障害児保育における地域的特性に関する研究 (III) : 北海道郡部保育所の追跡調査の結果を中心にして
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(2) Nq49. 1995.3. 障害児保育における地域的特性に関する研究(ⅠⅠⅠ) 北海道郡部保育所の追跡調査の結果を中心にして 後藤恵美子・金津 克美・小笠原詠子 三浦 哲・後藤 守. ともほぼ同様の傾向を示しており,地域的特性. Ⅰ.問題の所在. による差異は認めがたい。むしろ,指導方法お. 本研究は前報「障害児保育に関する地域的特性に. よび指導内容に差異が認められている。郡部保. 関する研究(Ⅰ),(ⅠⅠ)」(北海道教育大学僻地教育. 育所では相談機関,または専門医に相談しなが. 研究,第45号,第46号,1991(C),1993)に続くもの. ら指導している割合が高いことが指摘されてい. である。これらの研究は北海道における障害児の保. るが,指導内容に関してはほとんどの設問項目. 育の動向を明らかにするために,昭和48年度に実施. において,都市部保育所の結果を下まわってお. きれた北海道社会福祉協議会の調査研究を受けて,. り,保育の展開において積極さが求められてい. その後,5年毎に追跡している研究プロジェクトの. る。. 一環として構成されたものである(後藤他,1979,. (4)統合保育による障害幼児への影響を見ると,. 1980,1981,1985(a),1985(b),1985(c),1990,1991. 相対的に見て,郡部保育所の場合,どちらかと. (a),1991(b))。前報では地域的特性を重視した観点か. 言えば,マイナス面の項目に対する回答が高い. ら,郡部保育所および幼稚園における障害児保育の. 割合を示しており,プラス面の項目に関しては. 特徴的傾向を浮きばりにすることに努めた。特に,. 都市部の側が高い割合を示している結果となっ. 北海道郡部の保育所(以下,郡部保育所という)の. ている。この傾向は健常児への影響を見た設問. 事例を中心とした研究では次の諸点が明らかにされ. においてもほぼ同様として認められており,郡. ている(後藤,1991(c))。. 部保育所の課題として指摘きれる。. (1)郡部保育所における障害をもつ幼児(以下,. (5)保育担当者の障害児保育に対する意識を見た. 障害幼児という)の受け入れの状況では116名. 調査結果では,「専門的知識がないので,いつも. の幼児が在園しており,そのうち,精神遅滞児. 不安である」,「障害児の親に,その子どものも. の割合が食も高く,44.8%がこの障害種別で占. つ問題やこれからの取組を理解きせるのに苦労. められている。この結果を都市部保育所(札幌. する」など,どちらかといえば,ネガティゲ. 地区)と比較してみると,肢体不自由,情緒障. な項目の割合が高い。これに対して,「助け合う. 害の種別の占める割合が高い傾向にある。. 子どもの集団や保育者の集団が育ってくるので よい」,「子どもを見る目が育ち,指導技術がこ. (2)受け入れの動機について,都市部と比較して みると,「地域に障害児を受け入れる施設がなか. まやかになる」などのポジティヴな項目に関し. ったために受け入れた(郡部3臥9%,都市部8.8. てはほとんどの項目の割合が都市部の結果より. %)」,「障害の程度が軽かったために(郡部15.3. 低い傾向にある。. %,都市部8.8%)」の2項目に特徴的差異が認. 以上が郡部保育所の特徴的傾向であるが,これら の傾向はあくまでも都市部と比較して見た結果によ. められている。. (3)保育の形態および通園の形態に関しては両群. るものであって,郡部保育所が障害児保育を否定的 鵬7−.
