• 検索結果がありません。

<研究論文>モーションキャプチャーを用いた人間上肢リーチング運動の計測

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<研究論文>モーションキャプチャーを用いた人間上肢リーチング運動の計測"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)N o . 4 3,2 0 0 9 年 ,p p9 1 9 6 , R e s e a r c hR e p o r t so ft h eF a c u l t yo fE n g i n e e r i n g K i n k iU n i v e r s i t yNo . 4 32 0 0 9 ,p p . 9 1 9 6. 近畿大学工学部研究報告. 目. モーションキャブ チャーを用いた人間上肢リーチング運動の計測 ρ. 黄 健. Measuremento ft h eR e a c h i n gMovemento ft h eHuman UpperLimbUsingaMotionC a p t u r eSystem. JianHUANG* A b s t r a c t 戸 rp r e s e n t samethodf o rm e a s u r i n g血es p a t i a l ι o g n i t i v ea b i l i t yo ft h emovingd i s t a n c eo ft h ehumanh a n db y Th i spa. u s i n gm o t i o nc a p t u r e(MoCap).Toi m p r o v 巴 t h em e a s u r e m e n ta . ι c u r a c yo fMoCa p,amethodi n v o l v i n gt h eu s eo fa nu p p e r a p e r .百l ep r o p o s e dme 出o dh a smanya d v a n t a g 巴ss u c ha s白白 u s 巴 o fas m a l lnumbero f l i m bmodeli sp r o p o s e di n也 1S p m a r k e r s,andb e t t e ra 1 t e r n a t i v e sf o rm a r k e rs t i c k i n gp o s i t i o n st h a tc a nr e d u c ei n a c c u r a c i e sd u et osma l 1m u s c u l a rd e f o r m a t i o n 巴t h ec o g n i t i v ea b i l i t yo f t h emovingd i s t a n c eo fahumanhan , . db o t hh o r i z o n t a la n dv e r t i c a lhandmovementsa r e Toi n v e s t i g a t. m e a s u r e du s i n gt h ep r o p o s e dp r o t o c o lf o rs i xsu~iects. Th er e s u l t sd e m o n s t r a t e也a tt h ea v e r a g emovingd i s t a n c e so b t a i n e di n b o t hd i r e c t i o n sbecom 巴 ι l o s e rt ot h es t a n d a r dl e n g t hc o m p a r e dw i t ht h er e s u 1 t so b t a i n e di n出ep r e v i o u ss t u d y . The e x p e r i m e n t a lr 巴: s u1 t sa l s od e m o n s t r a t eas t r o n gr e l a t i o n s h i pb e t w e e ne r r o ro ft h eh a n dmovingd i s t a n c eandm a n i p u l a b i l i t yo f t h euppぽ l i m b .M o r e o v e r .t h emaximumv e l o c i t yo b s e r v e dd u r i n gh o r i z o n t a l叩 dv e r t i c a lmov 巴m e n t sa r ec o m p a r e d ;a n dt h e ヲ. r e s u1 ti m p l i e s白 a tt h eg r a v i t a t i o n a lf o r c ee x e r t e dont h earme v i d e n t l ya t l e c t st h ehandmovementi n血eb l i n d f o l d e ds t a t e d u r i n gv 巴r t i c a lmovement. a p t u r eMotionR e a c h i n gMovement k e y w o r d s :B i o m e c h a n i c s,MotionC ラ. ヲ. l.はじめに 近年,ヒューマノイドロボッ卜の研究が盛んに行われて おり,さまざまの場面で人聞のようにロボットが自然カ円. 用してロボッ卜の運動生成に関連する研究が多く報告さ れたがか10) 冗長ロボットを人聞のように効率的に動かす アルゴリズムが確立されていない.一方,人聞の身体は精 密に作られており,細かい関節を{郎、分けることで滑らか. 滑らかな動きが要求される.これを実現するため,ヒュー マノイドロボットの上肢部が多数の関節を有しており,構. な動きを表現することができる.人間の動きには柔軟な構 造のゆえに複雑である.しかし,その柔軟な構造のためシ. 造的には高度な冗長性をもっ.これまでに冗長自由度を利 合近畿大学工学部知能機械工学科. Departmento fI n t e l l i g e n tMechanicalE n g i n e e r i n g . Facultyo fEngineering,K inkiUniversity. 9 1.

