電子回路 1 1
その他 39 46
小 計 363 531
化 学
分析・評価 733 783
環境関連 8 12
繊維材料 1 3
染色・加工 1 1
ゴム・プラスチック 380 526 セラミック 110 118
窯業 38 44
バイオ関連 2 7
食品加工 4 4
製紙 6 6
技術相談 生物食品研究所
課名 区 分 件数 延数 生
物 資 源 課
分析・評価 7 11
環境関連 2 3
バイオ関連 145 490
微生物利用 84 213
食品化学 1 1
食品加工 3 5
金属系材料 1 1
精密加工・測定 1 2
その他 2 3
小 計 246 729
食 品 課
分析・評価 423 554 バイオ関連 162 179
微生物利用 6 7
食品化学 49 60
食品加工 496 541
発酵 549 615
製紙 1 1
金属系材料 5 5
精密加工・測定 1 1
その他 49 63
小 計 1,741 2,026
機 能 材 料 課
分析・評価 127 144
環境関連 10 11
繊維材料 1 1
ゴム・プラスチック 9 10
窯業 1 1
バイオ関連 58 83
微生物利用 50 77
食品化学 51 60
食品加工 81 93
発酵 20 27
製紙 3 3
紙加工 26 43
建材 1 1
木材加工 1 1
精密加工・測定 1 1
材料・構造強度 1 1
制御技術 1 1
その他 42 55
小 計 484 613
合 計 2,471 3,368
インテリア研究所
課名 区 分 件数 延数
技 術 開 発 課
分析・評価 670 1012
環境関連 1 1
繊維材料 5 5
染色・加工 1 2
ゴム・プラスチック 2 2
デザイン 12 15
建材 56 70
木材化学 10 15
木材加工 89 151
精密加工・測定 1 1
コンピュータ(ソフト) 5 7
その他 73 158
合 計 925 1,439
機械電子研究所
課名 区 分 件数 延数
材 料 技 術 課
分析・評価 828 909
環境関連 5 6
ゴム・プラスチック 2 2
セラミック 1 1
鋳造 43 45
熱処理 36 48
金属系材料 117 176
接合 19 27
表面処理 43 53
金型 3 3
粉末冶金 4 4
その他 16 27
小 計 1,117 1,301
生 産 技 術 課
分析・評価 3 3
繊維材料 1 2
ゴム・プラスチック 2 2
セラミック 1 1
バイオ関連 2 4
食品化学 1 1
食品加工 4 4
建材 2 2
金属系材料 21 21
接合 18 18
表面処理 2 2
金型 27 29
粉末冶金 1 1
精密加工・測定 339 373
非破壊検査 2 2
コンピュータ(ソフト) 1 1
その他 21 24
小 計 448 490
機 械 技 術 課
分析・評価 13 13
環境関連 1 1
デザイン 1 1
精密加工・測定 1 1
材料・構造強度 204 296 熱エネルギー 266 316 非破壊検査 108 127
その他 39 42
小 計 633 797
課名 区 分 件数 延数
電 子 技 術 課
分析・評価 94 97
環境関連 5 8
繊維材料 1 1
ゴム・プラスチック 6 6
セラミック 2 3
バイオ関連 2 3
食品加工 1 1
建材 3 3
木材加工 1 1
鋳造 14 32
熱処理 3 3
金属系材料 32 32
接合 2 3
表面処理 17 17
金型 1 1
精密加工・測定 56 63 材料・構造強度 78 80
熱エネルギー 25 25
非破壊検査 5 6
制御技術 4 4
電子回路 38 45
電磁ノイズ 167 170 コンピュータ(ソフト) 7 9
その他 388 695
小 計 952 1,308 合 計 3,150 3,896
●地区別相談一覧
全所合計 企画管理部
区 分 件 数 延 数 区 分 件 数 延 数 福 岡 2,662 3,239 福 岡 20 55 北九州 1,903 2,417 北九州 10 10 筑 豊 543 664 筑 豊 3 3 筑 後 2,436 3,572 筑 後 14 14 県 外 864 1,145 県 外 33 66 合 計 8,408 11,037 合 計 80 148 化学繊維研究所
