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JA バンク JF マリンバンク年金アドバイザー 第 1 回予想問題 (2018 年 3 月実施分 ( 一部修正 )) [ 問 -1] わが国の最近の人口動向等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 28 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は, 女性が男性を7 歳以上上回っ

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JAバンク・JFマリンバンク

年金アドバイザー

予想問題

(2)

JAバンク・JFマリンバンク 年金アドバイザー

第1回 予想問題

(2018 年3月実施分(一部修正)) [問-1]わが国の最近の人口動向等について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 平成 28 年の簡易生命表によると,日本人の平均寿命は,女性が男性を7歳以上上 回っている。 (2) 平成 28 年の合計特殊出生率は,1.50 を上回っている。 (3) 「国民生活基礎調査」による平成 27 年の高齢者世帯の所得を種類別にみると,「公 的年金・恩給」の割合は 70%を下回っている。 (4) 「高齢社会白書」による平成 28 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,30% を超えている。 (5) 平成 27 年度の社会保障給付費の総額は,120 兆円を超えている。 [問-2]わが国の公的年金制度の沿革等について,誤っているものは次のうちどれです か。 (1) 昭和 17 年……労働者年金保険の実施 (2) 昭和 61 年……拠出制国民年金の実施 (3) 平成9年……基礎年金番号制度の実施 (4) 平成 15 年……厚生年金保険等の総報酬制の実施 (5) 平成 19 年……離婚時の厚生年金分割制度の実施 [問-3]わが国の公的年金制度の現況について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 平成 28 年度末の公的年金の加入者数は,6,500 万人を下回っている。 (2) 平成 28 年度末の国民年金と厚生年金保険(共済含む)の積立金の合計額は,130 兆円を下回っている。 (3) 平成 28 年度(現年度分)の国民年金保険料の納付率は,60%を上回っている。 (4) 平成 28 年度末の国民年金の第1号被保険者数は,第3号被保険者数より少ない。 (5) 平成 27 年度末の公的年金の受給者数(実受給権者数)は,3,500 万人を下回ってい る。 [問-4]健康保険制度等について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 健康保険の標準報酬月額は,第1級から第 50 級までの 50 等級に区分されている。

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(2) 健康保険の標準賞与額の上限額は,1ヵ月(暦月)150 万円である。 (3) 新たに 70 歳に到達した者(現役並み所得者を除く)の医療費の自己負担割合は, 2割である。 (4) 介護保険の第1号被保険者とは,市区町村の区域内に住所がある 65 歳以上の者を いう。 (5) 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の保険料率は,都道府県により異な っている。 [問-5]国民年金の被保険者について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 第3号被保険者である被扶養配偶者の認定基準では,障害基礎年金の収入は年間収 入に含まれる。 (2) 第3号被保険者は,配偶者が厚生年金保険の被保険者でなくなった場合,第1号被 保険者への種別変更の届出をしなければならない。 (3) 日本国籍を有し日本国内に住所を有しない 20 歳以上 65 歳未満の者は,任意加入被 保険者となることができる。 (4) 日本国内に住所を有する 20 歳以上 60 歳未満の自営業者であって遺族基礎年金の受 給権者は,第1号被保険者である。 (5) 受給資格期間を満たしている 65 歳以上の厚生年金保険の被保険者の被扶養配偶者 で 20 歳以上 60 歳未満の者は,第3号被保険者である。 [問-6]国民年金の被保険者の資格取得および喪失等について,誤っているものは次の うちどれですか。 (1) 20 歳未満で厚生年金保険の被保険者資格を取得した者は,資格を取得したときから 第2号被保険者となる。 (2) 日本国内に住所を有する外国人留学生は,20 歳に達したときに第1号被保険者の資 格を取得する。 (3) 20 歳以上 60 歳未満の者は,第2号被保険者の被扶養配偶者となったときに第3号 被保険者の資格を取得する。 (4) 第1号被保険者が 60 歳に達したときは,被保険者資格喪失届を市区町村へ提出す る。 (5) 65 歳未満の厚生年金保険の被保険者は,退職した日の翌日に第2号被保険者の資格 を喪失する。 [問-7]国民年金の第1号被保険者の保険料等について,誤っているものは次のうちど れですか。 (1) 保険料を納付する義務があるのは被保険者本人のみで,その配偶者や世帯主には納 付義務はない。 (2) 口座振替で当月分の保険料を当月末引落としで納付した場合,月額 50 円割引され

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る。 (3) 現金で2年分の保険料を一括前納することができる。 (4) 過去5年分まで保険料を納付することができる後納制度は,平成 30 年9月 30 日で 終了する。 (5) 60 歳以上 65 歳未満の任意加入被保険者は,付加保険料を納付することができる。 [問-8]国民年金の第1号被保険者に対する保険料免除制度等について,誤っているも のは次のうちどれですか。 (1) 免除を受けた期間の免除された保険料を追納できる期間は,5年間である。 (2) 生活保護法による生活扶助を受けている者は,法定免除者に該当する。 (3) 過去2年(2年1ヵ月前)まで遡って保険料免除の申請をすることができる。 (4) 前年の所得が免除基準額を超える場合でも,失業により保険料の納付が困難な場合, 保険料免除制度の対象とされる。 (5) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の所得基準は,本人および配偶者の所得で判定さ れる。 [問-9]厚生年金保険の被保険者について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 臨時的事業の事業所に継続して4ヵ月使用される見込みの者は,被保険者とならな い。 (2) 適用事業所に使用される 70 歳未満の者は,国籍にかかわらず原則として被保険者 となる。 (3) 特定適用事業所に使用される短時間労働者が被保険者となるには,1週の所定労働 時間が 20 時間以上,賃金の月額が 8.8 万円以上,雇用期間が1年以上見込まれるこ と,学生でないこと,のすべての要件を満たす必要がある。 (4) 常時従業員を使用する法人事業所の代表者は,被保険者とならない。 (5) 常時5人以上の従業員を使用する個人事業所の事業主は,被保険者とならない。 [問-10]厚生年金保険の被保険者資格の取得・喪失および被保険者期間について,誤っ ているものは次のうちどれですか。 (1) 第1号厚生年金被保険者が退職した日に第2号厚生年金被保険者の資格を有する にいたったときは,その日に第1号厚生年金被保険者の資格を喪失する。 (2) 月の末日に退職した場合,退職した月まで被保険者期間に算入される。 (3) 月の末日に適用事業所に入社した場合,その月は被保険者期間に算入されない。 (4) 70 歳に達した日に被保険者の資格を喪失する。 (5) 被保険者が死亡したときは,死亡した日の翌日に被保険者の資格を喪失する。

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[問-11]厚生年金保険の保険料(率)について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 第3号厚生年金被保険者と第4号厚生年金被保険者の平成 30 年3月分の保険料率 は,同じである。 (2) 第1号厚生年金被保険者の平成 30 年3月分の保険料率は,18.3%である。 (3) 第1号厚生年金被保険者の保険料は,事業主と被保険者が2分の1ずつを負担する。 (4) 標準報酬月額と標準賞与額に乗じる保険料率は,同じである。 (5) 第1号厚生年金被保険者が3月末日に退職した場合,事業主は2月分と3月分の保 険料を3月分の報酬から控除することができる。 [問-12]厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額について,誤っているものは次 のうちどれですか。 (1) 60 歳以上の者で退職後継続再雇用(1日も空くことなく同じ会社に再雇用)された 場合,再雇用後の給与(報酬)に応じて標準報酬月額が決定される。 (2) 定時決定は,原則としてその年の4月から9月までの6ヵ月間に受けた報酬の月平 均額を基準に標準報酬月額が決定される。 (3) 随時改定は,固定的賃金に変動があり従前の標準報酬月額に比べて2等級以上の差 が生じたときに行われる。 (4) 標準賞与額は,原則として被保険者が受けた月の賞与額の 1,000 円未満の端数を切 り捨てた額である。 (5) 同一月に2回に分けて賞与が支払われた場合,合算した額が標準賞与額の対象とさ れる。 [問-13]厚生年金保険および国民年金の受給権等について,誤っているものは次のうち どれですか。 (1) 年金は,支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月の前月分まで支 給される。 (2) 繰上げ支給の老齢基礎年金は,請求日の属する月の翌月分から支給される。 (3) 社会保険審査官に対する審査請求は,厚生労働大臣による年金給付等の処分を知っ た日の翌日から原則として3ヵ月以内に行わなければならない。 (4) 未支給年金を受けることができる者の範囲は,死亡した者と生計を同じくしていた 配偶者,子,父母,孫,祖父母,兄弟姉妹またはこれらの者以外の3親等内の親族で ある。 (5) 年金の受給権は,原則として他人に譲り渡し,担保に供し,差し押えることはでき ない。

