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1 目次 1 企業年金連合会について 2 2 日本の企業年金制度の動向 6 3 社会保障審議会企業年金部会について 24 4 確定拠出年金法等の改正 30 5 確定給付企業年金の改善 39 [ 拠出弾力化と柔軟で弾力的な給付設計の検討 ] 6 企業年金連合会の資産運用 51

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(1)

[持続可能な年金運営を目指して]

平成27年11月10日

企業年金連合会 村瀬清司

日 本 の 企 業 年 金 の 課 題 と

企業年金連合会の資産運用

(2)

目次

1 企業年金連合会について 2

2 日本の企業年金制度の動向 6

3 社会保障審議会企業年金部会について 24

4 確定拠出年金法等の改正 30

5 確定給付企業年金の改善 39

[拠出弾力化と柔軟で弾力的な給付設計の検討]

6 企業年金連合会の資産運用 51

(3)
(4)

昭和42(1967)年に厚生年金保険法に基づき厚生年金基金連合会として設立され、平成16(2004)年

の法律改正により平成17(2005)年10月に企業年金連合会に改組。それまでの厚生年金基金に、確定

給付企業年金や確定拠出年金を加えて年金通算事業を行う「企業年金の通算センター」として、また、

企業年金制度の充実・発展のために制度改善、税制改正、規制緩和等に積極的に取り組む「企業年金

のナショナルセンター」として新たにスタートした。

その他、客観的かつ中立的な立場から、会員に対する各種情報の提供、相談、助言及び役職員研修

など会員の健全な発展を図るために必要な事業(会員支援事業)を行っている。

企業年金の通算センター

企業年金のナショナルセンター

一時金等を移換

厚生年金基金

確定給付企業年金

確定拠出年金

厚生年金基金

確定給付企業年金

企業年金連合会

年金受給者

企業年金同士で

直接移換

再度、転職した場合に

移換が可能

年金給付

政府など

企業年金連合会

委員会活動

実態調査

関係団体など

会員

要望・提言

要望・提言

意見・要望

会員

会員

会員

会員

企業年金連合会とは

(5)

会員数(※平成26年度末)

厚生年金基金

確定給付企業年金

確定拠出年金

444

818

137

企業年金のナショナルセンター

政策提言活動

常設委員会等を開催し、企業年金運営に関する重要事項を調査審議、会員へ情報発信

企業年金制度の拡充及び税制見直し等に資する政策提言活動を実施

※本年度は7月に「平成28年度企業年金税制改正に関する要望」「厚生年金基金の課題等に関する要望」を

厚生労働省に提出

広報活動

企業年金制度の拡充を目指した広報活動をホームページ、メールマガジン、月刊誌等により実施

会員支援サービス

相談・助言事業

客観的・中立的な立場から制度運営全般、年金財政、資産運用等について、相談助言を実施

研修事業

体系的・実践的な知識を習得するための会員向け役職員研修を実施

企業年金に関する情報提供

年金制度の解説、豊富な統計データを集約した「企業年金に関する基礎資料」等を発行

企業年金の実態に関する統計調査(財政・事業運営実態調査、資産運用実態調査、確定拠出年

金実態調査)を実施

(6)

企業年金の通算センター

企業年金連合会

(※2)

中途脱退者 約2,923万件

解散基金加入員等

約255万件

受給者 約676万人

年金資産 約12.7兆円

運用収益 約1.6兆円

修正総合利回り13.97%

(※4)

厚生年金基金

確定給付

企業年金

中途脱退者

解散基金

加入員等

約7万件

(※1)

年金

給付

通算センター事業

受給者

約7,200億円

(※3)

※1 平成26(2014)年度数値 ※2 平成26(2014)年度末数値 ※3 平成26(2014)年度給付額 ※4基本年金等

(7)
(8)

3階

2階

1階

国民年金(基礎年金)

厚生年金保険

厚生年金基金

確定給付企業年金

確定拠出年金

国民年金基金

確定拠出年金

(企業型)

確定給付

企業年金

自営業者等

民間サラリーマン

公務員等

第2号被保険者の

被扶養配偶者

4,038万人

第1号被保険者

第3号被保険者

第2号被保険者等

6,712万人

932万人

国 民 年 金 ( 基 礎 年 金 )

厚生年金保険

被保険者数 3,599万人

年金払い

退職給付

(代行部分)

厚生年金基

1,742万人

加入員数

45万人

加入者数

21万人

加入者数

505万人

加入者数

782万人

加入員数

363万人

加入者数等の数値は平成27(2015)年3月末現在

※については平成26(2014)年3月末現在

(旧共済年金)

被保険者数

439万人

:日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満のすべての人が対象となる公的年金制度。

:サラリーマンや公務員等を対象に、老齢基礎年金の上乗せとして報酬比例年金を支給する公的年金制度。

:厚生年金の一部を国に代わって支給するとともに、企業の実情に合わせた上乗せ給付を行う企業年金制度。

:年金規約の規定に基づき、加入した期間や給与水準等に応じてあらかじめ給付額が定められている企業年金制度。

:拠出した掛金額と加入者本人が運用指図した結果生じた運用収益との合計額を基に給付額が決定される企業年金制度。

:自営業者などの国民年金の第1号被保険者を対象に老齢基礎年金の上乗せ給付を行う公的な年金制度。

日本の年金制度

(9)

企業年金制度の沿革

企業年金

昭和41(1966)年 平成14(2002)年 平成26(2014)年 平成31(2019)年

▼ ▼ ▼ ▼

昭和37(1962)年 平成13(2001)年 平成24(2012)年

▼ ▼ ▼

適格退職

年金

厚生年金

基金

確定拠出

年金

確定給付

企業年金

昭和37年 適格退職年金制度発足

平成24年3月末、企業年金2法の成立に伴

い、10年間の移行期間を経て制度終了

昭和41年 厚生年金基金制度発足

平成26年4月~31年3月

特例解散制度等による代行割れ基金の

早期解散

平成31年4月~

新基準による基金の存続

平成13年10月 DC法施行

平成14年4月 DB法施行

(10)

