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スイッチドリラクタンスモータの駆動回路に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

スイッチドリラクタンスモータの駆動回路に関する研究( 内

容の要旨(Summary) )

Author(s)

程, 吉

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(工学) 甲第125号

Issue Date

2000-03-24

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/1846

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名(本籍) 程 吉(中華人民共和国) 学 位 の 種 類 博 士(工学) 学位記号番号 甲第125 号 学位授与年月 日 平成12 年 3 月 24 日 専 攻 電子情報システム工学専攻 学位論文題 目 スイッチドリラクタンスモータの駆動回路に関する研究 (A Study of Switched Reluctance Motor Drives)

学位論文審査委員 (主査)教 授 渡 逓 貞 司 (副査)教 授 阪 上 幸 男 教 授 野々村 修 一 助教授 王 道 洪 教 授 吉 田 昌 春

論文内容の要旨

構造的に簡単かつ堅牢であるスイッチドリラクタンスモータ(SRモータ)は低コス

ト,高効率の可能性があるため,電気自動車などへの適用について盛んに検討が行 われている。本研究はSRモータの駆動回路を開発することを目的とした。SRモー タの従来駆動回路では電流の立ち下がりが遅く,トルクを有効に引き出すための電 流の制御が比較的困難であった。また従来駆動回路のスイッチングはハードスイッ チング方式であり、スイッチング損失が多いなどの問題もある。■このような問題を 解決するため本研究では四種類の駆動回路を提案し、シミュレーションと実験より、 これらの駆動回路の有効性を確かめた。 提案回路1(共振形駆動回路)では,巻線とコンデンサを共振させることにより, ソフトスイッチングを行うようにしている。また,共振コンデンサの電圧を電源電 圧に加え合わせることにより,電流の立ち上がり速度を増加し,また補助回路の分 流で電流の立ち下がりを短縮し,有効トルクの大幅な増加が可能になった。提案回 路を用いてシミュレーション及び実験を行った。その結果,提案回路1は従来回路 にくらべて有効トルクが2.5倍程度に増加し,効率が数パーセント改善されること が明かになった。 提案回路2(スイッチング素子の少ない駆動回路)では,ソフトスイッチングを 利用している。またコンデンサの逆充電を利用することにより電流tailを速く切れ るので,負トルクを低減することが可能になった。提案回路を用いてシミュレーシ ョン及び実験を行い,提案回路2は従来回路より出力が10%(平均)程度以上,効率 が数パーセント増加することが明かになった。 提案回路3(補助回路にサイリスタを用いた駆動回路)では,ソフトスイッチン

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ー43-グを用いると共に,補助回路にサイリスタを利用しているためスイッチング損失が 提案回路2よりも少ない。また、コンデンサの充電を利用して電流tailを速く切っ ているため負トルクの発生が抑えられている。シミュレーション及び実験により, 提案回路3は従来回路より出力が17%程度,効率が2.2パーセント増加し,損失が 10%程度減少することが明かになった。 提案回路4(構成及び制御が簡単なソフトスイッチング駆動回路)では回路の大 幅な簡単化により,従来回路より半分程度のスイッチング素子でソフトスイッチン グを行うことができる。また,ソフトスイッチングの制御が簡単でコンデンサの共 振を利用し電流の立ち下がりを短縮しているため,負トルクの発生を抑えることが 可能になった。シミュレーション及び実験により,提案回路4は従来回路より出力 が7%程度,効率が2パーセント増加することが明かになった。

論文審査結果の要旨

本論文は、.スイッチドリラクタンスモータの駆動回路に関する研究成果をまとめ たものである。トルクを有効に引き出し、スイッチング損失を小さくし、制御を簡 単にするため、ソフトスイッチングを用いたいくつかの駆動回路を提案し、シミュ レーションと実験より、提案回路の有効性を確かめている。得られた成果は以下の ように要約される。 (1)提案回路1(共振形駆動回路)では,巻線とコンデンサを共振させることに より,ソフトスイッチングを行うようにしている。また,共振コンデンサの電圧を 電源電圧に加え合わせることにより,電流の立ち上がり速度を増加し,また補助回 路に分流させることで電流の立ち下がりを短縮し,有効トルクの大幅な増加が可能 になった。提案回路を用いてシミュレーション及び実験を行った。その結果,提案 回路1は従来回路にくらべて有効トルクが2.5倍程度に増加し,効率が数パーセン ト改善されることが明かになった。 (2)提案回路 2(スイッチング素子の少ない駆動回路)では,ソフトスイッチン グを利用している。またコンデンサの逆充電を利用することにより電流tailを速く 切ることができるので,負トルクを低減することが可能になった。提案回路を用い てシミュレーション及び実験を行い,提案回路2は従来回路より出力が10%(平均) 程度以上,効率が数パーセント増加することが明かになった。 (3)提案回路3(補助回路にサイリスタを用いた駆動回路)では,ソフトスイッ チングを用いると共に,補助回路にサイリスタを利用しているためスイッチング損 失が提案回路2よりも少ない。また、コンデンサの充電を利用して電流tailを速く 切っているため負トルクの発生が抑えられている。シミュレーション及び実験によ り,提案回路3は従来回路より出力が17%程度,効率が2.2パーセント増加し,損 失が10%程度減少することが明かになった。

(4)

-44-(4)提案回路4(構成及び制御が簡単なソフトスイッチング駆動回路)では回路 の大幅な簡単化により,従来回路より半分程度のスイッチング素子でソフトスイッ

チングを行うことができる。また,ソフトスイッチングの制御が簡単でコンデンサ

の共振を利用し電流の立ち下がりを短縮しているため,負トルクの発生を抑えるこ とが可能になった。シミュレーション及び実験により,提案回路4は従来回路より 出力が7%程度,効率が2パーセント増加することが明かになった。 以上の成果は、すでに日本電気学会論文誌1報、IEEE電気学会論文誌1報、IEEE 国際学会5報にわたり報告されている。従って、申請者の博士研究成果として十分 評価できるものと判定する。

最終試験結果の要旨

公聴会後に、学位論文に関連する口頭試問を行い、これを最終試験に代え、合格 と判定した。

参照

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