(3) 後藤恵美子・金津 克美・小笠原詠子・三浦 哲・後藤 守 視野から捉えていることを必ずしも意味しない。む. 幌市)は公立保育所4施設,私立保育所30施設であ. しろ,「地域に障害児を受け入れる施設がなかったた. る。. 一方,第二次調査では道内の認可保育所鋸4施設. めに受け入れた」という回答に代表されるように, 都市部の保育所と速い,選択の余地の少ない障害を. から回答の得られた郡部保育所84施設を抽出し,こ. もつ幼児を抱える親と対崎している郡部保育所のお. れを分析対象群とした。分析対象群の保育所は全て,. かれている状況に目を向ける必要があろう。その意. 町村の保育所で構成されている。同様の手続きで,. 味では,障害をもつ幼児の保育に不安ととまどいを. 回答の得られた札幌市の保育所60施設を比較対象群. もつ保母たちに,ひとつの保育の見通しをもつため. とした。なお,分析対象群の保育所の内訳は公立保. の手がかりを提供することこそが重要であるように. 育所73施設,私立保育所11施設である。一方,比較 対象群(札幌市)は公立保育所14施設,私立保育所. 思われる。. 46施設である。. 本研究では,特に,郡部保育所の障害児保育に視 点をあて,時間的推移の中で都市部と比較分析し,. なお,その他の市の保育所からも回答が得られて. 郡部保育所の地域的特性と課題を浮きばりにするこ. いるが,地域的差異の明細度を高めるために今回の. とに努めることにする。そのことによって,郡部保. 研究では割愛した。. 育所における障害幼児の受け入れにあたっての基本 的姿勢の輪郭を提示することが可能になるように思. (3)調査票の構成. われる。. 調査票は前報と同様,基礎調査票と個人調査葉の 二部から構成されている(後藤・小笠原・金澤,1991. ⅠⅠ.方. (C))。本研究ではこのうち,主として,個人調査票(障 法. 害児担当の保母が記入)を中心に分析する。本研究. (1)調査研究の構成および調査期日. では,個人調査票の項目のうち,以下の4点を分析. 調査は第一次調査および第二次調査の2つから構. の対象とした。具体的な調査内容については結果と. 成されている。調査内容は第一次,第二次とも同一. 考察の中でふれることにする。 ① 障害をもつ幼児の受け入れにあたっての動機. の調査票が用いられている。第一次調査(1988年度 調査)は1989年3月,第二次調査(1993年度調査). について。. は1993年10月に実施した。. ② どのような配慮や保育をしてきているか。 ③ いわゆる統合保育による障害児や健常児への 影響について。. (2)調査対象. 本研究では障害児保育の地域的特性を明らかにす. ④ 障害児担当保母の障害児保育に対する意識に. る意図から,第一次調査では道内の認可保育所鵬2. ついて。. 施設から回答の得られた郡部保育所72施設を抽出 し,これを分析対象とした。分析対象群の保育所は. ⅡⅠ.鈷果と考察. 全て,町村の保育所で構成されている。同様の手続 きで得られた札幌の保育所34施設を比較対象群とし. 調査結果は調査内容から,(1)郡部保育所における. た。なお,分析対象群の保育所の内訳は公立保育所. 統合保育の取組の特徴,(2)郡部保育所における保育. 63施設,私立保育所9施設である。比較対象群(札. 実践の効果,およぴ,(3)郡部保育所における統合保. 表1 障害種別による入園幼児数. 障害種別 調査村雲 年度. 郡 部. 計. 1988. 2(1.7) 3(2.6) 14(12.1) 52(44.8) 19(16.4) 19(16.4) 7(6.0) 116(100.0). 1993. 2(1.3) 6(3.8) 13(8.3) 53(33.8) 30(19.1) 29(18.4) 24(15.3) 157(100.0). 1988 都市部. 視覚障害 聴覚障害 肢体不自由 精神遅滞 言語障害 情緒障害 その他. ()内は%. 1993. 2(2.6) 1(1.3) 49(63.6) 18(23.4) 5(6.5) 2(2.6) 77(100.0) 1(0.7) 4(2.8) 9(6.3) 72(50.3) 24(16.8) 6(4.2) 27(18.4) 143(100.0) −8−.
(4) 障害児保育における地域的特性に関する研究川l). N仇49. 表2 陣書児の受け入れの動機. 1995.3. 上段1988年度調査・下段1993年度調査:()内は%. 隅査内容. 調査地城. 郡 部 都市部. 1)障害児も教育を受ける権利があるので積極的に受け入れた。 2)園の方針として障害の有無は問わなかったので。. 18(25.0). 10(29.4). 33(38.郎. 22(36.7). 2.1. 24(33.3). 9(26.5). 6.8. 23(27.1). 13(21.7). 28(38.9). 3)地域に障害児を受け入れる施設がなかったため受け入れた。 4)障害児保育に対する関心の高まりから受け入れるようになった。 5)親の熱意によって受け入れた。 6)指導にかかる財政的援助もしくほ指導中の付き添いの手助けを 親が申し出たので。. 7)知り合いの人に強くたのまれたため。 8)園に兄弟が在園していたため一緒に受け入れた。 9)入所・入園当時、障害児だとは知らなかったので受け入れた。. 10)障害の程度が軽かったため。. 11)臥こ新風をふき込み、教師や保母の研究意欲や子どもへのかか わりの姿勢に刺激を与えるため。. 12)健常児にもよい影響があると思われたため。. 群差(%) −4.4. 5.4 30.1. 3(8.8). 33(38.8). 11(18.3). 20.5. 14(19.4). 6(17.6). 1.8. 21(24.7). 15(25.0). −0.3. 13(18.1). 10(29.4). −11.3. 23(27.1). 15(25.0). 2.1. 0. 0. 1(1.2). 1(1.7). −0.5. 0. 1(1.4). 