安心母乳育児=リズム授乳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 母乳育児の先輩ママの声・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 リズム授乳ママの生活リズム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 ママの食生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 自分で出来るおっぱいケア★しくみ編・・・・・・・・・・・・・・・・13 自分で出来るおっぱいケア★自己チェック編・・・・・・・・・・・・・14 自分で出来るおっぱいケア★搾乳編・・・・・・・・・・・・・・・・・15 おっぱいの上手なくわえさせ方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 おっぱいの飲ませ方 (抱き方)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 ぐずり泣き(理由の分からない泣き)・夜泣き(夜中に短時間で何回も起きて泣く)・・・・・21 おっぱいのトラブル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 離乳食の進め方 (母乳と離乳食のバランス) ・・・・・・・・・・・・27 リズム授乳ママが行った離乳食の進め方 (スケジュール表)・・・・・・・・・28 いざ!卒乳 ~タイミングと方法~・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 いざ!卒乳 ~赤ちゃんとママの心のケア~・・・・・・・・・・・・・ 33 リズム授乳ママが行った卒乳の進め方(スケジュール表) ・・・・・・・・・・34 Q&A~妊娠中からの乳房のお手入れ~ ・・・・・・・・・・・・・・35 Q&A~おいしいおっぱいとまずいおっぱい~ ・・・・・・・・・・・ 36 Q&A~遊び飲み~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 参考文献 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 幸せおっぱいの会紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 幸せおっぱいの会構成員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 『リズム授乳』商標登録証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 卒乳証書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・裏表紙
リズム授乳とは?
●○●○●○●なぜ3 時間前後(2.5h~3.5h)
なの?●○●○●○● 赤ちゃんがお腹いっぱい飲んで消化する時間と、母乳を作るホルモンが分泌される時間(授乳に要す る時間を除く 2 時間~2 時間半ごと)がほぼ一致しているリズムが 3 時間前後。ただし、赤ちゃんの 具合により前回の授乳から 2 時間での授乳になる場合もある。4 時間以上間隔をあけるとおっぱいト ラブルの元となる場合がある。2.5h ~ 3.5h 間隔を臨機応変に!安心母乳育児=リズム授乳
哺乳は赤ちゃんにとって生きるですが
母乳を与えること・飲むことがママと赤ちゃんにとって 幸せな楽しい時間であることが基本です。
安心母乳育児=リズム授乳
『泣いたら飲ませる』授乳や頻回授乳でお困りのママは これからでも赤ちゃんのリズムを整えていけます!
安心母乳育児=リズム授乳
授乳リズムを整えることは、
安心母乳育児=リズム授乳 ◆よく泣く(昼夜関係なく)、理由が分からない。 ◆泣く度におっぱいを与えていて、ママは家事もスムーズに出来ず 外出もままならない。 ◆母子ともに睡眠不足が続き、疲れる。 ◆昼間もぐずりが多く機嫌が悪い。 ◆ひとり遊びをすることや、遊びに集中できない。 ◆回数飲んでいる割には体重が増えない。 ◆おっぱいを飲んで抱っこをしている時だけ眠っている。 ◆一日中おっぱいと抱っこで過ごしている。 悩んでしまう・・・
