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公益財団法人地震予知総合研究振興会

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Academic year: 2021

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  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

  表紙

 

下版

〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町1-5-18 千代田ビル 事務局 TEL.03(3295)1966   FAX.03(3295)3136 地震防災調査研究部  理学部門 TEL.03(3295)5350 FAX.03(3295)3136  工学部門 TEL.03(3295)5344 FAX.03(3295)3136 交通のご案内 ① 地下鉄「神保町駅」から徒歩約5分 ② JR「御茶ノ水駅」から徒歩約7分 ③ 地下鉄「御茶ノ水駅」から徒歩約8分 ④ 地下鉄「新御茶ノ水駅」から徒歩約8分 ⑤ JR「水道橋駅」から徒歩約12分 公益財団法人

地震予知総合研究振興会

URL http://www.adep.or.jp

東濃地震科学研究所

交番 神保町交差点 三崎町交差点 三省堂 ミツワ 自動車ミツワ 自動車 三菱東京UFJ 銀行 駿台 予備校 山の上 ホテル 錦華 公園 錦華 公園 明大 リバティ タワー 明大中央 図書館 明大中央 図書館 お茶 の水 小学校 お茶 の水 小学校 日大 日大 経済 学部 日大 経済 学部 日大 経済 学部 日大 経済 学部 アテネ フランセ 明大 10号館 靖国通 り 地下鉄 神保町駅 A5出口 半蔵門線 都営新宿線 都営三田線 明大 白 山 通 り

地震予知総合研究振興会

(千代田ビル) カーマ ホームセンター 至・中津川 通行 で き ま せ ん 至・中津川 JR 中央線 中央自動車道 瑞浪 IC R19 化石博物館 トンネル 市民公園 この道を通っ てください 瑞浪市体育館 サイエンス・ ワールド 至・名古屋 至・名古屋 ホテル 瑞浪駅 JR 水道橋 JR 御茶ノ水 地下鉄 新御茶ノ水駅 B3出口(千代田線) ④ ① ② 地下鉄 御茶ノ水駅 2出口(丸ノ内線) ③ ① 中大 駿河台 記念館 三井住友 海上火災 日大 病院 杏雲堂 病院 ニコライ堂 ② ⑤

本 部

TEL.03(3295)1501 FAX.03(3295)1507

地震調査研究センター

交通のご案内 ① JR中央線「瑞浪駅」(名古屋駅から快速50分)   からタクシーで約10分 ② 中央自動車道「瑞浪I.C.」降りて約5分 〒509-6132 岐阜県瑞浪市明世町山野内1-63 TEL.0572(67)3105 FAX.0572(67)3108 URL http://www.tries.jp

東濃地震科学研究所

〒300-3261 茨城県つくば市花畑3-21-8 TEL.029(879)6855 FAX.029(879)6855

つくば観測技術センター

三井住友 銀行 三井住友 銀行 一方通行

公益財団法人

地震予知総合研究振興会

(2)

  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

P2│P3

 

