• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : Relationship between Hyposalivation and Acute Respiratory Infection in Dental Outpatients

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : Relationship between Hyposalivation and Acute Respiratory Infection in Dental Outpatients"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Relationship between Hyposalivation and Acute

Respiratory Infection in Dental Outpatients

Author(s)

岩渕, 博史

Journal

歯科学報, 112(2): 228-229

URL

http://hdl.handle.net/10130/2767

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 口腔は呼吸器の入り口であるため,そこの乾燥は口腔粘膜のみならず,上気道粘膜にも障害を生じさせ,病 原微生物の上気道粘膜への定着や侵入を容易にさせている可能性がある。唾液分泌量減少は高齢者に多くみら れるため,高齢者が罹患すると重篤化しやすい急性呼吸器感染症との関係を調査することは重要であると思わ れる。そこで唾液分泌量減少が急性呼吸器感染症罹患の危険因子であるという仮説のもと前向き研究を行っ た。 2.研 究 方 法 調査対象は栃木病院歯科口腔外科外来通院中患者で宇都宮市近郊に在住する40歳以上の男女で慢性的な呼吸 器疾患を有していない323人とし,急性呼吸器感染症の罹患状況を6か月間追跡調査した。調査開始は2006年 10月1日で追跡調査は2007年3月31日に終了した。調査は選択回答式で自記入式の質問票を用いて,郵送法に て行った。また,年齢,性別,外出時のマスク使用習慣,外出から帰宅後のうがい習慣,外出から帰宅後の手 洗いの習慣,1か月間の外出頻度,インフルエンザワクチン接種の有無,既往症の有無,併存疾患の有無,内 服薬の有無,喫煙の有無を調査した。唾液分泌量減少の判定は10分間ガムテストを用い,1分間当たりの唾液 分泌量(唾液分泌速度)が0.6ml 以下を唾液分泌量減少と判定した。今回対象とした急性呼吸器感染症はかぜ症 候群とインフルエンザとした。統計解析は急性呼吸器感染症罹患の有無を目的変数とし,既知の危険因子およ び年齢,性別を説明変数とし,ロジスティック回帰分析を用いて単変量および多変量解析を行い,目的変数に 対する複数の説明変数の影響を排除した調整オッズ比および p 値,95%信頼区間を求めた。 3.研究成績および結論 追跡調査が完遂できた278人(完遂率86.1%)について解析を行った。急性呼吸器感染症罹患率は60.4%で あった。また,かぜ症候群罹患率は60.4%,インフルエンザ罹患率は1.8%で,インフルエンザ罹患者は全例 がかぜ症候群に罹患していた。対象の属性は平均年齢65.38±9.93歳,性別は男性35例,女性243例であった。 唾液分泌量減少者は96例(35.5%)であった。また,急性呼吸器感染症罹患者では36.9%が唾液分泌量減少で, 非罹患者では30.9%が唾液分泌量減少であった。年齢,性別を調整した上で単変量解析にて p 値が0.2未満で あった変数をモデルに取り込み多変量解析を行った。その結果,内服薬ありはなしに比べ急性呼吸器感染症罹 氏 名(本 籍) いわ ぶち ひろ し

(栃木県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1872 号(乙第 739 号) 学 位 授 与 の 日 付 平成22年9月15日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第2項該当

学 位 論 文 題 目 Relationship between Hyposalivation and Acute Respiratory Infection in Dental Outpatients

掲 載 雑 誌 名 Gerontology, DOI 10.1159/000333147 論 文 審 査 委 員 (主査) 山根 源之教授 (副査) 柴原 孝彦教授 川口 充教授 松久保 隆教授 東 俊文教授 歯科学報 Vol.112,No.2(2012) 228 ―152―

(3)