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[問-14]老齢基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 厚生年金保険の被保険者期間のうち 20 歳前の期間は,老齢基礎年金の年金額の基 礎とされない。 (2) 保険料半額免除の承認を受けた期間の納付すべき保険料を納付しない場合,老齢基 礎年金の年金額に反映されない。 (3) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の適用を受けた期間は,保険料の追納がなければ 老齢基礎年金の年金額の基礎とされない。 (4) 66 歳前から遺族厚生年金を受給している者は,老齢基礎年金の繰下げ支給の申出を することができない。 (5) 付加年金を受給できる者が老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,付加年金は増額さ れない。 [問-15]老齢基礎年金の受給資格期間(合算対象期間等)に算入されない期間は,次の うちどれですか。 (1) 日本の永住許可を取得した者が国民年金に任意加入した 60 歳以上 65 歳未満の期間 のうち,保険料を納付しなかった期間 (2) 日本国籍を有している海外居住者が国民年金に任意加入した期間のうち,保険料を 納付しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (3) 平成3年3月までの学生であった期間のうち,国民年金に任意加入できた者が任意 加入しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (4) 学生納付特例制度の適用を受けた期間のうち,保険料が追納されなかった期間 (5) 被用者年金制度の加入者の配偶者で国民年金に任意加入したが,保険料を納付しな かった 20 歳以上 60 歳未満の期間 [問-16]配偶者(妻)の老齢基礎年金に加算される振替加算について,正しいものは次 のうちどれですか。 (1) 夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢または 65 歳に達する前でも,妻が 65 歳に達すれば加算される。 (2) 受給権者(妻)が,被保険者期間 240 ヵ月以上ある老齢厚生年金を受給できる場合 は加算されない。 (3) 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,振替加算も同じ増額率で増額して加算される。 (4) 満額の老齢基礎年金を受給できる場合,加算されない。 (5) 振替加算の額は,夫の生年月日に応じて定められている。 [問-17]昭和 33 年4月2日生まれの民間会社のみに勤務した者に支給される特別支給

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の老齢厚生年金について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 一般男子の場合,60 歳から報酬比例部分のみを繰上げ受給し,老齢基礎年金は 65 歳から受給できる。 (2) 女子の場合,報酬比例部分の支給開始年齢は 61 歳である。 (3) 厚生年金保険の被保険者期間が 40 年あり退職している者は,報酬比例部分の支給 開始と同じ年齢から定額部分も支給される。 (4) 障害等級3級の状態にある在職者(被保険者)は,支給開始年齢についての障害者 特例の対象とされる。 (5) 老齢基礎年金の受給資格期間を満たし,厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上 あれば支給される。 [問-18]雇用保険の失業給付(基本手当)および基本手当と特別支給の老齢厚生年金と の併給調整等について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 求職の申込みは,住所地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)で行う。 (2) 自己都合の離職理由による基本手当の給付制限期間中についても,年金は支給停止 される。 (3) 雇用保険の被保険者期間が 10 年以上 20 年未満で,定年退職や自己都合による離職 の場合の基本手当の所定給付日数は 150 日である。 (4) 基本手当の所定給付日数は,一般の受給資格者より就職困難者(障害者等)の方が 多い。 (5) 基本手当の受給期間内であっても,基本手当が1日も支給されない月の年金は支給 される。 [問-19]老齢厚生年金に加算される配偶者加給年金額について,誤っているものは次の うちどれですか。 (1) 受給権者の生年月日に応じた特別加算がある。 (2) 配偶者が 20 年以上の被保険者期間のある特別支給の老齢厚生年金を受給している 場合は,支給停止される。 (3) 配偶者の前年の年収が 130 万円以上ある場合には,加算されない。 (4) 配偶者が障害等級3級の障害厚生年金を受給している場合は,支給停止される。 (5) 加給年金額が加算される年齢に達したときに対象となる配偶者が 65 歳に達してい る場合,加算されない。 [問-20]65 歳以上の厚生年金保険の被保険者等の在職老齢年金制度について,誤ってい るものは次のうちどれですか。 (1) 基本月額は,加給年金額,経過的加算を含めないで算出する。 (2) 総報酬月額相当額は,60 歳台前半の在職老齢年金と同様の算式を用いて算出する。

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(3) 基本月額と総報酬月額相当額を合算して 46 万円を超える場合,超えた額に相当す る額が支給停止される。 (4) 在職老齢年金として年金が一部でも支給されている間,加給年金額は支給停止され ずに全額が支給される。 (5) 70 歳以上の被用者にも適用される。 [問-21]障害基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 初診日の前日において初診日の属する月の前々月までの全被保険者期間のうち3 分の1を超える保険料未納期間がなければ,保険料納付要件を満たしたものとされる。 (2) 平成 38 年4月1日前に初診日(65 歳未満に限る)がある場合,初診日の属する月 の前々月までの直近の1年間に保険料未納期間がなければ,保険料納付要件を満たし たものとされる。 (3) 初診日が 20 歳前にある障害については,対象とされない。 (4) 障害認定日は,原則として初診日から起算して1年6ヵ月を経過した日またはそれ までに治った日(症状が固定した日を含む)である。 (5) 受給権取得後に子が出生したときは,出生した日の属する月の翌月分から子の加算 額が加算される。 [問-22]障害厚生年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病による障害であれば,その障害 認定日が国民年金の第1号被保険者期間中であっても対象とされる。 (2) 障害厚生年金の年金額を計算する場合,20 歳未満の厚生年金保険の被保険者期間も 算入される。 (3) 障害厚生年金の年金額は,障害認定日の属する月までの被保険者期間により計算さ れる。 (4) 対象者がいれば,障害等級1級・2級・3級の障害厚生年金に加給年金額が加算さ れる。 (5) 障害の程度が増進した場合の請求による年金額の増額改定は,請求のあった月の翌 月分から行われる。 [問-23]遺族基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 被保険者であった妻が死亡した場合,子のある夫または子に支給される。 (2) 子のある妻に対する遺族基礎年金は,妻の年齢を問わず支給される。 (3) 50 歳未満の国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けている期間中に死亡した

