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60歳代前半層高年齢者活用のための課題 : 高年齢者雇用優良中小企業の実情からみた含意

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Academic year: 2021

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(1)

"60歳 代 前 半 層 高 年 齢 者 活 用 の た め の 課 題"

一高年齢者雇用優良中小企業の実情 か らみた含意一

小 山 田 英 一

"P

rerequisites

to Activating

the

60-65

years

old-Workers

in the Workplaces

— findings from a tentative research —

Eiichi Oyamada

Little study has been tried on ways and means for activating the 60-65 years old— workers, except for partial ones like job re—design.

This small research, which focused the smaller enterprises having excellent person-nel practices for older workers, although an incomplete one, aimed at confirming roughly some hypothetical prerequisites to facilitating the adaptation of older workers to jobs, in connection with their placement, improvement in working envi-ronment and training etc.

It was presumed that high respect to individual careers and versatility had some sig-nificance, not only in terms of placement but also for ability development.

(1)高 年 齢 者 の 雇 用 増加 の 要 請 2020年 に65歳 以 上 人 口の割 合 が23.6%と な る と予 測 され,欧 米 に例 をみ な い急 速 な 高 齢 化 が 進 む が,こ れ が経 済 に もた らす イ ソパ ク トに は 以 下 の もの が あ る.④ 労働 力 人 口の 伸 び 率 の 低 下 が 起 る.こ れ ま で平均1.1%の 伸 び 率 で あ った の に対 し,2010年 には0.2%の 伸 び 率 に低 下す る.こ のた め 経 済 の 活 力へ の 影響 が 懸念 され る.㊥ 貯 蓄 率 の鈍 化 に よ り資 本 形 成 の 速 度 が 鈍化 す る.そ の他,予 測 され る公 的 年金 の受 給 開 始 年齢 の65歳 へ の繰 り下 げ へ の対 応,企 業 の 人 手不 足 へ の対 応,高 年 齢 者 の生 き 甲斐 の 賦 与 と生計 の維 持 の視点 もあ り 各要 因 が 複 合 して,高 年 齢 者 雇 用 の要 請 は 一 段 と高 ま ろ うと して い る. と くに,今 後 の 若年 労働 力 の減 少 は,い わ ゆ る 「構 造 的 人 手 不 足 」 を 招来 し,女 子 と高 年 齢 者 の一 層 の 有 効 活 用 を はか らなけ れ ば,

(2)

経 営 を 維 持 し え な い企 業 が 増 加 す る と思 わ れ る. 国 民 一 般 に 高 齢 期 の 就 労 に 対 す る 積 極 的 意 識 が あ り,約65%の 者 は60歳 を 超 え て も 仕 事 を した い と思 っ て い る(総 理 府 「長 寿 社 会 に 関 す る 世 論 調 査 」,1986年 度).ま た,現 在 何 らか の 収 入 の あ る 仕 事 に 就 い て い る50歳 代 後 半 層 か ら60歳 代 層 男 子 の う ち,現 職 を 「無 期 限 に 続 け た い 」 と す る 者 は36.5%,「70歳 以 上 ま で 働 き た い 」 と す る 者 は13.6%で 就 労 継 続 意 欲 は 非 常 に 強 い(㈲ 高 年 齢 者 雇 用 開 発'協 (1) 会 ,1987年 実 施 調 査). しか し,高 年 齢 者 の 雇 用 情 況 は は か ば か し くな い.1988年 に 常 用 労 働 者30人 以 上 の 全 国 の 事 業 所 の 中 で 定 年 年 齢 が61歳 以 上 の と こ ろ は8.2%,定 年 制 な しは9.2%に す ぎ ず,勤 務 延 長,再 雇 用 の 常 用 労 働 者 に 占 め る61歳 以 上 の 割 合 は,61歳37.4%(1983年45.4%),63歳 38.8%(同44.3%),64歳37.5%(同43.3%)と な っ て お り,5年 前 よ り も低 下 し て い る(労 働 省 「高 年 齢 者 就 業 の 実 態 」,1989年 実 施). ま た,1990年10月 の完 全 失 業 率 は 計 で2.2%で あ った が,60∼64歳 は4.2%で あ った し'90年 の有 効 求 人 倍 率 は 計 で,1.51倍 で あ った の に 対 し60 ∼64歳 は0 .25倍 で,高 年 齢 者 の 雇 用 は,継 続 雇 用 の 場 合,も っ と も実 現 可 能 性 が あ る. こ の よ うな 情 況 下 で,労 働 省 は1990年6月 「高 年 齢 者 等 の 雇 用 の 安 定 等 に 関 す る法 律 の 一 部 改 正 法 」 を 成 立 させ(10月 施 行) ,"60歳 以 上65歳 未 満 の 定 年 到 達 者 が 再 び 雇 用 され る こ と を 希 望 す る と き は,諸 条 件 の 整 備 を 行 っ て も な お,そ の 能 力 に 応 じた 雇 用 の 確 保 が 著 し く困 難 で あ る 場 合 を 除 き,そ の 者 が65歳 に 達 す る ま で の 間,雇 用 す る よ う に 務 め な け れ ば な ら な い"と 規 定 し た. 他 方,60歳 代 前 半 層 の雇 用 が 現 実 的 な も の か ど うか の 議 論 は これ ま で も多 い.戦 前 に は 「隠 居 」 が 認 め られ る年 齢 で あ った し,60∼65歳 は, い わ ゆ る 引 退 年 齢 で あ る.55∼59歳(男 子) の 雇 用 者 が 全 体 に 占 め る 割 合 は50.6%,役 員 は11.3%で あ る が,60∼64歳 で は 雇 用 者28.6 %,役 員8.6%,65∼69歳 で は 雇 用 者15.3%, 役 員7.1%へ と低 下 す る(前 出労 働 省1989年 実 施 調査).し か も,日 本経 営 者 団 体 連 盟 は 60歳 以上 の高 年 齢 者 に つ い て,タ イ プ1eフ ル タイ ム 雇用,タ イ プ2=短 時 間労 働 タイ プ3=就 労 形態 に は拘 泥 せ ず,タ イ プ4=即 引退 とい う展望 を してい るが,流 動 を前提 とす る 臨時 的 労 働 力 で あ る フ ロー型 人 材 を重 視 して (2) い る.ま た,大 企 業 で65歳 まで の 定年 延 長 は 考 え られ な い とす る回 答 は63%に 達 して い る (民 間人 事 行 政 研 究 所,1989年 実 施 調 査). これ ま で大 企 業 は 従 業 員 の年 齢 別 構 成 を ピ ラ ミ ッ ド型 に維 持 す る こ と と,コ ス ト削減 ・ 能 率 維 持 を 高 齢 化 対 策 の主 眠 点 と し,も っぽ ら賃 金 削 減 と出 向 ・転 籍 に 力 を 注 い で い る. こ のた め 現 場 に お け る高年 齢者 活 用 策 は殆 ん ど議 論 され な い.こ れ に対 して,中 小 企 業 で は人手 不 足 のため,高 年齢 者雇用 に先駆 的 に な ら ざ るを え なか った.中 小 企 業 で は定 年 年 齢 到 達後 も引 き続 き 雇用 す る場 合 が殆 どで,東 京都 内 の84.6%の 中 小 企 業 が定 年 後 の継 続 雇 用 を 実施 し,し か もそ の64.1%は 継 続 雇 用 に 限 度 年齢 を 設 け て い な い(東 京 都 ・高 年 齢 者 就 業 シ ス テ ム検 討 協 議会 事 務 局,1989年 実 施 調 査;3)搬 に,中 小企 業 では,経 験.技 能 を 生 かせ る仕 事 に 配置 し,日 常 業務 を遂 行 さ せ る中 で,若 年 層 との組 合 せ 等 職 場 に お け る 協 力 関 係 の 形成 な どに 力 を いれ て い る.し か し,筆 者 が 参 加 した ブ イ ー ル ド ・サ ー ベ イ (1986年 実施 」4)では,製 造 現 場 で高 年 齢 者 を ME機 器 か ら不 必 要 に 遠 ざ け た り,職 場 か ら排 除 す る傾 向 が み られ た.ま た,"今 ま で の技 能 ・経 験 が生 か せ な いか ら"と い う理 由 で,就 職 を辞 退す る例 もあ る.こ の よ うに 一般 に 中 小企 業 のす べ て が高 年 齢者 活 用 の模 範 で あ る とは 限 らな い. 高 年 齢者 の 身体 的 ・精 神的 能 力 の衰 えは 否 定 で き な い と して も,機 能 差,個 人差 が あ る とい わ れ る.と くに,時 間制 約 下 の テ ス トの 数 値 は 低 下 す る と報 告 され て い る が,D. Bromleyは 知 能 指 数 が時 間制 約 のな い 言 語知 能 等は80歳 にな って も減 少 しな い と指摘 して い( 5) しか も,長 年 培 って きた経 験 に もとつ く る. 一42一