33

71

126 173 219

271 311 340

371 422 439 464

507

135

314

384

430

506

570

647

727

801

796

788

782

1087 1039

835

615

531

488

477

463

453

434

431

417

408

363

917

859

778

655

569

507

443

349

250

126

0

500

1000

1500

2000

2500

平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 平成25 平成26

適格退職年金

厚生年金基金

確定給付企業年金

確定拠出年金

(年度末)

適格退職年金の制度

廃止では、他の企業年

金制度に移行できたの

は6割。4割は解約

厚生年金基金の制度見直しに

より、今後どの程度、制度移行

されるのか不透明

(現在の厚生年金基金の加入員は

約363万人)

(万人)

□ 適格退職年金の廃止、厚生年金基金の解散等により加入者数は減少

企業年金の加入者数の推移

(11)

(参考)適格退職年金の移行結果(平成24(2012)年3月末)

適格退職年金

厚生年金基金

確定給付企業年金

確定拠出年金

中小企業

退職金共済制度

7,747事業主

25,499事業所

15,064事業主

123事業主

件数:

73,582件

(平成13年度末)

人数:

917万人

(平成13年度末)

その他(解約など)

(※1)適格退職年金から確定給付企業年金への移行数は、新規設立と同時又は既存の確定給付企業年金に適格退

職年金から権利義務承継若しくは資産移換を行っている確定給付企業年金の数である。

(※2)適格退職年金から確定拠出年金及び中小企業退職金共済制度への移行数は、適格退職年金契約の全部又

は一部を解除することにより、資産移換を行っている実施事業主数である。

(※3)複数制度への移行はそれぞれの制度に計上。

DBに2割

DCに1割

中退共に3割

※ この他、閉鎖型適年(加入者が存在せず受給者のみ

の適年)で事業主がしない等の理由によって企業年金等

に移行できず存在が認められたものが175件(受給者数:

794件)ある。

0人

(平成23年度末)

0件

(平成23年度末)

48,433事業主

(平成24年3月31日で廃止)

22,934事業主

出典:厚生労働省ホームページ

(12)

厚生年金基金の制度見直しの予定

今後の運営方針

解散後の移行方針等(複数回答可)

14件

13件

23件

28件

59件

61件

131件

0

50

100

150

その他

中小企業退職金共済制度に加入

企業型確定拠出年金に移行

現在検討中

残余財産を分配または

企業年金連合会へ移換し清算

確定給付企業年金に移行

解散後の企業年金制度は

設立事業所の自主性に委ねる

(57.5%)

(26.8%)

(25.9%)

(12.3%)

(10.1%)

(5.7%)

(6.1%)

出典:企業年金連合会「資産運用実態調査(2014年度)」(2015年6月~7月実施)。

既に前納を 実施した 35.8% 前納を 実施する予定 25.8% 前納する 予定はない 27.1% 現在 検討中 11.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

最低責任準備金の前納

厚生年金基金と して存続, 14, 3.5% 代行返上し確定 給付企業年金に 移行, 97, 24.0% 現在検討中, 36, 8.9% 通常解散, 201, 49.8% 特例解散の認定 を申請, 56, 13.9%

(13)

15

316

992

1,430

1,941

3,101

5,008

7,405

10,050

14,991 14,676

14,278

13,884

2,379

4,350

6,664

8,667

10,334

11,706

12,902

14,628

16,440

17,328

18,393

19,832 20,137

0

5,000

10,000

15,000

20,000

確定給付企業年金

(DB)

DCの導入は順調に推移

(伸び率はやや鈍化)

DBは平成23年度をピーク

に減少傾向

(事業所数)

出典:厚生労働省HP、信託協会・生命保険協会・JA共済連が公表している「企業年金の受託概況」より作成

確定給付企業年金・確定拠出年金の実施事業所数の推移

(14)

確定給付企業年金(連合会会員)におけるDC導入状況

資産規模別 DC導入状況

DCの導入状況(累計)

53件

30件

39件

33件

44件

50件

21件

23件

0

10

20

30

40

50

60

70

1000億円以上

500~1000億円

300~500億円

200~300億円

100~200億円

50~100億円

30~50億円

30億円未満

(件)

資産規模

平均導入率:47.1%

(31.9%)

(33.3%)

(43.5%)

(38.9%)

(55.0%)

(48.8%)

(55.6%)

(81.5%)

出典:企業年金連合会「資産運用実態調査(2014年度)」。

0

100

200

300

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

2

10

33

80

111

138 148

158 170

189

246 249

268

293

年度

(件)

導入件数

(15)

確定給付企業年金(連合会会員)におけるCBプラン導入状況

資産規模別 CBプラン導入状況

CBプランの導入状況(累計)

33件 25件 27件 22件 38件 35件 12件 8件 23件 18件 32件 20件 29件 18件 16件 7件 0 20 40 60 80 100 1000億円以上 500~1000億円 300~500億円 200~300億円 100~200億円 50~100億円 30~50億円 30億円未満 資産規模 類似型 類似型を除く 平均導入率(合計):55.7% ・類似型 : 31.8% ・類似型を除く :26.0% (計15件、21.1%) (計28件、43.8%) (計52件、44.8%) (計66件、58.4%) (計42件、68.9%) (計57件、70.4%) (計39件、70.9%) (計51件、76.1%) (注)集計対象はCBプラン導入有無と合計資産額の記入のあった確定給付企業 年金が対象。( )内はトータルの件数と導入率。CBプランの両区分を導入している 同年金があるため、必ずしも合計件数は一致しない。 出典:企業年金連合会「資産運用実態調査(2014年度)」。

0

100

200

300

400

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

3

26

93

117

126

138

144

147

153

157

165

164

163

0

15

72

100

114

120

127

134

144

165

178

194

200

年度

(件)

類似型

類似型を除く

(16)

