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できる また, 集団での活動のため, 友達と仲よくし, 助け合う必要性が出てくる 本題材では, 児童は紙をつなぐ中で形を見付け, 自分が作りたい形のイメージを広げていく つくりたい形に合わせて紙の形や色などを工夫したり, つなげ方を工夫したりしていってほしい また, 友達とつなげていくことで活動を広

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Academic year: 2021

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<授業構想のポイント> 本題材は,切ったり破いたりして細長くした紙を,友達と協力しながらつないだりつるしたりしてつくる 学習である。友達とかかわり合いながら主体的に造形活動に取り組むことができるように,次のような働き 掛けを行う。 ① 相手意識・目的意識をもたせるための前題材作品の活用 ② 自由な発想を促すための多種多様な材料の準備 ③ 造形活動の途中で互いの作品を見合う時間の設定 これらの働き掛けにより,児童は自分がつくりたいイメージをもち,友達と対話しながら造形活動をする ことができる。

第2学年1組 図画工作科学習指導案

平成29年7月10日(月)第5校時 授業者 講師 鈴木 雅孝 1 題材名 「つないで つるして」 2 題材の目標 ○切ったり破いたりして細長くした紙をつないでいくことを楽しもうとしている。 【造形への関心・意欲・態度】 ○切ったり破いたりして細長くした紙をどのようにつなげると面白いか考えている。【発想や構想の能力】 ○思いに合わせて紙のつなぎ方を工夫している。【創造的な技能】 ○つないでできた形を友達と見せ合って面白さを感じ,話し合っている。【鑑賞の能力】 3 題材の評価規準 4 題材と指導の構想 (1) 児童の実態 図工が好きな児童が多い。しかし表現に自信がなく,自由な発想や細かい作業を苦手とする児童もいる。 これまで行った絵「ひみつの たまご」では,自分の描いた不思議な模様のたまごから,どんなものが出て くるのか友達と対話をしながらイメージを広げ,具体的な作品に仕上げてきた。 本題材「つないで つるして」では,一つの形ができた後も,友達との対話からさらにイメージを広げ, 新しい形をつくりだすことができると考える。自由に紙をつなげ,自分のイメージしたものをつくり出す活 動なので,どの児童も楽しく取り組めるものと考える。友達と協力しながら,教室中に広がっていく紙の世 界を楽しませていきたい。 (2) 題材について 本題材「つないで つるして」は,切ったり破いたりして細長くした紙を友達と協力しながらつないだり つるしたりしていくシンプルな題材である。細かい作業が必要ない分,自由な発想で活動に取り組むことが 関心・意欲・態度 発想や構想の能力 創造的な技能 鑑賞の能力 紙を細長く破いたり切 ったりして,つなげて いくことを楽しもうと している。 紙をつなげながら,ど のようにつなげると面 白いかを考えている。 思いに合わせて紙のつ なぎ方を工夫してい る。 つないでできた形を友達 と見せ合って面白さを感 じ,話し合っている。

