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児童における社会的事象の認知-情報源の分析-

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Academic year: 2021

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(1)Title. 児童における社会的事象の認知-情報源の分析-. Author(s). 奥山, 冽; 加藤, 敏之. Citation. 僻地教育研究, 50: 119-129. Issue Date. 1996-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1540. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである. Hokkaido University of Education.

(2) No.50. 1996.3. 児童における社会的事象の認知 一倍報源の分析一. 奥山 例・加藤 敏之(北海道教育大学釧路校) Child’sRecognitionofSocialPhenomena. −AnAnalyticalStudyofInfbrmationSources− KiyoshiOKUmMAandToshiyukiKÅTO. の接触度の差等が含まれると思われる。社会的事象に. 目 的. かかわる児童の認知に対して,これらが与える影響に. われわれは1994年,北海道東部の児童の生満と. ついて検討するのが本稿の目的である。. 意識に関するアンケート調査を実施した。調査票は 方 法. 全体として生活調査99設問.意識調査42設問から 構成された。この結栗のうち,疲労感にかかわる意 識調査の分析はすでに報告した(奥山・他,1鮒5a;奥. 被験者 釧路市内A小学校児童321名,同じくB小 学校児童147名,同じくC小学校児童215名,釧路. 山・他,1995b)。そこでは,疲労感の自訴率が学年. 管内D小学校(小僻1)児童125名.同じくE小学. とともに顕著に増大したが.予想された地域差はほ. 校(小僻準)児童206名,同じくF小学校(小僻準). とんどみられなかった。いいかえれば.児童を疲弊. 児童206名.計1220名を対象とした(表1)。これ. させる否定的な状況が,都市.郡部の適いにかかわ. らの小学校6校のうち.前3校は釧路市内に位置す. りなく共通してあることが示唆された。. る。後3校は釧路市北部に隣接する厚岸郡の太平洋. また.社会的事象の認知にかかわる結果について. 沿岸部に位置し,地域の主要産美は近海漁業である。. もー部を報告した(奥山・他,1996)。「受験」、「項. 本稿では前3校の児童を都市の児童.後3校の児童. 境汚染」.「エイズ」等,社会的事象を表す5個の単. を郡部の児童として群化した。. 語をとりあげ.これらを贈材として,関心の程度.. 調査項目 「公害」,「大気汚染」,「環境保全」,「農. 不安感の強さ,改善への志向等をきいた20項目を. 薬」.「地球混噴化」.「オゾン層破壊」,「リサイクル. 分析し.学年姜.地域差を検討した。その結果.20. 運動」,「エイズ」,「偏差値」,「センター試験」.「業. 項目中15項巨=ニおいて,学年にともない関心の程 度や不安感,改善への志向等が単調に強まる傾向が. 表l 機職者 人数(女子内牧). 認められた。一方,疲労感の結果と異なり,20項. 2年. 目中15項目において地域差も認められ,いずれも. 4年. 6年. 合 計. 都市A小学校112(60)104(42)105(59)321(161). 郡部に比べて都市の児童の関心の程度や不安感.改. B小学校 46(21) 50(30) 51(29)147(80). 善への志向等が大であった。. C小学校 77(38) 73(封) 65(36)215(108). 本稿では.同じ調査に含まれる,社会的事象を表す. 計 235(119)227(l(裕)221(124)鵬3(封9). 単語の認知と,それらの情報源をきいた項目の結果に. 郡部D小学校 43(27) 42(20) 40(16)125(63). ついて分析する。本稿で対象とする児童は.北海道東 部の中規模都市に居住する群と.同じく北海道東部で. E小学校 63(37) 朗(41) 49(30)206(108). はあるが沿岸漁村に居住し,前者とは生活環境を異に. F小学校 70(28) 餌(39) 72(46)206(113) 計 176(92)190(l00)171(92)537(2糾). する群からなっている。それぞれの生活瑠璃の適いに. 合 計 411(211)417(200)392(216)1220(633). は.教育条件の差.家庭・地域瑠璃の差.情報蝶体へ −119−−.