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判 断 力 は 何 歳 に な って も衰 え な い.若 干 の配 慮 が あれ ば60歳 以 降 も働 け る と回答 して い る 50歳 以 上 の 者 の 割 合 は86.2%に 達 し て い る (労働 省 「加 齢 と職 業 能 力 に 関 す る 調 査 」, 1981年 実 施). 前 述 の とお り,高 年 齢 者 の就 労 意 欲 は 極 め て 高 く,男 子 の 平均 引 退希望 年 齢 は67.1歳 で あ る(前 出,労 働 省1989年 実 施 調 査).男 子 高 年 齢 者 の就 労 意 欲 の構 造 分 析 に よる と,① 勤 労 道 徳 型(自 分 の経 験や 能 力 を生 か した い か ら,今 の仕 事 が好 きだ か ら)59.3%,② 経 済 動 機 型(働 か な い と生 活 に 困 るか ら,家 計 を補 う必 要 が あ るか ら)24.6%,③ 時 間 消 費 型(何 も しな い のは 退 屈 だか ら)11.0%,の3 つ の型 の うち,「 勤労 道 徳 型 」 が 最 も多 い(爾 高年齢者 雇用開嬲 会 、987年実施縫161 筆 者 は,小 人数 の研 究 グル ー プで,1989年 に労 働 省 が1975年 以降 表 彰 して い る 厂高 年 齢 者 雇 用優 良 事 業所 」 を対 象 に,高 年 齢 者 雇 用 へ の対 応 に 関 して 実施 した 調 査 に 参 加 す る機 (7) 会 を 与 え られ た .企 業 に対 す る質 問 のみ で, 個 人 調 査 が 未 実 施 で あ り,ホ ワイ トカ ラー と ブル ー カ ラ ーを 一 括 して い る等 の問 題 が あ る が,筆 者 に か な りの部 分 の設 問 設 計 を 許 され これ まで の仮説 を不完 全 なが ら確認 す る意 味が あ った.こ れ を 中 心 に若 干 の推 論 を と りま と め た い. (2)高 年 齢者 活 用 をめ ぐる諸 前 提 第1に,現 場 労 働 では50歳 代 中 頃 か ら身体 的 適応 に 困 難 を きた す 者 が 増 え る.1988年, 筆 者 が 訪 問 した 岡 山 県下 の某 自動 車工 業 の 部 品 下 請工 場 で は,大 型 プ レス 機 械 に ドア等 の 半 加工 品 の 重量 物 を着 脱 す る のに か な りの体 力 を 要 し,作 業 ス ピー ドが早 い上 に,騒 音 と 高 熱 のため に 作 業環 境 は よ くな い.し か も, ス ポ ッ ト溶 接 の 火花 が飛 び か うた め,防 御 眼 鏡 を っ け な け れ ば な らな い.こ のた め,高 年 齢 者 は,1人 作 業 の 加工 の仕 事 が 多 く,機 械 の 目盛 や 作 業 指 図票 の文 字 を 大 き くす る等, 職 務 再 設 計 の配 慮 を して い る が,過 重 な労 働 のた め60歳 少 し前 に 家 業 の農 業 に戻 る者 がか な り出 て くる.問 題 は 現 企 業 か らの年 問2割 もの コ ス トダ ウ ンの要 請 と序 列納 入(カ ンバ ソ方 式)が 若 年層 を 含 め て 労 働 の非 人 間 化 を もた ら して い る こ とで あ る. 第2に,公 的 年 金 の受 給 額 の 高位 が 高 低 齢 者 の労 働 職 場 か らの引 退 に影 響 す る.年 金 が 高 けれ ば,と くに前 記 の経 済 動 機 型 の 就 労 で は早 期 の 引 退 を促 す.反 面,減 額 年 金 併 給 制 度 は そ の分 低 い 賃金 です む た め 雇 用 促 進 効 果 も あ る. 第3に,60歳 代 前年 層 は二 極 分 化 し,片 や 役 員,管 理 職 が お り(26.7%),技 能的 な仕 事 の割 合 もか な りあ る(21.5%).だ が,も う一 方 で 単純,補 助 的 な作 業 に 集 中す る(25.2%). 専 門 的 職 業,事 務,営 業,販 売 は少 な く,50 歳代 高 年 層 を含 め て,こ の点 は 問題 で あ る. (東京 都 ・高 齢 者 就 業 施 策 検 討 協議会 事 務局 1988年 実施 調 査1? 第4に,世 間一 般 には60歳 代 前 年層 は 短 時 間 就労 の人 々 とい うイ メー ジが あ るが,後 述 の よ うにそ の よ うな こ とは な い.勿 論 体 力 が 衰 え る人 はか な りい るの で,短 期 間就 労 を希 望 す る者が 一 般 に増 え るが,就 労 に耐 え うる こ とが 前提 で あ る. (3)高 年 齢 者 雇 用 優 良 事 業所 の プ ロ フ ィー ル 第1に,60歳 以 上 層 の 割 合 で あ る が,正 規 従 業 員 に つ い て は 全 体 で8%で,規 模 が 小 さ い程 高 く,1,001人 以 上4%…,101∼200人9%, 100人 以 下14%と な っ て い る.非 正 規 従 業 員 の 場 合,非 常 に 高 く41%に 達 し,1,001人 以 上22%…,101∼200人43%,100人 以 下54%と い う状 況 で あ る(図 一1)60歳 以 上 の 高 年 齢 者 の 殆 ど が 非 正 規 従 業 員 と し て 就 労 して い る の で あ る. 第2に,回 答 割 合 が 高 い 業 種 は,そ の 他 の 製 造 業22%,サ ー ビ ス 業20%で あ る.1987年 実 施 の 東 京 都 ・高 齢 者 就 業 施 策 検 討 協 議 会 事 務 局 の 調査9も は,ビ ル メ ンテ ナ ンスを 含 む対 事 業所 サ ー ビス 業 に お い て高 年 齢 者 の割 合 が 非 常 に 高 い こ とは参 考 に な ろ う.な お,上 記

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図 一160歳 以 上 層 の 規 模別 構 成 割 合 以 外 に建 設 業,機 械 金 属 製 造 業 で も高 年 齢 者 が 多 い. 第3に は,300人 以 下 が84%を 占 め,1,001 人 以 上 の大 企 業 は 僅 か に3%で あ る. 第4に,売 上 高 の伸 び 率 が高 い 事 業所 で 高 齢 者 比 率 も高 い(表 一1).売 上 高 の 伸 び 率 が 高 い事 業 所 では,経 営 の シ ス テ ムが 円滑 に働 い て い て,高 年 齢 者 を 多 数 雇 用 して お く 余 裕 が あ り,ま た,高 年 齢 者 を 多 数 活 用 して 能 率 を あげ う る体 制 も整 って い るた め で あ る と思 わ れ る.高 年 齢 者 を多 数 雇 用 す れ ぽ 能 率 が必 ず 落 ち る とい う考 えは一一部経 営 者 の思 い 込 み で あ ろ う. 第5に,高 年 齢者 を積 極 的 に活 用 して い る 事 業所 で あ るだ け に,定 年 年 齢 が61歳 以 上 の と ころ は15%も あ る.労 働 省 「平 成 元 年 度 雇 用 管 理 調査 」 で は4.3%で あ るこ とと比 べ る と か な り高 い 割 合 で あ る.勤 務 延 長 制 度 の実 施 率 も65%と 非 常 に高 く,し か も,上 限 の な い 事 業所 はそ の74%に も達 して い る.上 限 が あ って も65歳 以 上 で あ る. (4)高 年 齢 者 の 職場 適 応 の状 況 と 適 応 上 の 問題 点 職 場 適 応 とは 何 か は 難 しい問 題 で あ る 。特 定 の企 業 体 に お け る一 定 の職 場 へ の適 応 で あ る が,こ れ ま では 青 少 年 の定 着 対 策 が 主 流 で, 一 般 に高 年 齢 者 の職 場 適 応 に関 す る研 究 は 殆 ど行 わ れ て い な い.職 場 適 応 が,① 職 場 の 物 的 ・人 的 な危 険 を 回 避 し,自 らを 守 る,② 自 表 一1売 上 高 上 昇 率 と高 齢 者 比 率 (昭和63年度売上高,58年 度を100とした指数)(%) 売上高上 昇率 :1 81^-100 101^-120 121A-150 151^-200 201^-300 301^一 無 回 答 高齢者 比率 合 計 5 13 36 26 15 5 1 6 5%以 下 22 22 33 11 一 1110 10%以 下 一 一 47 42 11 一 一 一 20%以 下 5 16 38 25 14 2 6 21%以 上 4 13 34 25 16 6 1 6 無 回 答 一 8 36 40 4 4 8 11 II

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己 の能 力 を発 揮 す る こ とが で き,職 務 満 足 が 高 い,③ 組 織 の人 間関 係 に親 和 的 で あ り,そ(10) の 規範 に 従 って い る,と い う状 況 で あ る と す れ ば,高 年 齢 者 の場 合 も職 場 や 仕 事 に 適 応 し,能 力 を 発揮 し,人 間関 係 も うま くい って い る こ とを 意 味 し よ う.そ こ には 意 欲 体 力, 仕 事 上 の 処 理 能 力や 人 間 関係 調 整 能 力 な どが 要 素 とな り,本 来 は 仕 事 の種 類 別,年 齢 別等 に よ り個 人 の状 況 が 総 合 的 に把 握 され な けれ ぽ な らな い で あろ う. こ の調 査 では 事 業 所 に回 答 を 求 め た 間 接 的 な もの で あ る が,50歳 代 と60歳 代 とに 分 け て, ① 殆 どの者 が適 応 して お り,特 に 問 題は な い, ② 適 応上 問題 の あ る者 がみ られ る…1割 未 満, ③ 同 …3割 未 満,④ 同 …3割 以 上,の 選 択 肢 で,全 般 的 な職 場 適応(勤 労 意 欲,就 業 態 度 等)に っ き 設 問 した. 第1に,50歳 代 に つ い て79.5%,60歳 代 に つ い て は60.4%の 事 業所 が,"殆 ど の者 が 適 応 して お り,特 に 問題 は な い"と 回 答 して い る. 第2に,"適 応 上 問 題 の あ る者 が い る"と い う事 業所 は,50歳 代20.6%,60歳 代39.6% であ る.問 題 の あ る者 が い る とい って も50歳 台,60歳 代 と も各 々1割 未 満 問 題 の あ る者 が い る程 度 で あ る.漠 然 と した数 字 で あ る が, 一 応 の 傾 向 を 示 して い る とみ られ ,60歳 以上 にな る とか な り不 適 応者 が い る とい う世 間 のイ メー ジ とは 異 な る. 第3に,3次 産 業 で は50歳 代,60歳 代 と も "殆 ど の 者 が 適 応 して い る"と い う 事 業 所 は 製 造 業,建 設 業 に 比 べ て10∼20ポ イ ン ト少 な い.3次 産 業 に は 多 様 な 業 種,労 働 態 様 が含 ま れ て い る が,卸 ・小 売 業 で は 高 年 齢 者 が 少 な く,対 策 を と っ て い な い ほ か,ビ ル メ ソ テ ナ ソ ス 等 で は 未 経 験 高 年 齢 者 を 多 数 抱 え て い る 等 の 事 情 が あ ろ う(表 一2). 職 場 適 応 上 の 問 題 点 の 第1位 は50歳 代,60 歳 代 と も"健 康 ・体 力 の 衰 え"で あ り,50歳 代 に つ い て は55.2%で あ る の に 対 し,60歳 代 は 予 測 さ れ る と お り,83.6%と 極 め て 高 い 回 答 割 合 で あ る.第2位 は,50歳 代,60歳 代 と も"欠 勤 ・意 欲 ・気 力 の 低 下"で あ り,こ れ は60歳 代 で は39.1%で あ る の に 比 べ50歳 代 に つ い て は,46.3%と い うか な り高 い 回 答 割 合 で あ る."仕 事 に つ い て い け な い""職 場 の 人 間 関 係 の ト ラ ブ ル""職 場 の 不 平 ・不 満"は, 双 方 と も 僅 か な 回 答 で あ る.な お,"健 康 ・体 力 の 衰 え"は,対 事 業 所 サ ー ビ ス が 含 ま れ る 3次 産 業 の 「そ の 他 」 で92.9%と 際 立 っ て 高 い こ と は 注 目 さ れ る(表 一3). こ の よ うに,高 年 齢 者 の 殆 ど の 者 が 適 応 し て い る 事 業 所 が 多 い こ と は,後 述 の よ うに 職 場 配 置 に つ い て の 特 別 の 配 慮 職 場 環 境 の 改 善,動 機 づ け,積 極 的 な 能 力 開 発 に お い て 高 年 齢 者 雇 用 優 良 事 業 所 で あ る が 故 の 優 れ た 労 務 管 理 の 効 果 で あ る と も い え る.間 接 的 な も の で あ っ て も 「職 場 適 応 」 を 高 年 齢 者 雇 用 の 〈50歳 代 〉 表 一2職 場 適 応 ・不 適 応 状 況 〈60歳代 〉 <%) 合 計 ほとん ど の者が適 適応上問題の ある者が いる 合 計 ほ とん ど の者が適 適応上 問題 のある者が いる ()内 は 事業所数 応 して いる 1割 未満 1∼3割 未 満 3割 以上 ()内 は 事業所数 応 して いる 1割 未満 1∼3割 未 満 3割 以上 合 計 (273)100 (217)79.5 18.049) 1.5 (4) i.1 (3 100 (260) 60.4 (157) 27.3 (71) 9.6 (25) 2.7 (7 製 造 業 100(142) 81.7 16.9 0.7 0.7 100(135) 66.7 22.2 8.9 2.2 重 工 業 100(50) 80.0 18.0 一 2.0 100(49) 75.5 18.4 2.0 4.1 軽 工 業 100(92) 82.6 16.3 1.1 一 100(86) 616 24.4 1z.a 1.2 産業建 設 業 100(27) 92.6 7.4 一 100(27) 59.3 33.3 3.7 3.7 3次 産業 100(100) 73.0 22.0 3.0 2.0 100(94) 50.0 34.0 12.8 3.2 流 通 業 100(10) 60.0 40.0 一 一 100(10) 50.0 10.0 30.0 10.0 そ の 他 100(90) 74.4 20.0 3.3 2.2 100(84) 50.0 36.9 10.7 2.4