下版

 我が国は、海と陸のプレートが押し合う変動帯の上にあり、 常に大小の地震に見舞われてきました。ひとたび大地震に 襲われた場合、国民の生命・財産の損失や社会経済への影 響はまさに国の命運を左右することにもなりかねません。 少なくとも大地震の発生を予知し、被害を最小限に抑えた いということは、私どもの悲願であります。  このため、斯界の英知を結集し、地震災害の軽減をはか るための地震予知および防災についての総合的な調査・研 究を推進することにより、科学技術の振興をはかり、もっ て国民の生命・財産の保全に寄与することを目的として、 1981年1月財団法人地震予知総合研究振興会は設立され、 2012年4月公益財団法人に移行しました。  当財団は、これまで30年以上にわたって、大学など関連 分野の専門的な学術・技術的知見を活用しつつ、政府や民 間の地震調査研究を支えるべく、総合的に調査・研究業務 を推進して参りました。この間、1995年に兵庫県南部地震、 2011年には東北地方太平洋沖地震と、言葉では言い表せな いほどの衝撃的な被害をもたらした大震災が相次ぎ、また 2016年には熊本地震も発生しました。このような災害が繰 り返されないよう、先端的な調査・観測技術を活用しつつ、 調査・研究に全力で取り組むことが私どもに課せられた使 命であると考えます。  最近では南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生が懸 念されています。我が国の地震災害を最小限にするため、 阪神・淡路大震災後に整備された陸域の地震観測網に加え、 東日本大震災の未曽有の地震・津波災害をうけて、海域に おいても観測網の抜本的拡充・強化が図られつつあります。 これらの新たな海と陸の一体的な観測網に関しても、私ど もの知識経験を最大限に活用する所存です。  今後も、地震予知および防災に関する社会的要請に積極 的に対応して参りますので、よろしくご指導・ご協力を賜 りますようお願い申し上げます。  我が国は、地震災害の歴史の事例に照らしましても、しばしば巨大な地 震発生により、多くの人命と社会的・経済的被害を蒙って参りました。そ のため、地震災害の軽減をはかるための地震予知および防災対策について は国民のより強い要請があります。  予想される東海地震など巨大地震の発生は、貴重な人命の損失はもとよ り、我が国の社会的・経済的発展に大きな影響を与えるものと危惧され、 昭和53(1978)年には地震観測技術・地震学の発展を背景とした「大規模 地震対策特別措置法」が施行されるなど、地震予知と防災とを結びつけた 形で、地震対策に特別の努力が払われるようになりました。  このような、地震予知及び防災に対する期待の高まりに応え、総合的な 地震対策を実現させるためには、地震に関するデータの蓄積と綿密な分析 に基づき、家屋・建物、ライフライン、各種産業施設など総てを対象とし、 さらに人間行動までも含めた地震予知および防災に関する調査・研究の促 進を図ることが求められます。このため、斯界の頭脳を効果的に結集し官 学民の協力により国民の生命・財産の保全に寄与することを目的として、 財団法人地震予知総合研究振興会は昭和56(1981)年 1 月に設立許可され ました。  その後、平成 7 (1995)年1月の阪神・淡路大震災を契機に我が国の地 震調査研究を推進することを目的として、同年11月に「地震調査研究セン ター」を、内陸地震等に関する調査研究および地域地震防災に寄与するため、 平成 9 (1997)年 4 月に岐阜県瑞浪市内に「東濃地震科学研究所」を、国 立研究開発法人防災科学技術研究所が進める地震観測網の整備に対応し、 平成11(1999)年 7 月に「研究業務支持機構」(平成24(2012)年 4 月に「つ くば観測技術センター」に名称変更)を、さらに地震防災に関する学術的・ 技術的諸課題について第三者的立場から総合評価を行い、その成果を社会 に還元することを目的として、平成17(2005)年 5 月に「地震防災評価機構」 (平成27(2015)年 4 月より地震防災調査研究部にて業務を実施)をそれ ぞれ設置しました。  平成24(2012)年 4 月からは、公益事業のさらなる推進のため、公益財 団法人へ移行し、当初からの理学・工学調査研究ならびに事務局を含む本 部と合わせて、本財団は、 4 組織で事業を展開しています。

ご あ い さ つ

公益財団法人 地震予知総合研究振興会

会 長

金沢 敏彦

財団の

設立趣旨と

経緯

沿 革

1980 財 団 法 人 と し て 誕 生 ( 1 9 8 1 年 1 月 ) 東 濃 地 震 科 学 研 究 所   発 足 ( 1 9 9 7 年 4 月 ) 研 究 業 務 支 持 機 構   発 足 ( 1 9 9 9 年 7 月 ) 1985 1990 地 震 調 査 研 究 セ ン タ ー   発 足 ( 1 9 9 5 年 11月 ) 1995 2000 地 震 防 災 評 価 機 構   発 足 ( 2 0 0 5 年 5 月 ) 2005 公 益 財 団 法 人 へ 移 行 ( 2 0 1 2 年 4 月 ) 地 震 防 災 評 価 機 構   廃 止 ( 2 0 1 5 年 6 月 ) 2015 地震調査研究センター 東濃地震科学研究所 つくば観測技術センター 本  部 事 業 推 進 管 理 部 解 析 部 地震防災調査研究部 研 究 部 門 支 援 部 門 企画推進グループ 技 術 グ ル ー プ 事 務 グ ル ー プ 評議員会 監  事 顧  問 参  与 事   務   局

財団の組織

理事会   会  長   理 事 長   専務理事   業務執行理事   理  事

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  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

P2│P3

 