(3) 奥山 例・加藤 敏之. 者テスト」,「模擬テスト」,「週休2日制」.「現役・. リーと学年の交互作用があり,認知者の標準効果は. 浪人」の14偶の単語について.知っているか否か. 2年で低く.4年.6年で高かった(表2.4)。. をきいた。また.知っている場合.どのようにして. 地球温暖化 カテゴリーと地域の交互作用は認めら. 知ったかを,テレビ,新聞,家族,先生.授業.友. れなかった。カテゴリーと学年の交互作用があり.. 人,本.その他のいずれかから選ぶことを求めた。. 認知者の標準効果は2年で低く.6年で高かった. 原票は,単語「共同テスト」を含むが.本稿の分析. (表2.5)。. の対象からは除いた(別表1)。. オゾン層破壊 力テゴリーと地域の交互作用があ. 手続き それぞれの学校の学級担任を通じて調査用. り,認知者の標準効果は都市で高く.郡部で低かっ. 紙を配布し,各家庭において被験者本人が単独で,. た。カテゴリーと学年の交互作用があり,認知者の. もしくは保護者と相談しながら記入した結果を同じ. 標準効果は2年で低く,6年で高かった(表2.6)。. 手続きで回収した。. リサイクル カテゴリーと地域の交互作用があり,. 実施時期1994年1月より3月までの間に調査用紙. 認知者の標準効果は都市で高く.郡部で低かった。. の配布ならびに回収を行った。. カテゴリーと学年の交互作用があり.認知老の標準. 効果は2年で低く,4年,6年で高かった。また, 結 果. 3次の交互作用があり,都市・2年の認知者の標準 効果は高く.郡部・2年のそれは低かった(表2.7)。. 単爵を認知した者の比. エイズ カテゴリーと地域の交互作用があり,認知. それぞれの単語を認知した者の人数について,カ テゴリー×地域×学年の3重クロス表に集計した結. 者の標準効果は都市で高く,郡部で低かった。カテ. 果を表2.1一義2.14に示す。これらを3次元の対. ゴリーと学年の交互作用があり,認知者の標準効果. 数一線形モデル分析(弓野.1981)により処理した。. は2年で低く.4年,6年で高かった(表2.8)。. 分析の対象とした次元のうち,カテゴリーは標的と. 偏差値 カテゴリーと地域の交互作用があり,認知. するカテゴリーとそれ以外の2水準,地域は都市.. 者の標準効果は都市で高く,郡部で低かった。カテ. 郡部の2水準,学年は2年,4年,6年の3水準で. ゴリーと学年の交互作用があり,認知者の標準効果. ある。課膚の性質上,主効果.および地域×学年の. は2年で低く,6年で高かった(表2.9)。. 交互作用については省略し.カテゴリーにかかわる. センター試験 カテゴリーと地域の交互作用は認め. 交互作用の結果に限って以下に述べる。. られなかった。カテゴリーと学年の交互作用があり.. 公専 カテゴリーと地域の交互作用があり,認知者. 認知者の標準効果は21年で低く,6年で高かった. の標準効果は都市で高く.郡部で低かった。カテゴ. (衷2.10)。. リーと学年の交互作用があり.認知者の標準効果は. 業者テスト カテゴリーと地域の交互作用は認めら. 2年で低く.4年で高い傾向があり.6年で高かっ た。また,3次の交互作用があり,都市・4年の認. れなかった。カテゴリーと学年の交互作用があり. 認知膏の標準効果は2年で低く,4年で高い傾向が. 知者の標準効果は高く.郡部・4年のそれは低かっ. あり,6年で高かった(表2.11)。. た。都市・6年の認知者の標準効果は傾向として低. 模擬テスト カテゴリーと地域の交互作用は認めら. く,郡部・6年のそれは傾向として高かった(表2.1)。. れなかった′,カテゴリーと学年の交互作用があり.. 大気汚染 カテゴリーと地域の交互作用があり,認. 認知音の標準効果は2年で低く,6年で高かった. 知者の標準効果は都市で高く,郡部で低かった。カ テゴリー と学年の交互作用があり∴認知者の標準効. (表2.12)。 週休2日制 カテゴリーと地域の交互作用があり.. 果は2年で低く,6年で高かった(表2.2)。. 認知者の標準効果は都市で高く.郡部で低かった。. 環境保全 カテゴリーと地域の交互作用があり,認. カテゴリーと学年の交互作用があり∴認知者の標準. 知者の標準効果は都市で高く.郡部で低かった。カ. 効果は2年で低く.6年で高かった(表2.13)。. テゴリーと学年の交互作用があり,認知者の標準効. 現役・浪人 カテゴリーと地域の交互作用は認めら. 果は2年で低く.6年で高かった(表2.3)。. れなかった。カテゴリーと学年の交互作用があり,. 農薬 カテゴリーと地域の交互作用があり,認知者. 認知者の標準効果は2年で低く,6年で高かった. の標準効果は都市で高く.郡部で低かった。カテゴ. (表2.14)。 ー120−.

(4) 児童における社会的事象の認知. No.50. 19%.3. 喪2.1単語「公書」を絆知した書の此 人数(%) 郡 部. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (V.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(v.1.)(Ⅴ.21)(V.22) ∼.23)(V.2.) ∼‥1) 小..2) 小‥3)(Ⅴ‥.) 認知青(vl‥). 26. 40 116 179 335. 61 140 227. 66 177 319 562. (17・0)(5l.1)(81、0)(49.0)(14.8)(32.1)(81.9)(42.3)(16.1)(42.4)(81.4)(46.1) 無回答(v2‥). 42 348 150 129. 195 111. 73 658. 31 310 345 240. (83.0) 伊8.9)(19.0)(51.0)(85.2)(67.り (18.1)(57.7)(83.9)(57.6)(18.6)(53.9) 計(v…). 235 227 221 683 176 190 171 537 411 417 392 1220 (100.0)(l00.Q)(100.Q)(100.0)(100.0)(100.O)(100.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(2.10*).v12.(−2.10*),V21.ト2.10*),V22.(2.10*); Vl.1(−13.9…),Vl.2い.85+),Vl.3(15.9★り,V2.1(13.9★★),V2.2(1.85+),V2.3(・15.9★り;. Vl12(2.65★り.vl13(−l.72+),V122(−2.65★り,V123(1.72+),V212(・2.65=),V213(1.72+),V222(2.65★り,V223(・1.72+). 表2.2 ■闊「大気汚染」を絆卸した書の比 人政(%) 郡 部. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (V.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(V.1.)(V.21)(Ⅴ.22) レ.23)(Ⅴ.2.)(V..1) ∼‖2)(Ⅴ..3) 匝…) 認知膏(vl‥). 17. 62 132 211. 9. 33. 73 115. 26. 95 205 326. (7.2)(27.3)(59.7)(30.9)(5.1)(17.4)(42.7)(2l.4)(6.3)(22.8)(52.3)(26.7) 無回答(v2‥). 98 422 385 322 187 8鋸. 89 472 167 157. 218 165. (92.8)(72.乃 伊0、3)(69.1)(鋸.9)(82.6)(57.3)(78.6)(93.7)(77.2)(47.7)(73.3) 計レ…). 