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場合,支給対象とされない。 (4) 被保険者が死亡した当時胎児であった子が生まれたときは,出生した日の属する月 の翌月分から支給される。 (5) 年金額は,死亡した者の保険料納付済期間や保険料免除期間にかかわらず定額であ る。 [問-24]遺族厚生年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 遺族厚生年金を受給できる遺族は,被保険者または被保険者であった者の配偶者, 子,父母,孫または祖父母である。 (2) 妻が死亡した当時,55 歳以上の夫に対する遺族厚生年金は,夫が遺族基礎年金を受 給できるときは,その間あわせて受給することができる。 (3) 受給資格期間が 25 年以上ある老齢厚生年金の受給権者が死亡したときに,支給さ れる。 (4) 障害等級1級または2級の障害厚生年金の受給権者が死亡したときに支給される。 (5) 退職した者が,被保険者期間中に初診日がある傷病により,初診日から 10 年以内 に死亡したときに支給される。 [問-25]遺族厚生年金の中高齢寡婦加算について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 夫が死亡した当時,65 歳以上の妻に加算される。 (2) 遺族厚生年金の受給権者(妻)が厚生年金保険の被保険者の場合,中高齢寡婦加算 は支給停止される。 (3) 老齢厚生年金の受給権者(夫)が死亡した場合,その被保険者期間にかかわらず加 算される。 (4) 中高齢寡婦加算の額は,遺族基礎年金の年金額の3分の2に相当する額である。 (5) 遺族基礎年金を受給している間,中高齢寡婦加算は支給停止される。 [問-26]65 歳以上の者に支給される年金給付の併給調整について,併給されない組合せ は次のうちどれですか。 (1) 「老齢基礎年金」と「遺族厚生年金」 (2) 「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」 (3) 「遺族基礎年金」と「老齢厚生年金」 (4) 「障害基礎年金」と「老齢厚生年金」 (5) 「障害基礎年金」と「遺族厚生年金」

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[問-27]国民年金の寡婦年金と死亡一時金について,誤っているものは次のうちどれで すか。 (1) 寡婦年金は,死亡した夫の第1号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除 期間を合算した期間が,10 年以上あることが支給要件となっている。 (2) 遺族基礎年金を受給したことのある妻も,寡婦年金を受給することができる。 (3) 死亡一時金は,遺族厚生年金を受給できる場合でも支給される。 (4) 死亡一時金の支給要件となる死亡した者の保険料納付済期間には,国民年金の第3 号被保険者期間も含まれる。 (5) 寡婦年金と死亡一時金の両方を受給できるときは,いずれかを選択して受給する。 [問-28]平成 29 年度に日本年金機構から送付されている「ねんきん定期便」について, 誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 誕生月(1日生まれの者は誕生月の前月)の3ヵ月前に送付される。 (2) いわゆる節目年齢の者には,封書版の「ねんきん定期便」が送付される。 (3) 50 歳以上の者に通知される老齢年金の見込額は,現在の加入条件で 60 歳まで継続 して加入したものと仮定して計算されている。 (4) 「老齢年金の種類と見込額」欄は,厚生年金保険を一般厚生年金期間,公務員厚生 年金期間,私学共済厚生年金期間に区分して記載されている。 (5) 「これまでの保険料納付額」欄の厚生年金保険の保険料額は,被保険者が負担した 累計額が記載されている。 [問-29]公的年金等の税制について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 厚生年金保険の被保険者の保険料は,小規模企業共済等掛金控除の対象となる。 (2) 個人型確定拠出年金の加入者の掛金は,小規模企業共済等掛金控除の対象となる。 (3) 国民年金基金の加入員の掛金は,社会保険料控除の対象となる。 (4) 確定給付企業年金の加入者の掛金は,生命保険料控除の対象となる。 (5) 国民年金・厚生年金保険の年金給付のうち,障害および遺族給付は非課税である。 [問-30]個人型確定拠出年金制度について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 実施主体は,国民年金基金連合会である。 (2) 運用指図者とは,掛金を拠出しながら運用指図を行う者をいう。 (3) 加入者は,いつでも掛金の拠出を停止することができる。 (4) 20 歳未満の厚生年金保険の被保険者は,加入対象者とされている。 (5) 掛金の拠出限度額は,年単位で定められている。

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[Ⅰ]次の事例にもとづいて,[問-31]および[問-32]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 Aさん夫婦(昭和 59 年 11 月結婚)から,年金相談会で夫婦の年金について相談が あった。夫婦それぞれの年金加入歴(予定を含む)は次のとおりで,妻は配偶者加給 年金額の対象となる要件を満たしている。 〇夫(昭和 31 年 10 月5日生まれ) ・昭和 54 年4月~平成 23 年9月:Z省(国家公務員共済) ・平成 23 年 10 月~平成 24 年3月:国民年金 ・平成 24 年4月~65 歳に達するまで:(株)Y社(厚生年金保険) 〇妻(昭和 35 年3月 12 日生まれ) ・昭和 53 年4月~昭和 59 年 10 月:X市(地方公務員共済) ・昭和 59 年 11 月~昭和 60 年3月:未加入 ・昭和 60 年4月~60 歳に達するまで:国民年金 [問-31]Aさん夫婦の老齢基礎年金の受給資格期間等について,誤っているものは次の うちどれですか。 (1) 夫:昭和 54 年4月~平成 23 年9月の期間は,すべて保険料納付済期間となる。 (2) 夫:平成 24 年4月~65 歳に達するまでの期間のうち,保険料納付済期間は 54 ヵ月 である。 (3) 妻:昭和 53 年4月~昭和 59 年 10 月の期間のうち,合算対象期間は 23 ヵ月であ る。 (4) 妻:昭和 59 年 11 月~昭和 60 年3月の期間は,すべて合算対象期間となる。 (5) 妻:昭和 60 年4月~60 歳に達するまでの期間は,すべて第3号被保険者期間とな る。 [問-32]Aさん夫婦の老齢給付について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 夫:報酬比例部分の支給開始年齢は,62 歳である。 (2) 夫:定額部分は支給されない。 (3) 夫:加給年金額は,65 歳から支給される。 (4) 妻:報酬比例部分の支給開始年齢は,61 歳である。 (5) 妻:65 歳到達日の属する月の翌月分から,老齢基礎年金に振替加算が加算される。

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[Ⅱ]次の事例にもとづいて,[問-33]および[問-34]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 B夫さん(昭和 33 年5月2日生まれ)は,妻(57 歳,専業主婦)と2人暮らしで ある。B夫さんの年金加入歴(予定を含む)は,次のとおりである。 ・昭和 52 年4月~昭和 63 年3月:厚生年金保険(132 ヵ月) ・昭和 63 年4月~平成 13 年6月:国民年金,保険料納付(159 ヵ月) ・平成 13 年7月~平成 16 年6月:国民年金,保険料全額免除期間(36 ヵ月) ・平成 16 年7月~平成 22 年6月:国民年金,保険料半額免除期間(72 ヵ月) ・平成 22 年7月~60 歳に達するまで:国民年金,保険料4分の3免除期間(94 ヵ月) [問-33]B夫さんが 65 歳から受給できる老齢基礎年金の年金額の計算式について,正 しいものは次のうちどれですか(年金額は平成 29 年度価格)。 (1) 779,300 円 ×132 ヵ月+159 ヵ月+72 ヵ月× 1 2+94 ヵ月×78 480 ヵ月 (2) 779,300 円 ×132 ヵ月+159 ヵ月+36 ヵ月× 1 3+57 ヵ月×23+15 ヵ月×34+94 ヵ月×78 480 ヵ月 (3) 779,300 円 ×119 ヵ月+159 ヵ月+72 ヵ月× 1 2+94 ヵ月× 5 8 480 ヵ月 (4) 779,300 円 ×119 ヵ月+159 ヵ月+36 ヵ月× 1 3+57 ヵ月× 2 3+15 ヵ月× 3 4+94 ヵ月× 5 8 480 ヵ月 (5) 779,300 円 ×119 ヵ月+159 ヵ月+36 ヵ月× 1 3+57 ヵ月×23+15 ヵ月×34+94 ヵ月×78 480 ヵ月 [問-34]B夫さんの国民年金保険料の追納および老齢給付等について,誤っているもの は次のうちどれですか。 (1) 保険料半額免除期間の一部は,免除された保険料を今から追納することができる。 (2) 保険料4分の3免除期間の免除された保険料は,すべて今から追納することができ る。 (3) 平成 32 年5月に繰上げ請求をすると,老齢基礎年金の年金額は 12%減額される。 (4) 老齢厚生年金に配偶者加給年金額は加算されない。 (5) 特別支給の老齢厚生年金を受給しても,65 歳からの老齢厚生年金を繰り下げて受給 できる。 [Ⅲ]次の事例にもとづいて,[問-35]および[問-36]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。

