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種々の加温条件におけるモモ'八幡白鳳'幼木の発芽と根の伸長-香川大学学術情報リポジトリ

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香川大学農学部学術報告第47巻 第2号 87∼92,1995

種々の加温条件におけるモモ‘八幡白鳳’幼木の発芽と根の伸長

片岡郁雄・山本忠史

BUDBREAKANDROOTELONGATIONOFYOUNG‘YAHATA

HAKUHO’pEACHTREEUNDERDIFFERENTHEATING

CONDITIONS

Ikuo KATAoKA and Tadashi YAMAMoTo

Effectsoftimingandtempe1atureOftheheatingonbudbreakandroote10ngationwerestudiedinthe

fbr℃ingcultuleOf2year−01d‘YahataHakuho’peachtrees”Neitherleafnorf10Werbudopenedinthe treesheatedfi・OmtheendofDecember.AfterearlyJanua王y,thelaterheatingstarted,theearlierandmore budbreakandflowerlngOCCuIled小Ontheotherhand,rOOtelongationwasobservedeveninthetIeeS heatedfromtheendofDecember。ThelaterheatingstaIted,themoretherootelongated・InthetTeeSheated fiomearlyJanuary,CalciumcyanamideandgaIlicoilenhancedflowerbudbreakby14daysand6days, respeCtively・neSetreahentsdidnota批ctedthecommencementofIOOting,butincleaSedtheamountof mots Thehighertheheatingtemperature,theearlierthestartofbudbreakl・Therootelongationwasobserved 7daysafterthestartofheatinginthetreesat25and20℃,thenfbllowedby15andlO℃,At30℃,the IDOtelongationwasfbund28daysafterstar【ingtheheating・Asthercsults,therootelongationatlOand 15℃precededthef10Werbudbreakfbr30andlOdays,reSpeCtively,Whileat20,25,and30℃itde− layed9,7and20daysfねmthebreak Keywords::peaCh,fbICingculture,timingofheating,heatingtempeIature,budbreak,rOOtelongation 緒

永年性植物である果樹においては,地上部と地下部が周期的に生長を繰り返しながら,樹の生育

が進行する.モ‥モなどのプルヌス属果樹では,温帯の自然条件下においては,根の伸長が発芽に先

行することが知られており,発芽期の養水分の吸収に寄与しているものとみられている(1・2)

他の果樹と同様,モモにおいても近年加温促成栽培が普及しつつあるが,早期に加温を開始し,

人為的に発芽を促進するような場合には,地上部と地下部の生長の周期怯に何らかの変化が生じる

ことが推察される.

本実験では,加温促成栽培におけるモモ樹の生長パタ・−ンを把握するため,異なる加温開始時期およ

び加温温度条件における発芽と根の伸長の関係を調査し,同時に発芽促進物質処理した場合(3・4・5)

の影響についても検討した. 本研究は平成4年度文部省科学研究費補助金(試験研究B,課題番号03556006)の交付を受け,平成5年庭園芸学会秋季大会にて成果 の−部を発表した

(2)

香川大学農学部学術報告 第47巻第2号(1995) 88 材料および方法

香川大学農学部構内において1992年12月上旬,ヤセイモモ台のモモ‘八幡白鳳’の2年生樹を,

ルートボックス(H60cmXW40cmXD16cm)に植え付けた.1樹あたりの葉芽および花芽数は

各々40および100に揃えた.これを以下の実験条件下に置き,葉芽および花芽の発芽,開花および

ルートボックスのガラス面に現れる根の長さを経時的に測定した.実験には各処理区につき3個体

を用いた.なお圃場条件において気温を計測し,各々の加温開始日における7.2℃以下の低温遭遇

積算時間を調査した. 実験1加温開始時斯と発芽促進物質処理が発芽と根の生長に及ぼす影響を調査するために1992

年12月19日,1993年1月9日および2月5日に上述のモモ樹を,最低気温を15℃,最高気温を25

℃に保ったガラス室に搬入した.1月9日には,石灰窒素10%上澄み液およびガーリックオイル

(理研化学工業製)10倍液を芽に塗布した樹についても同時に加温を開始した.また,圃場の自然

条件下に置いた樹についても同様の調査を行った.

実験2 加温温度が発芽と根の生長に及ぼす影響を調査するため,1993年2月1日に,前述の個体

を10,15,20,25,30℃昼夜恒温に設定した人.工気象室に搬入した.