235 227 221 683 176 1湘 171 537 411 417 392 1220. (1(拍,0)(1(氾.0)(1(氾.0)(100.0)(100.0)(1(船.勒(1(氾.叫(l00.叫(l00.0)(1(抑.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(2.81**),V12.(−2.8l★*),V21.(−2.81**),V22.(2.81**); Vl.1(−9.43=).vl.3(12.8★り,V2.1(9.43=).v2.3ト12.8★り. 表2.3 単語「環境保全」を認知した者の比 人牧(%) 全 体. 部 都. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.l.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(V‥1)(Ⅴ‥2)(v‥3) (Ⅴ‥.) 認知青(Vl..). 30. 77 136 243. 10. 46. 76 132. 40 123 212 375. (12.8)(33.勒 (6l.5)(35.6)(5.7)(24.2)(44.4)(24.の (9.7)(29.5)(別・.1)(30.7). 無回答(V2..). 205 150. 95 405 371 2糾 180 朗5. 85 440 166 144. (87.2)(66.1)(38.5)(糾.4)(鋸.3)(75.8)(55.6)(75.4)(弧3)(70.5)(45.9)(69.3) 計(Ⅴ…). 235 227 221 683 176 1餌) 171 537 411 417 392 1220 (100.0)(100.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(l00.0)(l(抑.0)(100.0)(100.0)(l(船.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(3.43★り,V12.(・3.43★り,V21.(−3.43★★).v22.(3.43=); Vl.1(一9.89★り,Vl.3(11.7★★),V2.1(9.89★★),V2.3(−1l.7★★). −121−.

(5) 奥山 例・加藤 敏之 表2.4.単稀「よ藁」を認知した寺の比 人数(%) 全 体. 郡 部. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ、11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13) 匝.1.)(Ⅴ.21)(v.22)(Ⅴ.23)(v.2.)(Ⅴ‥1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ・・3) 匝‥・) 認知者付1‥). 83 165 199 447. 29 119 144 292 112 284 343 739. (35.3)(72.7)(90.0)(65.4)(16.舅 (62.り (糾.2)(54.4)(27.3)(68.1)(87.9 (60.6) 無回答(v2‖). 71. 22 236 147. 62. 152. 27 245 299 133. 49 481. (糾.7)(27.3)(10.0)(封.6)(幻.5)(37.4)(15.8)(45.6)(72.7)(31.9)(12、5)(39.4) 計付‥.). 235 227 221 683 176 1鮒 171 537 411 417 392 1220. (l00.0)(100.叫(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.q(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0) 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(4.54★★),V12.(4.54★★),V21.(4.54★★),V22.(4.54★★); Ⅴ.11(2.7針り,Ⅴ.21(・2.78★★); vl.1(−16.0★★),Vl.2(2.11★),Vl.3(・12.1★り,V2.1(16.0★★),V2.2(−2.11★),V2.3(−12.1★★). 表2.5.単讃「地球温囁化」を才知した者の比 人数(%) 全 体. 部 都. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(V.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.1.)(V.21) レ.22)(v.23)(V.2.)(V‥1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3)(Ⅴ…) 認知音小1..). 59 130 204. 15. 9. 48. 83 140. 24 107 213 344. (6.4)(26.0)(鎚.8)(29.9)(5.1)(25.3)(48.5)(26.1)(5.8)(25.7)(別.3)(28.2) 無回答(v2‥). 91 479 167 142. 220 168. 88 397 387 310 179 876. (93.6)(74.0)(41.2)(70.1)(94.9)(74.7)(51.5)(73.9)(94.2)(74.3)(45.7)(71.8) 計(V…). 235. 227. 221 683 176 190 171 537. 411 417. 392 1220. (1(氾.0)(1(粕.0)(1(札0)(1(氾.0)(100.0)(100.0)(100.0)(1(拍.0)(1(拍.0)(1(拍.0)(100.0)(1(泊.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vl.1(−10.4★★),Vl.3(13.3★★),V2.1(10.4★★),V2.3(−13.3★り. 表2.6 単語「オゾン層破犠」を認知した寺の比 人数(%) 郡 部. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ、13)(v.l.)(Ⅴ.21)(V.22)(Ⅴ.23)(v.2.)(v..1)(V‥2)(Ⅴ..3) (Ⅴ…) 認知者(vl..). 40 102 179 321. 12. 55 107 174. 52 157 286 495. (17.0)(44.9)(81.0)(47.0)(6.8)(28.9)(62.6)(32.4)(12.7)(37.6)(73.0)(40.6) 無回答(V2‥). 195 125. 42 362 1糾 135. 朗 363 359 260 106 725. (83.0)(55.1)(19.0)(53.0)(93.2)(71.1)(37.4)(67.6)(87.3)(62.4)(27.の (59.4) 計什…). 235 227 221 683 176 1鮒 171 537 411 417 392 1220. (1(氾.0)(100.0)(100.0)(100.0)(1(札0)(100.0)(1(犯.0)(1(氾.0)(100.0)(100.0)(100.0)(l00.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(5.53★★),V12.(−5.53★★),V21.(−5.53**),V22.(5.53★*): Ⅴ.11(2.35★),Ⅴ.13(−2.53★),V.21(−2.35★),V.23(2.53★); Vl.1(−12.3★★),Vl.3(15.1=),V2.1(12.3★★).v2,3(−15.1★り. ー122−.