1(2.9). −1.5. 0. 2(3.3). −3.3. 4(5.6). 6(17.6). −12.0. 2.7. 8(9.4). 4(6.7). 14(19.4). 8(23.5). 14(16.5). 8(13.3). 3.2. 11(15.3). 3(8.8). 6.5. 18(21.2). 14(23.3). −2.1. 6(8.3). 5(14.7). −6.4. 4(4.7). 4(6.7). −4.1. −2.0. 25(34.7). 16(47.1). −12.4. 34(40.0). 25(41.7). −1.7. 育担当者の意識,に大別される。ここでは,これら. める割合は下降の方向にあるのに対して,音譜障害,. 3つの側面から考察を深めていくことにする。. 情緒障害の占める割合は上昇の方向にある。「その 他」の種別に関しては両群とも共通して上昇の方向. (1)郡部保育所における統合保育の取組の特徴. にある。これらの調査寮を掘り下げてみたところ,. 表1は障害種別毎に入園児の内訳をまとめたもの. 学習障害,染色体の異常や内部疾患に伴う種々の障. である。これを見ると郡部保育所群の場一合,116名. 害,心臓疾患に伴う運動面の障害等が「その他」の. (1988)から157名(1993)で,35.3%(41名)の増. 種別欄に含めていることが明らかにされている。今. が認められている。一方,都市部保育所群の場合,. 回の分析では,回答者側の報告に基づいて資料の整. 77名(1988)から143名(1993)と大幅な増が認めら. 理をしている。. れており,その割合は85.7%(66名)に達している。. 表1を全体的に見ると,郡部保育所群の場合,依. 両群とも第二次調査の割合が圧倒的に高くなってい. 然として,肢体不自由(8.3%),言語障害(19.1%),. る。但し,障害種別毎にその増減を見ると,両群に. 情緒障害(18.4%)の割合が都市部保育所群の割合. 特徴的傾向の速いがあることがわかる。都市部保育. を越えており,郡部保育所のこれらの障害幼児に対. 所の場合,肢体不自由の割合が増加の方向にあるの. する保育の比重が大きいことが指摘される。前報(後. に対して,精神遅滞,言語障害,情緒障害の割合が. 藤,1991(C))でも指摘しているように,臨床的見地. 相対的に,下降の方向にある。これに対して,郡部. から見れば,これらの幼児,とりわけ情緒障害や肢. 保育所群の場合,精神遅滞,肢体不自由の全体に占. 体不自由の幼児の場合,子どもの障害特性にあわせ −9−.
(5) 後藤恵美子・金澤 克美・小笠原泳子・三浦 哲・後藤 守. た保育の対応が要求きれる面が多く,保育内容や保. いる傾向が郡部保育所群において相対的にやや強い. 育体制の問題が大きな課題になるように思われる。. と見ることができる。但し,項目(4)への回答が都市. 他にかわり得る指導治僚機開が限定される郡部の場. 部保育所群では0であることを考えあわせると,今. 合,保育所の機能はますます比重を増すように思わ. 後の調査での掘り下げが必要となろう。項目(6)は通. れる。特に,公立保育所の場合,地域の指導センタ. 園の形態に関するものであるが郡部保育所の方が通. ーとしての機能を発揮することが求められている状. 園の回数に工夫を入れている様子が考察される。こ. 況にあると見てよいであろう。. れに対して,項目(5)「毎日通園させている」は都市. 表2は障害をもつ子どもを受け入れるに至った経. 部優位型になっており,両群の特徴的差異が浮きぼ. 緯について回答を求めたものであるが,これを見る. りにされている。子どもの生活リズムを重視し,保. と前述した郡部保育所に求められていることが顕著. 育の場への適応度を高めるといった見方に立てば,. に表れているように思われる。表2では約5年の時. その子どものその日の状態にあった保育時間を工夫. 間間隔をおいた両調査の設問項目に対する回答の割. するなかで,「毎日通園させる」形態が郡部保育所に. 合をもとにして,両群の群差を算定した。上段が1988. おいて,さらに検討される必要があろう。項目(8)は 「相談機関,または専門医に相談しながら指導して. 年度調査,下段が1993年度調査の結果である。群差 が両調査年度ともプラスの場合はその項目内容につ. いる」といった内容で,関係専門機関の連携を重視. いて郡部保育所群の方がその内容の傾向が強いこと. した項目であるが,この項目に関しては圧倒的な割. を意味する(以下,郡部優位型という)。これに対し. 合で郡部優位型の結果となっている。これは郡部保. て,両調査年度ともマイナスの場合,都市部保育所. 育所の方が医療機関や専門指導機関を有効に活用し. 群にその内容の傾向が強いことを意味する(以下,. ているといったことだけではなく,むしろ,郡部保. 都市部優位型という)。以下の考察ではこの2つの群. 育所のおかれている地域性が相談機関や医療機関の. 差類型から考察を進めることにする。. 役割を重視させる方向に影響を及ぼしていると見る ことができよう。いずれにしても保育所と有機的な. 表2を見ると,郡部優位型の項目としては,(2)「園 の方針として障害の有無は問わなかったので」,(3). 連携が取り得る相談機関の有無は郡部保育所の水準. 「地域に障害児を受け入れる施設がなかったため受. を規定する度合が高く,その比重は都市部保育所よ. け入れた」の2項目があげられる。特に,項目(3)に. り大きいと見ることができる。その意味では,現在. おいては群差が30.1%(1988),20.5%(1993)とな. 進行している地域療育システムの中での通園センタ. っており,地域との密着度の高い郡部保育所群の特. ーの役割は大きな意味を持っていると言える。とこ. 徴が浮かびあがっている。この傾向はすでに前報(後. ろで,指導内容に関してはどうであろうか。項目(9). 藤,1991(C))で指摘されている。郡部保育所の場合,. 