• 検索結果がありません。

高 速 回 転 しても 泡 噛 みなし 1 回 転 開 始 2 吸 入 口 からプル 3 吐 出 口 からプッシュ 図 2 エムレボ ( 遠 心 式 撹 拌 体 )の 撹 拌 原 理 と 実 際 の 撹 拌 の 様 子 なため 吸 引 力 撹 拌 力 が 強 力 ボルテッ クスが 発 生 しにくく

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "高 速 回 転 しても 泡 噛 みなし 1 回 転 開 始 2 吸 入 口 からプル 3 吐 出 口 からプッシュ 図 2 エムレボ ( 遠 心 式 撹 拌 体 )の 撹 拌 原 理 と 実 際 の 撹 拌 の 様 子 なため 吸 引 力 撹 拌 力 が 強 力 ボルテッ クスが 発 生 しにくく"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1.はじめに 従来、撹拌と言えば、プロペラやブレード といった抵抗体を液体の中に入れて、水流を 起こして行うため、抵抗体のエッジの部分で、 液体そのものや食材等をせん断(カット)し ている状態となっていました。この結果、食 材等を劣化、破砕してしまう可能性が大き かったのが現状です。 これを解決する手段として、羽根のない 遠心式撹拌体(特許第4418019号)M-Revo® (以下、エムレボ®と称する。)が注目されて います(図1参照)。 2.撹拌原理 エムレボ®は、回転することにより遠心力 で流れを発生させ撹拌を行います(図2参 照)。このエムレボ®が作り出す流れは、従来 型のスクリュータイプのものと違い、吸込み 流(上昇流)と全方向に均等に噴出する吐出 流があり、従来と異なる撹拌性能を発揮しま す。 つまり、エムレボ®は抵抗体がなく吸入し て吐出し、それが360°回転するだけであるた め、せん断力が掛からず、柔らかい撹拌が可 能となっております。 3.エムレボ®の特性 エムレボ®は、その独自性と革新性で、以 下の5つの特長が挙げられます。 【独自性】 ①省エネ  羽根が無いため、回転時の流体抵抗が少な く、エネルギーロスが少ない。スラリー、 土砂の中でも再起動容易。 ②安全性  羽根が無いため、接触による事故がない。 撹拌時の液体の飛び散りが少なく、強酸・強 アルカリ・高温でも安全。 ③品質向上  羽根が無いため、高速回転してもキャビ テーションが発生しない。高速回転が可能

新技術と研究紹介

羽根が無いのに攪拌できる??

遠心式撹拌体エムレボ

(商品名)の開発と食品加工機への応用研究

®

荻 野 忠 彦

おぎの ただひこ:株式会社IPMS 代表取締役(http://mrevo.jp) 図1 エムレボ®の半球型と各種バリエーション

(2)

なため、吸引力、撹拌力が強力。ボルテッ クスが発生しにくく泡噛みが少ない。 ④作業効率  高速回転で作業可能なため作業時間が短縮 可能。液の飛散が少ないため、容器を最大 限有効活用できる。 上記基本技術に対し、更にエムレボ®の応用 的技術として、この吸込み力(負圧)により 意図的に空気を吸込むことでエアレーション (バブリング)が可能です。エムレボ®がつく りだす流れにガスの微細気泡を吹き込み、そ の流れに乗って拡散されるので、気泡の撹拌 効果が非常に高いものとなります(図3参照)。 【革新性】 ⑤エアレーション  エアレーションタイプの場合、ポンプレス で回転数の強弱により、エアレーションの オンオフが可能。 このタイプは、食品工場の水処理、特に曝 気槽において、好気性、嫌気性の雰囲気の切 替が回転数のみで制御でき、しかも省エネで ポンプも不要であるため、設備投資額やその 後のメンテナンスコストを大幅に削減できる ことが予想されます。 以上から、既存技術との比較は表1の通り です。 高速回転しても泡噛みなし 図3 エアレーションタイプの撹拌原理と実際の撹拌の様子 ①回転開始 ②吸入口からプル ③吐出口からプッシュ 図2 エムレボ®(遠心式撹拌体)の撹拌原理と実際の撹拌の様子

(3)