結 果 各々の加温開始日における7.2℃以下の低温 遭遇積算時間は1992年12月19日で359.5時間,

1993年1月9日で532.2時間,2月1日で886.7

時間,2月5日で940.7時間であった(第1図). 実験1 自然条件下において,葉芽の発芽は3 月20El頃から開始し,花芽の発芽もほぼ同時に 始まった.葉芽,花芽ともに90%以上が発芽し た.また開花は4月4日噴から始まり12日間で 終了し,開花率は90%以上に達した(第2図). 0 ▲U O O 2 0 空っ○エ○>︼l虔⊃∈nO <U O <U O O ■‖﹀ 0 6 4 2 〓dv ON O︻ ﹁︼巾≡ ○朗 ○︻ ON O︻ ﹁Udつ ON 92 9 0︻ 1 ﹁90凸 ON O▼ ﹁>ON 1993 。8t。 根の伸長は,発芽に先だって,3月10日頃より

Fig.1Chillingaccumulationbelow7.2℃fiom 認められ徐々に増加したが,4月以降急速に増

Nov..1992_March1993. 加した(第3囲). 12月加温では花芽,葉芽ともに,加温開始72日後までの調査期間中全く発芽しなかった.1月 加温では,加温開始後40日頃より葉芽が発芽を始めた.花芽はこれよりやや遅れて発芽し,加温開 始72日後までに葉芽の30%,花芽の20%程度が発芽した.2月加温では加温開始後20日後に葉芽, 花芽ともに発芽を開始し,最終的に葉芽の90%,花芽の55%が発芽に到った.1月加温において, 石灰窒素処理は葉芽の発芽を14日,花芽の発芽を22日早めた.また,ガ・−リッタオイル処理は, 葉芽の発芽を6臥花芽の発芽を16日早めた.また両処理区ともに,葉芽および花芽の最終的な発 芽率を増加させた(第4図,第5図). 1月加温,2月加温ともに,花芽発芽後8日後より開花が認められ,発芽した花芽はほとんど全 て開花に到った(第6図).一・方,根は12月加温においても加温後21日頃より伸長を始め,1月 加温では14日後,2月加温では9日後から伸長を開始した.伸長量は,2月加温において最も多く, 次いで1月加温であったが,12月加温においてはかなり少なかった.1月加温において,石灰窒素 およびガ・−リックオイル処理は根の伸長開始時期には影響を及ぼさなかったが,伸長量をやや増加 させた(第7図).

(3)

片岡郁雄・山本息史:加温条件下のモモ幼木の発芽と根の伸長 89 0 0 0 0 0 0 8 6 AT 2 ;こ空音幸三一− で岳〓葛串完〓¥一〇>︼l空n∈nO ▲U 5 0 −b 0 0 0 0 211 言∈︶uO︼l邑亡○冨○>ll■ち∈⊃0 3/1 3/10 3/20 4/1 4/10 4/19 D8tO

Fig.3Rootelongationof‘YahataHakuho’

peaChtreesunderthefieldconditionin 1993 4/1 4/10 4/19 3/1 3/10 〇/20 D8tO Fig.2Budbreakandnoweringof‘Yahata Hakuho,peaChtreesundeIthe鮎Idcondi−

tionin1993

−−−− Jan+Cacyanamid◎ ______ Jan+Ga「ljcoil + Do(: /…−・…−−−−・−−−−− ︵ボ︶葛○︼一Pコ一〇>葛■n∈nO ︵ボ︶葛○︼qPn月○>︼毒コ∈コ0 /  ̄ ̄ ̄ ̄Jan+Cacyanam而旭 ・−−・ Jan十Garlicoil ■■−・−一丁・−▲・ ′− / −−一 Jan ____ Feb 0 人U O ︵0 4 2 / / ′ / / ′ / 一■′ ′ ′′一−一一 / ′′ 一′ 0 8 16 24 82 40 48 56 (;4 72

DBy8 after treatment

Fig.、5Effectsoftimingtostartheatingandapplica− tionofCacyanamideandgarlicoilonthe leafbudbreakof‘YahataHakuho,peaCh tleeS 0 8 16 24 82 40 48 56 64 72 D8y88代OrtrOatmOnt Fig.4E鮎ctsoftimlngtOStartheatingandapplica− tionofCacyanamideandgarlicoilonthe leafbudbreakof‘YahataHakuho,peaCh tI℃eS −−−−Jan十Cacyanamido …●__.Jan+Gar】icoil / 0 0 0 0 0 0 0 ︵U 8︵042 盲∈︶uO︼l急uO■00主噌︼コ∈nO 0 0 <U O 8︵042 ︵ボ︶ぎ葛事○;○主疇ち∈nO 一■■ワ ′ ′ / / /. /′ ーー