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《事 例》 C夫さん(昭和 30 年3月 30 日生まれ)は,昭和 52 年4月に(株)W商事に入社し, 平成 30 年3月末日に同社を退職する予定である。退職後に受給できる年金額の詳しい 計算方法を知りたいと相談があった。 C夫さんの平成 29 年度基準(本来水準)の平均標準報酬月額は 372,000 円,平均標 準報酬額は 475,000 円とのことである。なお,妻(昭和 33 年8月2日生まれ)は加給 年金額の対象となる要件を満たしている。 [問-35]C夫さんが退職後受給する特別支給の老齢厚生年金の年金額の計算式について, 正しいものは次のうちどれですか(年金額は平成 29 年度(本来水準)価格)。 (1) 372,000 円×7.50 1,000×312 ヵ月+475,000 円× 5.769 1,000×180 ヵ月+389,800 円 (2) 372,000 円×7.50 1,000×324 ヵ月+475,000 円× 5.769 1,000×168 ヵ月 (3) 372,000 円×7.125 1,000×312 ヵ月+475,000 円× 5.481 1,000×180 ヵ月+389,800 円 (4) 372,000 円×7.125 1,000×312 ヵ月+475,000 円× 5.481 1,000×180 ヵ月 (5) 372,000 円×7.125 1,000×324 ヵ月+475,000 円× 5.481 1,000×168 ヵ月 [問-36]C夫さんが 65 歳から受給する老齢厚生年金に加算される経過的加算の計算式 について,正しいものは次のうちどれですか(年金額は平成 29 年度(本来水準)価格)。 (1) 1,625 円×480 ヵ月-779,300 円×455 ヵ月 480 ヵ月 (2) 1,625 円×480 ヵ月-779,300 円×456 ヵ月 480 ヵ月 (3) 1,625 円×480 ヵ月-779,300 円×480 ヵ月 480 ヵ月 (4) 1,625 円×492 ヵ月-779,300 円×480 ヵ月 480 ヵ月 (5) 1,625 円×492 ヵ月-779,300 円×492 ヵ月 480 ヵ月 生年月日 総報酬制・実施前 総報酬制・実施後 旧乗率 新乗率 旧乗率 新乗率 昭和 21.4.2~ 7.50/1,000 7.125/1,000 5.769/1,000 5.481/1,000

(14)

[Ⅳ]次の事例にもとづいて,[問-37]および[問-38]に答えてください。なお,平 成30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 D夫さん(昭和 30 年2月4日生まれ)は,63 歳に達した日に 44 年 10 ヵ月勤務し た(株)V社を退職し,その後,平成 30 年4月から(株)T社に 70 歳になるまで勤務す る予定である。(株)V社での給与は,月額 435,000 円(標準報酬月額 440,000 円),賞 与は6月に 750,000 円,12 月に 900,000 円が支給されており,ここ2年間は変わって いない。 (株)T社での給与は,月額 265,000 円(標準報酬月額 260,000 円),賞与は6月と 12 月にそれぞれ 300,000 円が支給される条件である。 なお,(株)V社退職後の年金額は,報酬比例部分 1,440,000 円,定額部分 780,000 円,加給年金額 389,800 円とのことである。 [問-37]D夫さんが(株)T社に勤務したときの在職老齢年金に関する下記(①~④)の 記述について,正しいものの数は次のうちどれですか。 ① 平成 30 年5月の基本月額は,120,000 円である。 ② 平成 30 年5月の総報酬月額相当額は,397,500 円である。 ③ 平成 30 年6月の支給停止額は,118,750 円である。 ④ 平成 30 年 12 月の在職老齢年金の額は,45,000 円である。 (1) なし (2) 1つ (3) 2つ (4) 3つ (5) 4つ [問-38]D夫さんが(株)T社に勤務して雇用保険の高年齢雇用継続給付(基本給付金) を受給する場合のアドバイスについて,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 基本給付金の月額は,39,750 円である。 (2) 年金は在職老齢年金の仕組みによる支給停止に加えて,15,900 円がさらに支給停止 される。 (3) 基本給付金は,65 歳到達月まで支給される。 (4) 賃金と基本給付金の合計の上限額は,400,000 円より少ない。 (5) 基本給付金は,60 歳到達時の賃金に比べて 75%未満の賃金で勤務した月について 支給される。

(15)

[Ⅴ]次の事例にもとづいて,[問-39]および[問-40]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 E夫さん(昭和 33 年4月8日生まれ)は,60 歳に達した日に 32 年間勤務した(株) S社を退職する予定である。E夫さんの年金加入歴は通算して,厚生年金保険に 37 年 間,国民年金に3年間である。 E夫さんの退職後の年金見込額は,報酬比例部分が 1,176,000 円,65 歳からの老齢 基礎年金は 779,300 円とする。なお,妻(昭和 36 年9月6日生まれ,専業主婦)は, 加給年金額の対象者となる要件を満たしている。 [問-39]E夫さんへの経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金の請求に関するアドバイスに ついて,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 60 歳に達した月に繰上げ請求すると,報酬比例部分の年金額は 18%減額される。 (2) 加給年金額は,繰上げ請求した月の翌月分から支給される。 (3) 経過的加算の減額分は,報酬比例部分の年金額から減額される。 (4) 老齢基礎年金も同時に繰上げ請求することになる。 (5) 繰上げ請求後に初診日のある傷病によって障害等級1級または2級に該当しても, 障害基礎年金は請求できない。 [問-40]E夫さんが平成 30 年 10 月中に繰上げ請求した場合,受給できる老齢基礎年金 の年金額について,正しいものは次のうちどれですか(年金額は平成 29 年度価格)。 (1) 545,510 円 (2) 561,096 円 (3) 568,889 円 (4) 576,682 円 (5) 615,647 円

(16)

[Ⅵ]次の事例にもとづいて,[問-41]および[問-42]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 F夫さん(昭和 43 年5月3日生まれ)は,平成 28 年 11 月 18 日に事故に遭い救急 病院に搬送され,現在も療養中である。 F夫さんの年金加入歴は次のとおりで,家族は妻(昭和 47 年9月生まれ,パート年 収 92 万円),長男(平成 11 年9月生まれ,健常者),次男(平成 13 年 11 月生まれ, 障害等級2級相当の障害がある),長女(平成 15 年3月生まれ,健常者)の5人であ る。 ・平成4年4月~平成 28 年 11 月:厚生年金保険(24 年8ヵ月) ・平成 28 年 12 月~現在:国民年金(保険料未納) [問-41]F夫さんが障害等級1級と認定された場合,受給できる障害基礎年金の年金額 の計算式について,正しいものは次のうちどれですか(年金額は平成 29 年度価格)。 (1) 779,300 円×1.25+224,300 円+74,800 円 (2) 779,300 円×1.25+224,300 円×2人 (3) 779,300 円×1.25+224,300 円×1.25×2人 (4) 779,300 円×1.5+224,300 円×2人 (5) 779,300 円×1.5+224,300 円×2人+74,800 円 [問-42]F夫さんが障害等級2級と認定された場合の障害給付等について,誤っている ものは次のうちどれですか。 (1) 障害認定日は,原則として平成 30 年5月 18 日である。 (2) 長女が 18 歳の年度末を経過すると,障害基礎年金の子の加算額はなくなる。 (3) 障害厚生年金の年金額は,300 ヵ月みなしで計算される。 (4) 障害厚生年金には,配偶者加給年金額が加算される。 (5) 厚生年金保険の被保険者となっても,障害厚生年金は支給停止されない。