確定給付企業年金の割引率と予定利率の分布状況

確定給付企業年金の予定利率

退職給付会計の割引率の推移

出典:企業年金連合会「財政・事業運営実態調査」及び同「資産運用実態調査」。 出典:企業年金連合会「資産運用実態調査」。

0%

100%

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2.0

2.2

2.4

2.3

2.0

2.2

3.0

5.0

6.9

7.9

9.4

6.3

6.7

6.6

7.8

8.0

9.0

13.1

16.2

18.6

23.3

25.1

19.9

23.1

24.0

25.5

26.2

27.9

29.8

31.2

34.1

35.9

37.3

20.3

22.6

23.5

25.3

28.1

27.6

27.2

25.7

23.7

20.1

18.1

15.0

17.2

17.4

16.8

16.4

16.6

13.7

12.3

9.9

7.3

6.0

13.0

11.0

11.1

9.2

8.7

8.4

6.8

4.4

3.3

2.2

1.7

7.4

6.5

6.3

4.9

3.7

4.0

3.2

2.6

1.4

1.2

1.0

0.2

0.3

0.3

0.2

0.2

0.2

15.8

10.4

8.4

8.0

6.6

4.3

3.0

2.4

1.9

2.1

1.4

(年度)

2.0%未満 2.0% ~

2.5%未満

2.5% ~

3.0%未満

3.0% ~

3.5%未満

3.5% ~

4.0%未満

4.0% ~

4.5%未満

4.5% ~

5.0%未満

5.0% ~

5.5%未満

5.5%以上

0%

20%

40%

60%

80%

100%

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

8.1

9.5

12.8

14.9

27.7

54.7

72.0

84.1

47.5

48.1

48.6

50.8

52.3

33.3

20.7

11.1

7.1

7.5

8.5

8.5

6.6

3.9

1.1

0.8

31.6

29.2

25.4

21.4

10.8

6.2

3.9

2.8

5.6

5.7

4.7

4.4

2.6

1.9

2.2

1.2

(年度)

2%未満

2%

2%超~

2.5%未満

2.5%

2.5%超

(17)

今後の制度見直しの検討状況(確定給付企業年金)

(注)「その他」には「キャッシュバランスプラン(類似制度含む)の導入」、「保証期間の延長」、「最終給与比例をポイント制に変更」等が含まれる。

出典:企業年金連合会「財政・事業運営実態調査(2013年度)」。605制度の回答。複数回答可。

260件

122件

100件

79件

36件

35件

33件

32件

27件

21件

118件

0

50

100

150

200

250

300

検討の予定はない 予定利率の引下げ 具体的な方策は検討中 確定拠出年金への移行または 移行割合の増加 過去勤務債務償却期間の 短縮 終身年金を 有期年金に変更 支給開始年齢・時期の繰下げ (60歳以降の雇用延長対応) 給付利率の引下げ 掛金の引上げ 給付水準の引下げ (加入員減額) その他

回答数

(5.5%)

(16.5%)

(43.0%)

(13.1%)

(6.0%)

(5.8%)

(5.3%)

(4.5%)

(3.5%)

(20.2%)

(19.5%)

(18)

修正総合利回りの推移

(注1)企業年金連合会「資産運用実態調査」。2003年度までは厚生年金基金の集計。2004年度以降は、厚生年金基金と

確定給付企業年金の集計。

(注2)修正総合利回りは、運用成果を測定する尺度のひとつ。時価ベースの資産価値の変化を測定する。

修正総合利回り(%)=総合収益/元本平均残高

(注3)幾何平均とは、投資期間中の複利での平均収益率をあらわす。

11.60

5.89

7.91

3.73 3.39

1.98

5.21 5.21

0.74

10.27

3.65

5.65

2.56

13.09

▲9.83

▲4.16

▲12.46

16.17

4.59

19.16

4.50

▲10.58

▲17.80

14.29

▲0.54

1.82

11.17

8.80

11.06

-24.0

-20.0

-16.0

-12.0

-8.0

-4.0

0.0

4.0

8.0

12.0

16.0

20.0

24.0

1986 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14

(%)

年度

累積

3.68%

3.59%

幾何平均

6.35%

5年

10年

20年

3.07%

基金:12.76%

DB:10.08%

(19)

市場収益率の推移と資産構成割合

(注)国内債券…NOMURA-BPI(総合) 国内株式…TOPIX配当込み 外国債券…シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)

外国株式…MSCI-KOKUSAI(配当再投資、グロス、円換算)。上記の市場収益率は各社が公表するインデックス値をもとに当連合会

において算出。

90

95

100

105

110

115

120

125

130

135

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

1

2

3

2014

2015

国内債券(2.97%)

国内株式(30.69%)

外国債券(12.28%)

外国株式(23.54%)

国内債券

外国債券

外国株式

国内株式

2014年3月末:100

資産構成割合(2014年度)

2014年度の市場収益率

の推移

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 【合計】 【DB】 【厚生年金基金】 26.01% 27.59% 23.06% 14.83% 11.98% 20.17% 13.59% 14.47% 11.96% 15.63% 14.20% 18.29% 4.91% 5.18% 4.40% 13.58% 16.30% 8.50% 11.44% 10.28% 13.61% その他 一般勘定 ヘッジファンド 外国株式 外国債券 国内株式 国内債券 出典:企業年金連合会「資産用実態調査」

(20)

(※1)継続基準:企業年金が今後も継続するという観点から検証する年金資産の積立基準で、将来の給付を賄うために必要な債務である責任準備金と純資産を比較する。 (※2)非継続基準:企業年金が解散・終了するという観点から検証する年金資産の積立基準で、過去の加入期間に応じて発生している、給付の現価である最低積立基準額と純資産を比較する。

2014年度決算 確定給付企業年金の財政状況

0.2

0.2

5.5

26.4

31.9

35.9

0.0

0.2

1.7

11.4

28.2

58.5

0

20

40

60

80%未満

80%~90%

90%~100% 100%~110% 110%~120%

120%以上

(%)

純資産額/責任準備金

2013年度

2014年度

8.1

9.7

11.0

15.8

13.1

42.4

4.4

3.7

8.5

12.4

14.7

56.2

0

20

40

60

80%未満

80%~90%

90%~100% 100%~110% 110%~120%

120%以上

(%)

純資産額/最低積立基準額

2013年度

2014年度

出典:企業年金連合会「財政・事業運営実態調査」。2014年度は同調査の速報値。積立比率は単純平均。

(※1)

