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波及効果が得られる分野について 薬用植物の栽培候補について 企業ニーズに基づく商品イメージについて < 委員及び講師 ( 敬称略 ) 五十音順 > 以下に日本国内の薬用植物の使用量と生産国を記 載する 日本国内の薬用植物の使用量と生産国 (H20) その他の国 : t (4.8%) 日本

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北海道における薬用植物の活用及び

関連産業振興に関する検討会報告書

平成 24 年 5 月

経済産業省北海道経済産業局、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター

<背景と目的> 薬用植物の使用量は世界的に増加しており、その 一つの原因として中国国内の需要の増加が挙げられ る。中国は主な薬用植物の輸出国でもあり、薬用植物 を用いた中医を東洋医学の世界的な標準とすることを 目指している。一方、欧米は東洋医学と西洋医学の相 乗効果に関する医療研究を積極的に行っており、この 分野で世界をリードする日本の医療に注目している。 特に日本の医療は、漢方薬と西洋医学の相乗効果に ついて科学的な作用メカニズムを解明し世界的に高く 評価されている。 日本で使用される漢方薬は、厳格な品質管理の下 で製造され、原料となる薬用植物は詳細なトレーサビ リティーが求められる。医薬品用の薬用植物栽培は、 日本各地で契約栽培されており、その主要な栽培地 域の一つとして北海道が知られている。北海道は冷涼 な気候や大規模栽培が可能であるなど、薬用植物の 栽培に適した環境を有している。薬用植物は医薬品だ けではなく、健康食品や化粧品の原料として利用され ており、これらの製品が北海道内で製造されれば、今 後より一層大きな産業となる可能性がある。 薬用植物の中には、使用方法によって人体に悪影 響を及ぼすものもあるため、厳格な取扱いが求められ る。一方で、北海道の薬用植物栽培の歴史は古く、過 去から学ぶべきことも多い。そこで本事業では、「北海 道における薬用植物の活用及び関連産業振興に関す る検討会」(以下「検討会」という)を設置し、薬用植物 の活用方法と関連産業振興について調査・検討するこ とを目的とした。具体的には、以下の項目について調 査・検討を行った。 Ⅰ.国内の薬用植物関連産業の状況 Ⅱ.薬用植物を利用した健康食品及び化粧品のモ デルケース Ⅲ.北海道の優位性とそれを活かした取組 Ⅳ.今後に向けた取り組みについて <検討会の概要> 第1回開催 日時 平成23年10月18日(火)13:30~16:00 場所 札幌アスペンホテル 2F エルム 内容 ①検討会開催の経緯と目的等につい ②話題提供 「生薬・薬用作物の生産・流通の現状」 講師:日本漢方生薬製剤協会 生薬委員会委員長 浅間宏志 氏 ③調査報告 「北海道における薬用植物の栽培、活用状 況及び栽培拡大の可能性と課題」 ④意見交換 ・薬用植物栽培の拡大と課題 ・薬用植物を活用した健康食品、化粧品の 開発について 第2回開催 日時 平成24年2月1日(水)15:00~17:30 場所 札幌アスペンホテル 2F エルム 内容 ①第1回委員会の概要説明 ②話題提供 「薬用植物栽培の事例と商品紹介」 高上馬 希重 委員 ③調査報告書案の骨子について ④意見交換 平成23年度地域新成長産業創出促進事業