(17)

[Ⅶ]次の事例にもとづいて,[問-43]および[問-44]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 G子さん(昭和 48 年5月 15 日生まれ,専業主婦)の夫(昭和 46 年8月3日生まれ, 平成9年 10 月結婚)は,平成 30 年3月2日に病気(初診日は平成 27 年 12 月)のた め亡くなった。夫の年金加入歴は,次のとおりである。 ・平成3年8月~平成 18 年7月:国民年金(保険料納付・180 ヵ月) ・平成 18 年8月~平成 29 年 10 月:厚生年金保険(135 ヵ月) ・平成 29 年 11 月~平成 30 年2月:国民年金(保険料未納・4ヵ月) 家族は,長男(平成 11 年 10 月生まれ,健常者),長女(平成 15 年7月生まれ,障 害等級2級相当の障害がある),次男(平成 17 年3月生まれ,健常者)の3人である。 [問-43]G子さんおよび子が受給できる国民年金の遺族給付について,誤っているもの は次のうちどれですか。 (1) 遺族基礎年金は,子の加算額を含めて全額G子さんに支給される。 (2) G子さんが再婚しても,子の遺族基礎年金は失権しない。 (3) 遺族基礎年金には,3人分の子の加算額が加算されて支給される。 (4) 死亡一時金は,支給されない。 (5) 遺族基礎年金は,長女が 20 歳に達したときに失権する。 [問-44]G子さんおよび子が受給できる遺族厚生年金について,正しいものは次のうち どれですか。 (1) 夫の厚生年金保険の被保険者期間が 135 ヵ月なので,G子さんに対する遺族厚生年 金に中高齢寡婦加算は加算されない。 (2) 年金額は,300 ヵ月みなしで計算される。 (3) 配偶者加給年金額が,加算される。 (4) G子さんが厚生年金保険の被保険者になった場合,G子さんに対する遺族厚生年金 は支給停止される。 (5) G子さんに対する遺族厚生年金は,受給権を取得した日から5年を経過したときに 失権する。

(18)

[Ⅷ]次の事例にもとづいて,[問-45]および[問-46]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 先日,名古屋市内に転居してきたH夫さん(昭和 28 年6月1日生まれ)が,R銀行 郊外支店に来店され,住所変更と年金の受取口座の変更手続,およびもうすぐ 65 歳に なることから 65 歳到達時の手続について相談があった。 現在,H夫さんは 42 年間加入した特別支給の老齢厚生年金を,妻(昭和 31 年3月 生まれ,専業主婦)は9年間加入した特別支給の老齢厚生年金を受給中である。なお, 区役所には転入届を提出済で,個人番号(マイナンバー)は日本年金機構に収録済で ある。 [問-45]H夫さんの住所および年金受取口座の変更手続に関するアドバイスについて, 適切でないものは次のうちどれですか。 (1) 住所のみの変更であれば,原則届出は不要である。 (2) 振込先(受取口座)に指定できるのは,普通預(貯)金口座および貯蓄預(貯)金 口座である。 (3) 「年金受給権者 受取機関変更届」の受給権者氏名欄は,本人が自ら署名するとき は押印を省略できる。 (4) 「年金受給権者 受取機関変更届」の用紙は,日本年金機構の Web サイトからダウ ンロードすることができる。 (5) ねんきんネットを利用して,年金受取口座の変更手続はできない。 [問-46]H夫さんに 65 歳到達時に送付される「年金請求書(ハガキ形式)」に関するア ドバイスについて,適切でないものは次のうちどれですか。 (1) 提出期限は,平成 30 年6月末日である。 (2) 加給年金額対象者の欄に,妻の氏名を記入する。 (3) 老齢基礎年金のみを繰り下げて受給希望のときは,繰下げ希望欄の「老齢基礎年金 のみ繰下げ希望」を○で囲んで提出する。 (4) 老齢厚生年金,老齢基礎年金とも繰下げ希望のときは,提出しない。 (5) 提出が遅れると年金の支払が保留されることがある。

(19)

[Ⅸ]次の事例にもとづいて,[問-47]および[問-48]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 I夫さん(昭和 30 年4月5日生まれ)は,平成 30 年3月末日をもって(株)N社を 退職する。I夫さんの厚生年金保険への加入歴は次のとおりである。 ・昭和 49 年4月~昭和 63 年3月:(株)Q社 ・昭和 63 年4月~平成8年3月:(株)P社(P社厚生年金基金にも加入) ・平成8年4月~平成 25 年7月:O産業(株) ・平成 25 年8月~平成 30 年3月:(株)N社(退職時の標準報酬月額 26 万円) (株)N社は全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)に加入,I夫さんの家族 は妻(56 歳・パート年収約 90 万円)と長女(24 歳・会社員)の3人暮らしである。 [問-47]I夫さんの特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢からの年金請求手続等に関 するアドバイスについて,適切でないものは次のうちどれですか。 (1) 年金請求手続は,(株)N社の退職前でも行うことができる。 (2) 年金請求書には,妻の源泉徴収票または住民税の非課税証明書を添付する。 (3) 厚生年金基金の年金請求は,企業年金連合会に対して行う。 (4) 送付された年金請求書を紛失したときは,再発行を申請する。 (5) 年金事務所のほか,街角の年金相談センターでも年金請求手続を行うことができる。 [問-48]I夫さんが退職後加入できる健康保険の任意継続被保険者について,正しいも のは次のうちどれですか。 (1) 退職日の翌日から 30 日以内に申請することで,任意継続被保険者になることがで きる。 (2) 保険料は,28 万円に保険料率を乗じた額である。 (3) 保険料の納付期日は,その月の 10 日(土・日・祝日のときは翌営業日)である。 (4) 任意継続被保険者となれる期間は,退職日の翌日から1年間である。 (5) 医療費の自己負担割合は,本人2割・家族3割である。

(20)

[Ⅹ]次の事例にもとづいて,[問-49]および[問-50]に答えてください。なお,平 成 30 年3月4日現在で解答すること。 《事 例》 J夫さん(昭和 27 年5月3日生まれ)は,平成 29 年 12 月 27 日付で 36 年6ヵ月勤 務したM産業(株)を退職し,退職一時金として 2,000 万円を受け取った。また,退職 後の年金額は,加給年金額を含めて老齢厚生年金が 165 万円,老齢基礎年金は 78 万円 とのことである。 家族は,妻(昭和 32 年2月生まれ,専業主婦)と2人暮らしである。なお,日本年 金機構には「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」を提出済みである。 [問-49]J夫さんの退職一時金にかかる課税対象となる退職所得金額について,正しい ものは次のうちどれですか。 (1) 0円(なし) (2) 50,000 円 (3) 100,000 円 (4) 225,000 円 (5) 400,000 円 [問-50]J夫さんの公的年金にかかる雑所得の金額および源泉徴収税額を算出するとき の記述等について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 介護保険料は,公的年金から特別徴収(天引き)される。 (2) 公的年金等控除額は,982,500 円である。 (3) 源泉徴収の税率は,5.105%である。 (4) 生命保険料控除は,源泉徴収税額を算出するときには考慮されない。 (5) 公的年金等にかかる雑所得の金額は,1,230,000 円である。 収入金額(A) 公的年金等控除額 その他控除額 130 万円以下 70 万円 65 歳以上は 最低 120 万円 基礎控除:38 万円 配偶者控除:38 万円 130 万円超 410 万円以下 (A)×25%+37.5 万円 410 万円超 770 万円以下 (A)×15%+78.5 万円