(2) 92. 近畿大学工学部研究報告. No. 43. アルゴリズムが確立されていない.一方,人間の身体は精. 本手法では,体に付けるマーカー数を大幅に減らすことが. 宿に作られており,細かい関節を使い分けることで滑らか. でき,これによって測定誤差を軽減する.. な動きを表現することができる. 人間の動きには柔軟な構. 造のゆえに複雑である. しかし,その柔軟な構造のためシ ステムが複雑で、,どのような原理や法則に基づいているの 1 ) 川. かがほとんど解明されていない 1 そこで本研究では,人間の日支運動メカニズム解明の一 端として,モーションキャフ。チャーシステムを用いて上肢 機構モデ、ルと併用することによ って関節角度を算 出する 手法を提案する.次し、で,異なる空間での指先の畠蹴軍動 を測定し,運動しやすさを表す可操作度と運動誤差につい て調べる.さらに,可操作度の観点か ら測定結果を解析し, 上肢の運動しやすさと運動感覚の関連を考察する.. 2・2上肢モデル同次変換行列による関節角度の算出. 一般に,人間上月対幾構を考えるとき,肩に 3白由度,肘 に 2自由度,手首に 2自由度の計 7自由度を有するマニピ ュレータと見なすことができる. 1 3 ). 多くの場合図 3に示す. リンクモテ守ルをよく用いる. ここで,肩部の座標系をベース座標系必とし,図 3に示 すように,マーカーの座標中心を通す上腕断面図とリンク 中心軸の交点を原点とする座標系をおとする. ベース座. T が 標系Liよから見た L の同次変換行安Ijb 3. 3 3 t t 3 t t 4 1 2 t t ; b k = l │ f j 4 1 t L t 2 3 4 1I 3 3 3 3 1 t 3 2 f 333I 4 f 1 1. 2 . 測定方法 本論文で用いたモーションキャプチャーシステムの構. 。. O. 成を図 lに示す.画像測定には, 3次元リアルタイムトラ ッカーシステム (PRO T r a c k e r Il,ディテクト(株))を用いる. 撮 影 範 囲 周 辺 に 取 り 付 け ら れ た 6 台 の CCD カメラ. ( X C -HR57 ,S O N Y ( 株))によってマーカーの 3次元座標を 検出する. 2'1反射マーカーの取り付け. モーションキャプチャーを使って上肢運動を測定する. 心. 以. ( 1 ). O. 測定されたマーカーの 3次元位置から得られるとすれば, 関節角度 θ , J8 , z8 3を式 ( ) 1=a r c t a n2 (t i ¥/ c , t ; 3/ c ), 2 2. ( 2 ). 的=a r c s i n ( t i 3 ),. ( 3 ). 久=a代 tan2(一/ ; 1/ c t ; 3/ c 2, 2) ,. ( 4 ). 際は,上肢に決められたラベリング位置が必要となる.ラ ベリング位置を決定する際には筋肉や皮膚の動き,回旋の 影響などを考慮する必要がある マーカーの 3次元位置をモーシ ョンキャフ。チャーシステ ムで取得することによって上肢運動を解析するが,マーカ. より算出できる. また,手甲の皮膚上牟のマーカ一座標系を1:7",手部断面 図と軸の交点での座標系をふとする. 同様に測定したマ. ーカーの 3次元位置から同次変換行列 hT ・が 7. ーの取り付け位置は以下の点を考慮、しなくてはな らない. ① 皮 膚 ・筋肉の動きによりラベリング部の位置が変化 し,誤差が生じてしまう. ②. t 肢の表面部にラベリングするため,リンク(骨)の. 動きを直接取得できるわけではない. これらの問題点を機構学的な見地だけでなく,解剖学 的・生理学的見地からも考える必要がある.そこで本研究 では,ラベリング位置を図 2 の M l~M6 のように決定し た.. ・. F o rd e t e c t i o nof t h eb o d ys w ing. Fordet 配 t i o no f t h e 日ng 町1 回pp o s lt Jo n. 叫 川. , ・ :. M. M . ,. 図 2""7ーカーの取り 付け. h ~. l. 図 l 本研究で用いた測定システム. 士斗 図 3 7関節上肢モデ、ル. lι~.