(6)

〈50歳 代 〉 表 一3職 業 適 応 上 の 問 題 点 〈60歳代 〉 〈%〉 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 合 計 合 計 欠力 健え 仕 け 職 の 職 そ 欠力 健え 仕け 職の 職 そ 勤低 康 事 な 場 ト 場 勤低 康 事な 場 ト 場 ・下 ● に い の ラ の ・下 ● に い の ラ ()内 は 事業所数 意

体 力 の

3

て 人ブ 間ル 関 不 平 不 の ()内 は 事業所数 意

3

て 人 ブ 間ル 関 不 平 不 の 気 衰 い 係 満 他 気 衰 い 係 満 他 合 計 .r 100 (67) 46.3 (31) 55.2 (37) 22.4 (15) 20.9 (14) 11.9 (8) 6.° (4) 100 (110) 39.1 (43) 83.6 (92) 16.4 (is) 10.9 (12) 3.6 (4) 4.6 (5) 製 造 業 100(31) 45.2 54.8 :: 12.9 3.2 6.5 100(49) 46.9 77.6 14.3 10.2 一 8.2 重 工 業 100(10) 60.0 40.0 20.0 10.0 一 10.0 100(13) 53.9 :一. 7.7 23.123.1 軽 工 業 100(21) ss.1 61.9 28.6 14.3 4.8 4.8 100(36) 44.4 75.0 16.7 5.6 一 2.8 産業 建 設 業 100(3) 66.7 33.3 33.3 冖 66.7100(11) 45.5 81.8 27.3 18.2 18.2 一 3次 産業 100(32) 46.7 56.3 :: 31.3 15.6 6.3 100(49) 30.6 :・ 16.3 10.2 4.1 2.0 流 通 業 100(5) 60.0 60.0 一 一 20.0100(7) 57.1 71.4 14.3 一 一 一 そ の 他 100(27) 1/1 55.6 22.2 37.0 14.8 7.4 100(42) 26.2 92.9 16.7 1i.s 4.8 2.4 1つ の基 軸 に据 え る意 味 は あ ろ う. (5)職 場 適応 措 置 と問題 点 職 場 適 応 措 置 の 実 施 割 合 は,50歳 代 に つ い て は73.3%,60歳 代 に つ い て は79.7%で あ り, こ れ ら は 高 年 齢 者 に 対 す る 何 らか の 具 体 的 な 策 を 講 じて い る.50歳 代 に つ い て は 流 通 業 (90.0%),60歳 代 に つ い て は 建 設 業(92.5 %)が 職 場 適 応 措 置 と 講 じ る 事 業 所 が 最 も 多 い. そ の 内 訳 は,次 の と お りで あ る.50歳 代, 60歳 代 と も概 ね 同 じ傾 向 で あ る が,50歳 代 に つ い て は,①"職 場 配 置 に あ た り受 け 入 れ 対 策 を 講 じ る 等 特 別 の 配 慮 を し て い る","疲 労 ・事 故 防 止,能 率 向 上 の 設 備 や 職 場 環 況 の 改 善 を 行 っ て い る"各29.1%,②"高 年 齢 者 灣 動 き や す い よ う に 職 場 で の 交 流 を 活 発 化 し, 意 思 の 疎 通 を 行 っ て い る"28.6%が 上 位 の も の で あ る.60歳 代 に つ い て は,①"高 年 齢 者 の 能 力 ・特 性 に 合 せ る よ う に 職 務 を 作 り直 し た り,職 務 の 配 置 替 え を 行 っ て い る"35.1%, ②"引 退 に つ い て は 個 入 の 意 思 を 十 分 尊 重 し, 老 後 に つ い て も相 談,情 報 把 握 を 行 っ て い る" 33.8%が 際 立 っ て い る.こ れ らは 年 齢 の 特 性 を 反 映 す る が,(図 一2)の と お り,こ の2 っ と"職 場 配 置 に あ た り受 け 入 れ 対 策 の 特 別 の 配 慮"お よび"働 きや す い 労 働 時 間 の 設 定 につ い て 配 慮"は,60歳 代 に つ い て の 方 が 回 答 が 多 い. こ こ で,問 題 点 と思 わ れ る も のは,第1に 職 場 適 応 の視 点 か らみ て,能 力 開 発 ・教 育 訓 練 に 関 す る回 答 が 非 常 に 少 な い こ と であ ろ う. 後 述 の とお り,能 力 開 発 ・教 育 訓 練 の 実 施 率 そ の もの は 予 想 外 に 高 い の で あ るが,そ れ は 現 在 就 い て い る職 務 の 適 職化 を通 じて の 能 率 維 持 の た め の もの で あ る と思わ れ る. も う1つ は,"働 きや す い労 働 時 間 の設 定" の 回答 が予 想 外 に少 な い こ とで あ る.一 般 に 短 時 間就 労 こそ は60歳 代 高 年 層 の望 ま しい就 労 形態 といわ れ て き た が,こ の点 につ いて 事 業所 の関 心 が薄 い こ とは 注 目され る.実 際 に, 高年 齢 者 の就 労 実 態 と して,週5日 以 上働 く 者 が66.0%,1日8時 間 以 上 働 くもの が49.8 %を も占め て い る(表m,爾 高 年 齢 者 雇 用 開発 協 会1987年 実 施 調 査 ∼11)個人 の 立 場 と して,自 分 だ け が職 場 を 中途 退 出 す る こ とを 好 ま な い,働 く以 上 は 他 の従 業 員 と同 等 に働 き た い と い う事 情 が あ る と思 わ れ る.企 業 の 立 場 と して も生 産 ・販 売 量 を維 持 す るた め に 高 年 齢 者 だ け が 途 中 で抜 け た り,週 に 何 回 か しか 出勤 しな い のは 好 まな い し,高 年 齢 者 で あ っ て も雇 って い る以 上 他 の 従業 員 と同 じ就 労 を して も らわ なけ れ ぽ 困 る とい う.も っ と もな事 情 も あ ろ う.こ の点 の含 意 は,60歳 代 一46一

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図 一2職 場 適 応 措 置 の 内 容 表 一4週 に何 日、1日 何 時 間働 くか(現 在 働 いて い る人=100) 一 男 子 高 年 齢 者 一 〈%〉 週の労働 日数 以 上5日 4

全 く 不定期 不 明 1日の労働 時間 以8時 間上 6∼7 時 間 4^-5 時 間 2∼3 時 間 全 く 不 定期 不 明 計 66.0 13.0 3:0 5.2 12.8 計 ,.. 24.5 6.5 2.2 3.3 13.7 59歳 以 下 87.4 4.9 一 1.0 s.s 59歳 以 下 :. 14.6 1.0 一 一 5.8 60歳 以 下 75.2 8.3 1.5 4.4 10.7 60歳 以 下 65.0 21.4 1.5 0.5 2.9 8.7 61歳 以 下 71.3 8.5 5.5 6.1 8.5 61歳 以 下 51.2 30.5 3.7 1.8 2.4 10.4 62歳 以 下 63.8 15.5 1.7 4.6 14.4 62歳 以 下 50.0 22.4 8.6 1:1 3.4 14.4 63歳 以 下 65.0 17.8 1.2 3.7 12.3 63歳 以 下 44.2 25.8 11.0 1.8 1:8 15.3 64歳 以 下 60.7 11.1 4.3 6.0 17.9 64歳 以 下 32.5 33.3 8.5 3.4 5.1 17.1 65歳 以 下 54.7 20.3 2.6 6.2 16.1 65歳 以 下 40.6 24.5 9.4 1.6 5.7 18.2 65歳 以 下 46.5 15.5 8.5 12.7 16.9 65歳 以 下 .: 23.9 8.5 11.3 5.6 23.9 (出所)(財)高 年齢者雇用開発協会 「定年到達者等の60歳代前半期に おけ る就業 と生活」(1987年 調査) 前 半層 につ い ては,特 別 扱 い しな い 方 が よい とい うこ と で あ り,皆 と一 緒 に 張 りの あ る生 活 を お くった 方 が職 場 適 応 に もつ な が る と も い え るか ど うか で あ る. (6)職 場 配 置 につ い ての 特 別 の 配 慮 (図 一3)に 示 す と お り,50歳 代,60歳 代 と も"過 去 の経 験,技 能 を 生 か せ る 職 務 に 第 一 に 考 え て配 置 す る"が 最 も多 い(50歳 代83.0