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4 5 6 7 8 9 10 11 30 35 40 45 50 55 60 65 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 ( 億ドル) ( 万トン) 輸出量 輸出金額 中国の薬用植物輸出金額と輸出量 (中国国家統計局データ) 総使用量:20,273.2 t 日本国内の 薬用植物の使用量と生産国(H20) その他の国: 966.6 t (4.8%) 日本:2,477.6 t ( 12.2 %) 中国:16,828.9 t ( 83.0% ) ・波及効果が得られる分野について ・薬用植物の栽培候補について ・企業ニーズに基づく商品イメージについて <委員及び講師(敬称略)五十音順> 座長 西村訓弘(三重大学大学院医学系研究科教授) 川原信夫 (医薬基盤研究所薬用植物資源 研究センター センター長) 高上馬希重(北海道医療大学薬学部准教授) 佐藤 誠(㈱きのとや常務取締役) 柴田浩樹(㈱ハーバー研究所取締役 K&K 生命科学研究所ディレクター) 西岡 浩(㈱アミノアップ化学研究部部長) 原 裕司(㈱ツムラ生薬本部生薬調達部部長) 講師 浅間宏志(日本漢方生薬製剤協会 生薬委員会委員長) Ⅰ.国内の薬用植物関連産業の状況 検討会では、国内の薬用植物について医薬品や健 康食品、化粧品及び関連産業について調査した。以下 に調査の概要を示す。 ここで薬用植物とは主に薬事法の「医薬品の範囲に 関する基準」において、食薬区分の原材料リスト(薬事 法の関連通知別添(2)、(3))に記載された植物をいう。 (1)医薬品(漢方薬) 医薬品用の薬用植物については、日本漢方生薬製 剤協会の原料生薬使用量等調査報告書と(財)日本特 産農産物協会発行の「平成22年薬用作物(生薬)に 関する資料」を基に調査を行った。 ①国内の医薬品用の薬用植物 薬用植物(生薬)は、国内で 248 品目使用されており、 年間総使用量は 20,273 トンに達する。 薬用植物 248 品目の内、使用量の多い上位 60 品目 が全体の 92.4%の使用量を占めている。また上位 60 品 目のほとんどが中国産のものである。中国産の薬用 植物は、国内総使用量の 83%を占めている。 以下に日本国内の薬用植物の使用量と生産国を記 載する。 出典:平成 23 年日本漢方生薬製剤協会 原料生薬使用量等調査 また以下に日本国内で使用量の多い品目 30 種類を 記載する。 単位 トン 出典:平成 23 年日本漢方生薬製剤協会 原料生薬使用量 等調査(鉱物を除く) ②拡大する医薬品(漢方薬)の需要 中国は世界最大の薬用植物の輸出国であり、2011 年の中国国家統計局によれば、各国に 52 万トンの薬 用植物を輸出している。また各国への輸出金額は増 加しており、特に日本向けのカンゾウの数量と単価が 増加している。日本の薬用植物の年間輸入量は、約 28,000 トン(2007 年)で、米国(約 67,000 トン)、香港(約 50,000 トン)、ドイツ(約 47,000 トン)に次ぐ世界第 4 位 の規模である(出典 UN Comtrade HS コード:1211、日 本の薬用植物取引 金成かほる)。 以下に中国の薬用植物輸出金額とカンゾウの日本 向数量及び単価についてデータを記載する。 1 カンゾウ 1,267 11 カッコン 554 21 タクシャ 359 2 シャクヤク 1,164 12 ソウジュツ 502 22 ショウキョウ 344 3 ケイヒ 1,034 13 ヨクイニン 449 23 ボタンピ 286 4 ブクリョウ 996 14 サイコ 444 24 オウギ 284 5 タイソウ 676 15 ダイオウ 440 25 キキョウ 269 6 ハンゲ 629 16 ビャクジュツ 427 26 クマザサ葉 240 7 ニンジン 610 17 センナ 426 27 チンピ 232 8 トウキ 581 18 ジオウ 398 28 カンキョウ 216 9 マオウ 569 19 オウゴン 384 29 サンシン 215 10 コウイ 556 20 センキュウ 373 30 バクモンドウ 212 出典:2011年中国国家統計局データより (株)栃本天海堂 原料部 姜 東孝氏作成

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2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 500 800 1,100 1,400 1,700 2,000 H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 ( ドル/kg) ( トン) 数量 単価 出典:2011 年中国国家統計局データより (株)栃本天海堂 原料部 姜 東孝氏作成 国際的な医薬品用の薬用植物の需要は、アメリカ の代替医療の拡大に伴ってさらに増加すると推測され る。アメリカ国立衛生研究所( NIH)は、代替医療局 (OAM)を設立し、西洋医学と東洋医学の相乗効果に 対する研究について積極的に投資している。特に代替 医療の中では漢方薬が注目されており、アメリカ食品 医薬品局(FDA)は、すでに漢方製剤の承認を行った 実績がある。 我が国においても、この様な国際的な環境の変化 に対応するために日本漢方生薬製剤協会が中心とな り、様々な取り組みを行っている。 ③国内の薬用植物の生産・栽培状況 国内で使用される 248 品目の薬用植物の内、冷涼 な気候と温暖な気候の代表的な薬用植物を以下に 記載する。 医薬品用の薬用植物の生産は、全国で115種類が 栽培されている。その栽培面積は 149,738aであり、生 産量は 7,844 トンである。以下に主要な栽培地域と主 な薬用植物について記載する。 ④北海道における薬用植物栽培の歴史 北海道は、開拓以前から薬用植物の栽培が行われ ており、古い歴史を有している。北海道の薬用植物栽 培の歴史について、主な出来事を以下に記載する。 過去の具体的な事例としては、1970 年代に農家 や行政機関が企業のニーズを十分把握することな く、薬用植物の栽培を拡大した事例がある。その結 果、買い手のつかない薬用植物が大量に発生し、農 家に大きな損失を与えた事例がある。当時、日本は 中国や韓国の薬用植物を主な原料として使用していた。 その後、乱獲による薬用植物の減少や、中国国内の 需要の増加により、薬用植物の価格が高騰した。 この状況を克服するために、日本の主な企業は薬 用植物の栽培を国内で拡大していった。特に北海道は、 栽培拠点として重要な地域であった。しかし主な企業 が、栽培拠点を海外に移したため、価格競争力で劣る 国内の栽培拠点は衰退していった。 現在、薬用植物の価格は上昇している。特に中国 産については、中国国内の需要の増加が原因である と考えられる。我々は、この様な薬用植物をめぐって 繰り返される歴史から学び、今後の取組みに生かし 冷涼な気候の植物 使用量(t) 温暖な気候の植物 使用量(t) 1 カンゾウ 1267 ケイヒ 1034 2 シャクヤク 1164 サイコ 444 3 ニンジン 610 センナ 426 4 ダイオウ 440 ジオウ 398 5 センキュウ 373 ショウキョウ 344 出典:平成 22 年(財)日本特産農産物協会薬用(生薬)作物に関する資料 都道府県 栽培面積(a) 主な植物名 1 北海道 18,756 センキュウ、ダイオウ 2 栃木県 16,417 ハトムギ、トウキ 3 和歌山県 15,395 サンショウ、テンダイウヤク 4 沖縄県 11,918 ウコン、アロエ 都道府県 生産量(t) 主な植物名 1 大分県 1,714 大麦若葉、ケール 2 島根県 1,537 大麦若葉、ケール 3 福岡県 846 ケール、ニンニク 4 北海道 751 センキュウ、トウキ 出典:平成 22 年(財)日本特産農産物協会薬用作物に関する資料 1734 年 松前藩のオタネニンジン栽培 1948 年 道立薬用植物栽培 試験場設置 1956 年 同試験場閉園 1964 年 国立衛生試験所北海道 薬用植物 栽培試験場設置 2005 年(独)医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター 北海道研究部に移管 1970 年 北海道生薬公社設立 1996 年 同公社解散 2009 年 夕張ツムラ社設立 カンゾウの日本向数量と単価 (中国国家統計局データ)