下版

 我が国は、海と陸のプレートが押し合う変動帯の上にあり、 常に大小の地震に見舞われてきました。ひとたび大地震に 襲われた場合、国民の生命・財産の損失や社会経済への影 響はまさに国の命運を左右することにもなりかねません。 少なくとも大地震の発生を予知し、被害を最小限に抑えた いということは、私どもの悲願であります。  このため、斯界の英知を結集し、地震災害の軽減をはか るための地震予知および防災についての総合的な調査・研 究を推進することにより、科学技術の振興をはかり、もっ て国民の生命・財産の保全に寄与することを目的として、 1981年1月財団法人地震予知総合研究振興会は設立され、 2012年4月公益財団法人に移行しました。  当財団は、これまで30年以上にわたって、大学など関連 分野の専門的な学術・技術的知見を活用しつつ、政府や民 間の地震調査研究を支えるべく、総合的に調査・研究業務 を推進して参りました。この間、1995年に兵庫県南部地震、 2011年には東北地方太平洋沖地震と、言葉では言い表せな いほどの衝撃的な被害をもたらした大震災が相次ぎ、また 2016年には熊本地震も発生しました。このような災害が繰 り返されないよう、先端的な調査・観測技術を活用しつつ、 調査・研究に全力で取り組むことが私どもに課せられた使 命であると考えます。  最近では南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生が懸 念されています。我が国の地震災害を最小限にするため、 阪神・淡路大震災後に整備された陸域の地震観測網に加え、 東日本大震災の未曽有の地震・津波災害をうけて、海域に おいても観測網の抜本的拡充・強化が図られつつあります。 これらの新たな海と陸の一体的な観測網に関しても、私ど もの知識経験を最大限に活用する所存です。  今後も、地震予知および防災に関する社会的要請に積極 的に対応して参りますので、よろしくご指導・ご協力を賜 りますようお願い申し上げます。  我が国は、地震災害の歴史の事例に照らしましても、しばしば巨大な地 震発生により、多くの人命と社会的・経済的被害を蒙って参りました。そ のため、地震災害の軽減をはかるための地震予知および防災対策について は国民のより強い要請があります。  予想される東海地震など巨大地震の発生は、貴重な人命の損失はもとよ り、我が国の社会的・経済的発展に大きな影響を与えるものと危惧され、 昭和53(1978)年には地震観測技術・地震学の発展を背景とした「大規模 地震対策特別措置法」が施行されるなど、地震予知と防災とを結びつけた 形で、地震対策に特別の努力が払われるようになりました。  このような、地震予知及び防災に対する期待の高まりに応え、総合的な 地震対策を実現させるためには、地震に関するデータの蓄積と綿密な分析 に基づき、家屋・建物、ライフライン、各種産業施設など総てを対象とし、 さらに人間行動までも含めた地震予知および防災に関する調査・研究の促 進を図ることが求められます。このため、斯界の頭脳を効果的に結集し官 学民の協力により国民の生命・財産の保全に寄与することを目的として、 財団法人地震予知総合研究振興会は昭和56(1981)年 1 月に設立許可され ました。  その後、平成 7 (1995)年1月の阪神・淡路大震災を契機に我が国の地 震調査研究を推進することを目的として、同年11月に「地震調査研究セン ター」を、内陸地震等に関する調査研究および地域地震防災に寄与するため、 平成 9 (1997)年 4 月に岐阜県瑞浪市内に「東濃地震科学研究所」を、国 立研究開発法人防災科学技術研究所が進める地震観測網の整備に対応し、 平成11(1999)年 7 月に「研究業務支持機構」(平成24(2012)年 4 月に「つ くば観測技術センター」に名称変更)を、さらに地震防災に関する学術的・ 技術的諸課題について第三者的立場から総合評価を行い、その成果を社会 に還元することを目的として、平成17(2005)年 5 月に「地震防災評価機構」 (平成27(2015)年 4 月より地震防災調査研究部にて業務を実施)をそれ ぞれ設置しました。  平成24(2012)年 4 月からは、公益事業のさらなる推進のため、公益財 団法人へ移行し、当初からの理学・工学調査研究ならびに事務局を含む本 部と合わせて、本財団は、 4 組織で事業を展開しています。