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図 一3職 場 配 置 に つ い て の特 別 の 配慮(MA) %,6(藏 代73.2%).こ れ は 当 然 の 配 慮 で あ る. 定 年 到 達 後 に 希 望 す る 職 種 ・業 務 の 第1は "過 去 の経 験 ,技 能 を 生 か した 業 務"(66.4%, 東 京 商 工 会 議 所,1990年 実 施 調 査,表 一5) で あ る し,ま た,定 年 到 達 者 の 現 在 の 仕 事 の 満 足 度 は"仕 事 の 内 容 が 同 一 ま た は 類 似"の 場 合 最 も高 い"(労 働 省 「定 年 到 達 者 調 査 」, 1979年).2番 目に 多 い も の は50歳 代,60歳 表 一5定 年 到 達 後 に希 望 す る職 種 ・業 務 (人,%) 区 分 人数(割 合) 合 計 2,012(100.0) 過去 の経験,技 術等 を 生か した業務 1,336(66.4) 体 力等 に見合った,比 較 的軽易 な業務 521(25.9) 趣 味 な ど を 生 か し た 仕 事 114(5.7) 新 た に 取 得 し た 資 格 の 仕 事 36(1.8) そ の 他 4(0.2) 無 回 答 1(0.0) (出所)東 京商工会議所 「定年到達者 の雇用 と就労 意 識 」(1990年10月 実施) 代 の 双 方 に つ い て,"身 体 的 に 無 理 の か か ら な い 職 務 に 配 置 す る"(50歳 代34.5%,60歳 代55.4%)で あ り,次 い で"危 険 性 の 少 な い 職 務 に 配 置 す る"(50歳 代22.3%,60歳 代39.7 %)で あ る.(表 一6,7) 高 齢 者 比 率 の 高 低 は,50歳 代 に つ い て は こ の 特 別 の 配 慮 の 実 施 率 で あ ま り関 連 は み ら れ な い が,他 方,60歳 代 に つ い て は(表 一7) 中 の ナ ン バ ー1,3,4,7は,そ れ ぞ れ か な り有 意 の 差 で 高 齢 者 比 率 が21%以 上 の と こ ろ の 方 が20%以 下 す べ て を と り ま とめ た も の と 比 べ て 実 施 率 が 高 い よ う で あ る が,5."ラ イ ソ か ら 外 し 補 助 的 な 職 務 に 配 属 す る"は, 高 齢 者 比 率 が 低 い と こ ろ 程 実 施 率 が 高 い.流 通 業 で50.0%と い う突 出 し た 実 施 率 で あ る こ と と考 え 合 わ せ る と,高 齢 者 比 率 が 低 い 流 通 業 で は 比 較 的 若 年 層 に 恵 ま れ て い る だ け に, 高 年 齢 者 に 厳 し い と い え る で あ ろ うか. ま た,50歳 代,60歳 代 双 方 に つ い て,"過 去 の 経 験,技 能 を 生 か せ る 職 務 を 第 一 に 考 え て .・

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表 一6職 場 配 置 に つ い て の 特別 の 配慮(50歳 代) (M.A.%) 1 合 計 100 (206) 83.° (171 34.5 (71) 22.3 (46 10.7 (22) 7.3 (15

13.1 (27) ゜.5 (1) 26.7 (75) 製 造 業 100(113) 84,1 35.4 :. 10.6 7.1 3.5 1.2.4 一 19.5(32) 重 工 業 100(44) ::. 34.1 11.4 4.6 6.8 4.6 11.4 一 17.0(9) 産 軽 工 業 100(69) 81.2 36.2 23.2 14.5 7.3 2.9 13.0 一 25.0(23) 建 設 業 100(21) 95.2 23.8 23.8 4.8 一 一 19.122.2(6) 業 3次 産 業 100(69) 98.3 36.2 27.5 13.0 10.1 5.8 11.6 1.5 34.3(36) 流 通 業 100(7) 57.1 :. 一 14.3 14.3 14.3 14.3 14.3 30.0(3) そ の 他 100(62 .) 80.7 37.1 30.7 12.9 9.7 4.8 11.3 一 39.7(33) 古 ∼10% 100(23) 87,0 26.1 13.0 4.3 8.7 一 17.420.7(6) 同 齢 11^-20% 100(48) 77.1 45.8 25.0 14.6 10.4 一 10.428.4(19) 者 比 21%^一 100(..18) 84.8 33.9 22.9 11.9 5.9 5.1 14.4 0.9 24.8(39) 率 20%以 下 す べ て 100(71) 80.3 39.4 21.1 ii.a 9.912.726.0(25) 職場 の 適応状 ①(注) 100(115) 85.2 29.7 21.3 8.4 7.1 3.9 12.3 一 28.6(62) 況 ② ∼ ④ 100(49) 75.5 49.0 24.5 18.4 8.2 4.1 16.3 2.0 12.5(7) (注)①=ほ とん ど の者 が 適 応 して お り,特 に 問 題 は な い. ② ∼ ④=適 応 上 問題 の あ る者 が み られ る.(② …1割 未 満,② …3割 未 満,④ …3割 以上) 表 一7職 場 配 置 に つ いて の 特 別 の 配 慮(60歳 代) (M.A.%) 合 計 100 (224) 73.2 (164) 55.4 (1z4> 39.7 (89) 19.2 (43) 18.3 (41) 7.1 (16) 13.8 (31 o.s (2) 20.3 (57) 製 造 業 100(115) 78.3 53.9 39.1 19.1 20.9 6.1 13.0 0.9 20。7(30 重 工 業 100(.43) 86.1 51.2 37.2 18.6 23.2 9.3 9.3 2.3 18.9(10 産 軽 工 業 100(72) 73.6 55.6 40.3 19.4 19.4 4.2 15.3 一 21.7(20) 建 設 業 100(24) 83.3 50.0 58.3 12.5 8.3 一 25.011.1(3) 3次 産 業 100(82) 62.2 59.8 35.4 22.0 17.1 9.8 12.2 1.2 21.9(23) 業 流 通 業 100(8) 25.0 25.0 12.5 25.0 50.0 25.0 12.5 12.5 20.0(2) そ の 他 100(.74) 66.2 63.5 37.8 21.6 13.5 8.1 12.2 一 22.1(21) 古 ∼10% 100(19) 89.5 42.1 36.8 15.8 26.3 5.3 10.5 一 32.1(9) 同 齢 11^20% 100(54) 64.8 59.3 33.3 11.1 20.4 3.7 5.6 一 19.4(13) 者 比 21%∼ 100(133) 75.2 55.6 41.4 22.6 16.5 2.0 18.1 1.5 25.3(24) 率 20%以 下 す べ て 100(73) 71.2 54。8 34.2 12.3 21.9 4.1 6.823..2(22) 職場 の ①(注) 100(131) 77.1 53:4 38.2 13.7 17.6 7.6 13.0 一 16.6(26) 適応 状 況 ②∼④ 100(92) 68.5 57.6 42.4 27.2 1.9.6 6.5 15.2 2.2 10.7(11) (注)(表 一6)に 同 じ.

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配 置す る"を 実 施 す る事 業所 の 割合 は"ほ と ん どの 者 が 適 応 して お り,特 に 問題 は な い" と ころ の方 が 問題 の あ る事 業 所 よ りも高 い. 過 去 の キ ャ リア重視 は職 場 適 応 に有 効 で あ る とい う一 般 原 則 が 推定 され,こ の点 は 後 述 の 「若 い 時か らの 多能 化 」 「1入 ひ と りの 能 力 開発 の 長期 的 配慮 」 と も関 連 す る. な お,"過 去 の経 験,技 能 を生 か せ る職 務 を第 一 に考 え て 配 置す る"の 実 施 率 が 最 も高 い ものは,50歳 代,60歳 代 と も重 工 業(各 88.6%,86.1%)と 建 設 業(各95.2%,83.3 %)で あ った が,正 規,非 正 規 従 業 員 の双 方 を 合 わ せ た 全 体 の55歳 以 上 比 率 は 重 工 業21%, 建 設 業27%で,産 業 と して 比 較 的 高 齢 者 比 率 が 高 い(表 一8).他 方,社 外 排 出 盡11生 規 お よび 非 正 規 従 業 員)が 比 較 的 低 い(表 一9). このた め,高 年 齢者 が比 較的 多 くて も,熟 練 が 重 視 され る の で必 然 的 に 高 年 齢者 の 過 去 の キ 表 一8産 業別 高齢 者 比 率 (正規十非 正規) <%) 高 齢 者 比 率 製 造 業 19 重 工 業 21 軽 工 業 17 建 設 業 27 三 次 産 業 29 流 通 業 19 そ の 他 30 表 一9産 業別 社 外 排 出率 (正規十非正規) C%〉 社 外 排 出率 うち55歳 以 上 製 造 業 9.3 16.6 重 工 業 9.2 15.6 軽 工 業 9.3 17.1 建 設 業 5.6 8.1 三 次 産 業 9.7 13.8 流 通 業 17.5 20.9 そ の 他 9.4 13.6 ヤ リア重 視 とな り,社 外 に排 出 され る者 も少 な い と い う推 定 が 成立 す る. また,"よ り責 任 の 軽 い職 務 に 配置 す る" と"ラ イ ソ か ら外 し補 助 的 な 職 務 に 配 置 す る"は この 調査 で少 な い のは 評 価 され る.諸 負担 を軽 減 す る意 味 で,高 年 齢 者 の職 場 適 応 を助 け る面 もあ ろ うが,高 年 齢 者 を一 律 に第 一 線 現 場 か ら遠 ざ けれ ば,い か に50歳 代 後 半, 60歳 代 前 半 で あ って も,意 欲 を そ ぐこ とに な り,問 題 で あろ う.中 には"技 術 職 を 「雑 役 」 に"(ガ ラス ・土 石 製 品 製 造 業)と か"営 業 職 を 社 内 雑 役 に"(繊 維,パ ル プ,紙)と い う轍 事例を 目にす ることもあ 調 ㍉ かな り 問 題 を 含 む と 思 わ れ る. 近 年,米 国 で は 引 退 年 齢 の 低 下 が 起 りつ つ あ る が,高 齢 化 の 一 層 の 進 行,イ ン フ レ,社 会 保 障 コ ス トの 増 大,企 業 の 生 産 性 低 下 が 憂 慮 さ れ,「 年 齢 に お け る 雇 用 差 別 禁 止 法 」 の 上 限 年 齢 の 撤 廃(1988年)と 併 行 し て,労 働 生 涯 の 延 長 が 国 家 的 課 題 と な っ て い る.A WorkinAmericaInstituteのPolicyStudy