/′■

0 7 14 21 28 35 42 49 56 63 70 D8y$attOrtr08tmOnt Fig。7Effectsoftimingtostartheatingandapplica− tionofCacyanamideandgarlicoilonthe

rootelongationof‘YahataHakuho,peach

trees‖ 0 8 16 24 32 40 48 56 64 72 D8y88ftortr08tmOnt Fig。6E鮎ctsoftimingtostartheatingandapplica− tionofCacyanamideandgarlicoilonthe

flowerlngOf‘Yal1ataHakuho,peaCh

tIeeS小

(4)

香川大学農学部学術報告 第47巻第2骨(1995) 90 実験2 葉芽の発芽は,加温温度が高いほど早くなった.すなわち,30℃区では加温開始後10日,

25℃で12日後,20℃で18日後,15℃で24日後,10℃で38日後より葉芽の発芽が認められた.20

℃以上の高温区では最終的な発芽率がやや低い傾向があった(第8図).花芽の発芽開始時期は, 葉芽と同様加温温度が高いほど早かったが,最終発芽率は10℃で最も高く,次いで30℃,20℃, 15℃,25℃の順であった(第9図).開花は,花芽の発芽の早い順に認められ,開花率も発芽率 と同様の傾向を示した(第10図).根の伸長は25℃および20℃で最も早くから始まり,加温開始 後7日頃から認められた.次いで15℃,10℃の順で続いたが,30℃ではかなり遅れ,加温開始後 28日頃から開始し,伸長畳もやや少なかった(第11図). 0 0 0 0 0 0 8 6 4 Z ︵ぎ︶焉巴月Pコq山戸芋巾■コE⊃U ︵求︶駕巴qPコq¢>焉︼コEコU 0 0 0 6 4 Z 0 8 16 Z4 32 40 4る 56 64 72 Daysaftertreatment 0 10 20 30 40 50 60 Daysaf(ertreatment

Fig..8EffectsofheatingtemperatureOntheleafbud Fig.9E飴ctsofheatingtemperatureOntheflower

budbreakof‘YahataHakuhoIrx,aCh tTeeS breakof‘Yal1ataHakuhoIpeachtreesl・ 0 0 0 0 0 0 0 0 8642 ︵∈∈︶uOp払亡○︻Uぎ芦巾︻n∈⊃U ︵求︶葛心占Pコq心>Ⅷ葛ち∈コU 0 7 14 21 Z8 35 42 49 56 63 70 Daysaftertreatment E鮎ctsofheatingtemperatureOntheroot

elongationoflYahataHakuhoIpeaCh

treesり

Fig..10E飴ctsofheadngtempeTatureOntheflower− Fig.11

1ngOfiYahataHakuho,peaChtreesl・

考 察 本実験において,モモ‘八幡白鳳丁 では,12月下旬には加温を行っても葉芽,花芽ともに全く発 芽はみられなかったが,1月上旬から2月上旬にかけて低温遭遇量が増加するにしたがって,発芽 率はしだいに増加した.このことは,芽の自発休眠の覚醒過程を明瞭に示しており,十分な発芽率 と斉−・な発芽を得るための低温遭遇時間は800時間程度とみられた.また,これまでに報告されて

(5)

片岡郁雄・山本忠史:加温条件下のモモ幼木の発芽と根の伸長 91

いるように(3・4・5),本実験においても石灰窒素およびガーリックオイルが自発休眠の末期の休眠

覚醒に有効であることが示された.

−・方,このような地上部の動きに対七て,地下部は芽が深い休眠状態にあり全く発芽しない12月

上旬においても,加温条件下に置かれた場合,伸長を開始することが明らかになった.しかし,伸

長量は芽の発芽率が上昇する1月上旬以降において,加温開始時期が遅いほど増加する傾向があっ

た.また,石灰窒素やか−リッタオイル処理により発芽が増加した場合,やはり根の伸長畳は無処

理区に比べやや増加する傾向にあった.

このことに関連して,Youngらは,根の低温要求性についての調査結果から,リンゴでは地下部

の生長に低温遭遇量の影響があるのに対七て,モモではそ・の影響は認められず,モモの根には休眠

性が存在しないと述べている(6).また播磨らはヤセイモモおよびニワウメ,ユスラウメについて地

上部および地下部を別々に低温処理し,その効果をみたところ,いずれの種類においても地下部に

対する低温遭遇の効果はなく,むしろ遭遇量が多くなると生長の抑制を招いたことを報告している(7).