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ていかなければならない(参考資料:「北海道の薬 草」三橋博、山岸喬、「北海道の薬用植物」北海道 衛生部薬務課、道立衛生研究所監修、「薬用植物研 究 2007 年 2 号」 姉帯正樹、「水谷次郎日記」本間 尚治郎、「道薬誌」山岸喬)。 ⑤北海道の薬用植物の栽培地と生産量について 北海道で栽培が確認されている医薬品用の薬用植 物の栽培地を以下に記載する。 出典:平成 22 年薬用作物(生薬)に関する資料(財)日本特産農産物協会 ⑥北海道における薬用植物の栽培について 検討会では、医薬品用の薬用植物を栽培する際の 注意点として以下のことが指摘された。 a.薬用植物は、栽培方法が十分に確立されていな い場合が多く、また栽培地により品質が異なる。 b.年間需要量が少なく国際的な価格変動の影響 を受けやすい。 c.品質により価格が大きく異なる。 d.栽培契約は書面で行う。 e.契約栽培であり取引先の指定する品種、栽培・ 加工方法に従わなければ、取引の対象とならな い。特に、取引先の指導を受けなければ栽培す ることが難しい。 f.薬用植物を栽培している農家は、農協などの単 位でグループを作り栽培方法、調整など工夫し 生産調整する。 また検討会では、薬用植物の栽培には、農薬と種 苗の確保が重要であると指摘された。 以下に農薬登録制度の概要図を示す。 薬用植物は主要な作物ではないために各農薬メ ーカーが、独自に薬用植物の全てについて農薬登録 をすることはない。そのため薬用植物の栽培に必要 な農薬は、各農家が農林水産省に登録をすることに なり費用と手間がかかる。そこで農家が農薬登録を 円滑にできるように、マイナー作物等農薬登録推進 協議会による農薬登録支援制度が設けられている。 また種苗は、取引先の指定するものを使用する必 要がある。同じ品種でも有効成分の含有量が異なる 場合があるからである。 ⑦北海道の医薬品用薬用植物の流通、加工の状況 検討会では、薬用植物の流通、加工の際の注意点 が指摘された。北海道の医薬品用の薬用植物栽培は、 生産者と取引先との契約栽培により行われている。そ のため市場に流通することはほとんどない。以下に北 海道の薬用植物の流通経路について概略図を示す。 植物名 栽培地 生産量(t) センキュウ 由仁町、訓子府町、芽室町、帯広市 426 トウキ 由仁町、名寄市、網走市、訓子府町 236 キバナオウギ 上士幌町 26 ダイオウ 美瑛町、池田町 22 トリカブト 千歳市、石狩市、浦幌町 20 ハトムギ 名寄市 6 カノコソウ 名寄市 2 ジオウ 新得町 2 シャクヤク 美瑛町、音更町 2 セネガ 由仁町 0.1 ニンニク 名寄市、深川市 - ムラサキ 当別町 - 農薬登録の手順 国立大学法人 私立大学等 農薬メーカー、輸入者 農林水産省 (独)農林水産消費安全センター (FAMIC) 道 農業試験場 (社)日本植物防疫協会 (財)日本植物調節剤研究協会 マイナー作物等 農薬登録推進協議会 農 家 ・ 農 協 ・ 農業法人等 試験成績の添付 試験依頼 試験依頼 登録要望 申請書進達 登録票交付 登録申請 登録票交付