(6) 児童における社会的事象の認知. No.50. 1996.3. 表2.7 離籍「リサイクル」を諾知した書の比 人敦(%) 都 市. 郡 部. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(V.13)(Ⅴ.1.)(V.21)(Ⅴ.22)(v.23)(Ⅴ.2.)(Ⅴ‥1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3)(Ⅴ…) 認知者(Vl‥). 141 189 199 529. 70 154 148 372 211 343 347 901. (60.叫 (83.3)(00.り (77.5)(39.8)(81.1)(86.5)(69.3)(51.3)(82.3)(朗.5)(73.9) 無回答(V2‥). 鋸. 38. 22 154 106. 36. 23 165 200. 74. 45 319. (40.叫 (16.7)(10・叫 (22.5)(60.の (18.9)(13.5)(30.7)(48.7)(17.7)(11.5)(26.1) 計(Ⅴ…). 235 227 221 683 176 190 171 537 411 417 392 1220 (l(氾.り(100.功(l00.り(100.0)(100.の(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.(2.88★つ,V12.(−2.8針り.v21.し2.88★★),V22.(2.8針り; Vl.1(−12.4=),Vl.2(3.24=),Vl.3(7.11★★),V2.1(12.4★り,V2.2(・3.24★★),V2.3(−7.1l★★); Vlll(l.99★),V121(−1.99★),V211(・1.99★),V221(1.99★). 表2.8.単踊「エイズ」を認知した者の比 人数(%) 全 体. 郡 部. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 レ.11)(V.12) 什.13)(Ⅴ.1.) 叶.21) 小.22)(Ⅴ.23) 匝.2.) N‥l)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3)(Ⅴ…) 認知者(vl‥). 71 149 146 366 203 341 346 8鮒. 132 192 200 524. (56.2)(糾.6)(弧5)(76.7)(40.3)(78.4)(約.4)(68.2)(49.4)(飢.8)(8乳3)(73.0) 無回答(V2‥). 103. 35. 41. 21 159 105. 76. 25 171 208. 46 330. (43.8)(15.4)(9.5)(23.3)(59.刀 (21.6)(14.6)(31.8)(弧6)(1$.2)(11.7)(27.0) 計(Ⅴ…). 235 227 221 683 176 190 171 537 411 417 392 1220 (100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(1(拍.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の棟准効果は次の通りであ. った。. Vll.(2.87★り.v12.(−2.87…).v21.(・2.87★★),V22.(2.87★★); Vl.1(−12.6★り.vl.2(3.20★★),Vl.3(7.23★★),V2.1(12.6★り,V2.2(−3.20★★),V2.3〔7.23★り. 表2.9 単語「偏差傭」を認知した者の比 人数(%) 都 市. 2年 4年 6年 計. 全 体. 郡 部. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計. (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(V.13)(v.1.)(Ⅴ.21)(V.22)(v.23)(,.2.)(V..1)(v‥2)(,..3)(Ⅴ) 認知膏(Vl‥). 17. 65 107 189. 7. 28. 72 107. 24. 93 179 296. (7.2)(28.6)(48.4)(27.7)(4.0)(14.7)(42.1)(19.9)(5.8)(22,3)(45.7)(24.3) 無回答(V2‥). 99 430 387 324 213 924. 218 162 114 494 169 162. (92.8)(7l.4)(51.6)(72.3)(96.0)(85.3)(57.9)(00.1)(94.2)(77.7)(弘3)(75.7) 計(Ⅴ.‥). 235 227 221 683 176 190 171 537 411 417 392 1220 (1(拍.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.り(1(氾.㊥(1(犯.0)(100.0)(1(拍.0)(l00.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。, Vll.(2.38*).v12.(・2.38★).v21.(−2.38*),V22.(2.38★); Vl.1(−8.90**),Vl.3(1l.3**),V2.1(8.90**),V2.3(・11,3★★). −123−.

