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学生の確保の見通し等を記載した書類 ( 修士課程 ) 1 学生の確保の見通し及び申請者としての取組状況 (1) 学生の確保の見通し 1 定員充足の見込みア桐朋学園大学音楽学部卒業生の多くは 世界に羽ばたく演奏家を目指しており 毎年 卒業生の半数以上は 更なる研鑽のため進学しているところである 進学先

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1 学生の確保の見通し等を記載した書類(修士課程) 1 学生の確保の見通し及び申請者としての取組状況 (1) 学生の確保の見通し ① 定員充足の見込み ア 桐朋学園大学音楽学部卒業生の多くは、世界に羽ばたく演奏家を目指しており、 毎年、卒業生の半数以上は、更なる研鑽のため進学しているところである。 進学先としては、大学院、海外留学、本学研究生等である。 イ 受験対象者となる本学3 年生にアンケートを実施したところ、73 人の希望者が あったところである。 ウ 定員を充足する見込み 過去 5 年間の学部学生の進学状況や受験対象者へのアンケート結果から本学卒 業生だけでも入学定員(30 人)を十分充足する見込みである。 エ 定員充足の根拠となる客観的なデータの概要 (ア)過去 5 年間の音楽学部卒業生の進学状況 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 大 学 院 8 5 14 10 7 海 外 留 学 11 19 21 22 19 研 究 生 等 68 68 75 70 74 他 大 学 等 3 1 2 2 6 進 学 者 計 90 93 112 104 106 進 学 率 52.6 53.4 61.9 58.8 60.9 卒 業 生 171 174 181 177 174 (イ) 受験対象者となる本学 3 年生へのアンケート結果 平成27 年 10 月に、平成 29 年の大学院修士課程開設時に受験対象者となる本 学の3 年生(189 人)に対してアンケート調査を行ったところである。(資料1) その結果、「桐朋学園大学に修士課程ができたら、進学したいと思いますか」 という質問に対し、回答者108 人のうち「進学したい」と答えた者 41 人(38%)、 「どちらかといえば進学したい」と答えた者 32 人(30%)、すなわち本学修士 課程への進学を希望している者が73 人(68%)おり、本学で学ぶ学生の多くが 修士課程への進学について強い関心と意向を有していると判断できる。また、 アンケートの回収率が57%であるにも関わらず、修士課程の入学定員 30 名に対 して大幅に希望者が多いことから、これは確実に 2 年後の学生確保につながる 数字であると考えられる。

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2 オ 学生納付金の設定の考え方 学生納付金の設定については、昨今の我が国の経済状況を充分に考慮した上で、大 学院修士課程の研究科としての充実した教育と研究の実現、及び大学院としての継続 的かつ健全な運営のための最低限必要な収入を精査し、以下のように設定した。 ・ 入 学 金 : 35 万円・・・a ・ 授業料・施設整備費等 :145 万円・・・b ・ 初年度納付金(a+b) :180 万円 ・ 2 年 間 合 計 :325 万円 都内の私立音楽大学大学院修士課程の平均値(4 大学)は、下記のとおりである。 ・ 入 学 金 :21.25 万円・・・a ・ 授業料・施設整備費等 :154 万円・・・b ・ 初年度納付金(a+b) :175.25 万円 ・ 2 年 間 合 計 :325.25 万円 (2) 学生確保に向けた具体的な取組 ① 学部学生への大学院の魅力の周知 本学卒業生の約 4 割は、研究生等として大学に残り、レッスンを続け世界に羽ば たく演奏家を目指して研鑽に励んでいる。このように、目的意識がはっきりしてと ころである。 今回、設置認可申請をする大学院修士課程の設置目的は、近年の音楽教育を取り 巻く環境の変貌を踏まえ、学術的研究やレッスンを通して、文化的素養の高い高度 な演奏家を養成することにある。本学学生がかねてより目指してきたところと同じ であり、よりその実現のために実施する教育システムである。 今後、学部学生にレッスン等を通じ、文化としての音楽を深めようという志向が、 世界的に高まっていることやその対応のためには、本学大学院での教育が有用であ る等、大学院の魅力を周知していくこととしている。 また、上記のことを行うことにより、従前は、本学に大学院がなかったために、 他大学大学院へ進学や海外留学していた学生も今後は、本学大学院の魅力を踏まえ た選択ができることになる。 ② 経済的支援 学生への経済的支援として、特に学業成績・人物ともに優秀で、経済的理由によ って就学が困難な学生に対して授業料を給付する奨学金制度を学部学生に行ってい るところであり、大学院の学生に対しても同様に積極的に経済的な支援を行ってい く。 ③ パンフレットの作成・配布 大学院の設置を広く周知するため、設置の趣旨や人材養成目的に加え、担当指導