ご あ い さ つ

公益財団法人 地震予知総合研究振興会

会 長

金沢 敏彦

財団の

設立趣旨と

経緯

沿 革

1980 財 団 法 人 と し て 誕 生 ( 1 9 8 1 年 1 月 ) 東 濃 地 震 科 学 研 究 所   発 足 ( 1 9 9 7 年 4 月 ) 研 究 業 務 支 持 機 構   発 足 ( 1 9 9 9 年 7 月 ) 1985 1990 地 震 調 査 研 究 セ ン タ ー   発 足 ( 1 9 9 5 年 11月 ) 1995 2000 地 震 防 災 評 価 機 構   発 足 ( 2 0 0 5 年 5 月 ) 2005 公 益 財 団 法 人 へ 移 行 ( 2 0 1 2 年 4 月 ) 地 震 防 災 評 価 機 構   廃 止 ( 2 0 1 5 年 6 月 ) 2015 地震調査研究センター 東濃地震科学研究所 つくば観測技術センター 本  部 事 業 推 進 管 理 部 解 析 部 地震防災調査研究部 研 究 部 門 支 援 部 門 企画推進グループ 技 術 グ ル ー プ 事 務 グ ル ー プ 評議員会 監  事 顧  問 参  与 事   務   局

財団の組織

理事会   会  長   理 事 長   専務理事   業務執行理事   理  事

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  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

P4│P5

 

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主要業務の紹介

地震防災調査研究部は、地震発生を予測し、国民の生命・ 財産の被害を最小限に抑えることを目的に、最新の高度 な学術的・技術的知見を基に全国の大学や研究機関の第 一線の研究者のご協力を得ながら、調査・研究を行うと ともに、学術的あるいは技術的課題についての総合的な 評価を行っています。

地震防災調査研究部

高密度微小地震観測による地震モニタリング調査研究 新潟市西蒲区 新潟市南区 田上町 出雲崎町 三条市 燕市 見附市 長岡市 柏 市 小千谷市 弥彦村 刈羽村 0 2.5 5 7.5 10km 地震観測点+GPS観測点 地震観測点 電気・電話 GPSアンテナ コンクリート 基礎 強震計 高感度地震計 深さ1.5m 引込柱 地上筺体 A/D変換器 コントロールユニット 電源ユニット テレメータ装置 深さ 50~100m

調査研究事業

 地震現象の解明と地震災害の軽減に関して、近年発展が めざましいこの分野の新しい知見を基に、次の事業につい て調査・研究を行っています。 ●サイスモテクトニクス(地震地体構造)に関する研究 ●古地震に関する調査研究 ●地震予知防災に関する調査研究 ●地震津波被害に関する調査研究 ●高密度観測による地震活動モニタリング ●ライフライン施設に関する被害要因・対策・復旧に関す る調査研究 ●斜面崩壊に関する要因分析および対策に関する調査研究 ●造成地盤・盛土被害に関する要因分析および対策に関す る調査研究 ●構造物被害に関する要因分析および対策に関する調査研 究 ●エネルギー施設・基地に構築された各種構造物の長周期 地震動に対する要因分析および防災に関する調査研究

研究助成

●地震発生時における緊急観測調査資金の助成 ●研究者の国際交流に対する助成 ●外部関係者の研究に対する助成

研究成果の社会への還元・普及啓発活動

●地震の予知および防災に関する情報・資料の収集、提供 ●地震の予知および防災に関する講演会・シンポジウム等 の開催 ●地震にかかわる学術および啓発のための出版物の発行

地殻活動総合観測と観測機器の開発

 当研究所ではボアホール地殻活動総合観測計器を開発するとと もにボアホール観測点を構築し、地殻活動の研究を行っています。  地殻活動総合観測計器により観測されたデータを解析すること により、2004年のスマトラ地震や2011年の東北地方太平洋沖地震 など発生した地震についての情報を得ることができます。また、 深部低周波地震に関する研究や地震動と地下水位変化の関連など 地殻活動に関する研究も行っています。右の図は陶史の森観測点 (TOS:震央距離約600km)で観測された東北地方太平洋沖地震 の応力地震動を示しています。これから応力の状態が推定できま す。

地震防災

 当研究所では地域の地震防災の研究も行っています。超高密度 地震観測により、地盤による地震動の違いを調査しています。また、 懸念されている東海地震・東南海地震の同時発生にそなえて家屋 の耐震性調査をしています。中山間地域における総合的な地震防 ボアホールの構造と地殻活動総合観測装置 屏風山観測点(BYB) 観測局舎 孔口 崖錐性堆積物 瑞浪層群 濃飛流紋岩 美濃帯 200m 700m 1,000m 花     崗     岩     類 孔径:123.0mm 1,020m ケーブルサポート部 ケーブルヘッド部 無線・地震計部 A/D・基板部 傾斜計(Y成分) 水平歪計(4成分) 斜め歪計(2成分) 垂 直 歪 計 ウエイト部 傾斜計(X成分) 水晶温度計 ディテクタ基板部 モーター制御基板部 磁力方位計(4成分) 全長:9.3m (本体:6.3m、ウエイト部:3.0m) 重量:230kg (本体:150kg、ウエイト部:80kg) 歪計受感部径:66.0mm