区 分 繊維技術課 化学課 合 計 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 福 岡 631 682 112 174 743 856 北九州 173 185 43 61 216 246 筑 豊 127 143 9 12 136 155 筑 後 275 419 166 238 441 657 県 外 213 226 33 46 246 272 合 計 1,419 1,655 363 531 1,782 2,186 生物食品研究所
区 分 生物資源課 食品課 機能材料課 合 計 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 福 岡 41 64 729 866 154 194 924 1,124 北九州 32 167 103 120 37 44 172 331 筑 豊 14 14 53 60 17 19 84 93 筑 後 151 473 766 875 204 242 1,121 1,590 県 外 8 11 90 105 72 114 170 230 合 計 246 729 1,741 2,026 484 613 2,471 3,368 インテリア研究所
区 分 技術開発課 件 数 延 数 福 岡 166 234 北九州 41 73 筑 豊 14 28 筑 後 560 844 県 外 144 260 合 計 925 1,439 機械電子研究所
区 分 材料技術課 生産技術課 機械技術課 電子技術課 合 計 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 件 数 延 数 福 岡 218 266 109 122 153 169 329 413 809 970 北九州 640 703 190 199 256 332 378 523 1,464 1,757 筑 豊 89 122 90 104 56 79 71 80 306 385 筑 後 99 124 39 45 78 102 84 196 300 467 県 外 71 86 20 20 90 115 90 96 271 317 合 計 1,117 1,301 448 490 633 797 952 1,308 3,150 3,896
4-2 技術相談事例
化学繊維研究所
題 目 内 容 担 当
織物の黄変原因究明
ポリエステルと天然ゴムの織物が黄変する相談を受けた。そこで、黄変の 再現試験としてパーツ別にジャングル試験を指導した。ジャングル試験の 結果、使用しているほつれ防止剤が黄変の原因であることが判明した。
現在は、処理剤変更を検討している。
繊維技術課 編物の損傷原因
編物に空いた穴について原因を調べたいと相談があったので、実体顕微 鏡で表面観察を行った。400~1,750 倍で、切断された糸を観察したとこ ろ、虫くいが原因であることを確認した。そこで、保管時の対策について指 導した。
不織布黄変防止策の 検証
ポリエステル不織布が黄変する現象が発生し、商品に酸処理を行い黄 変抑制を図ったが、その効果を検証したいとの相談を受けた。そこで、不 織布から抽出した液がアルカリで黄変化し、酸により消失することを確認 して、酸処理効果を実証した。
不具合の再現試験
製品を構成する織物の端部分(耳)が、使用によってダブつく不具合が発 生した。このため、改善策を施した試作品を作製したが、従来品との比較 ができなかった。そこで、繰返し試験などで、ダブつきが再現できる条件を 種々検討し、改善度を客観的な数値で表すことができた。
塗料中の塩素の分析
防食塗料表面における塩素の侵入深さを分析したいとの相談があった。
微小部蛍光 X 線分析装置及び SEM-EDX で塩素の点分析及びマッピン グ分析を実施した。微小部蛍光 X 線分析で明確な傾向が確認でき、自 社における防食性能評価方法に採用されることになった。
化 学 課 瓦製造技術を用いた
水槽藻場用部材の作成
藻類育成用部材として、瓦の持つ堅牢性や多孔性を活用したいとの相 談があった。形状や表面加工について検討した上で、城島瓦産地での製 造・出荷につながった。
プラスチック製品の 不具合の解明
プラスチック製品に関して、以前のものより強度が減少しているとの相談 があった。焼処理によりフィラーの添加量を評価したところ、以前より減少 していることが判明し、不具合改善につながった。
塗膜形成方法の検討
商品の機能性向上を目的に、表面への塗膜形成法について検討した。
設備利用で塗膜の組成や厚み等について分析を行い、塗膜作成条件の 最適化を図った。
パーフルオロゴムの 耐水蒸気性