(、9畔1憶

櫞 再設計 職務輪 成等の

提 言 を 行 っ て い るが,重 要 職 務 か ら軽 度 職 務 へ の転 換 もvoluntaryな も の に 限 定 し,高 年 齢 者 のvaluedcontributionが 可 能 となる こ と が大 切 で あ る.と 主 張 して い る.こ の政 策 は 総 じて"AgeNeutra1"な 人 事 政 策 を 高 年 齢 者 に も適 用 す べ き で あ る と して い るが,そ の 前 提 は 職 務 再 設 計や 適 切 な教 育 訓 練 に よ って, 年 齢 とは 関 係 な く,第 一 線 の戦 力 と して高 年 齢 者 を 活 用 す べ きだ と い うこ と に通 じる.負 担 の軽 い職 務 へ の転 換 は,そ れ を 望 み,そ れ を必要 と して い る高年 齢者 には職場 適応 のた め に必要 で あ るが,能 力 ・意 欲 の高 い高年 齢 者 に は マ イナ ス の効 果 を もた らす で あろ う.本 人 の選 択 の許 容 が 大 巾 で あ る と同 時 に,職 務 再 設 計 や 能 力 開 発 に よ っ て高 く維 持 され た 職 務 能 力 に も とつ いて 年 齢 に 関 係 な く能 力 主 義 の 労 務 管 理 原 則 が 貫 か れ るべ きだ とい う こ とに もな ろ う. 高 年 齢 者 雇 用 に つ き優 良 な 事 業所 を 対 象 と した,こ の 調 査 で"よ り責 任 の 軽 い 職 務 に 配 一50一

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置 す る""ラ イ ンか ら外 し補 助 的 な職 務 に配 置 す る""高 年 齢 者 だ け の 職 務 に 配 置 す る" の 回 答 が か な り少 な い こ とは,高 年 齢 者 で あ るか ら広 くこの よ うな措 置 が必 要 で あ る と い う,従 前 の 一般 の 思 い込 み は 妥 当 しな い こ と を 示 唆 して い る とい え よ う. (7)職 場 環 境 の 改 善 、 職 務再 設 計 、 職 務 の 編 成 替 え に つ い て 加 齢 に よ り,背 筋 力,伸 脚 力,体 重 当 りの 最 大 酸 素 摂 取 量 な どが 低 下 し,ま た眼 球 調節 力 の低 下,聴 力 異 常 者 出 現頻 度 の増 加 等,高 年 齢 者 の身 体 的 能 力 の低 下 は一 般 に否 定 で き な い(㈲ 高 年 齢 者 雇 用 開 発 協会1983年 資 萪31 こ の た め,職 場 環 境 の 改 善,職 務 再 設 計 (JobRe-design)が 非 常 に 重 要 で あ り,多 くの 実 施 例 が 報 告 さ れ て い る.今 で こ そ 当 然 の 措 置 で あ るが,1960年 代 に は,"人 の 能 力 に 職 務 を 合 わ せ て 再 設 計 す る"と い う考 え 方 は 新 鮮 で あ った. (図m)に 示 す と お り,こ の 調 査 で50歳 代 に つ い て は"腕 ・足 な ど の 身 体 的 負 担 や 疲 労 を 軽 減 す る た め の 機 械 設 備 ・用 具 の 改 良, 開発 を行 った"(37.2%)が 第1位 で,僅 か な差 で"高 年 齢 者 の 身 体 ・生 理 的条 件 を考 慮 して 職 場 全 体 にわ た り環 境 の 改 善 を 行 った(通 路, 階 段,照 明,空 調 ・換 気,除 湿 等 に関 す る改 善)"(36.5%)が 続 く.-60歳 代 に つ い ては, "作 業 負担 を軽 減 す るた め 職 場 にお け る職 務 分 担 の編 成 替 え を した"(43.8%)が 第1位 で, 第2位 は,"腕 ・足 な ど身 体 的 負 担 や 疲 労 を 軽 減 す るた め の機 械 設 備 ・用 具 の 改 良,開 発 を行 った"(37.2%)で あ る. 全 体 の実 施 率 が50歳 代,60歳 代 と も規模 の 小 さな と ころ程 高 い こ とは 注 目 され る.職 務 再 設 計 と い って も 日常 の一 般 的工 夫 が 多 く, 高 年 齢 者 が 多 いた め,必 然 的 に職 場 環 境 改 善 な ど に力 を と いわ ざ るを え な い ので あ ろ う. 前 出 の労 働 省 調 査(1988年 実 施)で も 「作 業 方 法 の 改善,作 業 環 境 の整 備」 は 中 小 企 業 の 方 が大 企 業 よ り も実 施 率 が 高 い.こ の調 査 で も,概 して"職 場全 体 にわた る環 境 の改善"は 規模 が 小 さな とこ ろ程 実 施 率 が 高 いが,規 模 の大 き な とこ ろ で,"職 務 分 担 の 編 成 替 え" が高 い 実 施 率 とな って い る.規 模 が大 き い程 や は り職 務分 担 の編 成 替 え の よ うな面 倒 な も 図 一4高 年 齢 者 を働 きや す くす る た め の 職 場環 境 の 改善 、職 務 再設 計、 職 務 の 編 成 替 え(MA)

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のは や りや す い の で あ ろ う. 同 時 に,高 齢 者 比 率 が 高 い 事 業所 程 実 施 率 が高 い も のは,50歳 代 に つ い て は"作 業 負 荷 の軽 減",60歳 代 に つ い ては,"高 年 齢者 向け の職 場"で あ り,逆 に これ が 低 い程 実 施 率 が 高 い も のは,"作 業 指 示 書,マ ニzア ル 等 の 改 善,開 発"で あ る.規 模 の 大 き な 事 業所 は 概 ね高 齢 者比率 が低 く,生 産 システ ム等が 整 備 され て い るた め,こ の よ うな措 置 が とれ る こ とに な ろ う. 更 に,(図 一5)に 示 す よ う に,こ の よ う な諸 措 置 は,概 して60歳 代 に つ い て の方 が職 場 適 応 に 有 効 で あ ろ うと い う推 論 が 成 り立 つ."職 場 全 体 に わ た る環 境 の 改 善"は 効 果 が あ る模 様 で,あ と"作 業 負 荷 の軽 減""感 覚 機 能 の代 替""高 年 齢 者 向 け職 場"に 関 し て効 果 が推 定 され る.50歳 代 に つ い ては"感 覚 機 能 の代 替""作 業 指 示 書,マ ニ ュアル の 改善,開 発"等 が 効果 が あ る よ うに見 うけ ら れ る 程 度 で あ る. 「職 務 再 設 計 」 は,前 記 の と お り難 しい 理 論 に も と つ く も の で は な い.1つ の 例 を あ げ る と,東 京 都 北 区 に あ る 「お つ まみ 」 類 の 製 造 販 売 を 行 っ て い る 某 社 で は,以 下 の 点 に つ い て,職 務 再 設 計 を 行 っ た.高 温 職 場(35∼ 40℃)に は 天 井 に 換 気 扇 を 設 け,揮 発 性 職 場 (調 味 料 と し て 酢 酸 を 使 用)に は 換 気 扇 と ダ ク トを 取 りつ け た.ま た,騒 音 職 場(カ ッ タ ー 使 用 の 生 裂 室)に は ,カ ッ タ ー 機 を ス リ ッ タ ー 機 に 変 更 す る措 置 を と っ た.こ の 結 果, 臭 い,目 ・鼻 の 痛 み が 大 幅 に 軽 減 さ れ る と い う成 果 が あ っ た.ま た,手 動 は か り の 場 合, 目 が 疲 労 す る,正 確 に 計 量 を 行 お う と す る た め 神 経 が 疲 れ る,手 を 素 早 く動 か す こ と に よ り,手 ・腕 に 負 担 が か か る.と い っ た 問 題 を セ ミオ ー ト ・ コ ン ビsタ ー ・ス ケ ー ル を 用 い, 作 業 全 体 の つ ら さ,肩 ・腕 ・足 の つ ら さ は, 大 幅 に 減 少 し廷16)実に 中 小 企 業 的 時 景 で あ る. 図 一5職 場 適応 の状 況 と高 年 齢 者 を 働 きや す くす る ため の 職 場 環 境 の改 善 、 職 務 再 設 計 等 一 職 場 対 応 と の 関 連 一 一52一

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他 方,"職 務 分 担 の 編 成 替 え"は 「職 務 再 編 成 」(JobRe‐structuring)と 呼 ぼ れ,職 務 を 分 析 ・分 解 し て,例 え ば 若 年 層,壮 年 層, 中 高 年 齢 層 の 各 向 け に 再 編 成 す る も の で あ る. 今 後 の 高 齢 化 対 策 の 最 重 要 課 題 で あ る と い わ れ,も っ と範 囲 を 拡 大 し たTotalJobDesign が 提 唱 され て い る 今 日,高 年 齢 者 雇 用 優 良 事 業 所 で あ る だ け に,60歳 代 に つ い て43.8%も の 実 施 率 で あ る こ とは 高 く評 価 さ れ る.何 も 理 論 的 な 基 礎 が な く と も,つ き つ め て 追 及 す る場 合,1つ の 適 切 な 方 向 性 に 到 達 す る と い う示 唆 で あ ろ う. ⑧ 高 年 齢 者 の動 機 づ け につ い て と くに 大企 業 の場 合,大 な り小 な り高 年 齢 者 の 排 除 の 論 理 に立 つ高 年 齢 者 対 策 が主 流 で あ って,意 外 な こ とに台般 に高年 齢者 の動 機 づ けや 意 欲 向上 策 が論 じ られ た こ とは 多 くは な か った.し か し,60歳 代前 年 層 の高 年 齢 者 で あ って も就 労 して い る以上,組 織 に貢 献 して も らわ な け れ ば な らな い し,本 人 も仕 事 に お け る生 き 甲斐 が与 え られ な けれ ば な らな い. いか な る仕 事 で あ って も,高 年 齢 者1人 ひ と りに 各 人 の 責 任 が あ り,周 囲か ら期 待 され, 成 果 に 対 して報 わ れ れ ぽ,本 人 の仕 事 の 満足 度 も,し た が って 能 率 も高 ま るは ず で あ る. 少 し古 い デ ー タで,し か も ホ ワイ トカ ラー に限 定 され るが,(表 一10)で み る と お り, 55歳 以 上 の 「重 視 度 順 位 指 標 」 で 最 も高 い も のは"よ い人 間関 係 の も とで暖 いふ ん い気 で 仕事 が で き ること",で,あ とは"自 分 の 能力 や 手 腕 を十 分 に発 揮 で き るこ と""能 力や 業 表 一10年 齢 グ ル ープ 別 重 視 度 順 位 指 標 年 齢 全 体 20∼34歳 35∼44歳 45∼54歳 55歳 以上 1∼20の 要 素 の 平 均 100 100 100 100 100 ・・鑼 攀 覲 き乏㌃ クスペ略 照賜 換気など)の も 16 16 15 21 25 2.能 力 や 業績 が 正 当に 謂 面され る こ と. 254 241 267 241 325 3.よ い上 役 の も と で仕 事 を す る こ と. 67 58 64 106 100 4.よ い人 間 関係 の も とで 暖 いふ ん い気 で 仕 事 が で き る こ と. 159 149 118 253 400 5.能 率 の よい組 織 で仕 事 が で き る こ と. 51 39 53 85 150 6.会 社 の た め に真 に貢 献 で き る仕 事 で あ る こ と. 107 68 123 203 0 7.社 会 的 に 名 前 の通 った 会 社 で働 くこ と. 3 3 2 9 0 8.高 い給 料 が得 ら れ る こ と. 137 154 141 106 25 9.安 定 した 雇 用 が保 証 され る こ と. 110 82 108 218 150 10.福 利 厚 生 制 度 が充 実 して い る こ と. 2 4 1 0 0 乢 薺 緯 饕 轡 家族との蛞 のために+分 塒 間的ゆ 49 90 23 0 0