(※2)

積立比率

1.19→1.26

積立比率

1.19→1.30

(21)

0%

20%

40%

60%

80%

100%

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

19.3

23.3

21.4

22.9

27.1

28.7

28.0

29.6

29.7

30.8

29.1

27.6

22.2

22.1

26.9

24.7

20.5

18.2

18.5

16.1

14.5

13.3

12.1

12.0

9.6

11.9

12.9

13.5

13.6

13.3

12.7

11.8

12.7

12.9

14.1

14.5

13.0

14.7

17.1

17.7

14.6

12.1

15.4

15.5

14.5

14.6

14.9

14.2

8.5

9.5

9.4

10.2

12.8

15.2

14.2

16.0

16.6

15.9

16.4

16.3

9.2

9.5

8.2

7.8

7.6

8.2

7.0

7.5

7.9

8.7

9.8

11.2

18.1

9.0

4.1

3.2

3.8

4.2

4.1

3.5

4.1

4.0

3.5

4.3

年度

国内債券

国内株式

外国債券

外国株式

一般勘定

その他資産

短期資金

0%

20%

40%

60%

80%

100%

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

20.1

21.4

20.4

20.7

22.5

24.8

23.6

23.1

23.3

25.0

25.8

23.1

28.2

29.4

34.2

31.3

26.9

23.0

25.0

22.5

21.9

19.8

18.4

20.2

10.3

12.0

10.6

11.5

12.5

13.3

11.5

11.1

11.1

11.1

12.0

12.0

15.1

17.6

19.4

19.9

18.1

14.8

18.3

20.2

19.1

18.2

18.5

18.3

10.5

7.9

5.8

6.3

7.0

9.3

8.4

9.0

10.0

9.4

9.2

8.5

5.4

5.7

6.7

7.6

9.8

10.1

8.9

10.1

10.3

11.1

9.9

8.7

10.4

6.1

2.9

2.6

3.1

4.8

4.3

4.0

4.4

5.4

6.2

9.3

年度

国内債券

国内株式

外国債券

外国株式

一般勘定

その他資産

短期資金

資産構成割合の推移

出典:企業年金連合会「資産運用実態調査」。

53.6

38.5

44.0

26.2

厚生年金基金

確定給付企業年金

(22)

部分が課税対象

注.特別法人税(年金積立金の1.173%)については、平成28年度まで課税停止

(23)

平成27 (2015)年7月29日

企業年金連合会

要望事項

1.特別法人税の撤廃

2.厚生年金基金の他制度への移行後における厚生年金基金同様の税制措置

3.確定拠出年金に関する税制の見直し

(1) 企業型確定拠出年金の拠出限度額の廃止

(2) マッチング拠出に関する規制撤廃

(3) 脱退一時金受取要件の緩和

(4) 制度間ポータビリティの拡充

①企業型確定拠出年金の中途脱退者による確定給付型年金への資産移換に係る選択肢を拡大

すること(企業年金連合会への資産移換)

②退職一時金等の企業年金への資産移換を認めること

③退職一時金から企業型確定拠出年金への資産の一括移換を認めること

4.確定給付企業年金に関する税制の見直し

(1) 拠出の弾力化(事前積立に係る掛金拠出、積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出等)

①事前積立に係る掛金拠出

②積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出

③予算時の特例掛金の導入

(2) 加入者掛金の全額所得控除制度の導入等

5.厚生年金基金に関する税制の見直し

(1) 積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出

6.企業年金制度等の普及・拡大に向けた今後の検討課題に関する議論を踏まえた税制措置

(1) 拠出時の仕組み(拠出限度額)のあり方について

(2) 給付時の仕組み(支給開始年齢、中途引き出し等)のあり方について

平成28 (2016)年度企業年金税制改正に関する要望

(24)

特別法人税が課税されると、

年金額は3割減

(確定給付企業年金の平均年金額90万円

(※)

→64.4万円)

給付水準を維持するためには、

4割の掛金引上げが必要

(約8,500円/月→約11,900円/月)

(※)企業年金連合会 財政・事業運営実態調査2012

(前提)

確定給付企業年金の場合

利回り3.0%

(※)

、払込期間40年、年金受給期間10年

特別法人税率1.173%の場合

受給開始時

受給終了時

積立開始時

課税前

課税後

払込期間

40年

年金受給期間

10年

課税がない場合

年金額

90万円

課税による

積立金の減少

課税される場合

年金額

64.4万円

特別法人税が復活した場合の確定給付企業年金への影響

特別法人税が課税されると、確定拠出年金では個人毎に区分された資産額が減少する。また、元本確保型による運用が約6割

を占めており、年金資産の運用に著しい影響がある。

(25)
(26)

企業年金部会の設置

出典:平成25 (2013)年9月25日第26回社会保障審議会資料1「企業年金部会の設置について」

1.設置の趣旨

「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を

改正する法律(平成25年法律第63号。以下「健全化法」)」に基づく厚生年金基金制

度の見直しについては、平成26年4月の施行を予定しており、今後施行に向けた詳

細な制度設計の検討を進める必要がある。また、健全化法においては、厚生労働大

臣が厚生年金基金に係る特例解散の設定等をする場合は、あらかじめ社会保障審

議会の意見を聴くことが法定されている。

さらに、こうした健全化法の施行に向けた準備と併せて、公的年金制度の在り方の

議論を踏まえつつ、今後の確定給付企業年金制度や確定拠出年金制度等の企業

年金制度全般の在り方等についてもより専門的な見地から議論を進めていく必要が

ある。

このため、社会保障審議会に、企業年金制度等についてご審議いただく専門の部

会を設置する。

(27)

【第1回】~【第3回】

平成25(2013)年10月29日

~平成26年3月18日

厚生年金基金制度改正の政省令事項等の検討

特例解散等の手続き、第三者委員会の設置等の検討

【第4回】6月4日

企業年金制度の現状等について

【第5回・第6回】

6月30日・7月4日

関係団体ヒアリング

6/30 日本経済団体連合会・日本商工会議所・日本労働組合総連合会・

企業年

金連合会

・企業年金連絡協議会

7/4 信託協会・全国銀行協会・日本証券業協会・生命保険協会

【第7回】7月25日

企業年金部会における検討課題について

(企業年金連合会理事長が今後オブザーバーとして参加することが了承)

