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Microsoft PowerPoint - IFRS財務インパクト分析配布資料

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Academic year: 2021

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(1)

IFRS(国際会計基準)適用準備のための

「システム診断・インパクト分析」

~財務諸表数値への影響度~

株式会社NTTデータ経営研究所

(2)

はじめに

■ 経済がグローバル化する中、会計基準の相違を調和させることが世界的な懸念でありましたが、 ついに、アメリカが国際会計基準採用に向けてのロードマップを2008年に公表しました 。その後、 日本でも金融庁が国際会計基準を適用していくことを公表(2009年6月)しました。 ■ 会計基準が変わると、必然のこととして業務やシステムへ影響を及ぼします。多くのコンサルティング 会社が「国際会計基準に関する導入支援サービス」のようなコンテンツを提供しているものの、 準備は進んでいないのが実情のようです。 ■ IFRS対応の準備が進んでいない背景には、IFRS適用によるメリットを見出せない、適用時期が まだ先である、というような状況が伺えますが、IFRS適用が時代の趨勢である以上、自社への 影響や導入に関するコストや期間はどのくらいかかるのかを早めに認識しておくことが得策です。 ■ 当書では、概念的なインパクト分析に止まらず、IFRSが及ぼす財務諸表数値への影響度を 具体的に分析し、過不足のないIFRS適用のロードマップ策定に寄与するご提案をさせていた だきたいと考えています。よろしく検討のほど、お願い申し上げます。

(3)

IFRSの構成と適用時期・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 IFRSの一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 IFRSの各基準の分類(業種や規模等で影響が異なります)・・・・ 5 当書で提供する「IFRS診断・インパクト分析」の特徴・・・・・・・・・・ 6 財務諸表に影響を及ぼす可能性のある項目(例)・・・・・・・・・・・・ 7 (ご参考)ルノーの有価証券報告書の開示例・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (ご参考)仏 サノフィ・アベンティス社の有価証券報告書の開示例・・・・ 9 IFRS初度適用時の免除規定の活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 IFRS診断・インパクト分析の作業期間や成果物・・・・・・・・・・・・・・ 11 担当者のご紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

(4)

IFRIC IFRS IASB 2001年~ SIC IAS IASC 1973年~ 解釈指針 基準 基準設定団体 時期

IFRSs

国際財務報告解釈指針委員会 International Financial Reporting Interpretations Committee

IFRIC

解釈指針委員会 Standing Interpretations Committee

SIC

国際財務報告基準 International Financial Reporting Standards

IFRS

国際会計基準 International Accounting Standards

IAS 2009年6月16日 金融庁 「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」 http://www.fsa.go.jp/news/20/20090616-1.html 2009年6月16日 金融庁 「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」 http://www.fsa.go.jp/news/20/20090616-1.html ○中間報告のポイント ・任意適用 2010年3月期から、国際的な財務・事業活動を 行っている上場企業の連結財務諸表に、任意適 用を認めることが適当。 ・将来的な強制適用 強制適用の判断時期は、2012年を目途(2012年に 判断の場合、2015年又は2016年に適用開始。)。 (1)IFRSの構成 (2)IFRSの適用時期

IFRSの構成と適用時期

(5)

IFRSの一覧

旧IASを含め現状有効な基準と今後適用される基準は次の通り。 関連会社に対する投資 IAS 28 連結及び個別財務諸表 IAS 27 退職給付制度の会計及び報告 IAS 26 関連当事者についての開示 IAS 24 借入費用 IAS 23 外国為替レート変動の影響 IAS 21 政府補助金の会計処理及び政府援助の開示 IAS 20 従業員給付 IAS 19 収益 IAS 18 リース IAS 17 有形固定資産 IAS 16 法人所得税 IAS 12 工事契約 IAS 11 後発事象 IAS 10 会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬 IAS 8 キャッシュ・フロー計算書 IAS 7 棚卸資産 IAS 2 財務諸表の表示 IAS 1 事業セグメント IFRS 8 金融商品―開示 IFRS 7 鉱物資源の探査及び評価 IFRS 6 売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業 IFRS 5 保険契約 IFRS 4 企業結合 IFRS 3 株式報酬 IFRS 2 国際財務報告基準の初度適用 IFRS 1 農業 IAS 41 投資不動産 IAS 40 金融商品― 認識及び測定 IAS 39 無形資産 IAS 38 引当金、偶発債務及び偶発資産 IAS 37 資産の減損 IAS 36 中間財務報告 IAS 34 1株当たり利益 IAS 33 金融商品― 表示 IAS 32 ジョイント・ベンチャーに対する持分 IAS 31 超インフレ経済下における財務報告 IAS 29

(6)