鬻 數

れること僻 雄 事に移されな

39 40 40 38 0 13.転 勤 が あ ま りな い こ と(自 分 の 望 む地 域 で働 け る こ と). 8 7 8 12 0 14.よ り高 い 地 位 や よ り上 位 の 仕 事 に 昇進 す る機 会 が あ る こ と. 33 32 41 18 50 15.時 代 の 先 端 に あ る仕 事 が で き る こ と. 26 26 23 29 75 16.自 分 の 能 力 を 向 上 させ る機 会 や 学 ぶ機 会 が あ る こ と. 215 291 175 71 175 17.自 分 の 能 力 や 手 腕 を 十 分 に 発 揮 で き るこ と. 323 309 351 332 350 18.か な り自 由に 自分 の 考 え で仕 事 をすす め る ことが で き る こ と. 106 109 its 85 50 19.自 分 で 何 か を や った とい う達 成 感 が 得 られ る こ と 223 232 239 141 150 20.仕 事 を 通 じて 社 会 に 影 響 を 及 ぼ す こ と. 66 54 88 50 75 (出 所)機 械 振 興 協 会経 済 研 究 所 「年 齢 別 に み た ホ ワイ トカ ラ ーの 意 識 と行 動 」(1978年 調 査)

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績 が 正 当に 評 価 され る こ と"が 主 要 な も ので あ った(機 械 振 興 協 会経 済 研 究所,1978年 実 施 調 疂1?も と よ り,こ の デ ー タに60歳 代 前 年 層 の 人 々 は 含 ま れ て い な い で あ ろ う し,こ の よ う な 意 識 は 時 代 と と も に 若 干 変 化 す る.そ れ で も,達 成 感 や 能 力 向 上 は か な り高 い 数 値 で あ る. 今 回 の 調 査 は,間 接 的 に 担 当 者 に よ る把 握 で あ る が,以 下 の 結 果 が え ら れ た.50歳 代,60 歳 代 に つ い て も余 り大 き な 違 い は み ら れ な い が,(図 一6)に 示 す と お り,最 も 目立 つ も の は"高 年 齢 者 の 能 力,意 欲,態 度 を 正 し く評 価 し て 処 遇 す る"(50歳 代34.0%,60歳 代40.1 %,以 下 同 様 の 対 比)で あ り,次 い で"仕 事 の 範 囲 を 明 確 化 し て 責 任 を 持 た せ る"(37.7 %,34.0%),"こ れ ま で の 経 験 ・技 能 ・知 識 を 尊 重 し本 人 の 職 務 や 職 務 以 外 の 場 面 で も 活 用 す る"(25.9%,27.8%),"仕 事 に 自 律 性 を 与 え る"(25.5%,26.4%),"先 輩 と して リー ダ ー 的,指 導 者 的 機 能 を 与 え る"(23.1%, 19.3%),"貢 献 度 に 見 合 う報 酬 と す る" (19.8%,20.8%)あ た りが 注 目 され る も の で あ る.職 場 適 応 と の 関 連 で は50歳 代,60歳 代 と も 双 方 に つ い て"仕 事 の 自 律 性"と"リ ー ダ ー 的 ,指 導 者 的 機 能 の 賦 与"が 効 果 が あ る よ う で あ る. "仕 事 の 自律 性" ,"能 力,意 欲,態 度 の 正 し い 評 価"は,周 知 のJ.R.Hackmanの 「職 務 特 性 理 論 」 に ヒ ン トを え て 設 問 設 計 した も の で あ り,"リ ー ダ ー 的,指 導 者 的 機 能 の 賦 与"は,50歳 代 後 期 で あ る55歳 以 上 ホ ワイ ト カ ラ ー の 人 達 の 「能 力 ア ン カ ー 」(自 分 の 寄 り所 とす る 能 力)の 第1が 「傾 聴 」 で あ り, 第2位 が 「問 題 の 明 確 化 」 で あ る こ と に ヒ ン トを え て 設 問 設 計 し た も の で あ る(表 一11, 側)高年 齢 者 雇 用 開 発'協会1983年 実施 調 葢1) 40歳 代 と50歳 代後 半 と能 力 の構 造 の認 知 につ いて さほ ど の差 は認 め られ な い .) 今回 の調査 では,仕 事 の範 囲の 明確 化や 高年 齢 者 の能 力,意 欲,態 度 の正 しい評 価 と処 遇 な どにか な り高 い 回答 割 合 が み られ るが,実 際 には 高 年 齢 者 の動 機 づ け に ど の よ うに対 処 して い るか は 明 らか でな く,達 成 動 機 の充 足 も さ る こ とな が ら"旅 行 の 実 施""声 を か け る"な ど 日常 的 な もの はか な り行 わ れ て い る 模様 で あ る. 図 一6動 機 づ け の 内 容 一54一

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表 一11能 力 ア ン カ ー の 年 代 別 比 較 年代 1111 45-49 50-54 55一 順位 1 傾 聴(63.6) 傾 聴(73.7) 傾 聴(63.5) 傾 聴(7α1) 2 チ ー ム ワ ー ク(62.6) 情 報 入 手(62.0) 部 下 の 育 成(60.6) 問題 の 明確 化(52.7) 3 情 報 入 手(52.3) チ ー ム ワ ー ク(61.5) 情 報 入 手(59.9) 情 報 入 手(52.7) 4 問題 の 明確 化(50.3) 問 題 の 明 確 化(6LO) 創 造 性(59.4) チ ー ム ワ ー ク(50.5) 5 並 行 問 題(48.1) 部 下 の 育 成(56.7) 専 門 性(59,1) 並 行 問 題(50.5) 6 伝 達(45.8) 並 行 問 題(56.1) 視 野 の 広 さ(56.8) 伝 達(48.4) 7 部 下 の 育 成(45.1) 伝 達(53.7) 伝 達(54.8) 視 野 の 広 さ(48.4) 8 視 野 の 広 さ(41.6) 視 野 の 広 さ(48.3) 問 題 の 明 確 化(54.8) 部 下 の 育 成(47.8) (出所)(財)高 年齢者雇用開発協会 厂企業 内中高年教育 プログラムに関す る調査研究結果報告書 皿」(1984年3月) (9)高 年 齢 者 の能 力 開 発 に つ い て (イ)こ れ ま で 中 高 年 齢 者 を 対 象 と した 教 育 訓 練 を 実 施 す る 企 業 は 少 な か っ た.1975年 の デ( 19) 一 タ で は ,40歳 以 上 の 中 高 年 齢 者 対 象 の 能 力 開 発 の 実 施 率 は,1,000人 以 上7.5%,300∼ 999人7.1%,50∼299人9.2%,49人 以 下3.5% で あ っ た し,ま た,中 小 企 業 を 対 象 と し た 1981年 の デ ーgo%は,2.9%と い う極 め て 低 い実 施 率 で あ った.こ れ らの理 由 と して は, ノ ウハ ウが 判 らな い とか,中 高 年 齢 者 を対 象 に実 施 して も コス トを 回収 しえず 無 駄 で あ る とか,そ もそ も中 高年 齢 者 に学 習 意 欲 ・能 力 が減 退 して い る とい う もの で あ った. (図 一7)に 示 す とお り,中 高年齢 者 の能力 開発 のた め の教育 訓練 の実 施率 は39.8%に も達 してお り,そ の内訳 は,① 専門 の技術,技 能,知 識 の維持 向上(現 任 の職 務 の適職 化),② 職 能領 図 一7中 高年齢層の能力開発のための教育訓練

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域 の 拡 大(多 能 化),③ リーダ ーシ ップ,対 人 関 係 能 力,の3点 に 集 中 して い る.興 味 深 い こ と に は,ワ ー プ ロ の 運 用 技 術 が15.3%,パ ソ コ ン の 運 用 技 術 が14.3%で あ っ た.最 も 実 施 率 が 高 い"専 門 の 技 術 技 能,知 識 の 維 持 向 上" は,職 務 再 設 計 を 行 っ て も 新 し い 技 術,製 品 の 登 場 に よ っ て 必 ず し も十 分 適 職 化 して い な い 場 合,レ ベ ル 低 下 を 来 た しや す い 高 年 齢 者 の 戦 力 化 を 狙 い と す る も の で あ ろ う.ち な み に,小 企 業 に 就 労 す る 中 高 年 ・男 子 ・技 能 工 で す ら,技 能 向 上 意 欲 に は 旺 盛 な も の が あ る㌘ 今 の 仕 事 に 役 立 つ 知 識 技 能 を 高 め た い と 思 う者 は,50∼54歳37.1%,55∼59歳40.0%, 60∼64歳33.8%,で あ っ た(東 京 都 立 労 働 研 究 所1977年 実 施 調 査 チ11) な お,こ の よ うに 熱 心 に 中高 年 齢 者 の 能 力 開 発 のた め の教 育 訓 練 を 実 施 して い る事 業所 は 中 小 企 業 と い って も,か な り大 きな と ころ で 実 施 率 が 高 く,ま た,高 年 齢 者 比 率 が 低 い とこ ろ程 実 施 率 が高 い.規 模 が 大 き く,高 年 齢 者 が あ ま りい な い事 業 所 では 余 裕 を も って 中高 年 齢 者 の ため の教 育 訓 練 を実 施 す る こ と が で き る こ とを 示 して い る.他 の 項 目に つ い て も同様 の 傾 向 が 窺 え るが,あ ま り高 齢 者 比 率 が 高 くな い 「適 正 高 齢 者 比率 」 の も とで, 高 年 齢 者 の た め の教 育 訓練 も う ま くい くとい う傾 向 が あ る よ うで あ る. また,何 らか の教 育 訓練 を 実 施 して い る と い う点 でみ た教 育 訓 練 の 実 施 率 と売 上 高 上 昇 率 との間には概ね 正 の相関がみ られ ることも注 目 して よい.冒 頭 に 記 した とお り,売 上 高 上 昇 率 が 高 い と ころ では経 営 シス テ ム も よ く構 築 され,教 育 訓 練 の実 施 率 が 高 くな り,ま た 高 年 齢 者 活 用 を 円滑 に 行 う こ とが 可 能 に な る と い え る のか も知 れ な い.逆 に 熱 心 に 高 年 齢 者 対 象 に教 育 訓 練 を 行 えば 売 上 高 上 昇 率 も伸 び る と い う面 も あ ろ う.(以 上,表 一12) (ロ)更 に,資 格 取 得,知 識 ・技 術 の習 得 の 表 一12中 高 年 齢 層 の 能 力 開 発 の た め の 教 育 訓 練 (SAお よ びM.A.%) ' 合 計 ()内 本設問の 回答企 業 数 2 実 施 に つ い て 検 討 中 3 実 施 し て い な い 無 回 答 (全体 の 集計企業 数 に占め る割合) ()内 無 回答数 1 実 施 L Z