【第8回】~【第14回】

9月11日~12月25日

柔軟で弾力的な給付設計について

中小企業向けの取り組みについて

一般企業向けの取組について

ライフコースの多様化への対応について

確定拠出年金における運用について

企業年金のガバナンスについて

現行制度の改善について

厚生年金基金の特例解散等に関する専門委員会における議論の経過について

その他

【第15回】平成27年1月16日

社会保障審議会企業年金部会における議論の整理について

【第16回】9月11日

確定給付企業年金の弾力的な運営について

厚生年金基金の特例解散等に関する専門委員会における議論の経過について

その他

企業年金部会の審議スケジュール

(28)

〈企業年金等の普及・拡大に向けた見直しの方向性〉

1.中小企業向けの取組

○企業年金の普及・拡大を図る上で中小企業が取組みやすいことが重要であり、以下の対策を講じることが適当。

・受託保証型DBについて更なる普及・拡大のため、手続緩和等を促進。

・DCについて、①企業年金連合会等における投資教育の共同実施、➁中小企業が取り組みやすい「簡易型DC」の創設、➂企

業年金を実施していない中小企業でも従業員への支援ができる「個人型DCへの小規模事業主掛金納付制度」の創設。

2.柔軟で弾力的な給付設計

○新しい『柔軟で弾力的な給付設計(DB・DC双方の特徴を有する給付設計)』については、企業年金の選択肢を拡大し、企業

年金の普及・拡大に資することから、諸外国の例を参考に、現場のニーズ等を踏まえつつ、検討。

(※)具体的には、例えば、DBについては、労使判断のもと、あらかじめ約束した給付に積立状況に応じた柔軟性を持つ給付を組み合わせる設計等

が考えられるが、いずれにしても詳細な給付設計を検討した上で、改めて審議会で議論することとされた。

3.ライフコースの多様化への対応

○労働の多様化が進む中、生涯にわたり継続的に老後に向けた自助努力を可能とするため、個人型DCの適用範囲を第3号被

保険者、企業年金・公務員共済等加入者に拡大することを検討すべき。

○制度(DB、DC、中小企業退職金共済制度等)間のポータビリティについて、現場のニーズを踏まえた上で、拡充するべき。

4.確定拠出年金の運用改善の促進

○DCの運用について、運用自体を困難に感じている者も一定数いることを等を踏まえ、以下の対策を講ずる必要。

・加入者の投資知識等の向上を図るため、継続投資教育の努力義務化等の措置を講ずるべき。

・加入者が選択しやすい環境を構築するため、運用商品提供数を一定範囲内に抑制する措置を検討するとともに、より実効性

のある運用商品除外規定の整備を行うべき。

・長期の年金運用として適切な運用方法を促進するため、商品提供について、分散投資に資するリスク・リターン特性の異なる

商品を3つ以上提供するよう、その趣旨を法律において明確化すること等を行うべき。

・「あらかじめ定められた運用方法」の規定の法律上の整備等を行う必要がある。

DB・・・確定給付企業年金、DC・・・確定拠出年金

※平成27年1月16日付け「社会保障審議会企業年金部会における議論の整理」を、厚生労働省年金局の責任において編集したもの

『社会保障審議会企業年金部会における議論の整理(平成27年1月16日)』(概要)①

27

出典:平成27 (2015)年3月30日連合会政策委員会合同委員会 厚生労働省資料

(29)

5.企業年金のガバナンス

○DBについては、制度を適切に運営するための体制整備(企業年金のガバナンス)が必要であり、以下の対策を講

じるべき。

・資産運用ルールについて、厚年基金のルールを参考に一定の見直しを行う。

・加入者への情報開示について、少なくとも運用の基本方針の全文開示や年1回以上の資産運用利回りの開示等

を行う。

6.その他

○DCの拠出規制の年単位化や規制改革実施計画における手続緩和等について可能な限り速やかに実現すべき。

○DBの拠出弾力化についても、恣意的な拠出とならないことに留意しつつ、今回の制度見直しの実施時期とあわせ

て実施できるよう、税務当局と調整を進めるべき。

○関係機関と協力して個人型DCの広報の充実を図るべき。

〈企業年金の普及・拡大に向けた今後の検討課題〉

○企業年金の拠出時・給付時の仕組みのあり方については、様々な意見があったところであり、今後も引き続き

議論を行っていく必要がある。

○企業年金制度等に関する税制のあり方については、諸外国の私的年金の課税関係を見ても、運用時課税は

少数であることを踏まえれば、積立金に対する特別法人税は早期に撤廃すべき。その際、拠出時・運用時・

給付時全体の課税のあり方も併せて議論を行う必要があるとともに、給付時の課税関係について、退職所得

控除など退職一時金税制との関係を踏まえつつ、給付方法によって公平性が損なわれることのないような制

度設計とすべき。

28

出典:平成27 (2015)年3月30日連合会政策委員会合同委員会 厚生労働省資料

『社会保障審議会企業年金部会における議論の整理(平成27年1月16日)』(概要)②

※平成27年1月16日付け「社会保障審議会企業年金部会における議論の整理」を、厚生労働省年金局の責任において編集したもの

(30)

企業年金制度等の見直しに伴う税制上の所要の措置

(所得税、法人税等)