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北海道の薬用植物の出荷形態は、収穫した後そのま まの状態でコンテナに詰める場合や、乾燥させた後袋 詰めする場合など品種によって異なる。現在、収穫さ れた薬用植物は、本州の製薬企業で製剤化されてい る。 (2)健康食品及び化粧品 検討会では健康食品用や化粧品用に使用される薬 用植物を調査し、その活用方法について検討した。 ①国内の健康食品用の薬用植物 本調査では、いわゆる健康食品として使用頻度の 高い 108 種の薬用植物(健康食品の基礎知識 (株)じ ほう P177)について調査した。その中で、北海道で栽 培が確認されている薬用植物を以下に記載する。 出典:北海道経済産業局調べ また薬事法の関連通知別添 3 に記載されているとお り、薬用植物には、医薬品的な効果効能を表示しなけ れば食品として取り扱われるものがある。その薬用植 物の中で、北海道で栽培が確認されているものを以下 に記載する。 出典:北海道経済産業局調べ 調査によると北海道で栽培されている代表的な健康 食品の原材料は、ケール、ヤーコン、シソ、ブルーベリ ー、プルーン、ゴボウ、ゆり、長芋などである。特にゆり ね(610 トン、全国での都道府県別生産量第 1 位、98% シェア)、ごぼう(17,600 トン、同第 3 位)、ケール(4,000 トン)、長芋(70,000 トン)は収穫量が多い。 長芋については、JA 帯広かわにしが長芋 20,846 ト ン(平成 23 年度 52 億 5,317 万円)を台湾に輸出して いる(平成 20 年 JA 帯広かわにし HACCP 認証取得)。 長芋は台湾では「山薬(シャンヤオ)」と呼ばれる漢 方薬であり、薬膳料理の食材として人気がある。関西 の仲卸業者が、十勝川西長芋を台湾に輸出したのが きっかけとなった。 ②国内の化粧品用の薬用植物 本調査では、化粧品に使用される代表的な薬用植 物(化粧品成分ガイド(有)フレグランスジャーナル社) について調査を行った。その中で、北海道で栽培が確 認されている薬用植物を以下に記載する。 出典:北海道経済産業局調べ 特にアスパラガスエキス、ジオウエキス、センキュウ エキスなどは、北海道の特徴的な素材である。 検討会では、北海道から原料として薬用植物を供給 その他の生理活性成分 アスパラガスエキス センキュウエキス コムギ胚芽エキス ダイズエキス レイシエキス トウガラシエキス ヨクイニンエキス ラベンダーエキス ワレモコウエキス 防腐・殺菌成分 ショウブ根エキス ニンニクエキス 保湿成分 アマチャエキス 加水分解ダイズタンパク ゴボウエキス キイチゴエキス キュウリエキス シイタケエキス ジオウエキス 米発酵エキス ダイズ発酵エキス ダイズタンパク バクガエキス ユリエキス ノバラエキス ヘチマエキス リンゴエキス 医薬品的な効果効能を表示しなければ 食品となる薬用植物 1 アズキ 13 ゴボウ 25 ニンニク 2 アマ 14 コンブ 26 ネギ 3 インゲンマメ 15 シソ 27 ハトムギ 4 ウド 16 セロリ 28 ブドウ 5 ウメ 17 センキュウ 29 ブルーベリー 6 エゾウコ 18 ソバ 30 プルーン 7 キハダ 19 ダイオウ 31 マタタビ 8 オオバコ 20 ダイズ 32 ヤーコン 9 カノコソウ 21 タモギタケ 33 リンゴ 10 カボチャ 22 チコリー 34 レンリソウ 11 ケール 23 トマト 35 ワレモコウ 12 ゲンチアナ 24 ニンジン 36 ゆり 健康食品で使用頻度の高い 108 種の内 北海道で栽培されているもの 1 アシタバ 8 ゴマ 15 高麗人参 2 アマチャヅル 9 しいたけ 16 ブルーベリー 3 オウギ 10 シソ 17 プルーン 4 大麦 11 シベリアジンセン 18 まいたけ 5 黒大豆 12 タマネギ 19 ヤーコン 6 ケール 13 タラの芽 20 ヨモギ 7 ニンニク 14 ハトムギ 21 霊芝 収れん成分 エゾウコギエキス シラカバエキス セイヨウハッカエキス タイムエキス ブドウ葉エキス ホップエキス 消炎成分 カワラヨモギエキス ガマ穂エキス カミツレエキス クマザサエキス 甘草エキス シソエキス ワレモコウエキス ヨモギエキス レタスエキス