☆この冊子で紹介する母乳育児(リズム授乳)を体験した先輩ママより☆ 私は、おっぱいトラブルになってからリズム授乳に出会うまでは、泣いた ら飲ませていたので、1時間おきや2時間おき、時には赤ちゃんがぐずった らその都度飲ませていました。そんなちょこちょこ飲みや、1時間おきの授 乳の為、私もヘトヘトに疲れてしまい、それがイライラの原因にもなりまし た。そしてちょこちょこ飲みの為に母乳も溜まら ずあまり出ないのか、ちょろっと飲んではまた飲 むの繰り返しで、赤ちゃんもすぐお腹が空いてば かりでした。その為、母乳の出に悩み母乳育児の 本やインターネットで、どうしたら母乳の出がよ くなるか調べるうちに、情報の多さに混乱して何が正しいのかわからなくな りました。 そんな時、授乳中の乳首にトラブルが起きました。母乳外来のある某産院 で、指導とおっぱいケアを受けた結果、今回のトラブルでは、正しい授乳の 仕方や自己ケアが大切だということを知りました。 赤ちゃんのリズムが安定するまでは少し時間もかかりましたが、次第に一 定の時間で飲めるようになり、私の母乳も溜まって出るようになりました。 そうなると以前よりもしっかり飲んでくれるようになり、私の母乳に対する 不安や悩みも解消され、精神的にも安定し、時間にも余裕が出てきました。 すると育児も楽しんでできるようになり、私の疲れも 溜まらなくなるので気持ちに余裕が出てきて、外出し ようという気持ちにもなってきました。 リズム授乳をするようになってからは、赤ちゃんが
昼間ぐずらなくなり、一定の時間に母乳をあげられるので私も外出しやすく なりました。夜泣きをすることもなくなりました。 先輩ママの声 離乳食が始まると、授乳とセットにして大体同じ時間に食べさせるので、 食生活のリズムも整い、授乳期の後半には自然と 授乳の回数を減らすことができました。そして遂 に断乳を迎えるとき、「断乳がスムーズにいくか しら?」と内心思ったりもしたのですが、赤ちゃ んに「おっぱいはもうすぐバイバイだよ」と何回 も話して聞かせました。そして決めた日に、卒乳・断乳となりました。あま りにあっさりとぐずることなくスムーズにいったので、私自身が拍子抜けし、 少し寂しい気持ちがしたくらいです。本当に驚きと感動でした。 こうして断乳を終えて思うことは、リズム授乳をやって良かったというこ とです。リズム授乳は母子ともにスムーズに母乳育児ができることや、ママ のストレスが減り、気持ちに余裕をもって育児ができるために、楽に楽しく 赤ちゃんとの生活が送れるのだとしみじみ実感しました。 一歳になったばかりでの卒乳は早いのではとも思ったので すが、卒乳をしたことによって、もう赤ちゃんではなくなっ たような大きな我が子の変化に気づきました。よく眠り、よ く食べるようになりました。顔つきもしっかりと変わってき て、できることも急に増えてきました。 我が子の成長に更に驚きと感動です。友人の子がおっぱい を飲んでいるのを見ても欲しがらないのが不思議なくらいです。おっぱいを 飲んでいる間は赤ちゃんという気がしました。
色々あった母乳育児でしたが、今思うと あっという間の幸せな時間でした。
リズム授乳に出会えて本当に良かったです 。
リズム授乳をすると赤ちゃんはぐっすり眠り、その間ママは家事の時間を しっかり確保できます。
メリハリのある授乳時間で、赤ちゃんもママも穏やかに健康的な一日を過ご せます。
ママが食べたものが、母乳となり赤ちゃんの栄養となります。 母乳分泌増加に伴って、エネルギー・タンパク質・カルシウム・鉄分などの 栄養素の必要量も増加します。 母体の健康維持のためにも、食材は偏りなく栄養バランスが保てるよう摂るのが 好ましいです。 ☆★
授乳中の食生活の参考に
★☆ ■母乳を出すために、授乳中のママの体温は高めです。 従って、身体を冷やさないよう温める飲食を心掛けましょう。 ■冷たいものを飲食すると、身体が冷えることによりおっぱいが冷たくなり、 赤ちゃんが飲んでくれない場合があります。 夏でも、ママの飲み物は常温か温かい物がオススメです。ママの食生活 ☆★
控えめ、または避けたい食べ物