措置の概要

大綱の概要

確定拠出年金法等の改正を前提に、個人型確定拠出年金への小規模事業主掛金納付制度(仮称)の創設、個人型確定拠

出年金の加入可能範囲の拡大及び企業年金等のポータビリティの拡充等に伴う税制上の所要の措置を講ずる。

○ 確定拠出年金をはじめとする企業年金制度等は、公的年金を補完する老後の所得確保の仕組みとして重要。

○ 国民の老後所得の充実を図るため、中小企業を中心に企業が企業年金をより実施しやすくするための仕組みや、働き方

が多様化している中で個々人のライフコースに合わせて生涯を通じて老後に自ら備える仕組みの整備が必要。

○ 個人型確定拠出年金(個人型DC )への小規模事業主掛金納付制度の創設

→ 企業年金の実施が困難な小規模事業主(従業員100人以下)について、従業員の個人型DCに係る拠出限度額の範囲内で事

業主による追加拠出を可能とする。

○ 個人型確定拠出年金(個人型DC )の加入可能範囲の拡大

→ 企業の経営状況や、個人の就労形態又は離転職に左右されずに自助努力を支援する観点から、企業年金加入者(※1)・公務

員等共済加入者・第3号被保険者について個人型DCへの加入を可能とする。

なお、新規に加入可能となる個人型DCの拠出限度額については、以下の通りとする(※2)。

・企業型DC加入者(他の企業年金がない場合) 年額24 万円

・企業型DC加入者(他の企業年金がある場合) 年額14.4 万円

・確定給付型年金のみ加入者及び公務員等共済加入者 年額14.4 万円

・第三号被保険者 年額27.6 万円

○ 企業年金等のポータビリティの拡充

→ 就労形態が多様化する中、加入者の選択肢を拡大し、老後所得確保に向けた自助努力の環境を向上させるため、確定拠出年

金(DC)から確定給付企業年金(DB)へのポータビリティ(年金資産の持ち運びを可能とすること)、及びDC・DBと

中小企業退職金共済とのポータビリティ(事業再編による合併等を行った場合に限る。)を拡充。

○ 確定拠出年金(DC)の拠出限度額の年単位化

→ 月単位で設定されているDCの拠出限度額を年単位とする。

※ 上記の措置を含めた企業年金制度等の見直しについては、企業年金部会における議論の整理等を踏まえ、関連法案の国会への提出を検討。

※1 企業型DC加入者にあっては、マッチング拠出を行っておらず、個人型DCへの加入 を可能とする旨を規約で定める企業の企業年金加入者に限る。 ※2 個人型DCへの加入を可能とする旨を規約で定めた場合の企業型DC制度の拠出限度 額は、他の企業年金がない場合は年額42 万円、他の企業年金がある場合は年額18.6 万円とする。

出典:平成27 (2015)年3月30日連合会政策委員会合同委員会 厚生労働省資料

(31)
(32)

企業年金制度等について、働き方の多様化等に対応し、企業年金の普及・拡大を図るとともに、老後に向けた個人

の継続的な自助努力を支援するため、個人型確定拠出年金の加入者範囲の見直しや小規模事業主による個人型確定拠

出年金への掛金追加納付制度の創設、個人型確定拠出年金の実施主体である国民年金基金連合会の業務追加等の措置

を講ずる。

Ⅰ 概要

1 企業年金の普及・拡大

① 事務負担等により企業年金の実施が困難な中小企業

(従業員100人以下)

を対象に、設立手続き等を

大幅に緩和した『簡易型DC制度』を創設。

★② 中小企業

(従業員100人以下)

に限り、個人型DCに加入する従業員の拠出に追加して事業主拠出を

可能とする『個人型DCへの小規模事業主掛金納付制度』を創設。

★③ DCの拠出規制単位を月単位から年単位とする。

2 ライフコースの多様化への対応

★① 個人型DCについて、第3号被保険者や企業年金加入者

(※)

、公務員等共済加入者も加入可能と

する。

※企業型DC加入者については規約に定めた場合に限る。

★② DCからDB等へ年金資産の持ち運び(ポータビリティ)を拡充。

3 DCの運用の改善

① 運用商品を選択しやすいよう、継続投資教育の努力義務化や運用商品数の抑制等を行う。

② あらかじめ定められた指定運用方法に関する規定の整備を行うとともに、指定運用方法として

分散投資効果が期待できる商品設定を促す措置を講じる。

4 その他

企業年金の手続簡素化や国民年金基金連合会の広報業務の追加等の措置を講じる。

・1③、2①、4は、平成29年1月1日(4の一部は、平成27年10月1日等)

・1①②、2②、3は、公布の日から2年以内で政令で定める日

★は平成27年度税制改正関係

確定拠出年金法等の一部を改正する法律案

※DC:確定拠出年金 DB:確定給付企業年金

Ⅱ 施行期日

31

出典:平成27(2015)年9月11日第16回社会保障

審議会企業年金部会参考資料

(33)

企業年金の普及・拡大

(34)

個人型DCの加入可能範囲の拡大

(35)

年金資産の持ち運び(ポータビリティ)の拡充

(36)

DCにおける運用の基本的枠組み【現状】

(37)

DCの運用の改善①

(38)

DCの運用の改善②

(39)

その他の措置

(40)

5 確定給付企業年金の改善

(41)

社会保障審議会企業年金部会における議論の整理

(42)

「日本再興戦略」改訂2015

(43)

現行の拠出の課題

(44)

現行の拠出の課題(まとめ)

(45)

財政悪化を想定した掛金拠出①

(46)

財政悪化を想定した掛金拠出②

(47)

弾力的な掛金拠出に関する論点

(48)

柔軟で弾力的な給付設計の基本的仕組み

(49)

リスク分担型DB(仮称)の基本的仕組み①

(50)

リスク分担型DB(仮称)の基本的仕組み②

(51)

柔軟で弾力的な給付設計に関する論点

(52)
(53)

連合会の年金財政の状況

(2014年度末)

 

11,507億円余剰金

 

     積立水準(15/3末):110.0% (平成26年度決算より。年金経理合算(3経理合計)。) 90,063億円 (78%) 25,412億円 (22%) 代行部分(最低責任準備金) 加算部分

純 資 産

126,982億円

      責任準備金

      115,475億円

-20% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14

累積利回りの推移

連合会 :4.11%(年率) 厚生年金:3.33% (年度) 99年10月以降、代行部分の債務は、厚生年金本体 との財政中立化により、厚生年保険の実績の利回り で評価されている。 99年10月以降の累積利回りが、厚生年金保険本体 を上回っていることが主因となって、1兆円を超える積 立余剰となっている。

(54)
(55)

投資の意思決定プロセス

運 用 目 標

Plan(計画)