(3) モーションキャプチャーを用いた人間上肢 リー チング運動の計J i J I !. !l. 度である.可操作度 Wは. 1 ' 11 2 ' 1 3 ' 1 4 ' 1 1 1 1. . } de t ( J (的 f W= (θ)). ,r ー1;1 , ,;. ' 3. ' ; 3 1 ; 4 1, 7 , 7 , 7 , 7 ' ; 1 1 ; 3 1 ; 3 1 ; 4. ( 5 ). θ~. ( 6 ). 7 =a r c S i n ( c 1 ; 3-S4(13) 4. 伐 =a削 aI 1 2f 1 c 4 d 3 l 1 u 4 7 1 . l, C 4 J3 L Zs 4 Jヲ、 S6. I. C 6. (h. 7 2 2 I 7 ) 4=a r c t a n2J721SC , ( C 7d l-5 7 4 2) 6. てまされる.ただし,行列 Jは図 3に示すリンク機構のヤ. 度 Wが Oである. 得られるとすれば,b1干から関節角度 8 , 8 , 仇 , 87を式 4 5. i. ( 13 ). 。 コビ行列である.また, 同支リンクすべての関節角度が 0 のときに, 上肢が伸ばした状態であり,このときの可操作. 0 0 0. r c t a n2 : . ' - ---'{1. 8 川 4=a. 9 3. 3,実験結果. ( 7 ). 3• 1有効性検証完験 今回の実験において関節角度をどれほど正確に測定で きるかを検証するため,図 2に示す本研究での提案手法と. ( 8). 従来の方法との比較実験を行った.. ( 9 ). 従来の実験に肘関節の回転角度を測るため,図 4に示す ように被験者の肘側面に上部,巾部,下部 l こマーカーを取 り付ける.実験では,被験在の肘関節が 9 0 に屈曲にさせ 0. た状態から腕を伸ばすまでの傑子を慌影し,得られた関節 によって算出で、きる.. 角度を図 5に示す.. 2・3関節角度の補正 " 上述したように, 7 個の関節角度が同次変換n~IJ h T3 れ から算出できることが分かった. しかしながら,マー. y. カーが皮膚の表面に貼り付-けており,マーカーの 3次元位 'T7を求める , 置情報から h "3 T3 Mtを示す必要がある 上腕皮膚上のマーカ一座標系を L の 3 ' とし,手部皮膚 t 'T が マーカ一座標系を L7'" とすれば,変換行予J I3 " 3 11 0 0 0 1. γ 10 主,,. 1 0 -r ,1. " 1. = 1. 0 0 1 01 1. 0 0 0 1. ( 10). ,. ( 12). 0. o. 7 '. ただし,変換行列 T Tが. 民│ ; ; ! ?[. m出. ' 3T "=CT T ] ' rl ' T, , : ' , , '"T hb. 州制. ・ 3 I から求められる.同様に,同次変換行タJ T7・が. 提案手法. 8 0. ︹い世広川町四回. 'E. 且 ‘ 、 l l,, (. h T =" , , T ,司,,'3' T3~1 J' -I. ∞. 1. ω. で表れる .ただし,r aは腕の半径である. したがって,同 ,が 次変換行列 bT3. ,. 図 4 肘部 3つのマーカーの取り付け. 11. ∞. ∞. 2. フレーム. ∞. 3. 区1 5 7関節目支モテルによる回転角の測定結果. ( 13 ) 実際のマー力一位置. この測定法を使う場合の理想的なマカ. で表れ,ηが手甲の厚みである . 2・4可操作度. m a n i p 叫a b i l i t y)は,ロボット 工学に多く用い 可操作度 ( 4 )ロボ ットは, られている運動 しやすさの評価関数である 1. 特異点から商針もれは離れるほど,すべての方向に対して動 きが均等になり,均等に力を加えることができるようにな る.この効果を定量的に表すための指標のひとつが可操作. 図 6 従来手法での肘回転角度. 位置.