パーフルオロゴムの過熱水蒸気耐久性について顧客より評価を求められ ているのとの相談を受けた。オートクレーブによる評価方法を提案し、
9 MPa,300 ℃で 72 時間の簡易耐久試験を行い、劣化度を引張試験 により評価した。
FRP 廃酸タンクの浸透 分析
FRP の廃酸タンクについて、酸・廃液成分等がどの程度 FRP 材料中に浸 透しているのか検討した。µ-XRF の線分析を用いて分析した結果、天井 や側面は内面に廃液由来の元素が高濃度で検出され、外面に近いほど 低下していく結果であったが、底面は内面よりも厚み方向の中央部に高 濃度部が存在し、浸透が進んでいることが示唆された。
技術相談事例 生物食品研究所
題 目 内 容 担 当
PCR プライマーの設計に ついて
PCR プライマーの設計方法について相談を受け、ウェブサイトを使用した 遺伝子配列の検索、プライマーの設計、特異性や二次構造のチェック方 法について指導した。
生物資源課 培養細胞の単離方法に
ついて
培養細胞へ遺伝子導入後に、目的の遺伝子が発現している細胞を単離 したいとの相談を受け、限界希釈法による単離方法と選択細胞の培養方 法について指導を行った。
2 価の結合における親和 定数の計算方法につい て
1 つのリガンドに 2 つのアナライトが結合する系において、1 つ目の結合の 有無で 2 つ目の親和定数が変化するような系が存在するが、その親和定 数の計算方法について相談を受けた。そこで、表面プラズモン共鳴センサ で結合データを取ったうえで、2 価の結合モデルを数式化し、エクセルのソ ルバー機能を用いて適切な 2 つの親和定数を推定する方法について指 導した。
植物ゲノムの倍数の決定 方法について
ヒトゲノムは 2 倍体であるが、植物の場合はいろいろな倍数体が存在して おり、例えばコムギは 6 倍体であり、品種によって倍数が異なる場合も見 られる。ある植物のゲノムの倍数の測定法について相談を受けた。細胞を 破砕し、ゲノムを蛍光染色し、フローサイトメトリーにより、核個別の蛍光強 度を測定して、倍数を推定する方法について指導した。
同種細菌中にお ける個 体間識別法について
任意に合成した 10 塩基程度の塩基配列をプライマーとし、ゲノム DNA を 鋳型として PCR 反応を行う RAPD 法について指導を行った。
県産清酒の品質向上を 目的とした成分分析
県産清酒の品質向上を目的として、麹の酵素力価(グルコアミラーゼ、α -アミラーゼ)やグルコースの成分分析を行った。
食 品 課 食品加工機を用いた県
産農産物の乾燥粉末化
県産農産物の有効利用等を図るため、食品加工機(真空凍結乾燥機、
温風乾燥機、ロータリーカッター、ハンマーミル等)を用いて、農産物の特 性に合わせた乾燥及び粉末化に関する指導を行った。
食品中に含まれる機能 性成分の探索について
食品素材等に含まれる機能性成分について、情報提供、測定方法の紹 介、測定技術の指導を行った。
HPLC 等を利用した食品 成分の分析
食品中に含まれるアミン類の分析について、HPLC(高速液体クロマトグラ フ)を用いた分析方法の指導を行った。
酵素製剤の製造につい て
酵素の生産を小スケールから大規模スケールに移行するために必要な 条件について指導を行った。また、生産の移行に必要な情報提供も行っ
た。 機能材料課
モウルド製品の繊維につ いて
他社のモウルド製品に含まれている繊維の種類について推察して欲しいと の相談を受け、繊維の電子顕微鏡観察を行い、標準サンプルを用いて推 察した。
技術相談事例 インテリア研究所
題 目 内 容 担 当
マットレスの体圧分散測 定について
新規開発したマットレスの体圧分散測定について、測定条件やパンフレット 用の実証実験等の指導を行った。また、測定結果の解析方法についても 助言を行った。
技術開発課 調湿建材の性能評価に
ついて
仕上げ方法の異なる調湿建材の性能について、吸放湿性の評価方法に ついて指導を行った。得られた結果から、最も吸放湿性の高い仕上げ方 法について助言を行った。
スギ材を使った音のなる 玩具について
地元産のスギ材を使った音のなる玩具を作りたいとの相談を受け、材料の サイズや音階を変える仕組みの提案を行った。
家具の塗装の変色につ いて
家具に使用している塗装について、経時的な変色が大きいのではないかと 相談があり、現状を把握するため、変色の度合いを測定する方法を指導し た。
家具のデザイン面での権 利の保護について