運用基本方針の策定 許容リスク等の設定 政策アセットミックスの策定 マネジャー・ストラクチャーの策定

Action(改善、見直し)

Do(実行)

許容リスク等の見直し マネジャーの選定 政策アセットミックスの見直し 運用実行 マネジャー・ストラクチャーの見直し リバランス マネジャー変更 モニタリング 投資対象、投資戦略の見直し ・ポートフォリオ管理 財政状況、投資環境への適合 ・マネジャー管理

Check(検証、評価)

運用結果の評価(総合評価) ・リスク評価 ・パフォーマンス評価 ・定性評価 目標の達成度合いと今後の可能性 年金財政の確認と見通し 投資環境の確認 監査法人の検証 連合会資産運用諮問委員会 監事監査 コンプライアンス・業務監査 意見 助言 監査 検証 基本方針に基づく、規律正しい、一貫性のある運用を実施。 連合会では85年3月に策定、国内機関投資家の先駆けとなる。 96年4月に政策アセットミックスを策定し、運用規制(5:3:3:2)の適用除外の第1 号となる。その後適宜見直しを行い現在に至る。 また、07年12月より動的管理によるポートフォリオ管理を導入。 積立水準に応じて政策アセットミックスを変動させ、年金債務との関係において適 正なリスク水準となるよう管理を行っている。 「マネジャー・エントリー制」を05年7月に導入。 契約外の運用機関についても常に情報を入手し、評価を行っているため、いつで もマネジャーの入換えが可能。 海外のマネジャーの1次(選定)評価は、外部のコンサルタントを利用。 オルタナティブ投資は、ゲート・キーパーやサブ・アドバイザーを利用。 ALM分析等に基づき、政策アセットミックスを定期的に検証、見直し。 2010年よりダウンサイドリスク・モデルを導入。 ポートフォリオ管理・リスク管理 各種リスク管理モデルを導入。日次でポートフォリオを管理 チェック体制 月次:コンプライアンス・業務監査 四半期:監事監査 年度:監査法人検証 91年3月に外部の専門家(学識経験者)を加えた助言機関を設置。 早い時期から、専門家による客観的な評価、意見、助言を受けながら運用を行っ ている。(連合会内部の年金管理委員会は83年11月設置) 投資対象の拡大(分散) ・90/04:国内債券インハウス運用。 ・07/10:ヘッジファンド投資開始。 ・96/04:エマージング株投資開始。 ・08/12:外国債券インハウス運用。 ・02/04:国内株式インハウス運用。 ・10/12:エマージング債券運用開始。 ・02/09:プライベート・エクイティ投資開始。 ・11/11:インフラストラクチャー投資開始。 ・07/01:為替オーバーレ戦略開始。 ・11/11:ポートフォリオ・オーバーレイ戦略導入。

(56)
(57)

債務特性に応じた2つのポートフォリオを運用

基 本 年 金 等

通 算 企 業 年 金

 資産残高

12兆4,750億円  

2,317億円  

 債務構造

 代行債務 79%

 加算債務の平均予定利率 約4.5%

 予定利率2.25%

 政策アセットミックス

 積立水準          ~105%  ~110%    110%~

 内外債券(内80%:外20%)   50%   55%    60%

 内外株式(内34%:外66%)   50%   45%    40%

 債券         80%

 グローバル株式  20%

 期待リターン

 想定リスク

 積立水準          ~105%   ~110%   110%~

 期待リターン         4.1%  3.8%   3.6%

 想定リスク           9.6%  8.7%    7.8%

 期待リターン   2.6%

 想定リスク     5.1%

 資産管理

  (リバランス)

 ○動的管理:積立水準に応じて資産配分を変更

  ・ポートフォリオ・オーバーレイによるリバランス

 ○二元化ポートフォリオ管理

  ・代行債務ヘッジ・ポートフォリオ

  ・加算債務対応ポートフォリオ

 

静的管理

 ・基準値をできるだけ維持するリバランス

 ファンド数

       102ファンド

10ファンド  

 インハウス運用

 国内債券、外国債券、新興国債券、為替オーバーレイ

 国内株式(パッシブ)

  (ポートフォリオ全体の約37%)

 国内債券

 (ポートフォリオ全体の約58%)

 投資対象資産

 国内債券

 外国債券

 新興国債券

 国内株式

 グローバル株式(新興国株式含む)

 プライベート・エクイティ投資(2%目途)

 ヘッジファンド(4%目途)

 インフラストラクチャー投資(2%目途)

 不動産投資(2%目途)

 為替オーバーレイ

 

国内債券

 外国債券

 グローバル株式(新興国株式含む)

 ヘッジファンド(上限15%)

 マルチアセット

 不動産投資(上限10%)

 為替オーバーレイ

 (インフラストラクチャー投資(上限10%))

*2015/3/31現在。2013年度まで合算して運用を行ってきたが、2014年度に分離して運用を開始。 (PE投資38ファンドを1ファンドとして集計) (固定資産ベース) (2014年10月からは、移換時の年齢により異なる予定利率(1.50%~2.25%)を適用)

(58)

運用状況

基本年金等

通算企業年金

基本年金等

通算企業年金

資産残高

11兆5,508億円

2,012億円

12兆4,750億円

2,317億円

(対前年度)

(+9,657億円)

(+417億円)

(+9,242億円)

(+305億円)

合計

(対前年度)

11兆7,520億円 (+1兆74億円)

12兆7,067億円 (+9,547億円)

資産構成割合

株式

39.3%

20.8%

45.6%

20.9%

国内株式

13.4%

17.2%

外国株式

25.9%

28.5%

債券

60.0%

79.2%

54.4%

79.1%

国内債券

45.7%

41.6%

外国債券

14.3%

12.8%

(不動産等)

0.7%

リターン

(年度累積)

13.97%

6.62%

リスク

8.63% (3.03%)

3.70%

積立水準

104.5%

113.4%

109.8%

116.7%

*リスクはBarraOneによる。カッコ内は代行部分控除後のリスク。   2014年度に、GPIFの基本ポートフォリオ見直し等を踏まえ、基本年金等の政策アセットミックスを変更。