★☆ (※食べ物による影響は、体質などにより個人差があります) ■おっぱいトラブルにならなくても、赤ちゃんが飲まなくなることがあります。 ■カロリーの高い食品を多く摂ると、母乳が過剰に分泌されて乳腺に負担が かかり、痛みや熱を持つことがあります。日々のおっぱいの自己ケアに大切なのが、おっぱいのという部分です。 基底部は、おっぱいの膨らんでいる部分が胸板にくっついている、その面の部分 のことです。
普段から
基底部の動きを良くして、血液の流れをスムーズにして
おくことが大切
です。
母乳育児期間中のおっぱいの自己ケア及び自己管理は、様々なトラブルの予 防と早期発見、早期治療のためにも大切なことです。そのために、おっぱい の状態を常に意識して、出来れば毎日チェックすることにより赤ちゃんも飲 みやすくなり、予測しないトラブル予防にもなります。
●おっぱいが不調な時は、状態を確認 するために仰向けに横になり、両手を 使っておっぱいを片方ずつチェックします。 ●普段は座った状態で支え、両手で 《p.13 参照》の部分を軽く支え、 上下左右にゆっくりと水平移動のように 動かしチェックします。 ※おっぱいの乳腺組織そのものを 揉みほぐさないようにしましょう。 出来れば、1日に1度はおっぱいを全体的に触ってみて部分的に硬く なっていないか、痛みが無いかなど日頃から確認しておくと良いです。
授乳時の赤ちゃんのくわえさせ方にはポイントがあります。
◆乳頭に損傷をきたしやすい。 ◆赤ちゃんが必要量を飲めない。 ◆正しい刺激が伝わらず、母乳の分泌不良となる。 ◆飲み残しが溜まって血流が悪くなったり、乳腺炎になったりすること もある。 おっぱいの上手なくわえさせ方★赤ちゃんは生まれてから、生きていくためのノウハウを全てママから教え られ体験学習していきます。特に生後2ヶ月くらいまでが大切です。 先飲み、ゆがみ飲みを覚えてしまうと、その後の母乳育児に不調をきたしま す。 おっぱいの上手なくわえさせ方
より良い授乳の為に
★ ★ ★赤ちゃんが泣くのは当たり前と分かっていても、理由も分からず泣かれるのは辛 いことです。しかし、リズム授乳を続けているママたちからはぐずりや夜泣きが ほとんどなく、外出も安心して出来るし、友人や義母からも「いい子育てをして いるね。」と言われる、という声を聞きます。 ■□■□■
どうしてぐずり泣きや夜泣きをしないの?
■□■□■ ↓それは・・・ ■リズム授乳の大切さを理解しているママは、授乳だけでなく赤ちゃんの心身の 健康面にも常に気遣っているから、そんなママの愛情が赤ちゃんに安心感を与え ています。 ■赤ちゃんが生きていくための“食”となる母乳を、お腹が空いた頃にタイミン グ良くママが与えてくれるため、空腹を訴えて泣かなくてもよい訳ですし、安心 感と信頼関係が生まれます。 ■整った授乳リズムにより、赤ちゃんの生活リズムと体内時計が整い、寝つきが 良く熟睡できるようになります。ぐずり泣き・夜泣き では、
生後数ヶ月までの赤ちゃんはどんな時によく泣くのでしょうか
。◆おっぱいを1回量として十分に飲めていない。(この原因は多くある) ◆おっぱいの飲みすぎで苦しい。 ◆ゲップが出ていない。 ◆おむつの汚れ、または便が出ていない。 ◆便は何回も出ているが、お腹が張っている。 ◆部屋の温度、乾燥または着せ過ぎで暑くないか、逆に寒くないか。 ◆音に敏感。 ◆眠いのに寝付けないという寝ぐずり。 ◆体調が悪くなる前や、体調不良のため。 ◆生活のリズムが乱れていて精神面での安定感がない。 ◆夕方になるとぐずり泣きをする。(ママの飲食不足による母乳の分泌不足。ママが家事に追われ、 赤ちゃんから気持ちが離れている。) ◆ママの不安やイライラ、不快表情が赤ちゃんの精神不安に繋がっている。 ◆実家に帰っている間、赤ちゃんが泣くと家族がすぐに抱っこしていたり、抱っこされて眠る習慣が ついている・・・抱っこされている時だけ眠っている。 ◆昼間のストレスや、何か興奮するなど感情の高ぶりや怖い思いをしたことによる夜泣き。
ぐずり泣き・夜泣き ☆★☆★