(7) 奥山 例・加藤 敏之 表2.10 単語「センター拭♯」を認知した着の比 人数(%) 全 体. 郡 部. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計. 2年 4年 6年 計. (V.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13) レ.1.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(Ⅴ‥1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3)(Ⅴ…) 認知音(vl..). 11. 29. 76 116. 5. 29. 44. 78. 16. 58 120 194. (4.乃 (12.8)(3札4)(17.0)(2.8)(15.3)(25.7)(14.5)(3.9)(13.9)(30.6)(15.9) 無回答レ2‥). 224 198 145 567 171 161 127 459 395 359 272 1026 (95.3)(87.2)(65.6)(83.0)(97.2)(糾.7)(74.3)(85.封 (96.1)(86.1)(69.4)(朗.1). 計匝…). 235 227 221 樋3 176 100 171 537 411 417 392 1220. (100.0)(100.q(100.q(100.q(100.¢(100.0)(100.0)(100.り(100.0)(100.の(100.り(100.0) 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効儒は次の通りであった。 Vl.1(−6.93★り,Vl.3(9.23★り,V2.1(6.93★り,V2.3(−9.23…). 表2.11単語「業者テスト」を認知した者の比 人数(%) 全 体. 部 都. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 レ.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.1.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.) 付‖1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3)(Ⅴ…) 認知者(vl‥). 9. 29. 61. 99. 4. 27. 37. 68. 13. 56. 98 167. (3.8)(12.8)(27.6)(14.5)(2.3)(14.2)(21.6)(12.7)(3.2)(13.4)(25.0)(13.7) 無回答叶2‥). 226 1粥 160 5糾 172 163 134 469 398 361 294 1053. (96.2)(87.2)(72.4)(85.5)(97.7) は5.扮 (78.4)(87.3)(96.㊥ (86.6)(75.0)(86.3) 計匝...). 235 227 221 6幻 176 1聞 171 537 411 417 392 1220. (1(粕.0)(100.0)(100.叫(1(抑.0)(100.0)(1(氾.0)(100.り(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効儒は次の通りであ. った。. vl.1(・6.49★り,Vl.2(1.88+),Vl.3(7.80★り,V2.1(6.49★り,V2.2(−1.舶+),V2.3(−7.80★り. 表2.12 単語「模擬テスト」を認知した舌の比 人枚(%) 郡 部. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (▼.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(Y.1.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(Ⅴ‥1)(Ⅴ‥2)(Ⅴ‥3) (Ⅴ…) 認知書付1‥). 18. 52 116 1鋪. 11. 42. 67 120. か. 94 183 306. (7.7)(22.9)(52.5)(27.2)(6.3)(22.1)(39.2)(22.3)(7.1)(22.5)(46.7)(25.1) 無回答小2‥). 217 175 105 497 165 148 104 417 382 323 209 914 (92.3)(77.1)(47.5)(72.8)(93.8)(77.9)(60.8)(77.7)(92.9)(77.5)(53.3)(74.9). 計叶…). 235 227 221 槌3 176 1洲 171 537 411 417 392 1220. (l00.0)(1(泊.0)(100.0)(100.0)(100.0)(1(粕.q(1(氾.0)(1(拍.0)(1α).り(100.り(l00.り(100朋. 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vl.1(・9.06★り,Vl.3(11,6★り,V2.1(9.06★★),V2.3(−11.6★★). ー124−.

(8) No.50. 児童における社会的事象の認知. 1ミ粉6.3. 喪2.13 単語「週休2日制」を珠知した著の比 人牧(%) 都 市. 部 都. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(V.13) レ.l.) レ.21) 付,22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(Ⅴ‥l) 匝‥2) 匝‥3)(V...) 認知音(Vl..). 108 162 1飢 451. 57 100 128 285 165 262 309 736. (46.0)(71.4)(飢.餌 (66.り (32.4)(52.句 (74.9 (53.1) 伊0.1)(62.8)(78.8)(60.3) 無回答匝2..). 127. 65. 40 232 119. 00. 43 252 246 155. &3 4糾. (糾.り (28.句 (18.1)(封.q (67.㊥ (47.4)(25.1)(46.叫 (59.9)(37.2) 位1.2)(39.7) 計(V‥.). 235 227 221 683 176 100 171 537 411 417 392 1220 (l00.0)(100.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効雇は次の通りであった。 Vll.(4.86=),V12.(ヰ.86★り,V21.(ヰ.86=),V22.(4.86★り; Ⅴ.11(2.03★),Ⅴ.21(・2.03t); Vl.1(・10.3=),Vl.3(8.82★り,V2.1(10.3★り,V2.3(欄.82…). 喪2.川 攣鰐「現世・浪人」を詳知した書の比 人数(%) 郡 部. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(v.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.1.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(Ⅴ..1)(Ⅴ..2)(Ⅴ..3)(V...) 認知音(Vl‥). 26. 鋸 119 209. 15. 56. 70 141. 41 120 1さ9 350. (11.1)(28.2)(53.8)(30.6)(8.5)(29.5)(40、9)(26.3)(10.0)(28.8) 伊さ.2)(28.7) 無回答(V2..). 209 163 102 474 161 134 101 396 370 297 203 870 (舶.9)(7l.8) 伊6.2)(69.4)(91.勤 (70.9 (59.1)(73.7)(舗.り (71ヱ)(51.8)(7l.3). 計匝…). 235 227 221 6幻 176 190 171 537 411 417 392 1220. (100.q(1(灯明(100.0)(100.叫(100.q(l00.り(l00.り(100.q(100.0)(100.0)(100.0)(100.の 縛 考:対政一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の棟準効果は次の通りであった。 Vl.1(−9.4l★★).vl.3(10.4★り,V2.1(9.41★り,V2.3(−10.4★り. 分析の対象とした次元のうち.カテゴリーは棟的と. 単語の情報源. するカテゴリー(選択者)とそれ以外(非選択音). 全反応に対するそれぞれの情報源の選択率は.テ. レビ12.2%,新聞1.0%,家族4.4%,先生2.9%, の2水準,地域は都市.郡部の2水準,学年は2年. 授業4.2%,友人0.6%,本1.9%.その他3.0%, 4年.6年の3水準である。課噂の性質上,主効果, および地域×学年の交互作用については省略し,カ. 禎数選択9.0%であった。また.全反応に対する無 回答の此は60.9%であった。情報源選択の結果を.. テゴリーにかかわる交互件用の結果に限って以下に. 14個の単語のいずれかにおいて.テレビ・新聞・. 述べるっ. 本のいずれかを選択した者と残余.先生・授其のい. テレビ・新聞・車 力テゴリーと地域の交互作用が. ずれかを選択した者と残余,家族・友人・その他の. あり.選択者の棟準効果は都市で高く,郡部で低か. いずれかを選択した者と残余.および複数個を通釈. った。カテゴリーと学年の交互作用があり.選択者. した者と残余に再分類し,それぞれについて、カテ. の標準効果は2年で低く,4年,6年で高かった. ゴリー×地域×学年の3垂クロス表に集計したの が,表3.1−表3.4である。これらを3次元の対. (表3.1)。 先生・授業 カテゴリーと地域の交互作用は認めら. 数一線形モデル分析(弓野,1981)により処理した。. れなかった。カテゴリーと学年の交互作用があり, −125−.

