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日本自動車産業の中国進出 ―中国第一汽車(トヨタ)の雇用,賃金管理―

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Academic year: 2021

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日本自動車産業の中国進出

ー や 犀 第 一 庁 事

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井ヨタノの窟局、賃金管理一 専攻 教科・領域教育 コース 社会系 氏 名 楊 子 仲

はじめに

近年,中国の巨大市場を求めて多くの国の企 業が進出している.日本では,自動車産業が中 国である程度の成功を収めたが,先に進出して いる欧米の自動車産業には及ばない.中国市 場における欧米と日本の自動車産業の戦略で 最も異なっているのは,労務管理である.本論文 では,中国市場において日本の自動車産業が 欧米に勝つために,どのような労務管理改革が 必要となるのかを明らかにする. 本論文の構成は以下のようになっている. 第1章において中国の自動車産業の歴史、現 状と将来について概観し,第2章において中 国市場における日系自動車メーカーの戦略に ついて,第 3章において日系企業の雇用管理 を欧米企業と比較して問題点を明らかにし, 第 4章において日系企業としては最も成功し たトヨタと中国第一汽車の合弁会社の雇用, 賃金管理を概観して,中国市場で成功するた めに重要となる企業戦略は何かを明らかにす る.最後に総括と結論が述べられる. 第一章、中国自動車の歴史、現状と将来 中国自動車産業の発展プロセスは、 1950 年代半ば以後の創業期、 1960-70年代の「文 化大革命J期間を含む閉鎖・停滞期、 1980 指導教官 青 葉 楊 子 年代の開放、調整期、 1990年代以後の発展期 という 5つの段階に区分することができる。 1990年以後、中国の自動車産業は、中国経済 全体の成長の波に乗って、急成長を遂げてい る。自動車の生産量は、 1989年の約60万台 から 2003年の約450万台に増大し、高成長 を実現した白 WTO加盟後、外資との提携、 自動車産業の再編が成功すれば、将来的に中 国産の自動車の輸出競争力も高まると期待さ れる。 第二章、中国戦略一日系自動車メーカーの 進 出 中国に最初に進出した海外メーカーは、フォ ルクスワーゲン (1984年)で他社を大き く先行している。日系の自動車各社は出遅れ ている。ホンダは、 1998年12月に広州 汽車と合弁生産の契約を結び広州ホンダを設 立し、 1999年から「アコードjの生産を 開始した。 トヨタは、 2000年12月に、 第一汽車と天津トヨタ有限公司を設立し、「コ ースターjの製造を開始したD 日産は、 20

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年に東風汽車と合弁会社を設立し、翌年 から fサニーjの生産を開始した。現在、全 ての日本自動車メーカーが、既に中国マーケ ットに進出している。 一 37

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0-第三章、日系企業の雇用管理 中国に進出した日系企業は、二つのケース に大別される。一つは中国を輸出拠点とする 労働集約型の部品生産や組立て産業の企業で あり、もう一つは、中国国内の市場拡大を目 的とした企業進出である。前者は、独資企業 が多く、合弁企業の場合でも 50%以上の株を 所有し、経営原資のほとんどを日本企業が提 供する。これらの企業の多くは日本圏内にお いて賃金コスト面で国際競争力が低下しつつ あるためアジアニーズを求めて生産機能を移 転した。香港、台湾などで人事を育成して、 技術スタッフを帯同しているケースもある。 これらの企業は日本主導型の雇用、賃金管理 を行い、初期の段階から雇用労働者数が多く、 その後、急速に雇用者数を拡大させている。 他方、中国で、の圏内市場のシュア拡大を目的 として進出した日本企業の場合、中国の国有 企業との合弁企業の形態をとるケースが多い。 この場合、日本側が技術、生産管理を担当し、 中国側が採用、人事管理そして販売を担当す る。本章で、日系企業の具体の雇用、賃金管 理とその問題点を述べる。 第四章、中国第一汽車の雇用、賃金管理 中国第一汽車は、ここ数年、抜本的な経営 改革を進め、中国の固有企業の人員削減・人 材養成のモデ、ルケースにもなった。一汽にお いては、 90年代半ば以降から日本のトヨタ生 産方式を導入、作業グループによる改善や現 場の合理化、多能工化訓練などが実施された。 今後も生産現場においてその影響力がさらに 大きくなると考えられる白中国第一汽車は現 在の集団能率給(月奨励金)を基本に据える 現在の能率管理政策はあまり変化しないが、 日本型の現場作業集団による改善や合理化の 本格的な展開は必ず必要と考える。 おわりに 日本の自動車産業は、過去に、中国の国営 企業との合弁会社方式を採って、市場に参入 していった。その中で最も成功したのが中国 第一汽車とトヨタの合弁である。一汽におい ては、当初トヨタ生産方式が導入されて、あ る程度の成功を収めたが、先に市場に参入し ている欧米の自動車産業には及ばない。今後、 中国の巨大市場を求めて競争がますます激し くなることが予想され。また、中国圏内企業 においても、実力主義が採用されるなど経営 環境は一層厳しくなるであろう白中国におい ては、現地の行政機関との交渉、地元関係事 務の処理、従業員の募集及び総務、人事管理 等、中国固有の問題が多く存在するため、中 国側パートナーの果たす役割は大きい。中国 側の果たす役割に応じた経営権の配分、労働 者については、実力主義による給与支払い、 昇進等、能力のある労働者を企業内に確保で きるよう対策を講じでいく必要がある。 円 i 円 、 u

参照

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