(4) 94. N O . 4 3. 近畿大学工学部研究報告. 図 5 に示すように,提案手法での関節角度の測定値は 0. 9 0 に近づいていることに対し,従来の方法では 1 0 以上 0. 3・2・1実験プロフィール. 被験者が床に座り背筋を伸ばした状態で右腕を前に出 0. 0. 0 す.腕の出し方は図 8に示すように肩を 4 5 肘を 9. の誤差が出たことが分かった. また,園 6左図に示すように従来の方法では,身体の構 造上肘関節は丸みをおびているため,皮膚の伸縮による変 。か 化が出てしまう.回転軸付近のマーカーは肘関節を 0. 0. 0 c m 5 に曲げた状態にする.領域までの距離は 4 手首を 4 と固定した. 上 実験 Iは,まず被験者に床に座ってもらい初期姿勢,. 0 に屈曲する聞に移動しているのでこのことも誤差 ら9 が大きくなった原因のひとつと考えられる.本研究で提案. 肢運動時の姿勢で、マーカーがきれいに映る領域を探す.場. したマーカーの取り付け手法では,筋肉や皮膚の伸縮の影. 被験者の肩から 4 0 c mの位置に板を固定する.その板に中. 響が少ない場所にマーカーを配置しているため,より正確. 指が触れるように移動させ,撮影を開始する.開始後 6 0. 0. 所が決まれば,長さ 1 5 0 酬 の定規を見せて覚えてもらう.. フレーム経ったところで被験者に合図を出し指先を右に. な数値を測定できたと考えられる.. 1 5 0 m mと思われるところまで水平に動かしてもらう 3.2指先の直線軌道のなぞる運動 次に人間の上肢の運動惑覚を測定する実験を行った.. これ. を3 0 0フレームまで撮影する.この動作を図 7に示す 9ケ 干. の実験では,図 7に示すように被験者の前方空間を 9つの. 所の領域で行う.実験 Hは,実験 Iと同 じ条件で指先が垂 直に移動する .3人の被験者に対して上記の実験を行った.. 領域に分け,それぞれの領域において目隠し状態で水平, 垂直方向に指先を動かすとしづ実験である.また,指先の 移動中にモーションキャ プチャーシステムを用いて上肢. 3・2・2指先の移動距離 3名の被験者の水平,垂直方向におけるそれぞれの指先. の移動距離を表 lと表 2にまとめた. 運動の測定を行う.. 表 I 水平指先移動距離( 皿). 右上. 右 150mm. 平均. 標準偏差. A. B. C. 左上. 1 5 3. 1 1 4. 1 5 8. 1 4 2. 2 4. 左. 1 6 1. 1 4 1. 1 6 3. 1 5 5. 1 2. 左下. 1 8 6. 1 0 5. 1 4 3. 1 4 4. 4 0. 上. 1 9 8. 1 3 4. 1 9 7. 1 7 6. 3 7. 中. 1 8 8. 1 0 9. 1 9 5. 1 6 4. 4 8. 下. 2 2 0. 1 2 2. 2 2 0. 1 8 8. 5 6. 右上. 2 0 1. 1 2 9. 1 7 4. 1 6 8. 3 6. 右. 1 9 6. 1 2 8. 1 5 7. 1 6 0. 3 4. 右下. 2 1 6. 1 3 2. 21 5. 1 8 7. 4 8. 右下 150mm. 表 2 垂直指先移動距離 ( m m ) A. B. C. 平均. 標準偏差. 左上. 1 4 7. 1 6 1. 1 6 4. 1 5 7. 9. 左. 1 3 4. 1 2 1. 1 2 0. 1 2 5. 8. 左下. 1 5 2. 1 1 8. 8 3. 1 1 8. 3 5. 上. 1 4 7. 1 1 3. 1 4 8. 1 3 6. 2 0. 中. 1 6 2. 1 2 3. 1 1 4. 1 3 3. 2 5. 下. 1 3 8. 1 0 9. 1 2 7. 1 2 5. 1 4. 右よ. 1 2 4. 1 7 7. 1 19. 1 4 0. 3 2. 右. 1 6 2. 1 1 8. 1 4 1. 1 4 0. 2 2. 右下. 1 4 8. 1 3 6. 1 0 1. 1 2 8. 2 4. 図 7指先の直線運動. 図 8 マーカーの取り付け.