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する事例は多いが、利益率の高い健康食品、化粧品 を製造販売している事例が少ないことが指摘された。 今後、最終製品を北海道内で製造できるように支援す べきとの指摘があった。 ③北海道の薬用植物を活用した健康食品及び化粧 品の製品事例 検討会では、具体的な製品イメージを検討するため に、北海道の薬用植物を原料とした健康食品及び化 粧品の事例を調査した。参考事例を以下に示す。 [健康食品] アミン(シソ) つるつるハトムギ(はと麦) ㈱アミノアップ化学 ㈱ハーバー研究所 ヤーコン茶(ヤーコン) ハトムギ粉(はと麦) ㈱北海道バイオインダストリー 国産生薬㈱ バイオゴッド(タモギダケ) 霊仙命湯(霊芝) ㈱スリービー ㈱北海道霊芝 [食品] まぼろしの黒千石(黒豆) ハッカ物語(ハッカ) ㈱きのとや ㈱山樹氷 [化粧品] 黒豆エキス(黒豆) 薬用スキンコンディショナー 菊池食品工業㈱ エッセンシャル(はと麦) ㈱アルビオン Ⅱ.薬用植物を利用した健康食品及び化粧品の モデルケース 本検討会では、上記「北海道の薬用植物を活用した 健康食品及び化粧品の製品事例」を参考に、モデルケ ースとして、以下の図の様な最終製品と薬用植物の候 補をイメージした。 赤ビート

最終製品のイメージ図

ゆり根 プルーン ケール ベリー ゴボウ ルバーブ 山ワサビ 粉砕 抽出 粉末化 打粒 ハーブティー ケーキ 菓子 パン 薬用クリーム 乳液 サプリメント 青汁 酒 お茶 化粧品 ハンドソープ 石鹸 歯磨き粉 長芋

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薬用植物の候補は、生産量、価格、一次加工の有 無等を要件として選定した。薬用植物の候補の詳細に ついては、以下に記載する。 1.プルーン 主に仁木町、余市町で栽培されている。東京など に出荷され、高級品として認知されている。減農薬 による生産を積極的に行っており非常に高い評価を 得ている。ペースト、乾燥等の加工も行われている。 2.ベリー 主に仁木町、余市町で栽培されている。ブルーベ リー、ラズベリー、ボイセンベリー、シーベリー、レッ ドカーラントなどのベリー類が生産されている。 3.ルバーブ 栗山町を中心に年間数十トン程度栽培されてい る。加工品はジャムなどがある。ルバーブは、ショク ヨウダイオウ、マルバダイオウとも呼ばれている。 4.ゆり根 主に新得町、真狩村で生産されている。北海道 のゆり根は、全国生産量の 98%のシェアを占め、主 に関西地方に出荷されている。ゆり根は出荷され るまでに5年かかり、連作障害に弱いため毎年植 替えを行う必要がある。加工はほとんどされず、生 のまま出荷される。生薬のビャクゴウとしても知ら れている。 5.赤ビート 北海道各地で栽培できるが、現在江別市で販売 事例がある。てん菜の一種であり、天然色素を生産 するために大規模に栽培されていた。現在は生産 量が限られている。イギリスでは血圧を下げると野 菜と知られている。加工はされず生のまま出荷され ている。 6.ゴボウ 十勝地方で主に栽培されている。北海道のゴボ ウの生産量は年間 17,600 トンで国内3位である。加工 はほとんどされず、生のまま本州へ流通している。ゴ ボウは、発汗利尿作用がありゴボウコンとして知られ ている。 7.長芋 帯広市川西町を中心に十勝地方一帯で栽培され ている。長芋は北海道で年間 70,000 トンの生産量が ある。JA 帯広かわにしでは、台湾に輸出している (平成 23 年 20,846 トン輸出、平成 20 年 JA 帯広か わにし HACCP 認証取得)。生薬では、長芋の皮を 剥いて加工したものを山薬という。 8.山ワサビ 北海道全域で栽培又は野生種の採取が可能で ある。エゾ山ワサビともいわれる。セイヨウワサビと いう名称で明治時代に食用として導入された。現在 は、北海道を中心に野生化している。 本検討会では、上記の様な薬用植物の候補事例を、 健康食品や化粧品などに活用することで、多様な商品 開発が行える可能性を提案した。医薬品用の薬用植 物の需要は、今後拡大すると見込まれるが、健康食品 や化粧品用の薬用植物の需要は、さらに拡大すると 考えられる。 Ⅲ.北海道の優位性とそれを活かした取組 また北海道の優位性について検討し、それを活かし た取組みについて調査を行った。以下にその結果を記 載する。 (1)北海道の優位性とそれを活かした取組 ①冷涼な気候と大規模栽培 北海道の気候は、温帯湿潤気候に属する本州より 年間を通じて気温と湿度が低いのが特徴である。また 梅雨がないことも特徴の一つである。平成21年現在 では115万8千 ha の耕作面積を有し、大規模な農業 に適している。