()内実施 企業 数 (1) 専 識 の 門 の 職 の 維 務 技 持 の術 ・適 ・向職

・現 知 在 (2)

驩毳

大 (3) ノ< '>

6

運 用 技 術 (4) 1 R の 運 用 技 術 15) ③ 運 (4)用 以

事務 機

(6) リ 関 1係 ダ 能 1力 "1 7

人 (7) 配 の 置 た 転 め 換 の ・効 仕 率 事

更 (8) 出教 向 育 や 再就

の (9) そ の 他 合 計 (246)100 39.8(98) 71.4(70 37.8(37 14.3(14) 14.3(15 (2)2.0 25.5(25 20.4(20 (2)2.0 3.1(3 15.0(37 (111)45.1 12.5(35) 規 模 ∼100人 101∼300人 301人 ∼ 100(102) 100(99) 100(41) 31.4(32) 44.4(44) 48.8(20) 50.0 81.8 80.0 39.5 11.4 35.0 15.6 15.9 20.0 15.6 15.9 15.0 3.1 2.3 一 31.3 18.2 25.0 21.9 18.2 15.0 6.3 -一 3.1 4.5 一 13.7 16.2 19.1 54.9 39.4 34.1 13.6(16) 12.4(14) 4.7(2) 高齢 者 比 率 ∼10% 11∼20% 21%∼ 20%以 下す べ て 100(15) 100(22) 100(49) 100(37) 57.7(12) 37.3(16) 35.3(36) 435(28) 80.0 72.7 73.5 75.7 20.0 36.4 42.9 29.7 6.7 13.6 16.3 10.8 6.7 13.6 20.4 10.8 一 一 4.1 一 53.3 13.6 22.4 29.7 26.7 27.3 10.2 27.0 一 4.5 2.0 2.7 6.7 -4.1 2.7 19.2 17.0 13.7 17.6 23.1 45.8 51.1 :: 7.1(2) 11.9(8) 11.5(18) 10.5(10) 売上 高 上 昇率 ^-100 101^-120 121^200 201^一 100(40) 100(82) 100(96) 100(14) 22.5(11) 42.7(35) 44.8(43) 35.7(5) 54.5 80.0 72.1 40.0 27.3 37.1 41.9 so.o 9.1 11.4 14.0 20.0 18.2 14.3 11.6 20.0 一 一 2.3 20.0 9.1 28.6 25.6 20.0 27.3 11.4 25.6 20.0 一 5.? -20.0 一 5.7 -一. 15.0 15.9 11.5 28.6 57.5 41.5 43.8 35.7 9.1(4) 13.6(13) ii.i(12) 12.5(2) 一56一

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ため の学 習(教 育 訓 練 施 設へ の通 学,通 信 教 育 の受 講,講 習 会 へ の 参 加 な ど)を 奨 励 す る 措 置 を と って い る事 業所 は,50歳 代 に つ い て 59.8%,60歳 代 に つ い て33.6%で あ る(図 一 8).従 来 か ら中小 企 業 では 中 高 年 齢 者 に 対 して意 欲 向 上や 意 識 転 換 の意 味 を こめ て資 格 取 得 や 自己 啓 発 を 奨 励 して き た.こ の調 査 で は,高 年 齢 者 雇 用 優 良 事 業所 で あ るだ け に, か な り高 い実 施 率 で あ る とい え る が,60歳 代 に も奨 励 して い る こ とは,大 い に注 目 して よ い で あろ う.そ の内 容 と して も"技 能 的 な作 業 に関 す る資 格や 技 能"が 最 も多 く(67.3%), あ と"安 全 衛 生 関 係 の 資 格や 知 識"(54.0%), "技 術 的 な業 務 に 関 す る資 格や 知 識"(53 .3 %)が 含 まれ て い る こ と も注 目 され よ う. の 高 年 齢 者 の能 力 に 関 して,若 年 層 と比 べ て瞬 間 認 識,直 接 認 識,学 習 の受 容 安 定 度 と比 較 弁 別 能 力 等 が 劣 る とい わ れ る.こ の た め,若 年 層 と同 様 の 方 法や ペ ー ス では,高 年 齢 者 の教 育 訓 練 適 応 能 力 が 大 幅 に低 下 す る恐 れ が あ る.こ の た め,(図 一9)の よ う な 留 意 点 が 大 切 で あ る と い わ れ て き た が,こ の 調 査 で は 従 前 か ら の 仮 説 を 事 業 所 に 質 問 した. こ の 結 果,"1人 ひ と り の 過 去 の 仕 事 の 経 験 や 得 意 な 領 域 を 確 か め て 自 信 を つ け てや る" が 最 も 多 く(54.4%),2番 目は"職 場 で 助 け 合 い の 雰 囲 気 を つ く る"(40.9%)で,あ と"お 互 い 同 士 の 啓 発 の 場 を 設 け る"(17。7%)と"各 人 の 進 歩 の 度 合 い に 合 わ せ て 先 に 進 む よ う に す る"(17.7%)が 主 要 な も の で あ る."1人 ひ と りの 過 去 の 仕 事 の 経 験 や 得 意 な 領 域 を 確 め て 自 信 を つ け て や る"は,職 場 配 置 の 場 合 の 第1位 と 同 様 に,「 過 去 の キ ャ リ ア 」 の 重 視 で あ る.高 年 齢 者 は"今 更 学 習 な ど や れ な い""自 信 が な い"と い う 抵 抗 感 が 出 る こ と が 多 い が,自 分 の 弱 み と 同 時 に 強 み も 自 覚 さ せ,自 信 を つ け て や る こ と が 大 切 で あ り,ま た,個 別 学 習 の 後 に 一 室 に 会 して 相 互 啓 発 を 行 う場 を 設 け る こ と が 大 切 で あ る と い わ れ, これ ま で 重 要 と い わ れ て き た こ と が,予 測 ど 図 一8資 格 取 得 、 知識 ・技 術 の 習得 の ため の学 習 に つ い て の何 らか の 奨 励 措 置

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図 一9高 年 齢 層 の能 力 開 発 に あた っての 留 意 点(MA) お り の 順 序 と な った. ⇔ 最 後 に,"若 い う ち か ら 担 当 領 域 の 拡 大(例 え ぽ 多 能 化)を 図 る 人 事 施 策"を 実 施 し て い る 事 業 所 は46.7%で あ り,"1人 ひ と りの 能 力 開 発 の 長 期 的 配 慮"を 行 っ て い る 事 業 所 は35.2%あ る(図 一10).こ れ ら の 点 は,中 高 年 齢 者 の職 場 配 置,能 力 開 発 の 全 体 に 関 わ る 最 重 要 の ポ イ ン トで あ る. 中小 企 業 で あ るか ら,CDP(キ ャ リア ・デ ィベ ロ ップ メ ン ト ・プ ログ ラ ム)と か キ ャ リ ア形 成 とか の専 門 的 概 念 が 意 識 され て い るわ けは な い に も拘 らず,高 年 齢 者 雇 用 優 良事 業 図 一10若 い うち か ら 担 当 領 域 の拡 大(例 え ば 多能 化)を 図 る人 事 施 策 、 及び1人 ひ と りの 能 力 開 発 の 長期 的 配 慮 一58一

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所 で あ るだ け に,お のず か らこ の よ うな点 の 重 要 性 を 認 識 す るに至 って い る こ とは 注 目さ れ て よい.高 年 齢期 に な ってか らの能 力 発 揮 や 職 場 適 応 は 実 は若 い 時か らの 問題 で あ る と い う冷 厳 な現 実 が こ こで も明 らか に な った わ け で,若 い時 か ら個 入 別 管 理 に よ って徐 々 に 技術 ・技 能 の基 礎 を 培 い,か つ 長期 的 に段 階 的,系 統 的 に職 務 の経 験 と学 習 を 積み 重ね て きた 高年 齢 者 が 中小 企 業 に お い て も う ま く機 能 す るの で あ る. 別 の調査 か らの 引用 で あ るが,60歳 代 前 半 で,「 職 業 と して や って い る仕 事 」 と生 きが い の3位 内 に選ぶ 割 合 は,30歳 代 一40∼50歳 代前 半 一現在 の 職 業 の線 上 につ い て,専 門 一 専 門 一専 門,専 門 一管 理 一管 理,管 理 一管 理 一管 理 ,高 機能 一管理 一高機能 の場合,非 常 に高 い(表 一13,働 高 年 齢 者 雇 用 開 発 協 会, 1983年 実 施 調 盡21.こ の 点 も 当 然 の こ と で あ るが,若 い時 か らの本 人 の努 力 と企 業 の配 慮 こそ が大 切 な わ け で あ る. な お,60歳 代 に つ い て のみ,"若 い 時 か ら 多能 化 を 図 る"と"1人 ひ と りの能 力 開発 の 長 期 的 配 慮"の 双方 は,(図 一11)に 示 す と お りか な り明 瞭 に高 年 齢 者 の職 場 適 応 に有 効 な こ と を 示 唆 し て い る. 図 一11職 場 適 応 の 状 況 と 長 期 人 材 育 成 ・多 能化 表 一't3「 職 業 と してや って い る仕 事 」 を生 き が い の3位 内 に選 ぶ割 合 (MA,%) 型 職 業 経 歴 パ タ ー ン 現 在 の 有 職 者 の 年 齢 階 層 計 30代,40代 ∼50代 前 半 現 在 の 職 業 50歳代後半 60歳代 前半 60歳代後半 1 専 門 一 専 門 一 専 門 82.0 83.9 78:5 s1.4 皿 皿 W V W 管 理 一 管 理 一 管 理 事 務 一 販 売 一 専 門 一 事 務 一 事 務 一 86.7 75.6 82.7 80.5 72.5 80.9 74.4 76.7 82.5 71.8 68.7 57.8 68.4 75.0 68.7 78.7 69.2 75.9 79.3 71.0 W W