(5) 95. モーションキャプチャーを用いた人間上肢リーチング運動の計調u. また,水平,垂直方向の指先の移動E 鴎佐を図 9に示す.. EE) 叩 叩 岨図面総ボ探. 向の運動の方が感覚は正確だった.. 舶用. 向がある.平均移動E 硝住は 3人とも垂直の移動の方が 1 5cm に近かった.今回の測定では水平方向の運動より,垂直方. ;11. 水平方向の平均移動距離は垂直方向に比べ大きくなる傾. 2 5 0. ミ ↓ /. 最初に指先移動距離の水平と垂直のときでの違いだが, 水平は 150mmの基準距離よりも大きく動く傾向があり,垂. 5 0. 直では 150mm より小さくなるとしづ結果が出たこれは, 被験者の体内感覚が 150mmよりも大きい人が多かったので.~~ ~4t:~ . . " f , ' "" , , 4 t : " "* . 1 ; . メ J _" S - . t > ぷ J や V 令♂~-- 1;* A. はなし、かと考えられる.垂直で、はこれとは逆に,基準距離. 令 喰J. よりも移動距離が小さくなっていたこうなった原因とし. きがある.垂直では領域の 4隅でのばらつきが大きい.こ れは左側で体勢が不自然になることや領域が遠いことに よって上肢を動かしにくかったので、はないかと思う.. 3'2・3可操作度の結果 図 3のリンクモデルによって関節角度 。 ,8 , 2 83 , θ~, 8 , 仇 , 5 87を算出したのち,式 ( 13 )によって可操作度 W を求める.. . i : >. .~.+. 0 . 0 6. メ F 十. 体内感覚にずれが生じたのではないだろうか. 水平方向の運動を見ると,左側で相対移動距離にばらつ. J_>'. 図 9 水平・垂直方向での移動距離. て重力が考えられる.上肢を運動させるときに縦の移動で、 は重力に引っ張られて上に抵抗しようとする.このために. + .. .~ .~メ J ・メ .+・~~ .+・.~ ....~. 0 . 0 5 0 . 0 4. 左中. 。 ω. 左下 //. 0 . 0 2. 。 。. ~. 0 1. 。. 得られた異なる空間での可操作度結果の l例を図 1 0に示. ∞. 回. 、同一日一一~ーーー~,. 占. 叩. /. 1. 1 5 0. 2 0 0. 2 5 0. : r o. す可操作度のグラフに興味深し、傾向があった. 図 1 0に示す可操作度のグラフを見ると,指先が右に移 動するに従って可操作度が地加していることが分かる.左. ( a ) 左列の可操作度. 。 ω. 上. 列の可操作度は上肢を右に移動させると大きくなる .中列 ではあまり変化が無 く,右列になると左列ほどではないが. 0 . 0 5. 可操作度は変化して大きくなる.可操作度は関節角度の変. 0 . 0 4. 化に影響されるのでこれらの結果から,左列と右列でグラ. 。. フが変化しているのは上肢の関節角度に変化があったも のだと考えられる. 中列では上肢の正面に領域があり,移. 中. 0 3. 0 . 0 2. 'ー~-ーー、~内、ゐーv、-句-. 〆、、f、~司d一一}、-~一一一一一一. 動E 閣制汀印刷と小さし、ことから各関節をあまり 曲げる必 要が無かったので、変化が小さかったので、はないかと思う.. 4 考察. 0 . 0 1. 。 。. 下. ∞. 印. 1. 1 5 ) , 1 りまた,人間上肢のイ. 2 0 0. 2 5 0. 3 0. ( b ) 中間列の可操作度. 人間の上肢運動の生成に関しては,躍度モデ、ルや最ノl 、 と る理論による提案が報告された. 1 5 0. O . C 陪. 右上. ンピーダンス特性が体の中心に近づいていくほどインピ ーダンス楕円体が丸形状になることに対し,体の中心から. 0 . 0 5. 離れるほどインピーダンス楕円体の形状が細長くなるこ. 。 ω. とが分かった. l 作 2 0 ). これらの研究に対して本研究では, r 動. きやすい場所で上肢の運動精度は高し、jとし、う仮説を考え. J. て測定を行った. 上記の実験結果から分かるように 段で可操作度は最大とな っている. 〆. 右下. 叩ト. .., . . -. 、 仰. 川 ← ( ー ー ). 3つ全ての縦列の上 可操作度が大きくなっ. た原因としては, 領域が肩より上にあったので、上肢の関節 が開いていたからではなし、かと思われる.自然な姿勢がと れる中央部では可操作度が大きくなることで,中央部での 運動精度も良くなり,移動距離が 150mmに近くなる .逆に. 0 . 0 1. 。 。. 田. ∞. 1. 1 切. 2 0 0. ( c ) 右列の可操作度 図1 0 可操作度の実験結果. 2 5 0. : r o.

