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学会彙報

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Academic year: 2021

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学会彙報

︵一九八九年六月’十月︶ ◇研究発表例会 六月二十七日︵火︶午後四時十分 於多目的ホール ﹁四明知礼の実相論と仁岳の異義﹂ 博士後期課程三回生

柏倉明裕氏

﹁唯識思想の成立についてl唯心 から唯識へl﹂

教授舟橋尚哉氏

研究発表終了後、第一研究室分室1 において発表者を囲んで座談会を行 なった。 ◇修士論文中間発表会 十月十二日︵木︶午後四時十分 於多目的ホール 今年度からの新しい試みである。修 士論文提出予定者のうち、六名の学 生が発表を行なった。 ﹁ずうっと八十歳まで、釈尊の人格は どんどん磨かれたに違いありませんが、 向上しながら、説法という向下の方向が 出てくる。そうゆうことが言えると思い ます﹂と語られる長尾雅人博士の御講話 を、維摩の説法、菩薩の利他行、仏陀の 大慈悲など、種炎の思いが織り雑りなが ら聞かせていただきました。八八年十二 月の学会公開講演会には、故山口益博士 の十三回忌にあたることもあって、御多 忙の中を御無理をお願いしてお話してい ただき、感銘深く拝聴いたしました。 本号には、その御講演の筆録を掲載さ せていただけることになり、みなさまに 香積の香気をお伝えできることを大変に 喜んでおります。先生には筆録の校正な ど、重ねてお手をわずらわし御迷惑をお かけ致しました。深くお礼を申しあげま す。 近頃の世情は、九○年代の予測などか まびすしく叫ばれて、いよいよ混沌の情 況をかもしてきたようです。しかしそれ

編集後記

らの混迷は偏見と予断からくるものであ り、その底には自らを立てるための思い 込みがあるように見えてなりません。そ のような状況を打ち破るには、事実と真 理を明らかにしていく以外にはないので しょう。現状の一をについて、何が真実 であるのかを、明らかにしていく作業を 積み重ねていくことが、現在に生きてい く者の仕事であると考えています。 今回は本学のスタッフによる論文四篇 と書評紹介二篇を収めることができまし た。いずれも原典解明を基盤においた、 地道な研究の成果であり、真実を明らか にしていく道筋を成していくものと確信 しております。それぞれの論旨に対して お気付きの点がありましたならば、執筆 者にお伝え下されば幸いに存じます。 ︵三桐︶ 95

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