主要業務の紹介

東濃地震科学研究所

東北地方太平洋沖地震(M9.0) 応力地震動 & 地震動 応力地震動 地震動 内陸地震発生のメカニズムの解明と東濃地域などの地震防 災を目的として、平成9(1997)年、地元の全面的なご協力 の下に、岐阜県瑞浪市に設置されました。内陸地震の研究では、 地下深部における地震波、歪、応力、地下水などの観測研 究が重要です。主な施設としては深地層研究施設なども利用 して構築した深部ボアホールの群列観測網があります。 平成15年(2003)年十勝沖地震における長周期地震動による苫小牧市 の石油コンビナートの被害事例(㈱八州提供) 平成16(2004)年 新潟県中越地震における国道17号線崩壊箇所で見ら れたライフライン各種埋設管の被害(基礎地盤コンサルタンツ㈱森本氏提供) 東濃地震科学研究所のボアホール観測網, MIU:瑞浪超深地層研究所 MIUの図は、日本原子力研究開発機構(JAEA)のホームページから引用 Tokyo Nagoya Region Tono 地震計(3成分) 傾斜計(2成分) 磁力計(3成分) 高精度温度計 水平応力計(4成分) 垂直応力計(2成分) 地殻活動総合観測装置 観測井 地下 512.0m 内径 126.0mm 内径 158.7mm 内径 215.9mm 内径 311.2mm 地下 470.0m 地下 152.1m 地下 32.9m セメント固め 観測棟 観測点 ボアホールの構造と計器 数字はボアホールの深度(m)

(5)

  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

P4│P5

 

下版

主要業務の紹介

地震防災調査研究部は、地震発生を予測し、国民の生命・ 財産の被害を最小限に抑えることを目的に、最新の高度 な学術的・技術的知見を基に全国の大学や研究機関の第 一線の研究者のご協力を得ながら、調査・研究を行うと ともに、学術的あるいは技術的課題についての総合的な 評価を行っています。

地震防災調査研究部

高密度微小地震観測による地震モニタリング調査研究 新潟市西蒲区 新潟市南区 田上町 出雲崎町 三条市 燕市 見附市 長岡市 柏 市 小千谷市 弥彦村 刈羽村 0 2.5 5 7.5 10km 地震観測点+GPS観測点 地震観測点 電気・電話 GPSアンテナ コンクリート 基礎 強震計 高感度地震計 深さ1.5m 引込柱 地上筺体 A/D変換器 コントロールユニット 電源ユニット テレメータ装置 深さ 50~100m

調査研究事業

 地震現象の解明と地震災害の軽減に関して、近年発展が めざましいこの分野の新しい知見を基に、次の事業につい て調査・研究を行っています。 ●サイスモテクトニクス(地震地体構造)に関する研究 ●古地震に関する調査研究 ●地震予知防災に関する調査研究 ●地震津波被害に関する調査研究 ●高密度観測による地震活動モニタリング ●ライフライン施設に関する被害要因・対策・復旧に関す る調査研究 ●斜面崩壊に関する要因分析および対策に関する調査研究 ●造成地盤・盛土被害に関する要因分析および対策に関す る調査研究 ●構造物被害に関する要因分析および対策に関する調査研 究 ●エネルギー施設・基地に構築された各種構造物の長周期 地震動に対する要因分析および防災に関する調査研究

研究助成

●地震発生時における緊急観測調査資金の助成 ●研究者の国際交流に対する助成 ●外部関係者の研究に対する助成

研究成果の社会への還元・普及啓発活動

●地震の予知および防災に関する情報・資料の収集、提供 ●地震の予知および防災に関する講演会・シンポジウム等 の開催 ●地震にかかわる学術および啓発のための出版物の発行

地殻活動総合観測と観測機器の開発

 当研究所ではボアホール地殻活動総合観測計器を開発するとと もにボアホール観測点を構築し、地殻活動の研究を行っています。  地殻活動総合観測計器により観測されたデータを解析すること により、2004年のスマトラ地震や2011年の東北地方太平洋沖地震 など発生した地震についての情報を得ることができます。また、 深部低周波地震に関する研究や地震動と地下水位変化の関連など 地殻活動に関する研究も行っています。右の図は陶史の森観測点 (TOS:震央距離約600km)で観測された東北地方太平洋沖地震 の応力地震動を示しています。これから応力の状態が推定できま す。