(6) 96. 近畿大学工学部研究報告. 4隅の領域では不自然な体勢となり可操作度が小さくなる. No. 4 3. ∞. 2 8. ことで,運動精度も悪くなり 1 50rrunから離れた数値になる.. ( 1 0 )山田大輔,中村裕介,原正之,黄健,薮回哲郎,可. したがって,測定結果が可操作度と運動精度の一定な関連. 操作度を考慮したフィンガ・アームロボットの協調的 ) , インピーダンス制御, 日本機械学会論文集 (C編. が示された.. O. 7 4 8, pp. 299 4 3003, 2 0 0 8 . 拘1.74N'. 5 . まとめ. ( 11 )有本卓,手の巧みさと解析力学:ベルンシュタイン間. 本研究では,上肢運動を測定するためモーションキャプ チャーを用いた測定システムを構築し,少数のマーカーと 上J 肢リンク 7自由度モデ、ルを併用する手法を提案した.肘 0. の 90 回転運動によって提案手法の有効性を確かめた.ま た,異なる空間で指先の直線運動を測定した.測定結果か ら,水平方向の運動より,垂直方向の運動が正確であった.. 4隅の箇所に運動精度のばらつきが大きくことに 対し,可操作度の高い中央部の場所において運動精度が比 較的に高いことを確認できた可操作度と運動精度の一定 な関連性を確認できた. さらに. 参考文献. 題(身体運動の謎)への挑戦,物性研究, NO '. 7, p p 6 2 5 6 5 5, 2004 ( 1 2 )ニコライ・ A・ベルンシュタイン(著) ,工藤和俊・佐々. 木正人(訳),デクステリティー巧みさとその発達,金 子書房, 2 0 0 3 . ( 1 3 )H回ng ,1 , . K' O s a k a , S .,I n lanmr , a Y and Yabu 民 T ., M鎚 s u r 即 1 e n t' O fD i s t a n ∞E r r o ri nReachingMO ' v巴ment. ' Of t h eHurnanHan dw i t h ' O u tUsingV is i ' O n , P r o c .O ' f29 血 A n n u a 1 In岡田. t i ' O n a 1 Co n f e r e n l ∞'O ft h e IEEE E1 ¥ 侶S, pp. 4866 4 869, 2 o o 7 .. ( 14 )Y' Oshikaw , a, . T Manipulab 血t yO ' fr o b o t i cm∞h a n i s m s, I n t .1 . fR ' O b o t i c sR,郎鎚r c 弘 、 ' < > 1 . 4, N' O . 2 , pp・ 3 .9,1 9 8 5 . ' O. ( 15 )F l a s , h T . and H' O ga n , N.,百1 ec o o r d i n a t i ' O nO ' f紅 m ( 1 ) N北 銅 山 丸 Y. 飢. d H組 出s , a H . , I n v,田e k i n e m a t i c s. ' O n sw i t hs i n g u l a r i t yr o b u s t n e s sf o rr o b o tmanip u 1 a t ' O r s o l u t i ∞n t r ' O l ,T r a n s . ASME ,1.町哩1 .S y S , . t Mωs. & C' O n 加 1 , 泊1.108, N' O . 4 , pp. l63-171 . 19 8 6 . t i b,0 .,Real ・ t i m eO ' b s t a c l eav ' O i d a n c ef O ' rm a n i p u l a ω I r s ( 2 ) Kha andmO ' b i l er o b o t s , I n t .1 .' O fR ' O b' O t i c sR,岱伺r c h , も ' < > 1 .5, N' O . l , p p . 