(9) 奥山 例・加藤 敏之. 選択者の棟準効果は2年で低く.6年で高かった。. 択者の標準効果は都市で高く,郡部で低かった。カ. また,3次の交互作用があり,都市・2年の選択者. テゴリーと学年の交互作用があり,選択者の標準効. の楳準効果は高く,郡部・2年のそれは低かった. 果は2年で低く,6年で高かった(表3.4)。. (表3.2)。 情報源の種類と居住地域・学年. 蒙族・友人・その他 カテゴリーと地域の交互作用. 14個の単語のいずれかにおける.テレビ・新. があり,選択者の標準効果は都市で高く.郡部で低 かった。カテゴリーと学年の交互作用があり,選択. 聞・本のいずれかの選択と残余.先生・授業のいず. 者の標準効果は2年で低く.4年で高く.6年で傾. れかの選択と残余.家族・友人・その他のいずれか. 向として高かった(表3.3)。. の選択と残余,および禎数選択と残余の4変数を説. 複数邁択 カテゴリーと地域の交互作用があり,適. 明変数とし.居住地域を目的変数として,数量化n. 表3.1「テレビ・新聞・本」を情#濡とした着の比 人数(%) 社会的事象を表す14偶の単語のいずれかについて、「テレビ」、「新聞」、「本」のいずれかを情報源とした場合を選択者 とし、残余を非選択育とした。 全 体. 郡 部. 都 市. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 レ.11) 小.12) 匝.13)(Ⅴ.1.) 叶.21) レ.22) 匝.23) 匝.2.)(v‥1)(v‥2)(v..3)(V‥.). 56. 非選択舌(Vl..) 100. 98. 41 197. 51. 41 1鮒 198 107. 82. 3即. (42.6)(24.7)(18.6)(28.8)(55.7)(26.8)(24.0)(35.4)(48.2)(25.7)(20.9)(31.7) 遭訳者(V2..) 135. 171 180. 78 139 130 347 213 310 310 833. 486. (57.4)(75.3)(81.4)(71.2)(44.3)(73.2)(76.0)(糾.6)(51.8)(74.3)(79.1)(68.3). 計(V…) 235 227 221 683 176 1鮒 171 537 411 417 392 1220 (1(札明(100.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(1(氾.0)(1(札0)(100.0)(1(札0)(100.0) ♯ 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.〔2、31★),V12.(2.3l★),V21.(2.31★),V22.(・2.3l★); ▼1.1(8.64◆★),Vl.2(−2.63★り,Vl.3(−5.24=),V2.1(−&64…),V2.2(2.63★★),V2.3(5.24★り. 表3.2 「先生・授業」を情報源とした舌の比 人数(%) 社会的事象を表す14偶の単語のいずれかについて、「先生」、「授業」、のいずれかを情報源とした場合を選択者とし、残 余を非靂駅名とした。 部 都. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計. (V.11)(V.12)(V.13) b,.1.)(v.21)(v.22)(v.23)(V.2.)(V..1)(V..2)(V..3) (V…). 非選択青(Vl..) 100 126. 76 362 144 101. 55 300 304 227 131 662. (68.1)(55.5)(封.4)(53.0)(飢.8)(53.2)(32.2)(55.9)(74.0)(餌.4)(33.4)(封.3) 選択者(V2..). 75 101 145. 32. 321. 89 116 237 107 190 261 558. (31.印 (44.9 (65.句 (47.0)(18.2)(46.8)(67.8)(崩.1)(26.0)(45.6)(鋪.6)(45.7). 計 (Ⅴ.‥) 235. 227. 221. 683 176 190 171 537. 411 417. 392 1220. (100.叫(100.q(100.叫(100.0)(100.0)(100.0)(1(氾.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100,0) 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。′ Ⅴ,11(1.81+),Ⅴ.21(−1.81+); Vl.1(9.89★つ,Vl.3(−10.1★★).v2.1(−9.89★り,V2,3(10.l★★); Vlll(3.00★り,V121(3.00★★),V211(3.00★り,V221(−3.(拇★★). −126岬.

