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ネットワーク最適構成問題への禁断探索法の適用方法の比較

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Academic year: 2021

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2−A−4 2000年度日本オペレーションズ・リサーチ学会 秋季研究発表会

ネットワーク最適構成問題への禁断探索法の適用方法の比較

02302573富Ll」県立大学*田中祥晃TANAKAYoshiaki

(申請中)富山県立大学高木昇 TAKAGINoboru

O1401593富山県立大学 中島恭一NAKASHIMAKyoichi

困l−11叫

Z(x)=∑∑cり∬i,J+〃×

i=1J=i+1 (α×(月(p)一札)2+β×(r一霊皿))(5)

3 禁断探索法

禁断探索法は[5】,Ⅳ(∬)\(∬Ur)の中で最良の解 を次の解として選ぶ.rは,解の循環を避けるため に用意される,禁断リスト(短期メモリ)と呼ばれる 解集合である.このように,禁断探索法では常に,r 以外の新しい解に移行するため,rに最近探索した 解を含めていけばr以外の新しい角牢への移動が強制 され,短い周期のサイクリングを防ぐことができる. 禁断探索法では更に特定の変数を変更した頻度や探 索してきた解の特徴を長期に渡り記憶しておく長期 メモリにより,末探索の領域へ探索を方向づけして いる.また,rにより解の移動が禁止されている場 所でも,未探索の領域へ探索する可能性がある,現 在より最適な解を見つける可能性があるといった場 合,移動を許可するアスビレーション基準という特 例がある.

4 探索方法

近傍,禁断リスト,アスビレーション,長期メモ リには,様々なものが考えられるが,本研究では2 つの方法を提案し比較する.なお,近傍に付いては, 両方法とも共通で現在のトポロジーを1ビット反転

したものを用意する.つまり,枝数分の探索解が存

在する.

4.1 方法1

禁断リストは(fl,1,fl,2…f症f岬−1」叫)とし,上古,J

に杖の変換を禁lヒする回数を入れておく・rり=0な らば∬りの枝を変換できるが,‘り≠0ならばごi,jの 枝を変更することは許されない.禁1ヒ回数はごりの 枝が変換されるたびに一定値になり,探索が1回進 む(近傍を生成し,その中から評価値の低いものを 選ぶ)と全てのfから禁止回数を1減少させる・こ れにより,同じ枝を変換させて探索がサイクリング することを防ぐ.枝の禁止回数は比較した結果枝数 の1/2が良かったのでこれを使う・アスビレーショ ンは,禁断リストで∬りの変更がが禁止されていて

1 はじめに

本研究では,ネットワークの信頼性や遅延特性を一 定以上確保しつつ,総コストが最小になるような端 局間の回線網の構成問題など,信頼性を考慮したネッ トワークの最適構成問題を取り扱う.この種の問題 は組合せ最適化問題となり,ネットワークの規模が大 きくなるにつれ計算量が指数的に増加するため,効率 的な近似解法【1】が必要となる・我々はネットワー クの最適構成問題への様々なメタ戟略の適応を試み 【2】,その中でも禁断探索法の有効性を示し,その探 索の効率化を試みた【3ト 今回は,禁断探索法の効率良く解くための解法を 提案し,前回の方法と比較検討を行う.

2 ネットワーク最適構成問題

2.1 データ構造

グラフのデータ構造は,要素が(0,1)の隣接行列 を用いる.枝の状態をェi,j∈(0,1)(0‥接続されてい ない,1:接続されている)と表現した時,グラフの状

態は(町1,∬1,2・‥ヱi,j,彗Ⅳト1州)と表せる・これを

トポロジーと呼ぶ.

2.2 問題定義

グラフの仝端局間信板度月(p)を一定値月0以上 に確保し,かつ平均遅延時間rを一定値rTlα。以下 に確保しつつ,総コストZ(Ⅹ)が最小となるグラフを 求める.この組合せ最適化問題は以下のように定式 化される. t〃l−1ト呵

肪乃査m盲ze ‥ Z=∑ ∑c‘,j叛(1)

i=1j=j+1 ∫吻ecfね:R(p)≧穐 (2) r≦T,lα。 (3) この間題の評価関数を式(5)に示す.第2項以降は 制約を満足しなかった時,ペナルティとなる関数で ある.よって,値が小さくなるほど最適に近いグラ フとなる.なお,グラフの信頼度月(p)の計算につ いてはモンテカルロ・シミュレーションを用い,遅 を用いている. 延時間r[4】の計算には式 ”J =−ノ n 叫−1lⅣl