9 0 ・ 98, 1 9 8 6 . ( 3 )M a c i e j側面, A .A . andK l e , n iC .A . ,O b s t a c l eav ' O i 必目白. e x p e r i m e n t a l l yc o n f i n n e dm a t h e n t a t i c a l. pp. l688・1703, 1 9 8 5 .. ( 16 )Un , O 'Y, Ka waω, M., andS u z u k i , R . , F' O r m a t i ' O nand∞n 仕 ' 0 1. ' O f' O p位n a l阿 e c t o r yi nh u r n a nm u l t i jO ' i n tam1mO ' vementO d e l ,BiO ' l ' O giω1 C y b e m e t i c s, mininmm t o r q u e c h a n g e m' V' 0 1 .6 1, p p . 8 9 1 0 1, 1 9 8 9 .. ( 1η H ' O gan ,N.,B包z i ,E . , Mussa-Iv a 1 d i,F .A .andF l a s , h, . T. f ' O r組n e m a t i c a l l yr e d u n 必n tm a n i p u l a t O ' r si nめ 岨amically. C' O n仕o l l i n gM u l t i j' O i n tM' O t ' O rBeha 吋 ' O r ,E x e r c .S p o r t sS c i .. v a r y i n gen 吋ronments,I n t .1 .' O fR' O b o t i c sR e s e a r c h,拘1. 4,. Rev . l5, pp. l53・ 190 ,1 9 8 7 .. N' O . 3 , pp. l09 ・ 1 1 7, 1 9 8 5 .. ( の L o e f f ,L .A .andS' O n i,A .H.,Ana 1 gO ' r i t h mゐrc ' O mpu 町 別i 伽 ω. ' O fam a n i p u l a t o ri nb e t w e e nO ' bs 国 l e s ,T r a n s .. ASME ,1 .' O fE n g .f ' O rI n d t 路 町 , V' 0 1 .97,N' O . 3 , pp.836・ 842 , 1 9 7 5 . Ot 司 e c t -Le v e lFramew ' O r , kI n t .1 .' O fRO ' b' O t i c sRes 伺 r c , h. 泊1.14, N' O . l , pp. l9 3 6, 1 9 9 5 . M e l c h i ' O r r i ,C .andSa 1 i s b u r y , , . 1 Expl ' O i 伽1 9也.eR , 吋m 白 ncy. ' O faHandannR' O b o t i cS y s t e , m1 ¥ 征r A . I .Mem , O ' N' O . l261, 1 9 9 0 .. 回 n ,B ., . T H凶 ng, J ., H a r 叫 a , M.組 dYabu 民T ., C' O n回 l ' O f (ηQ aMaαo Mi c r oR' O b o tSystemUsing陥 血p 由b i l i t y' O f白E. Mi c r oR' O bo ,t JS恥伍In t e m a t i ' O n a 1J ' O u m a l( C ) , 、 拍 ' < > 1 . 