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②大型農業機械による大規模栽培 北海道は大型農業機械を利用した大規模栽培が可 能なため、栽培コストを軽減し生産性を向上することが できる。また(独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究 センター北海道研究部では、薬用植物栽培に対応した 大型農業機械の改良について研究が行われている。 ③薬用植物の保存管理コストの削減 薬用植物の保存には品質維持のため、低温で湿度 管理された大型の倉庫が必要である。北海道の冷涼 な気候は、保存にかかる電気代等のコストを削減でき る点で優位である。また加工の際にも湿度が低いこと は、カビ等の発生も少ないため、原料の品質維持に優 位である。 ④食品産業との相乗効果 北海道には、観光客向けのお土産を販売する食品 産業の集積がある。この様な企業が、薬用植物を活用 して新製品を開発することができれば、経済的な波及 効果は大きい。一方で薬用植物の中には、医薬品や 使用方法によって人体に悪影響を及ぼすものもあるた め、使用する際には薬事法の規定を順守するとともに 専門家の指導を仰ぐべきである。 ⑤観光産業との相乗効果 北海道は本州の観光客が毎年約 600 万人、また海 外人旅行客が年間約 70 万人訪れるリゾートである。特 に海外旅行客は、韓国、台湾、香港、中国とアジア圏 が多い。上記の国々は生薬を使用する地域と一致して いる。観光企業が薬用植物の栽培地を見学するツア ーや、薬局と連携して道内の薬用植物を漢方薬として 販売することができれば、経済的な波及効果は大きい。 ⑥大学等の研究機関の存在 北海道は多くの研究機関の集積がある。特に薬用 植物の研究は歴史が古く、様々な研究が行われてい る。以下に代表的な研究機関を示す。 a.(独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター 北海道研究部 医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターでは、 北海道の大規模栽培に向けた栽培方法や機械化につ いての研究が行われている。また標本園・薬木園では 寒冷地に適した薬用植物が約 500 種植栽されている。 b.北海道医療大学北方系伝統薬物研究センター 北海道医療大学では植物生理学を専門として北海 道の薬用植物栽培の実践的な研究が行われている。 また、薬用植物園と北方系生態観察園を有しており、 一般公開している。 c.北海道立衛生研究所 北海道立衛生研究所は、北海道における薬用植物 の研究拠点としての長い歴史があり、調製方法や残留 農薬の分析についての研究が行われてきた。 また、 薬用植物園を昭和48年に設置し一般公開している。 d.旭川医科大学 外科学講座 消化器病態外科学分 野下部消化管グループ 旭川医科大学では「大建中湯」など漢方薬の作用メ カニズムの科学的解明を行うとともに、臨床の立場か ら新しい治療方法を確立し世界的に注目されている。 e.(独)産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門・ 植物分子工学研究 G 産業技術総合研究所では、植物細胞の遺伝子組換 技術を利用した有用物質生産や、完全密閉型植物工 場を設置するなど世界的に注目されている。 f.旭川医科大学抗酸化機能分析センター 旭川医科大学では、抗酸化値の定量解析等の評価 技術を中心に、約 500 種類におよぶ北海道の野菜・果 樹等のライブラリーとデータベースを構築している。ま た漢方薬の生薬のライブラリーも有している。

波及効果が得られる分野

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⑦栽培地域に近い立地条件と地震発生リスクの低さ 北海道は薬用植物の栽培が盛んに行われているた め、原材料を一貫して加工し最終製品まで製造するこ とができれば、製造コスト等を大幅に削減できる。 また北海道は地震発生のリスクが低い地域であるこ とが知られており、研究機関や工場などの立地に有利 である。例えば、札幌近郊の場合、過去 30 年間に震 度 3 以上の有感地震回数が約 10 回(東京都は約 160 Ⅳ.今後に向けた取り組みについて 北海道の薬用植物栽培の歴史は古く、過去から学 ぶべきことも多い。具体的な事例としては、1970 年代 に農家や行政機関が企業のニーズを十分把握する ことなく、薬用植物の栽培を拡大した事例がある。 その結果、買い手のつかない薬用植物が大量に発生 し、農家に大きな損失を与えた。 回)であり、今後 30 年以内に震度 6 弱以上の地震が発 生する確率は、0.5%と地震発生のリスクが低い地域 である。他の北海道の地域においても、地震発生リス クが低い地域が多い。 (2)波及効果が得られる分野 検討会では、以上の優位性を踏まえ、北海道の薬 用植物を活用することで波及効果が得られる分野につ いて検討した。以下に具体的な分野例を記載する。 このことから薬用植物の栽培は、買い手となる企 業と十分協議し、契約栽培を行わなければならない ことが分かる。我々は、この様な教訓を今後の取組 みに生かしていかなければならない。この様な過去 の経緯も踏まえ、検討会では課題点を整理し、今後 の取組みについて以下の提案を行った。