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☆★☆★☆★ 赤ちゃんの泣き方には色々ありますが、特に脳の未熟な生後1~2ヶ月頃までの 赤ちゃんの泣き方には、はっきりとした区別のつかないことが多いです。 時には理由がはっきりしないまま1時間近くも叫ぶように泣いているケースや、 昼夜逆転で夜中に大泣きしておっぱいを飲ませても抱っこをしても泣き続けてい るケースもあります。 このようなことは、いつまでも続きません。 未熟な赤ちゃんの身体は、この一年余りの間に毎日毎時間著しい発達・成長と共 に変化しています。赤ちゃんも本当は眠りたいのに自分でもどうしていいのか分 からないのかも知れません。 赤ちゃんの顔色が悪かったり、熱がなく理由を考えても分からないときは、ママ 達がイライラしたりうろたえたりしないで、優しい声かけや雰囲気を変えてみたり、温かい手で身体をさすってあげるなどスキンシップをとって泣き止むのを 待ってあげましょう。
赤ちゃんの生きるエネルギーを受け止めてあげましょう。 ★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★
上手に飲ませているつもりでも、母子の体調の変化、食生活の影響 や授乳間隔の開きすぎ(特に夜間)、逆に、頻回の授乳を続けて母乳が十分 に飲み出せず溜まり乳になり、おっぱいにトラブルが起きることもあります。 また、正しい飲ませ方《p.16~、p.19~参照》もトラブル防止にとても大切です。 無理をして飲ませ続けないで、早めの対処や母乳外来への受診をお勧めしま す。 おっぱいのトラブル
おっぱいのトラブル
母乳やミルクを飲んで育ってきた赤ちゃんが、成長・発育とともに食べ物か ら栄養を摂取できるよう、「食べる練習」「消化機能の発達」の為にも離乳 食は大切です。
月齢 1日のお食事プラン おかゆ すすめ方 初期 生後5ヶ月~ 6ヶ月終わり ■食事 1回 (例:午前10時頃) ※初めて食べさせる時は赤ちゃんスプーン1さじから。 開始して2週間ほど経ったら少しずつ量を増やし、6ヶ月終わり頃に 大さじ2ぐらいまで増やしてみる。 ●母乳 8回 (リズム授乳) おもゆ~ 10倍がゆ 遅くても生後6ヶ月には始めるのが理想的です。開始する月齢は個人差が あっても良いですが、この時期の離乳食はあくまでも食べる練習期です。 赤ちゃんの様子を見て進めましょう。 基本的に、母乳は食後に与えます。 中期 生後7ヶ月~ 8ヶ月終わり ■食事 2回 (例:10時頃と16時頃) ※大さじ2→大さじ4ぐらいまで増やしてみる。 (赤ちゃんの体重などによる個人差もあります) ●母乳 8回 (リズム授乳)食事と母乳はセットで与える 10倍がゆ ~7倍がゆ 1日2回食ですが、まだまだ母乳から栄養を補う時期です。よく食べるか らといって多く食べさせると消化器官に負担がかかります。母乳を飲む量 が減り、体重が増えない場合があります。栄養のメインは母乳です。しっ かり飲ませましょう。 後期 生後9ヶ月~ 10ヶ月半 ■食事 3回(例:7時~8 時・11時~12 時・18時~19時) ●母乳 8~7回 7~6回 7倍がゆ ~5倍がゆ 離乳食の量をあまり食べなくても、赤ちゃんの食事習慣として回数はきち んと増やすことが大切です。 生後10ヶ月 半~ ■食事 4回 (例:7時~8 時・11時~12 時 ・15~16 時(軽食)・18~19時) ●母乳 5回 5倍がゆ ~3倍がゆ (個人差 あ り) 甘いお菓子などのおやつはまだ必要なく、10ヶ月半頃から15時の食事 は「軽食」の感覚で与えるようにし、4回食にします。4回食は、成長発 育に伴って必要な栄養とカロリーが増えるのを補うためです。 生後11ヶ月 ~ ■食事4回 ●母乳 4回→3回→2回 ※週に1回ずつのペースで1日の授乳回数を減らしていく。 3倍がゆ ~全がゆ 食材・食事の量も増えてきますが、食べ具合やアレルギーにも気を付けな がら、タンパク質・その他栄養のバランスを考えて与えましょう。特に鉄 分不足に気をつけましょう。授乳回数が減るので、水分補給を忘れずに! 完了期 1歳~ 1歳3ヶ月 くらい ■食事 4回 ●母乳 2~1回→卒乳へ 全がゆ ~軟飯 ~普通飯 卒乳日を決め、逆算して母乳を1日1回にしていくと卒乳がスムーズです。 ★☆★☆★あくまでも目安です。赤ちゃんの食べ具合により多少前後します。★☆★☆★
おっぱいだけでなく、離乳食から栄養を摂れるようになった赤ちゃん。 いよいよおっぱいを卒業する日が見えてきました。 ママも赤ちゃんも納得と満足感の中で、お互いに負担のない進め方が大切です。 おっぱいを卒業するのは成長への大きな一歩です。 ママも赤ちゃんも笑顔でこの日を迎えたいですね。 ★ ★ ★
なぜ1歳~1歳3ヶ月頃がオススメなの?