自社製品(家具)のデザイン面での権利を保護する方法として「意匠権」の 登録出願の方法、及び出願費用を抑えるために自社で出願書類を作成・
提出するための方法(図面や文章の作成ポイントや手続きなど)や、出願に 際し利用できる無料相談等の活用方法を指導した。
竹炭 によ る 地下 水中の 金属成分除去について
竹炭の用途開発として、農業用水に使用する地下水中の作物に有害な 金属成分の除去を試み、竹炭の使用が有効であることを証明した。
技術相談事例 機械電子研究所
題 目 内 容 担 当
圧着端子の破損原因 調査
配電盤ボックス内の圧着端子破損の原因調査の相談があった。端子破断 面を SEM 観察したところ、破断面全域で粒界破壊が観察された。圧着端 子が黄銅製だったことから、残留応力による置き割れ現象と考えられた。
今回の圧着端子はめっきが施されていたので、対策として純銅製の圧着 端子を使用するか、圧着部を焼きなましして応力を開放させることをアドバ イスした。
材料技術課 ステンレス鋼部材の腐食
劣化について
地熱発電設備で使用された SUS304 製部材が、早期に腐食劣化した。ミ クロ組織観察および元素分析から原因を調査した。強加工された組織を 呈しており、無数の枝分かれした亀裂が観察された。また、高濃度の塩素 が検出されたことから、応力腐食割れと判断し、鋼材の選定等について助 言した。
スラグの低融点化につい て
鉄鋼精錬・加工の中で溶けた鉄の表面を覆うスラグ(鋼滓(こうさい))の役 割は多い。このため製品品質の安定化のためには精錬プロセスにおいて、
最適な物性のスラグ形成が必要である。今回、スラグ原料粉体が溶解し にくいとの相談を受け、スラグ形成に用いる粉体の Ca 量と Al 量の適正化 および Na 量の増加により融点が下がることを指導した。この結果、鋼鉄製 品の不具合の発生が抑制された。
錫め っき銅端子の 変色 について
電子部品に使用される錫めっき銅端子の表面が変色した。変色部は抵抗 溶接された端子の表面側であり、外観不良についてのクレームが生じてい た。断面観察によるめっき組織の観察、組成分析および膜厚測定などから 銅下地からめっき皮膜への銅拡散による合金相形成が判明し、めっきの 薄いものに変色が発生した。銅素地への錫めっきでは合金相形成は不可 避であることから、めっき皮膜の管理による変色防止をアドバイスした。
せん断後の製品のソリと バラツキの改善
板厚のせん断加工工程のみの順送プレス加工で、製品にソリのバラツキが 発生するという相談があった。製品の状態と順送金型のレイアウト、金型構 造、加工条件から、板押さえ圧力をもっと増やすように指導した。
生産技術課 医療用マイクロ鉗子の電
解バリ取りについて
医療用途として用いられるマイクロ鉗子について、鉗子先端部分の形状加 工をワイヤカットで行った際にバリが発生していた。ミクロンレベルの非常に 小さなバリであったため、機械加工ではなく、電解研磨によるバリ除去を検 討した。その結果、塩化ナトリウムを主成分とする中性電解液を用いること により、短時間で容易にバリが除去可能なことを確認した。
測温プローブの応答性向 上
測温プローブの応答性向上を目的に、プローブ構造を変えた場合の温度 変化について熱流体解析で検討した結果、プローブ構造の変更による応 答性向上の可能性が得られた。
機械技術課 構造解析による SUS 製
治具の強度評価
加工用の器具を保管する SUS 製治具が変形するという相談があった。
700 kg 相当の荷重と 1,000 ℃相当の熱影響を受けることから、構造解 析による治具板厚変更時の強度評価及び熱影響の指導を行った。
電磁ノイズの低減
近傍磁界センサにより放射ノイズの評価を行い、フェライトコアの適切な使 用、筐体の材質や形状の変更により、ノイズを低減する方法について提案 を行った。
電子技術課 チョコレート製造用型枠
の試作
溶けたチョコレートを流し込み所定の形状で製造するための型枠の試作に 関する相談を受けた。3D プリンタを用いた際の造形の積層方向や分割位 置についてアドバイスを行い、型枠の試作を行った。
光学フィルタの透過性 評価
光学フィルタの透過特性の評価方法について相談を受けた。スペクトル分 布の測定結果から任意の波長帯域における透過率曲線を簡易的に導出 する方法について提案を行った。
伝導ノイズの低減 雑音端子電圧測定を行い、ノイズフィルターの種類及び設置場所の変 更、配線引き回しの変更を提案し、伝導ノイズの低減を図った。