∑∑

岬∑瑚

町∑叫

Jり (4) r=

島台1Ci,ノーん

−196− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

もごりを変更する事で最適解が更新されるなら移動 できるようにする. 長期メモリは,暫定解(長期メモリを使用する前で 最も良い解)が更新されない回数をカウントし,その 回数が10回になると暫定解のトポロジーを仝反転さ せる操作を行う.そして,禁断リストの探索禁止回 数を初期化(fり=0)し暫定解に移動先の解を入れ 探索を続ける.

4.2 方法2(前回提案した方法【3])

禁断リストは長さ10の待ち行列にし,探索したト ポロジーを記録しておく.禁断リストに記録してあ るトポロジーと同じものが近傍にあれば,これらの トポロジーを近傍から削除する.アスビレーション は15回探索を行い最適解が更新されなければ,禁断 リストに含まれているトポロジーの中で最も評価値 の良い所へ遷移を行う.

長期メモリは(gml,1,hl,2…血砂抽伸一1州)

とし,枝ヱi,jの更新回数を抽偏にカウントする・長 期メモリの使い方は,閥値〟とパラメータACを用 意し,アスビレーション基準を連続実行した回数が ACを越えた時,長期メモリ内のカウント数が爪オ以 下の枝の場所は全て反転するとした.その際,長期 メモリ内のカウントを全て初期化する.〟,A(フの値 は(10,1)が最も良い結果が得られたのでこれを使う.

5 結果の比較

比較は,方法1と方法2,方法1の長期メモ リを外したものの3つで行う.扱う問題は枝数が 10,21,28,36,45,105,190本の完全グラフのネットワー クである.それぞれの問題に対して初期値を変え10 回の計算を行い,その平均をとる.図1ではある枝数 の問題に対して平均相対誤差を表したものである.サ ンプル数(探索した述べグラフ数)は20万としてい る.図2は枝数が190本の問題でサンプル数に対す る平均相対誤差を表している. 図1より,問題の規模が小さい場合(10∼36)はど れも変わりがないが問題の規模が大きく(45∼190) なると方法によって差が現れてきた.図2では,長期 メモリの効果がはっきりと見られる.また,方法1 と方法2では,方法2の方が良い結果になっている.

6’まとめ

方法1と方法2とでは方法2の方が良い結果が得 られた.問題の規模が小さい場合は禁断リストだけ でも十分良好な結果が得られることが分かり,問題 の規模が大きいと長期メモリの必要となる結果となっ た.今後の課題として,今まで行ってきた設定が他 の問題でも通用するのかどうか調べていきたい. 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 Numboro†しinIく 炉11ある校数のl甘題に対する平均州対.だ;差 0.9 0.8 07 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 −ノアは1長期メモリあり ‥■ガ浸三2 __.方は1l・と期メモリなし  ̄− ̄ l ■ ■ 一 ■■ ■ ヽ _ _ 0 200000 400000 600000 800000 10◆08 Numboro†smapl0 1剥2抜放190のl閂Ⅰ遁のサンプル故に対する平均相対謂差

参考文献

【1】柳浦睦憲,茨木俊秀:“組合せ最適化問題に対 するメタ戟略に付いて”,電子情報通信学会論文 誌D−ⅠVol.J83−D−INo.1(2000年1月),p3−25・ 【2】田中祥晃,得能豊,高木昇,中島恭一‥“信頼 性を考慮したネットワークの最適構成問題への メタ戦略の応用”,1999年度日本OR学会秋季研 究発表会アブストラクト集1−C−4(1999)P50−51 [3】田中祥晃,高木昇,中島恭一:“ネッ トワー クの最適構成問題への禁断探索法の適用”,2000 年度目本OR学会秋季研究発表会アブストラク ト集2−F−5(2000)P242−243 [4】SamuelPierre,AliElgibaoui:“ATabu−Search

Approach fbr Designlng Computer−Network

Tbpologies with Unreliable Components”, IEEE Transon Reliability,VOLA6,NO.3,1997

SEPTEMBER.

【5】FredGlover:“Auser’sguidetotチbusearch”,

AnnalsofOperationsReserch41(1993)3−28

−197−

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