患率が高く,調整オッズ比は14.219(p=0.017),インフルエンザ予防接種ありはなしに比べ急性呼吸器感染 症罹患率が高く,調整オッズ比は1.996(p=0.030)であった。また,唾液分泌量減少ありではなしに比べ急性 呼吸器感染症罹患率が高く,調整オッズ比は1.761(p=0.048)であった。本研究により唾液分泌量減少が急性 呼吸器感染症の新たな危険因子である可能性が示唆された。この結果は唾液分泌量減少の改善が急性呼吸器感 染症の予防につながる可能性を示した。 論 文 審 査 の 要 旨 本研究では口腔乾燥症(唾液分泌量の減少)が全身疾患に関与していることを明らかにする目的に,口腔が呼 吸器の入り口であることに注目して口腔乾燥症が急性呼吸器感染症罹患の危険因子であるという仮説のもと前 向き研究を行った。 調査は hospital-based population で行われ,2006年10月1日から2007年3月31日までの6か月間,急性呼吸 器感染症の罹患状況を323人に対して追跡調査した。対象とした急性呼吸器感染症はかぜ症候群とインフルエ ンザで,その罹患状況を選択回答式の質問票を用いて毎月郵送法にて調査した。口腔乾燥症の判定は10分間ガ ムテストを用い,1分間当たりの唾液分泌量(唾液分泌速度)が0.6ml 以下を口腔乾燥症と判定した。解析は急 性呼吸器感染症罹患の有無を目的変数とし,既知の危険因子および年齢,性別を説明変数とし,ロジスティッ ク回帰分析にて多変量解析を行い,目的変数に対する複数の説明変数の影響を排除した調整オッズ比および p 値,95%信頼区間を求めた。既知の危険因子は年齢,性別,外出時のマスク使用習慣,外出後のうがい習慣, 外出後の手洗いの習慣,1か月間の外出頻度,インフルエンザワクチン接種の有無,既往症の有無,併存疾患 の有無,内服薬の有無,喫煙の有無について調査した。解析は278人で平均年齢65.38±9.93歳,性別は男性35 例,女性243例であった。かぜ症候群罹患率は60.4%,インフルエンザ罹患率は1.8%で,インフルエンザ罹患 者は全例がかぜ症候群に罹患していた。口腔乾燥症は96例(35.5%)にみられた。また,急性呼吸器感染症罹患 者では36.9%が口腔乾燥症で,非罹患者では30.9%が口腔乾燥症であった。多変量解析の結果では内服薬あり はなしに比べ急性呼吸器感染症罹患率が高く,オッズ比14.219(p=0.017),口腔乾燥症ありではなしに比べ 急性呼吸器感染症罹患率が高く,オッズ比は1.761(p=0.048)であった。以上の結果より口腔乾燥症が急性呼 吸器感染症の新たな危険因子であることが示唆される。 内容に関して本審査委員会では1)対象が hospital-based population,2)口腔乾燥症の判定法,3)性差 が結果に及ぼす影響,4)口腔ケアや摂食嚥下機能との関係について討議ならびに質疑がなされ,概ね妥当な 回答が得られた。また,タイトル,図の表現法,研究方法の説明,英語表記について改善の指摘があり修正が なされた。 本研究で得られた内容は,今後の歯学の進歩・発展に寄与するものであり,学位授与に値するものと判定さ れた。 歯科学報 Vol.112,No.2(2012) 229 ―153―

参照

関連したドキュメント

じた。 球内部に一様熱源が分布し、 球の中心からの距離に比例する自己重力がはた

この 文書 はコンピューターによって 英語 から 自動的 に 翻訳 されているため、 言語 が 不明瞭 になる 可能性 があります。.. このドキュメントは、 元 のドキュメントに 比 べて

 肺臓は呼吸運動に関与する重要な臓器であるにも拘

「必要性を感じない」も大企業と比べ 4.8 ポイント高い。中小企業からは、 「事業のほぼ 7 割が下

春から初夏に多く見られます。クマは餌がたくさんあ

FPSO

 映画「Time Sick」は主人公の高校生ら が、子どものころに比べ、時間があっという間

そのため、夏季は客室の室内温度に比べて高く 設定することで、空調エネルギーの