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3 教員、主要科目を中心としたカリキュラム等を詳しく紹介した内容のパンフレット を作成し、学内外に向けてPR活動を行う。 ④ インターネットにおける取り組み 本学のホームページに大学院のページを作成しPR活動を行う。内容は、パンフ レット以上に詳細なものとする。 2 人材需要の動向等社会の要請 (1) 人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的(概要) 本学は、1948年に市ヶ谷に開設された「子供のための音楽教室」を礎としている。 その「子供のための音楽教室」設立趣意書は、音楽における技術的な早期教育の重要 性を説くだけではなく、「知的な面の勉強も、あくまで耳の感覚を通して得られた、具 体的な、身についたものでなくてはなりません。」として、実践と教養の両立、融合こ そが、優れた音楽教育に求められるものと強調している。この理念は現在に至るまで 本学に受け継がれているものである。 そして、今日、音楽教育を取り巻く環境は大きく変貌し、演奏技術だけではなく、 文化としての音楽を深めようという志向が高まり、大学教育における質の向上やグロ ーバル化を実現する上でも、国内外のほとんどの音楽大学に大学院が設置されている 状況にある。 本学においても大学院修士課程を設置し、個人レッスン中心の実践的な実技、演習、 研究を通じ、技術的演奏能力を高めるとともに、関連科目の演習や学術的研究を通じ、 文化としての音楽に造詣の深い世界に活躍できる演奏家を養成するものである。 (2) 上記(1)が社会的、地域的な人材需要の動向等を踏まえたものであることの客観的な根 拠 平成17 年の中央教育審議会答申「新時代の大学院教育―国際的に魅力ある大学院教 育の構築に向けてー」では、今後の知識基盤社会において、大学院が担うべき人材養 成機能を 4 つに整理し、人材養成機能ごとに必要とされる教育を実施することが必要 と述べられている。 本学の修士課程は、「確かな実践能力や豊かな知識を持って活躍できる演奏家」の養 成であり、同答申の「高度な専門的知識・能力を持つ高度専門職業人の養成」そのも のである。 また、同答申において修士課程は、「幅広く深い学識の涵養を図り、研究能力又はこ れに加えて高度の専門的な職業を担うための卓越した能力を培う」ことを目的として、 教育研究分野の特性を踏まえた教育内容・方法の充実を図っていくことが重要である と述べている。本学の修士課程のカリキュラムは、実技系科目と理論的・歴史的科目 を一体化及び融合したものとしており、幅広く深い学識の涵養を図ることができ、世 界的に活躍できる演奏家としての高い技術も取得できる教育内容となっている。