「母親に対して特別指導している」,項目(lが周囲の. 数少ない地域の就学前児のための指導機関として,. 子どもの理解を啓発するよう指導している」,項目(用. 都市部と違った特性を持ち続けていることが確認さ. 「人にたよらず自分で身のまわりのことができるよ. れた。これに対して,都市部優位型の項目としては,. うに指導している」,の3項目がすでに述べた通り,. 群差は大きくないが,項目(7),(11),(lカカヾあげられる。. 郡部優位型の結果になっている。これらの項目につ. 項目(7)を除いて,これらの項目はいずれも保育体制. いてはさらに掘り下げた検討が必要とは思われる. や指導内容にプラスの姿勢を示したものであり,都. が,いずれにしても郡部保育所の前向きな姿勢とし. 市部保育所群の積極さが認められている。この点に. て見てよいであろう。 以上述べたように,いくつかの点で郡部保育所群. ついては郡部保育所の今後の課薦として指摘されよ. の特徴的傾向が指摘されたわけであるが,全体的に. う。 表3は両群の保育所における指導形態および指導. は都市部保育所群と共通な傾向が認められる。特に,. 内容についてまとめたものである。全体的に見て,. 指導形態および方法に関しては,「健常児学級での指. 群差の大きな項目は認めがたいが,郡部優位型の項. 導」,「毎日通園」の2項目が両群とも74.1%から89.4. 目として,(3),は),(6),(8),(9),(l飢(畑の項目があ. %の範囲にあり,これらの形態が障害をもつ幼児の. げられる。項目(3),(4)は指導形態に関するものであ. 受け入れ形態として定着してきていることがわか. るが,対象の子どもに対する個別的対応を重視して. る。また,指導内容に関しては「集団への適応への −10−.
(6) No.49. 障害児保育における地域的特性に関する研究(lII). 表3 指中形態・方法および指導内容. 1995.3. 上段19舶年度調査・下段1993年度調査:()内は% 調査地域. 調査内容 1)健常児の学級に入れて指導している。. 2)特別な学級を作って特別に指導している。 3)健常児の学級に入れているが、個別指導も行っている。 4)格別な学級を作っているが部分統合を行い、徐々に健常児の学 級に入れて保育する方向をとっている。 5)毎日通園させている。. 6)週に()回(かっこの中には、通園回数を記入)通園させて. 郡 部. 都市部. 90(89.1). 59(89.4). 103(76.3). 92(74.8). 2(2.0). 0. 0. 2(1.6). 7)特別の時間だけ通園させ保育している。 8)相談機関、または専門医に相談しながら指導している。 9)母親に対して特別に指導している。 10)他人、集団に慣れ、その中で行動できるように指導している。. 12)周囲の子どもの理解を啓発するように指導している。. 14)子どもの興味、行動をひきだすように工夫している。. −1.6. 23(34.8). 1.8. 45(36.6). 1.9. 2(2.0). 0. 2.0. 1(0.7). 0. 0.7. 78(77.2). 56(84.8). −7.6. 100(74.1). 94(76.4). −2.3. 0. 3.0. 13(9.6). 9(7.3). 2.3. 2(2.0). 1(1.5). 1(0.7). 1(0.8). 0.5 −0.1. 38(37.6). 18(27.3). 10.3. 59(43.7). 30(24.4). 19.3. 15(14.9). 5(7.6). 7.3. 13(9.6). 4(3.3). 6.3. 62(61.4). 45(68.2). 89(65.9). 79(64.2) 44(66.7). −6.8. 1.7 −13.2. 86(63.7). 77(62.6). 1.1. 45(44.6). 27(40.9). 3.7. 50(37.0). 36(29.3). 7.7. 45(68.2). 1.1. 84(62.2). 55(44.7). 17.5. 54(53.5). 47(71.2). −17.7. 70(51.9). 88(71.5). −19.6. 13)人にたよらず自分で身のまわー)のことができるように指導して 70(69.3) いる。. 1、5. 2.0. 52(38.5). 11)会話が成立するように、また自分から話せるように配慮してい 54(53.5) る。. −0.3. 37(36.6). 3(3.0). いる。. 群差(%). 指導」,「言語面に対する指導」の項目の割合が53.5. 対して,都市部優位型の項目は,(1),(5),(6),(9)の. %から68.2%の範囲にあり,広い意味での関係行動. 4項目が該当する。郡部優位型の項目を見ると,項. 面に関する保育指導を重視している。これらの指導. 目(7)を除いて,他の項目は全て,マイナスの保育効. 形態,方法,および内容に関する回答傾向は,今後,. 果で占められている。(2)「適切な指導がなされない. 障害をもつ幼児の受け入れにあたっての保育の基底. ため,取り残されることが多い」,ql)「成長するにつ. を構成するものとして重視すべきもののように思わ. れて,まわりの子どもとのハンディキャップが大き 〈なり,みんなと一緒にうまくやっていけず,行動. れる。. 全般が消橡的になる」,(lが健常児が世話をやきすぎ, (2)郡部保育所における保育実践の効果. 障害児が自立できない」などの内容は群差としては. 表4は統合保育の取組の障害をもつ幼児への効果. 大きいものではないが,統合保育の推進のためには. について,両年度の調査結果を群差という形でまと. 克服しなければならない課題のように思われる。こ. めたものである。これを見ると,郡部優位型の項目. れに対して,都市部保育所群は統合保育のプラスの. は,(2),(7),(11),(1カの4項目があげられる。これに. 面を強調しており,保育実践に積極さが認められる。 −11−.
