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声やうごきであらわそう「名前を見てちょうだい」2

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Academic year: 2021

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第2学年

国語科学習指導案

1 単元名 声や うごきで あらわそう 「名前を 見て ちょうだい」 2 指導観 ○ 本学級の子どもたちは、「風のゆうびんやさん」で言葉のまとまりに気をつけて、声に出して読む学 習をしてきている。また、「お手紙」では人物がしたことの順序やその時の様子に気をつけて読む学習 をしてきている。しかし、ただ大きな声ではっきりと音読するということが多く、登場人物の表情や口 調などを具体的にイメージしながら音読することはできていない。そこで、文章の内容と自分の体験を つないで、想像を広げたり理解を深めたりすることができるこの期に本単元を取り上げる。そして、登 場人物の行動や会話について何をしたのかやなぜしたのかなどを具体的に思い描きながら、豊かに声や 動きで表現することができるようにする。このことは、音読劇という言語活動を通して、場面の叙述に ついて対話によって自分の考えを広げたり深めたりする上で意義深いと考える。 ○ 本単元の教材「名前を見てちょうだい」は主人公のえっちゃんが、風にとばされた帽子を他の登場人 物から取り返しながら、現実の世界から不思議な世界へ、そしてまた現実の世界に戻るというファンタ ジー作品である。風が吹くことによって場所が変わり、帽子を追う過程で登場人物たちがとぼける場面 がユーモアを交えて繰り返されている。「それ、あたしのよ」「名前を見てちょうだい」「へんねえ」な どの会話文も繰り返され、物語は進行する。しかし、大男の場面では、繰り返しが一転する。帽子だけ でなく名前も食べる大男と会ってきつねと牛はあわてて逃げだす。それに対してえっちゃんは、怒りを あらわにして帽子を取り返しにかかる。両者は対比的に書かれており物語の展開の面白さを感じながら、 読者は読み進めることができる。「きりりと見上げ」「湯気がもうもうと」などの叙述は、子どもに登 場人物の様子や行動の理由を豊かに想像させ、声や動作などによって表現することを楽しめるものであ る。以上のことから本教材は、場面の様子に着目しながら登場人物の行動を中心に想像を広げ、そのこ とを音読劇で表現するのに適した教材であると考え、本単元を設定した。このことは、第3学年「もち もちの木」で、中心となる人物について考え、その人物らしさが表れるように音読を工夫して発表する 学習へと発展する。 ○ 本単元の指導にあたっては、声や動きで様子を表現することに関心を持ち、主体的に場面の様子に着 目しながら人物の行動や会話について想像を広げ、声や動きで表現しながら、自分の考えを深めたり広 げたりすることをねらいとしている。そのためにまず「つかむ段階」では、昨年度、2年生からして もらった本教材の音読劇を提示することにより物語を声や動きで表現することに関心を持ち、自分た ちも1年生に発表したいという意欲と目的意識を持つことができるようにする。また登場人物と場所 を問いながら場面わけを行うことにより、内容の大体をとらえることができるようにする。「つくる段 階」では、場面ごとにくり返される人物の行動や会話に着目させることにより、登場人物の様子につ いて想像を広げ、声や動きで表現する音読劇ができるようにする。具体的には、言葉を置き換えたり、 言葉を隠したりして、登場人物の行動や会話に目を向けさせ、登場人物の気持ちや表情や声などを考え ながら音読劇ができるようにする。「いかす段階」では、「つくる段階」での読みやショート音読劇を 活かして音読劇発表会を行うことにより、互いの動きや声での表現を交流しあい、物語を楽しむことが できるようにする。 3 目 標 ○ 物語の世界を声や動きで表現することに関心を持ち、主体的に場面の様子について読んで考えたこと を交流したり音読劇にしたりしようとする。 【関心・意欲・態度】 ○ 登場人物や場所に着目しながら場面わけをし、えっちゃんとえっちゃんが出会った人物の行動や会話 文をもとに、人物の気持ちや表情、声を想像しながら読むことができるようにする。 【読む能力】 ○ 主語と述語の適切な係り受けについて意識しながら読むことができるようにする。 【言語についての知識・理解・技能】