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4 一方、本学園卒業生の小澤征爾氏はじめ多くの演奏家が、その発展を担ってきた音 楽、文化、芸術分野では、文部科学省において「文化芸術立国中期プラン」が作成さ れ、その実行のために「文化芸術の振興に関する基本的な方針―文化芸術資源で未来 をつくるー(第4 次基本方針)」が閣議決定され、社会を挙げて文化芸術振興が進めら れつつあるところである。 この「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第4 次基本方針)」の中には、当然の ことながら人材養成について触れられ、「多様で優れた文化芸術を継承し、発展させ、 創造していくためには、その担い手として優秀な人材を得ることが不可欠」と記述さ れ、その施策としては、高い技術と豊かな芸術性を備えた芸術家等を養成することや 大学等の教育機関における文化芸術に係る教育及び研究の充実を図るとされていると ころである。 次に、一流の演奏家を目指す者の活躍の場の一つであるオーケストラに着目してみ る。全国 47 都道府県に様々な規模のオーケストラがあり、活発に活動されているが、 まとまったデータがないのが現状である。 そこで、日本有数のオーケストラが加盟する日本オーケストラ連盟の資料からオー ケストラの活動実績を記載することとする。 アンサンブルや小編成の公演を除いたメジャーな公演を平成24 年度と 25 年度を比 較すると、公演回数は、3,742 回から 3,806 回、総入場者数は、408 万人から 425 万人 と、件数等としては微増ではあるが、より質の高い、よりハイレベルな公演が求めら れており、本学及び音楽系大学の教育の質の向上がますます求められている傾向にあ る。 また、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会が行っている「ライブ・エンタ テインメントの市場規模調査」から、国内アーティストによるクラシックの観客動員 数を平成24 年と 26 年で比較すると、24 万人から 42 万人へと大幅に増加していると ころである。 そして、本学へは、例年多くの求人がオーケストラ関係からも寄せられており、今 年度も、NHK交響楽団はじめ日本オーケストラ連盟の日本有数のオーケストラ、地 方のオーケストラや音楽隊(海上自衛隊、警察、消防)など36 団体から弦楽、声楽な ど多分野の演奏者の求人があったところである。今後は、本大学院の設置により、高 校、大学学部、研究生、そして、大学院修士課程、博士後期課程と、様々な教育目的、 内容、各々の志願者の背景およびその要請により、多角的かつ多様な教育プログラム、 メニューの提供が出来る体制を整えていきたい。

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5 学生の確保の見通し等を記載した書類(博士後期課程) 1 学生の確保の見通し及び申請者としての取組状況 (1) 学生の確保の見通し ① 定員充足の見込み ア 桐朋学園大学音楽学部卒業生は、本学に大学院がないことから、他大学大学院 への進学や海外留学をし、更なる研鑽を行っているところであり、進学をした卒 業生からは、本学に博士後期課程の設置を求める声が多く寄せられているところ である。 イ 本法人が富山市に設置している桐朋学園大学院大学(修士課程)の大学院生に アンケートを実施したところ、15 人の希望者があったところである。 ウ 定員を充足する見込み アンケート結果から本法人の大学院大学修了者だけでも入学定員(3 人)を十分 充足する見込みである。 また、本学 3 年生に対しても、将来、博士後期課程への進学希望があるかアン ケートを実施したところ、48 人の希望者があったところである。この結果から、 将来的にも学生確保ができると考えられる。 エ 定員充足の根拠となる客観的なデータの概要 (ア)過去 5 年間の音楽学部卒業生の大学院進学及び海外留学状況 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 大 学 院 8 5 14 10 7 海 外 留 学 11 19 21 22 19 国内の他大学大学院へ進学している卒業生からも博士後期課程の早期設置の 希望は寄せられているが、とりわけ、ドイツ等ヨーロッパへ海外留学中の卒業 生達から、博士の学位を本学で取得し、教育者として活躍したいとの希望が多 く寄せられているところである。 (イ) 桐朋学園大学院大学(修士課程)大学院生へのアンケート結果 平成27 年 11 月に、大学院大学(修士課程)の在籍者(23 人)に対してアン ケート調査を行ったところである。(資料2) その結果、「桐朋学園大学に博士後期課程ができたら、進学したいと思います か」という質問に対し、回答者20 人のうち「進学したい」と答えた者 6 人、「ど ちらかといえば進学したい」と答えた者 9 人、すなわち、本学博士後期課程へ の進学を希望している者が15 人おり、本学博士後期課程への進学について極め て強い関心と意向を有していると判断できる。この結果から、博士後期課程の 入学定員 3 人に対して大幅に希望者が多いことから、学生確保につながる数字 であると考えられる。