(7) 後藤恵美子・金澤 克美・小笠原詠子・三浦 哲・後藤 守 表4 統合保育による障害児への影響 調査内容. 上段1988年度調査・下段1993年度調査:()内は% 郡 部. 調査地城. 71(70.3) 106(78.5) 101(82.1). 1)健常児からの刺激を受け、行動を模倣し、発達が侃進される。. 12(11.9). 2)適切な指導がなされないため、とり残されることが多い。. 7(5.2). 3)みんなと遊べるようになり、友達関係が広がる。 4)仲間はずれにされるので、ひとりでいることが多くなる。 5)健常児から学びとるものが多〈、生活経験が広がる。 6)生活習慣の自立が促進される。 7)指導に従って、集団行動ができるようになる。. 9)以前よりも行動が活発になる。 10)幼稚園や保育所に積極的に来るようになる。 11)成長するにつれて、まわりの子どもとのハンディキャップが大きくな り、みんなと一緒にうまくやっていけず、行動全般が消極的になる。. 12)健常児が世話をやきすぎ、障害児が自立できない。. 表5 健常児および健常児集団への影響 調査内容. 62(93.9). 群差(%). −23.6 −3.6. 4(6.1). 5.8. 6(4.9). 0.3. 47(46.5). 35(53.0). 64(47.4). 58(47.2). 2(2.0). 1(1.5). 2(1.5). 2(1.6). −6.5. 0.2 0.5 −0.1. 60(59.4). 42(63.6). 82(60.7). 89(72.4). −11.7. 55(54.5). 47(71.2). −16.7. 79(58.5). 81(65.9). −7.2. 54(53.5). 31(47.0). 6.5. 72(53.3). 58(47.2). 6.1. 8)集団行動ができず、強制されたり、叱られたりすることが多い 12(11.9) ため、かんしゃくを起こしたり、甘えることが多くなる。. 都市部. 5(7.6). −4.2. 4.3. 12(8.9). 12(9.8). −0.9. 54(53.5). 36(54.5). −1.0. 76(56.3). 75(61.0). −4.7. 42(41.6). 28(42.4). −0.8. 58(43.0). 43(35.0). 8.0. 9(8.9). 2(3.0). 5.9. 5(3.7). 2(1.6). 2.1. 3(3.0). 2(3.0). 0. 7(5.2). 6(4.9). 0.3. 上段1988年度調査・下段1993年度調査:()内は%. 調査地域. 1)いたわり、思いやり、助けあう心が育つ。 2)お互いに助けあい、集団としてのまとまりができる。. 郡 部. 都市部. 69(68.3). 50(75.8). −7.5. 96(71.1). 92(74.8). −3.7. 30(30.0). 20(30.3). −0.3. 44(32.6). 40(32.5). 0.1. 12(18.2). 14.5. 3)保育の流れが妨げられ、子どもが課題や遊びに集中できなくな 33(32.7). 15(12.2). 5.6. 8(7.9). 5(7.6). 0.3. 5(3.7). 10(8.1). 24(17.8). る。. 4)障害児のまねをして好ましくない行動をする。 5)身についた生活習慣がくずれる。 6)健常児が障害児の世話をやきすぎ健常児が自分のことをおろそ かにする。. 1(1.0). 2(3.0). −2.0. 2(1.6). −0.1. 9(8.9). 6(9.1). −0.2. 18(13.3). 14(11.4) 12(18.2). 9(6.7). −12−. −4.4. 2(1.5). 7)保育者が障害児に手をとられるため、健常児に不満が生じ不安 16(15.8) 定になってくる。. 群差(%). 7(5.7). 1.9 −2.4. 1.0.