地震防災

 当研究所では地域の地震防災の研究も行っています。超高密度 地震観測により、地盤による地震動の違いを調査しています。また、 懸念されている東海地震・東南海地震の同時発生にそなえて家屋 の耐震性調査をしています。中山間地域における総合的な地震防 ボアホールの構造と地殻活動総合観測装置 屏風山観測点(BYB) 観測局舎 孔口 崖錐性堆積物 瑞浪層群 濃飛流紋岩 美濃帯 200m 700m 1,000m 花     崗     岩     類 孔径:123.0mm 1,020m ケーブルサポート部 ケーブルヘッド部 無線・地震計部 A/D・基板部 傾斜計(Y成分) 水平歪計(4成分) 斜め歪計(2成分) 垂 直 歪 計 ウエイト部 傾斜計(X成分) 水晶温度計 ディテクタ基板部 モーター制御基板部 磁力方位計(4成分) 全長:9.3m (本体:6.3m、ウエイト部:3.0m) 重量:230kg (本体:150kg、ウエイト部:80kg) 歪計受感部径:66.0mm

主要業務の紹介

東濃地震科学研究所

東北地方太平洋沖地震(M9.0) 応力地震動 & 地震動 応力地震動 地震動 内陸地震発生のメカニズムの解明と東濃地域などの地震防 災を目的として、平成9(1997)年、地元の全面的なご協力 の下に、岐阜県瑞浪市に設置されました。内陸地震の研究では、 地下深部における地震波、歪、応力、地下水などの観測研 究が重要です。主な施設としては深地層研究施設なども利用 して構築した深部ボアホールの群列観測網があります。 平成15年(2003)年十勝沖地震における長周期地震動による苫小牧市 の石油コンビナートの被害事例(㈱八州提供) 平成16(2004)年 新潟県中越地震における国道17号線崩壊箇所で見ら れたライフライン各種埋設管の被害(基礎地盤コンサルタンツ㈱森本氏提供) 東濃地震科学研究所のボアホール観測網, MIU:瑞浪超深地層研究所 MIUの図は、日本原子力研究開発機構(JAEA)のホームページから引用 Tokyo Nagoya Region Tono 地震計(3成分) 傾斜計(2成分) 磁力計(3成分) 高精度温度計 水平応力計(4成分) 垂直応力計(2成分) 地殻活動総合観測装置 観測井 地下 512.0m 内径 126.0mm 内径 158.7mm 内径 215.9mm 内径 311.2mm 地下 470.0m 地下 152.1m 地下 32.9m セメント固め 観測棟 観測点 ボアホールの構造と計器 数字はボアホールの深度(m)

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  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

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地震調査研究センターは、平成7(1995)年の阪神・淡路 大震災を契機として、我が国の地震調査研究を推進するた めに設置されました。 活断層の詳細位置情報等に関する調査研究の例: 長野盆地西縁断層帯南端付近(麻績断層)の判読結果 (国土地理院の数値地図25000「長野」に加筆)

主要業務の紹介

地震調査研究センター

地震調査研究センターでは、 ●地震調査研究推進本部の評価等支援事業 (地震調査研究推進本部ホームページ:http//www.jishin.go.jp/) ●活断層の詳細位置情報等に関する調査研究 等の業務を行っております。

主要業務の紹介

つくば観測技術センター

地震・津波・火山観測網の整備、維持管理

 つくば観測技術センターでは、地震火山観測網及び地震 津波観測網の整備・維持管理に関する業務を行っています。 ●観測施設の整備  新しい観測施設の整備、既存の施設の移設にあたって は、地質・工事条件を考慮し、計画された地域内で地震 観測に最適な場所の選定調査及び観測施設整備に関する 工程管理を行っています。 ●観測施設の維持管理  基盤的地震観測網は、全国に展開する多数の観測点が あります。厳しい環境に置かれるセンサーの状態を監視 して不具合を見つけ調査し、修理計画を立案して作業の 管理を行います。また、観測点での施設・機器の点検・ 更新、修理作業のほか、周囲の草木など観測への障害調 査を行い、安定した観測を続けるための修繕や環境整備 作業を行っています。

地震観測データ・成果の品質向上

 地震観測データの品質向上を図るため、地震計の性能 向上を目指した技術開発、調査並びに観測装置の安定し た稼動のために観測装置の設置や施設の改良研究を行っ ています。