蠶:蠶 ゴ 務

80.5 77.2 69.0 76.0 76.1 68.0 75.2 73.7 1X 販 売 一 販 売一 販 売 74.2 73.9 86.3 78.1 X 澱

離:灘 丁縱

78.2 61.1 70.2 80.0 73.5 72.7 73.9 71.2 洫 低技能 一 低技能 一 低技能 54.5 48.8 70.8 58.0 (財)高 年齢者雇用開発協会 「企 業内中高年齢者 プログラムに関す る調査研究報告書」(1983年3月)

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σの ま とめ にか え て 一 い くつ か の 合 意 一 以 上 の他 に,健 康 対 策や 賃 金 管 理 も60歳 代 前 年 層 の高 年 齢 者 の職 場 適 応 に 影 響 を 及 ぼ す が,こ こ では 省 略 した い. 以 上 に つ い て,か な り牽 強 付 会 の と りま と め とな るが,上 記 は一 応 の傾 向が 示 され た も の と考 え られ,以 下 の含 意 が あ る とい え よ う。 第1に,高 年 齢 者 雇用 優 良事 業 所 が総 合 的 に高 年 齢 者 の 雇用 ・労 務 管 理 をか な りよ く実 践 して い るに して も,制 度 的 に整 備 され て い るわ け で は な く,形 を な さ な い も の で あ っ て も雇 用 ・労 務 管 理 の真 髄 を極 め て い る可能 性 が強 い.優 れ た 雇 用 ・労 務 管 理 とは 形 式 で は な く従 業 員1人 ひ と りの十 分 な能 力 発揮 と 成 長 を 願 う経 営 の理 念 や風 士 の 中 の 実 践 で あ ろ う. 第2に,経 営 戦 略 のあ り方 次 第 で 高 年 齢 者 を 多 く就 労 させ て も売 上高 の上 昇 に 結び つ く. 売 上 高 が伸 び て い る企 業 では 中高 年 齢 者 に対 す る教 育 訓 練 も うま くい き,一 層 高 年 齢 者 の 雇 用 も うま くい く可能 性 が あ り,高 年 齢 者 の 労働 効 率 が よい場 合,売 上 高 の増 大 に も貢 献 す る こ と とな ろ う. 第3に,高 年 齢 者 を よ く活 用 して い る企 業 では,当 然 の こ とな が ら高 年 齢 者 を職 場 の前 面 に 出 し,余 り特 別扱 い を して い な い よ うで あ る. 第4に,高 年 齢 者 配置 の 中軸 原 則 は 「過 去 の経 験,技 能 を 生 かせ る職 務 を第 一 に考 え て 配置 す る」 で あ り,し か も種 々 の意 味 が あ る と考 え られ る職 場 適 応 が 雇用 労 務 管 理 の 基 本 とな る.そ して,全 体 を貫 く もの は,1人 ひ と りの キ ャ リアの 重 視 で あ り,若 い 時か らの キ ャ リア形 成 の延 長 線 で高 年 齢 者 の 雇 用労 務 管 理 を考 慮 す る必 要 が あ ろ う. 今や60歳 代 前 年 層 の高 齢 者 は,自 己 の 選 択 に よ る引 退 者,部 分 引 退者 を 除 い て,い わ ゆ る保 護 的 雇 用 の対 象 とす べ き で は な く,第 一 線 の 職 場 で活 用 す る時 で あ ろ う . (注) (1)(6),(11)(財)高 年 齢 老 雇用 開発 協 会 「定 年 到 達 者等 の60歳 代 前年 期 におけ る就 業 と生 活」(1988 年3月) ② 日本 経 営 者 団 体 連 盟 「活 力 あ る豊 か な高 齢 化 社 会 の 構 築 を め ざ して 」 一 生 涯 福 祉 社 会 実 現 へ の 挑 戦 一(1990年10月) (3)東 京 都 ・高 齢 者 就 業 シ ステ ム検 討 協 議 会 事 務 局 「中 小 企 業 等 に お け る高齢 者 活 用 と就 業 条 件 調査 」(1990月3月) (4)(社)中 小 企 業 研 究 セ ンタ ー 「中 小 企 業 に お け る従 業 員 の 高 齢 化 とそ れへ の 対 応 に 関 す る研 究」(1987年3月) ⑤D.M.プ ロ ム レー,地 域 社 会 研 究 会 訳r高 齢化 の 科 学 』(産 業 能 率短 大 出版 部,1976年) (7)1975年 度 以降1989年 度分 ま での,労 働 省 が 毎 年 表 彰 を 行 って い る高年 齢 者 雇 用 優 良 事 業所, 1,100を 対 象 に,1989年12月 ∼90年2月 に 調 査 を実 施 した(回 答 事 業所 は277,回 収 率25.2%). (財)労 働 問題 リサ ー一チ セ ン タ ー 「高齢 化 等 を 背 景 と した職 場 管理 と高 年 齢 老 活 用 政 策 に 関 す る調 査 研 究報 告 書」(1990年3月)と して,と り ま とあ られ て い る.松 坂 大 学 教 授 保 谷 六 郎,筑 波 大 学 助 教 助 木 村 周,ほ か お世 話 に な った 方 hV.'_.深甚 の謝 意 を 表 した い (9)東 京 都 ・高 齢 者 就 業 施 策 検 討 協 議 会 事 務 局 「中 小 企 業 等 にお け る高 齢 者 活用 と就 業 条 件 調 査 」(1988年3月). (8>東 京 都 ・高 齢 者 就 業 施 策 検 討-協議 会 事 務 局 「中 小企 業 等 に お け る高齢 者 活 用 と就 業 条件 調 査 」(1989年3月) (10)田 村 一 成 ほ か 『現 代 産 業心 理 学 』(八 千 代 出 版,1975年)(こ の 中 のL.F.Shafferの 説) (12)「 社外 排 出 率 」 は,正 規 ・非 正 規 従 業 員 合 計 数(1989年6月1日 現在)に 対 す る,1988年4 月 ∼89年3月31日 の 間 に 「出 向,転 籍 して 他 社 へ 転 出 した 者 」 「定年 ,選 択 定年 で 企 業 を や め た 老」 「勤 務延 長,再 雇 用 の 期 間 を終 了 して 企 業 を やめ た者 」お よび 「その他 自己都 合 等 で 企 業 を や め た 者 」 の 合 計 の 割 合 を 指す. (13)(財)高 年 齢 者 雇用 開発 協 会 「雇 用 延 長 制 度 .1

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の 運 用 実 態 と 内 容 変 化 に 関 す る 調 査 研 究 報 告 書 」(1990年3月) (14)AWorkinAmericaInstitutePolicy Study"TheFutureofOlderWorkers inAmerica"‐NewOptionsforan ExtendedWorkingLife.‐(1980) (15>(財)高 年 齢 者 雇 用 開 発 協 会 「高 年 齢 者 の た め の 職 務 再 設 計 の 考 え 方 とそ の 進 め 方 」(1984年 3月) (16)(財)高 年 齢 者 雇 用 開 発 協 会 「受 託 研 究 ・共 同 研 究 年 報 」(1989年9月) (17)機 械 振 興 協 会 経 済 研 究 所 「年 齢 別 に み た ホ ワ イ ト カ ラ ー の 意 識 と 行 動 」(1978年12月 ∼1979 年1月 に 調査). (18)(財)高 年 齢 者雇 用 開 発協 会 「企 業 内 中 高 年 教 育 プ ログ ラムに関 す る調査 研究結 果 報告 書 皿」 (1984年3月) (19)全 日本 能 率 連 盟 ・人 間 能 力 開発 セ ソ タ ー 「高 年 齢 者 の 活 用 と 開発 」(1976年3月) ⑳ 全 国 中小 企 業 団体 中 央 会 「中 小 企 業 高 齢 化 の 実 態 と方 向」(1982年3月) ⑳ 東 京 都 立 労 働 研 究 所 「小零 細 企 業 に お け る中 高年 就 業 者 の実 態」(1979年2月) (22)(財)高 年 齢 者 雇 用 関 発 協 会 「企 業 内 中高 年 教 育 プ ログ ラム に関 す る調 査 研 究 結 果 報 告 書 」 (1983年3月)

図 一160歳 以 上 層 の 規 模別 構 成 割 合 以 外 に建 設 業,機 械 金 属 製 造 業 で も高 年 齢 者 が 多 い. 第3に は,300人 以 下 が84%を 占 め,1,001 人 以 上 の大 企 業 は 僅 か に3%で あ る
図 一2職 場 適 応 措 置 の 内 容 表 一4週 に何 日、1日 何 時 間働 くか(現 在 働 いて い る人=100) 一 男 子 高 年 齢 者 一 〈%〉 週の労働 日数 以 上5日 4 錆 全 不定期 く 不 明 1日の労働 時間 8時 間以 上 6〜7時 間 4^‑5時 間 2〜3時 間 全 く不 定期 不 明 計 66.0 13.0 3:0 5.2 12.8 計 ,.
図 一3職 場 配 置 に つ い て の特 別 の 配慮(MA) %,6(藏 代73.2%).こ れ は 当 然 の 配 慮 で あ る. 定 年 到 達 後 に 希 望 す る 職 種 ・業 務 の 第1は &#34;過 去 の経 験 ,技 能 を 生 か した 業 務&#34;(66.4%, 東 京 商 工 会 議 所,1990年 実 施 調 査,表 一5) で あ る し,ま た,定 年 到 達 者 の 現 在 の 仕 事 の 満 足 度 は&#34;仕 事 の 内 容 が 同 一 ま た は 類
表 一6職 場 配 置 に つ い て の 特別 の 配慮(50歳 代) (M.A.%) 1 合 計 100 (206) 83.°(171 34.5 (71) 22.3 (46 10.7 (22) 7.3(15 齷 13.1 (27) ゜.5(1) 26.7 (75) 製 造 業 100(113) 84,1 35.4 :
+3

参照

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