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JAバンク・JFマリンバンク 年金アドバイザー

第1回 予第1回 解答と解説

(2018 年3月実施分(一部修正)) [問-1]わが国の最近の人口動向等について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 平成 28 年の簡易生命表によると,日本人の平均寿命は,女性が男性を7歳以上上 回っている。 (2) 平成 28 年の合計特殊出生率は,1.50 を上回っている。 (3) 「国民生活基礎調査」による平成 27 年の高齢者世帯の所得を種類別にみると,「公 的年金・恩給」の割合は 70%を下回っている。 (4) 「高齢社会白書」による平成 28 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,30% を超えている。 (5) 平成 27 年度の社会保障給付費の総額は,120 兆円を超えている。 わが国の最近の人口動向等(【テキスト1】8~13 頁) 正解(3) 日本人の平均寿命は男性が 80.98 歳,女性が 87.14 歳となっており,女性が男性を 6.16 歳上回っている。 平成 28 年の合計特殊出生率は,1.44 である。 平成 28 年の総人口に占める 65 歳以上の人の割合は,27.3%である。 平成 27 年度の社会保障給付費の総額は,114.9 兆円である。 [問-2]わが国の公的年金制度の沿革等について,誤っているものは次のうちどれです か。 (1) 昭和 17 年……労働者年金保険の実施 (2) 昭和 61 年……拠出制国民年金の実施 (3) 平成9年……基礎年金番号制度の実施 (4) 平成 15 年……厚生年金保険等の総報酬制の実施 (5) 平成 19 年……離婚時の厚生年金分割制度の実施 わが国の公的年金制度の沿革(【テキスト1】14~35 頁) 正解(2) 拠出制の国民年金は昭和 36 年4月から実施されている。 [問-3]わが国の公的年金制度の現況について,正しいものは次のうちどれですか。

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(1) 平成 28 年度末の公的年金の加入者数は,6,500 万人を下回っている。 (2) 平成 28 年度末の国民年金と厚生年金保険(共済含む)の積立金の合計額は,130 兆円を下回っている。 (3) 平成 28 年度(現年度分)の国民年金保険料の納付率は,60%を上回っている。 (4) 平成 28 年度末の国民年金の第1号被保険者数は,第3号被保険者数より少ない。 (5) 平成 27 年度末の公的年金の受給者数(実受給権者数)は,3,500 万人を下回ってい る。 わが国の公的年金制度の現況(【テキスト1】2~7頁) 正解(3) 平成 28 年度末の公的年金の加入者数は 6,728 万人で,うち第1号被保険者は 1,554 万 人,第3号被保険者は 889 万人である。 平成 28 年度末の国民年金と厚生年金保険(共済含む)の積立金の合計額は 153.4 兆円 である。 平成 27 年度末の公的年金の受給者数(実受給権者数)は,4,025 万人である。 [問-4]健康保険制度等について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 健康保険の標準報酬月額は,第1級から第 50 級までの 50 等級に区分されている。 (2) 健康保険の標準賞与額の上限額は,1ヵ月(暦月)150 万円である。 (3) 新たに 70 歳に到達した者(現役並み所得者を除く)の医療費の自己負担割合は, 2割である。 (4) 介護保険の第1号被保険者とは,市区町村の区域内に住所がある 65 歳以上の者を いう。 (5) 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の保険料率は,都道府県により異な っている。 医療保険制度等(【テキスト3】70~81 頁) 正解(2) 健康保険の標準賞与額の上限額は,年度の累計額で 573 万円である。 [問-5]国民年金の被保険者について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 第3号被保険者である被扶養配偶者の認定基準では,障害基礎年金の収入は年間収 入に含まれる。 (2) 第3号被保険者は,配偶者が厚生年金保険の被保険者でなくなった場合,第1号被 保険者への種別変更の届出をしなければならない。 (3) 日本国籍を有し日本国内に住所を有しない 20 歳以上 65 歳未満の者は,任意加入被 保険者となることができる。 (4) 日本国内に住所を有する 20 歳以上 60 歳未満の自営業者であって遺族基礎年金の受

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給権者は,第1号被保険者である。 (5) 受給資格期間を満たしている 65 歳以上の厚生年金保険の被保険者の被扶養配偶者 で 20 歳以上 60 歳未満の者は,第3号被保険者である。 国民年金の被保険者(【テキスト1】38~46 頁) 正解(5) 受給資格期間を満たしている 65 歳以上の厚生年金保険の被保険者は,第2号被保険者 に該当しないので,その被扶養配偶者は 60 歳未満であっても第3号被保険者に該当しな い。 [問-6]国民年金の被保険者の資格取得および喪失等について,誤っているものは次の うちどれですか。 (1) 20 歳未満で厚生年金保険の被保険者資格を取得した者は,資格を取得したときから 第2号被保険者となる。 (2) 日本国内に住所を有する外国人留学生は,20 歳に達したときに第1号被保険者の資 格を取得する。 (3) 20 歳以上 60 歳未満の者は,第2号被保険者の被扶養配偶者となったときに第3号 被保険者の資格を取得する。 (4) 第1号被保険者が 60 歳に達したときは,被保険者資格喪失届を市区町村へ提出す る。 (5) 65 歳未満の厚生年金保険の被保険者は,退職した日の翌日に第2号被保険者の資格 を喪失する。 国民年金の被保険者の資格取得および喪失等(【テキスト1】41~43 頁) 正解(4) 第1号被保険者が 60 歳に達した場合,特に届出は不要である。 [問-7]国民年金の第1号被保険者の保険料等について,誤っているものは次のうちど れですか。 (1) 保険料を納付する義務があるのは被保険者本人のみで,その配偶者や世帯主には納 付義務はない。 (2) 口座振替で当月分の保険料を当月末引落としで納付した場合,月額 50 円割引され る。 (3) 現金で2年分の保険料を一括前納することができる。 (4) 過去5年分まで保険料を納付することができる後納制度は,平成 30 年9月 30 日で 終了する。 (5) 60 歳以上 65 歳未満の任意加入被保険者は,付加保険料を納付することができる。

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国民年金の第1号被保険者の保険料(【テキスト1】46~58 頁) 正解(1) 国民年金保険料の納付義務者は原則として被保険者本人であるが,本人に収入がないと きなどは,その配偶者または世帯主は連帯して納付する義務を負っている。 [問-8]国民年金の第1号被保険者に対する保険料免除制度等について,誤っているも のは次のうちどれですか。 (1) 免除を受けた期間の免除された保険料を追納できる期間は,5年間である。 (2) 生活保護法による生活扶助を受けている者は,法定免除者に該当する。 (3) 過去2年(2年1ヵ月前)まで遡って保険料免除の申請をすることができる。 (4) 前年の所得が免除基準額を超える場合でも,失業により保険料の納付が困難な場合, 保険料免除制度の対象とされる。 (5) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の所得基準は,本人および配偶者の所得で判定さ れる。 国民年金の保険料免除制度(【テキスト1】52~56 頁) 正解(1) 免除を受けた期間の免除された第1号被保険者の保険料は,10 年以内であれば,その免 除された期間の保険料の全部または一部を追納することができる。 [問-9]厚生年金保険の被保険者について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 臨時的事業の事業所に継続して4ヵ月使用される見込みの者は,被保険者とならな い。 (2) 適用事業所に使用される 70 歳未満の者は,国籍にかかわらず原則として被保険者 となる。 (3) 特定適用事業所に使用される短時間労働者が被保険者となるには,1週の所定労働 時間が 20 時間以上,賃金の月額が 8.8 万円以上,雇用期間が1年以上見込まれるこ と,学生でないこと,のすべての要件を満たす必要がある。 (4) 常時従業員を使用する法人事業所の代表者は,被保険者とならない。 (5) 常時5人以上の従業員を使用する個人事業所の事業主は,被保険者とならない。 厚生年金保険の被保険者(【テキスト1】61~65 頁) 正解(4) 常時従業員を使用する法人の代表者は,その法人に使用される者として被保険者となる。 [問-10]厚生年金保険の被保険者資格の取得・喪失および被保険者期間について,誤っ ているものは次のうちどれですか。 (1) 第1号厚生年金被保険者が退職した日に第2号厚生年金被保険者の資格を有する