(8) N(149. 障害児保育における地域的特性に関する研究(ⅠⅠり. 1995.3. 都市部優位型の項目(1),(5),(6),(9)はいずれも統合. たちのできる部分を大切にしているところにあるよ. 保育のプラスの面を障害をもつ幼児の行動に見い出. うに思われる。その意味で,第二の課題は郡部保育. している。項目(1)「健常児から学びとるものが多く,. 所のみならず,保育関係者全員が心すべき課題のよ. 生活経験が広がる」,項目(6)「生活習慣の自立が促進. うに思われる。第三の課題は子どもの発達の問題は,. される」,(9)「以前より行動が活発になる」,などの. 決して,その子どものみを抜き出して論じられる性. 項目はいずれも統合保育ならではといった内容項目. 質のものではなく,その子どもをとりまく環境との. であるが,都市部保育所群の方が,統合保育実践の. 関係の中で浮きぼりにされていく性質のもののよう. 持つ,いわゆる「持ち味」を捉えた保育姿勢を持っ. に思われる。子どもの動きはその子どもがおかれて. ているように思われる。これらの結果は同時にまた,. いる環境によって大きく変化する。たとえば,能力. 障害をもつ幼児に対する保育担当者の肯定的,受容. と競争原理を軸とした保育集団の場合は子どもにと. 的姿勢を反映していると見ることができよう。. って周囲の子ども逮はライバルであり,場合によっ. ところで,以上述べた保育実践の成果は健常児お. ては自分の要求を阻止する障害物であると感じさせ. よび健常児集団の側から視点をあてた時,どのよう. る場合もあろう。チームを組む場合でも能力の劣る. な結果として表われているのであろうか。表5はこ. 子どもはそのチームにとってマイナス的存在になる. の側面から結果をまとめたものである。郡部優位型. わけである。時には,能力の低い子どもを排除しよ. の項目を見ると,項目(3)「保育の流れが妨げられ,. うとする動きも出てくることが予想される。統合保. 子どもが課題や遊びに集中できな〈なる」が群差と. 育の取組はこのような保育環境の中では非常に困難. してやや大きな割合として指摘される。これに対し. なものとなろう。以上,述べた3つの課題はひとつ. て,都市部優位型の項目は(1),(5)があげられるが,. ひとつばらばらに存在しているものではなく,相互. むしろ,項目(1)「いたわり,思いやり,助けあう心. に関連しあっているもののように思われる。統合保. が育つ」に都市部保育所群の特徴を見ることができ. 育の取組を本当に意味あるものにするためには,こ. るように思われる。この項目は両群とも70%台の高. れらの課題を有機的に関連させ,保育環境の見直し. 率を占めているものであるが,相対的に見て,都市. から始める必要があろう。. 部保育所群の方がその特徴的傾向を強くもっている と見ることができよう。. (3)郡部保育所における統合保育担当者の意識. 以上の結果を見るといくつかの点で,郡部保育所. 表6は保育担当者の統合保育に対する意識につい. の今後,取り組むへこき課題や保育所の姿勢が明らか. て回答を求めたものである。表6を見ると,郡部優. にされたように思う。以下に,それらの課題を簡潔. 位型の項削ま(2),(7),仙都市部優位型の項目は(4),. に提示してみよう。まず,第一として.まわりの子. (6),(8),(9)であることがわかる。内容を見てみると,. どもとの比較の中でその子どもの能力や価値を判断. 郡部優位型の項目はどちらかと言えばネガティヴな. しないことがあげられる。確かに,このような枠組. 意識特性を反映している項目で占められている。(2). から,子どもを見た方が集団の中でのその子どもの. 「専門的知識が無いのでいつも不安である」,(7)「障. 位置を把握しやすい便利きがあるが,このような見. 害児に手をとられ,健常児に対する指導が十分でき. 方を強めれば強めるほど,ともすれば,その子ども. ない」,(11)「健常児の親からの理解が得られず苦労す. が自分の足で歩いてきた発達の足跡を見落としてし. る」の項目内容は郡部の地域性を少なからず反映し. まいがちな心配がある。第二は障害をもつ子どもに. ているように思われる。特に,項目(2)は,郡部とい. 対する理解の仕方に関する課膚があげられる。障害. う地域の制約のため,研修,研究会を通した情報の. 児ということばを開くと,われわれは健常児と違う. 人手の困難さと保育に関するアドバイスを得ること. 部分,遅れた部分を強く意識し,そこに目を奪われ. の困難さが背景にあるように思われる。項目(7)に関. がちである。しかし,その相違点を強く意識するあ. しては保育体制,特に,保母の人月とも関係してお. まりに,障害をもつ子どもも,健常な子どもたちと. り,今後の掘り下げが必要であろう。項目(11)は大き. 同様の様々な行動特性を持ちあわせていることを見. な群差ではないが地域に密着している郡部保育所の. 落としがちである。統合保育のよさは健常な子ども. 場合,都市の保育所に見られない,健常児の親と共. との違いの部分よりも,むしろ,障害をもつ子ども. 通の理解を得ることの困難さが推察きれる。一方, −13−.
