中国都市部の年金制度と日本の年金制度の比較研究
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(2) らかになった。今後も年金改革を不断に進め、. 革、整備の過程は中国の年金制度の改革、整備. 安定的な公平な制度を構築するように取り組む. に示唆を与える点が多いと考えられる特に重要. 必要があると考えられる。. なのは次の十点である。. 第二章は日本年金制度の変遷、現状と問題点に. 1、政府の積極的な関与の下で、国民の生存権. ついて検討を行ったものである。日本の年金制. を保障するという原則において、完備した法律. 度は、1950年まで各種年金制度が整備されてき. 体制と国民皆保険制度を確立する。. たことを前提に、1961に年国民年金制度を確立. 2、適用対象の拡大と制度の充実を図る。. した。続いて1985年の改正で、全国民共通の基. 3、各地年金制度体系の統一と社会プールのレ. 礎年金制度が創設された。その上で、厚生年金、. ベルを高める。. 共済年金は、基礎年金に上乗せする二階部分と. 4、年金基金管理部門を設立する。. して、報酬比較年金を給付する制度へと再編成. 5、経済の発展に従い、国家負担率を増加し、. された。それ以後も、近年でも5年に1回のべ. 国家の負担の法律化を実施する。. 一スで改革が行われている。現在、日本の公的. 6、指導、監督及び審査の機能を強化する。. 年金制度は、国民年金、厚生年金、共済組合の3. 7、高齢化社会における介護保険制度と家庭養. 種類の年金制度で構成されている。本章では現. 老の美徳を推進する。. 在の日本においては少子高齢化が進行するに従. 8、段階的に退職年齢を引き上げる。. って、受給者数の増加と被保険者数の減少で年. 9、納付期間を延長する。. 金財政は厳しくなるという問題、保険料未納の. 10、高齢化社会における将来予測力を向上する。. 問題、年金記録の記録間違と記録漏れ問題など があることを明かにした。少子高齢化の進行に. 4 研究課題. 伴い財政負担が高まることが見込まれる中、年. 本論文では、目中年金制度の歴史、経緯と現. 金制度の持続可能性を高めていくために今後も. 在の問題点を明らかにした。そして、その上で、. 改革を続ける必要があると考えられる。. 日本の年金制度の改革、整備などの経験から中. 第三章は目中年金制度を比較した。その上で. 国の都市部年金制度の構築に示唆となるものを. 中国の年金制度に関する日本の年金制度改革か. 明かにしたが、農村部の年金制度までは検討で. らの示唆などを検討した。日本と中国の年金制. きなかった。今後の課題は、中国農村部の年金. 度を少子高齢化、法制度の整備、沿革と対象、. 制度を検討するである。. 受給制度と給付負担、財政方式、年金の管理部 分などの側面から比較したうえで、老齢化、基 金不足、賦課方式運営など共通点、及び沿革一対. 象、受給資格、負担と給付、年金管理部分、法 制度整備、財政方式における相違点を明かにし. 主任指導教官:難波安彦. た。日本の年金制度を全体的にみると、年金制. 指導教官: 難波安彦. 度の整備の歴史は中国の現状と共通点する点が 多く見られる。一方で、目中両国間には相違点 も多くある。長年にわたる日本の年金制度の改. 一295一.
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