波及効果が得られる分野

生薬栽培 商品製造 栽培技術開発

薬用

植物

漢方薬メーカー ・道内での生薬生産 による雇用拡大 ・原料加工工場に よる雇用拡大 漢方薬新規用途開発 ・道内の世界的権威 ・医療拠点で プロトコル作成 健康食品・化粧品 ・化粧品メーカー、 健康食品メーカー などで製品化 ・各種の用途開発 「食と健康」 ・精進料理、゙ 健康教育、栽培体験 「メディカルツーリズム」 ・世界最先端技術 活用 植物工場の活用 ・栽培方法の開発 拠点化 新薬開発 臨床・非臨床試験 ヒト・細胞レベルで の評価 ・大学での治験 ・企業、自治体と の連携 一次産業の多様化 ・地域産品の開発 ・取引先の多様化 一次産業の活性化 海外・道外企業取引 観光

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1.情報発信及び調整の一元化 医薬品用の薬用植物は、一般の作物と違い市場に 流通することはない。そのため取引先が求める薬用 植物を栽培しなければ事業として成り立つことは ない。薬用植物を栽培する場合は、まず顧客となる 企業を見つけるとともにその企業と契約栽培を行 う必要がある。 また薬用植物を利用した最終製品は、医薬品、化 粧品、健康食品、一般加工食品などが考えられる。 最終製品の用途により求められる薬用植物の品質、 量、加工方法、価格などが異なるため、栽培を行う 前にどの分野で取引を行うかよく検討すべきであ る。特に医薬品の場合は、他の用途とは異なる条件 で求められるため、取引先の要望をよく理解すべき である。一方で農家・栽培事業者が有している耕作 地の面積、使用料、土壌の性質などの情報について も不足している。 そこで、北海道経済産業局、ノーステック財団、 北海道庁等の公的機関(以下、「公的機関」という) は連携し、情報の発信及び関係者間の調整を行うべ きである。例えば農家・栽培事業者が有している耕 作地に関する情報や、研究機関が有している栽培方 法、大型農業機械を活用した大規模栽培などの情報 を集約し Web サイトに掲載することが考えられる。 また企業側の求める薬用植物に関する情報を集約 し、適切な農家・栽培事業者を企業に紹介ことが求 められる。 2. 農薬登録及び種苗確保の支援 薬用植物を栽培するにあたり、農薬が使用できる か否かを確認する必要がある。農薬は、適用作物(使 用できる作物)があり、その適用作物に目的の薬用 植物が該当しない場合、その農薬を使用することが できない(平成 14 年 12 月改正 農薬取締法)。薬用 植物は主要な作物ではないために各農薬メーカー が、独自に薬用植物の全てについて農薬登録をする ことはない。そのため薬用植物の栽培に必要な農薬 は、各農家が農林水産省に登録をすることになり費 用と手間がかかる。 また種苗は、取引先が指定するものを使用する必 要がある。同じ品種でも有効成分の含有量が異なる 場合があるからである。 そこで公的機関は連携し、農家・栽培事業者及び 企業と協力して、農薬登録や種苗の確保を支援する べきである。農薬登録については、農家が農薬登録 を円滑にできるように、マイナー作物等農薬登録推 進協議会による農薬登録支援制度が設けられてい る。この様な制度を積極的に活用し、農薬登録を行 うことが考えられる。 種苗については、個別の薬用植物により異なるた め農家・栽培事業者は、企業と協力して供給体制を 構築すべきである。また今後の安定的な苗の供給方 法を確立するために、公的機関は連携して支援体制 の構築を目指すべきである。 3.大型農業機械による大規模栽培の支援 薬用植物の栽培は、現在小規模な農地で行って いるため、大型農業機械による大規模栽培のメリ ットを十分得られていない。そこで公的機関は、 農家・栽培事業者及び企業と連携し、(独)医薬基盤 研究所薬用植物資源研究センター北海道研究部等の 指導を仰ぎながら、栽培コストの低減と生産性の向上 を目指した栽培農地の大規模化を支援すべきである。 4.薬事法の食薬区分を確認した新商品開発 薬用植物の中には、医薬品や使用方法によって人 体に悪影響を及ぼすものもあるため、使用する際には 薬事法の規定を順守するとともに専門家の指導を仰ぐ べきである。 薬用植物の医薬品の基準には、「専ら医薬品とし て使用される成分本質(原材料)」と「医薬品的効 能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成 分本質(原材料)」がある(参考:東京都健康福祉 保健局 東京都生活文化スポーツ局 編 健康食 品取扱マニュアル)。