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できる。また,集団での活動のため,友達と仲よくし,助け合う必要性が出てくる。 本題材では,児童は紙をつなぐ中で形を見付け,自分が作りたい形のイメージを広げていく。つくりたい 形に合わせて紙の形や色などを工夫したり,つなげ方を工夫したりしていってほしい。 また,友達とつなげていくことで活動を広げるとともに,協力しながら新しい形や模様をつくりだしてい ってほしい。 (3) 指導の構想 ① 相手意識・目的意識をもたせるための前題材作品の活用 前題材に「ともだちハウス」(立体)の学習を行った。この題材で完成した作品は,児童にとって「自分 の家」と感じることができる。この「自分の家」を使うことによって,本題材では「自分の家」と「友達 の家」をつなぐ道をつくることが最初の目的となる。また,道を広げていけば他の児童の道ともつながる ため,相手のことも考え,協力して活動する必要性が生まれる。 ② 自由な発想を促すための多種多様な材料の準備 児童が自由に活動を行えるように,十分な量の広告や包装紙を用意する。また,つなぎ方の発想が広が るように,長さや太さの違うものを意図的に用意しておく。そして,一見関係なさそうなものとして,牛 乳パックや空き箱,プリンカップ,天井からぶら下がったクリップなどを用意しておく。教室中に広がっ ていく世界を見て,自由な発想で活動させる。 ③ 造形活動の途中で互いの作品を見合う時間の設定 自分の作業だけに熱中していると,形のイメージが固定化されてしまう。そこで,少し離れて作品を見 たり,友達と交流したりすることで,新しい形に気付き,こだわりをもって活動に取り組むことができる ようにする。 5 題材の指導計画(全2時間) 時 学習のねらい(○)と主な活動内容(・) 評価 関 意 態 発 想 技 能 鑑 賞 評価規準 1 ○切ったり破いたりして細長くした紙を友達 と協力しながらつないだりつるしたりして つくる。 ・紙を細長く破いたり切ったりし,切った紙を つなげていく。 ・つないだ形も見ながら,つなぎ方を工夫する。 〇 〇 【関】紙を細長く破いたり切った りして,つなげていくことを楽 しもうとしている。(行動観察) 【発】紙をつなげながら,どの ようにつなげると面白いかを 考えている。(行動観察) 2 〇つないだ線をたどり,できた作品を鑑賞す る。 ・車で遊びながら,できた線をたどる。 ・面白いと思ったところを発表する。 〇 〇 【技】思いに合わせて紙のつなぎ 方を工夫している。(作品・ワ ークシート) 【鑑】つないでできた形を友達と 見せ合って面白さを感じ,話 し合っている。(行動観察・ワ ークシート)

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6 本時の計画(1時間目/全2時間) (1) 本時のねらい 道づくりの活動や友達と見合う活動を通して,「すてきな町」になるようにイメージを膨らませ,どのよ うに道などをつなげたりつるしたりすると面白いかを考えることができる。 (2) 本時の構想 ・自由な発想を促すための多種多様な材料の準備 道をつなげていく中で,他の児童がつなげた道とぶつかることになる。そこで児童同士での対話が生ま れる。「つなげていいよ。」で終わることもあれば,「つなげない。」という結論になることもある。その場 合は「どうすればつなげないで道をのばせるか。」と相談することになる。おそらく「何か使える材料はな いか。」と考え,箱などを使い立体交差などの方法を考えるだろう。 児童が自由な発想を行えるように,十分な量の多種多様な材料を用意しておく。 ・造形活動の途中で互いの作品を見合う時間の設定 本時で目指す対話的な学びの姿は,児童同士が作品を見合い,話し合うことで新しい形のイメージをも って試したり,友達の作品の良さを見つけ伝え合ったりする姿である。造形活動の中でも,友達と話し合 う場面は出てくると考えるが,少し離れて作品全体を見たり,友達と交流したりする時間を設定すること で,よりよい対話的な学びの姿が見られると考える。 (3)本時の展開 学習活動 教師の働き掛けと予想される児童の反応 ■評価・○留意点 1 本時の課題を知 る。(5分) T1 この前,すてきな自分の家と車ができましたね。 C1 僕は赤い車。 C2 私の家にはきれいなお花畑があるの。 T2 1号車の人は黒板側,2 号車の人はロッカー側,3 号車の人は廊下側の好きな場所に,自分の家を置 きましょう。 C3 ぼくはここにしよう! T3 車があるから友達の家に遊びに行きたいけれど, このままでは車が走れません。何が必要かな。 C4 道。道路。 T5 今日使える材料は,これです。 ・チラシ ・牛乳パック ・空き箱 ・いす・・・ ○一つ一つの家が,ある程 度離れるようにする。 〇仲良しの友達は離れるよ うに置く。 ○題材名「道をつなげよ う」を提示する。 ○チラシは予めある程度の 量を切っておく。 ○図工室からイスを用意す る。 <題材提示>「道をつなげよう」 T4 今日は,友達の家に行く道をつくります。そ して教室に町をつくりましょう。