IFRSの各基準の分類

(業種や規模等で影響が異なります)

業種固有 会社に応じて 全社共通 グループ 展開企業 開示業務 連結会計 単体会計 会計周辺業務 財務諸表の表示 棚卸資産 キャッシュ・フロー計算書 会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬 後発事象 工事契約 法人所得税 有形固定資産 リース 収益 従業員給付 政府補助金の会計処理及び政府援助の開示 外国為替レート変動の影響 借入費用 関連当事者についての開示 退職給付制度の会計及び報告 連結及び個別財務諸表 関連会社に対する投資 超インフレ経済下における財務報告 金融商品—表示 1株当たり利益 中間財務報告 資産の減損 引当金、偶発債務及び偶発資産 無形資産 金融商品—認識及び測定 投資不動産 農業 株式報酬 企業結合 金融商品―開示 保険契約 鉱物資源の探査及び評価 売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業 事業セグメント ジョイント・ベンチャーに対する持分 国際財務報告基準の初度適用

(7)

当書で提供する「IFRS診断・インパクト分析」の特徴

現行の会計基準、社内プロセス、グループ会社、情報システム等の状況調査を行い、IFRS 導入に向けての 対応状況評価と今後やるべきことを取りまとめます。当書では、基準の差異分析後、財務諸表への具体的 な数値影響を取りまとめることを最大の特徴にしています。

現状調査

対応検討

IFRS対応の

計画策定

•企業グループの状況 •会計方針調査 •業務プロセス調査 •規定類の整備状況 •情報システムの状況 •課題の特定と対応策検討 •IFRSの任意規定策定 •初度適用の免除規定策定 •業務プロセス見直しの検討 •システム改修の検討 •内部統制の対応検討 •IFRS導入のロードマップ作成 •体制の検討と人員計画 •コスト算定 •マネジメントへの報告

基準の

差異分析

•IFRSの基準内容理解 •IFRS各基準と業務の摺り合せ •業務プロセス見直しの検討 •システム改修の検討 •内部統制の対応検討

財務諸表数値への影響度

純利益の増減

純資産の増減

(8)

資産除去債務 減損や評価減の戻し入れ 政府補助金による資産取得 リース会計 投資不動産の公正価値評価 のれんの減損 研究開発費の資産計上 残存価額、耐用年数、減価償却方法の見直し 固定資産の再評価 マネジメントアプローチによるセグメント区分の見直し 段階的な支配獲得 支配の喪失を伴わない持分の減少 連結対象範囲 過去の企業結合に関する再評価 のれんの非償却 全部のれんの計上 機能通貨の外貨換算 共同支配企業(ジョントベンチャー) キャッシュ・フロー計算書(直接法) 過年度遡及修正 廃止事業 無形資産の繰延税金 金融商品会計 ストックオプション(株式報酬) 利息費用 異常損益項目 工事契約(進行基準) 棚卸資産 収益認識 自己株式の資本からの控除 リストラ費用引当金 有給休暇引当金 退職給付債務

財務諸表に影響を及ぼす可能性のある項目

(例)

(9)

ルノーの有価証券報告書では、日本基準と国際会計基準との相違について、以下の内容が記述されています。 (1)連結財務諸表 ①外国会計基準 ・営業権の償却。営業権は20年に満たない期間にわたって償却される必 要がある可能性がある。 ・外部損益を認識した確定給付型制度の数理計算上の差損益。 ・開発段階から生じる無形固定資産の費用化。 ・投資用財産の公正価値評価並びに有形固定資産及び無形固定資産の 再評価モデル。 ・会計方針が任意に変更した場合の遡及的適用。 ・少数株主持分に起因する当期純利益の会計処理。 ②在外子会社の財務諸表の為替換算 ③連結方法 ④企業結合の会計 (2)貸借対照表及び損益計算書の表示 ①流動・固定資産及び負債の分類 ②資産担保証券 ③特別損益項目の分類 ④商業リベート及び商業割引の分類 (3)リース取引 (4)資産の減損 (5)金融商品 ①永久劣後証券、②ヘッジ、③販売金融債権の減損 (6)棚卸資産の評価 (7)営業権 ①営業権の為替換算、②営業権の償却、③貸方営業権 (8)従業員給付制度 ①退職給付債務 ②退職給付債務の数理計算上の差異 ③有給休暇の計上 (9)従業員に付与されたストック・オプション (10)研究開発費 (11)IFRS初度適用(2005年12月31日に終了した年度)の影響 ①自己株式、②金融商品、③研究開発費 ④買戻特約付販売、⑤年金債務、⑥IAS38の遡及的適用

(ご参考)ルノーの有価証券報告書の開示例

(10)