これらの結果と本実験の結果を合わせて考えると,モモの根には芽にみられるようないわゆる自発

休眠は存在せず,−・定の温度条件が与えられれば生長を開始すること,またそれには地上部の休眠

の程度は影響をもたないものとみられる.しかし,根の生長畳そ・のものには,地下部および地上部

の低温遭遇量が関係し,これらの組織中におけるデンプンの糖化の程度,あるいは発芽した芽で生

産される生長促進物質の根への移行などへの影響を介して作用しているものと推察される(8)

一男,芽の自発休眠が完了したモモ樹において,加温温度が発芽と根の伸長のパタ1−ンに大きな

影響を及ぼすことが明らかになった.すなわち,10℃では根の生長ほ花芽の発芽30日前に認めら

れ,温度の上昇にしたがってその差は小さくなり25℃では7日となった.一男,30℃ではこの関

係は逆転し,発芽が根の生長より20日先行することが示された.このことについて書村(1957)

は冬季の気温と地上部および地下部の伸長状態の関係を調査した結果,カキでは生長の時期は異

なったが,周期性には影響はなかったのに対七て,モモとナシについては,冬季の高温(18∼23

℃)により生長周期が逆転し,発芽が発根に先行して起こることを報告している.加温栽培におい

て,初期の急激な加温は花器の発育不良を招くことが知られているが,この原因には花芽の器官の

発育そのものに対する高温の直接的影響が最も大きいと思われるが,本実験において明らかになっ

たように発芽前における根の生長期間の短縮もその−・因となっているものと考えられる.

摘 要 モモ‘八幡白鳳,について,加温開始時期および加温温度が発芽と根の伸長に及ぼす 影響について調査した..その結果,12月下旬の加温■では,葉芽,花芽ともに発芽は全く 認められなかった.1月上旬以降,発芽がみられたが加温開始時期が遅いほど発芽開始 が早く,発芽率も高かったい一方,根の伸長は12月下旬の加温でも認められた..しかし, 伸長畳は1月以降加温開始時期が遅くなるほど増加した..1月上旬加温において−,石灰 窒素上澄み液およびガ・−リックオイル処理により,無処理区に比べて14および6日花芽 の発芽が促進された.これらの処理題,根の伸長開始時期にはほとんど影響しなかった が,伸長畳を増加させる傾向があった… 葉芽の発芽は30℃で最も早く,加温温度が高いほど早かった.−・方根の伸長は25℃お よび20℃で早く開始し,15℃,10℃がこれに次いだが,30℃では最も遅かった‖発根 は,10,15℃で各々30,10日花芽の発芽に先行したが,20℃,25℃および30℃では 各々9,7,20日遅れた..

(6)

香川大学農学部学術報告 第47巻第2号(1995) 92

引 用

(1)田中諭−・郎い 果樹苗の移植時期に関する研究 農業および園芸,9,1155−1165(1933) (2)書村不二男い 冬季の気温が落葉果樹の休眠に及 ぼす影響(第1報)冬季が寒冷,温暖,高温な 場合の柿,桃,梨幼樹の春季における展芽伸長 について。園学雑,25,265−273(1957)巾

(3)EREZ,Aリ LAVEE,S.and S^MISH,R”M

ImpIOVed methods fbr breaking restin thepeaCh and other deciduousかuit species‥JAmerSoc 〟(〉rJ.∫cf‥,96,519−522(1971)u (4)片\岡郁雄,杉安克之.ニンニク抽出物によるモ モと甘果オウトウの発芽促進..香川大学農部学 術報告,46,93−100(1994). (5)sⅡ.LER−CEPED^,J。H,FucHIGAMI,L‥H…andCHEN,

文 献

H.H∴:Hydrogen qanamideinduced budbreak

and phytotoxicltyin‘Redhaven,peach buds

〃0′・J5c血ce,27,874−876(1992)

(6)YouNG,E‖and MoTOMURA,Y”and UNRATH C

R∴:Influenceofroottemperatureduringdormancy OnIeSplration of growthin appleandpeaCh”J A椚e/∫oc仇)′J滋g.,112,514−519(1987). (7)播磨異志,尾形凡生,堀内昭作,河瀬窓次..各

種モモ台木の休眠打破のための低温要求につい

て..園学雑り 62(別2),134−135(1993)

(8)YouNG,E‖ and WERNER,D”J。:Efftcts of

root$tOCk and scion chilling during TeSt On resumptlOnOfgrowthinappleandpeach”J」Amer

おc〃oJJ.助jい,109,548−551(1984)

参照

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