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4 単元指導計画(15時間) 段階 配時 学 習 活 動 具体的な手立て 1 題名や初発の感想から単元のめあてをつくり、学習の見 ○ 赤い帽子を見せたり、昨 通しを持つ。 年度の2年生の音読劇を見 つ ② (1)おもしろかったことや不思議だなと思ったことから単 せたりすることで、帽子を か 元のめあてをつくり、学習の見通しを持つ。 使って動きながら読む音読 む なぜ、えっちゃんは大きくなったのかな。えっちゃんを 劇を自分たちも1年生に見 中心に登場人物の気持ちや表情、声を想像しながら読み、 せたいという目的意識を持 3 読んだことをいかして音読劇をしよう。 つことができるようにする ① (2)話に出てくる登場人物と場所を問いながら確認し、場 ○ 出てきた人物と場所の変 面わけをして物語の内容の大体を理解する。 わり目に着目させることに より場面をわけることがで きるようにする。 2 場面ごとに、人物の行動や会話に着目しながら、登場人 物の気持ちや表情、声の想像を広げ、声や動きで表現する ○ 様子を表す言葉を別の言 音読劇をする。 葉に置き換えることにより ① (1)第1場面を読み、えっちゃんが帽子をもらい、とても 人物の様子を想像できるよ 喜んでいる様子を想像しながら音読劇をする。 うにする。 つ ① (2)第2場面を読み、えっちゃんが大切な帽子が風にとば ○ 様子を表す言葉を動作化 く され、必死に追いかける様子を想像しながら音読劇をす することにより、人物の様 る る。 子を想像できるようにする。 ② (3)第3場面を読み、きつねと出会ったえっちゃんが、名 ○ 様子を表す言葉を隠すこ 8 前を見てちょうだいと言っているときの様子を想像しな とにより人物の様子を想像 がら音読劇をする。 できるようにする。 ① (4)第4場面を読み、牛と出会ったえっちゃんが、名前を ○ 様子を表す言葉を別の言 見てちょうだいと言っているときの様子を想像しながら 葉に置き換えることにより 音読劇をする。 人物の様子を想像できるよ (5)第5場面を読み、えっちゃんがきつねと牛と一緒に大 うにする。 男と出会い、立ち向かいながら帽子を取り戻すまでの様 ○ 様子を表す言葉を動作化 子を想像しながら音読劇をする。 することにより、人物の様 ① ○ 第5場面の前半・・・きつねと牛が逃げていく場面 子を想像できるようにする。 ① ○ 第5場面の後半・・・えっちゃんが大男に立ち向か ○ 様子を表す言葉を別の言 本 う場面 葉に置き換えることにより 時 人物の様子を想像できるよ ① (6)第6場面を読み、帽子を取り戻したときのえっちゃん うにする。 の様子を想像しながら音読劇をする。 ○ 様子を表す言葉を動作化 することにより、人物の様 子を想像できるようにする。 い 3 音読劇発表会をして互いの音読劇を鑑賞しあう。 ○ 今までの学習の本文の掲 か ③ (1)学級を場面ごとにグループわけして、登場人物とナレ 示を振り返ることで、登場 す ーターで役割を分担し、発表会に向けて練習する。 人物の気持ちや表情、声を 4 想像しながら音読劇ができ ① (2)1年生に音読劇を発表する。 るようにする。 5 本 時 平成29年◯月◯日(◯) ◯校時 2年◯組教室に於いて 6 主 眼 ○ えっちゃんの絶対に帽子を返して欲しいという強い思いをえっちゃんの様子から想像し、大男に立ち 向かっていったところを表情や声で表現することができるようにする。 ○ えっちゃんの様子を表す言葉が別の言葉に置き換えられた本文を読み、なぜその言葉ではいけないの かをペアで考えたり、なぜきつねや牛と出会った時と違って大男と出会った時だけ強く怒っているのか について話し合ったりすることで、大男がえっちゃんの言うことを聞かずに、帽子だけでなく名前まで 食べたことに対してとても怒っているえっちゃんの様子を想像できるようにする。 7 準 備 (教師)拡大本文、言葉が置き換えられた文、学習ノート