13.24%

8.51% (3.79%)

2013年度(末)

2014年度(末)

(59)

政策アセットミックスの変更

(2014/11/26基本年金等ポートフォリオ)

旧基準値 新基準値

変更幅

GPIFの

基準値

100%

未満

43%

50%

+7%

100%~

  105%

未満

38%

50%

+12%

105%~

  110%

未満

33%

45%

+12%

110%~

  115%

未満

25%

40%

+15%

  115%

以上

20%

40%

+20%

乖離許容

範囲

±5%

(調整可能範囲)

±10%

±5%

±17%

積立水準

内外株式比率

24%

50%

(+26%)

(60)

代行債務をヘッジして積立水準の安定化を目指す

実際の運用

年金資産から見た 資産構成割合 債務別の構成割合 国内株式 1.0% 外国債券3.3% 短期 *2015年3月末時点

モニタリング&リスク管理

国内債券 28.5% 外国債券 9.1% 外国債券 12.5% 短期 3.7%

代行部分

(79.4%)

72.2%

国内株式 15.9% 外国株式 15.1% 国内債券 41.0% (オルタナ3.5%含む) 外国株式 27.6% (オルタナ4.2%含む) 国内債券 12.6% うち余剰 9.9% 国内株式 16.9% 外国株式 12.5%

加算部分

(20.6%)

27.8%

加算債務対応ポートフォリオ

代行債務ヘッジ・ポートフォリオ

グローバル株式 45. 8% (オルタナ15.1%含む) 国内債券 42. 8% (オルタナ12.4%含む) 外国債券 11. 4%

国内株式 22. 0% 外国株式 20. 9% 国内債券 39. 4% 外国債券 12. 6% 短期 5.1%

GPIFポートフォリオ

資産構成割合を

加算債務対応ポートフォリオ

代行債務ヘッジ・ポートフォリオ

分解してリスクを管理

二元化ポートフォリオ管理

(61)

下方リスク管理 (ストレステスト)

基本年金等ポートフォリオ

通算企業年金ポートフォリオ

75% 80% 85% 90% 95% 100% 105% 110% 115% 120% 長期金利3%へ上昇 円高($70円、€90円) 世界株式暴落(-50%) 世界金融危機07/4-09/3 ITバブル崩壊00/4-03/3 ブラックマンデー87/10-12 ブラックマンデー87/1-12 積立水準 代行割れ 15/3末 75% 80% 85% 90% 95% 100% 105% 110% 115% 120% 長期金利3%へ上昇 円高($70円、€90円) 世界株式暴落(-50%) 世界金融危機07/4-09/3 ITバブル崩壊00/4-03/3 ブラックマンデー87/10-12 ブラックマンデー87/1-12 積立水準 15/3末

 運用目標(積立不足に陥る確率の極小化)に沿った運用となっている

 基本年金等ポートフォリオにおいては、代行割れとなる可能性が極めて低い運用となっている

(62)

マネジャーストラクチャー

(2015/3末現在、基本年金等ポートフォリオ)

国内株式

  外国債券

17.2%

         28.5%

16.4%

アクティブ

(5)

8%

不動産 1%

インフラ 0.5%

PE 3%

コア

(6)

24%

グロース(2)

9%

パッシブ

インハウス

(3)

48%

バリュー

(2)

18%

インハウス

(セミアクティブ)

(2)

45%

アクティブ

(5)

42%

エマージング( インハ ウス ) 4%

クレジット

(2+インハウス)

9%

ヘッジファンド 7%

グローバル・パッシブ

(2)

31%

外国株式

ヘッジファンド

8%

グローバル

(7)

23%

F

 

米国大型(12)

16%

PE 8%

欧州(7)

7%

アジア(5)  3%

エマージング(4) 2%

38.0%

国内債券

給付専用ファンド

(国債と短期資金)

インハウス

(セミアクティブ)

31%

インハウス

(セミアクティブ)

23%

アクティブ

(5)

17%

インハウス

(脱BM)

11%

為 替 オ ー バ ー レ イ に よ る ヘ ッ ジ 3.6% 代行債務ヘッジ対応 加算債務対応 *カッコ内はマネジャー数

(63)

運用状況の推移

累積

年度

国内債券

外国債券

国内株式

*14年度は基本年金等ポートフォリオ 4 . 25 6 . 38 2 . 98 1 1 .29 - 5 .44 - 2 .37 - 1 1.99 2 1 .24 5 . 76 2 2 .70 5 . 59 - 9 .91 - 1 8.34 1 7 .90 - 0 .52 2 . 06 1 5 .43 13.24 1 3 .97 1 4 .21 2 7 .10 2 0 .18 1 7 .33 3 . 26 2 5 .20 3 2 .41 6 2 .46 7 1 .55 5 4 .55 2 6 .21 4 8 .80 4 8 .02 5 1 .06 7 4 .36 9 7 .45 1 2 5.03 (3.17) (4.97) (5.03) (3.69) (1.81) (2.88) (2.65) (2.61) (3.32) (3.85) (4.36) -40 -20 0 20 40 60 80 100 120 140 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14

修正総合利回りの推移

年度 累積 カッコ内:累積運用利回りの年率換算 年度 (%) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 年度末 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 その他 一般勘定

資産構成割合の推移

0.2%1.3% 1.1% 1.6% 2.3% 3.2% 3.6% 5.4% 5.6% 9.1% 9.5% 8.5% 8.3% 12.3% 12.6% 12.5% 15.7% 19.1% 25.2% + 0 .16% + 1 .07% - 0 .23% + 0 .32% + 0 .62% + 0 .83% + 0 .70% + 0 .96% - 0 .03% + 1 .69% - 0 .03% - 0 .04% + 0 .92% + 2 .13% + 0 .24% - 0 .28% + 0 .84% + 0 .84% + 1 .85% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% -2% 0% 2% 4% 6%

96

98

00

02

04

06

08

10

12

14

超過リターンの推移

年度(左目盛) 累計(右目盛) 年度 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14

付加価値額

事務費

運用報酬

年度 付加価値額合計:15,219億円

ネット付加価値額

12,522億円

(10億円)

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