観測データの品質管理

 リアルタイムで観測される地震の波形の検測(P波の到 着時刻、極性、S波の到着時刻、波形の最大振幅などの読 み取り)作業を行っています。長期にわたるデータの解析 を行い、故障しているセンサーの発見など観測の品質管理 を行っています。 

観測データ処理システムの総合管理

 リアルタイムで観測される地震観測データ処理、システ ム運用管理及び観測データの流通監視に関する業務を行っ ています。 つくば観測技術センターは、地震及び火山観測技術に関 する調査・研究開発並びに地震・火山観測網の整備・維 持運用等に関する業務を行うため、平成11(1999)年に発足 しました。

火山観測データの監視

観測データの読み取りに加え、モニターにより異常デー タの監視を行っています。 観測装置の引上げ再設置作業 公益財団法人地震予知総合研究振興会 〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町一丁目 5 番地18号 会長(代表理事) 金沢 敏彦 平成24(2012)年 4 月 1 日 法人成立年月日 昭和56(1981)年 1 月22日 (平成24年 4 月 1 日に新制度の公益財団法人に移行) 3 億円 地震予知に関する科学技術を発展させ、地震災害の軽減をはかることが社会的に強く要 請されていることに鑑み、地震予知及び防災についての総合的な研究を推進することに より科学技術の振興を図り、もって国民の生命・財産の保全に寄与する。 ( 1 ) 地震の予知及び防災に関する研究 ( 2 ) 地震の予知及び防災に関する研究の助成 ( 3 ) 地震の予知及び防災に関する知識の普及啓発 ( 4 ) その他この法人の目的を達成するために必要な事業 評議員 13名 理 事 11名  うち、会長(代表理事) 1 人、 専務理事(代表理事) 1 人、 業務執行理事 1 人は常勤 監 事  2 名 職 員 112名(うち、常勤100名、非常勤12名) (注)週 3 日以上当法人で勤務する者を常勤としている。 名    称 主たる事務所の所在地 代表者役職及び氏名 設 立 登 記 日 基 本 財 産 目    的 事    業 評議員、役員及び 職員の数 (平成30年 4 月 1 日現在)

法 人 の

基本情報

(7)

  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

P6│P7

 

下版

地震調査研究センターは、平成7(1995)年の阪神・淡路 大震災を契機として、我が国の地震調査研究を推進するた めに設置されました。 活断層の詳細位置情報等に関する調査研究の例: 長野盆地西縁断層帯南端付近(麻績断層)の判読結果 (国土地理院の数値地図25000「長野」に加筆)

主要業務の紹介

地震調査研究センター

地震調査研究センターでは、 ●地震調査研究推進本部の評価等支援事業 (地震調査研究推進本部ホームページ:http//www.jishin.go.jp/) ●活断層の詳細位置情報等に関する調査研究 等の業務を行っております。

主要業務の紹介

つくば観測技術センター

地震・津波・火山観測網の整備、維持管理

 つくば観測技術センターでは、地震火山観測網及び地震 津波観測網の整備・維持管理に関する業務を行っています。 ●観測施設の整備  新しい観測施設の整備、既存の施設の移設にあたって は、地質・工事条件を考慮し、計画された地域内で地震 観測に最適な場所の選定調査及び観測施設整備に関する 工程管理を行っています。 ●観測施設の維持管理  基盤的地震観測網は、全国に展開する多数の観測点が あります。厳しい環境に置かれるセンサーの状態を監視 して不具合を見つけ調査し、修理計画を立案して作業の 管理を行います。また、観測点での施設・機器の点検・ 更新、修理作業のほか、周囲の草木など観測への障害調 査を行い、安定した観測を続けるための修繕や環境整備 作業を行っています。

地震観測データ・成果の品質向上

 地震観測データの品質向上を図るため、地震計の性能 向上を目指した技術開発、調査並びに観測装置の安定し た稼動のために観測装置の設置や施設の改良研究を行っ ています。

観測データの品質管理

 リアルタイムで観測される地震の波形の検測(P波の到 着時刻、極性、S波の到着時刻、波形の最大振幅などの読 み取り)作業を行っています。長期にわたるデータの解析 を行い、故障しているセンサーの発見など観測の品質管理 を行っています。 

観測データ処理システムの総合管理

 リアルタイムで観測される地震観測データ処理、システ ム運用管理及び観測データの流通監視に関する業務を行っ ています。 つくば観測技術センターは、地震及び火山観測技術に関 する調査・研究開発並びに地震・火山観測網の整備・維 持運用等に関する業務を行うため、平成11(1999)年に発足 しました。