★ ★ ★いざ!卒乳 ~タイミングと方法~ ●
○●○●
○●○●○早すぎる卒乳の場合
○●○●○●○●○
●(生後9ヶ月半~10ヶ月終わりでの卒乳)
◆
◇◆
◇◆◇◆◇おっぱいに長く頼りすぎた場合
◇◆◇◆◇◆◇
◆いざ!卒乳 ~タイミングと方法~
=====断乳して良かったこと====
▼食事を驚くほど良く食べるようになった。 ▼よく喋るようになった。 ▼行動や、出来ることが急に増えた。 ▼よく眠るようになってママが楽になった。 ▼おっぱいを飲んでいた時と比べると子供自身がしっかりしてきた。 ▼家事が時間に合わせて出来るようになったので家族の動きもスムーズに なった。いざ!卒乳 ~タイミングと方法~
ママが自信を持って臨めば、意外とスムーズに卒業を迎えられるこ
とでしょう。
卒乳で重要なのは・・・
赤ちゃんに納得してもらうこと
そのために、ママからの はとても大切です。
授乳中・遊んでいるとき・ねんねの前・・・いつでもたくさんの語りかけを・・・♪
月齢 離乳食の回数 変化 ポイント 搾乳とケア 10ヶ月 初め 3回食 9ヶ月 終わり 頃に夜 中の授 乳を1 回無し にする。 その1 週間後 に夜間 のもう 1回も 無くす る。 昼間は授乳時間以外にもお茶を飲ませるなどして水分補給をしましょう。 夜中泣くようならお茶か抱っこで落ち着かせましょう。3日ほどは頑張りどこ ろ! 授乳回数を減らす時期に 入ったため、できれば1日 1回は自分のおっぱいの状 態をチェックすると良いで す。 張りが強かったら、軽く搾 乳《p.15 参照》しておきま す。 10ヶ月 半 4回食 1日6 回の授 乳で4 回食に すすん だら、 まずお 昼の授 乳を1 回無く する。 おっぱいのトラブル防止のために、授乳と授乳の時間の間隔をバランスよく空け ていきます。 (3.5 h~4 h の間隔で) 授乳を無くしたところは軽 く搾乳しておきましょう。 トラブル防止のために水分 量と、特に食事量に気をつ けましょう。 11ヶ月 4回食 週に 1回 ずつ の ペー 授乳回数を減らしてきて問題なければ、次の週にもう1回減らし、およそ1か月 で4回から2回に減らします。
スで 1日 の授 乳回 数を 減ら して いく。 1歳~ 1歳 2ヶ月 4回食 同 じ く 週 に 1 回 ず つ の ペ ー ス で 卒 乳 を 迎 え ま す。 授乳を終わりにする日を決めて、それを語りかけながら授乳をします。終わりに する日の前日、乳頭に絆創膏を貼り、「おっぱいは別のものになったよ」「もう おっぱいはおしまいだよ」と見せながら説明します。赤ちゃんに視覚から訴えか け、乳頭が無くなったと納得してもらいましょう。その後は欲しがっても優しく 語りかけ、お茶を飲ませたり、おやつをほんの少しだけあげてみてもよいでしょ う。 授乳が終わるまでは今まで と同様のケアを続けます。 最後の授乳が終わった後、 搾乳しないで様子を見ます。 張りが強ければ軽く搾る程 度で。4日目くらいにおっ ぱいがパンパンになったら 充分搾ります。張りが強く なければそのまま様子を見 ます。2週間くらいしたら また搾って母乳の出具合を 見ます。その時、わずかし か出なければ断乳完了とみ なして良いです。食事・水 分は控えめに。お風呂など 体を温めることも避けたほ うがスムーズに断乳できま す。 ★☆★☆★あくまでも目安です。赤ちゃんとママの状態により多少前後します。★☆★☆★
