PLDI 2015 参加報告
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(2) 図 -2 X10 ワークショップにて,Olivier Tardieu 氏による発表風景. 図 -3 会場に設置されたキーノート・スピーチの予定プレート. ンフラストラクチャの 1 つである LLVM の最適化パスと. その他 ─ 1 分間の発表紹介セッション─. 組み合わせて使えるようになっており,LLVM の中間表 現に対してどのようにコード変換を行うかを事前条件と. 本会議での発表前に,著者が 1 分間で内容紹介をす るというセッションが設けられることがあるが,PLDI. ともに記述できるというものであった.. では 1 分間の動画を公開するという試みを新たに行っ. 併設イベントの紹介. れるため,創意工夫を凝らした動画も多数あり楽しめた.. PLDI の全日程 5 日間のうち,前半 2 日間でチュート リアル,ワークショップ,シンポジウム,ポスター・ セッションが開催された.ワークショップは 7 つあり, すべてを見て回ることはできなかったが,どの会場もほ ど良く席が埋まっており盛況そうであった.個人的興味 から X10 ワークショップに終日参加したが,やはりほ ぼ席は埋まっていた.中でも一番興味深かった発表は, Java 8 の文法で X10 とほぼ同等の機能を実現するとい う発表(図 -2)で,新規ユーザにとって X10 独自の文 法を覚える必要がなくなる利点は大きいと感じた. ポスター・セッションは,本会議の発表者が同じ内容 を事前に宣伝することに使われており,萌芽的な研究に ついて議論をするという雰囲気ではなかった.さらに, 本会議の発表者すべてがポスター・セッションに参加し ているわけではなかったようで,会議の規模を考えると ポスターの数は少なめであった気がする. キーノート・スピーチは FCRC 全体で行われ,チュー リ ン グ 賞 を 受 賞 し た Michael Stonebraker 氏 や Andrew Yao 氏といった著名人の講演があり非常に充実していた. ていた.著者らには動画を事前に用意する時間が与えら スライドを表示し解説を加える真面目な動画が多数であ ったが,中には映画の予告のようなものなど聴衆に興味 を持ってもらうことに注力したものもあり,実際に発表 を聞きに行くと分かりやすい内容であることが多かった ように思う.動画は Youtube にアップロードされており, 各リンクは PLDI 2015 の Web サイトに張られているの で,ご興味ある方はご覧いただければと思う.. 総括 論文投稿数が増え続けている現在でも陰りなど微塵も 感じられず,むしろますます盛り上がりを見せている会 議の 1 つと感じた.一方で,日本人の活躍があまり見 られなかったのは残念であった.来年はカリフォルニア 州のサンタ・バーバラで開催とのことである.論文締切 は 11 月初旬で今回も 2 ラウンド制のレビュー期間が設 けられるようなので,予定になかったという方もご検討 されてはいかがだろうか. (堀江倫大/日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所). (図 -3).. 情報処理 Vol.56 No.10 Oct. 2015. 1027.
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