(9) 後藤恵美子・金澤 克美・小笠原詠子・三浦 哲・後藤 守 表6 保育担当者の統合保育に対する意識 調査内容. 上段1988年度調査・下段1993年度調査:()内は%. 調査地域. 1)いろいろな障害児について、勉強することができてよい。 2)専門的な知識が無いのでいつも不安である。 3)助け合う子どもの集団や保育者の集団が育ってくるのでよい。. 郡 部. 都市部. 56(55.4). 36(54.5). 5)健常児の数倍の注意や労力がいるので疲労が激しい。 6)子どもを見る目が育ち、指導技術がこまやかになる。 7)障害児に手をとられ、健常児に対する指導が十分できない。. 69(56.1). 50(49.5). 20(30.3). 19.2. 56(41.5). 30(24.4). 17.1. 54(53.5). 44(66.7). −13.2. 67(49.6). 72(58.5). −8.9. 34(51.5). −8.9. 56(45.5). −1.8. 27(26.7). 20(30.3). −3.6. 33(24.4). 23(18.7). 22(21.8). 20(30.3). −8.5. 42(31.1). 41(33.3). −2.2. 20(19.8). 12(18.2). 1.6. 8(6.5). 0.2. 8)子どもの発達のすじみちについて、あらためて勉強することが 49(48.5) 76(56.3). 9)記録の整理、父母との連絡などに時間がとられ仕事を残すこと が多い。. 10)父母から感謝され、やりがいを感じる。 11)健常児の親の理解が得られず苦労する。. 5.7. 39(59.1). −10.6. 78(63.4). −7.1. 6(5.9). 6(9.1). −3.2. 5(3.7). 10(8.1). −4.4. 16(15.8). 9(13.6). 15(11.1). 22(17.9). 2.2 −6.8. 3(3.0). 0. 3.0. 3(2.2). 1(0.8). 1.4. 12)障害児の親に、その子どものもつ問窺やこれからのとりくみを 25(24.8) 理解させるのに苦労する。. −4.2. 59(43.7). 9(6.7). できる。. 0.9. 70(51.9). 4)困難をのりこえて成長する子どもの生きる力に感動と喜びを感 43(42.6) じる。. 群差(%). 2.1. 15(22.7) 30(22.2). 28(22.8). −0.6. 都市部優位型の項目は(9)を除いて,全て,ポジティ. の中で,子ども達ははじめてお互いに共感しあい,. ヴな項目内容で占められている。(4)「困難をのりこ. 相手のつまづきを助け,補いあう力を育てていくも. えて成長する子どもの生きる力に感動と喜びを感じ. ののように思われる。 表7は保育担当者の要望をまとめたものである。. る」,(6)「子どもを見る目が育ち,指導技術がこまや かになる」,(8)「子どもの発達の道筋について,あら. これを見ると,郡部優位型の項目は,(3)「専門家に. ためて勉強できる」,などの項目に対する回答が都市. よる巡回指導が必要である」,(5)「統合保育を進めて. 部優位型になっていることは情報の入手に関する問. いくうえで,複数担任制を採用してほしい」の2項. 題等とは性質の異なる保育者の意識の質を深く感じ. 目があげられる。都市部優位型の項目は,(1)「保育. させる。もちろん,これらの項目に対する郡部保育. に関する研修会を開いてほしい」の1項目があげら. 所群の回答の割合は都市部保育所群と同様,かなり. れるが,この項目に関しては両群とも,かなり高い. 高い割合を占めている。しかし,相対的に見て,都. 割合を占めており,群差もきわめてわずかである。. 市部保育所群との群差が両年度とも下まわってお. この項目に関しては共通した要望と見てよいであろ. り,保育者の保育姿勢に関する課題として,郡部保. う。むしろ,項目(3),(5)に郡部保育所の保母達の要. 育所群に課せられるように思われる。保育者のポジ. 望が集約されているように思われる。都市部保育所. ティヴな姿勢は少なからず,子ども達の意識に影響. 群は全て,札幌市内の保育所によって構成されてい. を与えるもののように思われる。そのようなポジテ. る。札幌市の場合,1986年(昭和61年)4月に札幌. ィヴな保育姿勢をもった保育者の展開する保育実践. 市障害児保育事業実施要綱の一部改正があり,新た −14−.