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「あんしん母乳育児 ウックンウックン飲んでね」〈1993.5.20 主婦の友 社〉 「おっぱい 110 番」 平田喜代美 1993.8.25 たま出版〉 「乳房管理学」 根津八紘 〈1997.4.1 諏訪メディカルサービス〉 「母乳育児 Q&A」 根津八紘 〈2000.1.1 諏訪メディカルサービス〉 「おっぱいとだっこ」 竹中恭子 〈2003.2.20 春秋社〉 「母乳育児支援ハンドブック」 大山牧子〈2004.10.31 メディカ出版〉 「子どもを伸ばす「眠り」の力」 神山潤 〈2005.6.30 WAVE出版〉 「おっぱいの悩みを解決する 100 の方法」堤尚子〈2006.11.1(株)有明書院〉 「自分でできるおっぱいケアー」 山川不二子 〈2008.2.20 メディカ出版〉 「母乳育児お助けBOOK」 柳澤薫 〈2008.10.30 新泉社〉 「ドクターKIRIKOのおっぱい育て」湧谷桐子〈2008.12.15 ニライ社〉 「母乳指導の誤算」 熊田洋子 〈2011.10.25 書簡舎〉 「子どもの脳を育む!よい習慣」 久保田競 〈2012.3.26 PHP研究所〉 「赤ちゃんの脳を育む本」 久保田競 〈2013.4.30 主婦の友社〉
私たちは、赤ちゃんもママも健やかに母乳育児が出来ることを願って発足され た会です。 岐阜市市民活動支援事業のご協力を頂き、平成25年に活動を開始しました。 以上の三つが私たちの活動テーマであり、目標です。 このテーマに沿った冊子を作るために、母乳育児コンサルタントを招いての 講演会や育児中のママたちの交流会を開催してきました。そこで育児中のママの 生の声をお聞きし、この活動の参考にさせていただきました。 幸せおっぱいの会メンバーは全員、西ぎふ産婦人科で出産してリズム授乳育児 真っ最中のママと、同じくリズム授乳を行い、感動を実体験して母乳育児を卒業 したママたちばかりです。 まずは、出産後一番初めに始まる母乳育児に焦点を当て、『現代版 母乳育児 のすすめ』が出来上がりました。リズム授乳を実践し、その母乳育児法のお陰で 大きな悩みも無く育児が出来ているママたちから、自信を持ってお届けできる内 容となりました。 出産の喜びとともに、その日から突然ママになってしまう不安や、情報は溢れ ているのにどれを選びとって良いか分からず本当に必要な知識が無い中での育児 の悩み、そういった問題の解決のヒントが少しでも得られ、穏やかな気持ちで育 児が出来るママが増えますように・・・ 幸せおっぱいの会 メンバー一同
最後まで読んでいただいてありがとうございました。 この冊子で、岐阜市のママ達が少しでも悩みなく、ストレスフリーに 明るく楽しい母乳育児が出来るきっかけになっていただけることを願っています。 ●取材 伊藤梨沙 小寺めぐみ 佐久間未奈 佐藤由美子 鈴木博美 南みずほ 村瀬裕美 ●表紙・イラスト 小寺めぐみ 佐藤由美子 村瀬裕美 ●母乳育児指導 鷲見きよ子