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6 (ウ) 本学 3 年生(現在)へのアンケート結果 平成27 年 10 月に、本学 3 年生(189 人)に修士課程についてのアンケートを 実施した折に、博士後期課程についてもアンケート調査を行ったところである。 その結果、「桐朋学園大学に博士後期課程ができたら、進学したいと思います か」という質問に対し、回答者 108 人のうち「進学したい」と答えた者 23 人、 「どちらかといえば進学したい」と答えた者25 人、すなわち本学博士後期課程 への進学を希望している者が48 人おり、本学で学ぶ学生の多くが博士後期課程 への進学についても強い関心と意向を有していると判断できる。この結果から、 将来的にも博士後期課程について学生確保ができると考えられる。 オ 学生納付金の設定の考え方 学生納付金の設定については、昨今の我が国の経済状況を充分に考慮した上で、 大学院博士後期課程の研究科としての充実した教育と研究の実現、及び大学院と しての継続的かつ健全な運営のための最低限必要な収入を精査し、以下のように 設定した。 ・ 入 学 金 : 35 万円・・・a ・ 授業料・施設整備費等 :145 万円・・・b ・ 初年度納付金(a+b) :180 万円 ・ 3 年 間 合 計 :470 万円 都内の私立音楽大学大学院博士後期課程の平均値(3 大学)は、下記のとおりであ る。 ・ 入 学 金 :21.67 万円・・・a ・ 授業料・施設整備費等 :145.67 万円・・・b ・ 初年度納付金(a+b) :167.33 万円 ・ 3 年 間 合 計 :458 万円 (2) 学生確保に向けた具体的な取組 ① 本法人の桐朋学園大学院大学大学院生への博士後期課程の魅力の周知 上記アンケート結果に表れているように、既に多くの学生は、博士後期課程への 進学の必要を感じているところであるが、今後とも進学者を確保していくために、 博士後期課程の体系的なプログラムによって、極めて高度な知識と教養及び卓越し た技能を備え、演奏に関する学術的な研究を自立的に行うことができるようになる ことをレッスンや研究指導を通じて学生に伝えていくこととしている。 また、その際、高等教育機関における音楽系教員の公募では、今日、「博士の学位 を有すること」、あるいは、「それに相当する」又は 「それと同等以上」の研究業績 を有することが公募条件に挙げられていることを周知し、教育者を目指す者には、 博士後期課程を修めることは、必須であることを伝えていくこととしている。

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7 ② 開設する本学修士課程の大学院生への博士後期課程の魅力の周知 博士後期課程の体系的なプログラムによって、極めて高度な知識と教養及び卓越 した技能を備え、演奏に関する学術的な研究を自立的に行うことができるようにな ることをレッスンや研究指導を通じて学生に伝えていくこととしている。 また、その際、高等教育機関における音楽系教員の公募では、今日、「博士の学位 を有すること」、あるいは、「それに相当する」又は 「それと同等以上」の研究業績 を有することが公募条件に挙げられていることを周知し、教育者を目指す者には、 博士後期課程を修めることは、必須であることを伝えていくこととしている。 ③ 経済的支援 学生への経済的支援として、特に学業成績・人物ともに優秀で、経済的理由によ って就学が困難な学生に対して授業料を給付する奨学金制度を学部学生に行ってい るところであるが、大学院の学生に対しても同様に積極的に経済的な支援を行って いく。 ④ パンフレットの作成・配布 大学院の設置を広く周知するため、設置の趣旨や人材養成目的に加え、担当指導 教員、主要科目を中心としたカリキュラム等を詳しく紹介した内容のパンフレット を作成し、学内外に向けてPR活動を行う。 ⑤ インターネットにおける取り組み 本学のホームページに大学院のページを作成しPR活動を行う。内容は、パンフ レット以上に詳細なものとする。 2 人材需要の動向等社会の要請 (1) 人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的(概要) ヨーロッパにおいては、ボローニャ・プロセスと呼ばれる高等教育改革の流れを受 けて、各国の音楽系の大学に博士後期課程に相当する「第3課程」が整備され、博士 の学位を有する優れた教育者、研究者が高等教育機関において後進の指導にあたる時 代になりつつある。ところが日本においては、多くの音楽大学において大学院が設置 されているにもかかわらず、その博士後期課程の入学定員は少なく、博士の学位取得 者も少ない。今後の日本における音楽教育を考えるに、極めて高度な知識と教養及び 卓越した技能を備え、演奏に関する学術的な研究を自立的に行うことができ、将来、 高等教育機関で教育者、研究者として活躍できる人材を育成する必要がある。 少子化の進む昨今、博士の学位を有する優れた教育者が指導し、音楽人口の減少に 歯止めをかけることは、我が国音楽界が全体として取り組むべき喫緊の課題である。 本学大学院の設立によって、我が国音楽界全体の興隆にも大いに寄与していきたいと 考える。 また、博士後期課程を早期に設置して、「飛び級」を実施できる教育環境の整備に努