(10) N(149. 1995.3. 障害児保育における地域的特性に関する研究(ⅠⅠⅠ). 表7 保育担当者の要望. 上段1988年度調査・下段1993年度調査:()内は% 調査地域. 1)保育に関する研修会を開いてほしい。. 郡 部. 都市部. 53(52.5). 35(53.0). −0.5. 49(36.3). 47(38.2). −1.9. 25(37.9). −12.2. 2)障害児保育をしている他の園との交流の機会をつくってほし 26(25.7) い。. 3)専門家による巡回指導が必要である。. 46(34.1). 36(29.3). 4.8. 65(64.4). 35(53.0). 11.4. 73(54.1). 57(46.3). 7.8. 4)障害児保育を進めるうえで相談できる診断センターが身近にほ 63(62.4) しい。. 9.4. 35(53.0) 75(61.0). 74(54.8). 5)統合(混合)保育を進めていくうえで、複数担任制をぜひ採用 55(54.5) してほしい。. 群差(%). 70(51.9). −6.2. 28(42.4). 12.1. 54(43、9). 8.0. な事業として「障害児巡回指導業務」が加えられ,. 再検討を意味しており,新しい角度からの子ども観. 巡回指導専門員が配置されている。実施当初から保. の構築が求められていると見てよいであろう。今,. 育部障害児保育担当主査と巡回指導専門員(心理判. 世界の趨勢は,分散から統合(Integration)へと進. 定月)が障害をもつ幼児を受け入れている保育所を. み,さらに,「はじめから,みんなと一緒に」といっ. 巡回し,園長,担当保母,および保護者と,観察結. た意味を含めたインクルージョン(Inclusion)とい. 果と保育記錦に基づいて保育指導会議を開いてい. う概念に基づいた保育,教育実践が進められてきて. る。郡部保育所の場合,各町村独自にそのようなシ. いる(Pineault,B.&Stayrook,N.(著);三浦(訳),. ステムを導入する段階に至っていないこともあっ. 1995)。そこでは,人間の価値規定の再検討が同時に. て,保母達の強い要望として群差という形で表われ. 進められる必要があろう。その意味では,障害をも. たもののように思われる。. つ幼児の保育の実践を通した知見は,これからの保 育や教育の基底を構築するために重要な手がかりを. ところで,障害をもつ幼児の受け入れにあたって,. 提供するもののように思われる。. 複数担任制の導入は保育体制の安定化のみならず, 保育の貿に大きく関係しているように思われる。こ のことは障害をもつ幼児の受け入れにあたっての保. 参考文献. 育助成の問題とかかわっており,郡部保育所の場合, この間題の解決にあたって,各自治体の保育行政の. (1)後藤 守:北海道における障害児保育の動向と. 中で,障害児保育をどの程度,重視しているかに大. 課題(Ⅰ).北海道教育大学僻地教育研究,1979,. きく影響される。その意味ではこの課題は保育所の. 第26巻第1号,55−67.. 保育内容の工夫の枠を大きく越えた課題であり,行. (2)後藤 守:北海道における障害児保育の動向と. 政の前向きの取組が求められよう。現在,障害児の. 課題(ⅠⅠ).北海道教育大学僻地教育研究,1980,. 保育は年齢の壁,障害種別の壁を越えて,障害の重. 第28巻第1号,77岬88. (3)後藤 守・後藤恵美子:心身障害児の保育に関. さの壁を越える段階にまできている。たとえば,今 回の都市部保育所群として採用された札幌市の場. する発達臨床心理学的接近.北海道私学研究協会,. 合,障害児保育認定審査会の審議によって,重度障. 1981,研究紀要55号,1−44. (4)後藤 守・小笠原詠子:統合保育の動向.北海. 害児の受け入れを進めている段階にきている(札幌 市民生局,1992)。このような動きは,近い将来,郡. 道教育大学紀要,1985(a),(第1部C),第35巻第. 部保育所においても取り組むべき課題として提示さ. 2号,101−114.. れていくもののように思われる。そのためにも郡部. (5)後藤 守・小笠原詠子:北海道郡部における障. 保育所は統合保育の推進役としての機能を高めてい. 害児保育の動向と課題.北海道教育大学僻地教育. 研究,1985(b),第39巻第1号,101−111.. く必要があろう。それはとりもなおさず,保育観の −15−.
(11) 後藤恵美子・金澤 克美・小笠原詠子・三浦 哲・後藤 守 (6)後藤 守・小笠原詠子・井上栄子:統合保育の 動向(ⅠⅠ).北海道教育大学紀要,1985(c),(第1. 部C),第36巻第1号,201−211. (7)後藤 守・小笠原詠子・小笠原仁:北海道にお ける障害児保育の動向と課題(第2報).北海道教. 育大学僻地教育研究,1990,第44号,31−41. (8)小笠原詠子・後藤 守:北海道における統合保 育の動向に関する研究.北海道大学教育学部紀要, 1991(a),55号,47−55. (9)後藤 守・小笠原詠子・小笠原仁・金澤克美: 精神遅滞児の事例における統合保育の動向と課 題.北海道教育大学紀要,1991(b),(第1部C),. 第41巻第2号,79−87. (lq)後藤 守・小笠原詠子・小笠原仁・金澤克美:. 障害児保育に関する地域的特性に関する研究.北 海道郡部の保育所の事例を中心として.北海道教 育大学僻地教育研究,1991(C),第45号,15−26. (ll)小笠原詠子・後藤 守・金澤克美:障害児保育 に関する地域的特性に関する研究(ⅠⅠ).北海道郡 部の幼稚園の事例を中心として.北海道教育大学. 僻地教育研究,1993,第47号,43−49. (l劫 札幌市民生局:はばたき.札幌市の障害児保育. 札幌市民生局,1992.. n3)Pineault,B.&Stayrook,N.著,三浦 哲訳:特 殊サービスの統合.生徒のニーズにバランスよく 応じるために.北海道教育大学僻地教育研究, 1995,第49号(印刷中). 後藤恵美子(北海道教育大学札幌校非常勤講師) 金津 克美(北海道教育大学札幌校非常勤講師) 小笠原詠子(北海道教育大学札幌校非常勤講師) 三浦 哲(北海道教育大学札幌校助手) 後藤 守(北海道教育大学札幌校教授). −16−.
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