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にいたったときは,その日に第1号厚生年金被保険者の資格を喪失する。 (2) 月の末日に退職した場合,退職した月まで被保険者期間に算入される。 (3) 月の末日に適用事業所に入社した場合,その月は被保険者期間に算入されない。 (4) 70 歳に達した日に被保険者の資格を喪失する。 (5) 被保険者が死亡したときは,死亡した日の翌日に被保険者の資格を喪失する。 厚生年金保険の被保険者資格の取得・喪失・被保険者期間(【テキスト1】65~67 頁) 正解(3) 月の末日に適用事業所に入社した場合,入社した月から被保険者期間に算入される。 [問-11]厚生年金保険の保険料(率)について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 第3号厚生年金被保険者と第4号厚生年金被保険者の平成 30 年3月分の保険料率 は,同じである。 (2) 第1号厚生年金被保険者の平成 30 年3月分の保険料率は,18.3%である。 (3) 第1号厚生年金被保険者の保険料は,事業主と被保険者が2分の1ずつを負担する。 (4) 標準報酬月額と標準賞与額に乗じる保険料率は,同じである。 (5) 第1号厚生年金被保険者が3月末日に退職した場合,事業主は2月分と3月分の保 険料を3月分の報酬から控除することができる。 厚生年金保険の保険料(率)(【テキスト1】78~82 頁) 正解(1) 平成 30 年3月の第3号厚生年金被保険者の保険料率は 17.986%,第4号厚生年金被保 険者の保険料率は 13.465%(補助あり),14.265%(補助なし)である。 [問-12]厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額について,誤っているものは次 のうちどれですか。 (1) 60 歳以上の者で退職後継続再雇用(1日も空くことなく同じ会社に再雇用)された 場合,再雇用後の給与(報酬)に応じて標準報酬月額が決定される。 (2) 定時決定は,原則としてその年の4月から9月までの6ヵ月間に受けた報酬の月平 均額を基準に標準報酬月額が決定される。 (3) 随時改定は,固定的賃金に変動があり従前の標準報酬月額に比べて2等級以上の差 が生じたときに行われる。 (4) 標準賞与額は,原則として被保険者が受けた月の賞与額の 1,000 円未満の端数を切 り捨てた額である。 (5) 同一月に2回に分けて賞与が支払われた場合,合算した額が標準賞与額の対象とさ れる。 厚生年金保険の標準報酬月額・標準賞与額(【テキスト1】69~78 頁)

(26)

正解(2) 定時決定は,毎年7月1日現在の被保険者を対象に,原則として4月,5月,6月の3 ヵ月間に受けた報酬の月平均額を基準に決定される。 [問-13]厚生年金保険および国民年金の受給権等について,誤っているものは次のうち どれですか。 (1) 年金は,支給すべき事由が生じた月の翌月分から権利が消滅した月の前月分まで支 給される。 (2) 繰上げ支給の老齢基礎年金は,請求日の属する月の翌月分から支給される。 (3) 社会保険審査官に対する審査請求は,厚生労働大臣による年金給付等の処分を知っ た日の翌日から原則として3ヵ月以内に行わなければならない。 (4) 未支給年金を受けることができる者の範囲は,死亡した者と生計を同じくしていた 配偶者,子,父母,孫,祖父母,兄弟姉妹またはこれらの者以外の3親等内の親族で ある。 (5) 年金の受給権は,原則として他人に譲り渡し,担保に供し,差し押えることはでき ない。 厚生年金保険・国民年金の受給権(【テキスト1】105~116 頁) 正解(1) 年金は,支給すべき事由が生じた月の翌月分から支給され,権利が消滅した月分まで支 給される。 [問-14]老齢基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 厚生年金保険の被保険者期間のうち 20 歳前の期間は,老齢基礎年金の年金額の基 礎とされない。 (2) 保険料半額免除の承認を受けた期間の納付すべき保険料を納付しない場合,老齢基 礎年金の年金額に反映されない。 (3) 50 歳未満の保険料の納付猶予制度の適用を受けた期間は,保険料の追納がなければ 老齢基礎年金の年金額の基礎とされない。 (4) 66 歳前から遺族厚生年金を受給している者は,老齢基礎年金の繰下げ支給の申出を することができない。 (5) 付加年金を受給できる者が老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,付加年金は増額さ れない。 老齢基礎年金(【テキスト2】3~20 頁) 正解(5) 付加年金を受給できる者が老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,老齢基礎年金と同じ増 額率で増額された付加年金を受給することができる。

(27)

[問-15]老齢基礎年金の受給資格期間(合算対象期間等)に算入されない期間は,次の うちどれですか。 (1) 日本の永住許可を取得した者が国民年金に任意加入した 60 歳以上 65 歳未満の期間 のうち,保険料を納付しなかった期間 (2) 日本国籍を有している海外居住者が国民年金に任意加入した期間のうち,保険料を 納付しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (3) 平成3年3月までの学生であった期間のうち,国民年金に任意加入できた者が任意 加入しなかった 20 歳以上 60 歳未満の期間 (4) 学生納付特例制度の適用を受けた期間のうち,保険料が追納されなかった期間 (5) 被用者年金制度の加入者の配偶者で国民年金に任意加入したが,保険料を納付しな かった 20 歳以上 60 歳未満の期間 老齢基礎年金の合算対象期間(【テキスト2】3~6頁) 正解(1) 国民年金に任意加入して保険料を納付しなかった 60 歳以上 65 歳未満の期間は受給資格 期間に算入されない。 [問-16]配偶者(妻)の老齢基礎年金に加算される振替加算について,正しいものは次 のうちどれですか。 (1) 夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢または 65 歳に達する前でも,妻が 65 歳に達すれば加算される。 (2) 受給権者(妻)が,被保険者期間 240 ヵ月以上ある老齢厚生年金を受給できる場合 は加算されない。 (3) 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,振替加算も同じ増額率で増額して加算される。 (4) 満額の老齢基礎年金を受給できる場合,加算されない。 (5) 振替加算の額は,夫の生年月日に応じて定められている。 老齢基礎年金の振替加算(【テキスト2】12~15 頁) 正解(2) 振替加算は,配偶者(妻)が 65 歳に達しても,夫の老齢厚生年金の定額部分の支給開 始年齢または 65 歳に達するまでは加算されない。 老齢基礎年金を繰下げ受給した場合,老齢基礎年金は増額されるが,振替加算は増額さ れない。 振替加算の額は,配偶者(妻)の生年月日に応じて定められており,満額の老齢基礎年 金を受給できる者であっても加算される。 [問-17]昭和 33 年4月2日生まれの民間会社のみに勤務した者に支給される特別支給

(28)