火山観測データの監視

観測データの読み取りに加え、モニターにより異常デー タの監視を行っています。 観測装置の引上げ再設置作業 公益財団法人地震予知総合研究振興会 〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町一丁目 5 番地18号 会長(代表理事) 金沢 敏彦 平成24(2012)年 4 月 1 日 法人成立年月日 昭和56(1981)年 1 月22日 (平成24年 4 月 1 日に新制度の公益財団法人に移行) 3 億円 地震予知に関する科学技術を発展させ、地震災害の軽減をはかることが社会的に強く要 請されていることに鑑み、地震予知及び防災についての総合的な研究を推進することに より科学技術の振興を図り、もって国民の生命・財産の保全に寄与する。 ( 1 ) 地震の予知及び防災に関する研究 ( 2 ) 地震の予知及び防災に関する研究の助成 ( 3 ) 地震の予知及び防災に関する知識の普及啓発 ( 4 ) その他この法人の目的を達成するために必要な事業 評議員 13名 理 事 11名  うち、会長(代表理事) 1 人、 専務理事(代表理事) 1 人、 業務執行理事 1 人は常勤 監 事  2 名 職 員 112名(うち、常勤100名、非常勤12名) (注)週 3 日以上当法人で勤務する者を常勤としている。 名    称 主たる事務所の所在地 代表者役職及び氏名 設 立 登 記 日 基 本 財 産 目    的 事    業 評議員、役員及び 職員の数 (平成30年 4 月 1 日現在)

法 人 の

基本情報

(8)

  地震予知総合研究振興会様

  2018事業案内パンフレット

  表紙

 

下版

〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町1-5-18 千代田ビル 事務局 TEL.03(3295)1966   FAX.03(3295)3136 地震防災調査研究部  理学部門 TEL.03(3295)5350 FAX.03(3295)3136  工学部門 TEL.03(3295)5344 FAX.03(3295)3136 交通のご案内 ① 地下鉄「神保町駅」から徒歩約5分 ② JR「御茶ノ水駅」から徒歩約7分 ③ 地下鉄「御茶ノ水駅」から徒歩約8分 ④ 地下鉄「新御茶ノ水駅」から徒歩約8分 ⑤ JR「水道橋駅」から徒歩約12分 公益財団法人

地震予知総合研究振興会

URL http://www.adep.or.jp

東濃地震科学研究所

交番 神保町交差点 三崎町交差点 三省堂 ミツワ 自動車ミツワ 自動車 三菱東京UFJ 銀行 駿台 予備校 山の上 ホテル 錦華 公園 錦華 公園 明大 リバティ タワー 明大中央 図書館 明大中央 図書館 お茶 の水 小学校 お茶 の水 小学校 日大 日大 経済 学部 日大 経済 学部 日大 経済 学部 日大 経済 学部 アテネ フランセ 明大 10号館 靖国通 り 地下鉄 神保町駅 A5出口 半蔵門線 都営新宿線 都営三田線 明大 白 山 通 り

地震予知総合研究振興会

(千代田ビル) カーマ ホームセンター 至・中津川 通行 で き ま せ ん 至・中津川 JR 中央線 中央自動車道 瑞浪 IC R19 化石博物館 トンネル 市民公園 この道を通っ てください 瑞浪市体育館 サイエンス・ ワールド 至・名古屋 至・名古屋 ホテル 瑞浪駅 JR 水道橋 JR 御茶ノ水 地下鉄 新御茶ノ水駅 B3出口(千代田線) ④ ① ② 地下鉄 御茶ノ水駅 2出口(丸ノ内線) ③ ① 中大 駿河台 記念館 三井住友 海上火災 日大 病院 杏雲堂 病院 ニコライ堂 ② ⑤

本 部

TEL.03(3295)1501 FAX.03(3295)1507

地震調査研究センター

交通のご案内 ① JR中央線「瑞浪駅」(名古屋駅から快速50分)   からタクシーで約10分 ② 中央自動車道「瑞浪I.C.」降りて約5分 〒509-6132 岐阜県瑞浪市明世町山野内1-63 TEL.0572(67)3105 FAX.0572(67)3108 URL http://www.tries.jp

東濃地震科学研究所

〒300-3261 茨城県つくば市花畑3-21-8 TEL.029(879)6855 FAX.029(879)6855

つくば観測技術センター

三井住友 銀行 三井住友 銀行 一方通行

公益財団法人

地震予知総合研究振興会

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