(8)

8 めることにより、パリ国立高等音楽院など、年齢制限が厳格な海外の音楽大学へ留学 が可能になることを目指している。さらに、既に博士後期課程を有する国内外の音楽 大学との連携を深め、我が国の高度な音楽教育・研究の発展に寄与していく。 (2) 上記(1)が社会的、地域的な人材需要の動向等を踏まえたものであることの客観的な根 拠 平成17 年の中央教育審議会答申「新時代の大学院教育―国際的に魅力ある大学院教 育の構築に向けてー」では、今後の知識基盤社会において、大学院が担うべき人材養 成機能を 4 つに整理し、人材養成機能ごとに必要とされる教育を実施することが必要 と述べられている。 本学の博士後期課程は、「極めて高度な知識と教養及び卓越した技能を備え、音楽に 関する学術的な研究を自立的に行うことができ、将来、主に高等教育機関において教 育者、研究者として活躍できる人材」の養成であり、同答申の「確かな教育能力と研 究能力を兼ね備えた大学教員の養成」そのものである。 また、同答申において博士課程は、「研究者として自立して研究活動を行うに足る、 又は高度の専門性が求められる社会の多様な方面で活躍し得る高度の研究能力とその 基礎となる豊かな学識を養う」ことを目的として、教育研究分野の特性を踏まえた教 育内容・方法の充実を図っていくことが重要であると述べている。本学の博士後期課 程のカリキュラムは、各自の研究課題に応じて極めて高度な専門性を追求する研究と 幅広く深い知識や知見を獲得するための総合科目からなり、研究者として自立して研 究活動を行うに足る研究能力とその基礎となる豊かな学識を取得できる教育内容とな っている。 なお、知的基盤社会において極めて重要な役割を果たすとされている大学院である が、音楽分野の状況は、修士課程が23 大学(教員養成大学も含む)に設置されている にもかかわらず、博士後期課程は、11 大学にしか設置されておらず、入学定員は、全 国で73 人であり、極めて少ない。全国には音楽を学べる大学(教員養成も含む)が、 85 大学設置されており、今後の我が国の音楽教育を発展させる指導者の育成が喫緊の 課題である。

(9)

資料目次

桐朋学園大学

3 年生対象アンケート

... p.1

修士課程に関するアンケート結果

... p.3

桐朋学園大学院大学生対象アンケート

... p.4

博士後期課程に関するアンケート結果

... p.6

(10)