4.主な受賞歴 当該技術は、非常にシンプルで理解しやす い技術であるため、食品業界におきまして次 のような賞を頂いております。 2013年10月  第43回食品産業技術功労賞 資材・機器・ システム部門 (食品産業新聞社主催) 2014年9月  第17回日食優秀食品 機械資材・素材賞  (日本食糧新聞社主催) 2014年12月  食創会第19回安藤百福賞 発明発見奨励賞  (公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興 財団主催) 5.導入事例 エムレボ®は、製造販売を開始してから3 年が経過し、化学分野を中心としてかなり認 知されてきたと自負しておりますが、食品・ 薬品分野においては、口に入れるものである ため、化学分野に比べて相対的に、困難なス ペックを要求され、また、撹拌が変われば、 当然、味も変わるため、生産ラインに新規参 入することが難しく、開発が後回しとなって おりました。しかし、食品業界には様々な場 面で撹拌が行われており、かつ、ある程度タ ンクの大きさも決まっているため、食品業界 の要望にお応えするのは喫緊の課題であると 考えております。現在までの具体的な導入事 例は図4および図5の通りです。 6.今後の展望 ①エアレーションタイプの応用 エアレーションタイプ(3章参照)と呼ば れる中空シャフトにヘッド部に連通した穴の あいているタイプを使用すると、ポンプなし、 コンプレッサーなしで空気を入れることが可 能ですが、更に応用として、空気以外にも加 圧し、ロータリージョイントを使用すること により、別の液体、気体を吹き込むことも可 能となります。当該エアレーションタイプは、 撹拌流の中にヘッド部から吐出した別の液体 や気体を混ぜることとなるため、瞬時に均一 撹拌することが可能となります。その結果、 例えば、2液の混合撹拌の際、2液目を水面 から投入していたため、化学反応を起こしゲ ル化して撹拌できなかった物質に対しての撹 拌が容易となったという報告があります。 表1 エムレボ®と羽根式攪拌体の比較 エムレボ® 羽根式 撹拌力 ○ ○ 展開力 (設計の容易性) ○ (M-Revoのサイズは、容量と周速で決まるので、 容量が増えれば回転数を増やすことで対応可能) △ (羽根の形状は、容量・回転数・撹拌力に より特定される) 柔らかい撹拌 (剪断力の有無) (剪断力は基本的に発生しない)○ (剪断力が必ず発揮される)× 粘 度 (練るという作業には限界がある)(高粘度に応じた羽根の形状がある)○ 高回転 (キャビテーションが発生しない)(キャビテーションが発生する)× 革新性 (ポンプレスでエアレーションが可能)(エアレーションにはポンプが必ず必要)× 価 格 (単体単価としては高いが、システム全体として△ は安価になる可能性あり) ○ (単体単価として基本的に安価)

(4)

事例① 小豆を潰さない柔らかい撹拌が可能 事例③  グミ等の製造の際、高速撹拌しても気泡が 発生しないため、撹拌時間が大幅に短縮し 生産性が向上 事例⑤  せん断力が小さいので、茶葉や果物を壊さ ずに高速撹拌できるため、作業時間が短縮 し、生産性が向上 図4 製造過程(調理、調合、洗浄等)(事例①〜⑥)への導入事例 事例②  ニガリを瞬時に泡立てずに均一撹拌が可能 となり歩留率が向上 事例④  マヨネーズの製造で気泡の発生は、品質劣 化の大きな原因であったが、気泡の発生が 無く品質が安定 事例⑥  チョコレートの製造において充填の際に、 気泡に対して振動させていた脱泡作業が軽

(5)

②空気撹拌への応用 空気の撹拌は、一般的にはサーキュレー ターかエアーダクトが用いられており、吐出 方向が一方向となっているため、例えば、温 室などでは、室内の温度を均一に保つことが 困難でありました。 エムレボ®での空気撹拌は、垂直軸線周り の回転状態において、水平面に沿って空気が 四方八方に吐出されることになり、室内の温 度を均一に保持することが容易です。温室の みならず、冷蔵庫等の密閉空間内の温度を均 一に保持したいという要望があるため、今後 開発を進めていきたいと考えております。 ③海外展開 食品業界に対する解決策は、食品業界のみ ならず、撹拌はあらゆる産業の基礎技術であ るため、化学業界、医薬品業界、水処理業界、 製紙業界、建築業界等においても、その能力、 性能を発揮することは容易に想像できます。 よって日本の産業界において撹拌における品 質が格段に向上するのみならず、弊社名義で 海外にも特許を出願し、順次登録中であるた め、世界中の撹拌における品質向上に貢献す るものとして期待しております。 海外には既に13ヶ国出願しており、カナダ、 韓国、中国、台湾、シンガポール、ロシアが 登録済、米国、欧州、ブラジル、ベトナム、マ レーシア、インド、タイが出願中となっています。 事例⑦  吸上力が強いため、ホッパーの排出口に溜 まりがなく、均一撹拌可能で、歩留が3割 向上 事例⑨  廃棄物が羽根に絡みつき、3ヶ月毎に羽根の 取替、1年毎にベアリングの取替が必要であっ たが、不要となり維持管理コストが著しく減少 図5 充填過程(事例⑦)、運搬過程(事例⑧)、排水過程(事例⑨)、研究開発(事例⑩)への導入事例 事例⑧  羽根がないため、運搬途中でトマトペース トを袋の中で撹拌可能となり材料ロスが減 少し、作業効率が向上 事例⑩  小麦粉を水に溶かして撹拌しても、せん断 力が極小のため、グルテン化しない。新し い食品加工技術を生み出す可能性が無限!

参照

関連したドキュメント

しかしながら、世の中には相当情報がはんらんしておりまして、中には怪しいような情 報もあります。先ほど芳住先生からお話があったのは

平成 29 年度は久しぶりに多くの理事に新しく着任してい ただきました。新しい理事体制になり、当団体も中間支援団

なお、具体的な事項などにつきましては、技術検討会において引き続き検討してまいりま

人間は科学技術を発達させ、より大きな力を獲得してきました。しかし、現代の科学技術によっても、自然の世界は人間にとって未知なことが

 筆記試験は与えられた課題に対して、時間 内に回答 しなければなりません。時間内に答 え を出すことは働 くことと 同様です。 だから分からな い問題は後回しでもいいので

学側からより、たくさんの情報 提供してほしいなあと感じて います。講議 まま に関して、うるさ すぎる学生、講議 まま

都調査において、稲わら等のバイオ燃焼については、検出された元素数が少なか

真竹は約 120 年ごとに一斉に花を咲かせ、枯れてしまう そうです。昭和 40 年代にこの開花があり、必要な量の竹