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8 本時展開(10/15) 段階 学習活動 具体的な手立て つ 1 本時学習のめあてをつかむ。 か ○ 大男と出会いきつねと牛が帰っていく前時の場面を振 ○ 本時の場面の中で、音読劇に む り返り、本時場面の本文と挿絵を見ながら、本時場面 したらおもしろそうなところは (第5場面後半)を確認する。 どこかを問うことで、えっちゃ ○ 本時場面の中のどの部分を音読劇してみたいかを考え んの気持ちがよく表現されてい 本時学習のめあてをもつ。 る文に着目し、その文をみんな 「あたしのぼうしをかえしなさい。」を言ったときの で音読することにより本時のめ えっちゃんの気もちやひょうじょう、声をそうぞうしな あてをつかむことができるよう がら音読げきをしよう。 にする。 見 2 本時学習の見通しをもつ。 通 えっちゃんの気持ちは、えっちゃんのや様子を表す言葉と会話文から想像す ○ 教室に掲示している本文を振 す ることができたな。 り返ることで見通しをもちやす 3 本文の中の様子を表す言葉が別の言葉に置き換えられた くする。 つ 本文を読み、なぜ置き換えられた言葉ではいけないのか考 く え、交流する。 る ○ 会話文が入れ換えられた本文を音読し、正しい言葉を ○ えっちゃんの体の様子やした 出し合う。 ことを表す言葉を怒っている様 子が伝わらない言葉に置き換え た文を提示し、出し合った正し い文を横に掲示することで、2 つの文の違いを比べながら考え ることができるようにする。 ○ どうしてその言葉ではいけないのかについてペアで話 ○ なぜ置き換えた言葉ではいけ し合い、自分の考えを書き、全体で交流する。 ないのかを考え交流することで、 えっちゃんの大男に対する強い 怒りと絶対に帽子を取り返した いという思いに気づくことがで きるようにする。 深 4 えっちゃんは、なぜ、きつねや牛と出会ったときと違っ ○ きつねや牛は行ったが、大男 め て、大男にとても怒っているのかについて話し合う。 が行っていないことを問うこと る ・大男はお母さんが刺繍してくれた名前がついている大事な帽子を、食べて で、えっちゃんが「名前を見て しまったから。 ちょうだい」と訴えたのに、そ ・「名前を見てちょうだい」と言ったら、きつねと牛は言うことを聞いて名前 れを聞かずに帽子を食べた大男 を見たけど、大男は言うことを聞かないで、名前を見ずに帽子を食べてし の理不尽さに対して怒っている まったから。 ことをとらえることができるよ ま 5 みんなでショート音読劇をして、本時学習をまとめる。 うにする。 と ○ えっちゃんがすごく怒っている気持ちや表情、声を想像 ○ 牛と出会った場面の一部を音 め しながらショート音読劇を行い、感想を交流しながらまと 読劇させた後に本時場面の音読 る めをする。 劇を仕組むことで、えっちゃん えっちゃんが、名前を見てくれなかった大男にとてもお の大男に対する強い怒りを表現 こっていることがよくわかるように、おこった顔をしてつ することができるようにする。 よい声で音読することができた。 ○ 本時学習をふりかえる。 ①分かったこと ②友だちの良かったこと ③次の学習でしたいこと ○ 振り返りの観点を示しておく ①えっちゃんが、どうして大男にだけとても怒っているのかよく分かった。 ことで3つの観点の中から選ん ②○○さんの劇の時の表情がとてもおこっている顔で良かった。 で振り返りができるようにする。 ③次の時間は、帽子が返ってきて喜んでいるえっちゃんの劇をしたい。 えっちゃんの体から いいにおいがふわっとしてきました。 えっちゃんの体から 湯気がもうもうと出てきました。 もみじのようなてのひらをむねにあてて 言いました。 たたみのようなてのひらをまっすぐのばして言いました。 ・えっちゃんは怒っているのだから、「いいにおいがふわっと」では怒って いる様子が伝わらない。 ・湯気がもうもうと出るくらい怒っていないと、ぐわあんと大きくなれな い。 ・てのひらを胸に当てても、怒りが伝わってこないから。 ・怒っていて大きくなっているのだから、もみじのような手のひらでは、 小さすぎる。 ・帽子を返してほしいと怒っているのだから手を伸ばさないと返してほし いという気もちが伝わらないから。

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