1

大学院に関するアンケート

資料1

表面

Ⅰ 大学院

修士

課程のあらまし(現時点での検討中の内容) 桐朋学園大学大学院 修士課程 目的及び養成する人材像 個人レッスン中心の実践的な実技、演習、研究を通じ、技術的 演奏能力を高めるとともに、関連科目の演習を通じ、文化とし ての音楽に造詣の深い世界的に活躍できる演奏家を養成する。 研究科名、専攻名 音楽研究科、音楽専攻 入学定員、収容定員 分野 入学定員40 人、収容定員 80 人 pf , vl , vla ,vc , cb , 声楽,コレペティ 標準修業年限、修了要件 2 年、30 単位以上修得 修了演奏及び修了レポートの審査に合格した者に学位を授与 学 位 修士(音楽) 学費など 入学金15 万円、授業料 120 万円、施設整備費等 25 万円 主な科目 (選択科目を含む) 領域実技、総合演習、修了研究、声楽特殊研究、器楽特殊研究 歌曲演習、歌曲伴奏研究、作品分析特講、原書講読など 開設時期 平成29年4月を予定 備 考 大学院設置に伴い、平成29 年度からは、ピアノ、弦楽器、声 楽の研究生は、新たに募集しない予定です。 奨学金制度を検討中です。 <該当する記号に○をつけてください。> 1 あなたの専攻を教えてください。 a ピアノ b 弦楽器 c 声楽 d 左記以外( ) 2 あなたは上記の大学院 修士課程ができたら、進学したいと思いますか。 a 進学したい b どちらかといえば、進学したい c どちらかといえば、進学は考えていない d 進学は考えていない 3 <2で、「a」、「b」と答えた方に伺います>その理由を下記から選んでください。 a 演奏家としての能力を高め充実した活動をしたい (複数回答可) b 学位を取得したい c 教育者(大学・高校等の教員)になりたい d 将来の進路の可能性を広げたい e 十分に自分を磨く時間がほしい f 就職に活かすため g その他( ) 4 <2で、「c」、「d」と答えた方に伺います>その理由を可能であれば、お聞かせくださ い。 ( ) 裏面の設問にも、ご回答をお願いいたします。➡

(11)

2

裏面

Ⅱ 大学院

博士

課程のあらまし(現時点での検討中の内容) 桐朋学園大学大学院 博士課程 (修士課程修了後に、進学する課程) 目的及び養成する人材像 体系的なプログラムによって、極めて高度な知識と教養及び卓 越した技能を備え、演奏に関する学術的な研究を自立的に行う ことができ、将来、主に高等教育機関(大学等)で教育者、研 究者として活躍できる人材を養成する。 研究科名、専攻名 音楽研究科、音楽専攻 入学定員、収容定員 分野 入学定員3 人、収容定員 9 人 pf , vl , vla ,vc , cb , 声楽,コレペティ 標準修業年限、修了要件 3 年、12 単位以上修得 研究演奏及び博士論文の審査に合格した者に学位を授与 学 位 博士(音楽) 学費など 授業料120 万円、施設整備費等 25 万円 本学音楽学部もしくは修士課程修了者は、入学金を免除 主な科目 (選択科目を含む) 博士研究指導、領域特別研究、 、博士総合演習 開設時期 平成29年4月を予定 備 考 奨学金制度を検討中です。 将来の話しになりますが、 5 あなたは上記の大学院 博士課程ができたら、進学したいと思いますか。 a 進学したい b どちらかといえば、進学したい c どちらかといえば、進学は考えていない d 進学は考えていない 6 <5で、「a」、「b」と答えた方に伺います>その理由を下記から選んでください。 a 教育者・研究者になりたい (複数回答可) b 博士の学位を取得したい c 演奏家としての能力をより高め、世界をリードする演奏家になりたい d 将来の進路の可能性を広げたい e 就職に活かすため f その他( ) 7 <5で、「c」「d」と答えた方に伺います>その理由を可能であれば、お聞かせください。 ( ) 8 大学院について、ご意見があればご記入ください。

(12)

3

修士課程に関するアンケート結果 入学定員:30人

(音楽学部

3 年次を対象:修士課程開設時の受験対象者)

回答者 108人中の割合

a 進学したい 41人 (38%)

b どちらかといえば、進学したい 32人 (30%)

c どちらかといえば、進学は考えていない 17人 (16%)

d 進学は考えていない 18人 (17%)

以上の結果

「進学したい」と「どちらかといえば、進学したい」を合わせた

73人が、修士課程への進学希望者であった。

※ 回収率 57%

音楽学部

3 年次在籍者:189人

(13)