(10) No.50. 児童における社会的車乗の認知. 1996.3. 類(田中・他.1987)を適用した。同様に,学年を. 偏相関係数は,テレビ・新開・本.先生・授業,な. 目的変数として,数量化Ⅲ類を適用した(表4.1一. らびに接数回答の3変数において有意に大であっ. 義4.2)。. た。神政個の情報源をあげる者.先生・授兼を情報. 付報源の種類と居住地械 相関比は有意に大であっ. 源とする者,ならびにテレビ・新聞・本を情報源と. た。偏相関係数は,家族・友人・その他,ならびに. する暑が学年とともに増加し,変数の寄与の程度は. 桟敷回答の2変数において有意に大であった。家. この順に高かった(表4.2)。. 族・友人・その他を情報源とする者,ならびに神教 偶の情報源をあげる音が,郡部より都市に多く.変 数の寄与の程度はこの順に高かった(表4.1)。 情報源の種類と学年 相関此は有意に大であった。. 表3.3 「豪族・友人・その他」を情報濡とした書の比 人牧(%) 社会的事象を表す14偶の単語のいずれかについて、r家族」、「友人」、「その他」のいずれかを≠報滞とした場合を選択 者とし、残余を非選択膏とした。 部 邸. 都 市. 全 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(Ⅴ.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.1.)(Ⅴ.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(V.2.)(Ⅴ..1) レ‥り 什..3) レ.‖) 非選択者(vl‥) 127. 93. 89 309 118. 卵. 96 313 245 192 185 622. (別y.り (41.0)(40.3)(45.2)(67.の (52.1)(56.1)(5&3)(59.6)(46.0) 極7.2) 侍1.0) 選択者(v2..) 108 134 132. 374. 58. 91. 75 224 166 225 207 598. (46.0)(59.0)(59.7)(封.8)(33.り (47.9)(43.9)(41.乃 埴0.4)(封.0)(52.8)(49.0). 計 (V‥.) 235. 227. 221 683 176 190 171 537. 411 417. 392 1220. (100.0)(100.0)(100.q(1(札0)(100.0)(1(拍.0)(100.0)(100.0)(100.0)(l00.0)(l00.0)(l00.0) 備 考:対政一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであ. った。. Vll.(■.48★り,V12.(4.48=),V21.(4.48=),V22.(■.48★り; Vl.1(4.20★り,Vl.2(−2.41★),Vl.3(−1.82+),V2.1(■.20=).v2.2(2.4l★),V2.3(1.82+). 喪3.4 複数佃の憎犠濡をあげた寺の比 人数(%) 社会的事象を表す14個の単適のいずれかについて、織数個の情報源をあげた場合を選択者、域余を非凛釈儀とした。 部 部. 都 市. 会 体. 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 2年 4年 6年 計 (Ⅴ.11)(V.12)(Ⅴ.13)(Ⅴ.1.) 匝.21)(Ⅴ.22)(Ⅴ.23)(Ⅴ.2.)(V..1) 匝..2) 什..3) 匝‥.). 非選択音(Vl..) 1舶 lか. 70 387 161 126. 70 357 349 255 140 744. (80.0)(舗.8)(31.7)(弧7)(9l.5)(66.3)(40.9)(66.勾 (糾.9)(6l.2)(35.7)(6l.0) 選択者(V2..) 47. 9B 151 296. 15. 64 101 180. 62 162 252 476. (20、0)(43.2)(68.3)(43.3)(8.5)(33.7)(59.1)(33.5)(15.1)(:娼.8)(鋸.3)(39.0). 計 (Ⅴ…) 235 227 221 683 176 1舗 171 537 411 417 392 1220 (100.0)(l00.叫(l00.0)(100.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(1(粕.0)(l00.0)(100.0)(100.0)(1(拍.0). 備 考:対数一線形モデル分析により確認された有意な交互作用の標準効果は次の通りであった。 Vll.し3.05★り.v12.(3.05=),V2l.(3.05★り.v22.(・3.05★り; Vl.1(11.2★*),Vl.3(−12.2**),V2.1(−11.2**),V2.3(12.2★*). −127−.

