平成20年1月15日
株式会社コマーシャル・アールイー
バブコック・アンド・ブラウン株式会社との事業提携と
当社における物流不動産への取り組みについて
~物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ~
バブコック・アンド・ブラウン株式会社との事業提携と
当社における物流不動産への取り組みについて
~物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ~
当社及び当社子会社である株式会社CRE投資顧問は、バブコック・アンド・ブラウン株式会社との間
で事業提携を行うことになりました。これにより、日本国内において共同で不動産ファンド事業を展
開していくことになります。当資料においては、以下の通り、当該事業提携及び当社における物流不
動産への取り組みについて説明いたします。
目次
Ⅰ.本事業提携の目的とその概要…3ページ
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)・・・4ページ~6ページ
②物流不動産の管理面積日本一のPM会社へ(PM事業の側面から)・・・7ページ~11ページ
③まとめ・・・12ページ
Ⅰ.本事業提携の目的とその概要
Ⅰ.本事業提携の目的とその概要
・アセットマネージャー バブコック・アンド・ブラウン㈱ ・物流不動産の供給元 ・プロパティマネージャー ㈱コマーシャル・アールイー ・サブアセットマネージャー ㈱CRE投資顧問 バブコック・アンド・ブラウン㈱社 が組成するファンドCREグループ
物流不動産の安定供給 供給目標額:300億円 (平成20年3月~平成21年3月(予定)) ファンドに組み入れた 物流不動産のPMの受託 サブアセットマネジメント 業務の受託 【当事業提携の概要】 バブコック・アンド・ブラウンがアセットマネジャーを務める日本国内の物流不動産を対象とした不動産ファンドに対 して、CREが開発した物流不動産を優先的に提供することにより、CRE及びCRE投資顧問の国内における物流不 動産開発事業、アセットマネジメント事業及びプロパティマネジメント事業の拡大を目的とします。 アセットマネジメント業務 の受託①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
(1)拡大する物流不動産市場安定的に拡大する供給量の推移に加え、道路網の整備等の要因から
①商圏の拡大を見込み、増加する企業の新規エリア開拓(物流のボーダーレス化)
②配送効率を求めて、増加する物流拠点の移転
⇒物流不動産の市場規模の拡大
●供給量の推移 ●圏央道をはじめとした道路網の整備 企業の物流の効率化に対する意識の向上(3PL事業の浸透)・企業の資産のオフバ ランスに対するニーズの高まり(利益指標の改善・持たざる経営へのシフト)もあり、 順調に拡大 97% ベルリン 96% ソウル 約40% 東京 100% ロンドン 整備率 都市名 海外主要都市の環状道路の整備率 資料:諸外国の関連資料に基づき、国土交通省で集計 資料:国土交通省発表の建築着工統計の使途別「倉庫」を集計 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 物流不動産(倉庫)の建築着工の推移(単位:千㎡)(2)今までの開発実績に裏打ちされた開発力 自社のPMとの連携及び設立当初から培った物流業者とのネットワークにより、いち早くオーナーの細やかなニーズ を察知し、当社が得意とするビルド・トゥ・スーツ型の開発を中心に数多くの開発実績を誇ります。
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
CREロジスクエア瑞穂A 所在地/東京都西多摩郡瑞穂町 【開発実績の一例】 CREロジスクエア鳥栖 所在地/佐賀県鳥栖市蔵上町 CREロジスクエア三郷 所在地/埼玉県三郷市上口 所在地/埼玉県加須市花崎CREロジスクエア加須 CREロジスクエア千葉北Ⅱ 所在地/千葉県千葉市稲毛区 CREロジスクエア瑞穂B 所在地/東京都西多摩郡瑞穂町物流不動産 (3)当社の戦略 自社の物流不動産のブランドである「CREロジスクエア」を、拡大する物流不動産の市場ニーズに応えるべく安定的に 市場に供給してまいります。
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
①物流不動産の安定供給(開発事業の側面から)
●当社の強みである会社設立時より培った質・量と もに充実した物流不動産に関する情報網をフルに 活用し、テナントニーズをいち早く察知し、物流 業者及び荷主のニーズに応えていきます。戦略を実行するための施策
戦略を実行するための施策
●当社の強みであるワンストップサービス(ポテン シャルの高い土地の選定に始まり、購入、プラン ニング、テナントリーシング、企画、設計、施工、 管理に至るまで)を提供すべく、人員の増員を含 めた体制の更なる強化を図ります。※市場規模等の数値はあくまでも当社の見込みによるものです。
市場の拡大に伴う
PM受託機会の増大
(PM市場の成長余力) 現在の物流不動産市場規模 (約1億坪超) 自家用倉庫 (縮小傾向) 自家用倉庫(70%) 約7,000万坪超 PMのターゲットとなる物流施設 (約30%超) 約3,000万坪超 PMのターゲットとなる物流施設 (約30%超) 約3,000万坪超 成長余力の 大幅な拡大 市場の拡大に伴う 物流不動産の増加分 (ファンド等のニーズの高まり) 将来の物流不動産市場 当社PMの事業領域 新たにPM受託市場へ流れた 既存ストック (証券化市場の発達に伴う) 当社PMの事業領域②物流不動産の管理面積日本一のPM会社へ(PM事業の側面から)
②物流不動産の管理面積日本一のPM会社へ(PM事業の側面から)
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
証券化市場の成熟に伴う
PM受託機会の増大
(1)拡大する物流不動産のPMニーズ(PM市場の潜在的な成長余力)(1)拡大する物流不動産のPMニーズ(PM市場の潜在的な成長余力)
要因:米国のREIT市場に比べ、伸びしろのある日本の物流不動産の証券化市場 ⇒日本のREIT市場全体の拡大
資料:World Bank「World Development Indicators Data Query」より 2006年の名目GDPを比較
資料:NAREIT REIT Watch December 2007 Issue及び日本の時価総額は2008 年1月11日終値を基に作成しています。 名目GDPにおいては、日本は米国の約33%であるが、REIT市場の時価総額は米国の約14%の市場規模しかない。 今後、日本のREIT市場が成熟し、市場規模が拡大すると見込まれる。 名目GDPの比較 米国 日本 ●米国の約33%の名目GDP
②物流不動産の管理面積日本一のPM会社へ(PM事業の側面から)
②物流不動産の管理面積日本一のPM会社へ(PM事業の側面から)
REIT市場の時価総額の比較 米国 日本 ●米国の約14%の市場規模Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
Ⅱ.物流不動産のトータルリーディングカンパニーへ向けて
(1)拡大する物流不動産のPMニーズ(PM市場の潜在的な成長余力) 要因:米国のREIT市場に比べ、伸びしろのある日本の物流不動産の証券化市場 ⇒日本のREIT市場全体の拡大に加え、市場において物流不動産が占めるウェイトの拡大 資料:物流不動産を主として扱う投資法人は、日本ロジスティクスファンド投資法人 、産業ファンド 投資法人を対象としています。時価総額は2008年1月11日終値を基に作成しています。 ●日本 ●米国資料:NAREIT REIT Watch December 2007 Issueを基に作成
日本の物流不動産に関する銘柄時価総額のJ-REITの時価総額に対する割合は、米国の物流不動産REIT市場の 約6分の1であり、今後の市場の拡大が見込まれる。