4

大学院に関するアンケート

資料2

表面

〇 大学院

博士

課程のあらまし(現時点での検討中の内容) 桐朋学園大学大学院 博士課程 (修士課程修了後に、進学する課程) 目的及び養成する人材像 体系的なプログラムによって、極めて高度な知識と教養及び卓 越した技能を備え、演奏に関する学術的な研究を自立的に行う ことができ、将来、主に高等教育機関(大学等)で教育者、研 究者として活躍できる人材を養成する。 研究科名、専攻名 音楽研究科、音楽専攻 入学定員、収容定員 分野 入学定員3 人、収容定員 9 人 pf , vl , vla ,vc , cb , 声楽,コレペティ 標準修業年限、修了要件 3 年、12 単位以上修得 研究演奏及び博士論文の審査に合格した者に学位を授与 学 位 博士(音楽) 学費など 授業料120 万円、施設整備費等 25 万円 桐朋学園大学音楽学部もしくは修士課程修了者、及び、桐朋学 園大学院大学修了者は、入学金を免除 主な科目 (選択科目を含む) 博士研究指導、領域特別研究、共同研究、博士総合演習 開設時期 平成29年4月を予定 備 考 奨学金制度を検討中です。 <該当する記号に○をつけてください。> あなたは、何年次生ですか。 a 1年次生 b 2年次生 c ( ) 1 あなたは上記の大学院 博士課程ができたら、進学したいと思いますか。 a 進学したい b どちらかといえば、進学したい c どちらかといえば、進学は考えていない d 進学は考えていない 2 <1で、「a」、「b」と答えた方に伺います>その理由を下記から選んでください。 a 教育者・研究者になりたい (複数回答可) b 博士の学位を取得したい c 演奏家としての能力をより高め、世界をリードする演奏家になりたい d 将来の進路の可能性を広げたい e 就職に活かすため f その他( ) 3 <1で、「c」「d」と答えた方に伺います>その理由を可能であれば、お聞かせください。 ( ) 4 東京に開設予定の大学院について、ご意見があればご記入ください。

(14)

5

裏面

(参考) 大学院

修士

課程のあらまし(現時点での検討中の内容) 桐朋学園大学大学院 修士課程 目的及び養成する人材像 個人レッスン中心の実践的な実技、演習、研究を通じ、技術的 演奏能力を高めるとともに、関連科目の演習を通じ、文化とし ての音楽に造詣の深い世界的に活躍できる演奏家を養成する。 研究科名、専攻名 音楽研究科、音楽専攻 入学定員、収容定員 分野 入学定員40 人、収容定員 80 人 pf , vl , vla ,vc , cb , 声楽,コレペティ 標準修業年限、修了要件 2 年、30 単位以上修得 修了演奏及び修了レポートの審査に合格した者に学位を授与 学 位 修士(音楽) 学費など 入学金15 万円、授業料 120 万円、施設整備費等 25 万円 主な科目 (選択科目を含む) 領域実技、総合演習、修了研究、器楽特殊研究、声楽特殊研究 歌曲演習、歌曲伴奏研究、作品分析特講、原書講読など 開設時期 平成29年4月を予定 備 考 大学院設置に伴い、平成29 年度からは、ピアノ、弦楽器、声 楽の研究生は、新たに募集しない予定です。 奨学金制度を検討中です。

(15)

6

博士後期課程に関するアンケート結果 入学定員:3人

(富山の桐朋学園大学院大学大学院生を対象)

回答者 20人中の割合

a 進学したい 6人 (30%)

b どちらかといえば、進学したい 9人 (45%)

c どちらかといえば、進学は考えていない 4人 (20%)

d 進学は考えていない 1人 ( 5%)

以上の結果

「進学したい」と「どちらかといえば、進学したい」を合わせた

15人が、博士後期課程への進学希望者であった。

※ 回収率 87%

大学院大学在籍者:23人

将来のための参考

(音楽学部

3 年次を対象)

回答者 108人中の割合

a 進学したい 23人 (21%)

b どちらかといえば、進学したい 25人 (23%)

c どちらかといえば、進学は考えていない 26人 (24%)

d 進学は考えていない 18人 (31%)

以上の結果

「進学したい」と「どちらかといえば、進学したい」を合わせた

48人が、博士後期課程への進学希望者であった。

参照

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