(11) 奥山 例・加藤 敏之. 単語のうち,8個は環境間軋 7個は教育問腐に舌 考 ♯. 及するものとして大別されるので.環境問題にかか. 14個の単語の全てにおいて,学年にともない認. わる単語の認知に地域差のあるものが多いといえよ. 知者が増加したのは当然といえよう。. う(df;1,∬2;4.3乳p<.05)。しかし,調査票作成の時 点で質の差を考慮した単語の選択を行っていないの. 9個の単語において地域差がみられ,いずれも都 市の児童における認知者が.郡部の児童におけるそ. で,この点の解釈は保留したい。 14個の単語全体を通じた情報源の選択を分析し. れよりも多かった。前稿(奥山・他,1996)と整合. た結果から.いずれの情報源についても.適訳の頻. する結果である。 地域差のみられた単語は「偏差値」,「週休2日制」. 度は学年にともない高まるということがいえる。ま. の2個を除くと,いずれも現今の環境問題に含まれ. た,数量化Ⅱ頬による処理の結果から,裡数個の情. る社会的事象を表すことで共通している。14個の. 報源,先生・授業という情報源,ならびにテレビ・. 表4.1 社会的事書の情報茸の種類と居住地域 (数1化Ⅱ類による分析). カテゴリー 頻度 カテゴリー 範囲. 変 数. 偏相関. 数量 テレビ・新聞・本. 先生・授業. 非選択青. 387. 選択者. 833. −0.18379. 非選択者. 662. −0.01698. 選択者. 558. 0.02014. 622. 0.70903. 598. 月.73748. 家族・友人・その他 非選択音. 選択者 積数偶の情報源. 官任地域. 非選択青. 0.39561. 744. 0.41170. 選択者. 476. −0.64350. 都 市. 6幻. 孔1崩87. 郡. 537. 部. 朗. F. 検定結果. 係数 0.57940. 0.掴2糾. 1.1215. 2.244. 0.03712. 0.00297. 1,1215. 0.011. 1.44651. 0.11733. 1.1215. 1.05520. 0.(鳩370. 1.1215. クコ・0.02669 4.1215. 16.900. n.s.. n.s.. =. 8.573. ★★. 8・330. ★★. 0.18426. 表4.2 社会的事象の憎#漂の種類と学年 (数暮化Ⅱ類による分析). 変 故. カテゴリー 頻度 カテゴリー 範囲. 偏相関. 数量 テレビ・新聞・本. 先生・授業. 家族・友人・その他. 便数偶の情報源. 非選択竜. 387. 選択者. 833. 非選択者. 662. 選択者. 558. 非選択者. 622. ・0.05193. 744 ・0.溺168. 476. 4 年 6 年. 411. 417 392. 0.51012. 1,03415. 0.10594. 非選択音. 年. 1,1215. 23.4糾. 検定結果. 0.13761. ★★. 0.2餅)39. 1.1215. 11l.898. ★★. 0.56115. 598. 2. F. 0.16182 ・0.47299. 選択者. 選択者 学年. −0.34831. df. 係数. 0.03175. 1,1215. 1.226. n.s.. 0.05401 1.43959 0.3き777. 1,1215. 215.0封. ★★. 0.87791 −0.64135. 0.03194 0.63朗5. −128−. ヮ2功・269脚1・1215 112・286. ★★.

(12) 児童における社会的事象の認知. No.50. 1996.3. 新聞・本という情報源の選択率が学年にともない. 文 献. この順に増大するということがいえる。これらのう. ち.先生・授業という情報源は,公教育の中での環. (1)奥山 例・中島常安・加藤敏之1995a 子ど. 境教育の実施とかかわって∴囁鳩間圏に言及した単. もの疲労感一学年姜の分析一 釧路短期大学紀要. 語群の認知率との交互作用のあることが予想され. 22 27−35. れについても.選択の頻度は郡部に比べて都市が高. (2)奥山 例・加藤敏之1995b 道東の子どもの 疲労感 僻地教育研究 49 97−100 (3)奥山 例・中島常安・知将敏之1996 児童に. いということがいえる。同様に,数量化Ⅲ現による. おける社会的事象の認知一学年姜.地域差の分. 処理の結果から、家族・友人・その他という情報源,. 析一釧路短期大学紀要 231−10. る。しかし.既述の理由から分析は省略したい。 同じく,先生・搾業を除く3種類の情報源のいず. ならびに極致個の情報源の選択率が,郡部より都市. く4)弓野憲一1981対数一線型モデルによる質的. において,この順に高いということがいえる。テレ. データの解析とそのためのBASICプログラム. ビ・新聞・本の選択率を都市・郡部で比較した場合,. 静岡大学教育学部研究報告(自然科学篇)32. 前稿(奥山,1996)の予想と異なり,他の情報源に対. 18瓢215. (5)田中豊・垂水共之・脇本和昌1987 パソコン. して必ずしも一貫して体勢であるとはいえない。先. 生・授兼という情報源は.すでに単純な度数比較の. 統計解析ハンドブックⅡ 多変量解析絹 共立出版. 段階で地域差を示さなかった。このこととあわせる と,社会的事象についての情報源の地域差の焦点は, 付 書己. マクロなマスメディアのレベルにはなく.個人間の 交流というミクロなレベルにあるといえよう。. 本研究の調査にご協力いただきました釧路市立大 楽毛小学校,同寺小学校.国立北海道教育大学付属 釧路小学校,浜中町立潤多布小学校.厚岸町立真電 小学校.厚岸町立厚岸小学校の諸先生方.ならびに 子ども連に心からのお礼を申し上げます。. 別表1 世間の形式 あなたは、つぎのことばを知っていますか。知っているものには、()の中に○をいれ、ど のようにして知ったかを、下の①から⑧までの中からえらんで、()の中に書いて下さい。1 つでなくていいです。. 例:エイズ(○、①、⑨). こうかい イ.公害( ). たい± んせん. ロ.大気汚染( ). ハ.遠銘霹箋(). 〟Jうやく. ち亀■うIJ人だんか. ニ・農薬( ). ホ.地球温嘩化( ). へ.オゾン層破欄( ). ト.リサイクル( ). チ.エイズ( ). ヌ.偏差瞳( ). しけん ル.センター試製( ). ワ.葉音テスト( ). もぎ ヨ.模擬テスト( ). タ.遺体ZEl制(). (Dテレビで知った. ぎょうL t■. し●うさ■うふつかせIl. し人.ト人 ②新聞で耽んだ. そうIJかい. −▲うとう. カ.共同テスト() け人1さ ろうlこ人. レ.現役・浪人(). (卦おうちの人にきいた. じ●さ■上う. ④学校で先生に開いた. ¢)学校で授業で習った. (む本で読んだ. ⑧その他. −−129−. ⑥友だちに仰いた.

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