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5.道内で最終製品を製造するための支援 地域の所得と雇用を増大させるためには、医薬品 の原材料の供給拠点としてだけでなく、製剤化の最 終工程まで北海道内で行えるように製造の拠点化 を行う必要性がある。また健康食品や化粧品向けの 薬用植物原料についても、原材料の供給拠点として だけではなく、最終製品を北海道内で製造し易い体 制を構築する必要がある。 そこで公的機関は連携し、医薬品や健康食品、化 粧品の最終製品を北海道内で製造できるように積 極的に支援すべきである。具体的には、道内受託生 産企業の PR や、企業への設備導入の支援、地震に よるリスク分散を強調した企業誘致などが挙げら れる。 6.連携の実施 (1)観光産業との連携 北海道は本州の観光客が毎年約 600 万人、また海 外人旅行客が年間約 70 万人訪れるリゾートである。特 に海外旅行客は、韓国、台湾、香港、中国とアジア圏 が多い。上記の国々は生薬を使用する地域と一致して いる。観光企業が薬用植物の栽培地を見学するツア ーや、薬局と連携して道内の薬用植物を漢方薬として 販売することができれば、経済的な波及効果は大きい。 (2)他地域との連携 薬用植物関連産業をさらに大きな産業とするた めに、他地域の公的機関や企業、農家・栽培事業者 と情報共有を行い、連携を強める。具体的には、温 暖な気候にある地域と連携し、医薬品用の薬用植物 を補完的に栽培供給することが考えられる。 7.海外市場への展開 海外の薬用植物の使用量は、中国を中心に増加す る傾向があり、巨大な市場が形成されている。従っ て北海道の企業がタイミングよく市場に参入でき る仕組みについて検討すべきである。具体的な成功 事例としては、帯広地域が台湾やアメリカに長芋を 輸出している事例を挙げることができる。 以上

農家・栽培

事業者

製品開発

企業

例えばWEBサイト上での、必要な薬 用植物の品種や栽培方法、大型農業 機械を利用した大規模栽培ついて情 報共有を行う仕組みの構築

研究機関

アドバイスの提供 設備導入支援・新商品開発支援 企業ニーズ の提供 必要な品種、 量など

公的機関による

情報発信・調整の一元化

北海道経済産業局、ノーステッ ク財団、 北海道庁が連携) 農家・栽培 事業者の紹介 栽培可能な 農地面積、 品種など その他:農薬登録及び種苗確保の支援、大型農業機械による大規模栽培の支援、 最終製品の製造支援、海外市場への展開など

提案事項

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(参考)

本報告書における「薬用植物」の定義について

薬用植物の中には医薬品に該当するものがあり、それらは薬事法関連通知「無承認無許可医薬品の指導取締 りについて」(薬発第 476 号)の「別添2:専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に記載 されている。 また、医薬品として該当しないと判断された薬用植物であっても、医薬品的効果効能を表示することで医薬 品としての規制を受けるものがあり、それらは「別添3:医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断 しない成分本質(原材料)リスト」に記載されている。 本報告書では主に上記別添2及び別添3に記載された植物を、「薬用植物」ということとした。 以下に別添2及び別添3に記載されている植物の例を示す。 <別添2> 「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」(抜粋) 名 称 他 名 等 部 位 等 備 考 アロエ キュラソー・アロエ/ケープアロエ 葉の液汁 根・葉肉は「非医」、 キダチアロエの葉は「非医」 カッコン クズ 根 種子・葉・花・クズ澱粉は「非医」 ゴボウシ ゴボウ 果実 根・葉は「非医」 シャクヤク 根 花は「非医」 センキュウ 根茎 葉は「非医」 トリカブト属 トリカブト/ブシ/ヤマトリカブト 塊根 ボタンピ ボタン 根皮 葉・花は「非医」 <別添3> 「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」(抜粋) 名 称 他 名 等 部 位 等 備 考 エゾウコギ シゴカ、シベリアニンジン 幹皮・根・根皮・葉・花・果実 カンゾウ リコライス 根・ストロン サンヤク ナガイモ/ヤマイモコン 根茎 シソ エゴマ/シソ油 枝先・種子・種子油・葉 タモギダケ 子実体 ハッカ 葉 ハトムギ ジュズダマ/ヨクイニン/ヨクベイ 種子・種子エキス・種子油 ヤーコン アンデスポテト 塊根・茎・根 レイシ マンネンタケ、ロッカクレイシ 子実体

参照

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■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 27年2月)』(P90~91)を参照する こと。

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 30年2月)』(P93~94)を参照する こと。

備考 1.「処方」欄には、薬名、分量、用法及び用量を記載すること。

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