(ご参考)仏 サノフィ・アベンティス社の有価証券報告書の開示例

有価証券報告書の総ページ数は

419ページ。うち、経理の状況は276ページにも及びます。

96,930

71,987

資産合計

20,740

15,403

流動資産

76,190

56,584

非流動資産

3,932

2,920

D.14

繰延税金資産

1,105

821

D.7

金融資産―非流動

3,311

2,459

D.6

関連会社に対する投資

20,548

15,260

D.4

無形資産

37,921

28,163

D.4

のれん

9,373

6,961

D.3

有形固定資産

資産

億円

百万ユーロ

注記

2008年12月31日現在

(11)

IFRS初度適用時には免除規定を活用することが効果的

(1)例外処理-任意規定 企業は、IFRSに基づく財務諸表を初めて作成する場合には、最初のIFRS財務諸表の報告日現在有効な各IFRSを遡 及適用しなければなりませんが、費用対効果の観点から以下の1)から7)の項目については、遡及適用の例外処理 が認められています。これらの項目は、企業がこれらの免除規定を採用するか否かは任意であり、一部採用や全部採 用、あるいは全部不採用にすることも可能です。 1)企業結合 2)有形固定資産・無形固定資産の公正価値又は再評価 3)従業員給付(退職給付など) 4)為替換算調整勘定 5)複合金融商品 6)以前に認識した金融商品の指定 7)株式報酬取引 (2)例外処理-強制規定 IFRS移行日における各IFRSの遡及適用という原則に対して、IFRS第1号(初度適用)では(1)の任意の免除規定の ほかに、以下のような遡及適用を禁止する、強制的な例外規定が設けられています。 1)金融資産及び金融負債の認識の中止 2)ヘッジ会計 3)見積り 4)売却目的として分類された資産と廃止事業 IFRSの初度適用時には、 「3期分の貸借対照表を作らねばならない」という負担だけでなく 免除規定を活用する「開示戦略」を立てることが効果的です。 IFRSの初度適用時には、 「3期分の貸借対照表を作らねばならない」という負担だけでなく 免除規定を活用する「開示戦略」を立てることが効果的です。

(12)

IFRS診断・インパクト分析の作業期間や成果物

■ 会社固有のビジネスプロセス(単価が決まらないのに出荷、契約締結前の作業開始、取引先事情 による特殊契約など)を有している場合は、IFRS適用によるビジネスプロセスの見直しの影響が大 きいと見込まれます(ERP導入などの基幹システム刷新と似ている状況があります)。 ■ IFRS適用の準備は、範囲が広範に及びますので概念的な影響に止まってしまいがちです。 財務諸表数値がどう変わるのか、業務やシステムに影響がある内容の箇条書きによる列挙、との 具体的な洗い出しが必要です。この具体性を伴って準備作業の期間やコストを算定できます。 ■ IFRS対応作業は、業種や規模等で影響が異なりますが、当提案内容での作業は 数ヶ月程度(最短1ヶ月、最長4ヶ月)で、成果をご提供させていただきます。 ■ 当提案内容での作業終了後、IFRS適用のためのマイルストーンの設定、具体的施策を明確化にし た「IFRS適用の最適ロードマップ」を策定します。また、「経理ポリシー・規程策定」「業務プロセス改 革策定」「システム構想策定」に関するご提案をさせていただきます。

(13)

担当者のご紹介

コーディネータ 広川 敬祐 のご紹介 <略歴> 1984年-1987年 青山監査法人(プライスウォーターハウス)東京 1987年-1994年 英和監査法人(アーサーアンダーセン)大阪 1994年-1998年 SAPジャパン株式会社 2007年- NTTデータ経営研究所ディレクター 現在 日本公認会計士協IT委員会委員 <主な著作> ・連結会計システムのPLAN DO SEE ・絵でみる 内部統制で仕事はこう変わる ・SEがはじめて学ぶ会計 公認会計士25年以上 ERP経験15年以上 ■ 当提案の作業予定者は、弊社コンサ ルタントの他、NTTデータグループ全 体からIFRSに関するノウハウを有す るコンサルタントと協業する万全の体 制をご提案いたします。 ■ IFRS対応には会計の専門知識を必要 とするため、大手監査法人の担当者 や公認会計士も体制の一員に含める ご提案をいたします。 ビジネスとITに精通する専門家がご提供します。 IFRSへの対応は経理部門の担当者だけでなく、他部門、システム部門、経営管理者、監査人等の ステークホルダーと各種調整ができるレベルの担当者が参画する必要があります。

(14)

■お問い合わせはこちらまで

NTTデータ経営研究所 マーケティング本部

(電話)

03-5467-6313

参照

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