の老齢厚生年金について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 一般男子の場合,60 歳から報酬比例部分のみを繰上げ受給し,老齢基礎年金は 65 歳から受給できる。 (2) 女子の場合,報酬比例部分の支給開始年齢は 61 歳である。 (3) 厚生年金保険の被保険者期間が 40 年あり退職している者は,報酬比例部分の支給 開始と同じ年齢から定額部分も支給される。 (4) 障害等級3級の状態にある在職者(被保険者)は,支給開始年齢についての障害者 特例の対象とされる。 (5) 老齢基礎年金の受給資格期間を満たし,厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上 あれば支給される。 特別支給の老齢厚生年金(【テキスト2】22~29 頁) 正解(2) 一般男子が 60 歳から報酬比例部分を繰上げ受給する場合,老齢基礎年金も同時に繰上 げ受給しなければならない。 いわゆる長期加入者の特例は,第1号厚生年金被保険者期間が 44 年以上あり退職して いる者が対象とされる。 いわゆる障害者の特例は,退職している者が対象とされる。 特別支給の老齢厚生年金の受給要件のひとつに,厚生年金保険の被保険者期間が1年以 上あることがある。 [問-18]雇用保険の失業給付(基本手当)および基本手当と特別支給の老齢厚生年金と の併給調整等について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 求職の申込みは,住所地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)で行う。 (2) 自己都合の離職理由による基本手当の給付制限期間中についても,年金は支給停止 される。 (3) 雇用保険の被保険者期間が 10 年以上 20 年未満で,定年退職や自己都合による離職 の場合の基本手当の所定給付日数は 150 日である。 (4) 基本手当の所定給付日数は,一般の受給資格者より就職困難者(障害者等)の方が 多い。 (5) 基本手当の受給期間内であっても,基本手当が1日も支給されない月の年金は支給 される。 雇用保険の失業給付(基本手当)と老齢厚生年金の併給調整(【テキスト3】16~28 頁) 正解(3) 基本手当の所定給付日数は,雇用保険の被保険者期間が 10 年以上 20 年未満で定年退職 や自己都合による離職の場合は 120 日である(年齢区分はない)。

(29)

[問-19]老齢厚生年金に加算される配偶者加給年金額について,誤っているものは次の うちどれですか。 (1) 受給権者の生年月日に応じた特別加算がある。 (2) 配偶者が 20 年以上の被保険者期間のある特別支給の老齢厚生年金を受給している 場合は,支給停止される。 (3) 配偶者の前年の年収が 130 万円以上ある場合には,加算されない。 (4) 配偶者が障害等級3級の障害厚生年金を受給している場合は,支給停止される。 (5) 加給年金額が加算される年齢に達したときに対象となる配偶者が 65 歳に達してい る場合,加算されない。 老齢厚生年金の加給年金額(【テキスト2】38~40 頁) 正解(3) 配偶者加給年金額の対象となる生計を維持されている者とは,受給権者と生計を同じく している者で,将来にわたって一定額(年収 850 万円・所得では 655.5 万円)以上の収入 を得られない者である。 [問-20]65 歳以上の厚生年金保険の被保険者等の在職老齢年金制度について,誤ってい るものは次のうちどれですか。 (1) 基本月額は,加給年金額,経過的加算を含めないで算出する。 (2) 総報酬月額相当額は,60 歳台前半の在職老齢年金と同様の算式を用いて算出する。 (3) 基本月額と総報酬月額相当額を合算して 46 万円を超える場合,超えた額に相当す る額が支給停止される。 (4) 在職老齢年金として年金が一部でも支給されている間,加給年金額は支給停止され ずに全額が支給される。 (5) 70 歳以上の被用者にも適用される。 65 歳以上の在職老齢年金(【テキスト3】2~14 頁) 正解(3) 基本月額と総報酬月額相当額の合計額が 46 万円を超えるときは,超えた額の2分の1 相当額が支給停止される。 [問-21]障害基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 初診日の前日において初診日の属する月の前々月までの全被保険者期間のうち3 分の1を超える保険料未納期間がなければ,保険料納付要件を満たしたものとされる。 (2) 平成 38 年4月1日前に初診日(65 歳未満に限る)がある場合,初診日の属する月 の前々月までの直近の1年間に保険料未納期間がなければ,保険料納付要件を満たし たものとされる。 (3) 初診日が 20 歳前にある障害については,対象とされない。

(30)

(4) 障害認定日は,原則として初診日から起算して1年6ヵ月を経過した日またはそれ までに治った日(症状が固定した日を含む)である。 (5) 受給権取得後に子が出生したときは,出生した日の属する月の翌月分から子の加算 額が加算される。 障害基礎年金(【テキスト4】3~9,11~13 頁) 正解(3) 20 歳前に初診日のある障害についても障害基礎年金の対象とされる。 [問-22]障害厚生年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病による障害であれば,その障害 認定日が国民年金の第1号被保険者期間中であっても対象とされる。 (2) 障害厚生年金の年金額を計算する場合,20 歳未満の厚生年金保険の被保険者期間も 算入される。 (3) 障害厚生年金の年金額は,障害認定日の属する月までの被保険者期間により計算さ れる。 (4) 対象者がいれば,障害等級1級・2級・3級の障害厚生年金に加給年金額が加算さ れる。 (5) 障害の程度が増進した場合の請求による年金額の増額改定は,請求のあった月の翌 月分から行われる。 障害厚生年金(【テキスト4】26~38,46,47 頁) 正解(4) 障害等級1級または2級の障害厚生年金には,対象者がいれば配偶者加給年金額が加算 される。3級の障害厚生年金には加給年金額は加算されない。 [問-23]遺族基礎年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 被保険者であった妻が死亡した場合,子のある夫または子に支給される。 (2) 子のある妻に対する遺族基礎年金は,妻の年齢を問わず支給される。 (3) 50 歳未満の国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けている期間中に死亡した 場合,支給対象とされない。 (4) 被保険者が死亡した当時胎児であった子が生まれたときは,出生した日の属する月 の翌月分から支給される。 (5) 年金額は,死亡した者の保険料納付済期間や保険料免除期間にかかわらず定額であ る。 遺族基礎年金(【テキスト5】2~10 頁) 正解(3)

(31)

50 歳未満の国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けている期間中に死亡した場合 でも,支給対象とされる。 [問-24]遺族厚生年金について,誤っているものは次のうちどれですか。 (1) 遺族厚生年金を受給できる遺族は,被保険者または被保険者であった者の配偶者, 子,父母,孫または祖父母である。 (2) 妻が死亡した当時,55 歳以上の夫に対する遺族厚生年金は,夫が遺族基礎年金を受 給できるときは,その間あわせて受給することができる。 (3) 受給資格期間が 25 年以上ある老齢厚生年金の受給権者が死亡したときに,支給さ れる。 (4) 障害等級1級または2級の障害厚生年金の受給権者が死亡したときに支給される。 (5) 退職した者が,被保険者期間中に初診日がある傷病により,初診日から 10 年以内 に死亡したときに支給される。 遺族厚生年金(【テキスト5】12~28 頁) 正解(5) 遺族厚生年金は,厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病により,初診日か ら5年以内に死亡したときに支給される。 [問-25]遺族厚生年金の中高齢寡婦加算について,正しいものは次のうちどれですか。 (1) 夫が死亡した当時,65 歳以上の妻に加算される。 (2) 遺族厚生年金の受給権者(妻)が厚生年金保険の被保険者の場合,中高齢寡婦加算 は支給停止される。 (3) 老齢厚生年金の受給権者(夫)が死亡した場合,その被保険者期間にかかわらず加 算される。 (4) 中高齢寡婦加算の額は,遺族基礎年金の年金額の3分の2に相当する額である。 (5) 遺族基礎年金を受給している間,中高齢寡婦加算は支給停止される。 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算(【テキスト5】23~25,28 頁) 正解(5) 中高齢寡婦加算は,夫の死亡の当時(子がいるときは遺族基礎年金の失権当時),40 歳 以上の妻に対して 65 歳に達するまでの間支給される。したがって,65 歳以上の妻には加 算されない。 中高齢寡婦加算は,遺族厚生年金の受給権者(妻)が厚生年金保険の被保険者であって も,支給される。 老齢厚生年金の受給権者が死亡した場合,保険料納付済期間,保険料免除期間および合 算対象期間を合算した期間が 25 年以上で,厚生年金保険の被保険者期間が原則として 20 年以上であれば中高齢寡婦加算が加算される。

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