49N' O . 3 p p . 8 9 7 9 0 4 , 2 0 0 6 .. ( 8 ) クワンB.T.,原田実,黄健,薮田哲郎,可操作度を用 いたロボットの協調制御による自然な運動機能の生 成,. 鈎 I v a 1 d i ,F .A . , H' O gan ,N.組 dB i z z i,E .,N e u r a land ( 1 8 )Mus. geom 巴 : t r i c白C旬' r ss u b e r v i n gam1p o s 旬r e ,1 .Neur O ' s c i e n c e, V' 0 1 .5, p p . 2 7 3 2 2 7 3 4 , 1 9 8 5 .. ( 19 )Ts 吋i ,T .,1 ω,K,N a g a n r n c h i ,M. and I k em O ' , t O ' T .. Im p e d a n c eR e g u l a t i ' O ni nmucul o m' O t ' O r∞n仕0 1s y s t e mand. ( 5 ) K l 1 a t i b ,0 .,In剖a lP r ' O p剖 e si nR' O b o t i cM a n i p u l a t i ' O n :An. の (. O v e m e n t s :組 m'. model ,百1 e J ' O umal O ' f Neur O 's c i e n c e , V' 0 1 .5, N0 ' 7,. 日 本 機 械 学 会 論 文 集 (C) 泊1.73 N' O. 7 3 3,. pp. 2551-2560, 2 0 0 7 . ( 9 ) 黄健,中村裕介,山田大輔,原正之,薮田哲郎,冗. 長ロボットの構造階層化を用いた運動市I J f i 卸,計測自動 O . l2, p p . 1 0 1 2 1 0 1 4 , 制御学会論文集(特集号),拘1.44N'. 也. e mar 叩凶a t i ' O n ab 出t yO ' f血eendp o i n t ,T r a n s . SICE ,. V' 0 1 . 24 , N' O . 4 , pp. 385-392,1 9 8 8 . ( 2 0 )Ts 吋i , , . T Go , t O 'K . ,I t o, K .andNaganrnchi,M.,E s t i m a t i O ' n. ' Ofhurnanhandi n 1 p e d a n c ed u r i n gm a i n t e n a n ∞'O fpos 知民 T r a n s .SICE , V' 0 1 .30, N' O . 3 , pp. 31 9 ・ 328, 1 9 9 4 ..

(7)

参照

関連したドキュメント

仏像に対する知識は、これまでの学校教育では必

作品研究についてであるが、小林の死後の一時期、特に彼が文筆活動の主な拠点としていた雑誌『新

 基本的人権ないし人権とは、それなくしては 人間らしさ (人間の尊厳) が保てないような人間 の基本的ニーズ

Scival Topic Prominence

日本語で書かれた解説がほとんどないので , 専門用 語の訳出を独自に試みた ( たとえば variety を「多様クラス」と訳したり , subdirect

 このようなパヤタスゴミ処分場の歴史について説明を受けた後,パヤタスに 住む人の家庭を訪問した。そこでは 3 畳あるかないかほどの部屋に

自分ではおかしいと思って も、「自分の体は汚れてい るのではないか」「ひどい ことを周りの人にしたので

世界規模でのがん研究支援を行っている。当会は UICC 国内委員会を通じて、その研究支