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T6 自分の家から誰の家に続く道をつくりますか。 C5 A 君! T7 どんな道をつくるとそこまで行けそうかな? C6 途中で曲げないとだめみたい。 C7 坂道をつくらないと家まで行けないかな。 T8 これから活動室に町をつくりたいけど,どんな道 をつくるといいかな。 ○自分のつくりたいものの 見通しをもたせる。 ○学習課題を提示する。 2 約束事の確認。 (2分) T9 楽しく活動するための約束を言います。 ・用具の扱いや安全面について。 ・友達と道がつながってもよい。(一声かける) ・友達のつくったものを大切にする。 ・途中から一人でも友達と一緒にやってもよい。 ○ハサミは持ち歩かず,ロ ッカーに置く。 ○クリップの扱いなど。 ○安全面に注意させる。 3 道を工夫してつ くる。(10分) T10 すてきな町ができるように,いろいろな楽しい 道をつくりましょう。 ○活動は,個人でも友達と 一緒にやってもよい。 ○活動の中で付属品を発想 した場合,つくってもよ いこととする。 ○工夫してできた形の面白 さを認め,さらに活動が 進むように声を掛ける。 ○ビデオを使い,児童の行 動を記録する。 ■【関】紙を細長く破いた り切ったりして,つなげ ていくことを楽しもうと している。(行動観察) ■【発】紙をつなげなが ら,どのようにつなげる と面白いかを考えてい る。(行動観察) ※表現の意図を明確にさせる ための働き掛け ・何をつくっているの。 ・ここ,どうなっているの。 ・どこにつながっているの。 ※新たな発想を促す働き掛け ・この形,何かに似ているね。 ・~してみる? ・見に行ってごらん。 ・思い付いたことを,やって みよう。 C8 道の下に トレーをお いたよ。小 さい丘がで きた。 C9 牛乳パッ クで橋をつ くったよ。 C10 イスをト ンネルにし たよ。 ※対話的な学びを促す働き 掛け ・A さんが困っているね。何 か助けてあげられる? ・B くんすごいね。○○をつ くっているよ。 ・C さん,どうやってつくっ たのかな? ・この道は,つなげるの? つなげないの? C11 箱を使っ てトンネル を作ってみ たらどうか な。 C12 どうやっ てつくった のかな。聞 い て こ よ う。 <学習課題> ◎どんな道をつくってつなげると,すてきな町に なるかな。

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4 互いの活動を見 合う。(5分) T11 いったん手を止めて! T12 みんながつくったものを見てください。何があ るかな? C13 道がいっぱいできている。 C14 あそこに坂道がある。 C15 トンネルがあるぞ。 ○自由に見て回り,友達と 話し合ってもよい。 ○つくったものを壊さない ように注意させる。 5 まとめ(2分) T13 ずいぶん大きな町ができたね。 C16 すごいな~ T14 みんながどんな道をつくったから,こんなすて きな町になったのかな? C17 曲がった道!坂道! C18 トンネルや橋! 〇児童がつくったものを取 り上げ,これからの活動 の参考にさせる。 6 道を工夫してつ くる。(15 分) T15 今よりももっとすてきな町になるように,もっ と楽しい道やすてきなものをつくりましょう。 C19 A さんの橋はすごいな。つくり方を聞いて,ぼ くもつくってみよう。 C20 上からつるしてみたいけど一人じゃできないか ら,B さん手伝って。 C21 C さんは橋をつくったのか。ねえ,橋の下に川 をつくってもいい? 4と同様 7 本時の活動を振 り返る(5分) T16 今日はここまで。終わりです。 T17 自分の今日の活動を振り返りましょう。その中 に,何をつくったのか,どんな工夫をしたのか, なぜつくったのかなどを書きましょう。 C22 最初はまっすぐな道をつくりました。でも,友 達の家につなげたくて,道をまげました。途中に トンネルをつくりました。 ○振り返りのキーワードを 掲示する。 ○自分の制作に対する振り 返りを,ワークシートに 記入させる。 8 次時の活動内容 を予告する。 (1分) T18 次回は,今日できたみんなの町を,みんなの車 で走らせて遊びましょう。 ○次時に,友達の作品の工 夫を見付けあった後,片 付けを行う。 (4)本時の評価 【関】紙を細長く破いたり切ったりして,つなげていくことを楽しもうとしている。(行動観察) 【発】紙をつなげながら,どのようにつなげると面白いかを考えている。(行動観察) <まとめ> 長い坂道や曲がった道,トンネルや橋などを組み 合わせると,すてきな町なる。

参照

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